第62回試験で合格された方の合格体験記
令和6年度第1回試験(第62回試験)では、当塾から59名様の合格者が生まれました。(開塾以来、最高記録です。)
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原則として原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。
■Nさん(男性・30代・関西地方・マスコミ関係)
■宇井星日さん(女性・18歳・愛知県・私立高校3年)
■Y.Kさん(男性・50代前半・国家公務員(道路行政))
■Tさん(男性・50代・東海地方・会社員(メディア・広告系))
■Bさん(男性・40代・東京都・会社員(情報システム関係、気象とは無関係))
■Fさん(男性・40代・福岡県・報道関係)
■Kさん(男性・51歳・長野県・地方公務員(技術系職員))
■Oさん(男性・40代・埼玉県・生命保険会社勤務)
■かきさん(男性・22歳・宮城県・国立大理学部地学系学科4年)
■Mさん(男性・32歳・北関東・中学校教諭(理科))
■Dさん(男性・60代・首都圏・会社役員(気象とは無関係))
■Rさん(男性・65歳・東京都・無職(第60回までは窯業メーカー勤務 技術系))
■Lさん(男性・30代・静岡県・ヘリコプターの操縦士)
■Kさん(男性・66歳・岐阜県・無職(元地方公務員))
■Nさん(男性・48歳・大阪府・消防士(隔日勤務))
■Eさん(女性・24歳・東海地方・フリーター)
■Vさん(女性・20代・東京都・教育関係)
■T.Hさん(男性・33歳・愛知県・地方公務員(事務系))
■K.Kさん(男性・30代・関東地方・地方公務員)
■みかんさん(女性・20代・埼玉県・宇宙航空会社勤務)
■RMさん(男性・30代・東京都・金融機関勤務)
■Y.Oさん(男性・40歳・兵庫県・製造メーカ勤務(事技職))
■Nさん(男性・50歳・東京都・地方公務員(事務職))
■Aさん(男性・20代・関東地方・新聞社勤務)
■Sさん(男性・50代・東京都・国家公務員(一般事務))
■Iさん(女性・40代・福岡県・地方公務員(事務系))
■Gさん(男性・30代・九州地方・会社員(航空関係))
■Cさん(男性・30歳・福島県・放送局報道)
■Hさん(50代・東海地方・マスコミ関係)
■Jさん(40代・千葉県・エレベーター、エスカレーターのメンテナンス、検査、故障修理業務)
■Qさん(男性・30代・関東・半導体メーカー勤務(研究開発職))
■Zさん(男性・68歳・神奈川県・施設警備員)
■S.Oさん(男性・75歳・引退した歯科医師口腔外科医)
■Pさん(女性・20代・マスコミ関係)
■Uさん(女性・20代・埼玉県・飲食業)
■ゆずさん(男性・25歳・東京都・エネルギー会社勤務)
■Yさん(女性・30代・福岡県・主婦)
■Fさん(男性・20代・中部地方・放送局勤務アナウンサー)
■S・Rさん(男性・25歳・山梨県・中学校理科教師)
■Wさん(男性・30代・広島県・放送局記者)
■αさん(男性・20代・静岡県・会社員)
■βさん(男性・50代前半・静岡県・アプリケーションエンジニア、プロジェクトマネージャ)
Nさん(男性・30代・関西地方・マスコミ関係)の合格体験記
わたしは、2023年の春から、気象予報士試験に向けての勉強を始めました。まずは学科試験の合格を目指し、全く別の講座を利用して勉強していました。
2024年1月の試験で学科2科目に合格し、実技試験に向けての計画を立てようとさまざまな講座や参考書に目を通しました。多くの講座は、オリジナル問題の演習を行うという方針でした。過去問も併せていくつか解いてみたのですが、オリジナル問題は、どうしても過去問とは違う毛色の問題が多く、「これはきっと覚えなくていいのではないか?」という内容も散見されました。
そこで、受講はやめて、過去問とその解説をまとめている参考書を購入し、一度独学で進めてみることにしました。これがあまりにも難しいのです。わからなかった問題の解法を文章から読み取ることは至難のわざです。1問を理解するのに、かなりの時間を要しました。かなりの時間を費やしてもなおわからない問題も、たくさんあるのです。
そのタイミングで藤田さんの講座を知りました。ここが運命の分かれ道でした。はじめは、過去問演習に特化しているとのことで、なんとなく自分の方針に合うのでは?と始めてみた程度でした。しかし、ここからは驚くほど勉強がはかどりました。
まず何より素晴らしいのは、やっていくべきことを、最初に明確に示してくださること。「7-8年分の過去問を徹底的に理解する」という目標。もちろん、多くの時間と労力を要するのですが、裏を返せば、それだけをがむしゃらに進めればいい。モチベーションがかなり上がります。そして、計画も非常に立てやすくなります。
そして、解説が本当にわかりやすい。参考書の解説を読んでいたときよりはるかに速く理解を進めることができました。「かゆいところに手が届く」とはまさにこのことです。過去問の演習を進めていくうちに、面白いぐらいに解ける問題が増えていきました。
さらに最も魅力だとわたしが思うのは、質問に対する返答のはやさです。藤田さんは、「友達だったかな?」と錯覚してしまうほど、返事がはやいのです。そして解説も的確なのです。返事が遅れてしまうような時期には、事前に告知してくださる丁寧さもまた魅力です。
とにかく受講をしていると、たくさんの受講生がいるはずなのに、まるで藤田さんがマンツーマンで自分だけにつきっきりで教えてくださっているのではないかと錯覚してしまうほどでした。
試験直前には直前講義もあり、本番に臨む心構えも教えてくださいます。当日、実技2の最後の大問がかなり難しく、また時間も迫っている中で相当焦っていました。そのときに藤田さんの、「手もつけられない問題は必ず出る。それは誰にも解けない。そこでは差はつかない。過去問演習を通して理解したことを用いて解ける問題をいかに落とさずに答えられるか」という言葉を思い出し、残り少ない時間で、キッパリと問題の取捨選択ができました。正直諦めそうになっていたんですが、その言葉がわたしの背中を押し、最後の数秒まで、解けそうな問題だけに取り組みました。直前講義がなければ、この判断もできていなかったかもしれません。
挙げればキリがないほど、魅力的な講座です。まわりの方に聞いてみても、実技試験対策に、ここ以上のところはないんじゃないかと思います。
正直、わたしも初めて拝見したとき、手作り感のあるホームページで、「大丈夫なのかな?」と思っていました。断言します。絶対に大丈夫です!今思えば、ホームページにも藤田さんの丁寧さが詰まっているなと感じます。
あのときこの講座に出会って、本当に本当によかったと心から思います。
宇井星日さん(女性・18歳・愛知県・私立高校3年)の合格体験記
【きっかけ】
以前から北海道の雪害や交通障害に関心があり、それらを解決するためにはまず気象を学ぶことが必要だと感じたためです。
気象予報士が難しいことは知っていましたが、受かれば人生が大きく開けるのでは、という期待もありました。
【戦歴】
59回試験の3ヶ月前(2022年10月頃)より勉強開始。
一般 | 専門 | 実技 | |
59回 | ×(10点) | 未受験 | 未受験 |
60回 | ○(11点) | ×(点数不明) | 未受験 |
61回 | 免除 | ○ (14点) | 未受験 |
藤田塾入塾、実技試験対策講座のみ | |||
62回 | 免除 | 免除 | ○ |
【勉強方法】
学科実技共に、私は「疑問を残さない」ことを最重要視していました。何度もメールで質問をし、疑問を納得に変えました。返信が非常に迅速であったことも疑問の解消に大いに役立ったと思います。理解が進めば違った疑問も出てきますが、その都度質問に応じて頂き感謝をしております。藤田先生の明瞭な物言いは時に胸にささることもありましたが、それ以上に分かりやすく非常に勉強になりました。
学科
一般→全くの初学者であったため、取っ掛かりやすいと評判の「イラスト図解 よくわかる気象学」を最初の1冊目に選びました。
この参考書は分かりやすいものの、過去問題を参照するともう1冊難易度の高い参考書が必要と感じ、「らくらく突破」とインターネット上で評判の「一般気象学」を買い足しました。
結局一般気象学は難しいすぎるため(今でも理解ができません)
らくらく突破をメインに繰り返し熟読し、該当箇所の過去問を解く
という流れを繰り返しました。その甲斐あって3ヶ月ほどで最初の一般受験(59回)はそれなりに手応えを感じましたが、1点足りず不合格に。敗因としては見たことのない問題に関して考えることを放置していたことだと思います。
翌60回の試験では当然のことですが、「どんな問題が出ても諦めない」を胸に刻み、ボーダー丁度の11点で合格しました。
専門→59回試験では試験準備が間に合わないと判断し、全く手を付けていませんでした。
一般で分かりやすかった中島俊夫先生の「よくわかる気象学」の専門版を手始めに、「らくらく突破」も購入しました。
気象庁のホームページからダウンロードした予報技術の資料などをチェックし試験に臨みました。
60回試験では一般にリソースを割きすぎたため予想通り不合格でしたが、専門一本に絞った61回試験では14点で合格しました。不正解の1問は衛星画像の問題で、最後の2択から絞り切れませんでした。(が、合格したので良かったです。)
実技→1月の試験の数日後に入塾。まずは講義をひととおり視聴することを目標に、移動中や帰宅後にせっせと勉強していました。
しかし計画的な受講は頓挫し、基礎が揺らいだまま過去問に手を出して、少しは解けて調子に乗り、ますます基礎固めを疎かにする日々を繰り返しました。
学校の定期テストも終わり、危機感を感じた7月上旬から準備編の受講と過去問演習を並行して進めるようになりました。
とはいえ、過去8年分、つまり32回分の完全理解は時間的に厳しかったです。当初は8年分を10周しようと意気込んでいましたが最終的に取り組めたのは3周ほどでした。それでも1問1問に真摯に向き合い、可能な限り間違いを理解へと変えていったことが勝因かなと振り返って思います。
【苦しい時に乗り越えられた秘訣】
私が誰にも負けないと言えることは、気象予報士になって実現したい明確な社会が見えていたことです。
念頭にあったのが、知人から聞いた「目的があってこそ、目標がある」という言葉です。
私はどうしても雪害を無くしたい!という想いがありました。観光客もそこに住んでいる人も、気象災害で被害を受けるなんて悲しいことはあってはいけないという強い信念、つまり目的があります。
「それを完遂するためには気象予報士は乗り越えなければいけないハードルであり、逃げたら一生この目的は果たせないのだ。」と何度も何度も自分に言い聞かせ、最後まで精一杯頑張り抜くことができました。
【やるべきではないこと】
生活習慣を乱すな、ということです。
幸か不幸か、実技試験の約1ヶ月前より夏休みに入り、生活習慣が大きく乱れたのは本当に反省しています。
その日のノルマが終わらず、朝の3〜4時ごろまで勉強を続け、リビングで仮眠をし、日中はゆるやかに勉強をしていました。日中に勉強すれば良かったのですが、眠気によりそれもままならず、悪のスパイラルを断ち切れませんでした。これは試験当日まで続き、当日も2時間睡眠で愛知から大阪へ向かったことを覚えています。受験生がこのような生活を続けているのならば、今すぐ生活習慣を整えてください。第一、自分自身も辛いですし、日中に予定を入れて寝坊するなど他人にも迷惑を掛けてしまいました。(この場を借りてお詫び申し上げます)
【最後に】
余談ですが、実技試験当日、列車が前日の大雨により不通でした。代替案で他の鉄道会社を用いましたが、気象はこうも人に大きく影響を与えるのかと強く実感しました。気象予報士になり安全な社会に貢献したいのだと初心を思い出すことができました。当日の朝に見た綺麗な朝焼けも、友人から激励メールが来た嬉しさも、昨日のことのように思い出します。
合格後、多くの方におめでとうと声を掛けていただきました。周囲の人に恵まれたと思います。
この良い結果に至ったのは熱心にご指導いただいた藤田先生、応援をしてくれた周囲の人のお陰であります。
お世話になった全ての大切な人が安全に暮らせる社会を守るべく、気象予報士の一員としてこれから活躍をしていきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
皆様の合格を心より祈念いたしております。
Y.Kさん(男性・50代前半・国家公務員(道路行政))の合格体験記
1 気象予報士を目指した理由
私は、国土交通省の出先機関(道路部局)で働く50代前半の国家公務員です。
子供の頃、気象に興味があり、気象学に関する本を読んだり、気象通報を聴いて天気図を書いたりしていましたが、大学生、社会人となるにつれて、いつしか気象から興味関心が離れていました。
40代半ば頃、国道事務所で大雨や大雪による通行規制等に関する業務を担当し、民間気象会社から提供される特定向け予報を活用することとなり、再び気象への興味関心に目覚めました。
また、民間気象会社から国道事務所に提供される特定向け予報について、予報の根拠が分かれば、通行規制等の要員をより一層機動的かつ効率的に配置できるのではないかとの思いも膨らんできました。
そこで、一念発起して気象予報士を目指すこととしました。
2 合格に向けた勉強方法
社会人で勉強時間に限りがあるため、①受験のプロの指導が期待できること、②基礎(本質)を分かりやすく教えてもらえること、③記述式の実技試験の添削指導が充実していることの3点から、藤田先生の気象予報士塾を受講することとしました。
一般知識試験と専門知識試験については、主に通勤電車(片道約1時間)内で、藤田先生のテキスト購読と動画視聴を行い、内容を理解した後、平成21年以降の過去問演習を繰り返しました。
一般知識試験と専門知識試験は、ノートと鉛筆が無くても解ける問題が多く、駅のホームや通勤電車で立っている間も過去問演習を進めることができました。
どうしても計算が必要な過去問は、電車内で着席できた際にノートを開き演習を進めました。
通勤電車を活用した勉強習慣を継続できたことが、一般知識試験と専門知識試験の突破につながったと思います。
また、実技試験についても、主に通勤電車内で藤田先生のテキスト購読と動画視聴を行い、内容を理解した後、スマホのアプリ等を利用して天気記号等の暗記学習を進めました。
もっとも、実技試験の答案作成演習は、通勤電車内では振動が大きく困難なため、15分(実技試験の解答用紙1枚分の目標時間)以上の隙間時間があったとき(主に昼休みと就寝前)に、機会を逸することなく取り組んでいました。
実技試験の答案作成演習についても、平成21年以降の過去問演習を2周しました。1周目はポイントを外した解答しか書けず、気象業務支援センターの模範解答をなぞって学習する状態でした。2周目は難しい問題でも自分なりのロジックや根拠をもって解答することを心掛け、藤田先生の添削を受けました。解答添削では、単に〇(適切な解答又は正答の範囲内)、×(正答の範囲外)を判定してもらうのではなく、自分なりのロジックや着目した根拠のどこに誤りがあるのか藤田先生に再質問を繰り返しご指導頂きました。
合格した今、振り返ってみると、上記のような藤田先生とのやり取りが実技試験突破につながったと思います。
3 まとめ
私が気象予報士試験に合格できたのは、①藤田先生の気象予報士塾を受講したこと、②通勤時間を活用した勉強習慣を継続できたこと、③実技試験の解答添削で自分なりのロジックや着目した根拠のどこに誤りがあるのか藤田先生にご指導を頂いたことの3点だと思っています。
藤田先生には、この場をお借りして感謝申し上げる次第です。ありがとうございました。
Tさん(男性・50代・東海地方・会社員(メディア・広告系))の合格体験記
【受験のきっかけ】
職場で災害関連の事柄を扱うことがあるため、自分自身の知識の向上と今後のキャリアのために受験を決意しました。「気象予報士」という肩書があると、同じことを指摘しても信頼度が違うため、絶対に取りたい資格だと思いました。
【受験歴】
一般 専門 実技
55回 × × ※このころに藤田塾に入塾
56回 未受験
57回 〇 〇
58回 未受験
59回 ×
60回 未受験
61回 〇 〇
62回 〇 完全合格
受験歴をご覧いただいてお分かりのように私は、「未受験」が何度かあります。仕事と予報士試験が重なることが多く、年に1回しか受験できないことが続きました。このような環境下でも何とか合格したいと思い、ネットで藤田塾を見つけて受講しました。
【勉強時間&捻出方法】
時間を決めるというよりも、きょうはここまでやろう、と目標を立てて勉強し、最後に藤田さんへの質問を送る、という毎日を繰り返しました。結果的に平日は2時間ほど、休日は3~4時間ほど勉強しました。仕事が忙しい時期もあったため、勉強時間は主に仕事が終わってからの夜遅い時間が中心でした。「毎日必ず、少しは勉強する」ことを心掛けました。
【勉強方法 学科】
「過去問題は最強の教材」です。過去問題を解き、分からない点は藤田さんに質問しました。その後、「できる問題」と「できない問題」に仕分けをして「できない問題」を中心に問題を切り取って、テーマごとに分類してノートに貼りました。できるだけ多くの過去問題を整理したので作業はとても大変でしたが、「自分用の精選問題集」となり受験勉強の効率化、課題の可視化につながりました。私は一般知識の計算系が苦手でした。計算系の問題は基礎を押さえて、それ以上は深入りせず、「難しい問題は捨てる」ことにしていました。苦手分野に時間をかけるより、得意分野をより完璧にする方が合格への近道ではないか、と考えました。
【勉強方法 実技】
実技は最初の段階では問題を解くのにとても時間がかかったので、過去問題の「問1」のみを中心にやりました。その後、問題を解き進めるのと同時に、「台風」「温帯低気圧」「梅雨」「大雪」などの気象パターンの基礎を藤田さんのテキストで学びました。徐々に問題を解く時間が速くなりました。全問題を75分程度で解けるようになったら「実技への挑戦権を獲得した」レベルだと思います。あとは「確実に取れるところは取りこぼさない」「時短ができる問題(距離・速度計算・エマグラムなど)はロスなく解く」「作図の攻略」「難しい問題を見極めて捨てる」という項目を意識して得点アップにつとめました。大事なのは、「速く解こうとしない」「問題とケンカしない」ことだと感じました。力がつけば初見の問題も75分程度で解けるようになると思います。藤田さんの講義をオプションも含めてすべて視聴し、分からない問題はすべて質問しました。長い道のりですが合格のコツは「コツコツ基礎を積み上げること」。それ以外に道はないと感じました。
【62回試験の実技】
61回試験を演習し、「実技1は比較的基礎的な問題、実技2は中盤に難しい問題が来るのでは」と何となく流れを描いていました。実際にそれに近い内容だと試験を受けつつ感じました。実技1でコツコツと点を積み重ねていたつもりだったので、実技2の中盤では思い切って飛ばした問題もありました。その時、焦ることなく「とりあえず最後までやって時間があったら戻ってこよう」と考えることができました。自己採点をすると、実技1の雨量の計算を間違えており、簡単な問題で2点失点していたので「不合格かな」と思い、合格発表まで毎日勉強を続けました。合格の知らせを見た際は、実感がわくまで時間がかかりました。
【挫折をどう乗り越えたか】
しんどい時は勉強を少し休んだうえで「本当に気象予報士になりたいのか。失敗しても合格まで続けられるか」と何度も自分に問いかけました。学科の免除が切れた際にはやや凹みましたが、「絶対に合格する」というモチベーションがあったので続けられました。
また、私は年に1度しか受験しかできなかったので、学習方法についても藤田さんに相談して、アドバイスをいただきました。他の合格者の皆さんは、藤田さんの質問への回答が素早いことを書かれています。それもまさにその通りですが、私は勉強方法についてのアドバイスもとても参考になり、励みになりました。
【「初老受験生」若い受験生に負けない勉強方法は?】
気象予報士の試験は年々、問題の量が増える傾向にあるような気がします。細かい作業も多く、これは私の個人的な見解ですが「若い人の方が有利だな」と感じます。「若い受験生とどう対峙するか」。これは私の個人的なテーマでした。私は受験勉強を始めた当初、自分が若いころの勉強方法と同じやり方をしていました。どんどん問題をこなし、暗記事項をどんどん詰め込んでいくやり方です。ある時、これがうまくいかないことに気が付きました。記憶力が落ちているので、暗記しても忘れてしまいます。そこで暗記すべきものは1冊のノートにまとめて、試験の直前に集中的に勉強することにしました。試験の少し前の期間は、過去問題のテーマや考え方を理解することに注力しました。試験日をターゲットにピークを持って行くことがとても重要で、そうすれば若い受験生の皆さんにも対峙できると考えました。
【藤田塾の思い出】
気象予報士の勉強をしているさなかの2022年4月に、北海道の知床で遊覧船が沈没する事故がありました。沈没した時間帯は、ちょうど前線が接近していて風向に変化が見られました。私は当時の風のデータなどを調べて、過去問題の質問と一緒に、藤田さんに知床の気象状況について質問をしました。藤田さんはその件について回答してくれたうえで、「気象予報士に合格するためには、いかに試験で点を取るかにこだわるべき」とアドバイスをしてくれました。受験勉強をしていると、天気図がある程度理解できるようになり、日々の気象についても理解が高まってきます。それはそれでいいことなのですが、受験生はあくまでも「試験で点を取り合格する」ということに全力を注ぐべきです。藤田さんはそのことを指摘してくれました。辛い受験勉強の最中には、脱線したり、必要以上に深入りしたり、過去問題に文句を言ったりしたくなる時もありますが、そこはぐっとこらえてコツコツ頑張ることの大切さを教えていただきました。
【おわりに】
気象予報士になってからは、より専門的な講習などを受けてさらにスキルアップを図りたいと思っています。それが合格まで導いていただいた藤田さんへの恩返しだと思っています。藤田さん、またご連絡差し上げます。ありがとうございました。
Bさん(男性・40代・東京都・会社員(情報システム関係、気象とは無関係))の合格体験記
■受験歴
61回 一般〇 専門〇 実技✕
62回 一般免 専門免 実技〇
■受験のきっかけ
大学で理系分野を専攻し、広く自然科学に興味があったこと。また、昨今の異常気象の多発から、気象の理解を深めることで自分や周りの人の身を守ることにつながるのでは、と思ったからです。
加えて、2023年10月末に会社を辞め、次の仕事まで少し休もうと思っていたこともあり、まとまった時間のある状況でした。「このタイミングが、二度とないチャンス」と思い、受験勉強を始めました。
■勉強方針
「短期間で合格すること」を優先に考え、独学での勉強は避け、資格の専門学校や気象予報士試験に特化した試験対策サービスの利用を最初から決めていました。様々なサービスを比較し、実績や授業スタイル、内容の分かりやすさなどから、藤田塾を選択しました。
■勉強方法
【学科・実技共通】
過去問演習→間違えた箇所の把握→分からなかったところの理解→過去問演習…のサイクルを徹底しました。
講義は、家では動画付きで視聴し、外出時も移動中等は音声で聴いていました。
また、過去問の掲載、解説が充実している以下のサイトも利用していました。
めざてん(https://kishoyohoshi.com/)
気象予報士 瀬戸信行の 「てるてる風雲録」(https://ameblo.jp/teru-fu/)
【学科】
一般、専門とも過去問で間違えた問題を以下のようにリスト化し復習を繰り返しました。
過去問演習日│試験開催回│キーワード(問題の題意やテーマ)│問題URL│復習欄
問題URLに、上で書いた解説サイトの問題URLを貼り付け、スマホからすぐ問題と回答にアクセスできるように作りました。
復習欄で正解だったら〇、再び間違ったら✕といった形で記録付けを行い、自分がどういった分野の知識が足りてなかったり、理解が浅いかを可視化しました。
上記以外だと、『一般気象学』やユーキャン『これだけ! 一問一答&要点まとめ』の書籍も利用しました。ただ、あくまで過去問演習で躓いた点や苦手意識のある分野について、理解を補うといったような使い方でした。
【実技】
過去問演習を徹底しました。
実技は特に時間が足りないと聞いていたので、過去問演習の環境が実際の試験と大きく違うと、それだけで慌ててしまうだろうなと思い、問題用紙、解答用紙はすべて印刷し、トレーシングペーパーも購入して、図書館等に行って勉強していました。
また、実技の記述は文章が独特、かつその中でも頻出・定型的な表現がいくつかあるので、それは暗記するつもりで、自宅で何度も写経しました。
61回は実技✕で不合格となったものの、ある程度の手ごたえはあったため、62回に向けては実技試験の大問毎に採点結果をリスト化し、9割取れていない大問を中心に復習することで、苦手分野を効率的に克服するよう努めました。
【藤田先生への添削依頼や質問】
基本的に講義動画は疑問点なく理解でき、実技の記述等もある程度回答を暗記してしまっていたので、実技の添削依頼を数回といった程度でした。
とはいえ、返答までの期間が速く、指摘も非常に的確で、都度気づきがありました。
【その他】
実技試験対策講座の第1講(実技試験合格のための基本戦略)は、事あるごとに見返し、自分の勉強法の指針としました。
■勉強量・時間
61回と62回の間に次の仕事が決まったため、前後で時間が大きく異なっています。
転職前(11月~3月末)
基本毎日勉強、勉強時間は1日5~6時間程度
学科:第36回~第60回を約3周+不正解に特化した振り返り(150問程度✕4回程度)
実技:第45回~第60回 を1、2周
転職後(4月~8月末)
土曜日か日曜日に勉強、勉強時間は1回4時間程度
実技:第45回~第61回 で特に正解率が低い問題を中心に5、6周+各回通しで1、2周程度
■その他
実技試験を素早く回答できるよう、道具、特にシャープペンシルにはこだわりました。
61回の時は、記述用に自動芯繰り出し(ノックをしないでずっと書き続けられる)ペンと、作図用に芯経の太いペンで臨みました。
しかし、ペンの持ち替えに結構時間がかかったりしたので、62回に向けては1本のペンで対応できるようあれこれ探し、最終的にはクルトガメタルというシャープペンシルを採用しました。
■最後に
2回目の受験で合格でき、結果的に短期間での合格は実現できたかと思います。
これはひとえに、藤田塾の教材、システム、そして何より藤田先生の圧倒的なノウハウと熱意のおかげです。
こうして合格体験記を書いていて、改めて、受験勉強開始時に藤田塾を選んだで良かった、と強く実感しています。
藤田先生、本当にありがとうございました。
この合格体験記を読んでいる受験生の皆さん、ここまで読んでいただきありがとうございました。
つたない文章ではありましたが、、言いたかったことは一つです。
藤田先生の方針でしっかり勉強すれば、きっと結果はついてくる
ぜひ、合格まで勉強を続けてください。
Fさん(男性・40代・福岡県・報道関係)の合格体験記
第57回一般〇専門〇実技×
第58回実技×
第59回実技×
第60回一般〇専門〇実技×
第61回実技×
第62回実技〇→完全合格
社会人になると、とにかく時間をかけて学習する「物量戦」ができません。
子どもたちが寝るのを待ち、夜11時からテキストを開いて、深夜2時まで学習時間に充てるということも少なくありませんでした。
試験の1か月前になると、睡眠時間が5時間くらいでふらふらすることもありました。
最初は独学で何とかできると思っていました。
しかし、小さな疑問が重なるにつれて「きっとこんな理屈に違いない」と“その場しのぎの解釈”で自分を納得させてしまい、正しい理解を歪めてしまいました。
正しく理解できていないので、参考書の記述と”自分の理解”とつじつまが合わなくなって、だんだん参考書を読み進めるのが辛くなりました。
疑問をその都度解決して前に進みたい。
その思いから、丁寧に質問に答えてくれることで評判の藤田塾の門をたたきました。
自己投資にかける金額としては「まとまった金額」になりますが、
効率を飛躍的高める「必要な投資」と位置づけ、積極的に活用しました。
私が通信教育に求めたのは、「羅針盤」を得ることです。
自己学習だと、どうしても立ち止まりながら学習を進めていかざるを得ません。
分からない点を”どうやって調べるか”も分かりません。
その点、藤田塾は最高の学び場でした。
実技講座を受けるだけで、過去の全ての実技試験も含め、実技にまつわるあらゆる疑問に、藤田先生が、即座に、丁寧に、無制限に答えてくださりました。実技試験で陥りがちな、「正答の範囲が分からない」という点も解決できました。
藤田先生の解説動画は、本当に分かりやすいです。
関西のイントネーションも聞いていて心地よく、楽しく学びを進めることができました。
道案内ができれば、あとはいかに引き出しを増やせるかでした。
試験ぎりぎりまで、繰り返し過去問や他の予備校の模試にチャレンジしました。
学科試験に向けては2種類の参考書を2回通読し、過去問を8年分以上解きました。
私の場合、6回目の試験で合格しましたが、試験の度に令和以降の実技試験の過去問を、時期をずらしながら3回くらい解いていました。
実際に過去問を解くことで、何が問われているのかが少しずつ分かり、参考書がなぜその書き方になっているかの理解も進んだ気がします。
気象庁の記述もチェックし、最新の動向や言葉の定義をノートにまとめる形で整理しました。
質問ができるというのは、何ものにも代えがたいものですね。
結果的に時間がかかってしまいましたが、
藤田先生のもとで学べたからこそ、挫折することなくやり切れたと思います。
ありがとうございました。
Kさん(男性・51歳・長野県・地方公務員(技術系職員))の合格体験記
■はじめに
異動で防災に係る業務を担当しており、気象を意識することが多くなりました、業務に対する知識的一助と自己研鑽も含めて挑戦することとしました。
学科試験(特に一般)は、学生時代に勉強した内容を覚えていたため思い出しながら勉強すると共に、法令関係と専門試験はイチから勉強することとなりました。
その段階で学科は独学で、実技は先ずは独学でがんばってみようと決めて進めることとしました。
なお、勉強を開始したのはR4.10.7です。
■受験状況
59回 一般:× 専門:× 実技:未受験
60回 一般:○ 専門:○ 実技:×
61回 一般:免除 専門:免除 実技:×
R6.2.5 藤田塾入塾
62回 一般:免除 専門:免除 実技:○
■入塾のきっかけ
実技試験を独学で挑戦してみたのですが、記述問題に苦労しました。第三者の視点で添削していただく必要性を痛感し、実技の動画解説が見れるだけではなく、質問も制限がない藤田塾の門をたたきました。
■勉強量
当方は通勤時間が往復で約3時間あり、勉強時間の確保が課題でした。
ただ、電車で勉強すると乗り物酔いするので、通勤中は勉強をせず睡眠を優先し、朝早起きすることと昼休みの時間を勉強時間として確保することとしました。特に気を遣ったのは、どんなに忙しくても全く勉強をしない日を作らないということです。
平日は朝1時間、昼休み40分、帰宅後1時間という感じでした。
休日は4~6時間確保していました。
勉強時間やペースは試験が近づいても特に変えるようなことはしませんでした。
ただ、試験は体力の消耗が激しいので体調を整えることには気を遣いました。
■学習方法
<学科試験>
過去問を中心に行い、市販のテキストと問題集も併用しました。
過去問は過去10年分を5周しました。
解らないところ・間違えた場所は、時間を空けずにテキストや気象庁のHP等で調べるようにしました。
<実技試験>
過去問を中心に行いましたが、日本語の文章作成にはとにかく苦労しました。時間を空けると同じ問題でも解答の文章が変わってしまうことも多々ありました。
実技対策では、藤田様に自分の作成した解答を客観的に見ていただけることが非常に役に立ちました。自分の解答のクセのようなものを気づかせてくれることも多く、文章力の向上が自分でも解るくらいでした。質問は60回ほどさせていただきましたが、夜に送信しても翌朝には返信していただけることが多く勉強が停滞せずに進めることが出来たと思っています。
また、過去問は平成28年以降を6周ほど行いました。また、制限時間を65分に設定して、時間切れにならない様に演習を進めるとともに、早い解答が出来るように知識の補完(学科試験の内容)も講義の受講と共に行いました。
勉強を重ねるにつれて解答の精度は上がったのですが、前線解析は満足できる作図が未だに出来ません。
■使用教材(市販品)
・気象予報士簡単合格テキスト(技術評論社)
・気象予報士試験模範解答と解説(東京堂出版)
・一般気象学(東京大学出版会)
・気象予報士試験精選問題集(成山堂)
・天気図のみかた(東京堂出版)
■参考にしたWebサイト
・めざてん
・気象庁(知識・解説)
■受験本番
・実技試験1は5分前には解答が完了できました。ただ、試験終了後の解答速報で穴埋め問題の凡ミスがあり、それに気づくことが出来ませんでした。
・実技試験2は時間との闘いでした。ただ、大問では学生時代に得意であったベクトル解析の知識が生きた部分があったのはラッキーでした。時間はギリギリで最後の解答が出来たのは試験終了20秒前くらいで、見直す事余裕はありませんでした。
・試験終了後、実技試験2の出来は芳しくなかったため、合格する事を考えるよりも次回のリベンジする方に気が回り、免除期間が切れることも相まって、翌日から学科試験の勉強を再開しました。
■おわりに
・気象現象は身近なもので、間隔としてはなじみ深いものですが、予報士を目指して勉強するととても奥深いと思いました。ただ、勉強していくうちに天気予報の解説を聞いていても段々と内容が理解できてくる楽しみがありました。
・最初は独学でがんばろうと思いましたが、限度も見えてきたこともあり、今はもっと早く入塾すればよかったのかなと思っています。第三者の目で添削していただくというのは独学では気づけない事柄が見えてくるので、自分としては合格に向けた特急券をいただけたものと感謝しています。
・いつかは合格できると考え、下手に焦ったりしないように心がけました。
・これまで丁寧に御指導を賜り有り難うございました。
Oさん(男性・40代・埼玉県・生命保険会社勤務)の合格体験記
(受験結果)
59回 一般:不合格 専門:不合格 実技:未受験
60回 一般:合格 専門:合格 実技:未受験
61回 一般:免除 専門:免除 実技:不合格
62回 一般:免除 専門:免除 実技:合格
学科の勉強方法は、通勤時間(片道1時間×2)に、藤田先生の動画で勉強、土日に過去問を解くという形で始め、運よく2回目で合格しました。
実技は、受講料をけちって実技試験対策講座のみを申込み、基本的な対策を学び、土日に過去問を解くという形で始めました。過去問の解説は、HP上で検索し、個人のブログ等で確認していました。
しかしながら、実技の1回目は不合格となり、学科の免除まで後がなくなったため、追加で、過去問の実技解説教材を受講することにしました。
学習を通じてわかったことは、合格に向けて必要なことは、知識を記憶することだけでなく、気象予報士としての感性のようなものを身につけるということ。講義の中で藤田先生も繰り返し述べておられましたが、出題者の意図を掴むことが重要であり、知識を学ぶだけでは身に付きません。
例えば、過去問を解いていると、見ればわかるのに、みたいなことを問われる問題があります。なぜ、このような簡単なことを敢えて問うてきているのか、それをなんとなくでも想像できるようになるためには、よほどのセンスがない限り、独学では難しいと思います。
また、トラフ解析、前線解析、等圧線解析なども、気象予報士たちが共通して持つ感覚的なものがないと、なかなか正しい解を導けません(前線解析は今でも怪しいですが・・・)。
これらについて、解に至るまでの思考過程を丁寧に解説してくださる藤田先生の講義は大変貴重であり、今回の全合格者の2割超が藤田先生の塾生であるという実績にも繋がっていると思います。
その他の勉強方法としては、過去問で繰り返し出てくるポイントになりそうな知識は、過去問の解説動画を見ながら、都度ノートに書き出し、試験の直前に見返しました。具体的には、寒冷前線面の傾きは1/100程度とか、トラフは1日で約1000km移動するとか、問題を解くうえで役に立ちそうな知識を書き出しました(最終的に、A41枚で30個ほどになりました)。
また、天気記号や海上警報の基準、時間帯の名称など、純粋な記憶系は、無料の暗記アプリで自分で問題を作り、試験の1か月前から徹底的に頭に叩き込みました。
私の合格体験記としては以上になります。少しでも参考になれば幸いです。
最後に、改めて、藤田先生には感謝申し上げると共に、多くの選択肢がある中で、最初に藤田先生の塾を選んだ当時の私を褒めたいと思います 笑
かきさん(男性・22歳・宮城県・国立大理学部地学系学科4年)の合格体験記
【はじめに】
このたび第62回試験で気象予報士試験に合格し、また藤田真司の気象予報士塾にはとてもお世話になりましたので、合格体験記を書かせていただきます。
あくまでもいち受験者の体験記であり、受かったら何でも言えてしまう場でもあるので、あまり内容を鵜呑みにしすぎず気軽に読んでいただけたらと思います。
【受験のきっかけ】
デビュー当時から好きだった女優の清原果耶さんが主演されるということで、大学1年生のときに朝ドラの『おかえりモネ』を観ていたのがきっかけです。このドラマの主人公を見て「大学で地学を専攻している自分が、このゆるふわ系女の子に負けてるのか……」と思い少し悔しくなりました。
また、将来的に土木・環境・防災関係の仕事に就きたいと考えており、直接役立たないとしても、そこで働く上で自分の1つのキャラクターになればいいなとも思いました。
【受験歴】
受験回 | 一般 | 専門 | 実技 |
第58回 | 不合格(9くらい/15) | 不合格(4くらい/15) | - |
第59回 | 不合格(8くらい/15) | 不合格(4くらい/15) | |
第60回 | 合格(14/15) | 合格(14/15) | 不合格(帰宅) |
藤田塾に入塾(実技のみ) | |||
第61回 | 免除 | 免除 | 出願忘れ!!! |
第62回 | 免除 | 免除 | 合格 |
第58回(大学2年夏) 一般:× 専門:×
マークシート方式なら適当に埋めれば運で受かるだろうと思い、11,400円をドブに捨てることとなりました。直前3日間くらいは勉強しましたが、過去問は1回も解かずに試験会場に向かいました。最初から全力でやっていればもっと早く合格できたと思います。
第59回(大学2年冬) 一般:× 専門:×
もう一回くらい同じことやれば今度こそ運で受かるだろうと思い、また11,400円をドブに捨ててしまいました。勉強期間は1週間くらいで、過去問は1年分だけ解きました。
この不合格で、気象予報士試験はそんなに甘くないということを実感し、自分に火がついたのかなと思います。
第60回(大学3年夏) 一般:〇 専門:〇 実技:×
本番2か月前くらいから電車での移動時間などのスキマ時間に参考書を読み始めました。3週間前から過去問を解き始め、間違えた問題や足りなかった知識をノートにまとめていました。過去問は5年分を1周解きました。
一般・専門のW合格がわかったときは「やっと気象予報士試験のフィールドに立てた」と思いました。こうなったからには完全合格まで走り続けようと決意し、藤田塾へ入塾しました。大学受験で塾に通わなかった結果失敗に終わってしまったのもあっての決断でした。
第61回(大学3年冬) 出願忘れ!!!
出願し忘れたことを合格体験記で語られた方はあまりいらっしゃらないと思うので、出願忘れ経験者としてしっかりと書き残しておきます。
2か月くらい前から勉強を始め、準備を進めていました。
しかし、試験日の1か月半くらい前の大学の授業中、ふと「そういえば気象予報士試験の出願っていつだっけ?」と思い、休み時間に確認し、愕然としました。
「1週間前に出願締め切ってるやん!!!」(悲惨すぎたのでポップな表現になりました)
そこからの授業はもう何も考えられず、家に帰ってからもただ呆然としていました。一人暮らし3年目、初めて親に電話をしました(今考えると、なんて情けないんだろうと思います)。
出願を忘れてしまうと、当たり前ですがどれだけ実力があっても受験できませんし、「良い経験になる」とかもありません。受かったからネタになっていますが、本当に笑えないタイプの失敗なので皆さん気をつけましょう。
今後4年生になっても受験を続けられるか分からず、3年生のうちに受かっておきたかったので、後悔の念でいっぱいでした。ただ、一般と専門の免除がまだ1回残っている以上、受験を続けるしかないと思いました。この時に励ましてくれた人たち、ありがとう!
第62回(大学4年夏) 実技:〇
4年生になると研究室に配属されたり、教育実習があったり、大学院入試があったりと受験以外のことで頭がいっぱいになることが多くなりました。
特に大学院入試は気象予報士試験の直前期にあったため、力を入れる比率を考えながらの受験になりました。ただ、気象予報士試験の勉強をやり切れれば、仮に大学院入試に落ちても後悔しないだろうと思い、大学院入試直前でも気象予報士試験の勉強をできるだけ優先させました。
本番3か月前から少しずつ勉強を始め、藤田先生の授業の視聴からスタートしました。通学途中の電車などで勉強をしていました。
1か月半前からしっかり机に向かい、集中して過去問を解き始めました。学問的に分からなかったことはGoogle先生に聞き、文章の表現の仕方で迷ったときは藤田先生にお聞きして解決しました。
試験日当日は朝早く起きてしまい、仙台駅で何も考えずにただぶらぶらしていました。過去問の出来栄え的に実力への自信はあったので、その実力を発揮できるかだけが不安で仕方なかったのを覚えています。イヤホンで東京事変の『閃光少女』とthe pillowsの『Funny Bunny』をひたすらに聴き続け、自分を奮い立たせていました。(「なんかいける気がするぞ!俺・私かっこいい!」みたいな音楽がおすすめです)
試験会場に着くと様々な年代の方がいらっしゃいました(おそらく皆さん自分より上の年代でした)。そしてその場にいる全員が共通して「気象予報士試験合格」を目指している、ということがすごくアツかったです。これから自分が社会人になっても、定年を迎えてもずっと打ちこめるものがあれば幸せだろうなと、まだまだ人生も捨てたもんじゃないなと思えました。
試験本番はそれほど緊張せずに臨めましたが、手応えは最悪でした。「実技1は簡単、実技2が難しかった」という評判でしたが、自分にとっては両方難しく感じ、また実技2に関しては解き終わらなかったので完全に落ちたと思いました。試験本番特有の焦りで、2地点の距離を求める簡単な問題に手こずったり、文章の解答の仕方に長考したりしたことが原因かなと思います。
自分の感触としては、実技1:65点 実技2:60点という感じでした。これはとても悔しく、屈辱的な経験でした。(ただ、合格発表を見てから自己採点をしてみたところ思ったより正解できており、実技1・2ともに80点程度はもらえていそうでした。どうやら僕の感触の確度は不確実(POOR)だったみたいです)
試験が終わり、鬱々とした気持ちでただ歩いていました。途中で雷を伴う大雨に降られてしまい、傘を忘れた自分はずぶ濡れになりながら「こんな大雨も予想できないんだから気象予報士試験なんて落ちて当然だよな」と思いました。
試験以降は落ちたことを確信し、「もう気象予報士試験のことは忘れよう」と決め、自己採点もせず、気象にまつわるものすべてを生活から排除していました。天気予報を見ると悔しさを思い出してしまうので見られなかったです。
1か月半後の合格発表の日に藤田先生からメールが届き、「そんなのもあったなあ」と思い開いてみると、試験に合格したらしいことが書いてあり、すぐに気象予報士試験のサイトを見て自分の番号を見つけました。ただあっけにとられてしまい、この文章を書いている今でもあまり実感が湧きません。
【勉強法】
・一般
使用した教材:過去問5年分、『一般気象学』『気象予報士かんたん合格テキスト』『精選問題集』
とりあえず参考書を読んで最低限のことを理解すればよく、暗記量が多いわけでもないので個人的には一番合格しやすい科目かなと思います(2回落ちましたけど)。熱力学は、単に数式を使って解くだけでなく、定性的にも考えてみて、イメージで現象を理解出来るといいかなと思います。
法規の問題は半分捨てていました。法律を覚えるのが苦痛だったので、法規は2/4でもいいから他で失点しないようにしようと思い、過去問だけ解いて他の部分を重点的に勉強していました(本番も法規で1点落としました)。国家試験でこんなのではだめだと思うのでしっかり法律も勉強しましょう。
・専門
使用した教材:過去問5年分、『気象予報士かんたん合格テキスト』『精選問題集』
個人的に一番合格が難しい、というか運要素が強いと思う科目です。一般もそうなのですが、問題数(15問)が少なすぎて点数を安定させるのは難しいと思います。自分は運よく自己ベストの14点で合格できましたが、過去問では合格点に届くことは多くなかったですし、どう勉強すればよいのか今でもわかりません。参考書等に載っていないことも出題されるので、気象庁のサイトを見漁ったりもしていましたが、効果があったかはわからないです。
・実技
使用した教材:過去問8年分(計32回分)、『イラスト図解 よくわかる気象学』
藤田先生のおっしゃるとおり7~8年分の過去問の理解に努めるしかないと思います。暗記する部分(海上警報や現在天気の記号など)は暗記カードや『Anki』などの暗記アプリを使って覚え、そうでない部分はひたすら問題を解き続けて感覚として自分の中に落とし込んでいくのがおすすめです。専門とは違ってとてもシンプルなので勉強はしやすいです。
自分は特に実技に対して苦手意識はなく、初めて解いたときから7割~8割の得点をコンスタントに出せており、直前期は9割くらいで安定していました。また時間が足りないこともなく、だいたい40分~50分ですべて解き終えるペースで演習をしていました。ただ、今考えれば試験本番の緊張を想定して問題を解くべきだったなと思います。試験本番はいつも以上に丁寧に問題に取りかかってしまい、過去問のときとは全く異なるペースで問題を解いてしまいました。
過去問を解く量についてですが、自分は8年分を1周すれば合格できると思ったので1周しか解いていません。合格に必要な勉強量は人によって違うので「自分が受かるのに必要だと思う量」をやるべきだと思います。個人的には、同じ問題を解いてインプットに繋がることは間違いないですが、アウトプット力が上がるかというと必ずしもそうではないと思っています。(なので間違えた問題だけピックアップして復習すれば十分かなと思います。)
またこれも個人的な意見ですが、直前期に過去問を数回分残しておくことはアリだと考えます。時間配分や解いているときの感覚を直前に確認しておくことは重要だと思うからです。自分は第60回・第61回を直前まで残しておき、前日までの調整に使いました。当日に最大瞬間風速を出すという意識があるといいと思います。(「最大瞬間風速だったら3秒間しか続かないじゃん、試験は150分あるんだぞ」と思ったあなた、すばらしいです)
【藤田塾のおすすめなところ】
・説明が分かりやすく納得感がある
・オンラインなのでいつでも受講できる
・実績がよく信用できる
・実技だけなら約6万円、すぐ合格すれば約3万円なので安い
・質問への回答がすごいペースで返ってくる
・たまーに挟まれる先生の関西弁や訛りがキュート
などです。まじでおすすめです。
【さいごに】
大学受験で第一志望の大学に落ちて受験を終えたり、競技でいい結果を出せなかったりと、ここ5年くらいの自分は失敗続きで負け癖がついていたように思います。気象予報士試験も同じようになってしまうのかなと恐れていたので、今回合格することができて本当によかったです。とりあえず1週間くらいはニヤニヤしようと思います。ただ、合格してサボってしまったら知識が抜けてしまうので、気象学をもっと深く知るために勉強は続けていきます。
気象予報士試験合格を目指した2年間は、孤独で、辛くて、楽しくて、充実した時間でした。この経験を糧に、これからの大学・大学院生活も頑張っていきたいです。藤田先生、家族、友達含め、応援してくださったみなさんに感謝しています。
気象予報士試験は見た目よりもかなり難しく、しかもどんどん難化している試験だと思います。努力したところでそれが報われるかはわかりません。ただ、合格まで頑張る方も、途中で受験をやめる方も、努力されたことだけですばらしく、またかっこいいと僕は思います。皆さんが後悔なく、納得して受験を終えられるよう願っております。
あとぜったい出願忘れちゃだめですよ!!!
Mさん(男性・32歳・北関東・中学校教諭(理科))の合格体験記
【きっかけ】
子どもの頃から、医学や宇宙、教育に興味があり、身近な現象を説明できる科学は面白いと感じていました。
そんな中、教員として社会人生活に忙殺されていたところ、コロナ禍になり時間ができました。
おうち時間を無駄にしたくない。せっかくだから何かに向かって頑張ってレベルアップしたい。
できれば資格とか努力が形に残るものにしたいと思っていました。
そんな時、大学の研究室の友人の気象予報士挑戦したり、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が放送されたり、異常気象で人々の生活に影響が出たりするなど、気象に興味をもつ出来事が重なり受験を決意しました。
【合格までの過程】
2020年 10月
「らくらく気象学 学科一般・専門」「一般気象学」購入 勉強開始!
しかし、社会人になってから勉強習慣が身に付いてなかった私はすぐ挫折。
参考書を購入したものの、時々参考書を開く日々が続く。
まずは、学習習慣を確立が必要と感じ、まずは難易度の低い試験に挑戦することを決意。
2022年 夏 ITパスポート、FP3級の試験勉強開始
2023年 1月 FP3級受験&合格
2023年 2月 ITパスポート受験&合格
学習習慣の確立と他の試験の合格で自信をつけ、
2023年 3月から気象予報士試験勉強再開
2023年 9月からギアを上げる
2024年 1月 61回初受験 一般○ 専門× 実技 未受験
2024年 6月 独学で実技は厳しいと感じ、藤田塾(実技試験対策講座のみ)受講
2024年 8月 62回 専門○ 実技○
【1日の勉強量】
試験3ヶ月以上前は、土日に3時間ずつスタバで勉強してました。
試験3ヶ月くらい前からギアを上げ、土日の部活ある日は午後から3、4時間、部活のない日は6〜8時間やっていました。
(場所は、最初スタバでやっていましたが、後半は、近くの図書館の自習室に変更しました。
静かで学生、社会人が真剣にやっている環境で自分も頑張ろうと思えました。)
社会人であり、休みのはずの土日にも部活があるので思うように時間が取れない日々が続きました。
年末年始やお盆休みなどほとんどの休みを試験勉強に費やしました。
試験1ヶ月前の平日は、仕事終わりにスタバに通って2、3時間やる日もありました。
この第62回試験の前1ヶ月は、有休も使い、気づけば150時間程度学習していました。
今まで、友達や家族に内緒で勉強をしていました。
気象予報士は合格率が低く、半端な気持ちでは合格できないと感じました。
そのため、友人にも気象予報士に挑戦することを宣言し、ご飯や飲み会に行く回数をこの1年減らしました。
【勉強法】
とにかく、過去問演習という風に藤田塾でも友人からも聞きました。
「学科 一般、専門」
参考書を1周した後、第49〜61回の過去問を3周しました。
とにかく、間違えたところを参考書で復習する流れで効率よく行いました。
問題番号の横に○×をつけておいたので、試験1週間前は×が多くついた問題だけを効率よく復習しました。
間違えた単語等は単語カードに記し、何度も繰り返し見て覚えました。
「実技」
参考書を1周した後過去問に挑戦。
藤田塾の実技講座で扱った3年分+最近の実技試験過去問4年分を3周する予定でしたが、2周までしかできず試験当日を迎えました。
とにかく実技は、参考書の解説やネットに載っている解説を丁寧に読み、理解することを心がけました。
その中でも、藤田塾の藤田先生の解説は、正答の範囲がどこまでかが分かりやすく、参考書等ではこれだけしか正答がないように思えても、幅があることを知れました。題意を捉えるのが上手になったうように思えます。
また、最新の過去問で正答かどうか悩んだ際には、メールを送ると数日で返信が来て、どこの要素が足りてないのかシンプルに教えていただき助かりました。
実技の過去問どれでも質問に答えていただけるのがこの塾の強みではないかと思います(そこが決め手で入塾しました)。
【挫折しそうな時立ち直った方法】
正直何度も辞めたいと思いました。なぜ、挑戦しようなんて無謀なことを考えてしまったのか・・・なんて。
けど、この勉強がずっと続くのは辛いと思い、受験する回数を決めようと思いました。
そして、あと2回で合格できなかったら諦めると決めました(仕事の一区切りでもあり、ちょうど藤田塾からの合格お祝い金がもらえる期間と一緒)。
これは、私しかできないやり方かもしれませんが、人に宣言することで自分を追い込むことができると感じた私は、ちょうど中3の担任ということもあり、この夏を勝負の夏と掲げ、担任しているクラスの子たちにも「夏休み前にみんなに負けないくらい勉強する!みんなが卒業するまで(63回まで)に合格してみせる」と宣言しちゃいました。
つまり、逃げられない状況を作りました。
その結果、自分自身の高校受験や大学受験、教員採用試験前の追い込みを思い出し、試験勉強に集中することができました。
【最後に】
試験当日、試験時間があっという間に過ぎていきました。
試験中も難しそうに見える問題に諦めそうになる時もありましたが、今まで頑張ってきた自分を信じて、最後まで解き続けることができました。
そして、試験会場に行ったときに、同じ目標に向かって頑張っている仲間がこんなにもいたのかと思うと嬉しく思う自分がいました。
社会人になって、なかなか手に汗握る場面はありませんが、この気象予報士試験を乗り越えてまた一つ成長できたように感じます。
この資格を、今後の人生に生かしていけるように今後も勉強をコツコツ継続していきたいと思います。
私が、先輩方の合格体験記に励まされたように、少しでもお役に立てていたら嬉しいです。私も皆さんの合格を心から願っています。
Dさん(男性・60代・首都圏・会社役員(気象とは無関係))の合格体験記
【どんな人か】
・60代男性
・理工系大学院修士課程修了
・首都圏在住
・会社役員(気象とは無関係)
・中小企業診断士
【受験歴】
第61回:一般〇、専門〇、実技×
ーー第61回の合格発表後、藤田塾入塾(実技)ーー
第62回:学科免除、実技〇
【勉強量】
・全般
平日:0.5-4時間程度/日
休日:2-7時間程度/日
リモートワークが多かったので、平日はこれまでの通勤時間で浮いた時間+0.5~1時間程度と、休日を勉強時間に割り当てました。
日々の勉強時間にはばらつきがありますが、「どんなに他の用事が忙しくても、勉強時間「0」の日を作らない」と決めて、これだけは守りました。平均すると1日3時間前後の勉強量です。
・第61回に向けて(2023.8-2024.1)
学科(2023.8-2022.10 and 2024.1):250時間
定番のテキスト(らくらく突破シリーズ)と過去問題を、10月までの3か月くらいかけて一通り終え、過去問演習8年分を1周行いました。バイブルといわれている「一般気象学」は、少し読んでみたのですが、基礎知識なしでは読み込めるようなレベルではなく、本試験対策として手を付けるのをやめました。その後、下記の実技対策を挟み1月から過去問演習を再開し過去10年分くらいを2周(計3周)しました。
重点ポイントとして、下記を意識しました。
・正答以外の選択肢についても、なぜ間違いなのか理由が説明できるようになること。
・過去問を繰り返し、13点はとれるようにしておくこと。
・一般は、法規問題(4問)を確実に取れるようになること。
実技(2023.11-2023.12):100時間
11,12月と定番のテキスト(らくらく突破シリーズ)と過去問演習を行いました。しかし、12月末の時点で、第61回試験では75分以内で解答しきれる見込がないと判断し、1月以降は実技の対策は特に行わず学科対策のみに集中しました。
ただし、本試験では学科試験に特化される方も、場慣れの意味も含め実技を受けられることを推奨します。私は本番では奇跡的に、75分以内ですべての問に対して解答することができました(結果は不合格でしたが)。本番の集中力、時間の使い方、会場での休憩時間の過ごし方、他の受験生の様子など、経験しておいた方が良いかと思います。
・第62回に向けて
学科(2024.1-2024.3):50時間
自己採点で一般、専門とも合格を確信していたのですが、試験後の合格発表の日までは、奇跡が起こる可能性もあるので、実技対策には取り組めませんでした。その代わりとして、「一般気象学」を2周りほど読み込みました。実技試験は、学科試験に内容も含めた総合試験であることから、「一般気象学」をある程度理解レベルにすることは必要かと思います。試験勉強を始めたころには全く理解できなかった部分も、学科試験の一通りの勉強により全体像がおぼろげながら見えたことでかなりの部分が理解できるようになりました(バラバラであった個々の知識がまとまって、点と点がつながり線になり、線がつながり面になるといった感覚)。第62回での実技試験にも役立ったであろうと感じました。
実技(2024.3-2024.8):500時間
3月の合格発表で不合格が確定し(奇跡は起こらず)、その日に藤田塾の実技試験対策講座を申し込みました。藤田塾の流れに沿い、8年分の過去問演習(オプションも購入)を3周ほど行いました。
1周目は90分かけてもできないものもあり、合格点に達するものは数回程度でした。2周目、3周目になると65-70分程度で解けるようになり、点数もほぼ合格点が取れるようになりました。ただ、先生のおっしゃる「過去7-8年の問題を、完璧に理解すること」にまでは届いたかどうかは確信がありません。
自分ではできなかった反省点も含め重点ポイントは以下のようなものだと考えます。
・過去問演習を目的としないこと
藤田先生がおっしゃっているよう過去問を解くことは「仕分け」に過ぎない、重要なのは仕分け後の対応である。ということを肝に銘じ、1-2周目は特に「復習」となぜ間違えたかの「分析およびその対応策」に時間をかけること。
・アウトプットとインプットの比率を意識すること
過去問題演習をやり始めると、どうしてもアウトプットの比率が高くなります。インプットの時間も意識的に確保し、暗記系も時間が経つと抜け落ちますのである期間ごとに見直すことが必要だと思います。
・間違いの傾向をつかむこと
勘違い、問題の読み取り違い、ケアレスミスなど自分の間違い易い傾向をつかんでおくことが、本番時の自分自身への注意事項として重要になります。
【最も効果があった勉強法】
これまでもいくつかの資格試験を独学で受けてきました。しかし、独学にこだわることはないかと思います。その試験に関するプロから指南を受けることができれば、勉強の効率は格段に向上するかと思います。
特にこの気象予報士試験は、問題作成者による癖が強く、どこまでの解答が求められているか、解答の許容範囲、解答でのポイントの見極めが非常に難しい試験の様に感じました。実技試験は「国語の試験」と揶揄されているようですが、問題文・模範解答を作成される先生方の国語力にも都度差があるように感じられました。「どうしてこの問でこの解答の表現になるのか」、「主語は必要ないのか」、「どれだけの領域についての場を表現するのか」など、1度目(第61回)の実技試験の勉強の際には、どう答えるべきなのかが理解できませんでした。模範解答を見てもなかなか納得できませんでした。
独学の限界を感じました。
そのため、プロの指導を受けるべく「藤田塾」の実技試験対策講座を申し込みました。藤田塾を選択した理由は、これまでの圧倒的な合格者実績とインターネット受講であることでした。
最も効果があった勉強法は? と聞かれれば、やはり藤田塾に入塾したこと、になります。
おそらく、学科試験においても藤田塾に入塾しておれば、もっと効率よく短時間で合格できたのではないかと思います。
【藤田塾について】
上述したように、気象予報士試験の受験のプロの授業を受けられる、というのが最大のメリットです。出題者の意図を完全に読み解く、自分の解答が許容範囲なのかどうかを判断する、というのは独学では無理、または非常に時間がかかり、かつ確信するのが難しいことであるかと思います。
藤田塾の講義において、問題の流れや題意(出題者の意図)、別解、解答の許容範囲、慣習的な表現などをわかりやすく教えていただけたのが最も効果があったと思います。また、インターネット受講なので好きな時間に何度でも受講することができ、1.5倍速で聞いたり(2倍速は厳しい)、巻き戻したり、一旦停止して基礎の本やNet検索し確認した後に戻ることもできるのは大きな利点に感じました。
あえて辛口コメントを述べさせていただくとすると、テキスト教材には記載されていなくて講義内でのお話だけにも多々重要な部分もあり、テキスト教材だけで映像(音声)なしでは復習が少し困難であったことでしょうか。本来テキスト(教科書)とは、汎用的なもので万人に適する最大公約数を記したもので、個々人により重点ポイント(または基礎力・理解力の不足しているポイント)は異なり、その部分は各自がテキストに書き込むとかノートを作るとかするのが本筋で、そうしないと頭に残らない(先生がおっしゃっていたように「本試験では自分の頭の中にインプットした物しか使えない」)ということを、先生がお考えの上でのテキスト構成かとも察しますが。
【最後に】
歳をとるにつれ、「もう歳だから今更新しいこと(例えば、英語、プログラミング)はできない」、「伸びない」、「現状維持でよい」と思っている比率が上昇し、それが若年化している。との調査結果を耳にしました。弊社でも同様です。この文章を読んでくださっている方は、向上心があり挑戦欲のある方だと思いますので、上記には当てはまらないと思いますが。
60代になっても新しいことに挑戦できる、伸びしろがあることを、身をもって証明し彼/彼女らのモチベーションをあげたいとの気持ちから、受験資格がなく比較的難易度の高い気象予報士試験を受験することとしました。少しでも新しいことに挑戦する人が増えてくれることを望みます。これだけは言えます。若い時から始める方が圧倒的に有利です(私自身の反省点です)。しかし、同時に何歳からでも始めることはできます。
気象学を学ぶことで、年々増加する自然災害や温暖化への認識、防災への意識の向上など、試験勉強を始めてから気づいた多くの利点があり、この選択は実用上も間違っていなかったと感じました。付加的に、天気(雨/雪、暑さ)に左右される「どのタイミグで犬の散歩に行くか問題」にも役立っています。
ここまで導いてくださった藤田先生に感謝申し上げます。また、これだけの時間を与えてくれ、協力してくれた家族に感謝します。
Rさん(男性・65歳・東京都・無職(第60回までは窯業メーカー勤務 技術系))の合格体験記
【受験歴】
一般 専門 実技
第57回(令和4年1月) 〇 X X
第58回(令和4年8月) 受験せず
第59回(令和5年1月) - 〇 X
第60回(令和5年8月) 〇 - X
第61回(令和6年1月) - - X
第62回(令和6年8月) - 〇 〇
【1.藤田塾を選んだ理由】
全く気象とは無縁の仕事をしていましたが、気象に興味はあり、一度どのようなものか勉強してみたいと思い、気象予報士試験にチャレンジすることにしました。
理科系の大学院を卒業しているので、一応、一般試験の方の基礎(力学、熱力学、放射、散乱の基礎知識)は勉強したことはありましたが、すでに何十年も前の話でしたので、最初からやり直しという気持ちで始めました。
最初は仕事をしながらなので、まずは、一般知識と専門知識に合格することを目指して独学で勉強し始めました。
実技は最初は質問の意味が解らない、時間内に半分ほどしか書けないレベルでした。
ですので、第60回までの気象予報士試験では、試験に慣れる練習をしているようなものでした。
途中仕事が忙しくて、受験できなかったりもしましたが、3回目の受験の第60回までには、一般、専門ともぎりぎり合格できるようなレベルにはなりました。
第61回は、初めて実技のみに専念できたので、合格を目指して実技の過去問を4回ほど繰り返し解き、試験に臨みました。
この時は、すべて解答を埋められれば、合格する可能性はあるかもしれないと思い受験しました。
実技2はほぼ答案を埋めましたが、実技1では最後の問4を解く時間がほとんどなく、20点分は白紙で不合格でした。
試験後、3か月は全く勉強せず、自分でやるべき別の課題に集中していました。
5月になり、第46回から48回の実技過去問を再度解いてみましたが、「ほとんど全て時間内には終わらない、自己採点も40点から60点台、同じ問題を再び間違えている」ことから、自分は漫然と過去問を解いているだけだと改めて気づき、どのようにしたら実力が向上し、時間内に解答できるのだろうと悩んでいました。
そこで間違っている問題を分析しました。
(1)何を聞いているのか、きちんとわかっていない問題がある。
(2)なぜ解答がそうなるのかわかっていない問題がある。(前線やトラフの位置等)
(3)筆記問題では、どこまでの解答が正解で、自分の答えが正解と判断されるのか、されないのかよくわからない。
(4)いくつかの専門用語の意味がきちんと理解できていない。(「渦度移流」は特に市販の参考書やネットの情報のみではよく理解できなかった。)
(5)エマグラムや緯度、経度を答える問題では、解き方はあっているが、模範解答では、複数の値が記載されているもの以外は、答えが微妙に異なる場合正解とみなされるのかどうかよくわからない。
(6)ケアレスミス
これらと、また、時間内に解ききれない問題で、私にとって独学はやはり限界があるとの結論に遅まきながら到りました。
そこで、この壁を破るには気象予報士試験の講座を受講するしかないと考え、特に上の(1)~(5)の問題に対しては、「いくらでも質問ができるということ」が必須要件だと考え、また「好きな時間に講座を受講できるということ」も魅力で、藤田塾(実技)を選びました。
【2.勉強時間】
第60回まで:平日1時間/日、土日3時間/日程度、試験前1か月は土日6時間程度
第60回以降:必ずしも毎日ではないが、6時間/日、但し令和6年2月-4月は勉強せず。
【3.勉強方法】
【一般知識】独学
最初、「読んでスッキリ!気象予報士試験合格テキスト」の一般知識を読み始めましたが知識の要約本で、さっぱり理解できず。
この世界のバイブルである「一般気象学」を読んで、やっとある程度理解できました。
「一般気象学」は理解が難しい部分もあり、そのような部分は結論だけ理解し、理論はすっ飛ばして読んでいました。
ただ、それだとやはり11問ぎりぎりで、13~14問の正解は難しいとは感じています。
問題はこの本からの出題されているものが多いと感じています。
この本を読んでから、「読んでスッキリ!気象予報士試験合格テキスト」に戻ると、コンパクトに要約され、足りない知識を補完してくれる参考書として役にたちました。
また、過去問(8年分)と「気象予報士試験精選問題集」を5-6回は解きましたが、毎回合格ギリギリでした。
【専門知識】独学
一般知識と同じく「読んでスッキリ!気象予報士試験合格テキスト」を主にして勉強しましたが、これだけでは明らかに不足なのと、最新の情報に切り替わっていないものもあり、気象庁のホームぺージ「知識・解説」から最新情報や詳細な説明を入手して勉強しました。
問題は、この「知識・解説」から出題されていることも多く、関係部分を読んでおくことは必須だと思います。
さらに「気象観測ガイドブック」や「数値予報」、「二重偏波レーダー」の気象庁の詳しい解説など入手して補強していました。
第62回受験のときは、混み入っている事項(「数値予報の方法と特徴」や「天気予報の種類と基準」など)は自分で整理した一覧表を作成して整理しました。
また、現在天気記号等の暗記事項は、主なものは即答できるレベルまで暗記しました。
これらは覚えることがあまりに多く、藤田塾で勧められている必須記号や条件を中心に覚えるのが最も効率的だと思います。
間違えた問題は、ノートに書き写し、正解や必要な知識をまとめて「間違い集」として読み返し、覚えていきました。
これも過去問(8年分)と「気象予報士試験精選問題集」を5-6回は解きました。
第62回受験前4か月は、毎日1-2時間は必ず上記の何らかの学習を実施していました。
私のレベルでは、一般知識も専門知識も必ず知らないことが毎回2問程度は出題され、、そこは常識で判断するしかないと考えていました。
過去問を完ぺきに理解してれば、合格点は必ず取れると思います。
【実技試験】
【藤田塾に入塾する前】第61回試験まで
「らくらく突破 気象予報士 かんたん合格テキスト 実技編」
「イラスト図解 よくわかる気象学 実技編」
と、過去問で勉強。
判らない点や覚えなければいけないことをノートに記入し、整理、理解していきました。
しかし、これだけでは前述のレベルであり、実技試験に合格するには、問題を読んだ瞬間に何を聞かれているのか理解し、解法や解答の構想が頭に浮かび、答えを記入するために必要な図を見たり、計算したりする作業をするというレベルでないと、とても制限時間内に全ての解答はできず、そういうレベルまで実力をつける必要があると感じていました。
【藤田塾入塾後】第62回試験に向けて
【5月末~6月】
どうしたら実力が上がるのかわからず、この時期が一番苦しかったと思います。
そこで令和6年5月下旬に藤田塾に入塾しました。
講義で藤田先生の考えを理解し、先生の言葉を「信じてみよう」と決心し、実技の勉強は藤田塾一本にしました。
このことが、気象予報士試験合格のキーポイントだったと今では思います。
準備編では、上記(4)をとても丁寧に説明していただき、わからなかったことの詳細な説明があり期待通りの講座でした。
演習編では、平成28年度以降の8年分(オプション講座も含む)を1日実技一つを解き、答え合わせを実施、その後、藤田先生の講義を聞き、疑問点を解消。
講義は、1.3倍速や1.5倍速で聞き、時間短縮していました。
それでもわからない所は、藤田先生に自分の解答を送り、質問していきました。
大体、実技試験一つに対し、1~4個程度の質問を繰り返したおかげで、上記(1)から(3)、(5)の理解が急速に進みました。
先生の回答は、午前中の質問なら当日、夜間の質問なら翌日の午前中早くにいただけ、とてもレスポンスが速い。
また、簡潔、的確なものでした。
また、同時にA4のノートの左側に問題をコピーして貼り付け、右側に間違えた点、あやふやな点の解答、解説、注意事項、先生の回答等を記入していき、理解を深める。
2年分位を実施したところで、再度ノートを最初から読み直していく。
「急がば回れ」の心境で、地道にやっていきました。
【7月】
再度過去問を全て実施し効果を確認したところ、得点が、40点~60点台から60点台から90点レベルに、約半数が時間内に解答できるというレベルになりました。
さらに、間違ったところ、理解が不十分な所は、講義を聴き直し、またノートを見直していきました。
藤田塾の講義は、タイトルからすぐに聞きたい所を見つけられるので、非常に便利でした。
【8月】
再度ノートを全て読み返し、間違いを確認し、得点の低いもの、時間を大幅に超えたものを中心に過去問を12実技分実施。
自己採点は70点台から90点台に、時間を超過していたものの半数は時間内に解けるようになっていました。
過去問で満点を取れないのは、ケアレスミスと一部の思い込みの解答、時間切れなどが主な原因となっていました。
結局、この勉強方法が最も役にたち、問題を全て解答できれば7割は取れる自信がつきました。
【4.本番時の注意点】
それでも、本番に向けては、下記のことを自分への注意点として意識して臨みました。
(1)ケアレスミスをしないこと。(過去問でも5~10点程度最後まで何かしらミスしている)
(2)質問に対する答えを書く。(質問をよく読まずに、自分の思いこみで答えを書いてしまうことがある。)
(3) 一瞬でも何を聞かれているのかわからない、あるいはすぐにはわからないと思った問題は後回しにする。
(難しい問題を考えて時間が無くなるより、まずはやさしい問題で点を取ることを優先する。)
(4)全問解答できないくても動揺しない。
(5)最後まであきらめないで解く。
後は全力を尽くすのみという心境で本番の試験を迎えました。
【第62回本番での出来具合】
専門知識:14問正解。
実技1:全問解答は記入。
実技2:全問は解答できず、最後の問題の約20点分(解答用紙1/4)は白紙提出。
結果は第61回と同じような解答量でしたが、藤田塾のおかげで、解答の精度が良くなったことが、合格に結びついたと考えています。
【最後に】
実技試験の壁にぶつかり、藤田塾の門をたたき、藤田先生の考えを信じました。
それにより、レベルアップでき、合格できたと考えています。
藤田先生、それからこの受験に付き合ってくれた家族に、改めて深く感謝いたします。
Lさん(男性・30代・静岡県・ヘリコプターの操縦士)の合格体験記
【身上情報】
航空会社勤務 ヘリコプターの操縦士
勤務時間は9~18時(変動あり)で不定休
【受験理由】
私は航空会社でヘリコプターの操縦士として勤務しており、飛行業務は気象状態によって大きく左右されるため、気象に関する知識は必須でありました。
あるとき社内の別部署から「お前はパイロットのくせに天気もわからないのか」と言われてしまい、ならば気象予報士の資格を取得し見返してやろうということで受験を決意しました。
【学習経歴】
2024年1月下旬 一般知識コース申し込み
2月 一般知識勉強開始
3月 専門知識コース申し込み 専門知識勉強開始
4月 実技試験対策講座申し込み 実技試験勉強開始
8月 第62回気象予報士試験 一般〇 専門〇 実技〇
【勉強時間・勉強法】
・勉強時間
平日 7時間程度(仕事の状況により1~2時間の変動あり)
休日 10時間程度
勉強時間は早起きして捻出していました。
4時ごろ起床し、7時くらいまで勉強して出勤
帰宅後23時頃まで勉強
このような生活習慣で日々の勉強を行ってした。正直に申し上げますと、睡眠時間を減らして勉強するのは良くなかったと思います。実際体調不良になることが多々ありました。
・勉強法
基本的には藤田塾のテキストを使用して勉強をしました。
市販されているテキストは、
・試験に対応できるが、内容が難解で理解が難しい
・内容の理解が容易だが、試験に使うには少々物足りない
といった物が多かったと思います。
藤田塾のテキストは難解な表現が少ないにもかかわらず、試験に十二分耐えられる内容であり、さらに藤田先生に質問することで、疑問点との解消や過去問と関連付けることで、テキストを更に深化させることができました。
バイブルと言われている一般気象学は、私の実力では難解な内容であったため、内容を読み込むというより、試験において図が引用されることが多々あるため(今回の第62回でもありました)図があるページ周辺を読むようにしました。
動画講義はノートを作りながら受講し、その後は過去問をひたすら研究しました。
私は悪筆であったためノートは見返す用というより、書いて覚えるために作りました。
通勤時間が1時間程度であるため、通勤時間は音声講義を聞きながら通勤していました。
また1日に一回以上、各種天気図やエマグラムといった気象資料に目を通して、何故このような予想になったのか、この位置に前線や閉塞点を解析した根拠は何かといったことを考察するようにしていました。
【藤田真司の気象予報士塾の活用法】
一般知識及び専門知識は、講座を一通り受講した後に過去問研究に取り掛かり、理解が不足している単元をもう一度受講し、それでも疑問が解消しないときは直接質問をしました。
疑問点を確実に解消できるうえ、質問してから翌日、状況によっては数時間後に回答が届くこともあり、疑問点があるモヤモヤした時間をほぼ無くすことができ、効率的に学習を進めることができました。
実技については、回答用紙をスキャンしたものを送付して添削を依頼していました。
丸ごと回答用紙の添削を依頼し非常に手間のかかる依頼をしていまいましたが、こちらも翌日には添削の返信があり、
・どのような表現が適切か
・正答の範囲内に入っているか
といった独学では判断が難しい事項について精度を高めていくことができました。
【モチベーションを保つ方法】
気象予報士試験の勉強は長期に渡ることが多く、モチベーションを保つことは難しいことだと思います。学習時間が多くてもモチベーションが低く勉強の質が悪化したり、そもそも勉強に取りかかれないといったことが発生すると思います。私自身そのような状況に陥った時もありました。
そんな状況になったときに勉強を継続するためのエネルギー源は、気象予報士になりたいという気持ちの原点に立ち返ることでした。
おそらくほとんどの方は気象予報士になり、その知識を活かして社会に貢献するといったポジティブな気持ちであると思います。
私の場合は、気象予報士の資格を取得して、自分を馬鹿にした人間を打ち負かすという正直褒められたものではない理由でありました。
しかしながらこの褒められたものではない理由こそがまさに臥薪嘗胆であり、自らを奮い立たせて学習を続ける原動力となりました。
【総括】
藤田先生のもとご指導いただいたことを愚直に実行したことで、約半年の短期間にもかかわらず、知識ほぼゼロから一発合格することができました。もし独学で挑んでいたら合格は遠い未来であったと思います。
たとえば、勉強量×モチベーションで表せるベクトルがあったとして、いくらそのベクトルが大きくても、向きが合格基準の方向に向いていなければ合格にたどり着くことができなかったり、あるいは非常に労力がかかるといったことに陥ることになってしまします。
藤田塾はこのベクトルの向きを正しく合格の方向へ導くものだと思います。今回の合格者の5人に1人以上が藤田塾出身者であることがそれを証明していると思います。
藤田先生には大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
Kさん(男性・66歳・岐阜県・無職(元地方公務員))の合格体験記
【受験歴】
令和3年 第55回 一般× 専門○
第56回 一般○ 実技×
令和4年 第57回 実技×
第58回 専門○ 実技×
令和5年 第59回 一般×
第60回 一般○ 実技×
令和6年 第61回 専門○ 実技×
第62回 実技○
【一般・専門について】
定年退職後、勉強を始めました。最初、「気象予報士かんたん合格テキスト」で学習しました。一般の学習をしているころはよかったのですが、専門を始めた頃から理解が怪しくなり、通信での学習を考えました。いろいろ調べて、藤田先生の塾にしました。一般・専門とも講義が分かりやすく、「(あのとき分からなかったことが)そういう意味だったんだ」と理解できることが多くありました。
【実技について】
実技については、過去問を解く学習のみでした。平成21年度からの問題を繰り返ししました。藤田先生が出されているDVDをすべて購入し学習とともに講義を聴きました。講義がない回の問題についての質問にも、快く応じていただきました。
皆さんが感じてお見えのことでしょうが、最近の実技試験では特に過去問と同じような問題が出題されることが多くなった気がします。藤田先生は、「実技については過去問をいかに掘り下げて学習するかにかかっている」とおっしゃられていますが、自分も学習を進めていくうちに「そのとおり」と思うようになりました。
実技の学習は、のべ4年半ほどしました。何回も同じ問題を解きましたが、新しい発見をすることが度々ありました。
【受験をしてきて思ったこと】
合格される人には、受かるべくして受かる人とある程度の運が味方して受かる人の2種類いると思いました。自分の場合、受験のたびに途中で訳が分からなくなることを繰り返していました。1つ目の実技は「ある程度できた」と思えても2つ目で沈没することもありました。ケアレスミスはなくそうと慎重になってもいつもあるし、途中訳が分からなくなる問題でいかに粘って少しでも正答できるかが分かれ目のように思いました。そのために先生がおっしゃられていますが、問題をよく読むこと。皆さんが知っておられることですが、解くためのヒントが問題文に書かれていることがよくあるからです。
今回の試験では、1つ目の実技は順調で過去問をしっかりやっておけばできるような問題ばかりで終了10分程度前にとりあえず全問解答できました。いい気になっていると2つ目でポシャることを経験しているので、「気を引き締めて」と思って2つ目、やっぱり渦の問題のあたりから訳が分からなくなりました。何度も問題を読むことで、正・負で答える問題については規則性があることがわかり、そこが分かれ目だったように感じています。
過去問を何回もやったことで、そのことに気付くことができました。運があったのだと思います。
「運があった」といえば、藤田先生の塾を選べたことです。本当によかったと思います。誠実に生徒に向き合われている先生のおかげです。ありがとうございました。
Nさん(男性・48歳・大阪府・消防士(隔日勤務))の合格体験記
43 否 否 →平成27年1月 2015
44 否 否
45 否 否 →平成28年1月 2016
46 否 否
47 否 否 →平成29年1月 2017
48 否 否
49 否 合 →平成30年1月 2018
50 合 免除 不合格 藤田塾実技講座受講 2018
51 免除 免除 不合格 →平成31年1月 2019
52 免除 合 不合格
53 合 免除 不合格 →令和2年1月 2020
54 免除 免除 不合格
55 コロナで未受験 免除延長 →令和3年1月 2021
56 免除 否
57 否 否 →令和4年1月 2022
58 否 否
59 否 否 →令和5年1月 2023 めざてんゼミ参加
60 合 否
61 免除 合 →令和6年1月 2024
62 免除 免除 合格 →令和6年8月
①1日の勉強量
自分で言うのもなんですが、この受験回数は見たことがない多さです。合格に繋がったと自分の中で考える59回受験前からの2年半に限るとおおむね次の通りです。
59、60回の勉強時間と取り組んだもの
当直→非番1~3時間(午後)→週休2~4時間(午前と午後に分割)
一般・専門過去問8年分3周、気象庁ホームページ、一般気象学、めざてん
61回
当直→非番1~3時間(午後)→週休2~4時間(午前と午後に分割)
専門過去問1か月前から8年分1周、実技過去問48回から2周、気象庁ホームページ、めざてん
62回
当直→非番1~3時間(午後)→週休2~4時間(午前と午後に分割)
それぞれの時間帯に実技1題、3日で3題。試験2か月前くらいから余裕があるときは各時間帯に解くのを2題に増やし、集中力を維持するためのトレーニングとする。
実技過去問、気象庁ホームページ、めざてん、藤田塾メール質問
58回までは絶対にこの時間やる!というルーティンも作れず、ただ問題を解いて〇×を付けるような感じでした。合格まで届くことはありませんでしたが、試験に関する用語の8割くらいには慣れることができたかなと。
②受験勉強の時間の捻出方法
勤務の関係から時間は自分の意志さえあれば確保できる環境でした。ここ3年、昼間は必ずジムに行き3~4時間ベンチプレスと補助トレをしているため、疲れを理由に勉強をサボらないよう必ず机に向かうことをノルマにしていました。夜勉強するため、好きなワインもここ数年は控えていました。盆・正月の集まりもすぐに抜けています。
集中して取り組むのは実技のほうが簡単でした。一般・専門は1問ごとに集中力が切れ、時間もかかるのでつらい時期が多かったです。
トレーニング辞めて勉強しろよ...という方が多数かと思いますが、私の中で気象の勉強とトレーニングは同じくらいの重要度なので試験の3日前休んだ以外は必ずトレーニングと並行しています。
③最も効果が合った勉強法
過去問、気象庁ホームページ、一般気象学
参考書と呼ばれる本を読むのが苦痛でらくらくなどは買っても最初の10ページくらいしか開けません。気象庁HP、一般気象学を中心に間違った点を調べていました。一般気象学で分からない言葉があればその都度検索していました。
私は実技講座のみの受講でしたが、藤田塾の質問サポートは自分で調べる限界を超えた回答が頂けるためとても有効でした。一人で勉強する中で「誰かに聞ける」ということはとても大きいです。質問することで毎回間違うところを深く掘り下げることができ、正しい理解=腹落ちに繋がり、それが得点にも結び付いたと思います。
④挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
気象予報士試験は受験回数が増えるとモチ―ベーションを維持するのが難しい試験です。免除が消えた時の喪失感はとても大きい。しかし私は気象予報士試験の受験は趣味、合格するまで願書は出す!と家族に合格発表のたびに言っていたので、立ち直りというものはありません。不合格も家族の中でネタになっていました。「また否否やな」「どうせ否否やろ」といじられてきています。いじらずに応援してくれたのは61回試験と同じ時期に医師国家試験を受けた姪です。一緒に勉強した時もあり心の支えになってくれました。
気象予報士試験をいつまでも続ける覚悟だけは持っていました。途中で投げ出すことはないだろうなという確信もありました。ここで辞めたらもったいないとも。ただ、そろそろ違う勉強もしたいという願望はありました。62回で合格できるとは思っていなかったため、63回へのモチベーションは9月にあったベンチプレスの試合で全日本ベンチの出場権を獲得した!だから気象もちゃんとやる!でした。
⑤藤田真司の気象予報士塾の活用法
私は藤田塾を一度申し込んで脱落した口です。W免除が消えた後にフェードアウトしているためです。受験は続けていたので、試験会場に応援にきた藤田塾長に会わせる顔がなく人の陰に隠れて入場したことも。合格に向けての高いモチベーションを維持できたのはめざてんゼミに入れたことが一番大きいです。しかし、62回の試験前に「このままでは合格に必要なピースが何か足りない」と思ったとき、合格するまでサポートの藤田塾に質問を出来たのはとても大きかった。藤田塾長に「また質問してもいいですか?」と聞いたところ快く受け入れていただきありがたかったです。気象予報士試験の解答の独特の言い回しを書くことができない場合でも、「正答の範囲内と判断されます」という評価には救われました。
気象予報士の学習、特に実技は“答えを書けてしまう”場合があります。自分の中では正しい答えを書いたつもりで、実際には「自己解釈の誤った理論」が組み立てられている場合が往々にある。これは正しい理解ができていないためで、独学で陥りやすい罠ではないかと思います。AがBだからCになる、という筋道を正しく理解する必要があるのに、あやふやなまま自己解釈では正しい理解から外れ、どこか的外れな答えに至ってしまう。これを回避するには、やはり人に聞くというのが一番の近道で、私にとっては藤田塾長への質問メールが大きな力となりました。ほかの方の体験記にもあるとおり、質問への回答がとても速いです。夜の部の勉強を終えて質問を出し、朝起きると返信が届いている。朝起きると昨夜の疑問が解消され、自分の記憶への印象も強く、自己解釈の誤った理解を正しい理解に修正することがいち早くでき、合格に向けてのピースを埋めることができたと考えます。
自分の勉強法が確立されている方やバックボーンの知識がある方は1~3回くらいの早期合格を遂げているように感じます。そうではない人に向けたオンラインサロンのようなものがあれば、モチベーションの維持に悩む大勢の方の拠り所となるのではないかと思います。脱落組の私にも丁寧なサポートをいただいた藤田塾長、ありがとうございました。
Eさん(女性・24歳・東海地方・フリーター)の合格体験記
(受験のきっかけ)
自然が好きで大学では山岳地帯の野生動物について学んでいました。大学を卒業した2023年3月から7か月間インターンシップで海外に留学し、野外調査を経験しました。調査地の多くが砂漠気候の山岳地帯で、乾燥で目が開けられないほど痛かったり、落雷で山火事が起きたりしたため、以前よりも気象に興味を持つようになりました。帰国後に就職活動をする中でやはり自然に関わる仕事に就きたいと考え、選択肢を広げるため気象予報士の資格取得を志しました。第61回試験までは3か月ほどしかなかったため、まずは学科優先で学習を進め第62回試験とあわせて2回での合格を目標にしました。
(勉強量)
勉強時間は気にせず、予めその日やることを決めて、終わり次第寝ていました。
(勉強時間の捻出方法)
実家暮らしでアルバイト生活のため、学校や仕事と両立されている方に比べると苦労が少なかったと思います。家事はほとんど手伝わずアルバイトと就職活動の時間以外はできる限り勉強に充てさせていただきました。
(最も効果のあった勉強法)
学科は市販の教材、実技は藤田塾の教材と過去問で学習しました。
実技は先生の仰る通り、直近の過去問8年分(32題)の徹底理解に努めました。1周目は130分/題かかりとても疲れましたが、少しずつ時間が縮まり、納得して正解できる問題も増えました。よく進む日とそうでない日がありましたが、全く勉強しない日は作りませんでした。
(挫折しそうになった時、立ち直ることができた方法)
大学を卒業して企業で働いている友達や大学院に進んでがんばっている友達と比べてレールを外れた自分を不安に思うことはありました。ですが、自分で選択した進路だし、支えてくれる家族や友達、藤田先生に感謝してベストを尽くそうと考え、目の前のことに集中しました。
(塾の活用方法)
過去問を演習し、講義を何度も視聴し、添削していただき、納得がいかない点を質問しました。
(おわりに)
藤田先生にご指導いただかなければ、どのような方針で学習をすすめたらいいのか分からず、遠回りした挙句諦めてしまったと思います。一生懸命支えてくださり、本当にありがとうございました。これから予報士の先輩方にお会いし、気象の理解を深めていくのが楽しみです。
Vさん(女性・20代・東京都・教育関係)の合格体験記
① はじめに
“諦めずに勉強を続ければ、必ず合格できます。”今回合格体験談を寄稿するに至ったのは、このメッセージを伝えたいと思ったからです。
私は大学までずっと文系、これまで気象の勉強はしたことがありませんでした。地学や化学も、中学校で基礎だけ…知識はほどんとゼロでした。
「雲は何から出来ている?」「高気圧、低気圧って何?」恥ずかしながら、このようなクエスチョンにも正しく答えられないところからスタートしました。
理系でなくても秀でた学歴でなくても、地道に勉強を続けていれば、こんな私でも合格の順番が回ってきました。
② 受験歴
2021年7月から勉強を開始しました。
57回 ×(勉強から半年、学科をお試し受験)
58回 ×
59回 専門〇
60回 一般〇
61回 ×(実技のみ受験)
62回 合格(専門、実技を受験)
③ 1日の勉強量・勉強時間
【平日】1日2~3時間
朝1~1.5H(出社前):問題演習
昼休みのうち0.5H:朝の勉強の続きや見直し
夜1~1.5H(帰宅後):同上
例えば実技であれば朝に1問解き、その日じゅうに一通り見直し・疑問点を解消できるよう計画を立てました。
学科の過去問演習はiPadがあれば場所を取らずに進められるので、昼休みなどのスキマ時間に重宝しました。
【休日】1日3~7時間
まとまった時間が取れる休日は、主に実技の過去問演習に充てました。
次項④に細かく記しますが、あえて趣味や息抜きの時間を作り、メリハリを持って机に向かうようにしました。
気持ちが乗らない日もありましたが、サボった分だけ自己嫌悪に陥るので「毎日1分、何なら30秒でも何かやろう!」と決めていました。
④ 効果があった勉強法
主に2つあり、1つ目は「短期集中」です。昼休みや電車移動の時間など…スキマ時間の活用が、集中力も高く効果的でした。また私は朝型で朝が最も集中できるので、出社前の慌ただしい中でも勉強時間を確保するようにしました。
2つ目は「とにかく外に出る」ことです。休日に家にこもっているとダラダラしてしまうので、趣味の予定も組み込んで強制的に外に出て、その予定の前後や合間に勉強をしていました。メリハリがつき、息抜きやストレス発散もできたので良かったです。例えば私の場合、週末はピラティスのレッスンに必ず行くようにしました。レッスン前後の1時間、カフェで飲食を楽しみながら勉強をして、続きは家でキリの良いところまで頑張ろう!といった流れが多かったです。その他、図書館やコワーキングスペースをよく利用しました。
ご自身が集中できる時間帯、環境を見つけることが重要だと考えます。
⑤ 挫折しそうになったときに立ち直ることができた方法
ポジティブなエネルギーとネガティブなエネルギー、両方を原動力にしていました。
ポジティブなエネルギーは「予報士になれたら〇〇がしたい」「この人に報告をして喜んでもらいたい」など。逆にネガティブなエネルギーは、私の場合「このままこの会社でのらりくらり過ごしたくない」「予報士として活躍して周りを見返す!」などでした。メンタルも勝敗に大きく関わると考えます。なりたい自分・なりたくない自分をイメージすることで前向きに励むことができました。
⑥ 藤田塾の活用法
私は61回試験の合格発表後に入塾、実技講座を受講しました。ある程度知識がある上での受講でしたが「もっと早く入塾していればよかった!」と心から思いました。なぜなら解説が丁寧でわかりやすいからです。難しい理論や「パターンとして覚えてください」といった教え方ではなく、基礎的な知識やメカニズムに基づいた説明なので、「実技の解説の中で学科分野の理解不足に気づく」こともできました。また回数無制限で質問ができ返信もかなり早く下さるので、大変心強かったです。
インターネット上には無料で独自の解説を掲載してくださっている方もいますが、藤田先生の解説の方が正確、簡潔であることがしばしばありました。独学で自分の理解に自信がない方、伸び悩んでいる方(きっと基礎に不足があるはず)には特におすすめです。
ちなみに入塾前は、中島俊夫先生著『よくわかる気象学』で基本的な内容を学び、他社のオンライン講座(学科・実技)を1年間受講。その後1年間は独学で過去問演習を中心に行っていました。また各社の模擬試験を受験し、初めて見る問題にたくさん触れる経験は入塾後も必ず行いました。
⑦ さいごに
“諦めずに勉強を続ければ、必ず合格できます。”土台ゼロだった私が身をもって体験し、確信しました。
勝負は勝つまでやれば、結果、勝ちです。同志の皆様を心から応援しています。
T.Hさん(男性・33歳・愛知県・地方公務員(事務系))の合格体験記
私は小学生くらいの頃から天気について興味があり、毎日テレビでも新聞でも天気予報は欠かさずチェックしていました。
天気好きなまま学生時代が終わり、社会人になったときに、気象予報士試験を受けてみようと思いました。
しかし、市販のテキストを買ったきりなかなかテキストを開くことがなく5年くらい過ぎました。別の資格試験で合格を勝ち取ったことでようやくテキストを開き勉強し始めました。勉強を本格的に始めたのは第57回試験が終わったくらいからだったと思います。
今までの受験歴と結果
第58回 一般×(9点) 専門〇(11点)
第59回 一般×(9点) 専門免除
第60回 一般〇(13点) 専門免除 実技×
第61回 一般免除 専門〇(13点) 実技×
第62回 一般免除 専門免除 実技〇
①1日の勉強時間
平日は朝1時間、昼休み30分、夜に2時間は最低やりました。余裕があればプラスαでやってました。
休日はたとえば土日であれば勉強しない日をどちらかに設定し、もう1日は午前2時間昼過ぎ2時間夜2時間など、6時間はやっていたと思います。
そんなにガチガチにやっていたわけではなく、けっこうゆったりやっていたと思います。
②受験勉強時間の捻出法
過去問を本番のように時間を測ってやるということであれば、夜の家族が寝静まった時間にやっていました。
あとは本当に家事の合間、通勤時間、昼休みにといったようにスキマ時間の寄せ集めだと思います。
スマホでマンガ読む時間を学科の過去問を一題解こう、といったような感じでした。
③最も効果があった勉強法
学科は、ひたすら過去問をやりこむことです。一般も専門も見たことある問題ばかりになると思いますが、本番でも同じように見たことのある問題が出てきます。そこを落とさないようにするのが大切だと思います。
私は最初学科一般を、テキトーにやってても合格するでしょと思い、過去問をやりこまずに2回試験に臨んだ結果、痛い目にあいました。
しかし、ちゃんと過去問をやりこむ(私の場合は過去20回分くらいやりました)と、合格できました。
同じように専門も過去問をやりこむことで、本番では、「この問題は過去問の焼き直しだ」と思えるくらいに余裕ができます。
専門の場合は過去問以外にも、気象庁のホームページで最新の知識をチェックする必要があるので見ておきましょう。
実技試験についても、結局は過去問です。過去問を時間がかかってもいいので理解するまで何度も解くのがよいと思います。
私は過去20回分くらいを2周し、苦手だったテーマは5周しました。
実技試験は解答の言い回しを身につける必要があります。自己流の答え方では駄目である場合が多いです。
私は第61回試験で合格したと確信していましたが、結局は言い回しでおかしいところがあったので正解であると採点者に認められなかったと思います。
藤田先生にお世話になったのは第61回試験の合格発表後すぐで、すぐに実技講座を受講しました。
藤田先生の解説がとても分かりやすく、第62回試験でも藤田先生が説明されていたポイントがよく出題されており、試験の途中でニヤリとしてしまったのを覚えています。
私は藤田先生の講義で学びましたが、手段は何でもいいと思いますので、実技試験の「正しい答え方」を身につける必要があると思います。
④挫折しそうになった時
特に第61回試験の後は、合格していただろうと思い込んでいたので、落ちたと知ってかなり落ち込みました。
このまま合格しないのではないか。もうやめようか。何度も思いました。
そのとき、今までと同じやり方をしてては合格しないと思い、藤田先生の講座を申し込みました。
つまり、やり方を変える、新しいやり方を試してみる、です。
結構大事なことだと思います。
私がほかに申し上げたいのは、まずは学科を合格しようということです。
私は恥ずかしい話ではありますが、第58回で一発合格しようと考えていました。
そのせいで全てを満遍なく、ではなく全てを中途半端に仕上げた形となり、専門しか合格しませんでした。
その次の第59回でも、一般はちょっとやれば受かる、問題は実技だと思い、実技の勉強ばかりして結局一般を落としました。
そのあとは確実に学科を合格する方針に変えて、学科の勉強に時間を割きました。
学科をどちらも合格することができ、実技に専念できる状態にして、結果的に第62回の合格につながったと思います。
かなり自信のある方以外は2~3回の受験で合格を勝ち取るのが現実的だと思います。
つらいことがたくさんあるかもしれませんが、その先に必ず合格が待っています。
皆さんがつらい勉強を乗り越えて合格を勝ち取られることを願っております。
K.Kさん(男性・30代・関東地方・地方公務員)の合格体験記
学科試験は独学、実技試験の対策として藤田先生の映像授業を受講しました。これから受験を志す方、ちょっと興味があって体験記を覗いてくださった方、少しでも参考になれば幸いです。
①1日(1週間)の勉強量
平日は仕事があるのでなかなか勉強できず、平均1日1時間程度でした。休日は3~4時間くらいのことが多かったです。
②受験勉強の時間の捻出法
「時間」ではなく、「内容」を意識するようにはしていました。細かいプランを立てるのではなく、藤田先生の動画を1週間で3本見るなど、中~長期的なざっくりとした計画を立てました。
③最も効果があった勉強法
学科一般:一問一答アプリで知識の定着を図りました。過去問演習と合わせて、「色と形で気象予報士」というサイトをよく確認していました。一般気象学は難解なのであまり参考にしませんでした。
学科専門:一問一答アプリで知識の定着を図りました。過去問演習と合わせて、気象庁HPをよく確認していました。使い方としては、過去問演習で間違えた問題の根拠が、HPのどこに記載されているか確認する作業を行っていました。専門はだいたい、気象庁HPに答えの根拠が載っています。
実技:過去問演習と合わせて、らくらく実技や藤田先生の映像授業を視聴しました。模試やらくらくの記述は本番の試験と聞き方が異なっている部分もあり、生の過去問をしっかりと解説してくださる藤田先生の講義は、とても重宝しました。
④挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
藤田塾以外にも情報収集を行い、そこで知り合った受験生同士で有志勉強会を行い横のつながりを持てたことが、モチベーション維持につながったと思います。
また、私は「ELLE GARDEN」というアーティストの音楽をよく聴いていました。そこにはこんな歌詞が出てきます。
“遠回りする度に見えてきたこともあって 早く着くことが全てと僕には思えなかった”
高校生の頃にすでに解散していたアーティストを何となくカッコイイなと思って聞いている程度でしたが、実技で落ち続けた日に、ふと聴いたこの曲は改めて心の琴線に触れ、再び大きく感銘を受けました。
単純に知識を吸収し、点数を取る技術を高めていけば試験には合格します。でも機械のようにそう簡単にいかない。人間だからあるあるです。それならば人間らしい立ち直り方、再起ができるようなルーティンを持っておくことも大切ではないでしょうか。
⑤藤田真司の気象予報士塾の活用法
受講当時、実技はまったく歯が立たなかったので、演習後に解答を埋められないまま解説を聞くことがほとんどでした。先生の関西弁を1.5倍速で流すとオモロイな!とか、講義とは違ったところで遊び心を持って(?)活用することができました。(笑)それゆえにか、合格お祝い金対象から外れてしまい、回り道もしましたが完全合格は何とか掴み取ることができました。
⑥おわりに
私は通算6回目での合格ですので、決して要領が良い方ではないかと思います。でも、元土木コンサルタント職員として、現地方公務員として、転職してからも共通して浮かび上がってきた「防災」の知識を高めたいという気持ちが無くなることはありませんでした。
月並みな言葉ですが、意志あるところに道はあります。その路肩には確かな知識と経験を持った藤田先生はじめ同じ志を持つ受験生、SNSを通して温かい声援を送ってくれる仲間など、かけがえのない人がたくさんいます。この体験記を読んだみなさんと試験に立ち向かった同志として、会える日を楽しみにしています。
最後になりましたが、合格まで献身的にサポートしてくださいました藤田先生、誠にありがとうございました。
みかんさん(女性・20代・埼玉県・宇宙航空会社勤務)の合格体験記
東日本大震災を経験し、将来は防災減災に関わる仕事をしたいと考えていました。社会人となり朝ドラのおかえりモネを観て、自分と重なる部分を感じ気象予報士という職業に興味を持つようになりました。難関な資格であることは承知でしたが,それ故に諦めるのも違うと思い、まずやってみよう精神で先生の講座を申し込みました。
1.受験歴
一般 | 専門 | 実技 | |
2022/2 | 一般講座受講開始 | ||
59回(2023/1) | ○ | 未受験 | 未受験 |
2023/2 | 専門講座受講開始 | ||
60回(2023/8) | 免除 | ○ | 未受験 |
2023/9 | 実技講座受講開始 | ||
61回(2024/1) | 免除 | 免除 | × |
62回(2024/8) | ○ | 免除 | ○ |
2.使った教材
■一般
藤田先生の動画、講座のテキスト
精選問題集
一般気象学
過去問(10年分)
■専門
藤田先生の動画、講座のテキスト
精選問題集
過去問(10年分)
■実技
藤田先生の動画、講座のテキスト
拝啓、予報官X様のYouTube
過去問(10年分)
3.勉強方法
平日:始業前1時間、寝る前1~2時間
休日:午前中に1~2時間、夕方から2~3時間
私は在宅勤務が多く週に1、2回程度出社するという働き方だったため、平日は始業前と寝る前に勉強していました。やる気が起きないときや仕事で疲れて無理だ、というときは集中力も欠くのでノートをパラパラながめるだけにしたり、潔く早く寝てました。スマホにStudyplusというアプリを入れて15~20時間/週を目標としていました。
■一般・専門
①講座の受講と問題集の演習反復
はじめは藤田先生の講座を受講し、大事なところは印刷したテキストにペンで書き込む作業をしました。ただ受けたすぐは納得しても1週間も経つと結構忘れていることが多く、1つの単元が終えた段階で精選問題集の該当分野を解きインプットとアウトプットを交互にすることを意識しました。先生の授業は初心者でもとても理解しやすく、単元毎1時間程度に分けた授業になっているので集中力の続かない私でも受けやすかったです。精選問題集は過去問を単元ごとに良問を集約しておりおすすめです。
②過去問演習
講座をすべて受講し終えたタイミングでもう一度精選問題集を1周し、過去問に入りました。一般と専門分野はいかに多くの問題に触れて理解していないところを潰すかだと思っていたので、10年分の過去問を印刷して59回の試験までで3周(間違えたところだけ4周)、免除が切れた62回の受験前も3周解きました。
③自分用間違いノート作成
精選問題集も過去問も解いていてわからないところが出てくるたびに藤田先生のテキストを読み返し、細かいところは一般気象学を読んで理解し、問題と理解した内容を自分の言葉で1冊のノートにまとめていました。一般気象学は読み物というより必要な所だけ付箋をしてピックアップして使っていました。知識を深めるために自分で書いてみないと問題と知識の結びつきができず頭に入らなかったため、演習時はひたすらノートへ追記するための間違い探しをしている感覚でした。選択問題で◯だと一見合っているように思いがちですが、選択肢全部をしっかり理解することを特に意識しました。
■実技
①講座の受講
対策方法が全く分からなかったため60回試験が終えたすぐに実技の講座を申し込んで受講開始しました。実技の講座は準備編と演習編に分かれており、準備編では問題を解くにあたり必要な知識をインプットしたつもりで演習編を受けました。しかし、演習編に入ってからすぐに全く問題に太刀打ちできず、先生の言っていることを何度も巻き戻し再生して聞いていた記憶があります。これは「わかったつもり」の準備編の知識が定着していなかったためでした。やっぱり手を動かさないと理解できないと思い、②を同時に進めました。
②必要知識をまとめた自分用ノート作成
講座のテキストに書いてはいるものの、実技の第1問で聞かれる知識(台風の大きさ強さの定義、時間帯の用語、海上警報、天気記号、雲記号など)をピックアップして自分用に1冊ノートにまとめてひたすら覚える作業を繰り返しました。この暗記作業が第一の壁でした。何度も目に入るようにして、記憶を定着させるまで相当時間がかかりました。電車の中や夜寝る前の10分でもノートの内容を頭に入れるようにしていました。
③過去問演習
実技講座の演習編を受講後、復習として自力で解いてみると1題で2時間位経過してはじめは絶望でした。正直この頃は途方に暮れていて誰がこんな問題解けるんだろうとネガティブになることも。しかしこれは割り切って、大量の質問と答案を先生に送って理解を深めました。大抵はメールを送った次の日には添削してくださるのでとてもありがたかったです。(私は夜寝る前にメールを送って次の日の朝めざましのように返信が来て飛び起きてました。)61回の試験までに過去問は5周しました。3周目あたりから繰り返し同じ問題を解いていると次第に「解き方」や見るべきポイントが少しずつ見えてきます。これはすぐに結果を求めず忍耐強くやるしかないと思います。本屋さんで売っている実技対策用のテキストも購入しましたが、実際の過去問と少し毛色が違っていたので、過去問の理解に絞って進めた方が私は良いと思います。
④自分用間違いノート作成
過去問を解いて、事例(台風、冬型、梅雨など)の特徴や単純に誤った解釈をしていたことを一般・専門の勉強時と同様に②のノートにその都度まとめていました。
4.さいごに
ここまで来るのは本当に長い道のりでした。不器用なので仕事やプライベートと両立することが難しくて悔しい思いをしたり、試験のために我慢したことも沢山あります。なかなか結果が出ないと焦ってしまうこともあると思いますが、今目標に向かって頑張っているだけで私はえらいぞ!と自分を褒めてあげてください。一歩踏み出しているあなたは十分素晴らしいです。
どんなことがあってもやっぱり気象は何にも代え難いほど面白く魅力的で、天気予報を見たりぼんやりと雲を見るのも勉強を初めてからますます好きになりました。勉強を通して楽しむことが一番大事だと感じますし、私はあのとき一歩踏み出して本当に良かったです。
そして、夢だった合格を手にすることができたのは先生の授業を信じた結果であり感謝しきれません。本当にありがとうございました。
RMさん(男性・30代・東京都・金融機関勤務)の合格体験記
【気象予報士を目指した理由】
もともと幼少期から空や天気というものに興味がありましたが、文系出身のため自分には縁のない資格だと思っていました。そんな中、日本各地で激甚災害が多発しているのを見て、人命にも関わることから自然災害のメカニズムを本格的に知りたいとの思いに至りました。また、防災や減災というテーマは今の仕事にも関係しており、気象予報士としての知識を習得することで仕事の幅も広がると考えたためです。
【過去の試験結果】
57回:一般× 専門× 実技:×
58回:一般× 専門⚪ 実技×
59回:一般⚪ 専門免除 実技×
60回:一般免除 専門免除 実技×
61回:一般免除 専門⚪ 実技×
62回:一般⚪ 専門免除 実技⚪
2021年10月から勉強を始めて、丸3年、6回目の試験でようやく合格できました。
【学習方法など】
まず2021年10月の勉強し始めた頃は、他社の講座に申し込んで一般・専門・実技のWeb動画を購入しました。専用テキストと動画データが送られてきて、マイペースに独学のみ行う日々。たしか一日3時間ぐらい勉強していたと記憶しています。一般のみ3ヶ月間勉強して、2022年1月の第57回試験に臨みましたが見事に全敗(専門と実技は記念受験でした)。
気象予報士の難易度を肌で感じ、そこから2022年8月の第58回試験まで必死に勉強しました。Web講座だけでなく、書店で「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」も購入して、知識をどんどん詰め込みました。満を持して第58回試験に挑むも、専門のみ合格という結果。自分は根っからの文系で学生時代に理数を捨てていたため、学科一般には相当苦戦しました。
それからは小倉先生の「一般気象学」も購入し、学科一般の理解度を深めることにしました。理系の頭脳ではないため、時間をかけてでも解説をじっくり読み、徐々にですが理解が進み出しました。あとは、試験前に過去15年ぐらいの過去問をひたすら解きました。ようやく59回試験で一般をクリア。
次の第60回試験は実技に全集中できることになり、単純な知識詰め込み型では突破できないであろう実技の新たな学習方法を探していたところ、インターネットで藤田塾を見つけました。まさにこの合格体験記を読んで口コミも良かったので実技講座をさっそく申し込み。講義の冒頭で藤田先生から丁寧に学習方法(過去問の完璧な理解)を道標として示してくださり、あとはやるのみ!という分かりやすい内容でした。もちろん、動画の解説も細かい部分まで理解しやすく、市販テキストの解説欄には載ってないようなことも説明があるので受講して良かったと思っています。
しかし、仕事をしながらの勉強は思うように時間が確保できず(しっかり理解することを重視して勉強のスピードも遅かったと思います)。平日は仕事終わりに2時間程度、土日は3〜4時間ずつこなすのがやっとでした。結果、過去7年間の試験問題を1回ずつ解いただけだったので、第60回試験に撃沈。
学科専門の免除期間が終わり再受験することになりましたが、過去に一度受かっていると言い聞かせながらきちんと復習を積み重ね、第61回で再び専門クリア(実技はまた撃沈、、)
計5回も試験に落ちてそろそろメンタルと集中力が弱りかけていました。それでも諦めずに一般の復習と実技の過去問をひたすら解くことに終始(土日の勉強時間は4〜5時間に微増)。実技の過去問は3周しました。万全を期して第62回に挑み、一般は自己採点11点でぎりぎりクリア。実技は手応えがあまり良くなく、、次回(第63回)で実技のみ再挑戦かと思っていた矢先、合否通知ハガキに合格と書かれているのを目にして驚きました。
こうして、丸3年、6回目の試験で悲願の合格を勝ち取ることができました。
【合格のために大事なこと】
学科(一般・専門)は独学でも十分受かると思います。できるだけ多くのテキストや参考書に触れて、表面だけでなく理解度を深めることが合格の近道と思います。過去問で傾向をつかむことも大切です。
一方で実技は独学のみでは厳しいと思いますが、各社の授業やオリジナル模試をいたずらに受けても効果は薄いのではと自分なりに考えています。結局のところ過去問に慣れて完璧に本質を理解することで、新たな問題への対応力も自ずと身につくものと感じました。過去問で身につけた応用力でも解けないような高難度の問題は他の受験生も解けないだろうから、そこで差をつけようと努力する必要はなく、基本的な部分で着実に点を取ることで70%の合格ラインは十分達成できるかと思います。
【最後に】
実技の壁にぶち当たり計6回も受験しましたが、結局のところ藤田先生の示す道標を信じてひたすら過去問を完璧に理解した(全部ではありませんが・・)ことが合格できた要因だと思っています。本当にありがとうございました。
Y.Oさん(男性・40歳・兵庫県・製造メーカ勤務(事技職))の合格体験記
【初めに】
もともと物理や自然現象が好きだったこともあり、いつか機会があれば受けてみたいと思っていました。就職してから、気象とは関係ないところで働いていましたが家と会社との往復をする日々の中、何か自分の自信や強みになるものがほしいと思うようになり、資格受験を決意しました。
【受験歴】
一般 | 専門 | 実技 | |
第59回 | × | × | × |
第60回 | × | ○ | × |
第61回 | ○ | 免除 | × |
第62回 | 免除 | 免除 | ○ |
59回
初めての受験でした。勉強は試験の1か月前くらいから慌てて始めたのでほとんどできていませんでした。ただ理系の大学院を卒業しており物理、数学などの基礎知識はあったため、まあ学科くらいは受かるだろうというくらいのかるい気持ちで受けました。
試験中、学科はよくわからない問題はあったものの、手ごたえとしてはどちらも10点くらいかなという感触でした。実技は開始直後の「ビリビリッ」と紙を一斉にやぶる音にびっくりしながら、真似をして破ってみるという体験をしつつ、問題はよくわからずほぼ山勘で提出しました。
試験が終わり、まあ学科はぎりぎりかなと思い、自己採点をしてみると一般、専門どちらとも7点ほどで、全く合格ラインにも届いておらず目が点になりました。このときショックで先行きが不安になるとともに、この試験を合格するのはとても大変かもしれないと思いはじめました。
60回~61回
1回目の試験で全く歯が立たなかった経験をしたあと、本格的に勉強を始めました。
学科は過去10年くらいの過去問をなんども繰り替えし、勉強していきました。社会人の方であればわかるかと思いますが、平日はほとんど勉強する時間もなく、帰ってご飯食べて寝るだけ。週末は子供と遊んだり、家族サービスをすると勉強する時間は限られていました。
通勤中の電車の中30分程度、それと休日時間が空いたときに半日程度は集中して勉強するようにしました。平日は暗記、休日は理解を心掛け、自分の弱点を見つけどんどんつぶしていく作業を行っていきました。ただ勉強しても次の日にはほとんど忘れるんですよね。なので、繰り返し、繰り返し過去問を解いて、問題を見れば瞬時になぜそうなるかを理解した上で解答を導きだせるくらいまで取り組みました。
迎えた60回の試験。どちらかといえば一般のほうが得意だったため、まず一般を合格することを目標に試験を受けました。結果は一般で合格ラインまで1点足りず。運よく専門のほうが合格ラインに達していました。解答を見返すとそもそも自分の想定外の解答であったり、ひっかけの問題にまんまとひっかかって間違えたり、選択肢を2つまでは絞れたけど、まよった挙句間違えた問題など様々でした。よく実技のほうが難しいということを聞いたりしますが、学科が簡単というわけではありません。個人的には正しい知識で正しく理解していないと正しい回答にたどり着けないという意味では学科のほうが難しいと思っています。61回の試験では法規の問題をほとんど間違えてしまいましたが、合格ラインには達しておりなんとか学科をクリアすることができました。
62回
この回で実技が受からなければ専門が復活してしまうということをわかっていましたし、
絶対に合格しないといけないという思いにもかられ、迷わず藤田塾にお世話になることにしました。
普段生活するなかで私の周りには気象予報士の方はもちろん、受験をしようと考えている人にも会ったこともありませんでした。なので、実技をどのように勉強すればよいか教えてくれる人は皆無でした。問題集を見ればなんとなくわかるものの、なぜそのような回答になるのか、自分の考え方はあっているのかよくわからないところもあり、それを相談できる人がいれば心強いなと思ったのも入塾するきっかけでした。
実技は過去7年間分を繰り替えし、解答の精度を上げていきました。参考になるかわかりませんが、私が実技を受けるにあたり考えていたことは以下です。
・問題はよく読み、基礎問題は確実に間違えず解答する。
・採点をしているのは人であり、採点の上では解答の幅がある。
・間違っていない解答をすれば、それは正解もしくは部分点はもらえる。
・採点者は解答からしか、その人が理解して記載しているかどうかを判断できない。
(逆にいえば理解して記載しているということを記載できれば点数をもらえる可能性がある。)
自分の知識や理解力を上げるのはもちろんですが、採点者のことも想像しながら、答案を作るようにこころがけました。
迎えた62回の試験。まず初回でびっくりしたビリビリですが、3回も経験するとその音にはなれ、そもそもビリビリするのは、時間もかかるし、バラバラになって効率悪いという理由から私は3回目からは破らず受験するようになっていました。
4回目となったこの回ももちろん破らずいくことは最初から決めており、始まった瞬間に破る音を気にせずスタートダッシュで問一を解き始めました。実技は75分ありますが、時間が圧倒的に足りません。少し悩む程度で次々解答を進めていきましたが、それでも実技1は時間ギリギリで埋め終わり見返す時間などはなく提出しました。
実技1の出来が微妙だったため、次で取り返すしかないなと思い、実技2をスタートしました。序盤は順調だったものの途中、今までに見たことないような問題がでて、パニックになりました。このとき完全に心が折れ不合格が頭をよぎりましたが、時間も無くなりかけていたため、いったんその問題は飛ばし、わかる問題をとき、最後まで行ったあと、また戻りその問題と格闘していました。
結局、実技2も時間ギリギリで解答を埋めて見返す時間なく提出することとなりました。
あとで振り返ると、最後の1.2分で解けた問題もあり、最後まであきらめなかったことも合格ラインを超えたことにつながったのかと思います。
正直、実技は終わったあとは、もう無理だなとあきらめて帰宅しました。後日模範解答が出て自己採点すると、平均65点くらいで運が良ければいけるかといったところでした。
作図はどれも模範解答と一致していませんでしたので0点として自己採点をしていました。ただ前線の形、閉塞点の位置などは類似しており、そのあたりで部分点もらえたことが運よく合格につながったのかなと思います。
【さいごに】
藤田塾の、受講ビデオと解説資料はとてもわかりやすく繰り返し聞き、理解を深めていくことができました。入塾後、試験までに質問させて頂いたのは2回しかありませんでしたが、都度的確な回答を頂け、自分の理解につながったのはとても助かりました。
勉強と進めていくと前に進んでいるのかよくわからず不安になることもありますが、あきらめず好きで続けていればきっと良い結果につながると思います。何度落ちてもそれまでやっていたことは無駄ではないので気持ちをきらさず頑張っていただければと思います。ありがとうございました。
Nさん(男性・50歳・東京都・地方公務員(事務職))の合格体験記
【はじめに】
私は今回、13度目の挑戦で合格することができました。
この合格体験記は、なかなか結果が出ずに思い悩んでいる方に読んで頂けたら幸いです。
【どんな人か】
50才
地方公務員(事務職)
首都圏の中堅私立大学(文系)卒業
【受験歴】
※某社の通学講座受講(一般・専門・実技)
50回:一般× 専門× 実技―
51回:一般○ 専門× 実技―
52回:一般免 専門× 実技―
53回:一般免 専門○ 実技×
54回:一般× 専門免 実技―
※某社の通信講座受講(実技)
55回:一般○ 専門免 実技×
56回:一般免 専門○ 実技×
57回:一般免 専門免 実技×
58回:一般○ 専門免 実技×
59回:一般免 専門○ 実技×
※藤田真司の気象予報士塾受講(実技)
60回:一般免 専門免 実技×
61回:一般× 専門免 実技―
62回:一般○ 専門○ 実技○
【勉強量(1週間の平均)】
月・火・木:一般知識または専門知識の過去問 2時間
金:実技の過去問 1時間15分
土:実技の過去問 6時間
【勉強方法】
月・火・木曜日は、一般知識または専門知識の過去問1回分15題を60分以内に解いた後、問題集の解説を読みました。1回分あたり平日4日間ほど費やし、過去問10年分を繰り返しました。
金曜日は、過去問の実技1題(実技1または実技2)を75分以内に解き、土曜日に問題集の解説を読みました。解説を理解するようじっくり読むと、6時間程度かかりました。こちらも過去問10年分を繰り返しました。
※ただし、勉強を始めて1年目と2年目の前半までは通学講座の復習中心
※また、実技の通信講座および藤田真司の気象予報士塾受講後の半年間は、講座の受講優先
【藤田真司の気象予報士塾について】
受験歴のとおり、私は最初の頃は学科試験にもなかなか受からない状態でした。4度目の挑戦で初めて実技試験に辿り着き、以降はほぼ毎回実技試験まで到達しましたが、試験では思うように問題が解けませんでした。
過去問の解説を概ね理解できるようになり、合格する力はついていると感じていましたが、更なるレベルアップが必要だと感じて「藤田真司の気象予報士塾(実技試験対策講座)」の申し込みをしました。「藤田真司の気象予報士塾」を選んだ理由は、試験を受ける度に学科試験の解答速報を拝見していてお世話になっていたからです。
受講を開始した頃にはある程度の実技試験の知識がついていたので、講座は知識の再確認と問題に対する新たな着眼点を取り入れることを主目的に受講しました。講座の中で解答の許容範囲や、解答例とは異なる記述表現にも言及して頂けたことは、とてもありがたかったです。
また、講座の最初に言われた「過去問は満点を取ること」と「問題を完全に理解すること」の2点はとても印象的で、私の今までの勉強は甘かったと痛感し、実技の勉強の際には意識するようにしました。
【さいごに】
私は合格するまでに6年半の歳月を費やしましたが、勉強がつらいだとか受験をやめようとは1度も思いませんでした。
私は大学時代にゼミで環境問題を学び、将来は環境問題に関係する仕事がしたいと思い、公務員になりました。気象予報士の仕事も環境問題に関係するため、以前から興味があり絶対に合格したいと思っていました。
理系の学問や気象学の知識がない私でも合格できたのは、受講した全ての講座の講師の方々のおかげだと思います。どの講座もとても有意義でした。
最後に、藤田先生、ありがとうございました。受験生の皆さん、諦めずにがんばってください。
Aさん(男性・20代・関東地方・新聞社勤務)の合格体験記
■61回試験まで
気象予報士の学習を始めたのは2021年の秋ごろ。
台風や地震の被災地を取材する中「今後は防災報道が重要。まずは専門知識を」と考えるようになりました。
当時、NHK朝ドラ「おかえりモネ」を放送していたのも、気象予報士という資格に関心を持つきっかけになりました。
その後…
57回 学科×
58回 学科○ 実技×
59回 実技×
60回 実技×
61回 仕事で受験できず
60回までは独学で市販のテキストを用いて学習。57回は、自分の見立ての甘さが仇となり、全く歯が立ちませんでした。
58回で一般・専門は合格したものの、その後は実技力を伸ばすことができませんでした。
62回を控えた2024年5月、「次で決める」という思いで、藤田先生の塾に入塾しました。(実技コースのみ)
■62回を控えた勉強
業務と勉強との両立が最大の課題でした。まとまった勉強時間が限られていたので、通勤時間を活用しました。動画やPDFテキストなど、頂いた教材がスマホで簡単に見られる形だったので、非常に助かりました。
【4月】 一般・専門の勉強(独学)
昼から深夜までの勤務スタイルなので、始業まで自宅で1時間分ほど学習(主に計算分野)
→通勤電車(往復1時間半ほど)で過去問演習(選択式の知識問題中心)
学科試験は近年難化しており、大気の力学・熱力学などの概念を数式ベースで理解しているか、深く問われるようになったと感じております。
テキストを表面的に読むだけでは対応できない問題も増えている…ということで、手を動かして計算問題を解くことを大切にしました。
ここで「温度風」や「地衡風」といった概念の理解を深めておいたことが、今回の実技にも役だったと思います。
専門分野も突っ込んだ知識問題が増えている印象だったため、市販テキストに加え気象庁HPの「知識・解説」を使って学習しました。
【5月~6月】 実技一週目
平日は自宅学習を1時間強ほどしかとれなかったので、答え合わせを含めると、1日に解けるのは「実技ⅠⅡのうち、半分」が限界でした。
土日をあわせ、1週間10時間ほど。この時間で1年分の過去問演習をするペースです。藤田先生に「過去7~8年の問題を完璧にする」という目標を示していただいたので、やることは明確でした。
仕事前に実技過去問を解いて、答えあわせまでして外出→通勤中に解説を見る…という流れを繰り返しました。
一番大切にしたことは「解答を『ひらめく』ためのアプローチの方法を身につける」ことです。
過去問の模範解答が正しい理由を理解するだけでは合格できない、ということは、過去3回の実技の失敗で痛感していました。
試験会場で解答を導き出すためには、与えられた情報(天気図と問題文)のどこに着目すればいいのか、アプローチの方法を多く持っている必要があると思います。
例えば「矢羽根が反時計回りで循環しているところに、等圧線に表現されていない低気圧がある」「強風軸の解析は、まず等風速線を重視する」などです。
「天気図の細かいところにこだわりすぎず、広く見る」など、心構え的な部分も、解く上で必要なテクニックの一つだったと思います。
勉強時間の大半は、自分が解けなかった問題を題材に「では、どういうテクニックを持っていれば解けたのか?」を考え、テクニックを抽出する作業でした。通勤電車ではここに注力しました。
その作業に、塾の過去問解説テキストが大いに役立ちました。藤田先生の解説は、模範解答文の解釈にとどまらず、一貫して「ここに着目すれば模範解答を導ける」という視点で書かれているからです。
【6月後半~7月末】 実技2週目
この段階で、実技はだいぶ自信がつきました。
藤田先生がおっしゃっている「問題文とけんかしない」という言葉が、身にしみました。
正直、勉強を始めたばかりの頃は「問題文が悪い」と思ったことも多々ありましたが、その考えのほとんどは、自分の理解レベルの低さに起因するものでした。
愚直に過去問演習をするうちに、ほとんどの問題で「ああ、こう答えて欲しいからこういう表現で書いてるのね」と考えられるようになりました。
【8月】実技過去問を追加復習・暗記モノを総まとめ・学科試験の詰めの復習
前回受験した際は、夜勤明けで万全な状態ではなかった…という反省もあり、試験前日と当日の2日は仕事を休めるよう、勤務調整もしました。
長丁場の試験ですので、当日のコンディションも大切だと思います。
■試験当日の思い出
学科~実技Ⅰまでは特に問題なく解き進められましたが、最大の難所はは実技Ⅱの大問3(3)。「循環」についての抽象的な問題。いきなり専門書を読まされたような気持ちでした。
ただでさえ時間がないのに、問題の前提部分がそもそも理解できない焦り。「今回の試験もだめかもな」…と、しばらく思考が止まってしまいました。
終了15分前くらいだったと思いますが、ふと「ここで諦めたら、ずっと後悔するぞ」という考えがよぎりました。
「とりあえず埋めろ」。そういう一心で、(3)(4)は直感で答案をこしらえました。
すると、(5)(6)は一転してシンプルな問題。数分残して解ききることができたので、(3)の答案を再精査することができました。
「最後まで諦めないのが大事」という言葉の意味をかみしめることになりました。
■終わりに
この塾に入っていなければ、今回合格をいただくことはなかったと思います。ありがとうございました。
本屋で売られているようなテキストも有用だと思いますが、私の場合、それだけでは合格に必要な力の最後の1ピースを身につけることができませんでした。
気候変動による問題が顕在化し、毎年のように深刻な気象災害が起こるようになった昨今、気象予報士の役割はますます大きくなっている…と感じています。
学べば学ぶほど、社会から必要とされている知識を身につけられている、という手応えが、勉強の原動力になったと思います。
Sさん(男性・50代・東京都・国家公務員(一般事務))の合格体験記
受験歴 58回 一般○ 専門○ 実技×
59回 免 免 ×
60回 免 免 ×
61回 ○ ○ ×
62回 免 免 ○
【令和4年1月~令和5年1月】
令和4年1月頃、コロナ禍で何か勉強しなくてはと思い、資格を物色していたときに、昔から興味のあった、気象予報士に挑戦しようと思い立つ。ただ、平成17年頃に1度、参考書(真壁さん著)で勉強しようとしたが全く歯がたたなかったので、いくつか参考書を立ち読みし、意外と理解できそうということでチャレンジすることに。
以下を活用し、一般、専門知識を学ぶ。実技は7月頃から参考書で見るだけで、R4.8の試験に臨み、学科合格
10月からは、実技のみということで参考書・精選問題集により学習したが、トラフ、前線解析等、あまり理解が深まらないまま、1月の試験に臨み不合格。
<使った参考書>
らくらく突破気象予報士 かんたん合格テキスト 一般・専門・実技
よくわかる気象学 第2版・専門知識編・実技編
一般気象学
気象予報士試験精選問題集2022年度版
<WEBサイト>
オンスク、めざてん など
【令和5年2月~令和6年8月】
学科免除を有効に活用するためには、独学では難しいことを痛感し、藤田塾のHPの説得力及び1年で合格なら半額免除にも誘われ、入塾。過去問が3年分しかないので、残りの4年間分(結果+1年分)を追加。
準備編を経て、過去問2周し、先生へも何度も質問をし、自分なりにある程度理解したと思い8月を迎えたが、雲域の位置・表現、前線解析等がうまくできず、不合格となり、学科免除が消滅。R6年1月に向け、実技はほぼ手を付けず、学科に集中し、R6.1で学科は合格。
R6.2からは今年で最後とすべく、準備編を納得するまで見て、過去問を7月までに3周することをノルマに平日朝、土日に勉強時間を確保するとともに、気象庁のHPで毎日、短期予報解説資料等を見ることとした。すると、少しずつ、気象の立体的な構造が見えてくるようになり、理解度が深まるように感じた。また、自分なりにメモを作成し、通勤時間に見て頭にたたき込んだ。自分でメモを作成するのは頭の整理をするためにも非常に役立ったと思う。仕事が定時で帰れ、夏休みがとれる職場に異動したため、7月以降は、帰りに図書館で勉強したり、夏休みの1週間は全て勉強時間に充てた。
その間、先生に質問をし、回答に納得が行かない場合は2,3回再質問を行ったりした。前線解析も画像で送ったりした。質問をメールで書くと、何がわからないのか頭の整理ができ、問題の趣旨がわかったり、自分が読み間違いをしていることに気づくこともあった。
過去問3周後の8月は、わからなかった問のみを再度行い、苦手な前線解析を集中的に行った。また、今回から配信された直前の講義も役だった。
試験自体は、多くの者が感じたとおり、実技1より実技2の方が難しく感じた。どの程度部分点がもらえるかわからず、122~135点程度と分析し、厳しいと感じていたが、結果的には合格となった。
【総括】
学科は独学でも何とかなったが、実技は藤田塾に入らなければ少なくとも現時点で合格できていなかったと思う。
疑問点はメールで数10回質問し、圧倒的速さで回答をいただける、あっさりした回答だが、納得できるまで再質問すれば疑問点はおおよそ解消できた。
年齢的にも、実技は虫眼鏡か老眼鏡をつけたり外したりしないとはっきり見えなかったり、そもそも定規の目盛りすら危うく、その分答案作成までに時間がかかった。その分、質問の趣旨を早く理解し、的確な解答案を作成する必要があると感じた。
そのためにも、金額的な問題が解消するなら、50代以降の方は特に当塾を利用することをすすめたい。
Iさん(女性・40代・福岡県・地方公務員(事務系))の合格体験記
【受験のきっかけ】
TVの天気予報を見ていると、なぜ晴れになるのか?大気の不安定とは?等気になるようになり、私も理解したいと思うようになったため。
【受験歴】
57回 一般 × 専門 × 実技 未受験
58回 一般 〇 専門 × 実技 未受験
59回 一般 免 専門 × 実技 ×
(藤田塾に入塾 専門と実技を受講 )
60回 一般 免 専門 〇 実技 ×
(一般も受講)
61回 一般 〇 専門 免 実技 ×
62回 一般 免 専門 免 実技 〇
【勉強量】
平日:1.5~2時間
休日:4‐5時間
仕事からの帰宅後は眠たくて勉強も頭に入りませんでした。こんな勉強は意味ないな・・と思ったので、22時頃に寝て4:00か4:15頃に起き朝勉強をしていました。
【受験勉強の時間の捻出方法】
・暗記カードをいつもバッグに入れ、隙間時間にコソコソ見ていました。
・暗記ものは通勤中やお昼休みに、実技は家で(机で)、とわけていました。
【最も効果のあった勉強方法】
・過去問の徹底理解です。それしかしていません。学科は10年分を5回、実技は8年分を6回繰り返しました。
・学科は間違えた問題には間違えた問題だけをピックアップしたノートを作りました。試験前はそのノートだけを見返し大変便利でした。
・実技は繰り返していると模範解答を覚えてきましたが、62回でも過去問の似たような問題は出てきたので、回答を作成するのに時間短縮につながりました。
・お楽しみ制度を作りました。昼間頑張ったら夜は勉強せず好きな球団の試合を観ようとか。メリハリを大切にしていました。
【藤田塾の活用方法】
・市販のテキストを読むだけでは、わかっているようなわかっていないような・・状態でした。そのため藤田塾のテキスト付きの解説は大変ありがたかったです。
・合格するまでの添削は無制限ということに惹かれ入塾しましたが、結局は添削・質問も5回くらいでした。先生の解説だけで納得しましたし、模範解答とケンカはせずそのまま受け入れようと思ったからです。
【試験当日】
・62回の実技2では何だこれ?という問題が出てシャーペンが止まりました。でも「ここはきっと皆同じ気持ちだ」と割り切りその問題は捨て、確実に点がとれそうな問題をとっていこうと切り替えました。そして、ケアレスミスをなくしたり、部分点をもらえそうなところはもらうことに注力したのが、今回の勝因だったと思います。
・補講で先生が仰っていた通り、試験で「奇跡の大逆転」というのはないと思います。毎日数時間でも勉強してきた人が強いです。試験当日は「今まで頑張ってきたんだし、あとは実力を出し切るだけ。」と言い聞かせることで、良い意味で開き直り緊張もせず受験することができました。
【振り返って】
初受験時、手も足も出ない問題ばかりで、肩を落とし駅まで歩いたことが懐かしいです。
今思うと早くから藤田塾に入塾しておけばよかったなと思います。
SNSなどで「一発合格!」「独学で合格!」という魅力的なワードについ惑わされますが、凡人には到底無理でした。
あと、不合格で落ち込むこともありましたが、落ちたらまた次回受験すればいいんです。年に2回も試験があるなんてありがたいことだと思います。
【受験生、受験勉強の開始を躊躇われている方へ】
本気で合格したいなら、お金を払い熟知された方の指導を受けるのが一番早道です。
他社さんはわかりかねますが、気象予報士試験なら藤田塾をおすすめします。藤田先生の教え通り行なっていれば必ず合格できます。
最後になりますが、藤田先生、短い間でしたがありがとうございました。
Gさん(男性・30代・九州地方・会社員(航空関係))の合格体験記
◇受験のきっかけ
大学で気象の分野を専攻し、昔から興味があったこと。また現在の仕事においても気象の知識が活かせる業務内容であった為です。
以前に何度か受験しましたが、学科だけでも壁が高く諦めていました。そんな中第60回の気象予報士試験を受験しようとしている会社の後輩の影響もあり再度受ける決意をしました。
◇受験歴
一般 専門 実技
50回 × 〇 ×
53回 × × 未受験
60回 〇 〇 未受験
61回 免除 免除 × ※不合格通知が届いたと同時に藤田塾に入塾
62回 免除 免除 〇
受験歴をご覧いただいて一目瞭然ですが、50回、53回と2度にわたって受験するもその後、放棄しました。
◇勉強量と時間の捻出
勉強時間の長短ばかりを気にするのは良くないかもしれませんが、モチベーションを維持する為に「Studyplus」というアプリを利用して日々の勉強時間を記録していました。
記録することによって勉強しない日をなるべく少なくしようと心掛けました。
60回以降の勉強時間しか記録してませんでしたが、学科対策に66時間、実技に528時間、計594時間費やしました。気象を専攻していたというアドバンテージもあって一般的に言われている時間よりは若干少なく済みました。
シフトかつ不規則な勤務ではあるものの、1日のどこかで少しでも時間を作るように心掛けました。朝5:30からの勤務の日には3時に起きて勉強することもありました。仕事前に勉強することで1日の中で心の余裕が生まれるのでお勧めです。
◇勉強法
【学科一般】は参考書(イラスト図解よくわかる気象学)を熟読した後に過去問演習、解説はめざてんサイトを利用し、また参考書に戻って完全に理解した後に過去問演習というサイクルを繰り返しました。
学科の中でも一般の計算問題は苦手だった為、最悪4問くらいは間違えても合格できるように他の分野に力を入れ勉強しました。それでも法規で2問間違えてしまいましたが、幸い合格点が9点だった為クリアすることができました。
【学科専門】比較的苦手意識は少なかったので過去問演習のみ行いました。
【実技】
第60回の合格通知が届いてから3ヵ月しかなかったものの、1ヵ月かけて参考書を用いて必要な知識や記述のポイント、作図の要領などのインプットを行いました。
その後の過去問演習1回目は40〜50点ほどしか取れませんでした。2回目(試験1ヵ月前)の頃には60〜70点ほどに達してましたが、ここが落とし穴でした。自身の採点基準でしかなく、解答をある程度覚えていたりと本質を理解していなかったことに不合格通知が来てから気づきました。
不合格通知後、独学に限界を感じた為、藤田塾に入塾しました。
藤田先生が仰ってた通りに過去7. 8年分の問題を完璧にすることだけを目標に実施しました。過去問演習においては採点はしない、時間も気にしないスタイルで実施しました。正直、解答を覚えている問題や、決まり文句のような問題もありますが、根拠を探しながら解くように心掛けました。
また藤田先生の講義動画は非常に分かりやすく、テキストもほぼ重要なポイントのみで構成されているので、ノートは作成しませんでした。
強いて試験直前に講義動画のノウハウや過去問の間違えやすいポイントをB5用紙10枚程に記載したくらいです。
◇藤田先生への添削依頼や質問
藤田先生の添削指導がなければ受かっていなかったと思います。自身では気づけていない誤った記述や、足りていないキーワードなどが添削や質問をすることで明らかになりました。逆に自身の不安な記述でも、採点の許容範囲も知れて自信に繋がりました。
何よりも返信がとても早いことで、疑問点をすぐに解決できたことも非常に大きかったです。
◇試験当日
実技1は多少の時間が余りましたが、実技2は時間ちょうどで終わりました。
特に実技2は問3を前にして面を食らいましたが、限られた時間の中で取れる問題を確実に取ることを意識しました。試験を終えた後に思ったことは、過去7~8年分の過去問を完璧にすることと、藤田塾で得たノウハウを上手く引き出すことでほとんどの問題に対応できるということです。
◇反省
・実技対策に突入する前に学科の範囲の復習をもっとするべきでした。
私は学科一般に関しては9点でギリギリ合格。運よく合格したものの、学科の復習を疎かにしてしまいました。実技試験で学科一般知識レベルの問題が出て分かりませんでした。
・学科合格狙いで実技試験を受けずに学科のみ受験しましたが、本気で気象予報士を目指すのであればお勧めできません。あの何とも言えない緊張感は事前に経験しておいた方が良いです。
◇その他
・過去問を解く際、カフェや図書館などの物音や話し声が聞こえるような試験会場より悪い環境で実施したりしました。
・モチベーションが低下したタイミングで気象神社に行きました。
◇最後に
最初は独学で頑張る予定でしたが、限界を感じましたし、学科免除になった時点で入塾しておけば良かったと思いました。
時には1通のメールで10問近い添削依頼や質問をご依頼したにも関わらず、早急にご対応いただき感謝しています。
藤田先生のご指導なくして合格はありませんでした。本当にありがとうございました。
Cさん(男性・30歳・福島県・放送局報道)の合格体験記
私は簡単に受かりませんでした
7回目の試験での合格です
あきらめなければ受かります
さて、私は学生時代にこの資格を取ろうとしましたが未遂に終わり、放送気象の仕事に携わるようになり資格取得を目指しました
遅めの出発です
0:藤田真司の気象予報士塾の活用法
試験を受け始めてみると一般と専門は受かるけど実技で手こずりました
藤田先生の実技の解説書でやり方を覚えました
しかし私はメールで質問をするのが億劫でなかなかしませんでした
それが合格まで時間がかかった敗因です
私の職場の先輩も藤田先生の講座を受講し3回で合格しています
その先輩はメールでたくさん質問をしていたそうです
私が言うのもなんですが、躊躇せずぜひ皆さん質問してみてください
そんな私の受験勉強を振り返ります
①一日での勉強量
仕事が終わってから5時間
休日は図書館や市役所自習室の開館から閉館まで入り浸りました
②受験勉強の時間の捻出法
仕事が終わったら家に帰らない
仕事が終われば道の駅の休憩スペースへ
カフェもいいけどお金がかかるし営業時間という制約もあるので、仕事が終わるのが遅い私には道の駅がぴったりでした
休日は5カ所の図書館などを気分転換に毎週末変えながら勉強していました
帰りに温泉やサウナに行って気分転換したりして勉強終わりのサウナで暗記モノやると覚えられるのでオススメです
さっきまで勉強したことをサウナや外気浴中にブツブツ…
③最も効果があった勉強法
<一般・専門>
一般気象学の図を理解する
法律は完璧に覚える
計算は単位を制すれば問題なし
過去問バンバン解く
<実技>
過去問10年分解く
暗記事項は語呂合わせでもいいから覚える
計算問題だけピックアップして計算に慣れる
作図問題だけピックアップして慣れる
記述問題は問題文から使わないといけない語句を探すことに慣れる
そしてなにより、そもそもの対流不安定だとか、雲の成因とか、基本的な知識を理解し、それを回答用紙にしたためる練習
わかるところから解いていく練習
みんな試験では初見の問題に出くわすので、そこで躓くともったいないので取れるところは取っていこうの精神でわかるところからガツガツ解いていく癖をつける
④挫折しそうになったときに、立ち直ることが出来た方法
私の上司は8回目で合格しました
その上司が毎回あきらめるな、あきらめなければ受かると励ましてくださいました(※先程の先輩とは別な人)
どうしても小学生でも受かったとか、たった数回で受かったとか言う方を目にしがちですが、それに怯える必要はないです
自分が将来何をやりたいのか熱い意志を持ち挑戦を続けることが大切です
ぜひ皆様頑張ってください!!!
Hさん(50代・東海地方・マスコミ関係)の合格体験記
【気象予報士を目指したきっかけ】
仕事で天気予報の見せ方を日々考えていた時期があり、天気についてもっと深く知りたいと思ったこと、また趣味のドライブでいろいろなところに行くのに天気の影響はとても大きく、普段の生活にも生かしたいと思い、勉強を始めました。
【受験歴】
59回 一般〇 専門〇 実技受験せず
60回 一般免除 専門免除 実技×
61回 一般免除 専門免除 実技×
62回 一般〇 専門〇 実技〇
(これよりかなり前に記念受験的に受けたものは除外)
【勉強時間】
1日2時間×週6日(1日休み)、月に50時間を目標にしていました。
よく平日2時間、休日5~7時間というような合格体験記を読みましたが、私はどうしても1日の限界が3時間程度で休日も長時間の勉強はできず、平日に1時間しか勉強できなかったときは休日にその分を足すイメージで、正直、試験直前以外はなかなか達成できませんでした。
【勉強方法】
講義はスマホでどこでも見られるので、通勤時間や昼休憩、ドライブ時は音声だけなど、合間をみて聞いていました。
過去問は学科については問題をスマホで見て、計算などが必要なものはポストイットで対応できるので、いつでもどこでも時間できれば勉強するといった感じでした。
実技については問題や解答用紙を広げるスペースが必要なので、主に自宅で取り組んでいましたが、間違った問題などのポイントをネットメモにどんどん追加し、もう覚える必要はないと判断したものは削除、といったことを繰り返して、空いた時間にはそのメモをスマホで見ていました。
ちなみにこのメモは試験直前や当日の最終チェックにも使えるのでとても有効でした。
【59回試験】
実技は捨て、学科一本に絞り藤田塾に入りました。
決め手はとにかく質問がしやすいこと。
普段の仕事も必要以上に悩むより分からないことは詳しい人に聞く、というのが習慣で分からないことをひたすら自分で調べて悩むというのが苦手だったので、何度でも質問できるところを探していました。
勉強方法はシンプルで講義を一通り聞いた後、過去問に取り組み、間違ったところや勘で当たってしまった問題は、もう一度、その部分の講義を聞きなおして、講義の内容ごと覚えるようにしていました。そのため回を重ねるごとに藤田先生の横道にそれた話や、たとえ話なども含めて覚えていきました。特に藤田先生の独特のイントネーションと言い回しが印象に残りやすく、記憶に残りやすかったのが私にははまりました。失礼な言い方になりますが、教科書的な綺麗な標準語で聞いてもあまり記憶に残らなかったかもしれません。
結構勉強したつもりでしたが、結果は一般11点、専門10点と、専門のボーダーが下がったことによるギリギリの合格でした。
【60回試験】
学科免除になったことで実技1本の勉強。
皆さんと同じで最初はとにかく時間が足りず、過去問3周目くらいからようやく時間内に収まるような感じでした。そして2周目からは記述問題と作図を中心に藤田先生に必ず添削をしてもらっていました。仕事が終わってから夜遅くに勉強することが多かったので、メールは夜中に送ることがほとんどでしたが、朝起きると藤田先生からの返信が来ており、出勤前に疑問点を解決できるのがとても助かりました。
それなりに勉強したつもりで挑みましたが、結果は不合格。
自己採点ではギリギリだったので詰めが甘かったのだな、と思いました。
ただ、まだ免除があるのですぐに気持ちを切り替えました。
【61回試験】
勉強方法の基本は変わらず過去7~8年分の過去問を解いていましたが、さすがに5回目くらいからは問題を見ただけで答えが分かる問題が増え、勉強法に行き詰まってきたため、ほかのオンライン講義なども受けて挑みました。
自己採点ではギリギリかも、といったところでしたが結果は不合格。これで学科の免除もなくなり、かなり凹みました。
空を見るのが好きだったのに、だんだん空を見ても試験のことを考えるようになり、何のために勉強をしているのか分からなくなった時期もあり、合格を諦めるという選択肢も頭に浮かび始めました。
【挫折しそうになったとき、立ち直ることができた方法】
仕事もプライベートも少し行き詰っているところもあり、やはり現状を変えるためにもどうしても合格したいという思いが一番大きかったです。
そしてもう一つ大きかったのが、59回試験後に参加した懇親会です。
ちょうど隣の席の方が同業者、正面が地元の方で、どちらもすでに気象予報士に合格しており話が弾みました。このとき「私も絶対に合格して同じ立場になりたい」と強く思いました。その後、不合格になる度にこのメンバーに報告できないことが悔しくて仕方なかったです。特に同業者の方は今回の私と同じように一度免除をなくし、そこから一気に全部合格して気象予報士になった方でした。このときはまさか自分が1年後に同じ立場になるとは思っていませんでしたが、これも大きな励みになりました。
【62回試験】
学科からやり直しになり、改めて分かったのは一度合格したものの、ちゃんと理解してなかったことでした。幸い次は夏の試験で時間に余裕があったので、もう一度理解を深めるやり方で過去問を過去10年3回やりました。学科が通らないと実技は採点もしてもらえないので完全合格は諦め、とにかく学科免除をとることだけを考えていました。
そのため実技は過去7年分を一通りやっただけで、実力的な上乗せは61回試験からほとんどなかったと思います。
【合格発表】
学科は自己採点で一般・専門ともに11点で記入ミスがなければ大丈夫でしたが(その後ボーダーはともに10点に)、実技は実技2が自己採点で50点いかないかも。。。くらいだったので完全に諦めていました。
いつもはネットで合格発表の見るのですが今回はそれもせず、仕事が終わって帰宅した際にハガキをみると、思い描いていた「免除」の文字がなく、完全不合格と勘違いしショックを受けましたが、改めてよく見て、さらにネットで合格通知をアップしている人のと見比べてようやく合格であることを確信できました。
ただ実技は未だになぜ合格したのか分からず、むしろ過去2回の方が手ごたえがあったので、今回は採点者との相性がよかったのかな、と思っています。
【藤田塾の利用法】
講義についてはすでに書いた通りですが、実技の勉強を始めると何度でも添削してもらえることがとにかく大きかったです。記述問題は模範解答になるように頑張っていましたが、模範解答と私の書きやすい日本語は一致しないことが多かったため、途中からは自分の言葉で書いてみて藤田先生にそれが正答の範囲内かどうかを添削してもらいました。おかげで自分にとって自然なストレスのない日本語で書くことができ、勉強がはかどりました。
なんとか合格にたどり着くことができたのは、間違いなく藤田塾のおかげです。
本当にありがとうございました。
Jさん(40代・千葉県・エレベーター、エスカレーターのメンテナンス、検査、故障修理業務)の合格体験記
○受験歴
第57回 一般○ 専門× 実技-
第58回 一般- 専門○ 実技×
第59回 一般- 専門- 実技×
第60回 一般○ 専門- 実技×
第61回 一般- 専門○ 実技×
2024年4月 藤田塾に入塾
第62回 一般- 専門- 実技○
○受講のきっかけ
実技試験の不合格が続いているなかで、過去問の理解が不十分な箇所があり、市販の参考書を読んでも理解出来ないところが多々あったことから入塾を決断しました。
○藤田塾入塾後の勉強時間・勉強方法
平日は朝1時間30分程度時間をとり、本番と同じ75分で過去問を解いて解答を確認する、その後、通勤時間や職場での休憩時間を利用して解説を聞く、これを極力毎日するようにしていました。
休日は時間がとれる日は4時間程度図書館などを利用し、平日解いた過去問で間違えた問題を中心に改めて解説を聞きながら勉強するようにしていました。
過去問は第45回から第61回まで32事例を3回程度演習しました。
○受講しての感想
実技試験対策講座の内容は、他のどの参考書、通信講座より内容が深く、いままで教わったことのない内容が沢山ありました。自分は特に前線解析などの作図問題を苦手としていましたが藤田先生の解説は詳しくわかりやすくて、解説をもとに演習を繰り返すことで理解の向上につながりました。また解答の書き方についても詳しく解説してくださっており、これまで自分のなかでは正答の範囲と考えていたことが実は間違っていたというものが多々あったということに気づくことが出来ました。
○最後に
業務との兼ね合いで学習時間が思うようにとれない中でも合格出来たのは藤田塾のテキスト、動画教材を活用して学習効率を高めることが出来たからだと考えています。
本当にありがとうございました。
Qさん(男性・30代・関東・半導体メーカー勤務(研究開発職))の合格体験記
【きっかけ】
これまで自分が育ってきた地域は台風や大雨などの災害が多く、昔から気象学になんとなく興味がありました(大学は気象学とは全く別の専攻でしたが)。その他にもテレビで専門用語をわかりやすい言葉で的確に伝えている気象予報士の方に感銘を受けたことで気象予報士に対する興味がわきました。仕事に直結するわけではないのですが、どんな資格か調べていくうちに理系の知識を活かせることもあり受験を決心しました。
【受験歴】
51回もお試しで受験。試験日の2カ月前から勉強を開始し、学科は両方とも不合格。
本格的に勉強を開始したのは55回試験の約3ヶ月前から。
56回後に藤田塾へ入塾(実技対策講座のみ)。
59回は申し込み期限を勘違いしており、受験せず。
一般 | 専門 | 実技 | |
55回 | ○ | ○ | 未受験 |
56回 | 免除 | 免除 | × |
57回 | 免除 | 免除 | × |
58回 | ○ | × | - |
60回 | 免除 | × | - |
61回 | ○ | ○ | × |
62回 | 免除 | 免除 | ○ |
【勉強方法】
学科一般
・問題集(気象予報士試験 精選問題集、この一冊で決める!!気象予報士過去問徹底攻略)
・テキスト(気象予報士かんたん合格テキスト)
・過去問10年分(3回以上)
テキストをざっと読みこんだ後に問題集をやりこみ、苦手なジャンルをあぶりだしました。後述しますが学科専門と異なり、基本的に計算問題は昔と回答が変わらないのでとにかく過去問を何度もやり直すことに重点を置きました。どうしてもわからない問題はあきらめることも肝心だと思い、その他を取りこぼさないようにしました。3回解いて3回連続で合っていた問題は本番でも間違えないだろうと思い、4回目は飛ばしました。逆に3回中1回でも間違えた問題はしっかりと復習してやりこみました。法規は絶対に取りこぼしのないように法規集もざっと一読しました。理系の方が有利かもしれませんが、そこまで複雑な計算問題は出題されず、高校物理、高校化学の知識があれば計算問題もある程度点数を取れると思います。一般気象学も購入してざっと読んだのですが、テキストにほぼ必要事項が網羅されているため個人的には試験に合格するためには読まなくてもよかったかなと思いました。
学科専門
・問題集(気象予報士試験 精選問題集、この一冊で決める!!気象予報士過去問徹底攻略)
・テキスト(気象予報士かんたん合格テキスト)
・過去問10年分(3回以上)
・気象庁HP
使用した教材、進め方は学科一般とほぼ同じですが、法の改正により過去問を解いていると当時と回答が変わっている問題が結構あります。そのため、古い問題集の内容を信じて勉強していると痛い目を見るので要注意です。60回で不合格となってからは回答の根拠をできる限り気象庁のHPから自分で探して見つけるようにしました。気象庁HPはわかりやすい内容なのですが、情報量が膨大で探すのに苦労しますが、モデルやキキクルなど改正情報のページは見ておいて損はないです。特にキキクルは実技でも出題されるようになっており、実技対策にもつながります。
実技
・藤田塾のテキスト、解説講座
・テキスト(気象予報士かんたん合格テキスト)
・過去問7年分(3回以上)
・気象庁HP
56回試験は自力で臨みました。最初に過去問を見たときは全く解くことができずほぼ0点で絶望した記憶があります。そんな状態からでも合格することができますので、実技で悩んでいる方はご安心ください。テキストを見ながら勉強したものの、何を書けばよいかわからないまま試験日を迎え、結局全く歯が立たず藤田塾へ申し込みました。
申し込んではみたもののちょうど仕事でバタバタしていた時期だったこともあり平日はほとんど勉強できず土日に半日ほど勉強時間を確保するのがやっとでした。藤田先生には申し訳ないですが、動画は倍速で受講し、できるだけ短時間で知識を叩き込むことを意識しました。添削も当初は間違いばかりの答案を送るのが恥ずかしくためらっていましたが、もっと早くから添削をお願いすればよかったです。ただ、57回もやはり勉強時間が足りず中途半端な状態で試験に挑み、無残に散りました。この時の反省として、「完全に理解してから」ではなく、「なんとなくわかった」気になって次に次に進めていました。この試験は1つの問題で複数の論点を答えさせることがあります(雲の形状、大きさ、濃さなど)。どれか1つでも回答に不足がないよう問題で何を聞かれているのかしっかり問題を見ることを61回以降は意識しました。
62回の実技1は勉強の成果もあり、かなりできた自信がありこれはもらった!と思ったのですが、実技2を見て途中で絶望しました。結局半分近く全く解けずに今回もダメかな‥と半ばあきらめ気味でした。SNSを見ると自分と同じように実技2が全然できなかったという人が多かったので、実技1の出来が合否を左右したのかなと今になって思います。同じように58回も片方が激ムズ(個人の感想です)で当時もSNSで出来なかったという意見が多かったのですが、出来ないとつぶやいていた方でも合格している方がいたのでひょっとするとひょっとするかもと淡い期待もありました。
実技で意識していたことはとにかく1時間以内に解き終えること(1ページあたり15分以内を目標)、分からない問題があってもなんでもいいから書くことの2点です。部分点を1点だけでも取れる可能性があります。
【挫折しそうになったこと】
58回は学科の免除も切れて振り出しに戻ったため、途中で学科の免除切れとなった時には心が折れそうになりました。仕事面でもプライベートでも色々とイベントがあり勉強どころではないこともありましたが、それでも一度勉強を始めた手前&自分がなぜこの資格を目指したのか振り返ってリスタートしてようやく合格をつかみとることができました。まずは学科の免除を狙ってその次に実技だけ合格を目指す方も多いと思います。私の場合、学科の知識が不十分なまま合格してしまい実技に進み、不十分な知識であるが故に実技に太刀打ちできずに振り出しに戻りました。学科に合格したからといってそれで満足するのではなく、各科目が密接に関連していることを認識したうえで勉強を進めるのがよいと思います。実技についても中途半端な知識ではダメで、藤田先生も仰るように過去問を完璧にすることが合格への近道です。あとは受験申込期間を必ずスマホのメモ帳などに残しておいてください。自分は申し込み忘れを1回してしまい、貴重な免除期間を失ってしまいました‥
【勉強法・勉強時間】
自宅だと集中できないのでカフェやファミレス(コメダ、ドトールなど)で勉強することが多かったです。お金はかかるのと雑音は入りますが、短時間で集中して取り組むことができました。また、自分はジムに通うのが趣味ですが、ウォーキングやランニング中にさくっとyoutubeで試験の関連動画を見ることで隙間時間を活用できました。
ベテラン受験生ですが、1年中ずっと勉強していたわけではなく、試験2カ月前から徐々に勉強を開始し、主に土日に約5,6時間勉強していました。試験1カ月前には平日も30分だけでも時間を取るようにしていました。合格までに合計で500時間以上は勉強したと思います。
【藤田真司の気象予報士塾】
実技講座のみ受講しましたが、主に添削を依頼しました。独学だとどこまで記載すればいいのか判断基準がわからないところ、先生が「正答の範囲内です」と言ってくれるとホッとします。講座の料金も良心的で、金額以上のコンテンツを提供していただけるので全く不満はありません。しいて言えばBBQ会を関東でも今後定期的に開催いただけるとありがたいです。笑
Zさん(男性・68歳・神奈川県・施設警備員)の合格体験記
【受験のきっかけ】
子供のころから気象が好きで、気圧の単位がミリバールのころからNHKの天気予報をよく見ていました。地上天気図の解説員の人が、マジックペンで等圧線を描いていたのを覚えています。そのころは漠然と将来は気象の仕事に従事したいと思っていましたが、実際には私立の工学部を卒業して、自動車会社とその系列の部品メーカに約40年間勤務しました。65歳で定年を迎えて、自分の時間を自由に持てるようになって、もう一度気象の勉強をしてみたいと思うようになり、気象予報士試験の受験を思いつきました。
【受験歴と藤田塾入塾】
22年3月受験勉強スタート
一般 専門 実技
第58回(22年8月) 〇13点 〇12点 ×(体験受験)
58回受験後に藤田塾に入塾
第59回(23年1月) 免除 免除 ×
第60回(23年8月) 免除 免除 ×
第61回(24年1月) 〇13点 〇14点 ×
第62回(24年8月) 免除 免除 〇
一般と専門は市販の書籍とめざてんサイトを活用した過去問演習で、独学で合格できたのですが、実技は独学では歯が立たないと判断し、添削と質問に制限のない藤田塾に入塾しました。
【勉強量とその捻出方法と定着】
勉強時間は目標設定しませんでしたが、一か月単位に何をどこまでやるなどの大まかな目標を決めて、それを基に一週間単位に目標を割り付けて勉強しました。警備の仕事や娯楽で勉強できない日もありましたので、一週間単位に決めた目標を達成するために、何もない日は9時間程度勉強したこともありました。
私の場合は家にいるとだらだらしてしまうので、図書館の自習室を活用して、勉強を強制的にスタートする環境に、自らを置くように心がけました。結果的には一週間で平均して15~20時間、1年で900時間、2年半で2000時間程度になったと思います。
若い人の平均的な勉強時間の2倍程度を費やしたことになりますが、受験勉強は趣味の時間ととらえて、子供や孫たちとの旅行や知人との飲み会があるときにはそれを優先して、人生を楽しみながらの受験勉強でした。自分の生活のなかに、無理のない長続きする勉強の習慣を作ったことが勝因だったと思っています。
【効果のあった勉強方法(学科)】
① 市販の書籍を読破し理解して吸収しました。
・一般気象学(東京大学出版会)
・らくらく突破、気象予報士、かんたん合格テキスト(一般、専門)(技術評論社)
・イラスト図解、よくわかる気象学(一般、専門)(ナツメ社)
② 法律は
・気象予報士試験、出る順!法規問題(まっちゃ/note)をウェブサイトで入手して得点源にしました。
③ 過去問演習
・一通り知識を吸収したあとは、めざてんサイトを活用して過去問演習を行いました。
(35回~60回)×2周
・学科はちょっと言い回しを変えただけの焼き直しの問題が多く、中には全く同じ問題も出題されるので、過去問で間違ったところの理解と吸収を徹底しました。
【効果のあった勉強方法(実技)】
① 過去問演習(藤田塾をフルに活用しました。)
完全合格して改めて思うことは、藤田先生が「実技試験合格のための基本戦略」で提唱されている通り、過去問演習を徹底して、その解法を完全に理解して、インストールすることに尽きると思っています。私の場合、定年退職後で自由な時間が十分にあったので、過去十年分の演習を行いました。また新しい問題と古い問題は、出題傾向や形式が違うので、直近の過去5年分の演習に、特に力を入れました。演習回数は最初から目標回数を決めるのではなく、時間内に正答できるようになるまで繰り返しました。 結果的には合格したときには3周から5周していましたが、回数より一回当たりの演習の質を高めることに重点を置きました。演習の手順は、[問題を解く⇒模範解答を見て自己採点する⇒間違ったところを明確にしてその原因を把握する⇒藤田先生の講義を視聴する⇒ポイントをノートに記入する]を繰り返しました。解答時間は最初は2~3時間かかることもありましたが、第62回試験の前では65分~75分で解けるようになっていました。添削は1周目の演習で、記述式の問題と作図問題についお願いしました。夜添削の依頼を送信すると、翌日の午前中には、添削結果を返信して頂きました。質問は講義で理解できたので殆どしませんでした。オプション教材はすべて購入しました。
② 弱点の克服
第61回までの試験で、なぜ実技試験で落ち続けているのか、自分の弱点を分析して対策を実施しました。人それぞれ弱点があると思いますが、私の場合は以下の自分の弱点を再認識して、対策をたて自分のルーティーンを作って、それを実行したことが今回の完全合格に繋がったと思っています。
弱点1:配点の40~50%を占める記述式の問題が弱い。
原因:問題の解法は理解できているのですが、定着が不十分で類題を見たときに、すぐにアウトプットができない
対策:第40回~第61回試験のすべての記述式の問題とその模範解答をPDFからからOCRでエクセルに変換し、問題と模範解答を対比させたQ&A表を作りました。エクセルの音読機能を使って音声ファイルにして、スマートフォンで英会話のQ&Aのような感覚で空いた時間に聞き流しました。 そうすることで記述式の問題も定番の問題が何回も繰り返して出題されていることを再認識でき、得点力アップに役立ちました。
弱点2:問題文の読み込みに時間がかかり、読み飛ばしが多い。
原因:問題で何に着目して何を答えさせようとしているのか問題のポイントの読み飛ばしが多い。
対策:問題のポイントにアンダーラインを引き読み飛ばしを防止しました。
弱点3:擾乱の移動速度の問題で時間がかかり、計算を間違えることが多い。
対策:第59回の試験以降、北緯30度~40度の寸法が原図で40mmで定着し、第60回から問題の表紙の下端に、スケールが印字されるようになったので、それを8mm単位に刻んで、緯度10度を5分割したスケールを試験場で作り、目分量で解答できるようにして時短を図りました。
例えば12時間で1目盛(緯度2度分)進めば10ノット、1目盛半(3度分)進めば15ノットと解答する。(めざてんサイトを参考にしました。)
弱点4:試験会場の狭い机をうまく使用できない。
原因:試験会場が大学の講義室の場合は特に狭く、問題文、資料、解答用紙、筆記用具、コンパス、定規、受験票をうまくレイアウトできなくて、解答作業のロス時間が多い。
対策:狭い机を想定してレイアウトを決めて、演習を行いました。
・左側に問題文(資料から引きちぎって、スライドクリッパーで2か所をとめたもの)。
・体の正面に資料(問題文を引きちぎった残り)
・右側に解答用紙、筆記用具、定規、コンパスは問題文のさらに左側、受験票は指定の場所にスコッチテープで動かないように止める。机の左側に席がある場合と、右側にある場合の両方を試してみました。資料を一枚づつ切り離すか、否かについては、私の場合は狭い机の上を想定して切り離さないことを選択しました。
【第62回試験の実技試験を受けて】
実技1は基礎的な問題が幅広く出題されたと思います。これまでの勉強が功を奏して、90点以上取れたと思っています。
実技2は問1から骨のある問題が出題され、問2では前線面高度の問題でトラップがあったこともあって時間がかかり、問3に入った時点で残り時間が15分程度しかなく焦ってしまい、収束帯の移動の問題では「海岸線と交わる点」を読み飛ばしてしまい、移動方向を西と答えるところを南と誤答したり、渦の問題では短時間で題意をつかめずスキップしましたが、地上気象要素の時系列図で、即答できる問題で得点をかき集めながら、最後の注意報の問題までたどり着いて、なんとか60点は取れたと思っています。
第62回の実技試験を受けて思うことは、最近は実技1と実技2の難度の差が大きい場合が多く、基礎的な問題では高得点を狙い、初見や難度の高い問題では思い切ってスキップして、最後までたどり着くことを目標とする戦略も必要かと思いました。
【挫折しそうになったときにどう乗り越えたか】
学科(一般、専門)の免除が切れた第60回の後は凹みました。その時は合格体験記を読んで、同じ境遇の人(私の場合は高齢)が、何回も受験して合格を勝ち取っておられる姿を想像して、「いつかは自分も合格して合格体験記を書くのだ!」という思いを胸に、勉強を続けました。偶然ウェブサイトで見つけた、「元校長が69歳で気象予報士になっちゃった(産経新聞出版)」を見つけて買って読みました。著者が藤田塾の元受講生でいらっしゃったこともあって、自分の境遇と重なって大いに勇気づけられました。
まず第61回試験で学科(一般、専門)を再合格、第62回試験で実技完全合格を狙うことに、目標を再設定しました。
【今後の目標とお礼】
気象予報士の登録をした後は、日本気象予報士会に入り、より専門的な講座を受講し、自己研鑽を続けたいと思います。また防災士の資格も取得し、地域の防災活動に貢献したいと思っています。
藤田先生、2年間のご指導どうも有難うございました。またこれだけの時間を与えてくれた家内に感謝します。
S.Oさん(男性・75歳・引退した歯科医師口腔外科医)の合格体験記
【私について】
歯科大学で口腔外科の教育と診療、特に口腔癌の研究と治療を行なってきて、65歳で大学を停年退職した後に医療センターで口腔癌の診療や手術を70歳まで行なっていました。70歳で歯科・口腔外科の臨床の場から完全に引退しました。
【気象予報士試験の受験理由】
引退してから自由でのんびりとした生活を満喫し、趣味のマラソンや登山に明け暮れていましたが、半年もすると時間を持て余すようになりました。また、ボケないように身体だけでなく頭も鍛えなくてはと考え、頭を使った学術的・文化的な趣味を持とうと考えました。
趣味の登山は今も続いていますが、若い頃には山中のテントや山小屋で鉱石ラジオの短波放送の天気予報を聞き山の天気を予測していました。当時は気圧の単位はhPaではなくmb(ミリバール)が使われており、短波放送で読み上げられる日本各地の気象台の気圧値を天気素図に書き込んで天気図を描いたものでした。また若い頃にヨットで海に、ハンググライダーで空に、またスキーなど野外スポーツを行なっており気象現象には人一倍関心を持っていたことから、気象予報士試験に挑戦してみようと思い立ちました。
【受験歴】
実際に勉強してみると全くこれまでの専門から遠く離れた学問内容なので理解が困難で、記憶力も低下しており苦労しました。また、1回目の試験にトライして初めて合格率が毎回5%前後と難関の資格試験であることを知り少し不安になりました。
これまでの受験の結果は以下の通りです。
受験回数 | 試験回 | 年月 | 一般 | 専門 | 実技 | 備考 |
1回目 | 56 | R3年8月 | × | × | / | |
2回目 | 57 | R4年1月 | × | × | / | |
3回目 | 58 | 8月 | ○ | × | / | |
4回目 | 59 | R5年1月 | - | × | / | R5.2月に藤田真司気象予報士塾に入塾(実技) |
5回目 | 60 | 8月 | - | × | / | この試験後に一般と専門試験の講座の受講開始 |
6回目 | 61 | R6年1月 | ○ | ○ | × | |
7回目 | 62 | 8月 | - | - | ○ |
【勉強法・勉強時間】
〈勉強に使用したテキスト・講座〉
・ユーキャンの気象予報士講座・テキスト
・らくらく突破 気象予報士 かんたん合格テキスト 学科編・実技編 気象予報士試験支援会 著
・一般気象学 小倉義光 著 (東京大学出版社)
・Newton 天気と気象 (サイエンステキストシリーズ別冊)
・藤田真司の気象予報士塾 学科試験対策講座(一般・専門) 実技試験対策講座
〈勉強方法:藤田塾の入塾前〉
まず1年半はユーキャンの講座カリキュラムに従ってテキストで勉強しました。気象学の内容を理解するというよりもただ暗記して知識を増やすことだけで、特に専門知識は記載内容に理解が及ばず暗記するにも限界ありました。そこで小倉義光著「一般気象学」や気象庁のHPで詳細な内容の理解に努め、「Newton 天気と気象」で天気現象を視覚的に捉えました。ユーキャンの講座では疑問点や不明点を質問をするシステムがありますがその期間が入会後の2年間に限られており、その期間ではただテキストの内容をそのまま知識として受け入れ覚えるだけで、疑問が湧くどころか何が理解できていないのかが分かりようがなく、受験の経験も浅いため、質問のシステムをほとんど活用できませんでした。ただテキストは良くできていて理解しやすく、新しい事項や詳しい説明を書き込んだりして最後まで活用しました。勉強時間は午前、午後2-3時間、1日4-6時間が平均でしたが、なまじ退職して時間に余裕があるので集中的に長時間勉強したり、全く勉強しない日もあったりと不規則でした。ただ勉強を続けているうちに気象学の理解が進みだすと勉強が楽しくなり、机に向かうのが苦痛で無くなりました。しかし学科試験はなんとかなりましたが実技試験が難関でした。実技試験の勉強は過去問を6-7年分を試験毎に1周と「らくらく突破 気象予報士 かんたん合格テキスト」で行なっていましたが、ただ正答を見て覚えるだけでした。
〈藤田塾入塾の経緯〉
実技試験では4回目の受験でも自信のないまま解答する問題が多く、過去問題と同じような問題でも適切な解答が書けない状態で、独学の限界を感じ気象予報士塾あるいはセミナーをを受講することを考えました。インターネットで調べると多くのWeb講義がありどこが自分にとって有用なのか迷いました。そこで丁度私が試験勉強を始めた頃の第55回試験の最年少合格者S君(小学生)が新聞に掲載されていたことを思い出し、そのS君が私の娘(矯正歯科医)の患者さんだったこともあり娘を通して実技試験突破のアドバイスを尋ねたところ、即座に「藤田真司気象予報塾」を受けることを強く勧められました。
〈勉強方法:藤田塾の入塾後〉
4回目の試験が終わってすぐ藤田塾に入塾しました。4回目の受験終了後から今回の合格の1年6か月の間に10年分の過去問を6周行いました。また学科の専門試験の正答がいつも1問足らず不合格となっており、専門試験の知識が不確実なことが実技試験にも影響していると判断し、5回目の試験の後に学科の受講も始めました。勉強時間はこれまでと変わらず午前、午後2-3時間、1日4-6時間が平均でしたが全く勉強をしない日をなるべく作らないようにしました。
実技試験の勉強はただひたすら藤田先生の「実技試験合格のための基本戦略」に従って行いました。すなわち「過去7〜8年分の問題を、完全に理解すること」です。ではどのようにして「完全理解」に努めてきたのか。
1)一定の傾向のケアレスミスを無くす
私の場合「東と西」の間違え、目盛の見誤り、「・・刻みで」「整数値で」の数値の指示の見落とし。「下降量」と「変化量」の誤り、などの一定の傾向のケアレスミスがあるため解答時にはそれを意識してケアレスミスを無くしてゆきました。
2)計算間違いを無くす
低気圧やトラフの移動距離や移動スピードの一般的(平均的)な値を頭に入れておき、解答値がそれと大きくズレる時には計算を見直します。そのため計算式は資料の余白にはっきりと順序よく記載し確認ができるようにしました。
3)問題文をよく読む
問題を読んでいる途中ですぐに天気図や解析図に目が移りがちであった為、まず問題文を最後まで読んで解答すべき事項や指示を丸で囲んだ上で、該当する図を見て改めて問題を確認してゆきました。
4)藤田塾の基本「誤解を理解に、未知を既知に、疑問を納得に変える」を念頭に
何度も問題に取り組むと解答を覚えている場合があります。これまではそれをひたすら正答として覚えていくだけで、次の周回の演習では忘れてしまうことが多くそれを記憶力の低下と歳のせいにしていました。理解を伴わない暗記はすぐ忘れるものです。藤田先生の解説を聴いた上で、よく理解できないところはテキストで調べ十分理解し納得することで、無理に丸暗記しなくても正答が頭に残るようになりました。
5)最後の問題まで解答しようとして焦らない
いつも時間が足らなくなり、急いで(焦って)問題を解き進もうとする余りかえって間違えが多くなることが多々ありました。70点が合格ラインなので30点分は間違っても良い、解答できなくても良いのだと考えることにして、問題を飛ばさずに順序よく確実に解き進めるように心がけました。今回合格した試験の実技1、2ともに時間が足らずに最後近くの数問が未解答のままでした。ただし時間が迫ったきた場合、最後の設問で知識が問われる問題(防災気象情報、可能性の高い注意報、大気現象など)は先に解答しました。
6)作図問題の場合、消せる色ボールペンや色鉛筆が便利
補助等圧線や等温線(他、シアーライン、強風軸線、等風速線など)の作図の場合は、前後の等値線や気温を、消すことのできる赤と青の線あるいは点で解答用紙の図に記入すると誤りなくスムーズ描けます。もちろん解答用紙の赤や青の色は消さねばなりませんが、資料のほうに描いた後で解答用紙に転写するよりも時間が短縮され、正確に描けます。今回の試験の実技1のやや複雑な等温線も短時間で正確に描くことができました。
7)過去問題演習で習得した理解や知識を忘れないために
過去問題を繰り返し行なって解答能力を高めることが必要ですが、8〜10年分の過去問題を1周行うのに2〜3か月を要すため次の周に入る頃には忘れてしまうことがあります。そこで解答用紙に問題文を赤字で書き入れ(問題の意図が理解できるようになる)、必要と思われる資料図や解説図の縮小コピーを余白に貼り付け、解説や必要な知識、重要なポイントを青字で書き込んだ「問題・資料・解答・解説用紙」を作成しました(下図)。
これをスキャンしてPDFファイルとしてiPhoneに収録し、外出先で(旅行や登山の移動中など)いつでも見ることができるようにしました(音声による解説と合わせるとより効果的でした)。基本的に1週間後、3週間後と1か月半後には必ずこれを見てしっかり復習し、2-3か月後に次の周回の演習を行うことで覚えた知識を固めました。
【さいごに】
実技試験の勉強や成績が思うように進まず、「年寄りの限界か」と途方に暮れていた時に藤田塾に出会い、ただひたすらに藤田先生の「実技試験合格のための基本戦略」に従って勉強することで合格を勝ち取ることができました。藤田先生にはご指導いただき感謝に堪えません。
今回の試験で75歳の最年長合格者となりました。これまでの歴代の最年長合格者が74歳でしたので最年長合格の記録更新と思っていましたが、第60回の試験で77歳の最年長合格者が出て、残念ながら(笑)歴代2位の最年長合格者となりました。
さて気象予報士になってこれから何をしようか、と考えています。気象予報士としての仕事をする年でもありませんが、これまでの受験で天気と気象に益々興味を持ち勉強が楽しくなってきています。また最近の温暖化に伴う気候変動により頻発する気象災害のニュースを見聞きするにつけ、気象予報の重要性とそれを解析や解説を行う気象予報士に益々興味を持つようになりました。そこで年寄りの暇つぶしとしてもう少し気象学を学んでみようかと思います。まずは拾い読み程度に終わっている一般気象学(小倉義光著)をじっくりと読み、気象庁のHPにアクセスして気象の知識を高めてゆきたいと思っています。
Pさん(女性・20代・マスコミ関係)の合格体験記
【学習・受験歴】
2023年5月ごろから勉強スタート、一般の講座受講
60回 一般 〇(13点) 専門・実技は勉強せず
専門、実技の講座受講
61回 一般 免除 専門 〇(14点) 実技 ×
62回 一般 免除 専門 免除 実技 〇(お祝い金取得)
【勉強量】
シフト制で、日によって労働時間にばらつきがあり、まったく勉強できない日もありましたが、仕事の日は2時間程度、休みの日は8時間程度、直前期は、休みの日は散歩以外家から出ず、10時間以上勉強していました。(月に1,2回息抜きの日を設けていました。)
【最も効果があった勉強法】
圧倒的に過去問演習です。
学科に関しては、一通り藤田先生の講座を受講した後、およそ15年分の過去問演習に取り掛かり、わからない問題や間違えた問題があるたびにテキストに戻り、それでも理解できなかったらインターネットで調べ、それでもわからなかったら先生に質問するというルーティーンで勉強を行いました。市販の一問一答やアプリも活用しました。
実技に関しても、講座を受講したあと、8年分の過去問(32題)を4周しました。オプションの過去問解説も申し込みました。2周目からは、模範解答と少し違うところ、作図などは藤田先生に添削をお願いしていました。
回数を重ねるたびにだんだんと点数が上がっていくのが楽しく、それがモチベーションになりました。4周目では、どの過去問も安定して9割近くは取れるようになっていました。また、演習していく中で作図やエマグラムなど、苦手な分野が浮き彫りとなったので、その部分だけもう少し古い過去問もさかのぼって問題演習の数をこなし、パターンに慣れるようにしました。
【挫折しそうなとき】
わたしは文系で、学生時代から数学が苦手だったため、特に一般知識に苦労しました。
勉強を本格的に始めたのは、第60回の試験まで3カ月を切っていたときだったので、1回目の受験は割り切って一般知識だけの勉強を行いました。
計算問題はわからない問題だらけだったのですが、遠方に住んでいる母が理系だったため、そのたびに質問し、時には電話で1問を数時間かけて理解することもありました。
フルタイムで働きながら、周りに勉強している人もほとんどおらず、孤独な戦いでしたが、家族との電話や、職場の気象予報士の方に弱音を吐くなど、信頼できる方との会話で元気をもらっていました。また、1カ月に数回は仲のいい友達と遊ぶ日を設けていて、きれいなお花畑を見に行ったり、好きなアーティストのライブに行ったりと、息抜きの時間も大切にしていました。
自分の仕事に直結する大切な資格だということはわかっていましたが、何度もつらくて勉強をやめたくなりました。そのたびに試験に合格して、気象予報士として働く自分を思い浮かべて奮い立たせていました。
【藤田先生の講座について】
講座がわかりやすいのはもちろんですが、わたしが最も心打たれたのは、メールでのやりとりです。手を煩わせたくないと思いながらも、特に実技の添削は何十通と送らせていただき、本当に基礎的な質問もさせていただきました。
藤田先生はそれに嫌なことひとつ言わず、素早く的確なお返事をくださり、時に自分の間違いの癖を見抜いてくださり、アドバイスまで送ってくれました。
試験当日も、藤田先生との添削のやり取りの履歴が、自分の自信につながりました。本当に感謝しています。
【試験について】
自分は3回目で合格し、受験回数的に多いとは言えませんが、今回ダメだったら、苦手な一般も復活するし、もともと毎週日曜が仕事だったため、これ以上試験のために仕事を休むわけにはいかないし…と個人的に崖っぷちな状況でした。
迎えた試験当日、実技1は会心の出来。このままいけば…と明るく受験した実技2で絶望。見たことのない問題ばかりで、頭の中に??と「一般の勉強再開」の文字が浮かびました。
そんな中でも「わからない問題があっても絶対に最後まで解き切る」と決めていたので、なんとか時間内に解答欄を埋めました。その後実家の家族と会っているときは平静を保っていましたが、ひとり家に帰って大泣きしたことはいまでも忘れません。
自己採点をしてみると、実技1が85点前後、実技2が65点前後。ただ、前回の試験でも自己採点はボーダーを超えていて不合格だったので、自分を信じられないで毎日不安でした。
合格発表日当日、自分の番号を見つけたとき、自然と涙がこぼれました。会社の皆さんや家族、友人にも「おめでとう」と声をかけてもらって、だんだんと実感がわいてきました。
この資格取得はほとんどの方が長期戦で、メンタルとの勝負という面も大きいと思います。ただ同時に、最後まで諦めない人が勝つ、そういった資格でもあると感じます。
資格をとったことにおごらず、これからも気象の知識を深めていきます!
一度もお会いしたことはありませんが、いつも勉強をしている隣には藤田先生がいました。藤田真司の気象予報士塾を選んだ1年半前の自分を心から褒めたいです。
先生、お世話になりました。本当にありがとうございました。
Uさん(女性・20代・埼玉県・飲食業)の合格体験記
[受験のきっかけ]
もともと天気や曇など気象学に興味があり、気象災害の多い日本で、気象予報士の資格を取得し防災に貢献したいと思ったためです。
[受験歴]
一般 専門 実技
第57回 ◯ × ×
第58回 免除 ◯ ×
第59回 免除 免除 × ←入塾
第60回 ◯ 免除 ×
第61回 免除 ◯ ×
第62回 免除 免除 ◯
[1日の勉強量]
私は、仕事の日は帰宅後に2時間程度学習することを基本とし、休みの日は5〜6時間程度学習していたと思います。もちろん仕事が遅くなり、机に向かってしっかり学習できない日もありましたが、そのような日は天気記号や暗記物など、軽くテキストをめくる程度の学習をし、基本毎日テキストにふれるということを自分のルールとして決めていました。
[入塾のきっかけ]
試験を2回終え、実技の難しさを痛感し独学では厳しいと思ったため、入塾を決めました。
また、入塾時点で学科試験は2つとも合格していたのですが、一般知識と専門知識は独学であり、知識が曖昧な箇所や誤った理解をしている部分があったため、確実に合格を勝ち獲るために一般知識・専門知識・実技試験対策講座の3つのコースを受講させていただきました。
[学習方法]
・学科試験(一般知識、専門知識)
入塾前は初学者向けのテキストから始め、一通り理解した後、徐々に専門的なテキストに取り組みました。私は学生時代、物理の授業を受けていなかったため、計算問題に不安がありましたが、テキストの内容をしっかり習得していれば、難しく感じた計算問題も解説を読んで納得することができたので、理解できていない内容をピックアップし、学習し直し、完璧な知識に変えるということを心がけました。
入塾後は、講義動画とテキストを活用し、自分の誤った知識や不十分な内容を補うという学習をしていました。
・実技試験
実技は塾の講義動画を視聴し、天気図の見方や作図の方法、記述問題の解き方など基礎的な学習を終えた後、試験の過去問題を8年分ひたすら繰り返しました。藤田先生もおっしゃられているように、過去問題にどれだけ取り組めたかということが非常に重要だと思います。学科の知識と実技の知識をしっかり固め、基礎を作っておくことが何より重要です。また、試験では試験時間に制限があるため、本番で時間内に解き終えられるように、解くスピードの感覚を掴む目的で毎回タイマーを使用していました。
実技試験の記述問題では、問題の題意が掴めなかったり曖昧な知識であったりすると、上手く文がまとまらない・余計なことを書いてしまい減点となってしまいます。そのため、過去問演習では、自分の書いた文と解答例の文を比べて、何が足りなかったのか、何が余計なのかなどに着目して学習を進めていました。
[学習の反省点と改善方法]
私は4回目の試験で不合格になった時に挫折しそうになりました。あれだけ過去問題に取り組み、答えを覚えるまで繰り返したのに落ちてしまい、このまま合格できないのではないかと。次の試験に向けて学習を始める前に前回の反省をしたのですが、根本的なことが理解できていなかったことに気づきました。それは過去問題を何度繰り返して覚えても、同じ問題は二度と出ないということです。演習を繰り返すうちに、問題内容と解答を覚え、その回の問題では100点を獲れ、いつのまにか理解できているつもりになっていました。そのため、いざ当日試験を受けると、当たり前ですが初めて見る問題。解くのに時間がかかり、問われ方が変わると解答できないという状態になってしまいました。
この点を踏まえて、次の試験に向けて勉強方法を見直しました。具体的には、過去問題を解く際に、各問題では何が問われているのか・出題者は何を答えさせたくてこのような問題を出しているのかなどを考察するようにしました。
また、記述問題での答え方も、解答する際の指示を守った上で、何パターンか解答文を考えてみたりもしました。このように過去問題を解いていくと、問題の流れとして、次の問ではきっとこんなことが問われるんだろうななど予想ができるようになると思います。
[塾の活用法]
講義動画の他に活用させていただいたのは、藤田先生とのメールでのやりとりです。分からない問題や理解できないこと、作図の添削、過去問題の添削など、たくさんお世話になりました。このように、疑問が出てくる度に先生に質問ができるということは、すごく貴重だと思います。このような質問をしていいのか、など最初は迷いましたが、どんな些細な質問も受け付けてくださり、どの質問に対しても迅速に回答していただき、時には図を用いた丁寧で分かりやすい解説をしてくださるなど、受験勉強を支えていただきました。
[最後に]
気象予報士試験に合格できたのは、藤田先生のおかげです。ただ合格を勝ち獲れただけでなく、気象学の面白さや奥深さを学ばせていただきました。入塾して本当に良かったです。
非常に難しい試験であり、心が折れそうになったこともありますが、気象予報士になることができて、努力は無駄ではなかったと感じました。
藤田先生に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
ゆずさん(男性・25歳・東京都・エネルギー会社勤務)の合格体験記
① 受験のきっかけ
中学の時から、生態系や気象など、スケールの大きいものに惹かれていました。
ただ高校では気象の深い部分は学びませんので、大学進学後に資格の勉強をしようと決めていました。ちょうどコロナで大学活動も全てストップしたタイミングで、勉強を始めました。途中、就職活動のため1年半の空白期間があります。
② 受験歴
2020年4月、コロナ禍で勉強を始めました。
学生時代は独学でした。
54回 一般×
55回 一般× 専門○
56回 一般× 実技×
57回 一般× 実技×
58回 未受験
59回 未受験
↑ 学 生 ↑
ーーーーーーーーーーーー
↓社会人↓
〜藤田先生の一般を受講〜
60回 一般×
〜藤田先生の専門を受講〜
61回 専門○
〜藤田先生の実技を受講〜
62回 一般○ 実技○
藤田先生の授業を受講前(〜57回)は、正直大学生活で遊びつつ試験1ヶ月前からダラダラ勉強するようなものでしたので、受講後の60回以降のことについて下記書かせていただきます。
③ 1日での勉強量
・平日3時間(仕事後、22時まで図書館で勉強)
・休日10時間(試験1ヶ月前以降のみ)
④ 受験勉強の時間の捻出法
・平日:帰宅するとだらけてしまうので、仕事後そのまま図書館へ向かう習慣をつけました
・土日:試験の1ヶ月前からは、土日に予定を一切入れず勉強に専念するよう、メリハリをつけました
⑤ 最も効果があった勉強法
・私がこれまでの受験勉強等でも実践している方法なのですが、効率性は置いておいて、授業を受けた内容をノートにまとめ直しそれを口頭で説明できるよう「セルフ授業」を行なっていました。「ただ暗記する部分」と「内容や仕組みなど理解する部分」とに分け、後者はセルフ授業を実践すると理解度が深まります。
⑥ 挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
・やはり毎度の不合格後が挫折しそうなタイミングでした。その際は一度勉強から離れ、1ヶ月後などまた少しずつモチベが高まってから勉強をするようにしました。
受験勉強や会社の仕事とは異なるという意味で、あくまで趣味の領域かと考えていましたので、自分のモチベが上がったら勉強する、辛いならやらない、という方針を取っていました。
⑦ 藤田真司の気象予報士塾の活用法
・社会人になると時間がない中で効率よく学習する必要が出てきましたので、ネットで評判の良かった貴塾に入塾し、社会人になり3度目の試験で合格しました。
・とにかくご説明が丁寧です。先述の「内容や仕組みなど理解する部分」においては理解できるまで何度も聞きなおし、ノートにまとめていきました。また実技試験においても疑問が晴れるまで授業を反復し、それでも気になる箇所はメールでご質問もしました。そのほか特に、私は一般知識に苦戦しておりましたので、完全理解は独学では困難だと思います。貴塾はそれら「完全理解」が確実に可能な授業だと思います。
藤田先生には大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございました!!!!!!
Yさん(女性・30代・福岡県・主婦)の合格体験記
ブライダル業界で働いていましたが、2年前に勉強に専念するために退職しました。
退職後は、定期的に短期で事務の仕事をしながら勉強していました。
今後は気象に携わる仕事をしたいと思っています。
〇受験歴
----他塾(1校目)の初級講座(オンライン)を受講----
58回 一般〇 専門〇 実技×
59回 一般免除 専門免除 実技×
----他塾(2校目)の実技試験対策講座と個人授業(オンライン)を受講----
60回 一般免除 専門免除 実技×
61回 一般〇 専門〇 実技×
----藤田塾の実技試験対策講座を受講(2024年4月~)----
62回 一般免除 専門免除 実技〇
〇藤田塾に入塾のきっかけ
第61回試験の自己採点で実技試験の合格基準に数点足りず、とても悔しい思いをしました。今までと同じ勉強をしていてはダメだと思っていたところ、藤田塾のHPを見つけました。合格者を多数輩出しているのには必ず理由があるはずだと思い、藁にもすがる思いで2024年4月に入塾しました。
〇勉強量
基本的に1日8時間以上勉強していました。
仕事がある日は朝早く起きて勉強するなど最低1時間以上は勉強時間を確保していました。
また毎日寝る前の30分間は暗記や今日勉強した事の復習をしていました。
〇最も効果のあった勉強方法
【学科】
①過去問10年分を完璧に理解する
復習の際は、1つ1つの選択肢のここが正解、ここが不正解という根拠をしっかりと理解しながら勉強していました。
過去問を解いていると選択肢で迷うことがあったのですが、理解度が深まると初見の問題でも迷うことが少なくなりました。
②まとめノートは作らず、参考書に書き込む
過去問を解いていると参考書に載っていない知識も出てきます。
その時は気象庁HPの「知識・解説」に載っていることが多いので、しっかりと読み込んで参考書に書き加えていました。
勉強を始めた頃はまとめノートを作っていましたが、参考書を見ることが圧倒的に多かったので、参考書1冊で何でも理解できるような状況にしていました。
※使用した参考書…一般気象学、よくわかる気象学(一般、専門)
【実技】
①講座の準備編を何度も繰り返し視聴する
天気図の見方や作図の手順など問題を解くうえで必要な基礎知識が準備編に詰め込まれていると思いました。
今まで何となく理解していたことも藤田先生の分かりやすい解説でしっかりと理解することができたと思います。
動画なので理解度が足りない部分だけ何度も再生することができたことが良かったです。
第62回試験でも準備編で習ったことが出てきていました。
②過去問の解法を徹底的に理解すること
これは藤田先生が何よりも重要なことだと仰られていることです。
藤田塾に入塾するまでは過去問を何周できるかに注力してしまいました。
とにかく過去問を解かなきゃという思いが強く、復習をする時間が短くなり、解法の理解度が足りなかったと反省しています。
入塾後は、まず自分なりに間違えた問題の解法を考えて、講座を視聴しても分からない場合に先生に質問していました。
質問する際は全部を聞くのではなく、自分なりに考えた解法が合っているのか、ここまで理解できたがここからが分からないという風にメールを送っていました。
復習に時間がかかりましたが、先生のお陰で疑問を1つ1つ解決することができ、過去問を解くと解法が自然と思い浮かべれるようになりました。
私はまとめノートを作らず、解答用紙に先生からの添削や解説などを書き込み、定期的に解法を見直すようにしていました。
試験までに10年分の過去問を3周し、その後は間違えた問題の解法を定期的に見直したり、作図が苦手だったのでまとめて演習していました。
【挫折しそうになった時に立ち直ることができた方法】
第61回試験は自分なりに手応えがあったので、不合格になった時はとても落ち込みました。
また勉強の負荷によって利き手が腱鞘炎になってしまい、痛みが強く30分以上ペンを握ることができなくなりました。
このままでは試験すら受けることができないのではないかと絶望しましたが、家族や友人が何度不合格になっても変わらず応援してくれた事が自分を支えてくれました。
また努力を続ければ夢は必ず叶うと信じていたので、こんな事で諦めるわけにはいかないと思い、治療に通いながら勉強を続けました。
【藤田真司の気象予報士塾の活用法】
講座の中で、「過去問を解くことは単なる作業であり、勉強ではない」という言葉に衝撃を受けました。
他塾にも通っていましたが、はっきりと言ってくださる先生は藤田先生が初めてでした。
先生にはメールで何度も添削依頼と質問をさせていただきました。
日本語の表現はかなり細かくチェックしていただき、疑問点は理解できるまで根気強く丁寧に教えてくださいました。
他塾と違って添削や質問が無制限であること、そして講座は理論的で丁寧な解説が魅力だと思います!
先生にこんな事聞いてどう思われるかなど考えずに、添削・質問サービスを積極的に活用されると良いと思います!
【第62回試験の感想】
実技1は手応えがありましたが、実技2は後半の問題が難しく感じました。
でも藤田先生が「手も足も出ない問題は必ず出る」と仰っていたので、確実に点数が取れる問題を正解することに集中しました。
試験後は周りの受験生から難しかったという声が聞こえてきましたが、結果が出るまでは分からないので、ドキドキしながら合格発表の日まで過ごしていました。
【さいごに】
合格発表の日に自分の番号を発見した時は、嬉しすぎて震えと涙が止まりませんでした。
藤田先生を信じて毎日コツコツと勉強を続けてきて本当に良かったです。
合格体験記を読んでいただき、本当にありがとうございました。
受験生の皆さんの合格を心からお祈り申し上げます。
この合格体験記が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
Fさん(男性・20代・中部地方・放送局勤務アナウンサー)の合格体験記
59回 一般、専門不合格、実技未受験
60回 一般不合格、専門合格、実技未受験
61回 一般合格、専門免除、実技未受験
62回 合格 学科免除
60回試験の後、これはなにか手を打たなければ時間とお金だけが消えていってしまう。
そこでかねてから耳にしていた藤田塾の門を叩きました。
藤田塾では一般と実技、実技オプション講座を受講しました。
これまでは動画解説のないテキストだけの通信講座を受けていましたが、一般知識の動画の解説の深さに驚き、自分の中でできる事が増えていき、藤田塾での勉強が楽しくなりました。
61回試験で一般試験に合格し、少し勉強をお休みして4月から7月までガッと勉強しました。
8月は仕事が忙しくあまり勉強できなかったので正直落ちている可能性の方が高いなと思っていたところでの合格、ものすごく嬉しかったです。
私は大学も推薦合格だったので自分で試験を受けて合格を掴む事はこれほど気持ちいいものなのか、と実感しました。
1.試験の4ヶ月ほど前からは1日で平均2時間勉強していました。休みの日は6時間から8時間、仕事のある日は1時間を目安にしていました。
2.仕事中ロケなど車移動が多かったので、移動時間にスマホ画面で勉強したり、隙間時間を活用して勉強時間を捻出しました。
3.実技試験に関してはとにかく回数をこなすことだと思います。私は実技の勉強を始めた時、試験の内容が頭に入ってこなかったので、藤田塾の解説動画を一通り全て見てから問題を解いていき、もう一度動画を見直し答え合わせをするという勉強方法でした。
4.仕事をしながらの受験勉強はなんども挫折しそうになりました。そのような時は小さな目標を立てて、(令和2年1回の問1を解き終えたら好きなアイスを買って食べよう、とか近くの温泉のサウナに行こう)乗り越えていました。大きな目標を立てる事も大事ですが、実現しやすい目標をたくさん立てて、それを一つずつ達成していく事がいちばんの近道だと思いました。
5.何より藤田先生のこれまでのご経験を踏まえた解説や試験での攻略法、短期間で効率よく試験を突破するためのノウハウが豊富に藤田塾には詰まっています。電車の中や隙間の時間に10分でもいいので受講して、過去問に忠実に気をてらうことなく向き合う事だと思います。藤田塾は気象予報士試験合格のためのいちばん近道だと思いました。
S・Rさん(男性・25歳・山梨県・中学校理科教師)の合格体験記
【はじめに】
今年度(2024年度)より中学校理科教師として働き始めたものです。気象予報士試験の勉強は、大学院1年生の12月中旬から始め、試験は、大学院2年生の8月、1月、そして今年度の8月の計3回受験しました。
当初の予定では、大学院2年時に受けた2回の試験での完全合格を目指していましたが、それは叶いませんでした。「社会人になってからの合格は厳しいか…」と、諦めてしまいそうになった時もありましたが、藤田先生の丁寧なご指導のおかげで、何とか合格することができました。これから試験を受験される方の力に少しでもなれればと思い、私の受験記録を記させていただきます。
【受験結果】
試験 一般 専門 実技
第60回 合格(11問/15問中) 合格(11問/15問中) 不合格
第61回 免除 不合格
藤田真司の気象予報士塾「実技試験対策講座」受講
第62回 免除 合格
【各試験までの勉強】
・全体を通して
Studyplus(スマホアプリ、勉強時間を記録できる)を活用して、自身の勉強を記録していました。
・第60回試験
一般と専門の合格を目指し、大学院1年生の12月中旬から、主に他の通信教育業者さんの映像授業(一般、専門)で勉強しました。また、問題演習は、主に過去問(第50回から第59回を2周)と「解いてスッキリ!気象予報士学科試験合格問題集」(間違えた問題はAnkiMobile Flashicard(スマホアプリ、暗記カードの問題集の自作・回答ができる)で何度も解き直す)を活用しました。
勉強時間は、一般が計180時間程度、専門が計105時間程度で、一日最低でも1時間程度を目標に勉強をしていました。大学院生で時間に余裕があり、勉強したい時に勉強していました。
・第61回試験
第60回試験終了から第61回試験まで、主に他の通信教育業者さんの映像授業(実技)で、実技試験の基礎となる内容(JPCZとは何かなど)を勉強しました。また、問題演習は、まず「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 実技編」で行いました。はじめは解答を写すことしかできませんでしたが、2周、3周するうちに、自力で書けるところも増えてきました。その後、過去問(第40回から第50回までを1周)にも取り組みましたが、一般や専門と異なり記述式であったため、答え合わせの際に「これは〇でいいのか…?」と、常に疑心暗鬼になっていました。そのため、他の予備校さんの模擬試験にも2回参加しましたが、いずれの結果も平均で50点程度しか取れず、自信が持てないまま試験に臨みました。
勉強時間は、計210時間程度でした。特に1月には80時間ほど勉強時間を確保ができ、今となっては恵まれていたと思いますが、合格には届きませんでした。
・第62回試験
第61回試験の勉強の反省と、社会人となって今までのように勉強時間が取れないこと等を踏まえ、勉強のスタイルを変えなければならないと思いました。ネット等で調べた結果、藤田先生の実技対策講座にたどり着き、受講しました。勉強の進め方(「7~8年分の過去問の徹底理解」、「資格をとるための勉強をすべき」等)や過去問を用いた実技の問題の解き方等を学び、自分自身も第46回から第61回までの過去問を2周(一部3周)解きました。また、合っているかわからない記述は、藤田先生にメールにて質問し、すぐに回答をしていただきました。社会人となり時間がない中でしたが、カフェ等を活用して1週間で7時間の勉強を目標に、計120時間程度勉強しました。
【最後に】
第61回試験で実技試験が不合格となり、「やっぱり厳しいか…」と一度は挫折しそうになってしまいました。それでも「気象予報士になれたらもっと空を好きになれるかもしれない…」「色々な気象災害からたくさんの人を守れるかもしれない…」「子どもたちに気象のことをもっと好きになってもらえる授業ができるかもしれない…」と、再度自分を奮い立たせ、映像教材や書籍等の力を借りて勉強を続けてきました。その中でも特に、自身が一度は乗り越えられなかった実技試験に合格できたのは、藤田先生の的確で丁寧で、迅速なご指導が大きかったと感じています。本当にありがとうございました。最後になりますが、これから受験される皆様が合格されること、またそれまでの道のりでたくさんの学びや成長が得られますことを心より願っております。
Wさん(男性・30代・広島県・放送局記者)の合格体験記
【気象予報士を目指したきっかけ】
2014年に発生した広島土砂災害をはじめ、鬼怒川決壊や熊本地震などこれまで5つの災害取材を経験してきました。
2018年の西日本豪雨では地元も被災しました。
見慣れたふるさとの景色は土石流や河川の氾濫によって一変し、周りの人間も傷つきました。
「まさか自分が住む場所で災害が起きるなんて…」
被災した方々が口を揃えて話される言葉です。同じ境遇になり私も同じ気持ちになりました。
その言葉を私自身が自分事として受け取れていなかったのだと悔しく、恥ずかしくなりました。
災害を他人事ではなく、自分事として考えるためにどうすればいいのか?
私の出した答えは、気象や災害について真剣に勉強してみることでした。
【受験するにあたって】
受験するにあたって2つのルールを決めていました。
① 会社の誰にも迷惑をかけないこと
「勝手に勉強して、勝手に合格する。ダメなときは勝手に挫折する」
② 合格するまで受験を続ける
様々な考えがあると思います。周囲に公言して自分を追い込む方もいらっしゃると思います
ただ社会人である以上、仕事が最優先というのが私の考え方です。
受験を職場に伝えると周囲が期待してくれたり、業務量などで気を遣ってくれたりするかもしれません。私は個人的な挑戦で職場に迷惑をかけたくないし、甘えたくありませんでした。そして、不合格のときにがっかりされたくもありませんでした。そのため、会社に公言するのは控えました。試験前後で取材やプレゼンなどが入った場合は、今回はそういう運命だったと受け入れて迷わず仕事を優先しました。自分の能力では短期間での合格は難しいと感じていたので、長く挑戦を続けるにはどうすればいいのか考えました。その答えが周囲に迷惑をかけないことでした。社会人としてやることをしっかりやってさえいれば、プライベートな時間で何をしても、誰からも文句を言われることはないと思います。長期戦ということで家族の理解は必要不可欠でした。妻をはじめ応援してくれた家族には心から感謝しています。
【受験歴】
◆第53回 受験スタート
◆第54回 学科専門 合格
◆第55回 学科一般 合格
・
・
・
◆第62回 実技試験 合格
学科の免除期間が切れる度に合格し直して、実技試験の挑戦を続けました。
【勉強量・時間の捻出について】
◆平日 1~4時間程度
1日の勉強時間は朝2時間/夜2時間を目標にしていましたが、仕事で勉強時間を確保できない日も少なくありませんでした。最低でも1時間は机に向かうようにしていました。朝はとにかく早起きすること。夜は風呂の時間を短くしたり、晩酌を我慢したりすればどんな日でも1時間くらいは捻出できます。あまりに疲れている日は、参考書を開いても目には入っても頭に入りません。そんなときは思い切って睡眠を取るようにしていました。
◆休日 3~5時間程度
休日は特に早起きを心がけました。朝6時くらいに起きれば午前中だけで5時間以上勉強することが可能です。午後からは家族と遊びに出かけたり、友人とお酒を飲んだりして休日もしっかり楽しんでいました。平日とは気分を変えるためにカフェなどで勉強することもありました。
◆試験前
前述の通り、仕事や家庭を最優先にしていたため追い込み勉強はそれほどしていません。合格した今回の試験前も特番の制作期間でした。ロケや編集などで忙しく1日1時間程度しか勉強はできていませんでした。試験直前に無理して詰め込むより、短時間でも毎日積み重ねておくことが大切だと私は思います。
【勉強方法について】
<学科試験>
同じ参考書を何周か読んで基礎知識をつけたら、過去問を反復して解きました。
特に変わった勉強はしていないので割愛させていただきます。
<実技試験>
① 過去問1題(実技1or実技2)を75分以内で解く
② その後に藤田先生の解説動画を視聴する
⇒上記を1セットとして、直近10年分の過去問にくり返し触れました。
理想は平日毎朝1セット/平日毎晩1セット/休日2セット~3セットでしたが、仕事や体力的に難しいときは1日1セットor2日で1セットをこなしていました。
無理をすると続かないので、自分でペースを考えながら机に向かいました。
<毎日のルーティン>
試験当日は初めて見る天気図を見て解答を作っていく必要があります。
そのため毎日新鮮な天気図に触れて、それを読み解く力をつけたいと下記をルーティンワークにしてきました。今後も続けていきたいと考えています。
◆毎朝
気象庁HPや各種アプリなどを使って、きょうの地上天気図や高層天気図を確認する。
「短期予報解説資料」などを参考にしながら、数日内の天気変化を把握しておく。
◆毎晩
YouTubeで「ウェザーニュースLIVE」を視聴していました。
番組が30分ごとに区切られて配信されていて、21:30の回を毎晩見るようにしています。
顕著な気象現象があった日は「天気変動プレイバック」というコーナーが配信されます。
気象予報士の方がとてもわかりやすく解説してくれて、試験勉強にも役立ちました。
毎朝自分で天気図を確認していると、理解がより深まるのを実感できるのもよかったです。
【藤田真司の気象予報士塾について】
私が藤田先生のオンライン講座に申し込んだのは第61回の試験で不合格になった後です。それまでずっと1人で勉強をしていたので、理屈を理解しないまま無理矢理覚えている問題なども少なくありませんでした。藤田先生の解説動画を視聴し、腑に落ちていなかった問題がすっと自分の中に落ちてきました。最後の半年は自分でも驚くほど実力が伸びたと感じました。藤田先生には心より感謝しています。また、自分の力だけでなんとかしようとせず、専門家にきちんと教わった方がいいと背中を押してくれた妻にも感謝しています。
【最後に】
合格まで6年かかりました。遠回りもしたと思いますが、後悔はしていません。
合格できたことはもちろんですが、それと同じくらい自分で決めたことを途中で投げ出さずに最後までやり抜けたことをうれしく思います。生涯学習のつもりで、これからも自分のペースで勉強を続けて精進していきます。
αさん(男性・20代・静岡県・会社員)の合格体験記
【受験歴】
56回:一般× 専門×
57回:一般〇 専門× 実技―
58回:一般― 専門〇 実技×
59回:一般― 専門― 実技×
60回:一般〇 専門― 実技×
61回:一般― 専門〇 実技×
62回:一般― 専門― 実技〇
【経歴・勉強時間】
出身が農学部で特に物理、数学、国語が苦手教科でした。
勉強時間は、平日は仕事が忙しくて勉強時間がほとんど取れず、0~30分ほど。休日は2~4時間ほどの勉強時間でした。
理系教科と国語が苦手で、勉強時間も確保できていなかったので、合格まで時間はかかりましたが、そうした人向けに参考になればと思い、掻い摘んで書いていきます。
【学科一般・専門】
① 藤田塾の講座を2往復して、内容を理解した。
② 平日は講座1コマを2倍速orテキストで復習し、休日は過去問演習(過去7年分)。
休日の過去問の演習は、あまりやり過ぎないように1日1回分までと決めていました。
一番効果的だったと思うのは、過去問演習を行った際に、
「わからなかったところ・記憶があいまいだったな」と思ったところはWordに箇条書きで記入していきました。そしてその日の最後にそのWordを最初から最後まで全部読み、苦手なところを押さえていました。
また、ここからは参考までですが、一般で出てくる複雑な計算問題で、解説を読んでも理解できなかった問題は流していました。理解できないことに対してマイナス感情になることや、時間を割くならば、正誤問題などをしっかり押さえることを重要視していました。
【実技】
① 藤田塾の講座を2往復し、内容を理解した。
② 平日は講座1コマを2倍速で視聴、休日は過去問演習(過去7年分)。
学科同様に過去問演習は記憶が残りすぎないように、1日1題(学科併願時)or2題(実技のみ)で決めていました。
解答・解説が載っているネットのサイトで採点を行い、不明点が出てくれば藤田先生に質問するという形で行っていました。
61回の試験までは、藤田先生に質問をしておりませんでしたが、実技試験においては人の意見を聴くことは重要だなと思いました。実技試験では正解・不正解の線引きが自己判断では難しくことも多く、確認が重要だなと改めて感じました。また、同じところで多くの受験生が悩んでいることも知れると、皆同じこと感じているんだという安心感もありました。
【試験本番・メンタル面】
自分の中で、試験本番や仕事中に人前で話す場などで、メンタル面で心掛けているのは「緊張してもいいが、焦るのはダメ」です。
緊張している自分自身に対して、「どうしよう」とか「大丈夫かな」と不安になって、意識が緊張に持っていかれ、焦ることがマズいと思っています。堂々と緊張して、やるべきことをやるという心持ちで臨んでいました。
今回の試験でも実技2の計算問題で問題文を読み間違えて5分ほどロスしてしまいました。
やらかしたと思いましたが、焦らずにむしろ「良く気づけたな」と思考を転換していました。
【さいごに】
56回試験では独学で市販の参考書を勉強して臨んだがボロボロでした。
藤田先生の動画を見て、市販の参考書では難しく感じた内容でも、こんな簡単なことだったんだと思ったことが多々あり、合格の近道に間違いなくなったと思っています。ありがとうございました。
βさん(男性・50代前半・静岡県・アプリケーションエンジニア、プロジェクトマネージャ)の合格体験記
■受験歴
60回 一般✕ 専門〇 実技✕
61回 一般〇 専門免 実技✕
62回 一般免 専門免 実技〇
■受験のきっかけ
仕事で気象データを扱うことがあり、気象予報士の方と話すこともあったのですが、専門用語が分からないので言われた通りの処理をするプログラムを作るような感じでした。
そのうち、もっと内容が知りたいと思うようになり、一念発起して気象予報士資格の取得を目指しました。
■勉強方針
仕事上も有益な資格なのはもちろん、齢50超えてから記憶力の低下を実感していたことも有り、短期合格を目指しました。
具体的には、まずは直近の60回夏で学科2科目を取得し、次の61回冬での完全合格を目標にしました。
結果的にそう上手くはいきませんでしたが。
■学習体験記
【学科】
直近の60回試験は実技は一切手を付けないことにしました。全力で学科に取り組みます。
勉強内容としては、
・まずは「イラスト図解 よくわかる気象学」 の一般と専門をそれぞれ2週間かけて読み込みました。
・その後、過去問10年分をくりかえし解きました。3周くらいしたかと思います。
・途中、煮詰まったらTeam SABOTENさんの「気象予報士だいたい3分ラーニング」(<おすすめです)を見ました。
・「よくわかる」はやや冗長が多く、内容が濃い感じでもなかったので、「読んでスッキリ! 気象予報士試験 合格テキスト 第2版」を追加で購入し、通読しました。よく1冊決めたら他の参考書に浮気するのは良くない、と言われますが、それにしても「よくわかる」は内容が薄く、追加したのは間違いなかったと思います。ただ、「よくわかる」をこなしたあとなので理解も早かったです。
・専門は特に気象庁サイトの資料を漁って資料を読み込みました。「数値予報解説資料集」は是非読んでおくべきです。これを読めば対策本の数値予報部分は読む必要はないと思います。
・ユーキャンのアプリも使いました。仕事の休憩時など、隙間さえあればスマホで繰り返し解きました。
・「一般気象学」を使うか使わないか問題ですが、一般知識の一部の問題を理解するために一部必要でした。この本は理系からみると柔らかい表現も多く、確かに数式も多いですが非常に好感の持てる良書だと思います。
・試験直前に「気象予報士試験精選問題集」の学科分を全問解いて、おおよそ合格圏内にあることを確認しました。
【実技】
60回の自己採点で一般を落としたことが分かり、61回では実技に加え一般も受け直す必要が出てきました。
また、無勉でも4割は取れる学科と違い、実技はまったく手が出ないことも分かってきました。
あくまで短期合格を目標としていたため、60回試験日の二日後には信頼と実績の「藤田塾」の門を叩きました。実技のみの受講です。
有償の塾を利用することにした訳ですが、この先、実技で失敗して何度も受験する場合の勉強時間を時給に換算すると、「藤田塾」の受講料は格安であるためです。
ところで、藤田先生に入塾希望の連絡をした際、先生から3か月の短い期間で専門が取れただけでも本気なことが分かる、と言われました。
実際、短期間での学科の勉強となり、かなり苦労と努力を重ねていたので、認めてくれる人がいるんだと、素直に嬉しかったと記憶しています。
入塾時は基本の講義と3年分の解説を頂いて勉強しましたが、それらを1巡したタイミングで教材の質の高さに納得し、オプションとして直近の試験回までの教材も追加購入しました。ここは社会人の優位性を使った大人買いです。これを使ってさらに時短を図ります。ちなみに藤田塾の特典である「1年以内完全合格のキャッシュバック」の対象にはオプション教材の価格も計算に含まれます。これはすごいです。
迎えた61回冬の試験では、直前に入院などのアクシデントがあり、思うように勉強がはかどらず、結局7年分の過去問を2周したところで時間切れとなり、一般は合格したものの実技は落としてしまいました。
手ごたえから試験直後にすでに実技はダメだと感じ、2日ほど休んで直ぐに夏に向けて学習を再開しました。
気持ちは落ち込みましたが、入院等があったこともあり、自分への言い訳には十分で直ぐに気持ちの切り替えが出来ました。
そのあとは、ひたすら夏までの間に過去問8年分を7周しました。
この他にやったことと言えば、「よくわかる気象学」の実技編の過去問(藤田塾の教材と被っていない少し古い問題ですが、良問でした)を2周し、他社の模試も取り寄せて腕試し&新門にチャレンジする心構えを養いました。あとは気分転換もかねて、定番の「拝啓、予報官X様」の動画を見まくりました。お勧めです。
そして迎えた62回の実技の手ごたえですが、正直、61回よりも悪く、特に実技2は4枚目の解答用紙はほぼ白紙でした。例の最後の問題に翻弄されました。
一方で実技1は5分ほど見直す時間がありましたが、後から誤りに気付いた問題も複数ありました。
試験会場を後にするとき、ショックでかなり落ち込みました。
【合格発表】
合格は発表日に自宅に帰った際、届いていた通知ハガキで知りました。
受験番号を藤田先生に伝えておくと、合格していた場合は支援センターのHPの発表直後に直ぐにメールで連絡を頂けます。
それを事前に知っていたので、当日はメールボックスもあえて見ないようにしていました。落ちたことを仕事中に知りたくなかったので。
なのでハガキを見た後、あわててメールボックスを確認したら、ちゃんと午前中に連絡を頂いていました。
喜びとともに、もうあの勉強から解放されるんだ・・・これが合格時の素直な感想です。
ちなみに、あの手ごたえで合格だと、その前の61回も実は結構良い線行っていたのではと思いました。
【藤田先生への添削依頼や質問】
講義動画で疑問のほとんどが解決しましたが、ピンポイントで10回程度、記述の文言について質問しました。
みなさんおっしゃる通り、質問への回答は素早いです。夜送ったら翌朝には解答が到着しています。
学習を止めないという意味で重要な要素です。返答は簡潔で素っ気なく感じるかもしれませんが、実技の解答はそうあるべきです。
試験日が近いと返答も遅れると思うので、なるべく早く疑問点は解決しておくべきと思います。
■勉強量・時間
60回試験で学科を受験する際は仕事している時間、寝ている時間、飯を食う時間以外はすべて、と言っていいくらい勉強に充てていたと思います。
実技の時は平日3時間、土日6時間程度かと思います。実技は最初の1周目は1回分解くのに3・4時間かかりました。
回を重ねる毎に短くなっていくのですが、7周回した時点で答えを結構覚えてしまっている段階でも1時間を超えることがほとんどでした。
なので、試験本番(当然すべて新門)では時間内に解き切るのは困難と考え、解答を問題用紙に書き写したり、といった結果に関係ない作業は一切行わず、見直しする時間も無いことを前提に一回こっきりの解答の精度を上げるよう集中しました。
■試験会場でのテクニック
試験会場で受験票をテープで張り付けるのは定番テクニックですが、是非過去問1回分のセットを持ち込んで、会場の机で解答する動作のチェックをしてみてください。
私は学習時から筆記用具、問題、解答用紙、切り離した資料の場所を体に対し常に同じ位置に固定し、使った消しゴムなどの筆記用具は即座に元の位置に戻すように訓練しました。
机の大きさは各会場で様々なので、その会場の机にあった配置に修正し、本番でも全くその通りに操作できました。
■最後に
62回の試験を受けた直後に、過去7・8年分の過去問をマスターしていても解けない問題が多かったと思いました。
今回ばっかりは、藤田先生のセオリーも通用しなかったのではないかと。
思い返せば61回などは62回とくらべて「ちょろい」回だったなと。落ちましたが・・・。
でも、すべての受験者について、条件は全く同じであり、「過去7・8年分の過去問をマスター」しても解けない問題はみな解けないんですね。
逆に61回のような回は解ける人が多いので、差もつきません。
ということで62回も藤田先生の「過去7・8年分の過去問をマスター」というセオリーは盤石でした。
このセオリーですが、やり抜くことは簡単ではないと思います。解き散らかすではなく、マスターする必要があるので。
是非、これから受験される方、頑張っていただきたいです。
最後になりますが、藤田先生、1年間お世話になりました。3回で合格できたのは間違いなく先生のおかげです。ありがとうございました。
今後は試験を気にせずに日々の天気図を自分なりに追いかけることができるようになります。仕事でも活用し、自分の好きな方向で勉強を続けたいと思います。