藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

第59回試験で合格された方の合格体験記


令和4年度第2回試験(第59回試験)では、当塾から45名様の合格者が生まれました。
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原則として原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。

■Qさん(女性・40代・事務・京都府)
■Yさん(男性・63歳・無職・岩手県)
■Fさん(男性・20歳・静岡県・大学2年(工学部))
■Rさん(女性・21歳・国立大学3年)
■Aさん(50代前半・地方公務員(技術系)・防災士)
■Zさん(男性・20歳・大学2年生・東京都)
■Jさん(男性・23歳・国立大学工学部化学系専攻4年生・京都府)
■Pさん(女性・20代後半・事務職・文系出身(高2から理系科目から離れる)・東京都勤務)
■Oさん(男性・42歳・マスコミ関係・関西地方)
■Kさん(女性・20代・会社員(テレビ業界))
■Lさん(男性・20歳・国立大学理学部地球科学専攻2年・千葉県)
■Bさん(女性・50代・主婦・北海道)
■Nさん(男性・20代・大学院生(理系)・東北地方)
■KKさん(男性・20代・鉄道会社勤務・愛知県)
■わたげさん(男性・20歳・大学2年・群馬県)
■Cさん(男性・30代・海運関係者・北海道)
■Eさん(女性・26歳・アルバイト(元SE)・千葉県)
■かぼぼさん(男性・22歳・大学生(4年)・関西地方)
■Iさん(女性・20代・アナウンサー・九州地方)
■Dさん(41歳・国立大学客員研究員)
■Gさん(男性・56歳・コンピューター運用管理業務(気象とは全く無関係)・兵庫県)
■Zさん(男性・28歳・無職・九州地方)
■Mさん(男性・54歳・建物/土木インフラの調査診断会社勤務・東京都)
■Sさん(女性・30代前半・地方局契約キャスター)
■Tさん(女性・20代後半・損害保険会社勤務・福岡県)
■Hさん(男性・57歳・製薬会社勤務・大阪府)
■Uさん(男性・50代・インフラ関連会社勤務・千葉県)
■Vさん(男性・40代・マスコミ関係・新潟県)
■Mさん(男性・70手前・元IT関係会社員→無職・神奈川県)
■Pikaさん(男性・30代・マスコミ関係・関東甲信地方)
■Wさん(53歳・学習塾経営・北海道)
■Xさん(男性・40代・自営業)
■AAさん(女性・40代・気象会社勤務・東京都)
■ABさん(男性・30代・公務員・宮城県)
■ACさん(女性・30代・フリーアナウンサー・東京都)


Qさん(女性・40代・事務・京都府)の合格体験記


【受験・勉強歴】
2015年4月 気象予報士講座を受講するも2ヶ月程度で仕事都合により遅刻・欠席多発
2015年8月 第44回 一般× 専門× 実技×(問題をGETして退出)
2016年1月 第45回 一般× 専門× 実技×(問題をGETして退出)
〜断念〜
2021年11月 山岳関係の仕事を機に、再挑戦を決意
2021年11月 勉強開始(自宅での独学)
〜2022年4月 山岳地での住み込み開始〜
以降11月下旬まで住み込み先や寝泊まりしていた車中で勉強
2022年8月 第58回 一般○ 専門○ 実技×(実技対策皆無で解いてみた)
2022年10〜11月 勉強再開するも、独学の実技対策に限界を感じる
〜2022年11月 地元の街へ戻る〜
2022年12月 藤田塾に入塾
2023年1月 第59回 一般免除 専門免除 実技○


【勉強時間】
独学の頃から、勉強開始前にスケジュールを立ててその通り実行していました。
時間管理はアプリ「スタディプラス」を利用しましたが、SNSを含め他者と交流する(いいねをつける等)機能は時間浪費になるため、通知OFFにし一切使いませんでした。
〈学科〉
自宅…夜に1日2時間程度
住み込み先…仕事都合で多くても1日15分×3回程度
住み込み期間の休暇中…車中で1日1.5時間×4コマ程度
〈実技〉
実技勉強をまともにやったのは藤田塾入塾後の自宅勉強約2ヶ月のみでした。
平日…4.5時間(朝2時間、昼30分、夜2時間)
休日 …8時間以上(午前1.5時間×3コマ、昼過ぎ1.5時間×2コマ、夜1.5時間)


【勉強法】
■学科・実技共通
・短期予報解説資料の確認
2021年からの1年3ヶ月余り、ほぼ毎日天気予報(高層天気図や短期予報解説資料など)を確認する時間40分ほどを死守しました。これは、最初に受講した気象予報士講座の講師が天気図や短期予報解説資料を見ることの大切さを口すっぱく言っておられ、まだ学科勉強すらしていない頃から資料を配布し説明されていたためです。
効果絶大なので、勉強を志された頃から継続されることをお勧めしたいです。

・ノートについて
どこでもすぐに勉強できることを重視し、以前より勉強はA5サイズ以外のバインダーにルーズリーフを挟む形で通しています。
バインダーの表面裏面は透けているので、クリアポケットに、勉強スケジュールや暗記項目を書いたものを挟んで確認していました。

そして、学科・実技とも間違えたところは必ず「書いてまとめる」ことで理解する作業を行いました。
1周目のノートは終われば済みとして2周目の間違えたところはまたノートに書き出す…としているうちに、段々と書く内容も書く量も減ってきます。
試験直前は、3周目のノートと暗記系要素としてまとめた単語カードをそのまま直前対策として使用していました。

■学科対策(独学)
以下の流れで勉強していました。
結果的には、住み込み仕事の繁忙などから専門に充てる時間が確保できず、ろくに過去問対策をしないまま受験となり、ギリギリ合格点をとれた格好でした。

1イラスト図解 よくわかる気象学を読む(一周)
2「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」を読む→解く(一周目)
3気象法規単語カードを作成、以降空き時間は単語カードで勉強
4一般気象学を読む(一周)
5気象予報士試験 精選問題集を解く(一周目)
6過去問(過去5年分)を解く(一周目)
7専門知識単語カードを作成(暗記系の要素をまとめたもの)、以降空き時間は単語カードで勉強
8「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」を三周解く
9気象予報士試験 精選問題集を三周解く
10過去問(過去5年分)を三周解く

・「一般気象学」は直接の試験対策ではないのですがよくおすすめとされている本で、腑に落ちない点を解消するのにとても役に立ちました。

・過去問の管理方法について
スマホアプリに過去10年分をデータ保存していたため、住み込み中で紙が持ち運べない環境でも問題なく勉強できました。

■実技対策(独学→藤田塾)
1入塾前
「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」を読んだり「気象予報士試験 精選問題集」にある過去問を解いたり、暗記系要素をノートにまとめたりしていました。

2藤田塾の受講後
・入塾後2日目まで
塾のルール(質問の仕方など)を読む→記述上の注意点を読む→テキストに一通り目を通す
上記項目の動画は空き時間にさっと視聴しました。

・質問
1月に入ると混み合うことが想定できたため、入塾直後からひたすら質問していました。特にスケジュール立てしてはいませんでしたが、12月末には過去問の不明点潰しがおおかた終わり、質問する機会がぐっと減りました。
あっているか間違っているかよりも、この思考過程でよいのか(解答に辿り着く道筋から大きくずれていないか)の質問と、言葉の言い回しが適切かどうかについての質問が多かったように思います。

・隙間時間
毎日の勉強時間が長いため、昼休みは勉強の息抜きを兼ねて準備編テキストの動画を視聴し直していました。

・過去問の管理方法について
試験の性質上、スマホアプリの過去問データを印刷する必要があり、勉強開始前にコピー機を陣取り全て印刷しました。問題用紙のみを2アップ印刷したのですが、図の読み取りの精度上、原寸印刷の方がよいのは言うまでもありません。

・過去問の解き方について
日付と所要時間を記録し、採点は行いませんでした。時間も75分におさめる意識はなく、一周目は長いもので120分、1月頭頃でもまだ90分くらいかかっていました。一周目は解説に3時間ほど要することもあり、一周目を終えるのにまる1ヶ月かかりましたが、残りの1ヶ月で三周目まで終えて少し時間が残るくらいの進捗でした。

・単語カード
とにかく覚えていないとアウトになる要素を全て単語カードにまとめ、空き時間に見直していました。
最終的には、机の前の壁は天気記号表のほかに日本地図を貼り海域名や地名を書き足したものや、台風の各種用語(「暴風警戒域」の定義)などを書いた用紙で囲まれてしまいました。


【勉強が辛くなったとき】
学科勉強中は着実に勉強しつつ、以前からの趣味(ランニング)も続けていたのであまり辛くなかったです。むしろ「一般気象学」などを読み、理解できた時の楽しさの方が大きかったです。
実技勉強は実質的に入塾後の2ヶ月の短期勝負でしたので、感情を無にして勉強していました。独学で実技勉強していた頃は全く合格できるビジョンが見えず途方にくれていたのですが、入塾後の過去問一周目も半ばを過ぎる頃には、明らかに以前とは違い理解できた感触があり、それが嬉しくて苦になりませんでした。実技試験の難しさは過去の記念受験でわかっていたので、「できるだけのことをやろう、ダメならまた8月までできるだけのことをやろう」と思っていたので、解けない焦りも解けた慢心もあまりなかったように思います。


【藤田塾の素晴らしさ】
・動画
過去問解説動画はほぼ一周くらいしか聴くことがなかったのですが、面白い話をされている訳ではないのに動画が面白いのです。おかげでテキスト動画は繰り返し視聴することとなり、「温度移流、がある」「正/渦度移流域」などはもうそのようにしか読めない(書けない)ようになりました。

・テキスト
最終的には、テキストの表紙に記述上の注意点を手書きしたものとなりました。この一冊だけで、他のテキストは一切不要でした。

・質問
レスポンスが早い!のんびり派の私は確認の遅さを申し訳なく思いつつも、わからないものはわからないから訊くしかないと図々しく質問を重ねておりました。
1つの質問に3往復くらいのラリーになってしまった時は「これ以上はさすがに申し訳ないし試験対策という意味でも…しかし似た観点から出題されたら多分間違えるから訊くしか」と恐縮してしまいました。本当にありがとうございます。


【最後に】
2ヶ月と書きましたが、私の中では半年くらいに思える程密度の濃い、とても記憶に残る期間となりました。
このような勉強ができたのは私の意思だけでなく、着実に進んでいると実感できるような仕組みを提供して頂いたことも大きく、何といっても合格するかどうかという点については独学2ヶ月では不可能に近かったのではと感じてなりません。

しかし一番の収穫は、合格できたことよりも、この試験勉強を通して気象の面白さをより感じられたことにあります。先日、所属山岳会において高層天気図から気象予想をしメンバーに情報提供しました。今までは提供される予報を見て何となく把握していた山の天気を、自分で資料を見て理解できて予想できる。それだけでこの勉強をした価値があると思っています。
受講生を合格させて終わりではなく、このような形で試験勉強を終えられる塾にお世話になれたことに何よりも感謝しております。
藤田先生、本当にありがとうございました!




Yさん(男性・63歳・無職・岩手県)の合格体験記


もともと登山が趣味で、山岳指導員を取ることになったのが気象の勉強を始めたきっかけです。やってみると想像以上に面白く、特に登山は気象と不可分の関係になるので、自分の身を守るためにもと勉強しました。指導員研修の先生から予報士資格取得のチャレンジを勧められたのが受験の直接の動機になります。ただその時は、職業上の資格(危険物取扱者等)をいくつかすでに取得していて、難易度的に同程度なのではないかとたかをくくっていたように思います。
2020年11月に他社様の通信教育をスタートし、半年間でコースを完了して8月の第56回試験に臨みました。結果は一般◯専門◯実技×、でした。当時は1発合格を目指していたので多少落胆しましたが、学科は目論見通り通ったので、勉強の方向性は間違っていないのではないか、と多少自信を持って勉強を続けました。2回の学科免除があるので、その間に実技に集中できれば大丈夫だろうと思っていました。
しかし、その後、57回、58回、と実技は連敗。56回で圧倒的に時間が足りなかった反省から、その後はスピードを重視し、過去問をひたすら「解き飛ばす」勉強を続けていました。しかし、現在の藤田先生のご指導から当時の勉強方法を思い返してみると、当時のこの勉強は過去問の「食い散らかし」だったように思います。過去問を10年分遡って1回あたり3-4回は解いたのですが、採点は答え合わせに過ぎず、改めて見直してみると、何度やっても同じところを間違えている状況でした。
58回の結果発表の直前に参加した登山ツアーのルームメートから藤田先生を紹介され、下山してすぐ受け取った不合格通知を見て、藤田先生のところへの入塾を迷うことなく決めました。このままの勉強法ではとても合格は覚束ないと悟ったためです。
藤田先生の指導内容について詳細をここで記すことはしませんが、とにかく実技の取り組み方に関して根本的に誤ってきていたように思わされました。そしてそうやって修正した勉強法で実技過去問に取り組むと、出題者が自分をどこに導き、何を言わせようとしているのかということが解答する中で実に明瞭に見えるようになった気がします。
学科免除が切れて出直しの59回の成績は一般13/15、 専門11/15 実技(自己採点)1:88 2:65くらいでした。実技2は特に後半つまづき、とても「完全合格」とは言えない内容ではありましたが、穴埋めはほぼ確実に満点を取れ、前線解析の作図などはある程度自信を持ってできたこともあったのは大きかったと思います。ともあれ合格の通知を受け取った時の感激はひとしおでした。
学科の学習について補足しますと、某ビジネス誌で紹介されていた「1・3・7法」は有効だったと思います。要は人間の記憶は復習によって定着するという理論に基づくのですが、ある事項を初めて学んだ後は1日後、3日後、7日後に復習するという内容です。結果的にはそこで記憶し身につけた内容は、2回学科免除でのブランク後もしっかり身についていたので、それなりに効果があったのではないかと思います。
受験勉強中の実技の過去問答案作成に関しては、藤田先生のご指導ではPCの活用もありだということでしたが、自分はあえて現物の答案用紙に、本番で使うシャーペン、消しゴム、定規を使っての答案作成にこだわりました。大量の紙と信頼できるプリンタが必要ですし、それが合っているかどうかは人それぞれだとは思うのですが、本番の試験で求められるのは鉛筆で仕上げた手書きの答案ですし、アナログ世代の自分にとってはこれは良い方法だったと思っています。




Fさん(男性・20歳・静岡県・大学2年(工学部))の合格体験記


[気象予報士を取ろうと思ったきっかけ]
大学入学後にパイロットを志すようになり、空に関係する資格を取得したいと思い、気象予報士の勉強を始めました。


[合格までの道のり]
2022.03
勉強開始(大手資格取得会社の教材、学科試験の過去問使用)

2022.03〜08
平日2時間、休日3時間、長期休み8時間勉強(教材は同上)

2022.08
第58回試験 専門のみ合格
学科試験の両方の合格をめざしていたが叶わず

2022.09〜10
平日2時間、休日4時間勉強(書店で買える学科一般と実技の参考書使用)
このペースだと1月の合格は難しいと感じたため、藤田塾への入塾を決めた。

2022.11〜2023.01
平日3時間、休日5時間勉強(藤田塾の実技対策、7年分の過去問使用)
過去問は1周目は分からなかったらすぐ答えを見るやり方で。2周目は時間を気にせず自力で解いて藤田先生に採点して頂き、しっかりと復習。3周目は試験まで日がなかったため、最新4年分を解き直し、藤田先生に採点して頂いた。

2023.01
第59回 一般、実技合格


[モチベーションの保ち方]
私は気象予報士合格を目標にするより、取得後に何をしたいのか、それを明確にすることでモチベーションを保っていました。また、日々の勉強時間の記録も行っていました。


[その他大事なこと]
長期的にコツコツと知識を積み重ねることも大事ですが、試験直前に思いっ切り時間をかけて勉強することも重要であると考えています。
また、実技試験本番恒例の天気図の切り取り作業ですが、私は切り取る時間がもったいないと思い、練習から天気図をくっ付けた状態のままペラペラとめくりながら解いていました。




Rさん(女性・21歳・国立大学3年)の合格体験記


1.受験のきっかけ
幼い頃から地球科学に興味があり、大学では気象学を専攻しています。先輩に勧められ、大学の気象予報士試験勉強会に所属した事をきっかけに勉強を始めました。


2.受験歴・受講歴

第57回 学科一般合格
藤田塾(実技試験対策講座)に入塾
第58回 学科専門合格
第59回 実技試験合格

課外活動が忙しかったため、当初から3回目での完全合格を目指していました。
実技試験の添削サポートを受けたいと思い、塾を探していたところ、先輩から藤田塾を紹介していただいたので入塾を決めました。


3.勉強方法

〜学科試験〜
一般・専門共に、知識のインプットは「一般気象学」をベースに作成された大学の教材と「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」を用いて行いました。具体的には、暗記マーカーと赤シートを用いて、1日1章を目安にテキスト内の語句を暗記・理解し、この作業を約1ヶ月繰り返してインプットを行いました。
その後、「気象予報士試験精選問題集 」を用いて問題演習を行いました。問題集を1周、間違えた問題はできるまで繰り返し解いた後、過去問を約10年分解きました。演習で出会った未習の知識はノートにまとめ、試験の直前まで確認に使用していました。

〜実技試験〜
第58回試験が終わった直後から過去問演習を始めました。実技試験では、藤田塾の教材と過去問のみを使用し、藤田先生のおっしゃる通り、過去問7〜8年分・約30題を3周解きました。1周目は演習後、自己採点をしてから解説動画を視聴しました。2周目では、ほぼ全ての問題において添削をお願いし、添削で指摘していただいた点を意識しながら3周目を行いました。
スケジュールは以下の通りです。

○〜8月末まで
準備編の動画を視聴し、準備編教材を用いて知識のインプット

○9月から11月半ば
過去問 1周目

○11月半ばから12月末
過去問 2周目

○1月
過去問 3周目


4.挫折しそうになったときに、どうやって立ち直ることができたのか?
気象学を専攻している私にとっても、気象予報士試験の勉強は簡単ではありませんでした。特に、大学の授業や実験、アルバイトや課外活動と両立しながら勉強時間を確保する事に苦労しました。
何度も投げ出しそうになりましたが、気象予報士の先輩方から応援していただけた事はモチベーションに繋がりました。また、この合格体験記は勉強が乗り気でない時によく読んでいました。


5.最後に
まさか、自分が第59回試験における女性の最年少合格者になるとは思ってもいませんでした。藤田先生の教材や、スピーディーかつ的確な添削サポートがあったからこそ、答案作成力がかなり鍛えられたと思います。そのため、実技2のような難易度の高い問題に出会っても、「私ができない問題は誰も解けてない」と思うほど自信を持って取り組む事ができました。本当にありがとうございました。




Aさん(50代前半・地方公務員(技術系)・防災士)の合格体験記


実技講座を受講しました。
受験を始めた時期は、色々な受験参考書を読み漁りましたが、参考書に少し出ている問題を解く程度しかやらず、勉強も寝る前に30分ほど晩酌しながら参考書をめくるぐらいでしたので、試験を受けても全く手答えがありませんでした。
それでも、受験を3、4年続けると一般と専門は運よく受かる時がありましたが、実技はやはり穴埋め問題が精一杯でした。
このままではいけないと悩んでいたときに、藤田真司塾にめぐりあいました。

直近の一年間は、定期的に繰り返して過去問を解く訓練を、計画表を作って見える化し取り組みました。
一般と専門の合格免除期間がずれていたため、一般免除の状態で専門と実技を受験し最終合格しました。平日は帰宅後に夕食を挟んで1時間程度勉強時間を確保し、火曜と木曜は専門、水曜と金曜は実技、土日は午前は専門で午後は実技というペースでやりました。
また、通勤電車内で動画を1.5倍早回しで学びました。
2巡目ぐらいまでは制限時間75分のところ100分以上かかっていた過去問も繰り返し理解すると先生のおっしゃる通り短時間に解けるようになるのを日々実感しました。
4巡以上しても時間オーバーしてしまう過去問がまだまだ残っていたため、最後の1か月はその苦手回に集中的に取り組みました。
合格した本実技試験においては、制限時間10分前に解き終わり、見直しの余裕がありました。

藤田先生の動画が心に響き、大きなモチベーションとなりました。過去問添削も多数お願いしたのですが、ほぼ出来たつもりの問題も、細かい文章表現のニュアンスを丁寧に分かりやすく修正し解説をしてくださり、問題の奥にある深い学び、出題者の思っていることが次第に見えてくるようになりました。同じ過去問でも毎回添削していただくと、毎回目からウロコ体験でした。見えなかったものが見えるようになりました。

添削をお願いすると、ものすごい速さで詳しい返信があり、本当に受講生1人1人に対して全力でコーチングしてくださるんだなと感じました。
大変恐縮な表現かもしれませんが、本講座を通じて藤田先生とキャッチボールができ、とても楽しかったです!




Zさん(男性・20歳・大学2年生・東京都)の合格体験記


【受験のきっかけ】
中学生の時に初めて乗った飛行機の窓からの景色にとても感動し、将来は航空関係の仕事に就きたいと考えるようになりました。その後いろいろ調べていると、運航管理者(ディスパッチャー)という仕事を見つけました。この仕事は「地上のパイロット」とも呼ばれており、天気図や様々な気象データを駆使して天候状態を把握し、機長と相談して実際に飛行機が飛ぶルートを作成する仕事です。見つけた瞬間「これだ!!」と思い、この頃から「気象予報士の資格を取ればこの夢に近づくのではないか?」と思うようになりました。
高校では理系を選択し、大学では航空のことを広く学びたいと思ったので工学部を受験しましたが、残念ながら不合格。浪人する気はなかったので航空とは関係ない学部に進学しました。1人暮らしが始まったことや環境の変化から最初は適当に大学生活を楽しめればいいやと思っていましたが、第一志望に合格できなかった悔しさと、夢を諦めたくないという思いから、大学1年生の7月に気象予報士試験にチャレンジすることを決意しました。


【受験歴と入塾のきっかけ】
2021年7月 勉強開始
2022年1月 第57回 学科一般〇(11/15) 学科専門〇(11/15)
2022年2月 藤田塾に入塾
2022年8月 第58回 実技×
2023年1月 第59回 実技〇

私は大学の体育会に所属していることもあり、あまり時間が取れないと考えたので、実技試験はどこかの通信講座に申し込もうと決めていました。
いろいろ調べていると藤田塾は
①質問無制限
➁添削依頼無制限
この2つの強みがあまりにも強烈だったので、申し込んでみることにしました。
この選択は本当に正しかったと思います。
勉強時間は59回試験まで通して1日2時間程度で、直前期は1日8時間程度でした。スタディプラスというアプリを使って勉強時間を記録し続けていましたが、それによると総勉強時間は約850時間でした。1年半で全く勉強しなかった日は大学のテスト期間を除いて2日程度しかありませんでした。継続が大事です!


【勉強方法・実技編(58回試験まで)】
本当は学科編も書きたかったのですが、分量が大変なことになってしまうのと私は独学でクリアしたので、学科の勉強方法は他の方をご参照ください。1つだけアドバイスをしておくと、「単語カードを作る」ことはとても有効でした。これは実技の勉強をする際にも欠かさず続けており、結果的に私は8冊の単語カードを作っていました。

57回試験で本当にギリギリ学科をクリアした後、2月上旬には藤田塾に申し込みました。教材が届き、受講を始めるとその分かりやすさに感動しました。学科対策でなんとなく理解していた事象も、藤田先生の解説を聞くと何も理解していなかったことに気づかされることが数多くあり、「そういうことか!」「なるほど…」と楽しみながら受講することができました。しかし講義動画を1周するだけで実技の問題が解けるようになるはずがありません。最低でも2周してから問題に取り組まないとあまり意味がないと思います。そして2周し、「実技!どんとこい!」の意気込みでいざ問題を解いてみるとそれでも全くできなくて笑ってしまいました。初めて解いた回が最難関回と名高い第46回試験の実技2だったこともあるのですが(これを最初に解かせる藤田先生は恐ろしい…)、確か2時間以上かけて30点くらいしか取れてなかった気がします。しかしここで落ち込んでも意味がありません、最初なんて皆こんなものです。ここで心折れずにどんどん問題をこなしましょう。次第にコツのようなものを掴めるようになってきます。この「コツ」というのをどう表現すればいいのか悩ましい所ですが、例えば低気圧が発達するかどうかをトラフの位置に関係なく問題の流れから判断できるようになることや、「上昇流の成因」が問われたときに、天気図を見なくとも①下層での収束 ➁前線面を滑昇 ③地形性上昇 ④鉛直状態の悪化による対流 などの候補がパッと頭の中で浮かぶかどうかなどです。「コツ」を掴むには問題演習しかありません。問題を解き、先生の解説を聞き、しっかりと復習して自分のものにする。後ほどもう1つ追加することがありますが、これしか合格への道はないと思います。何度も何度もこれを繰り返していくことで、次第に合格点に近づいていきます。58回試験までで、私は実技試験対策講座の問題と49回~57回の問題を3周ほどこなしたと思います。


【58回試験本番】
会場が駅から遠い成蹊大学だったということもあり、人生初の1人タクシーで意気込んで会場に向かいました。独学初受験で学科2つに合格したこともあり、正直「まあ今回で受かるだろうな」という甘すぎるメンタルで受験しました。実技1も2も10分前くらいに解き終え、感触も悪くなかったのですが結果は不合格。鼻が伸びきっていた私はかなり落ち込みました。その後自己採点してみると、油断から来るケアレスミスがかなり大量にあり(最初の穴埋めで3つくらい落としていました)、泣くに泣けませんでした。


【58回試験の反省】
合格後の今だからこそ言える58回試験の敗因ですが、大きく3つあると思います。これをしっかりとお伝えしたいです。
1つ目は皆さんお分かりの通り、油断です。この試験は油断すると絶対に落ちます。
2つ目は問題を早く解こうとしたことです。藤田先生も仰っているように、「早く問題を解こうとするのではなく、習熟度が上がれば勝手に早く解ける」のです。早く問題を解こうとすると、絶対にミスが発生します。人間ですから。逆に言えば、早く問題を解こうとしないと解き終わらないのであればそれはまだ合格ラインに達していないということです。じゃあどうするか?もっと過去問を解くしかありません。
3つ目は藤田先生の添削を受けていなかったことです。先ほどもう1つ追加することがあると書いたのは先生の添削を受けることです。添削が無制限で受けられることを期待して申し込んでいるのに、実は58回試験までは添削を依頼しませんでした。「は?」って感じですよね。「この程度のズレなら〇だろう」「このことを書いてもまあ部分点くらいはつくだろうな」という全く根拠のない解釈で答え合わせをしていたのです。こんなの受かるわけがありません。58回試験に落ちてからは解いた問題全てを藤田先生に添削して頂きました。本当は藤田先生は5人くらいいるのではないか?と思うほど添削の返却は迅速で大変助かりました。自分では合っていると思った記述も「正答の範囲外です」とコメントされることが多々あったので、絶対に先生の添削は受けた方が良いです。面倒臭がって出さないと合格が遠のくだけです。私の体験記を読み終えたらすぐに出しましょう。


【勉強方法・実技編(59回試験まで)】
以上の反省を踏まえ、当たり前のことですが常に緊張感をもって過去問演習に取り組むようにしました。59回でも不合格だと学科が復活してしまうし、しかも就活にも間に合わない。まさに背水の陣の心意気で勉強しました。そして解いたらすぐ先生に添削を依頼し、却ってきたら解説動画と先生のコメントを参照に徹底して復習する。私は復習ノートは作りませんでしたが、間違えた問題の天気図をPDFにして保存し、タブレットPC上でポイントを書き込んでファイルでまとめ、スマホに転送して電車に乗っているときなどに復習できるようにしました。ノートを作るかどうかは個人の判断だと思います。私は天気図を印刷して切り貼りする時間がもったいないと思ったのでデジタルで行いました。ただ、暗記項目だけはアナログの単語カードを自作して学習しました。
また、過去問は「何周する!」と決めるよりも、「60分以内で95点以上取れるようになるまで」繰り返し解くことを推奨します。どの試験でも言われているように、本番は魔物が潜んでいます。練習で満点近く取れない人が、どうして本番で合格点が取れるでしょうか。結果的に、私は43回~58回までを多い回では7周ほど、少ない回でも最低3周はしたと思います。
あと1つオススメしたいのが、「自分のケアレスミスの傾向を把握すること」です。私は幼いころからケアレスミスがかなり多く、テストにおいて毎回悔しい思いをしてきました。気象予報士試験に関しても同様です。文中に「○○警報」とあるのに「海上強風警報」と解答してしまったり、緯度を読み間違えたり、東西を間違えたりと書き出したらキリがありません。結論から言うと、ケアレスミスをなくすことはできません。人間ですから。しかし減らすことはできます。私は過去問演習で犯したケアレスミスを全てまとめ、寝る前や電車の中でこまめに見返していました。すると驚くほどミスが減ったので同じように悩んでいる方は是非試してみて頂きたいです。


【59回試験本番~合格発表】
快晴の気持ちが良い日でした。かなり緊張しましたが、会場にいる誰よりも勉強をした自信が本当にあったので堂々とすることもできました。アドバイスとして、セロテープは必ず持って行きましょう。受験票と受験番号カードを机に固定するだけで煩わしさがかなり減ります。
実技1は基本的な問題が多く、過去問で演習した内容がほとんどだったので60分で完答。「これはいける!」と思い、いざ実技2へ。しかし気象業務センターは恐ろしい。これは「実技1で稼いでおけよ…」というメッセージだったのです。実技2は問うている内容自体は難解なものではないのですが、かなり問題数が多く、事象を完璧に理解しないと次の設問の理解に苦しむ内容でした。実際に時間が足りなくなり、前線解析の問題はほぼ白紙でしたし、計算問題も全く自信がなく、さらに最後の解答用紙に関しては殴り書きのようになってしまいました。試験終了後、確実に落ちたと思い茫然としました。
3月10日、私は番号を探すのが怖くてハガキで確認することにしました。万に一つの希望を持って恐る恐る開くと「合格証明書」の文字が見え、部屋で1人叫びました。本当に嬉しかったですし、家族に電話すると私以上に喜んでくれました。架空の存在だと思っていた藤田先生からの合格メールも届いており、「本当に合格したのだ」という実感が次第に湧いてきました。
実技2は私にとってかなり難しかったですが、それは周りの受験生も同様だったようです。先人方の合格体験記にも書かれていることですが、この試験は「誰もが得点できる問題を確実に取ること」で合格できます。誰も解けない問題や正答者が少ない問題は捨てて良いのです。59回試験のように、片方がオーソドックスでもう片方が難関の回は、オーソドックスな方でどれだけ点を稼げるかが合格のカギになってくるのだと思います。


【挫折しそうになった時】
58回試験後から59回試験までに何度も挫折しそうになりました。貴重な大学生活の前半をこんなに勉強に充てて合格できなかったらこの期間が無駄になってしまう気がして本当に怖かったですし、援助をしてくれた家族にも本当に申し訳が立たない気持ちに押しつぶされそうにもなりました。それでも諦めずに続けられたのは「夢」のおかげです。初めて飛行機から見た景色は本当に絶景でした。自分もこの感動を与える立場になりたい。この気持ちだけで何とか走り切ることができたのだと思います。
また、音楽は偉大です。Mr.Childrenの「終わりなき旅」、サンボマスターの「できっこないを やらなくちゃ」には本当に助けられました。自分に負けそうな時は聞いてみてください。
もう1つ、この合格体験記を読むことも良いです。必ず自分と似ている境遇の方が見つかるので励みになると思います。


【受験生がよく悩む勉強方法】
Q.学科一般対策に「一般気象学」は必須か?
A.私は必須ではないと思います。一般気象学は本当に素晴らしいテキストですが、気象予報士試験対策に書かれた本ではありません。もちろん内容を完璧に理解すれば必ず合格できるでしょうが、やや難解なパートもありますし、試験には必要のない数式展開も数多く載っています。実際に私は一般気象学を使わずに学科試験をクリアしました。独学で勉強する場合には、「らくらくシリーズ」や「よくわかるシリーズ」で十分かと思います。また、個人的に推したいのは「新百万人の天気教室」です。これは一般気象学の内容をより分かりやすくした本で、らくらくシリーズなどと併用して活用すると良いです。

Q.実技対策に「短期予報解説資料」を読むのはどうか?
A.私も実技の勉強をし始めた時に同様に悩み、藤田先生に質問をさせていただきました。先生のご回答は「この資料はあくまでプロ向けの資料なので、他にやるべきことがあればそちらを優先すべき」とのことでした。「他にやるべきこと」というのは、もちろん過去7~8年分の問題の徹底理解です。確かに、この解説資料は予報官の着目点が良く分かる資料ですが、これが気象予報士試験対策になるかと言われると正直微妙な気がします。そもそも試験ではだいたい誘導がついているものであり、自分で0から天気図を解釈していくものではありません。YouTubeにはこの資料を詳しく解説している動画もあり、私も最初は見ていましたが、途中から「試験合格にはあまり結びつかない」と判断し見るのをやめました。短期予報解説資料は試験に合格してから読むものだと私は思います。

Q.外部模試を受けるべきか?
A.これは受けるべきです。家で過去問演習をするだけではどうしても本番同様の緊張感を味わうことはできません。私は夢カフェさんの模試を強くオススメします。お値段もリーズナブルですし、解説資料も詳しく先生からの添削と採点もついているので本当に力がつきますよ。


【最後に】
この100人受けて5人受かるかどうかの試験に挑んでいる皆さんは本当に凄いです。他の試験とは比べ物にならない難易度ですが、その分合格した時の喜びは計り知れません。藤田先生はそれを全力でサポートしてくださいます。藤田先生、そして自分を信じてやり切りましょう。皆さんの合格を心からお祈りしております。最後になりますが、藤田先生、そして支えてくれた家族、友人に感謝の意を示して擱筆したいと思います。




Jさん(男性・23歳・国立大学工学部化学系専攻4年生・京都府)の合格体験記


私は幼少期より宇宙に興味があり、それをきっかけとして気象予報士を目指しました。
大学3年生の夏に一度試験を受け、学科試験は2科目とも突破できたのですが実技試験に関してはからっきしで添削の指導が必要であると強く感じたため藤田先生の気象予報士塾に通うことを決めました。
直前の数ヶ月は大学の研究や実験、卒業論文の執筆の時期と重なり大変多忙な時期でした。遅い日には日付をまわるくらいに帰宅する毎日でしたが1日1題過去問を解くということを必ず行っていました。そして,藤田先生には申し訳ないと思いつつも深夜2時、3時でもお構いなしに添削の依頼をしていました。すると午前中には添削された回答が返却され通学時にすぐに見直すことができました。このルーティンを確立し、維持できたことが今回合格できた最大のポイントだと考えています。
直前期の1日の勉強時間は過去問を解く75分と自己採点,見直しの45分で計2時間確保するのがやっとでした。ただしこの勉強時間でも3ヶ月あれば平成20年から最新の過去問まで15年分のほとんどの問題を網羅し、頭に叩き込むことが可能です。そして藤田先生の添削指導や映像授業はそれを多くの面で手助けしてくれました。おそらく先生の助けなしではこの短期間での合格は勝ち取れなかったと思います。

来年度からは大学院生としてではありますがJAXAでロケット燃料の研究を行う予定です。
ロケットの打ち上げの際、気象条件は打上の成功を左右する1つの大きな要因となります。その時、気象予報士としての知識は必ず役に立つと考えています。不安になりながらもこの資格を目指し、無事に取得することができ本当に良かったです。

藤田先生にはご丁寧で分かりやすい添削をはじめとして大変お世話になりました。メール文面のみでのやり取りでしたが、文面からも人柄の良さ、本気で指導してくれているという熱意が痛いほどに伝わってきて、大変頼りになる先生でした。この場を借りて御礼申し上げます、ありがとうございました。




Pさん(女性・20代後半・事務職・文系出身(高2から理系科目から離れる)・東京都勤務)の合格体験記


●受験歴
(2020年秋ごろ勉強開始)
第56回試験 : 初受験→学科2科目とも不合格
第57回試験 : 2回目受験→学科2科目合格
第58回試験 : 3回目受験(実技のみ)→不合格
(藤田真司の気象予報士塾・実技講座の受講開始)
第59回試験 : 4回目受験(実技のみ)→合格


●勉強法
○学科
本屋さんで一般・専門の参考書を購入。
通勤時間(片道1時間程度)を使ってそれぞれ2、3周読み込む。
過去問(10年分くらい)を解く。
間違えた問題の解説を読んで理解出来ていない部分を強化したり、参考書に書かれていないことを補足する。
公式・方程式といった理系の知識が必要とされるものについては、インターネットで解説しているサイトを探して理解できるまでノートに書き込む。
(理解できないものは都度基本的な公式に立ち返るようにする。)
専門知識は参考書の情報が古いものもあるので、気象庁の知識ページも読み込む(計5周はしたと思います。)。

○実技
(藤田真司の気象予報士塾受講前)
本屋さんで参考書を1冊購入。
2、3周読み込む。
過去問(7年分くらい)を解く。
ネットの解説を読む。

(藤田真司の気象予報士塾受講時)
過去問を解く。
教材の解説を読み、その後動画で解説を聞く(特に間違えた問題・理解出来ていない問題)。
問題のポイントをノートにまとめる。
間違えた問題については、学科の参考書に戻って基本的な知識が定着するようにする。
7、8年分の過去問を計3回繰り返し解いたと思います。


●勉強時間
○平日
夜は疲れて勉強中に眠くなってしまうので、早く寝て通常より1時間早く起きて勉強していました。
また、通勤時間が片道1時間程度あるので、参考書を読んだり、暗記項目を覚える時間にあてていました。

○休日
予定がない時は平均6時間くらい。
まとまった時間が取れる時は問題演習をしていました。
予定がある時は1時間も勉強できないこともありました。隙間時間に暗記項目を覚えたりは心掛けてました。(やらない時もあります…)。


●藤田真司の気象予報士塾受講の経緯等
学科試験で得た知識を実技試験で出題される問題と結びつけることができず、過去問をとりあえず解くだけで勉強・理解した気になっていました。
しかしやはり試験本番で初見の問題を解くことができず、独学に限界を感じ、こちらの実技講座を受講しようと決めました。
講座では学科試験で学んだ知識と天気図の読み方、問題の解き方を結びつけた解説をしてくれたため、それらを繰り返し受講する中で自然と出題の意図や問題の共通点が分かるようになりました。
私は間違えた問題や理解出来ていない問題について、ポイントをノートにまとめたのですが、そうすることで「この問題、前にも似たようなこと聞かれたな」「着眼点全く同じだ」等気づくことが出来たのでおすすめです。
また過去問は繰り返し解くことが大事と思われがちですが、第一は内容をしっかりと理解することなので回数だけにとらわれすぎないよう気をつけた方がいいなと思いました(私がそうだったので。)。
実技問題は解くのにも解説を読み砕くのにも時間がかかるので焦ってしまいますが、1問1問にしっかり向き合っていくことが大事です。


●最後に
試験(特に実技科目)はとても難しく心が折れそうになることがたくさんあると思います。
私も無理かもしれないと思ったことは数え切れません。
しかし諦めてしまってはこれまで勉強にかけてきた時間・得てきた知識が無駄になってしまうと思い踏ん張ってきました。
これを読んでくださっている皆様の努力もいつか報われる日が来ると信じて頑張ってください。




Oさん(男性・42歳・マスコミ関係・関西地方)の合格体験記


2020年12月 勉強開始。
56回 一般○ 専門× 実技×
57回 申請し忘れて受験できず(相当ショックを引きずりました。皆様はお気をつけくださいませ)
58回 一般免除 専門○ 実技×
59回 一般○ 専門免除 実技○


<藤田先生に決めた理由>
まず市販のテキストを購入し、独学で一般知識の勉強を始めるも文系の私には理解できず「これでは続けられない」と思い別の勉強法を探しました。とあるオンライン授業を1ヶ月受講し、急ぎ足で一般知識試験の範囲を勉強し第55回一般知識試験を解いたところ7問正解し、妙に「できるのでは!?」という気持ちになり、本格的に学べるところを考えました。藤田先生に決めたのは口コミでの評価と、この合格体験記を読んだことです。効率よく一貫して基本から身につけたい思いで一般知識コースから全て受講しようと決めました。独学で回り道をする時間がもったいなく、お金をかけてでもまっすぐに進みたい思いがありました。(お金をかけて退路を断つ狙いもありました)


<勉強方法>
「コツコツ積み上げることができれば合格できる試験である」ということを信じて毎日少しの時間でも勉強するようにしました。朝しか勉強する時間が取れないのですが、最初は朝早く起きて机に向かうことだけでもしんどいレベルでした。資格の勉強も初めてのことで、1時間机に向かったら大満足するほどでした。それでも年間350日は何らかの形で取り組みました。勉強が習慣化してくると次第に勉強時間も延びて、第59回試験前は平日2時間半、休日6時間程度できるようになりました。通勤電車の中が自分にとっては大切な時間で、座学で聞いた講座を後から追いかけるように電車の中で聞き直しました。勉強が進むと一般・専門の過去問題は机よりも電車の方がはかどりました。問題を解くスピードが遅いことが課題でしたので、○○駅までにこの問題を解くといって1人で楽しみながら取り組みました。


<時間の捻出方法>
コロナ禍で飲み会がなくなったこともあり、帰宅時間が早い日が続きました。私の場合は夜勉強するパワーが残っていませんでしたので、早寝早起きを心がけライフスタイルを少しずつ変えていきました。晩酌の量も減らし、最近はノンアルコールで満足できる体になり資格の勉強が健康維持にもつながりました。


<効果があった勉強法>
・コツコツと毎日続ける(15分だけという日もありました)
・繰り返して講座を聞く。合格まで全講座を2~3周聞きました。

一般・専門は過去問題+精選問題集(市販)を繰り返す
・試験直前にテキストをしっかり読み返して復習(人に説明するように音読して頭にいれました)

実技に関しては準備編には載っていないが過去問題解説の中で出てくる知識や、問題を解いて自分が間違えてしまった点をルーズリーフに記入し続けました。何度も自分が間違えてしまっていることを何度もメモすることになり、振り返った時に自分の苦手や勘違いがすぐにわかりました。試験当日も直前までそのノートは見返しました。

過去問題8年分を解き続けました。最初は1問3時間くらいかかりました。問題も解答用紙も全て印刷して、試験と同じ状況で取り組みました。解答用紙は過去問何週目かを記入し全て保存しました。3周ほどしても解くスピードが上がらず、正答率も変わらず、なんなら以前答えられていた問題を間違えるなどしたため、悩みました。そこで合格体験記にあった「問題を解いて、解説を聞いた直後に、また同じ問題を解く」ということを試してみました。私にとってもこの方法がよかったようで、少しずつ解くスピードと正答率があがっていきました。やみくもに解き続けることが正解ではないことを実感しました。わからない問題はわかるまで先生に質問しました。躊躇せずに先生を頼りました。また最初は「自分の解答が正当の範囲内かどうか」ばかりを気にして質問していましたが、合格前には「なぜ模範解答がそうなっているのか」を考えて、自分の中に落とし込むようにしました。最終的に過去問題は5周しました。
また藤田先生からのメルマガもヒントにしました。おそらく次回試験に向けて逆算してメッセージを発信していらっしゃると思いますが、59回試験が近づき「間違えたところを徹底的に見直そう」という趣旨のメルマガを見て、勉強法を変えました。それまでは問題全体を解き続けていましたが、試験2~3週間前から間違えた問題とその周辺の問題を解くことに切り替えました。自分の苦手と向き合うことで本番での正答率と解くスピードアップにつながったと思います。実技1は時間内に全て解き終えることができ自分でも驚きました。
藤田先生の指導はもちろん、この合格体験記の中から自分に合った勉強法を見つけられたことが合格につながりました。


<大切にしたこと>
勉強の計画は大まかに試験までを逆算して立てましたが、それよりも私が大切にしたのは「1日を終えた時にしっかりできたと思えたかどうか」「1時間の勉強を終えた時にしっかりできたと思えたかどうか」です。1日を、勉強すると決めた1時間をどれだけ充実させたかを重視していました。集中しきれないなどがあったら、次の勉強時間でリベンジ、次の日にリベンジという気持ちで後悔しない毎日を送ることを目指しました。「やりきった~!」と思えた日はスパッと勉強をやめ、家族との時間を過ごしました。家族の協力は絶対に必要です。幼い子どもの面倒を懸命に見てくれた妻の理解がなければ到底勉強時間を作ることはできませんでしたし、家族との旅行などでうまくリフレッシュもできました。

あと、1日の勉強の始まりにちょっと良いチョコレートを食べて毎日楽しく取り組みました。


<最後に>
丸2年と少しの勉強期間が長いのか短いのかわかりませんが、全く知識のなかった私が合格できたのはコツコツと確実に積み上げることができたからです。数式の丸暗記などではすぐに挫折していたことと思います。藤田先生ありがとうございました。私の拙い振り返りがどなたかの力になれたら嬉しいです。




Kさん(女性・20代・会社員(テレビ業界))の合格体験記


①受験歴
 第58回 一般○ 専門○ 実技×
藤田真司の気象予報士塾に入会
 第59回 実技○


②勉強方法
 社会人1年目の夏に、自分の武器を増やしたいと思い、天気が好きだったことから気象予報士を目指そう!となりました。そして早速〝らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト”を買いました。はじめは読んでも難しく、なかなか勉強に手がつかない日が続きました。そこで某通信講座(ユーキャン)を受けることにしました。11月まではのんびりと勉強をしていました。12月に突入してから、急にスイッチが入り、毎日勉強し始めました。
 休日は8時間程度、仕事の日は時間が許すかぎり勉強しました。仕事後は眠くて集中できなかったため、この頃から朝型に変えました。5時に起きて出社までの1時間半程度、勉強しました。お昼休憩や通勤時間では通信教育のアプリの丸バツ問題を解きました。
 その頃は、第58回の1度目の受験で全て合格しようと思っていたので、とりあえず全範囲に触れようと、12月に一般、1月に専門、2.3月には実技の勉強をしました。
 4月に入ってから、これは一度での試験で合格するのは難しいのではないかと思い、とりあえず一般・専門に集中することにしました。
 気象予報士 らくらく突破(一般・専門)、ここが出る!!気象予報士完全合格教本、気象予報士精選問題集を隅々まで読みました。何種類かの本を読むことで、より理解が深まったと思います。
上記のテキストを読んだり、問題を解いりするときに、これは覚えとかなくては!ということや忘れがちなところは全てノートに書き留め、赤シートで勉強できるようにしていました。
 そして第58回の気象予報士試験。目標であった一般と専門には合格できました。
 実技は受かっていないと確信していたので、試験が終わると同時に、すぐに実技の勉強に取り掛かりました。
 ここで「実技は独学でもいけるのか?」という疑問が出てきました。過去問を解いてもいっこうに点数が上がらず、すべて自己採点のため本当に丸なのかバツなのかわからなかったです。そんな時、藤田先生の気象予報士塾を知りました。
 いつでも何回でも採点してくれるという点と、解説動画があるという点に惹かれ、即入会を決めました。
 藤田先生の授業は本当にわかりやすく、気象予報士試験を突破するためのコツを教わることができます。また、過去問題を採点していただくことで、自分の文章のクセや実は良くない解答方法を知ることができました。
 9月から1月にかけて過去問題9年分を3〜4周しました。解くたびに藤田先生に採点していただき、納得のいかないところは質問していました。通勤時間やその他の隙間時間で藤田先生の授業動画を何度も見て、実技試験の特徴をインプットしていました。
 そして迎えた第59回。実技1は、実技試験の基礎基本!これを理解しておかなければいけない!という部分が多く出ました。実技2は、緊張により、お腹が痛くなりながら受けることに。問題も多少難しく、それがより腹痛を加速させました。そんな中でも、諦めずに最後まで解きました。テンパっている中でも、先生が授業動画でおっしゃっていたことを思い出せば解答を出すことができました。
 合格通知書を受け取った時は、この上なく嬉しかったです。


③使った教材
・一般と専門
 通信教材(ユーキャン) (勉強の導入として)
 気象予報士 らくらく突破(3周読みました)
 ここが出る!!気象予報士完全合格教本(3周読みました)
 気象予報士精選問題集(3周)

・実技
 過去問9年分(3〜4周)
 藤田先生の授業動画(3周)


④藤田真司先生の塾に入ってよかったところ。
 実技試験は独学ではなかなか難しいのではないかと思います。
 教材の解説を読んだだけでは「問題の意図」をくみとることはなかなか難しかったです。
「どうしてこの問題が出題されているのか?」「どう答えればいいのか?」こんな疑問を藤田先生の解説動画では解決してくれます。
 また、先生に採点してもらい、わからないところはすぐに聞けるというのは本当に良かったです。
 実技試験は毎年様々な問題が出題がされますが、藤田先生の解説動画のおかげで問題がパターン化されているように思えてきました。つまり、実技試験のコツを掴むことができます。


⑤最後に
 合格率は5%と低く、問題も難しく、こんなの合格は無理なんじゃないか?と思うことは何回もありました。しかし、一般・専門と実技を分けて考えると意外といける気がしてきます。
 先生もよくおっしゃっていましたが、どんな時でも毎日勉強を続けるということは大切だと思います。友人と遊んだ日や仕事が忙しい日でも、隙間時間を見つけて勉強をしていました。
 藤田先生と自分を信じて、藤田先生のいう通りに勉強していると必ず合格できます。




Lさん(男性・20歳・国立大学理学部地球科学専攻2年・千葉県)の合格体験記


私は、第57回試験で初めて受験し、第59回試験にて完全合格しました。以下が合格に至るまでの経緯です。

受験回
一般知識
専門知識
実技試験
第57回
(11/15) 否(7/15) 否(全く勉強せず)
第58回
免除 (14/15) 否 (少し勉強しました)
第59回
免除 免除 (自己採点70%前後)

それぞれの受験回について勉強期間や勉強時間、使用教材、そして反省を記しました。
勉強時間についてはスタディプラスというアプリで管理しており、それを参考にして記載しました。


[第57回試験]
・勉強期間:10月の終わりから1月の終わりにかけて
・勉強時間:1日1時間程度、1月最終週のみ1日2時間
      計120時間程度
・使用教材:某〇〇突破シリーズ「一般知識編」、「専門知識編(改訂新版でない方)」、過去問
・結果と反省:
勉強を開始してすぐに実技試験の勉強まで行き着かないことを察したので学科2科目の合格を目指しました。その中でも専門知識についてはうまく得点力が上がらず、その不安通りの結果でした。一般知識についてはギリギリ合格しました。専門知識が合格に至らなかったことには2つ原因があったと考えていて、1つ目は一般知識の方が個人的には勉強をしていて面白く、専門知識の勉強に当てる時間との間に差が生じていたこと、二つ目は、使用していた参考書の内容が古かったため現在の出題内容をカバーできていなかったということでした。


[第58回試験]
・勉強期間:受験直前の7月から8月、6月まではほぼ勉強できず
・勉強時間:平日は1時間程度、土日は1〜2時間、8月に入ってからは2〜3時間程度
      計100時間程度
・使用教材:
〇〇突破シリーズ「専門知識編(改訂新版)」、過去問、◯―キャン 一問一答
気象庁ホームページ「知識・解説」
・結果と反省:
大学の勉強が忙しくなり、うまく空き時間を利用することもできず、初回受験から6月にかけてはほぼ手がつけられませんでした。実技試験も残っていてモチベーションが上がらなかったのかもしれません。
しかしながら、7月ごろに専門知識だけでも確実に合格しようと気持ちを切り替えられたので、そこから十分な対策ができました。参考書については、改訂新版を買い直し、一問一答と併用して知識を吸収していきました。旧版では得られなかった知識がたくさんあったのでとても重宝しました。しかしながら、過去問を解く中でそれでも不足していた知識があったので気象庁の「知識・解説」のページを使って問われそうな内容の箇所(ナウキャストの発表が何分間隔なのか、何km四方なのかなどの参考書と情報が異なる部分や参考書に情報のない知識など)を印刷し、インプットしていきました。その結果、点数が安定し、14点でパスすることができました。
学科試験(特に専門知識)は最新の参考書を用意し、気象庁のホームページを有効活用すると得点が安定するのではないかと思います。


[第59回試験]
第58回試験の直前に〇〇突破シリーズを使って実技の勉強を少ししたのですが記述問題や作図問題に不安を覚えたのに加えて、大学の授業が忙しく勉強時間があまり確保できないことが予想できたので、学科の免除が切れないうちに効率的に学習して確実に合格しようと考え、10月の初めごろ「藤田真司の気象予報士塾」の実技試験対策講座に申し込み、実技試験の対策をはじめました。
・勉強期間:10月の初め〜1月の終わり
・勉強時間:10月〜11月は1日1時間程度、12〜1月は1日2時間程度
      計171時間
・使用教材:実技試験対策講座「準備編」、「演習編」
過去問(第44回試験から第58回試験までの実技1・2)
・講座の活用方法:
10月の1ヶ月間は、準備編の講座を受講し、テキスト教材を何度も読んで試験問題を解く力を養いました。テキストは薄くて手をつけやすくかつ重要なポイントが凝縮されているのでモチベーションを保てました。
11月に入って実技の過去問を本格的に解き始めました。第46回試験〜第51回試験の問題を解いて、講座を受講しテキストも併用して理解していきました。この作業を2回繰り返す頃には実技の過去問に少し慣れてきました。大学の授業は相変わらず忙しかったのですが、1日1題解き、解説を読み込む作業は絶対に行うようにしていました。解いた時間より解説を理解するのにかけた時間が長かったのですが、この作業が今思えば大切であったと思います。○×で終わらず、記述問題の語尾や内容の過不足まで注意しました。
また、例えば雲形のアルファベットによる記号など、過去問を解いて新しく知った内容は準備編のテキストに書き足し、それらも含めて空き時間に確認をしていました。
過去問は繰り返し解き、第44回試験から第58回試験について最低2回、不安があったものは3回解きました。
そして1月に入って、少しずつ自分の解答に自信が持てるようになってきていたので、自分自身で解答を振り返る作業に加えて、藤田先生に解答の添削をお願いするようになりました。分からない問題の解説も同時にお願いすることもありましたが、図付きの添削及び解説をすぐにしてくださり本当に助かりました。
試験直前は、例によって大学の試験で忙しく1日に30分も勉強時間が取れないこともありましたが、それまでに効率よく対策を行うことができていたので不安なく本番を迎えられました。
本番では実技2が難しく、気象予報士試験の厳しさを味わいながら解いていました。かなりの空欄と自信のない解答がありましたが、実技1を含めて取れる問題での凡ミスを最小限にできたことが合格に直結したと思います。焦らずに取れる問題を落とさないことが重要であると感じます。
また、コンパスを持参しなかったのですが、本番ではコンパスがあったら時間が短縮できた問題がありました。普段の問題演習からして必要ないのではないかと思われる方も本番は持っていくことをおすすめします。


「最後に」
ここまで長文を読んでくださった方ありがとうございました。何らかの参考になっていれば幸いです。
最後になりますが、藤田先生には短い間でしたがお世話になりました。
学習時間を今振り返ると、最小限の時間で効率よく対策できたのだなと感じます。
藤田先生の講座に出会えて本当によかったです。ありがとうございました。
これからも気象の勉強は続けていきたいです。




Bさん(女性・50代・主婦・北海道)の合格体験記


 気象予報士は資格ができた時から関心があり、何度か勉強しかけては受験せずに諦めることを繰り返していました。今回はだめでもいいから必ず受験しようという意気込みで勉強を始めました。

●受験歴・勉強歴
 21年7月 勉強開始
 22年8月 第58回 一般 〇  専門 〇  実技 ×
 23年1月 第59回 一般 免除 専門 免除 実技 〇

 第58回試験までは学科を中心に勉強し、学科合格の見通しが立ったところで22年9月に藤田真司気象予報士塾実技試験対策講座の受講を開始しました。


●勉強時間
 第58回まで(学科) 平日 約1時間/日
 第59回まで(実技) 平日 約2時間/日
 休日は家族がいて落ち着いて勉強できないため、平日メインで勉強していました。
併せて、テレビの天気予報の解説を聞いたり、短期予報解説資料や天気図を見たり、天気記号など暗記項目を書き出して入浴時に眺めたりと、こまめに気象の情報に触れるようにしていました。勉強に気持ちが向かないときもありましたが、一日10分でもいいから毎日勉強することを心がけていました。


●勉強方法・藤田真司の気象予報士塾の活用法
【学科試験(独学)】
 ・参考書を読んで、内容をまとめる
・過去問(第46回~第57回)・問題集を解いて、理解があいまいなところを復習する
  私は文章よりも図表のほうが記憶に残りやすかったので、よく図を描いたり一覧表を作ったりしていました。
  専門知識分野は参考書の記載内容が古くなっていることが多かったので、気象庁のサイトで最新の情報を確認するようにしていました。
  
【実技試験(藤田塾 実技試験対策講座)】
 準備編を一通り受講したのち、第46回~第58回の過去問について以下のサイクルを繰り返していました。
  1 過去問を解く
  2 自己採点して、疑問点や理解が不足している点を明確にする
  3 解説動画を視聴する(あるもののみ)
  4 記述問題の添削依頼をする。解消できなかった疑問点があれば質問をする
  5 帰ってきた添削結果や質問の回答を熟読する
 図と解答用紙はコピーして使用しました。ノートを作ることも試みましたが定着せず、添削で指摘されたこと、自分で気づいたこと、不足していた知識など解答用紙に全て書き込むスタイルに落ち着きました。また、過去問を解いていて理解が不足していると感じた項目については、準備編の講座を繰り返し視聴しました。
過去問演習は受講開始から試験本番までの半年で、ぎりぎり2周するので精一杯でした。


●おわりに
 学科試験は択一式ということもあり独学でもいける感触がありましたが、実技試験は参考書を読んでも要領を得ず、何らかの講座を受講する必要があると判断しました。数ある講座の中から藤田塾を選択したのは合格するまで添削依頼・質問が無制限でできるという手厚いアフターサービスが理由だったのですが、大正解でした。添削・質問の返信が速く、過去問演習のサイクルを効率的に回すことができました。自分が思っていた以上に早くに合格できたのは、藤田先生の的確な指導によるものと実感しています。本当にありがとうございました。




Nさん(男性・20代・大学院生(理系)・東北地方)の合格体験記


【きっかけ】
高校生のときに霧の発生条件について研究したことがきっかけで気象に興味を持ち、大学に入ったら気象予報士に挑戦しようと決めました。


【受験歴】
-------------藤田塾に入塾-------------
第52回 一般× 専門○ 実技×
第53回 一般○ 専門免 実技×
第54回 一般免 専門免 実技×
第55回 一般免 専門○ 実技×
第56回 一般× 専門免 実技×
第57回 一般○ 専門免 実技×
第58回 別試験のため未受験
第59回 一般免 専門○ 実技○


【勉強期間・時間】
短期留学・別試験の勉強・就職活動・卒業研究等で受験勉強を継続して続けることが出来ませんでした。だいたい試験前の2~3ヶ月前から1日8~12時間勉強をする詰め込み型の学習をしていました。試験前にもう一度同じ知識を入れ直さなければならず非常に非効率な勉強をダラダラと続けていました。継続して勉強をすることがいいに越したことはありません。


【勉強方法】
一般と専門の対策では主に「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」、「一般気象学」、「気象庁のホームページ」を使用しました。
勉強の流れとしては
① 「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」を読み込む
② 過去問を解く・丸付けをする
③ 間違っていたところ・分からないところをテキストや一般気象学・気象庁のホームページで確認。
④ ③で確認した内容をiPadにまとめる。
※専門知識は日々情報がアップデートされるので変更される前の知識を間違えて覚えないように気をつけた。
試験の2ヶ月前から②~④を一般・専門の過去問8年分×3周繰り返していました。3周程度繰り返すと過去問でも間違える問題がほとんど無くなり、本番でも安定して合格点を超えられるようになりました。
 
実技試験に関してはほとんど藤田塾のテキストと講義のみで対策をしました。
① 過去問を解く・丸付けをする
② テキストをみて、間違えたところ・分からないところの解説を確認
③ 講義の動画を見る
この①~③を10年分×5周しました。先生の解説は何が必須解答要素で何が問われているのか等の説明を丁寧にしてくださったので自分のわからないところがすぐに解消されていきました。それでも理解出来ないところや気になることは先生にメールで添削や解説をお願いしていました。短時間で返信を頂けるのですぐに復習に移ることができました。59回に向けての勉強までの実技の勉強は過去問を多く解くことに重点を置き、見直しがあまり出来ていませんでした。そこからわからない部分を洗い出し解決していく勉強法に変えてから過去問の正答率が上がりました。やはり藤田先生のアドバイスの通り「過去問題演習」と「分からない部分はすぐ解決すること」が合格までの最短の道のりだと思います。
また、問題作成者の意図を考えながら問題を解くことを意識しながら過去問題演習をすることで全体のストーリーや問題同士の関係が分かるようになりました。お金はかかりますが過去問は毎回印刷し、トレーシングペーパーも100均で調達しできるだけ本番と同じ環境をつくるようにしました。


【挫折しそうになったとき】
受験勉強がしんどく感じたときは合格体験記を読んだり、近所のご飯屋さんにご飯を食べに行って気分転換をしていました。
ランニングをして受験勉強のことを考えない時間をつくることも私にとっては効果的でした。


【最後に】
不合格が続き第59回試験では一般の免除が残っているしこれで最後の受験にしようと考えていました。試験当日はこれまでの試験と打って変わってあまり緊張せず、いつも通りの状態で試験に挑むことができたことを覚えています。試験は出来ることはやったという印象でした。合格発表で合格だと分かったときは半分信じられず、先生や家族、友人からお祝いの言葉を貰ってからじわじわと実感が沸いてきました。諦めかけたときもありましたが合格までめげずに勉強を続けてこられたのは藤田先生のおかげです。長い間お世話になりました。ありがとうございました。




KKさん(男性・20代・鉄道会社勤務・愛知県)の合格体験記


①受験を決めたきっかけ
・もともとは気象に興味があり、そういった研究室をもつ大学に進学したものの、就職は鉄道業界に行きました。入社してみて、実は鉄道は気象と大きく関わっており、しかし気象に詳しい人が全くいないことを知ったことで気象への想いが再燃し受験を決めました。


②勉強歴・受験歴
2020年11月〜(合計勉強時間:850時間)
55回:一般×(4/15) 専門×(5/15)
56回:一般○(11/15) 専門×(9/15)
57回:一般免除 専門○(11/15) 実技×
58回:一般免除 専門免除 実技×
59回:一般○(13/15) 専門免除 実技○ 完全合格


③勉強方法
(共通)
普通の会社員ということもあり、働きながらの勉強でした。平日は帰宅後1.0〜2.0時間、休日は3.0〜5.0時間ほど勉強に充てていました。
基本的な考えとしては「勉強しない日を極力つくらない」を念頭に1日30分でも気象に関わる時間を取っていました。例えるなら同じ10時間勉強するにしても休日に5時間ずつやるのではなく、平日に1時間、休日に2.5時間といった考えをもって勉強を継続していました。
また、年に2回しかない試験でずっと同じ熱量を保つのも難しいので、ONとOFFをはっきりとし、趣味でリフレッシュする日も設けていました。

(学科)
とにかく覚えることが多いのでまずは初学者にも易しいといわれる参考書と問題集を用意して、一通り読んで問題演習を行いました。
問題にも、暗記だけで解ける・解けない・得意・苦手と様々あり、その中で暗記では解けないものと苦手な問題を重点的にインプット、演習を繰り返しました。最終的には過去10年分(300問)の過去問を完全マスターして受験しました。以下に学科の過去問を解くにあたり大事なことを2つお伝えします。

1)偶然正解した問題は不正解と同じ
択一式の学科は偶然正解することがあります。1つの選択肢が分かるだけで正解できる問題もあります。しかし次に少し選択肢が変わったら解けないかもしれません。以下に自分が行った勉強方法をお伝えします。

I:必ず全ての選択肢を検討する
設問によっては全ての選択肢が分からずとも正解できるものがあります。本番では戦略的には間違っていませんが、演習段階では少しでも自信のない選択肢がありましたら例え正解でも必ず参考書等で調べることをおすすめします。

II:演習に慣れてきたら選択肢を隠す(正誤判定)
先のIに似ていますが、わざと選択肢を見ないことで全ての選択肢を検討せざるを得ない状況をつくります。これでも正解できるのであればかなり実力がついてきていると考えていいでしょう。

2)全ての問題を正解する
どれだけ演習を繰り返しても分からない問題というものはあります。自分は試験本番1週間前に10年分(300問)一気に解いて35問不正解でした。この35問を一気にやり切って理解することで自信を持って試験に行きました。

(実技)
過去問7〜8年分の演習を繰り返して完全理解するという藤田先生の教えのもと勉強を行いました。参考書を読んだりするより、実際の解答用紙の上で手を動かすことを一番大事にしていました。
回答に大事なのは①題意を正しく理解する、②指示通りの回答を書く、③採点者に伝わる文章に仕上げる、の3点です。
どれだけ頭で理解していても採点者に伝わらなければ0点で、5ノット刻みの指示を無視して1ノット刻みで答えたら0点です。
採点者に伝わるか、すなわち自分の考えを誤解なく伝えられるかという点が実技の一番のポイントであり、ここで藤田先生の実技講座を受講して添削を賜りました。添削を何度も受けることで段々と書くべきこと・キーワードが分かってきて、気づいたら勝手に指定字数になっていました。
少し話は変わりますが実技試験は知識はもちろんですが75分の2本勝負という点から、体力が大きくモノをいいます。
実技試験の演習は2連続で解いたりするといった方法で極力本番に近い状況に身を置くと効果的だと思います。


④挫折しかけたら
第58回試験で不合格となり一般が期限切れとなり落ち込みました。
正直なところ自己採点としては悪くなかったので不合格通知を見てそこで初めてこの試験の厳しさを知りました。
それでも合格通知ハガキが届くその日を信じて勉強を継続しました。


⑤藤田真司の気象予報士塾活用方法
自分は学科一般・実技コースを受講しました。学科一般は復習を兼ねて受講しながら単元が終わるたびに問題演習をしました。何となくでしか覚えていない内容は何回も講義を観て理解を深めました。実技コースについては必ず過去問の演習を行ってから講義を観て、それでも不安に残る問題(特に記述・作図)は必ずメールで添削を受けました。何といっても藤田先生は返信が早く勉強が効率よく進みました。


⑥さいごに
私の合格は藤田先生がいらっしゃらなければ絶対に成し得ませんでした。熱心で丁寧なご指導本当にありがとうございました。自分の受験番号を見つけたあの瞬間を自分は絶対に忘れません。気象予報士試験は間違いなく難関資格です。しかし、毎日歩みを進めていけば道は拓けてきます。この体験記が少しでも誰かの参考になれば幸いです。




わたげさん(男性・20歳・大学2年・群馬県)の合格体験記


私は偏差値50くらいの高校を、3年間の評定平均10段階中2.8で卒業してきたポンコツです。高3の物理の定期考査では0点を取ってきました。大学でもGPAは2.00前後の可もなく不可もない文系学部の大学生ですので、そんなアンポンタンでも合格できたお話を最後まで読んでください。

【受験歴】
2021年9月6日勉強開始
第57回試験 一般合格(10/15)専門不合格(10/15)
第58回試験 専門合格(14/15)実技不合格
第59回試験 合格(実技1:87点、実技2:74点)

【学科試験】
気象予報士試験の勉強は、最初はU社の通信講座を利用していました。U社のテキストを一通り読み進めた後に精選問題集を解いたところ、全く解けませんでした。そこで、インターネットで学科試験の勉強方法を調べたところ、らくらく突破の参考書が初学者にも理解しやすいことが書いてあったので、学科一般知識と専門知識はらくらく突破の参考書を読み進めて勉強することにしました。学科一般知識の問題演習は、精選問題集の全ての問題が理解できるまで何度も解き倒しました。過去問は 38 回試験から 56 回試験までの問題を5周程解き、直近の問題は特に何度も解きました。学科専門知識の方は、精選問題集を完璧にするほどには時間が足らなかったので、わかる問題だけ解き、過去問は50回から56回までを3周程解いて試験に挑みました。57回試験では、一般も専門も10点だったので、ギリギリ一般知識だけ合格しました。
57回試験が終わり、春休みが始まったので2月と3月はアルバイトに専念しました。4月になり、学科専門知識の復習と実技試験の勉強を始めました。実技試験については、次に書きます。専門知識はらくらく突破の参考書を使い、一通りインプットしてから精選問題集に取り掛かりました。57回試験の前にも解いていたので順調に解き進められましたが、分からないところが無くなるまで何度も解き、分からないところは自分で参考書を使って調べて解決していました。過去問は38回試験から57回試験までを5周程解き、一般知識同様、直近の回は何度も解きました。58回試験では専門知識は14点で合格となりました。
学科の問題は選択式なので、問題を何度も解いていると答えを覚えてくると思います。答えを覚えて解けた気になることが一番怖いと思うので、精選問題集や過去問を解く時は一つ一つの問題の問題文と選択肢をよく読んで、しっかり考えて解くように心がけていました。また、専門知識は技術向上のため常に情報がアップデートされています。気象庁のホームページの知識・解説のページは習慣的に見るようにしています。

【58回実技試験】
実技試験は57回試験が終わって4月から始めました。最初はらくらく突破の参考書を読み進め、参考書に載っている問題を一通り解きました。事例ごとの問題が載っており、難易度も易しめで解説が丁寧なので、独学でやる人には最初の一冊にお勧めします。らくらく突破の問題がある程度解けた後、過去問を解き始めました。最初の方は自己採点で40点ほどでしたが、天気記号や海上警報などの暗記物は完璧に覚えると60点前後までは割と簡単に点数は上がりました。しかしその後なかなか点数は伸びず、伸び悩んだときはもう一度参考書に戻って不足している知識を補充し続けました。過去問48回から57回試験分まではかなり高い完成度で仕上げたと思っています。過去問で80~90点くらいは解けるようになっていたので、正直、58回試験で実技は受かると思っていました。
実際58回試験を受けると、ブレットシュナイダーの風浪図を初めて見たこともあり、焦ってその問題に集中してしまいました。初見の問題や分からない問題を潔く飛ばし、分かる問題から解いていれば、結果が変わっていたかもしれないと思います。

【59回実技試験】
不合格通知が家に届き、とても悔しくて一人家で泣いていました。学校にも行きたくない、バイトにも行きたくない、大好きなご飯も食べたくない。58回試験で悔しい思いをしたのをバネに、59回では絶対合格するという強い志を持って藤田先生の塾を申し込みました。 私は一人暮らしで勉強代も全てバイトで稼いだお金を使っていましたが、藤田塾は短期合格すると受講料の半額が返ってくることや、気象予報士になれば沢山稼げるだろうと考え、自分への将来の投資だと思ってお金を払いました。SNSで藤田先生の評判がいいことも、受講の決め手でもあります。
藤田先生の映像授業は倍速で見れるので、準備編は倍速で早めに見終えました。応用編では過去問の解説がとても詳しいので、まず自分で問題を解き、自分で採点をし、テキストの解説を読みながら動画を視聴しました。自分の解答の仕方が間違っていないか、たまに藤田先生にメールで添削もしてもらいました。
実技試験は時間が足らないと言われますが、これは勉強することによって克服できると思います。それは、1題を完璧に仕上げることです。1題を75分で解く必要がありますが、最初は時間を気にせず、満点解答を最後まで自力で解き切れるようになることが重要だと思っています。そこで重要となるのが学科の知識。一度受かって免除だからと言って、勉強を辞めてはいけないと考えています。59回試験の問題が公表された後に家で学科試験を解いてみると、一般専門共に14点でした。学科はいつ受けても受かる状態にしておくと、実技の勉強はスムーズに進むと思います。また、気象予報士試験は気象予報士という肩書きを得るための試験なので、問題と喧嘩せず、問われたことを素直に解答する必要があります。過去問を解く時も本番の時も、問題の流れを掴んで何故この問いがここで出されているのかが分かると、出題意図から外れた的外れな解答をすることは減るのでないかと考えています。これらを意識して過去問や模試を解くと、自然と正確でスピーディーに解くことができました。
59回試験までは、過去問42回から58回試験まで17回分34題、他社Aの模試は9回分18題、他社Bの模試1回分2題を完璧に仕上げることができました。私は他社の模試を購入しましたが、受かるだけなら過去問を完璧にするので良いと思います。しかし私は絶対に不合格になりたくなかったし、過去問もだいぶ仕上がり、時間も余裕があったので模試に手を出しました。藤田先生が言う通り、過去7~8年分を完璧にすることが第一に優先するべきだと思っています。
59回試験では、実技1は20分余り、実技2は15分余りました。余った時間は試験後の再現答案が作りやすいように、見直しをしながら問題用紙に解答を殴り書きしました。再現答案を気象予報士の5人の方に採点とアドバイスをしてもらいましたが、いずれの方も80%前後と評価してもらいました。このような勉強をして受験した手ごたえは、実技1は易しめ、実技2は少し難しかったけど別に悩む問題も特に無かった印象でした。

【勉強が辛くなったら】
私は天気が大好きなので、気象予報士の勉強をして辛い思いは少なかったです。しかし勉強に集中できないときは500円を握りしめて走ってコンビニに行き、カップラーメンとジュースとアイスを買って家や公園で食べていました。私は一人暮らしで、生活費はバイト代から出してほぼ毎日自炊しているので、カップラーメンは高級食材でした。アイスやジュースは幻の食べ物です。たまに贅沢をすることで、「美味しいものを食べたのだから頑張らなくては」と思うことができ、勉強も集中することができました。
また、勉強に飽きたときは雨や雲などの天気に関する本を読むことで、気象に対するモチベーションを維持したり、TwitterなどのSNSで近況報告をしたりすると、励ましてくれる人も居ました。

【合格発表】
合格発表は一人家で見ました。自己採点の段階で受かっていると思っていましたが、いざ当日になるととても緊張しました。自分の受験番号を見た瞬間、嬉しくて騒ぎました。藤田先生からもメールが届き、確実に合格したのだと実感しました。家族に報告し、その日のうちに実家に帰り合格証を見せるととても喜んでいました。達成感は物凄いものです。

【最後に】
藤田先生は夜中に添削のメールを送って次の日の朝起きると、添削が終わって返信がきていました。それほど熱心に受講生と向き合い、丁寧に指導してくれているということです。実技だけなら6万、短期で受かってしまえば3万でこれほどのサービスが受けられるので、私は藤田塾を強く推奨します。
第59回試験に向けては、絶対に合格したいという思いと、これだけ勉強すれば落ちることは無いという確固たる自信をもって受験しました。もし不合格だったら、参考書を全て捨てて気象予報士試験は無かったものにしようと考えてました。私の夢を叶える手助けをしてくれた藤田先生に感謝していますし、ここまで勉強を頑張った自分も誇りに思います。合格お祝い金は知覚過敏の治療に使おうと思います。

夢が叶った、みんなありがとう
わたげは20歳で努力することを覚えた
これからも気象の勉強は続け、優秀な気象予報士を目指します




Cさん(男性・30代・海運関係者・北海道)の合格体験記


仕事の関係上、昔から気象に興味がありました。
今年勤務地が変わり、時間の捻出が楽になったため勉強を開始しました。

2022年5月勉強開始
2022年8月筆記合格
2022年10月実技対策講座受講開始
2023年1月実技合格

【時間捻出】
平日は夕食後から2時間ほど、休日はこれに加えて午後3時間ほど勉強をしました。
また、通勤やランニング中に講座の音声ファイルを何周も聞き続けました。

【勉強量】
最終的に筆記は精選問題集を3週、実技は過去10年間分を2周半しました。
モチベーションを保つのが難しく感じた時期もありましたが、地道に勉強を続けました。
試験に関して苦労したことは、実技試験の模範解答の曖昧さです。
言葉の言い回しや作図の採点基準が明確でないことにはストレスを感じました。

【講座の良さ】
当講座の受講を決めた理由は、個別の質問を何度でも行えるためです。
しかし、結果的には一度も質問をすることなく受験が終り、もっと有効に利用できたのではと後悔しています。

【所感】
合格してから感じることは、合格したからといって気象の予報はできないし、専門的な知識も備わっていないと言うことです。
資格の取得がゴールではなく、スタート地点に立ったと自分に言い聞かせ、実務で知識が活かせるように今後も勉強を続けたいと思います。

最後になりますが、藤田先生の気象予報士塾のご繁栄と、塾生皆さんの健闘をお祈りいたします。




Eさん(女性・26歳・アルバイト(元SE)・千葉県)の合格体験記


【受験歴】
第58回 一般〇 専門〇 実技×
-----入塾-----
第59回 一般免 専門免 実技〇


【勉強量】
1日最低4時間、目標6時間に設定していました。やる気が出ない日ももちろんあって、そういう日は潔く全く勉強してないです。一夜漬けや付け焼刃でどうにかなる試験ではないので、長期でコツコツと続けていけるように、勉強しない日を作るのも一つの手だと思います。


【勉強法】
<学科試験>
市販の参考書を4周しました。2周目までは全範囲、3,4周目は苦手な分野のみです。4周する間に、「知らない」→「知っている」→「理解できる」→「説明できる」という形で理解を深めていきます。気象予報士試験に限らず勉強は“誰かに説明できる”を1つの目安にしています。ここまで理解できて初めて過去問を解いてみます。過去問で間違えた分野を参考書で復習しながら、8年分くらい遡りました。一般の15問中の4問は必ず法規だったので、法規の暗記は完璧にしました。

<実技試験>
学科試験同様に市販の参考書を4周します。そのあと入塾したので講義動画を1周し、不安の残る箇所だけ2周しました。直近7、8年分を重点的に解き、過去問解説動画に加え間違えた部分は講義動画を振り返って勉強しました。実技試験の過去問を解くときは、以下のことを意識してました。
・問題文の指示通りに解答すること→問われているのが"温度の特徴"なのか"等温線の特徴"なのかで解答内容は大きく異なります。何を問われているのかちゃんと読み、思い込みで解答しない癖をつけるようにしました。
・問題の流れの波に乗ること→実技試験では前の問題がヒントになっていることが多いです。問題作成者の意図が分かれば難易度がぐっと下がる問題も多いです。
・ケアレスミスを減らすこと→解答の指示が整数なのか、10刻みなのか、地上低気圧からみたトラフの位置なのか、トラフからみた地上低気圧の位置なのか…など
こういったミスで取れる問題を落としてしまいがちだったので、日頃から気を付ける練習をしてました。
・早く解こうと思わない→藤田先生も仰っていると思いますが、急いで解く意識は捨てました。講義動画を理解し、過去問を何度も解けば自然と解答に要する時間が短くなり、問題文を急いで読むとか、急いで計算するとかはミスを生む要因だなと感じました。

[利用した参考書]
・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉
・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・専門知識編〉
・イラスト図解 よくわかる気象学【実技編】
学科の参考書はデータが古い箇所もあるのでやや注意が必要だと思いますが、初学者向きなのでおすすめです。一般気象学も軽く目を通しましたが、初手でこれをもとに勉強するのはハードルが高いかなと思いました。


【挫折しそうになったときに】
明確に挫折したことはなかったですが、何度も過去問を解く中で思うように点数がとれず落ちこむことはありました。こういう時は「しらなかった問題に出会えてまた一つ武器が増えた」、「本番前に学べて良かった!」と気持ちを切り替えていました。どれほど点数が低くても、ちゃんと復習すれば全部自分の武器になると信じて勉強してました。


【藤田真司の気象予報士塾の活用法】
私が入塾してから試験までは約3か月半で、この間質問や添削依頼は一度もしていません。大体のことは講義を見れば理解できます。それでもわからない問題が稀にありましたが、捨て問だと解釈してました。(8年分の過去問で1、2問くらいです)100点を取らなきゃいけないわけじゃないので、上手に切り捨てることも悪いことじゃないと思います。それよりも"とれる問題を確実にとる"だけで合格は目指せます。過去問の解説動画はかなり細かく記述の表現まで説明しているので、定期的に過去問を解いて解説動画を見返し、適切な表現が自然にできるようになりました。実技試験では記述部分の配点が高いので、記述の表現に不安があれば添削を依頼するといいと思います。


【最後に】
色々書きましたが勉強方法の正解は人それぞれだと思います。1つの方法として藤田先生の塾があり、私の勉強法があるので自分のライフスタイルや性格にあった方法を探してみてください。ここまで難関と呼ばれる資格試験を受ける機会は、人生でそう何度もあるものではない貴重な経験だと思いますので、あまり気負いせず気象学を楽しむことを忘れずに頑張ってほしいです。
余談ですが本番の試験では実技1と実技2の間に大量のラムネを食べていました。ブドウ糖おすすめです。

藤田先生、短い間でしたが大変お世話になりました。これからも「藤田真司の気象予報士塾」の繁栄をお祈りしています。




かぼぼさん(男性・22歳・大学生(4年)・関西地方)の合格体験記


①受験のきっかけ
コロナによって大学の授業がオンラインとなり、比較的自由な時間が増えたことで、何か新しいことにチャレンジしたいと思うようになりました。その際に、当時放送されていた朝ドラ「おかえりモネ」を見たことがきっかけで気象予報士を目指すようになりました。

②受験歴

第57回 一般〇・専門〇・実技×
藤田塾(実技対策講座)に入塾
第58回 未受験
第59回 一般免除・専門免除・実技〇

概ね半年の独学を経て,第57回の試験で学科試験に合格しました。実技も独学で進めようと考えていましたが、全く歯が立ちませんでした。
そこで実技試験に対応した気象予報士のスクールをいくつか調べ、藤田塾に入りました。


③一日の勉強量

2021年8月~2022年3月
平日2時間,休日3時間

2022年3月~7月
ほとんど勉強時間が取れず

2022年9月~2023年1月
平日3時間,休日5時間


④勉強法
・学科試験→「過去問演習をしながら知識を習得する」
一般・専門共に、過去問を中心に試験対策をしました。具体的には、「過去問をテキスト教材を見ながら解く」という流れです。
実践的に問題を解く中で、答えを導くための重要な知識と必要な技能を身につけました。過去問は約20年分を3周しました。

①問題を解く
②分からないならテキストを開く
③テキストを見れば解答できる→知識のインプットで対応可能→インプット
テキストを見るだけで解答できない→その分野の知識・出題傾向の理解が不十分
→テキストのその分野を熟読→繰り返し解く

私は気象の知識もほとんどないまま、独学で勉強していたため、最初の頃はテキストを読むことさえ苦労しました。そのため、過去問を解きながら、その都度テキストに戻り、重要な知識・技能、考え方を習得するという方法に切り替えました。最もこの方法は「気象」について体系的に学ぶというよりも,効率的に合格点を取るということを最優先した方法かなと思います。(実技試験を考えると、テキスト教材を読み込み、理解を深めたのちに、過去問を解く方が理想的だと思います。ただし,もし学科試験で突破に苦労されている方はこの方法を試すのも良いかもしれません)

テキスト:イラスト図解 よくわかる気象学 第2版,イラスト図解 よくわかる気象学【専門知識編】

・実技試験→「藤田塾の教材と過去問を徹底的にやり込む」
実技試験では、藤田塾の教材と過去問のみを使用し、藤田先生のおっしゃる通り、過去問7〜8年分・約30題を3周解きました。正解・不正解に一喜一憂せず、100%自信を持って解ける問題を徐々に蓄積させていくイメージで勉強に臨んでいました。蓄積した引き出しを自在に使いこなせるように、過去問の解き直しも定期的に行いました。問題を解き、藤田先生の解説を聞き、自分の思考と問題作成者の意図をすり合わせることを意識していました。


⑤挫折しそうなとき
第57回で学科に合格したものの、その後は、就活や実習、卒論作成等の時期と重なり思うように勉強時間が取れず、第58回の試験を受けることができませんでした。当時は,免除期間を無駄にしてしまったと思い,非常に焦りました。
自分の場合は、焦る気持ちを原動力にして勉強を進めていました。常々「どうしよう」「どうしよう」と思っていました。逃げても逃げても、後ろから鬼が追いかけてくるような気分でした。ただし、その甲斐あってか、良い緊張感が保たれ、短期間で実力が大きく向上したと思います。気持ちが完全に切れてしまう前に、受験勉強を日々の生活に組み込むことができていたことが良かったのかもしれません。


⑥最後に
今回合格できた一番の要因は、「過去問7〜8年分を完璧に理解する」という藤田先生の教えを支えに,勉強に取り組んだからだと思います。
最後になりますが,藤田塾を選んで本当に良かったです。ありがとうございました。




Iさん(女性・20代・アナウンサー・九州地方)の合格体験記


2021年12月に勉強開始
2022年8月 第58回試験 一般〇 専門〇
2023年1月 第59回試験 完全合格

一般・専門・実技すべての講座を受講

① 勉強時間 勉強を仕事と捉えて専念 息抜きは良いプレッシャーに
1日に4時間~6時間確保できる日もありましたが、仕事の時間によっては勉強をしない日もありました。フリーランスのため、試験前1か月は仕事を減らし(勉強を仕事と捉えるようにしていました)、それでも仕事がある日は1日4時間、休みの日は8時間勉強していました。試験直前以外は旅行など息抜きもしていました。「楽しんだ分頑張ろう!」と良いプレッシャーになったように思います。

② 勉強法 過去問の図を見ただけで答えが浮かんでくる状態まで仕上げる
もともと独学で勉強を始めようと思い、「気象予報士かんたん合格テキスト一般知識編」を購入していました。ただ、本を読んでノートにまとめて…という勉強法は、私は中々頭に入ってきませんでした。その理由を今思い返してみると、「本に書いてあることを丸暗記しようとしていた」からだと思います。藤田先生の講座を受講してからは、「理解」することで自然と頭に入ってきました。
また、お金をかけて受講することで、「自分への投資」として、本腰を入れて頑張るぞ!と意欲も倍増しました。

◆2021年12月~2022年2月⇒一般知識
テキストに書き込みながら講座を視聴し、過去問を解きました。過去問を解く→間違えた部分はテキストに戻って確認、を繰り返しました。過去問2周目に入ってからは徐々に合格点に近づき始め、10年分2周目まで終わった頃(勉強開始してから3か月後くらい)、専門知識の勉強を始めました。

◆2022年3月~2022年5月⇒専門知識
専門知識も、動画を見る→テキストに書き込むという流れです。私は文系ですが、暗記物が多い専門知識の方が当初は苦労しました。「時間が長くなるにつれて誤差が大きくなる…って当たり前じゃない?」と何を覚えたらいいか頭に入ってこなかったのです。ただ、過去問を解き始めてから、「ここが大事なのね!」と知識として頭に入ってくるようになりました。こちらも10年分を2周目まで、およそ3か月間集中的に勉強して、8月試験に備えて実技対策に移ることにしました。

◆2022年6月~8月⇒実技講座+学科の復習
初受験に向けての実技試験対策では、講座を受けた後、過去問を解いてはインターネットに上がっている解説ページを参考に振り返る…というのを繰り返しました。8年分を1~2周したと思いますが、この時は間違えた問題をノートにまとめることはしませんでした。試験前1か月は、学科の過去問に再度取り組みました。(10年分の3回目)

◆2022年9月~2023年1月
初受験の時の実技の手ごたえからこのままではダメだと思い、過去問を解いて間違えた問題をノートにまとめる勉強法に変えました。復習にもかなり時間がかかりますが、見直しもしやすく、模範解答の表現が頭に入りやすかったと思います。
ひたすら過去問を解き続けたため、問題を見ただけで考えなくても答えを思い出してしまうようになりました。
その状況が逆に不安で初見の問題を解いてみたくなり、12月初めに、ある他社の模擬試験を受けました。結果は散々で、さらに勉強のギアを加速させるきっかけになりました。
「Notion」というメモ共有アプリを使って、間違えた問題の中でも特に暗記しておきたい事を書き留めて、スマートフォンからいつでも見られるようにしました。(パソコンからもアクセスでき、写真なども貼り付けられ、字の大きさや色も変えられるのでおススメです)
1月中旬と試験直前に、また別の他社の模擬試験を受けました。問題文の言い回し自体が理解しづらかったり、ここまでたくさん勉強してきたのに初耳の知識が問われたり、少し本番の試験とずれている印象も受けました。ただ、初見の問題にあたる緊張感を味わう意味では良かったと思っていますし、本番の問題の問い方が簡単に感じました。
また、藤田塾の過去問題集のテキスト冊子を使用するのは直前までとっておいて、(それまではすべて「めざてんサイト」から印刷していました)本番1~2週間前に再度動画を倍速で見ながら確認しました。


③ 藤田塾…というより藤田学級
予報士の資格を持っている職場の先輩から、「大丈夫です、小学生で受かる人もいるんですから」と言われていました。これは、「だから大人が頑張れば受かる」というわけではなく、資格試験という性質上、パターンを理解していれば受かる、という意味だと思っています。
パターンといっても膨大な量があり、頭に入れるには「理解すること」に尽きると思います。とにかく私は藤田塾の質問制度を存分に活用しました。過去問の解説のサイトはネット上にいくつかあり、答えは一緒でもそれぞれ解説が異なることがありますが、私は「藤田先生の考え方がすべてだ!」と思っていて、納得するまで質問していました。時には、質問の答えに対してさらに「・・・ということでしょうか?」と質問返しをすることもありましたが、快く迅速にお返事をくださり、本当に感謝しています。一度もお会いすることはできませんでしたが、学校の担任の先生のような、とても身近な存在に感じていた受講生は私だけではないと思います。




Dさん(41歳・国立大学客員研究員)の合格体験記


-「あきらめない自分」にしてくれたから、合格できました-

(気象予報士を目指した動機)
私、自身は年齢が41歳なので気象キャスターを目指せる年齢ではないと思いますが、ある目的で気象を勉強しています。
私は某国立大学の理学部の化学科で博士号を取得しまたが、隣の研究室に地球科学科で気象の専門のA先生がおられました。長い研究生活でしたが、A先生の授業や時々、隣などでお話を聞く、気象のお話には大変、癒されておりました。
しかしながら、専門は化学なので、大阪府の産総研に勤務しておりました。
ある時、家族に介護が必要になり、地元の化学系の会社に転職しました。
日本に数台しかない分析装置を会社でかってもらい、普通の会社員をしておりました。
これは、運命的な出会いなのですが、会社で大幅改装することになり、高価な装置の保管場所を探していました。
たまたま、某国立大学(母校)の地球科学科におけることがわかり、1年だけという約束でおかしてもらっていました。
1年の間に地球科学科の先生と仲良くなり、装置を共同で使うようになりました。
世間話をしているうちに、地球科学科が大きく変わっていることに気が付きました。
気象を専門とする先生はいなくなり、気象観測ではなく、大気モデルをする先生に変わったというのです。
気象というワードにつられて学生が入学しても、気象観測ができないことを知ると、他の大学に編入学しているというのです。
そのような現象にショックを受けましたが、地球科学科の先生と研究するうちに、研究費があれば、観測のテーマも学生に与えられるということになりました。
会社と相談し、地域貢献で予算を用意してもらい、化学の分析はメインになりますが、気象観測(今は雨量くらい)ですが開始できるようになりました。
今年から、雨水を分析して中国の黄砂との関係を調べることにしています。
学生は環境や気象についての興味があって入学する人が多いと聞いています。
私が気象予報士となり、気象キャスターさんのお仕事や気象業務を理解したいです。
昔の地球科学科では気象キャスターを目指す学生も多くいましたが、現在の地球科学科ではそれを説明できる先生が実はおらず、パンフレットを貼る程度のようです。
私は、現在の研究テーマで気象の分野を発展しながら、気象キャスターにはなれないまでも、それをサポートする立場になりたいと考えています。
私は、今後も某国立大学の客員研究員としての研究に気象の知識を活用したいと思います。

(講座の良かった点)

 私は藤田気象予報士塾の学科(一般・専門)を受講しました。
実は、43回試験も受験しており、その時は通信講座を受講していましたが、専門と実技の勉強方法がわからず、あきらめていました。10年ほどして藤田先生の講義を受講してみて、気象予報士に再チャレンジしたいと思うようになりました。
 藤田先生は、質問の回数に制限がなく親切に何度も添削や解き方などでお世話になりました。このサービスは教材のアフターサービスという形と先生は言われますが、私にとってこの質問サービスがあるので何度失敗しても受験を継続できたと思うことができました。
気象予報士試験は、合格率が低いだけに何度もあきらめたいと思う気持ちになりますが、先生の熱心なサポートのおかげで、あきらめない自分を保つことができ見事合格ができたと思います。




Gさん(男性・56歳・コンピューター運用管理業務(気象とは全く無関係)・兵庫県)の合格体験記


【受験のきっかけ】
50歳を迎えた頃に将来(老後)を見据えて資格取得を始めました。
第2種電気工事士、危険物取扱者を取得しましたが、
次のステップとして更に難易度の高い理系の試験である
気象予報士試験に挑戦することにしました。


【試験勉強を始めた時のレベル】
元々理科系の大学出身でしたので数学、物理、化学に苦手意識はありませんでしたが、
卒業してから30年以上が経過しておりましたので、全てが学び直しでした。
ちなみに高校、大学の成績は「中の中」で平均的な学生でした。
ごく普通の50代のおっさんが気象予報士試験に挑戦したということになります。


【受験歴】
第52回  一般:×  専門:×   実技:未採点
第53回 一般:〇  専門:〇   実技:×
   <藤田塾(実技講座)に入塾>
第54回 一般:免除 専門:免除  実技:×
第55回 一般:免除 専門:免除  実技:×
第56回 一般:×  専門:〇   実技:未採点
第57回 一般:×  専門:免除  実技:未採点
第58回 一般:×  専門:免除  実技:未採点
第59回 一般:〇  専門:〇   実技:〇


【勉強時間】
第53回試験までは通勤があったので行き帰りの電車、昼休みに勉強。
土日はやや多めに勉強時間を取っていました。
<平日1日の勉強時間>
 出勤時の電車内:30分
 職場の昼休み:30分
 帰宅時の電車内:30分
 帰宅後の自宅:30分 計2時間
 
<土・日の勉強時間>
 近所の研修ルームで約3~5時間×2日
第53回試験の後、コロナ禍での在宅ワークが始まり、仕事の合間で勉強するパターンに変更。

<平日の勉強時間>
 仕事前の8:00-8:30:30分
 昼休憩の12:00-12:30:30分
 仕事後の17:30-18:00:30分
 夕飯後の20:00-20:30:30分 計2時間
 
<土・日の勉強時間>
 主に自宅で3時間から多い時で5時間程度、特に時間は決めず。


【受験勉強の変遷】
・受験勉強開始~53回試験まで
まずは学科一般、専門の合格を目指して2科目に集中して勉強を始めました。
当初は小倉義光先生の「一般気象学」で勉強しましたが、内容が難しすぎて消化不良のまま2か月が経過しました。
次に「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一般、専門)」を購入。
ひたすらテキストを読んでノートをつくる(書き写す)勉強を続けました。
結果53回試験で学科2科目は合格しました。

・53回試験後~55回試験まで
実技試験の勉強を開始。
「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(実技)」を購入しましたが、
より実戦に近い勉強の必要性を感じて、藤田塾の実技講座に入塾しました。
過去問を時間制限無しで解いて藤田先生に添削頂いて、間違った部分をノートに書き留める勉強を続けました。
この頃は実技を1セットで解答に2~3時間かかっていました。
54、55回試験とも実技不合格で学科免除が終了しました。

・55回試験後~56回試験まで
学科試験が復活したので、再度学科試験に集中した勉強を実施しました。
「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一般、専門)」をつかって、
テキストを読んでノートを新たにつくる(書き写す)勉強を続けました。
56回試験で学科専門のみ合格しました。

・56回試験後から58回試験まで
学科一般と実技の2本立ての勉強を実施しました。
1日目:「学科一般の過去問を解く」
2日目:「実技1過去問の実践」
3日目:「藤田先生の動画で間違い箇所を勉強、添削依頼」
4日目:「学科一般の過去問を解く」
5日目:「実技2過去問の実践」
6日目:「藤田先生の動画で間違い箇所を勉強、添削依頼」
このサイクルを繰り返しました。
学科については「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一般)」で勉強。
実技に関しては過去7年分を繰り返し実施しました。
57回、58回試験で学科一般を突破できず、再び全科目免除無しになりました。

・58回試験後から59回試験(合格)まで
再度学科一般、専門の合格を目指しましたが、実技試験の感覚を失いたくなかったので、
以下のとおりの勉強方法に変えました。
火~金:学科一般、専門を1時間ずつ勉強
    (テキストからノートをつくる。但し文字ではなく出来るだけ「絵」を描いた。)
土曜日:過去問:実技1、2を時間を意識して(75分以内)解答
日曜日:実技1の見直し(藤田先生のDVD視聴、添削依頼、ノート作成)
月曜日:実技2の見直し(藤田先生のDVD視聴、添削依頼、ノート作成)

59回試験後の自己採点は「学科一般:15点(満点)」「学科専門:9点」でした。
今まで自信があった学科専門がボーダーラインを下回っていたので落胆しましたが、
「次は学科専門、実技とも満点を狙うぞ!」と夏に向けて勉強を再開していました。


【合格発表日】
午前中はリモート会議があって、会議中に”不合格の落ち込み”を引きずりたくなかったので、
12時頃に気象業務支援センターの合格発表を確認しました。
「学科専門:合格基準10問以上」をみて「やっぱりダメか・・・」と落ち込みました。
一応自分の受けた大阪会場でどれくらいの人数が合格してるのかと合格番号をみたら、
なんと自分の番号があるじゃないですか!
でも自己採点が9点だったので頭の中が「???」でいっぱいになりました。
もう一度支援センターのホームページを確認したら合格発表日に「採点処理の修正」があって1点加算されていたのでした。
通知ハガキが届くまではやはり半信半疑でしたが、ハガキを開いて「合格」の文字をみて目がくらむほどうれしかったです。


【受験勉強を振り返って】
約5年間の勉強、8回目での合格はスムーズなものではなかったと思います。
始めに学科2科目をパスしたのも今思えばかなりラッキーで、実はしっかりとした知識は身についていなかったように思えます。
振り返って感じた勉強法の問題点を記載します。
・学科試験(一般、共通)
 当初は”テキストをノートに写し取る勉強”を長くやっていましたが、ある意味惰性になっていたかもしれません。
 途中から「文字」ではなく「絵や図」でノートをつくる方法に変えました。
 一旦テキストを読んで、頭で理解して、自分の形でノート上に描くことで知識が身についたように思います。
 過去問をやりまくった時期がありましたが、初見の問題に対応できずパニックになって大ゴケしたこともありました。
(57回試験では学科一般は7問しか正解できませんでした。)
 ヤマをかけず、しっかり知識を身に着けることが必要だったと思います。 

・実技試験
 実はこちらは比較的順調に勉強ができたと思っています。
 過去問の実践、藤田先生の添削、DVDの視聴、課題の洗い出しとスムーズにできました。
 ここは藤田塾の威力が十分発揮された部分だと思います。
 但し、もう少し早い段階で「試験時間を意識した勉強」ができていたらよかったかなと思っています。
(時間内に全て解けるようになったのは58回試験からでした。)

58回試験で一旦全ての免除がなくなりましたが、 結果的に「学科一般、専門、実技」をトータルで勉強する機会が生まれたのがよかったのかもしれません。


【実技試験のトレーニング】
ご存じの通り、実技試験は時間的余裕がありません。
「練習で本番のように」「本番では練習のように」が重要。
それには訓練が必要だと思います。
自宅で過去問を解く際にできるだけ本番と同じ環境で実施しました。
・問題用紙、資料、解答用紙は本番と同じサイズでその都度印刷した。
・資料は本番時と同じように”ミシン目”をつけて破れるようにした。
・時計は実技1は「13時10分」、実技2は「14時55分」にして75分の計測を開始。
・テスト開始後、解答前に以下のことを毎回実施した。
 -トレーシングぺーバーを半分に切る。
 (半分のほうが扱いやすい。)
 -資料をミシン目から切った後、1枚ずつ軽く握ってシワをつける。
 (新しい紙はめくりにくく、シワをつけて重ならないようにした。)
・4枚の解答用紙を15分、20分、20分、20分とペースを決めて解答。
 (目安として一定のペースで解答するように心がけた。)
使用した道具は以下のとおり
 -ステッドラーシャープペンシルの0.7mm
  鉛筆とほぼ同じ感覚で書けるし、折れることがない。
 -1本で「赤色」と「青色」が半分になっている色鉛筆
  半分くらい長さ9cmになっていると扱いやすい。
  初めて受験したときに他の受験生の皆さんが何色もの色鉛筆、マーカー
  を机に並べておられるのをみてビビりましたが、自分には限られた時間で
  多くの色を使うのは無理でした。色鉛筆は1本がベストでした。
 -ぺんてる ハイポリマー消しゴム Ain
  消しくずがきれいにまとまってカスをはらう時間が少なかった。
 -直径8cmの虫眼鏡
  机の上で邪魔にならないサイズでした。
 -本番では予備として「色鉛筆:1本」「黒鉛筆:2本」一応置いておきました。
 (結局使うことはなかったですが・・・。)
 -ディバイダーは使いませんでした。
 (短時間で使いこなす自信がありませんでした。)

とにかく”家での練習は本番と同じように!”
”本番では家で練習したように!”を心掛けました。
受験勉強期間中に「過去7年間の問題」を4周実施しました。
都度藤田先生に添削をして頂き、間違ったところをノートに図解で洗いだしました。

あとルーティーンとして、練習の時から試験開始の30秒前、20秒前、10秒前、
開始時に右手で左胸を2回軽くたたくようにしました。
これを本番でも実施したらなんとなく落ち着けました。
おまじないみたいなものですが「本番で練習と同じように!」ができるように
いろいろ試しました。


【勉強が辛くなったときの気持ちのコントロール】
自分の中で1つだけ決めていたことがあります。
それば「日々の勉強で歩みが感じられる限りは挑戦をやめない。」です。
不合格になるととても落ち込みましたが、その度に「1年前と比べて進歩はないか?」と自問しました。
そうすると以前より進歩している自分に気づいて「また頑張ろう!」という気がおきました。

それと「合格率:5%=20名中のトップにならないといけない」という数字に
くじけそうになりましたが、こう考えることにしていました。
1.実際に覚悟をもってうけているのは全受験者の3分の1くらい。(と信じた。)
2.とすると、実質合格率は15%くらい。つまり6人中のトップに立てばいい。
3.今回6人中のトップに立った人は”合格者”なので次回の試験にはやってこない。
4.はじめは6番目に並んでいても、6回受験を頑張れば自分の番=合格がやってくる!
私の場合、結果8回目の合格で少し予定より遅れましたが、勉強を続けていれば必ず自分の番がくると信じました。


【藤田塾の活用法】
藤田先生の添削の迅速さ、的確さは本当にすごいと思いました。
特に記述問題では「慣習的な表現」を細かく指摘頂き、トレーニングが進むにつれて
模範解答に近い内容を解答できるようになりました。
夜寝る前に質問すると翌朝早朝にもう回答が届いていてびっくりしました。
朝一から答え合わせができて、とてもリズムよく勉強ができました。


【最後に】
実は初めはそんなに気象に興味はなかったのです。(難しい資格に挑戦したかった。)
勉強を進めるにつれて、気象のメカニズム、地球が奇跡的な熱収支バランスで成り立っていること、
いろんなことがわかって興味がわいてきました。
今回試験はパスすることができましたが、これからいろんな人に気象の事が伝えることができるよう、
本当の気象予報士になりたいと強く思いました。そのために勉強を続けようと思います。

藤田先生には感謝しかありません。
この合格体験記作成にあたって「辛口コメントも歓迎!」とのことでしたが、
本当に文句のつけようのないサポートでした。
大変お世話になり、ありがとうございました。




Zさん(男性・28歳・無職・九州地方)の合格体験記


1. 受験のきっかけ
私の学歴や職歴はほとんど空白です。
学生時代に大病をわずらうなどして高校を中退せざるを得なかったためです。また、その後も病気の治療に結構な期間を要しために、この年までまともに働いたこともなく1年未満のアルバイトをいくつか経験したのみでした。
それでも治療の甲斐あって、なんとか2021年ごろには根治がみえてきました。そのため、その後の生活のために何か就職に役立つ資格、それも今後の人生における軸になり得るような資格を探し始めました。ですが、価値の高い資格はその難易度から受験資格に大卒など学歴に条件があるものも多く困っていたところ、あるニュースをテレビで目にしたのです。
それはなんと、地元の小学生が気象予報士試験に合格した、というニュースでした。
このニュースは「気象予報士試験は学歴不問である」ということを私に気づかせてくれることになり、私はこの気象予報士試験に挑戦することを決めました。


2. 受験・勉強歴
2021年5月 独学にて勉強開始
(同年8月の第56回試験は受験せず)
2022年1月 第57回試験 学科一般 合格
             学科専門 合格
             実技(記念受験) 不合格
2022年8月 第58回試験 学科2科目は免除
             実技 不合格
2022年10月 藤田真司の気象予報士塾 実技コース受講開始
2023年1月 第59回試験 学科2科目は免除
             実技 合格


3.勉強の方法(学科2科目の合格まで)
 私は学科試験の2科目に関しては市販されている参考書を用いて勉強しました。他の方の合格体験記でもよく言及されているもののうちの一つです。
 この参考書ではかなり初歩的なことから解説がなされていたため、高校物理もまともに履修できなかった私にとって、気象学への入口としてよいものであったように思います。
 ただ、この参考書には注意すべき点もあり、気象衛星の世代交代など予報・観測技術のアップデートに対応していない記述も散見され、適宜インターネット検索による内容の裏取りを行う必要がありました。学習を始めたばかりのこの時点では、私は右も左もわからない状態なので、この作業は大変手間と時間のかかるものでした。
 そういった事情もあり、具体的な勉強方法としては「参考書の内容を、必要に応じて修正しながらノートにまとめなおし、自分専用のテキストを作っていく」という形に落ち着きました。
 そうして半年以上かけて学習を進めていき、内容の定着度合いを確かめるために過去問の精選問題集を買い足して活用するなどしながら、なんとか学科試験については合格することができました。

 ただ、今になって振り返ってみると、かなり遠回りをしたうえにリスクのある勉強方法だったように思います。アップデートが必要な知識については、自力での検索に頼っていたために不備があり、その範囲への出題に対応しきれずに結果として学科2科目とも合格ラインギリギリの11問しか正解できませんでした。
 今だからこそ言えることではあるものの、(もっと早くこの「藤田真司の気象予報士塾」(あるいは他の信頼できる教材など)と出会っていれば……)という思いは正直あります。コストこそかかりますが、もっと実技対策へかける時間や試験本番での自信を創出できただろうと思います。


4. 勉強の方法(実技試験合格まで)
・入塾以前
 実技試験合格を目指すにあたって、まず私は、先に述べた参考書と同一シリーズの実技編を購入し学習を開始しました。
この参考書シリーズには学科試験対策の段階から不安を感じてはいたのですが、市販されていて入手が容易かつ基礎教養に不安のある私が理解できる程度の易しい解説がある、という条件を満たす教材が他になかったためです。
 それでも次の試験当日まで出来ることをしようと、この参考書の内容を一通り理解し、過去5年分程度の過去問にも自分なりに取り組みました。
そうしてやれることはやったつもりでいたのですが、結果を見れば第58回試験は惨敗。一問一答式の設問にはあらかた対応できるようになりましたが、作図問題と記述式問題には手も足も出ませんでした。

この結果を受けて(今のままのやり方では一生かけても合格しない)と思い知った私は、アプローチを変えるためにも通信講座もしくは通学できる塾を探しはじめ、そこでこの「藤田真司の気象予報士塾」と出会うことになりました。
いくつか候補のある中でこの塾を選んだ理由は主に、メールによる添削依頼などのサポートの手厚さと実績の豊富さです。また、創業からの期間の長さから想像されるノウハウの蓄積量にも期待していました。

・入塾以後
藤田真司の気象予報士塾への入塾をきっかけに、私の勉強に対する意識と勉強の方法は一変しました。
実技講座ではまず初めに「過去問7~8年分の完全理解」という目標を提示されたのですが、これが大いに私を助けてくれました。
それまで独学だったために目標到達点も自分の現在地もあいまいで正確に知るすべのなかった私に明確な指針を示していただけたことが、不合格で落ち込んでいたモチベーションを復活させてくれました。

さて、この「過去問7~8年分の完全理解」という目標をどのように達成するかというところで、私は勉強の方法についてある決断をしました。

勉強量ではなく「時間当たりの勉強の質」にとにかく注力する、というものです。

このような決断をした理由はシンプルで、できるだけ短期で合格を目指したかったからです。
私は28歳で同世代の友人たちは皆すでに就職していましたし、私自身のキャリアにとっても資格取得が早いに越したことはありません。だとすれば、まだ学科試験の免除が利く第59回試験で合格を勝ち取るのが理想です。
しかし、入塾をしたのが10月半ばで次の試験日まであと3カ月と少ししかありませんでした。
その期間中に、他の方の合格体験記にあるように映像講義や過去問を複数回周回する、ということを行う時間はないな、と感じた私が、ではどうするべきかと考えた結果がこの決断でした。
そして、この決断を実行するために第58回試験の敗因の分析をして、その解決を常に意識しながら勉強をするようにしました。
ちなみにこの時分析した敗因は「天気図上に提示されている情報の優先度付けや取捨選択がまったく的外れであった」ということです。

そのようになかなかチャレンジングである決断と準備をした私は、まず、映像講義の視聴から勉強を開始しました。
映像講義は1コマあたりだいたい2時間以内になるよう作成されているのですが、私は1.5~2倍程度の時間をかけて視聴しました。手元の紙テキストと合わせて内容をよく理解するように努め、少しでも気になるところがあれば映像を止め考察したり、巻き戻し機能を用いて何度も再生したりして余すことなく学習しようとすると、その程度は時間が必要でした。
そして、元々設定されていた20コマと無料で追加していただいた5コマを1日1コマのペースで消化していき、過去問のうち教材で解説がなされている17問分(実技試験8回半=約4年分)はこの時に「完全理解」に至れるよう意識し学習しました。

その後、これまでに得られた知見を基に、1日1問のペースで残りの過去問の研究を始めました。取りこぼしのないよう丁寧に、「完全理解」を念頭において勉強しました。また、独学していたときに触れたことのある問題も、ここでもう一度徹底的にやり直しました。
「完全理解」にこだわると、しばらくは1問の研究に6時間やら8時間やら時間がかかるので大変苦労しました。でも、妥協せず納得がいくまで時間をかけました。
そして、実力がついてきたのか手をつけていない残りの過去問数が少なくなっていくにつれ、1問あたりに要する時間が短くなっていきました。そして最終的には、問題を解くのに1時間程度、自己採点をして解答例と自分の解答の差を埋めるために設問意図などを考察するのに1時間程度、と1日の学習時間が2時間そこそこになっていました。初見の問題が減り、考察済みの類題の割合が上がってくるためです。
実際の試験時間が1問につき75分であることを考えると、本番で要求される解答スピードにだんだん近づいているのがわかり嬉しかったのを覚えています。

そうして私は結果的に、入塾してから映像講義を1周+映像講義と重複しない過去問15問を1周=過去問8年分×1という勉強量で合格することができました。勉強の質を高めるというアプローチがなんとかうまくいったようです。
しかし、結果的に実技試験もかなりギリギリで合格ラインに滑り込んだように思いますので、やはり質も量も両立するのが一番確実だということは言うまでもありません。

※勉強の方法についての補足
 ここまで書いてきた私の勉強方法についてですが、少し補足すべきことがあります。
それは、質問や答案添削などメールのやりとりによるサポートを結局私は一切利用しなかった、という点です。
これは、私がこの塾を利用することにした理由の一つである「サポートの手厚さ」という利点を手放す行為になるのですが、とあるごく個人的な理由でこうなってしまいました。
恥ずかしい話ではありますが、私がとにかく人見知りをする性格だからです。
私はごく単純なメールのやり取りでさえ、文面の推敲に必要以上の時間を掛けてしまいます。その無駄な時間が私の「時間当たりの勉強の質を高める」という方針に反するものになるため、私はすっぱりメールサポートの利用を諦めることにしました。

そんなやり方で合格した私は、「事前にできるはずの準備を十全に行わないまま合格した」という点で悪い成功例だといえます。
しかし裏を返せば、この藤田真司の気象予報士塾で得られる教材は、それのみでも受験生を合格に導き得るほど質の高いものであることが期せずして証明できたようにも思います。
もちろん、この塾を利用される受験生の方はメールサポートも含めて塾のサービスをフル活用してください。それが圧倒的に近道です。他の体験記にもあるように、藤田先生は優しく丁寧です。ためらう理由がありません。


5. 勉強時間について
1日の勉強時間については上記のようにわりと変動がありましたが、独学時代も含め全期間を平均するとだいたい、週休2日、1日4時間程度、のようなペースで、期間としては1年と9カ月程度を勉強に費やしました。


6. モチベーションの維持
特に実技試験の難しさを前に弱気になってしまうこともありました。そのようなときには、とても個人的なやり方ですが、私の受験のきっかけになった小学生を思い出して「小学生にできて大人の自分にできないわけがない!(根拠なし)」と自分に言い聞かせて乗り切りました。たとえ空元気でも、机の前に座って手を動かし始めれば何とかなるものです。
また、私の場合はあまり恐れずに休みの日を作ったこともモチベーションにいい影響を与えたと思います。前項で書いたように週に2日くらいはペンを持たない日があったのですが、この「やるときはやる。休む時は休む」というメリハリをつけた姿勢が、勉強の質を高めるという方針にマッチして長期的な勉強の習慣が身についた気がします。(ただし、勉強時間を最大に活用するための休みなのか、それともただのサボりなのか、という点を厳しく律する意識は常に持つようにしていました。)


7. さいごに
ここまで長々と書いたように、私の受験勉強は少々特殊な道筋をたどってきたように思います。これらはすべて、私自身の境遇と性格と適性に最適化していくうちにできてきたものなので、おそらく私以外の人では再現性が低いです。ただ、そんな私の経験からでも自信をもって伝えられることを2つほど記して終わりにしようと思います。

まずは、教材選びについて。
妥協しないでください。内容が確かで新しく、かつご自分に合ったものを選んでください。この塾以外にもいろんな選択肢があると思います。その中のどれであっても構いません。きちんと納得できるものを選んでください。
ただ私からは、この塾には間違いなく良質な教材がある、ということはお伝えしておきます。

次に、すでにこの塾の利用を始めている方に向けて。
藤田真司の気象予報士塾では、「勉強を進めるうえでの明確で具体的な目標」を最初に藤田先生から提示していただけると思います。この目標の達成にとにかくこだわってください。ガチってください。
私の時は「過去問7~8年分の完全理解」というものでした。合格した今なら自信をもって伝えられます。これが本当に効果的でした。マジです。
私のように典型例とは多少異なる道筋をたどったとしても、この最初の目標さえ外さなければ、おのずと合格は近づいてくると思います。
また、遠慮することなくこの塾を利用しつくすことが、その目標達成への最短距離になるでしょう。

とても長くなってしまいましたが、私の合格体験記は以上です。
私を合格まで導いてくださった藤田先生、本当にありがとうございました。
また、気象予報士試験に挑戦する方々のご健闘を心からお祈りいたします。




Mさん(男性・54歳・建物/土木インフラの調査診断会社勤務・東京都)の合格体験記


【はじめに】
第52回(令和元年第1回)からチャレンジし続け、8回目(第59回)の受験で合格しました。1回目の受験では、一般は合格、専門は不合格でした。その時は、あと1,2回で受かるかなと感じていましたが、その後なかなか合格しませんでした。しかし、乗り掛かった舟であり、免除科目が失効してしまうのはもったいないという気持ちもあったので、途中で撤退という選択肢はありませんでした。


【勉強方法(学科)】
「気象予報士試験 模範解答と解説」を過去11年分(22冊)購入し、繰り返し解きました。参考書として、「一般気象学」、「らくらく突破」シリーズ、「イラスト図解 よくわかる気象学」シリーズを用いました。インターネット検索も多用しました。
過去問を繰り返し解きました。3回続けて正解した問題は知識が定着していると判断し、それ以降は確認しないことにしました。こうすると、何度も間違える問題やあやふやな問題は徐々に減り、最終的にゼロに近づきます。正答番号を記憶している状態では意味がないので、前回の解答から時間を空け、「確かこんな問題もあったな」程度の記憶が残っている状態で、取り組むようにしました。11年分を一巡すると、いい感じで記憶が薄れていて、初見に近い感覚で取り組むことができました。
しかし、学科の免除が曲者でした。免除期間中は、実技試験の勉強を優先して学科の復習を振返り程度にしかしなかったため、いざ免除期間が切れると頭に刷り込まれたと思っていた知識があいまいになっており、前回ほど時間はかからないものの、再び過去問を繰り返し解くというループに陥っていました。
結局、計8回受験して、一般知識は合格2回/不合格2回/免除4回、専門科目は合格2回/不合格4回/免除2回が戦績です。


【勉強方法(実技)】
実技試験対策も基本的には、過去問の繰り返しです。ただし、学科と比較して、「解答→答え合わせ→解説を読む→解説だけではわからないことは調べる→また解く」というサイクルに時間がかかるので、入手した11年分を2回くらい繰り返したら、試験本番を迎えてしまうことが多かったです。
また、「実技試験」と「免除ではない方の学科」の勉強時間の振り分けが悩ましかったですが、学科に受からないと実技は採点してもらえないため、学科の勉強を優先しました。そのため、実技試験の勉強時間が足りていないと認識しながら受験した時もありました。
2年目が終わったあたりで作戦を変更し、「地上天気図の穴埋め問題」と「作図問題(等値線、トラフ/低気圧中心の移動、前線解析、エマグラム等)」から先につぶすことにしました。過去問のうち「地上天気図の穴埋め問題」と「作図問題」だけをひたすら繰り返しました。しばらくの間そればかりやっていたら、穴埋め問題は自信がつき、作図問題もコツを掴んだ気がするようになりました。こうして、記述問題の練習に重心を置けるようになりました。
このやり方がいいかどうかは人それぞれであると思いますが、攻略範囲を絞るという観点から、やってよかったと私は思っています。
話は変わりますが、実技試験対策中にネット上でたまたまみつけて購入した「気象予報士試験 速習テキスト 実技編」は、事象ごとの解析の仕方、実況および予想から読み取れる状況変化の捉え方などがよくまとまっていてよかったです。また、通勤電車の中や会社の休憩時間などの隙間時間で勉強する私にとって、A5判サイズで持ち歩きやすいこの本は重宝しました。


【勉強法(その他)】
1科目だけを集中して勉強する際に、3科目が掲載された過去問集を持ち歩くのは非効率的です。私は、過去11年分の「気象予報士試験 模範解答と解説」22冊を裁断し、一般知識、専門知識、実技試験に分けてファイリングしました。そして、集中して勉強したい科目だけを持ち歩き、通勤電車の中や会社の休憩時間などで勉強しました。
実技試験の過去問の問題用紙と解答用紙は、気象業務支援センターHPに掲載されたものを利用し、繰り返し解くたびに新たに出力しました。
藤田塾のテキストのPDFデータは電子タブレットにいれました。講義動画も電子タブレットで視聴しました。講義動画を見ていて、テキストを確認したい場合は、動画をとめて、テキストのPDFデータを立ち上げて確認していました。また、PDFデータ上に書き込めるアプリ(私はGEMBA Noteというアプリを使いましたが、いろいろあるようです)をインストールして、電子ペンでアンダーラインやメモをテキストに書き込みました。


【藤田塾入門のきっかけ】
6回目(第57回)の受験で、ようやく実技試験が採点してもらえるようになりました。7回目(第58回)では初めて両方の学科が免除だったため、実技試験だけに絞って準備することができ、試験が終わった瞬間は合格の手応えがありました。しかし、自己採点してみると記憶違いや問題を最後まできちんと読んでいないことによるミスなどがあり、結果は不合格でした。
手応えがあるのには不合格ということは、自分の能力を客観的に評価できていないということであると思い、プロの指導を仰ぐこととし、藤田塾に入門しました。


藤田塾では】
過去問を繰り返し解くという点では、私がそれまでに実践していた方法とかわりません。違いは、以下の2点です。
(ⅰ)実技対策を過去7年分に絞って繰り返したこと
(ⅱ)気軽に質問できる環境が得られたこと
 いままでは11年分を繰り返していたので、「完全に理解すること」が疎かになっていました。
その点を反省し、今回は7年分に絞って学習しました。また、気軽に質問できる環境がよかったです。理解はしたものの、別の知識との関連で何となく整合がとれないこと、腑に落ちないことをすっきりさせるために質問をしました。返答がとても早く、もやもやをすぐつぶすことができたのが大きかったです。


【合格して思ったこと】
実を言うと、今回の実技試験はあまり手応えがありませんでした。試験終了後に色々と思い返し、「あの問題の出題意図はそういうことだったのか!」とか「もっとああ書けばよかった・・・」と悶々としました。その後、自己採点すると、厳しく採点して6割前後、自分に都合がいいように採点して7割超えでした。幸い合格しましたが、今回の合格基準が65%ですから、ぎりぎりだったと思います。
藤田先生の指導に従い、過去問を7年分に絞って完全に理解するように勉強したことで、ぎりぎりのところで踏みとどまることができる地力がついていたのだろうと考えています。


【使用した参考書、過去問題集】
・「一般気象学」、小倉 義光
・「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 一般知識編」、気象予報士試験受験支援会
・「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 専門知識編」、気象予報士試験受験支援会
・「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 実技編」、気象予報士試験受験支援会
・「イラスト図解 よくわかる気象学 第2版」、中島 俊夫
・「イラスト図解 よくわかる気象学 専門知識編」、中島 俊夫
・「気象予報士試験 速習テキスト 実技編」、新田 尚
・「気象予報士試験 模範解答と解説 57回~36回」(11年分)、天気予報技術研究会
・藤田真司の気象予報士塾 テキスト(専門知識、実技)


【参照したホームページなど】
・気象庁
・Wikipedia
・色と形で気象予報士!
・earth::地球の風、天気、海の状況地図
・Team SABOTEN
・めざてんサイト
また、youtubeで様々な動画をみました。




Sさん(女性・30代前半・地方局契約キャスター)の合格体験記


【はじめに】
私は根っからの文系で、高校生のときの「理科総合A」の定期テストでは、毎度20点以下(もちろん100点満点中です)をたたき出すほどでした。気象予報士試験ではご承知の通り大気の熱力学や力学など、私と同じく文系出身の受験生を苦しめる分野が多数あります。高い高いハードルがある難関の気象予報士試験合格までたどり着けたのは、藤田塾があったからこそです。
また、私は学科2科目が免除切れになった状態で59回試験に挑みました。
落ち続けた55~58回までと、今回合格した59回で大きく変わったのは、藤田塾の授業のコースをすべて受講しているかどうかでした。
この合格体験記が、かつての私のように、物理分野に苦しめられながら勉強されている方や免除切れになって心が折れてしまった方の参考に少しでもなれば幸いです。


【合格までの道のり】
2020年6月頃から勉強を開始。
55回試験 一般:○ 専門:未受験 実技:未受験
-----藤田塾専門・実技受講開始-----
56回試験 一般:免除 専門:○ 実技:×
57回試験 一般・専門:免除 実技:×
58回試験 一般:× 専門:免除 実技:×
-----------一般受講開始-----------
59回試験 一般:○ 専門:○ 実技:○


【55~58回試験まで】
・55回試験に向けて
一般の合格を目指し、市販の参考書で勉強を進めていました。
完全に理解せぬまま、本番ではカンが冴えていたこともあって合格「してしまいました」。
これが後々自分を苦しめることになります。

・56回試験に向けて
藤田塾で専門と実技を受講しました。一般を独学でして、これを完全合格まで続けるのは効率が悪い上、合格にたどり着けるまでかなりの時間がかかると思ったからです。
藤田塾の専門と実技を一周視聴し、過去問にとりかかりました。
先生の授業は大変わかりやすく、何度見返してもそのたびに新しい気づきがあります。
テキストにメモを取りながら視聴し、過去問を解いて新しく得た知識も、テキストに書き込んでいました。
しかし、ここでひとつの壁にぶち当たります。一般を受講していないため、一般の質問は対象外です。専門試験でも一般と深い関わりがあるところもあるため、一般分野は市販の参考書に戻って学びますが、やはり基礎があやふやなため台風の問題などはわからないところも多かったです。
専門の過去問10年分を3周と、実技の過去問7年分を3周し、56回を受けました。
専門は○でしたが、実技は苦手な問題が多数出て時間も足りず、撃沈。

・57回試験に向けて
せっかく学科2科目免除にも関わらず、仕事でストレスがたまって机に向かう余力がなくなり、あまり勉強ができぬまま受け、もちろん撃沈。

・58回試験に向けて
一般が復活しますが、この時点で1年半の勉強を積み重ねていたので、一般は独学でいけるかも?と思い(甘すぎる)、少し迷いましたが、藤田塾の一般コースは受講しませんでした。結果、58回試験では一般が10点で不合格。
悔しくてかなり落ち込みました。また、実技が採点されない恐怖を感じました。


【59回試験に向けて】
58回試験の結果を見て、かなりの焦りを感じました。なぜなら専門も免除切れになり、59回試験では3科目すべてを受験しなければならないからです。
やはり自分は一般の知識があやふやすぎるため、過去問を10年分解いたところで表面的に勉強しているだけで、見たことがない問題を出題されると途端に解けなくなるのだろうと思いました。また、一般分野の完全理解をしていないから、実技を解く実力が伴っていないと判断しました。
夏から冬までの試験は時間がありません。そこで、目標は学科合格としました。先述の通り、学科をどうにかしないと実技は採点してもらえないという恐怖があったからです。
学科の確実な目標を目指し、藤田塾の一般コースを追加で申し込むことにしました。

テキストには、ずっと私がきちんと理解できてなかったことについてかなり詳しく書かれていましたし、先生のわかりやすい授業により理解が深まりました。毎授業ごとに「そういうことだったのか!」と納得。目から鱗とはこのことです。高校時代理科が20点以下だった私が独学で一般をクリアしようとするのはかなり効率が悪かったと、振り返って強く感じています。藤田塾の一般コースを受講していなかったことを深く後悔しました。
一周視聴し終わったあとは過去問を解いていきました。視聴しているとき、過去問を解いていてわからないとき、このように解いたけど考え方は合っているかな?と思ったときは、藤田先生にメールをして質問をしました。わからないところを徹底的につぶそうと考えたのです。
学科の過去問を10年分2周し終えたところで残り2ヶ月ほどありました。この時点でだいたい12〜15点とれていました。ただ何度やっても解けないものが毎回2問くらいはありました。それをすべてあぶり出しまとめノートを作り、徹底的な理解を目指して、それだけをひたすら完璧に解く期間を設けました。先生に質問して返ってきた解説のpdfファイルを印刷し、ノートに貼りつけ、新しく得た考え方が書かれている箇所に蛍光ペンでチェックしました。
少し余裕がみえてきたので、実技を久しぶりに解いてみました。すると、これまで難解だと感じていた問題も解けるようになっているのです。しかも60分くらいで。
藤田先生や先に合格した先輩方もおっしゃっているように、一般と専門を徹底的に理解しようとした姿勢が実技の実力の底上げに繋がったような気がしました。
「もしかしたらこれは実技までいけるかもしれない」と、勉強を加速させました。
時間がないため、実技のオプション講座も本科の授業にない過去7年分のものはすべて購入しました。過去問を解いて答え合わせをし、疑問点をメモした上で、授業を視聴しました。それでも解決できないものは藤田先生に質問しました。添削も何度もお願いしました。

最終的に学科は、過去問10年分わからないところはないまでに仕上げました。もちろんひとつずつの選択肢もです。一般の法規はさかのぼれるところまでさかのぼって解きました。絶対にその4問は落としたくなかったからです。
実技は、問題の傾向が苦手と感じていた54〜58回までは2〜3周、それ以前は1周解いてオプション授業を視聴して、期間をあけて間違った問題だけ解いたところ、完璧に理解できていたので2周目をしませんでした。

59回試験1週間前からは、学科は法規の問題の見直しと、よく間違えていた問題の最終確認をし、実技は54~58回のよく間違う問題の見直しと、“こういう聞かれ方をしたらここを見る”、例えばシア―ラインを挟んでの風分布について聞かれたら風向・風速・収束について、気温分布について聞かれたら、気温の高低・シア―ライン付近の温度傾度などを見る、ということを、問題を見ながら確認していきました。

やりきったと思っていましたが、それでも試験当日は緊張しましたし、わからない問題も出て、試験中に心が折れかけました。しかし、私がわからなければほかのみんなもわからないだろうと割り切り、自分との闘いだと思って解き進めました。

合格発表当日、自分の番号を見つけたときはうれし泣きをしました。
勉強中何度も悔しくて苦しくて泣きましたが、最後はうれしくて泣けることができて、本当によかったです。


【勉強時間の捻出方法】
平日3時間程度、休日は7~8時間程度しました。通勤時間が1時間程度あったので、電車内では学科の過去問を解いたり、授業を視聴したりしました。仕事柄朝早くから終電までの勤務が月に4~5回と、早朝からのロケが月に3回ほどあるので、勉強する体力がないときは往路の少しの時間だけでもテキストを読んだり、授業を視聴したりしました。荷物が多くなってテキストが持ち運べないときでもスマホで気軽に授業が見られるのがとても良かったです。勉強時間はスマホのアプリで管理しました。また、すき間時間にはユーキャン一問一答のアプリを使用しました。


【リフレッシュ方法】
お酒の席は基本的に断っていました。終電になってしまうと翌日の勉強にも響きます。私は睡眠時間を削ると頭が回らなくなるため、しっかり寝たいです。朝7時から勉強しようとすると、0時には寝たいです。また、時節柄もしものことがあり、1週間以上も勉強できなくなる期間があっては困るという面からも出席しませんでした。
ただお酒を飲むことでストレス発散にはなるので、平日は3時間、休日は7時間勉強ができていたらご褒美として自宅で晩酌していました。
また、舞台やコンサートに行くことでストレスを発散していました。月に2~3回くらい行っていましたが、家を出る時間から逆算して早朝から勉強し、7時間以上勉強してから家を出ました。
勉強を詰めすぎてもストレスばかり溜まるので、マイルールや優先順位を作ってリフレッシュをしていました。するとメリハリができて、逆に勉強効率があがったように感じました。


【最後に】
長くなりましたが、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
私は結果的に藤田塾の一般・専門・実技・オプション講座まで受講しました。
仕事と両立する中で、少しでも効率をあげようとした結果、すべて受講することを選びました。一部の受講のみの55~58回までと、全て受講し 合格した59回とでは、やはり理解力が格段に違いました。藤田塾の全コースを受講し、フル活用させていただいて、学科のわからないところを徹底的になくしたからこそ、学科2科目が免除切れになったとしても完全合格までたどり着けたのではないかと感じています。細かな疑問もご自身で解決できるなら一部の受講のみでもいいかと思いますが、私のように理系科目に苦手意識のある方は、全ての受講をおすすめします。私の合格は、藤田塾なしではたどり着けなかったと言い切れます。
藤田先生は、いつも受験生と真摯に向き合ってくださっています。私もたくさん質問をさせていただきました。トンチンカンな質問にも素早く丁寧にお答えくださって感謝しかありません。合格まで導いてくださり、本当にありがとうございました。そして、受験生の皆さまが合格を勝ち取られる日が迎えられるよう、心からお祈り申し上げます。




Tさん(女性・20代後半・損害保険会社勤務・福岡県)の合格体験記


【初めに】
高校生の頃、部活をしていた際に、天気が悪いと練習が楽になるので、自分で天気を予測できるようになったら部活が楽になる日が分かって楽しいのではないかと思ったことがきかっけとなり、些細なことから受験勉強を始めることになりました。
笑っていただきたいのですが、大学に入学してから勉強を始め、今回合格に至るまで、足掛け9年もかかりました…。

【受講のきっかけ】
いくつか他社の講座も受講していたのですが、特に実技について記述の添削を合格するまで無期限でしていただけることに魅力を感じ、2020年のゴールデンウイークあたりから実技インターネット講座を受講させていただきました。
その後、専門も改定が入るところもその都度インターネット講座へ反映していただけるところについてもすごく良かったので、専門講座も受講させていただきました。

【1日の勉強量・受験勉強の時間の捻出法】
学生の頃は遊びの誘惑に負けてしまい、毎日勉強しておらずテスト直前で詰め込んで受験することが多かったです…(それで通用すると考えていた自分が恥ずかしいですが…)
さすがにこのままずっと合格できなくてはまずいと社会人になってからは、本腰を入れて毎日少しずつでも勉強時間を確保するように努力しました。
仕事後はどうしても頭が回転しないので、朝型に途中から切り替え、平日は仕事前にだいたい1時間~1時間半ほど、地下鉄での通勤時間で専門のインターネット講座を聞くようにしました。
休日は、予定のない日は自習室に行って5~6時間ほど勉強するようにしていました。

【最も効果があった勉強法】
やはり、藤田先生がよくおっしゃっている7~8年分の過去問を完璧に理解することだと思います。
始めはその意味があまりよく分かっていなかったのですが、今回の試験の際は特に実技1について、これまでの過去問で学んできた知識を使って解くようなオーソドックスな問題が多かったように感じました。
私は第59回試験に向けては第58回の試験が終わってから、4か月ほどしか準備期間がなかったため、6年分の過去問を完璧に理解することに注力しました。
何回も同じ問題を解くと間違えた問題はほとんど一緒でしたので、その解法を1冊のノートにまとめて試験直前に何度も見返すようにしていました。

【挫折しそうになったとき】
第58回試験の不合格が分かった時が今までで一番落ち込みました…
ただ、これまでかけてきた時間と労力を考えるとやはりこのまま辞めては後悔すると思う気持ちが強かったため、諦めたくない気持ちで何とか辞めずに頑張りきることができました。
ずっと勉強し続けることがきついと思った時は、友達と遊び、おいしいものを食べたり、旅行にも行ったりして息抜きをするようにしていました。休日は自習室に行って勉強していたので、家に帰ってきてからは全く勉強しない時間を作り、オンとオフを切り替えるようにしていました。

【藤田先生の気象予報士塾の活用法】
実技のインターネット講座は過去問の答えがなぜそうなるのか?について、一般・専門の知識が必要なところも合わせて詳しく解説してあったので、参考になり何度も見返していました。
後は過去問のオプションの解説も利用させていただきました。
また、添削については何度も解いた問題でも記述の仕方が間違っていることもあるかもしれないと思ったので、解いた問題すべてを申し訳ないとは思いながらも、毎回毎回メールで送って藤田先生に添削していただきました。すぐに返信をしていただけたので、解いた内容を忘れることなく復習でき、とても助かりました。

【最後に】
本当に長い受験勉強で、自分には合格できないのではないかと何度も思うことがありましたが、諦めずに自分の勉強法を確立して努力し続けることが大切なんだなと合格して改めて思いました。
藤田先生には長年サポートいただき、本当に感謝しています。
ありがとうございました!!!




Hさん(男性・57歳・製薬会社勤務・大阪府)の合格体験記


【受験のきっかけ】
高校時代に気象天文部に所属し、「天文」の方では夏休みに部員が揃って星空を眺めたり、「気象」の方ではラジオ放送を聞きながら天気図を書く方法を先輩から習いました。幽霊部員になってからも、夏休みには毎日天気図を書くのが楽しみでした。その後、倉嶋厚さんの「お天気博士の四季だより」を読んで改めて「気象」に対する興味が改めて高まり、新聞に掲載された天気図は毎日眺めていました。
息子が大学受験のための受験勉強を始め、父親も頑張っている姿を見せたいと思い気象予報士試験の勉強を始めました。

【受験歴と入塾までの経緯】
 一般   専門   実技 
第52回 × -
第53回 免除 × -
第54回 免除 ×
第55回 免除 ×
第56回 免除 免除 ×
第57回 免除 ×
第58回 × 免除 -
第59回 免除

2018年9月から某通信講座+過去問演習で勉強を始めました。勉強を開始して1年程経った2019年8月に初めて受験しました。初回で一般と専門の両方に合格し、その次か更にその次の実技で合格することを目論んでいましたが、第52回、第53回と続けて専門を落とし、気象予報士試験の難しさを実感しました。
第54回でやっと専門も合格したのですが、初回から実技試験で時間が足りない状況が続いていました。また、自分の書いた回答と解答例を比べ、自分の回答が果たして正答になるのか判断できず、某通信講座だけでは限界があると感じました。試験会場の外で配られていたチラシを思い出し、合格体験記も読んだ上で2020年10月から「藤田真司の気象予報士塾」の実技試験対策講座を受講することにしました。

【藤田真司の気象予報士塾について】
実技試験対策講座を進めていく中で、過去問解説12試験分だけでは足りないと感じたので、その後計21試験分の過去問解説をオプションで追加しました。解説を聞いても分からない点は藤田先生にメールで質問し、分からないことをどんどん潰していくようにしました。結局、合格までに計20回、115問の質問をしました。質問内容は、自分の解釈が正しいか尋ねたり、自分で書いた回答が正答になるか、修正すべき点があれば教えていただきたい、というものや、苦手だった前線解析で自分の回答を画像で送り、修正すべき点を指摘していただく、といったパターンでした。自分が書いた回答に対し「適切な答案であると判断します」と返事をいただいたときは、自分の考え方が正しかったことが確認でき、大きな自信に繋がりました。過去問の演習は、10年分くらいを1試験あたり3〜5回繰り返して解きました。トータルの回数は随分多くなりましたが、決して多くの回数をこなそうと思った訳ではなく、単に合格までの年数が長くなったためです。藤田先生が言われるように、問題文から出題者の意図を正確に理解すること、問題の指示に沿って資料を読み取り、適切に解答することを心掛けるようにしました。「適切に回答」については、解答例で示されている独特の表現の中から実技試験で使えそうなものをノート10ページ程度にまとめ、試験の際に直ぐに思い出せるよう、試験の直前に見直すようにしました。
藤田先生との日頃のメールでのやり取りはあっても、常に孤独感を感じていました。そんな中、コロナのためにしばらく中止となっていた懇親会が再開されるとの連絡をいただき、2022年5月と11月に大阪市・中之島で開催された懇親会に参加させていただきました。懇親会では、今まで画面でしかお会いできなかった藤田先生にお会いできたことに加え、次回試験に向けて頑張っておられる方々や、既に合格され気象予報士になられた方々にお会いして、勉強方法や合格された試験での経験をお聞きすることができ、孤独感が解消されるとともに、藤田先生の言葉を信じて勉強を続けることで合格に近づけるんだと大きな励みになりました。

【使用した参考書等について】
一般・専門については某通信講座のテキストに加え、「気象予報士学科試験合格テキスト(ナツメ社)」、「気象予報士学科試験合格問題集(ナツメ社)」、小倉義光先生の「一般気象学」などを用いました。「一般気象学」は、第58回でそれまで2回合格していた学科の一般知識を落としてしまい、何とかしなければと思ったこと、懇親会で合格者の方から良かったと伺ったことから購入しました。読み物として面白く、使用されている図が試験でよく出題されることから、図の意味を理解しつつそのパターンを覚えるようにしました。法令関係は、某通信講座の法令集で実際の条文を覚えるようにしました。
実技については、繰り返し解くことで過去問の回答を覚えてしまったため、別の講座でオリジナル問題を解き、実力を確認することもしました。

【勉強時間について】
平日はほとんど勉強時間が取れず、往復の通勤時間内の計30分程度でしたが、できるだけ毎日続けるようにしました。実技の演習は本番を意識して集中したかったため、土日に自習室に通って行い、1日6時間は確保するようにしました。

【第59回試験について】
実技1は癖のない問題で、最後まで解いた後5分程度時間が余り、8割程度は取れたのではないかと思いました。しかし実技2では問2でトラフや低気圧の移動速度を問う問題が続くなど、問2まででかなり時間を消費してしまいました。懇親会で合格者の方から、後の問題に響かない場合に計算問題を飛ばしたことを伺っていたので、温度移流に伴う気温変化量を問われた問題は飛ばしました。その後の前線解析を含め問題数が多く、何とか最後までたどり着いたものの時間的な余裕は全くなく、得点できたのは5割程度ではないかと思われ、試験終了後には今回も合格は厳しいのではないかと思っていました。合格通知を受け取ったときは、やっと努力が報われたと、喜びがじわじわとこみ上げてきました。

【最後に】
勉強を始めてから合格まで4年余りを要し、第58回で不合格だった時には諦めることも頭をよぎりました。でも、折角ここまでやってきたのだからと思い直し、合格を勝ち取ることができました。振り返ると、藤田先生の言葉を信じて積み上げてきたことが合格に結びついたと思います。合格を目指している皆さんに少しでも参考にしていただければ幸いです。




Uさん(男性・50代・インフラ関連会社勤務・千葉県)の合格体験記


【受験歴】
・第54回 一般〇、専門×、実技×
・第55回 受験申し込みするもコロナにより受験できず
・第56回 一般免除、専門〇、実技×
・第57回 一般免除、専門免除、実技×
・第58回 一般〇、専門免除、実技×
・第59回 一般免除、専門〇、実技〇

【勉強法(学科)】
理系出身なこともあり、学科についてはほぼ独学で勉強しました。一般・専門とも市販のテキストを一通り学習したのち、過去10年分の過去問を繰り返し解き、間違った問題を集中的に復習・暗記しました。学科では過去問と類似した問題がよく出題されるので、過去問の完成度を高めておくのは非常に有効です。ただ、専門に関しては予報技術の進歩に伴い、一部の古い問題で現時点と選択肢の正誤が異なる場合があるので注意が必要です。気象庁のHPから最新情報を収集し補強しました。あとは、一問一答形式のスマホアプリで通勤時間や空き時間を活用して勉強しました。

【勉強法(実技)】
実技試験も市販のテキストを一通り学習したのち、過去10年分の過去問を繰り返し解きました。気象予報士試験の記述問題では、独特の言い回しがあるので、これに慣れておく必要があり、過去問の模範解答を分野別にまとめて録音し、電車の中で聞き流したりして覚えました。作図問題や計算問題は、細かい図表の読み取りなど中高年には非常に厳しく苦労しましたが、過去問からパターン別(前線、等圧線、シアーラインなど)にまとめて集中的に練習・訓練しました。
第58回(4回目)の受験までは、上記のような感じでほぼ独学で勉強し、過去問は10年分を5回は繰り返したと思いますが、なかなか最終合格に至らず、自身の独学に限界を感じ、以前から気になっていた、こちらの実技試験対策講座を受講することにしました。
こちらの講座では一通りテキスト・講義動画を学習したのち、過去問の答案添削をメインでお願いしました。添削を依頼すると物凄いスピードで返信があり、かつ、簡潔明瞭なコメントで、自身の答案の不足部分や不要部分、細かい表現の注意点まで的確なご指導を頂くことができ、大変効率的に勉強を進めることができました。第59回の試験に向けては、藤田先生のおっしゃる「目新しい問題で点差はつかない。過去問の類似問題を着実に得点することが合格につながる」を強く意識して過去問演習を継続しました。

【勉強時間】
平日は往復の通勤時間(約2時間)と帰宅後1~2時間(実技過去問1題)、週末は4~5時間(実技過去問2題)でした。

【おわりに】
勉強を始めてから足掛け3年、5回目の受験でようやく合格することができました。学科両科目免除で臨んだ3回目の受験で不合格となったときは相当落ち込みましたが、「ここまで時間を費やしたのに諦めるわけにいかない。引くに引けない。」と自分に言い聞かせながら頑張りました。藤田塾にお世話になったことで、それまで断片的であやふやだった知識が結びついて線になり、過去問の解答速度も格段に上がりました。合格まで紆余曲折ありましたが、振り返ってみると、始めから藤田塾にお世話になるが一番の早道だったかなと思っています。藤田先生、どうもありがとうございました。




Vさん(男性・40代・マスコミ関係・新潟県)の合格体験記


【受験・勉強歴】
2018年12月 某スクールのDVD講座に入会し一般を勉強開始
2019年8月 第52回 一般〇  専門× 専門を勉強開始
2020年1月 第53回 一般免除 専門× 
2020年3月 藤田塾に入会し実技を勉強開始
2020年8月 第54回 体調不良のため受験せず
2021年1月 第55回 一般免除 専門× 一般復活 挫折を味わう
2021年8月 第56回 一般× 専門× 挫折を味わい諦めかける
2022年1月 第57回 一般〇 専門〇 実技× 
2022年8月 第58回 一般免除 専門免除 実技× 
2023年1月 第59回 一般免除 専門免除 実技〇


【勉強時間】
合格までに必要と言われる1000時間をめどにしたのと
某スクールの先生がおっしゃった「1週間に10時間」という
目安をもとに勉強していました。
土日祝日を中心にトータルで1200時間くらい勉強したと思われます。
どの日にどの科目を何時間やったかすべて手帳に記録していました。


【勉強法】
(一般・専門)
・某スクールDVD講座
・らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(一般&専門)
・この一冊で決める!気象予報士過去問徹底攻略
・ひとりで学べる!気象予報士学科試験完全攻略問題集
・気象予報士学科試験 徹底攻略問題集
・ユーキャンの気象予報士一問一答&要点まとめ
・よくわかる気象学(専門知識)
 
 某スクールDVD講座でもらったプリントに書き込む形で
 自分流のノートを作成し、何度も復習していました。
 問題集はルーティーンとして3冊を各10周しました。
 問題集の問題だけでは足りないと感じ、
 某スクールの模擬試験を何度もトライし、初見の問題対策をしました。

(実技)
・藤田先生の講義の視聴
・過去問(過去8年分×5回)
・某スクールのリモート実技講座
・某スクールの模擬試験

藤田先生の講義はとてもわかりやすかったですし
リアル講座と違い、DVDで何回も視聴できたのが大きかったです。
テキストもわかりやすくてそのままノートとして使いました。
過去問の講義はかならず過去問を解いてから講義を受けました。
先生の解説は「よくこういう質問を受けますが・・・」と言って
自分が持った疑問と同じ内容を解説してくださり助かりました。
実技だけ受講しましたが、専門も入会すればよかったと後悔しました。
過去問は解き終わったら添削願い&質問をメールで繰り返しました。
どこまでが正答の範囲内なのか、また何が足りなくて不正解なのかというのを
わかりやすく明記していただき助かりました。
合格まで質問し放題というのはお得すぎます。
間違えたところは、ノートにまとめて何度も復習しました。
なかなか問題を解くスピードが上がらず
過去問も何回も解くうちに覚えてしまったので
某スクールの模擬試験を受けて初見問題の対策をしました。
藤田先生、本当にありがとうございました。




Mさん(男性・70手前・元IT関係会社員→無職・神奈川県)の合格体験記


【受験の動機】
57歳頃登山が趣味になりました。北アルプスの燕岳に登る途中にいつも見る、東斜面を雲が這い上がっていく景色や、富士登山の途中で雲海に富士山の影が映る姿をみて、天気のことを知れば登山も安全にできるだろうし自然への理解も深まるだろうと考えたのがきっかけです。


【受験履歴】
1回目 2012年1月37回 一般× 専門〇 実技 受験せず
2回目 2014年8月42回 一般× 専門× 実技 受験せず
3回目 2016年8月46回 一般× 専門× 実技 受験せず
4回目 2017年8月48回 一般〇 専門〇 実技 受験せず
 ここで藤田塾に入塾
5回目 2018年1月49回 一般 - 専門 - 実技×
6回目 2018年8月50回 一般 - 専門 - 実技×
7回目 2019年1月51回 一般〇 専門〇 実技 受験せず
 2019年3月に会社を退職
8回目 2019年8月52回 一般 - 専門 - 実技×
9回目 2020年1月53回 一般 - 専門 - 実技×
10回目 2020年8月54回 一般〇 専門〇 実技×
11回目 2021年1月55回 一般 - 専門 - 実技×
12回目 2021年8月56回 一般 - 専門 - 実技×
13回目 2022年1月57回 一般〇 専門〇 実技×
14回目 2022年8月58回 一般 - 専門 - 実技×
15回目 2023年1月59回 一般 - 専門 - 実技〇


【勉強法含めた合格までの経緯】
1回目~4回目
通信教育を受けて学科のみを勉強して試験に臨んだところ初回は専門に合格しましたが、その後仕事の都合もあり何回か間が空いて受験し、4回目で初めて学科2科目に合格しました。
これまで学科しか勉強してこなかったため、実技の勉強の仕方がわからず、基本的なことから過去問の添削まで行ってくれる藤田塾に入塾しました。

5回目~7回目
5回目はまだ藤田塾の勉強の途中で経験と思って受験しました。
6回目は講義も受け過去問も10年を3回繰り返し、解答の添削もしてもらい受験しましたが、 結果、問題を受動的に問われるまま解いているだけでその意味や全体の流れなど全く把握できない状態でした。
7回目は仕事が繁忙になり学科のみ受験して合格。

8回目~10回目
会社を退職したため、ここからは勉強時間の捻出は楽になり、8回目で再度過去問10年を3回繰り返して臨みましたが不合格でした。
気圧配置や季節感などがしっかり身についていない。
初見の問題の理解が遅く指示を正確に把握していない。
の反省点があり、他の予備校の試験対策講座を受講しました。気圧配置などは理解が深まったと思い9回目を受けたが不合格でした。10回目は学科と実技を受け学科のみ合格。

11回目~15回目
ここまでくると少し途方に暮れました。
季節感や気圧配置は頭に入ったつもりでも、いざ本番の試験になると凡ミスが多い。計算を間違える。問題の指示を理解して解答していない。はじめは把握していた問題の流れをいつの間にか見失い、前問の回答の意味することを認識できず次の問題が解けない。そして時間が足りない。

対策として、問題の理解や指示内容を理解して考える部分は、初見の問題で時間がかかるのは仕方がないと考え、それ以外の以下の項目の精度向上と時間短縮を考えました。
・低気圧の中心位置、前線の位置、雲域などを他の天気図に写す作業
・天気図上の長さを図る。距離、速度、前線面の傾きなどの計算
・海里→Km変換、ノット→時速・秒速の変換
・SSI、補助等圧線、前線解析、強風軸解析などの作図
 それぞれの作業を見直し、手順を明確にし、変換表を作って覚えてしまえるところは覚え、計算はまず全体の式を作って約分の仕方を工夫するなど、自分なりの手順を作りました。この部分はトレーニングだと思い自分で問題も作り繰り返しました。
また、初見の問題の理解や指示になれるために模擬試験を受けたり模擬試験の問題集も実施したりしました。
なかなか結果はついてきませんでしたが、毎回、前回よりは少し良いのではと感じていました。
第59回試験も実技2の問題は最後までたどり着かずあきらめていましたが合格していて驚きました。


【最も効果のあった勉強法】
前項で書いた、作業や計算の部分の習熟度を上げ、設問の理解や考える時間を少しでも確保しようと考えたことです。
また、模擬試験を受けることも自分のレベルを知ることができることと、初見の問題を解くことができるという意味で重要だと思いました。


【学習時間】
会社員の時は朝出勤前にコーヒーショップ1時間で学習することと休日の数時間です。
退職後は妻と一緒に介護が必要な両親との同居生活だったので、家族のイベントや対応が必要な事項は最優先で、自分の体力維持のトレーニングやランニングも優先事項です。健康あってこその受験と思っていました。
それでも働いている時と違い勉強時間の捻出に苦労することはありませんでした。
逆に集中力は2時間位しか続かないので、多くても1日6時間位の勉強時間でした。


【モチベーション維持】
10回目を落ちた当りでは「無理かも」と思ったこともありました。
モチベーション維持に関しては2つあります。
1つ目は「気象予報士試験をライフワークにして長期戦で行こう」と決めたことです。
(もちろん、短時間で集中力を高めて一気に合格するのが理想だと思っています。)
市民マラソンの大会に出るのも趣味ですが、走り終わるといつも、目標をもって数か月間トレーニングをしながら健康に過ごすことができたことに、感謝の気持ちが沸き上がってきます。
気象予報士試験も数か月の学習の続け、試験日には最後まで気持ちを途切れさせないように全力で解答する。マラソンを走り終わった時と同じように無事に挑戦できたことに感謝の気持ちが沸き上がってきます。
結果は不合格でも自分のライフワークとして気象予報士試験も脳のマラソン大会と思って受け続けようと考えたことです。
2つ目は、「YOUR LIFE YOUR GAME」(THE RAMPAGE)という歌がありますがその中に、「あきらめるまで、決まらない負け」という歌詞があります。あきらめたら負けは決まるが、あきらめなければ何度落ちでも負けは決まらない。この言葉に勇気づけられました。


【藤田塾】
気象予報士試験の実技に試験の基本の教えてもらいました。
特に解答を3回以上添削してもらい、不明点は質問し速やかに回答していただくこと、そして最大のメリットは、その言葉は「慣習的でない」とか「耳慣れない表現」であるとか、「正解の範囲内と判断します」とか、1人では決して気付かない部分の指摘や判断をしてもらえることです。
他の学習塾や模擬試験も受けましたが基本は藤田塾の勉強で藤田塾なくして合格はなかったです。
以上




Pikaさん(男性・30代・マスコミ関係・関東甲信地方)の合格体験記


藤田先生、そして、万全の態勢で試験に臨ませてくれた家族に感謝を捧げて。

皆さんは答案添削を依頼していますでしょうか?
最初の質問のメールをどう送ったら良いか、考え込んでしまってはいませんか?

問題を解く→答え合わせをする→動画を視聴する(解説文を読む)、の後に「どんなふうに添削を依頼したら良いのだろうか?」と勉強当初に思いましたので、合格体験記の中でも意外と見たことがない!?メールの文面を以下に記します。


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【添削依頼】H30-2-1
藤田真司 様

いつも大変お世話になっております。
主に記述部分のご添削をよろしくお願い致します。
解説動画の中のよくある間違いばかりでまだまだだなと感じます。

問1(2)①②で問われる図5の風向ですが、
地上から900hPaに掛けては順転
そこから850hPaに掛けては逆転と
認識しましたが、
解答部分は、地上と850hPaを比べて
どっちに回転しているかを読み取れば良かったのでしょうか?

引き続き、よろしくお願い致します。

※添付:解答用紙の写真
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私が意識していたことは、以下の3点です。
①件名に【添削依頼】和暦(年度)-試験回-実技回のように教材に出てくる形で、どの回の問題かを記す。
②解説動画を視聴した上で、残った疑問を記す。
③記述部分の添削により、答え方のニュアンスを掴む。

今後、依頼される方の参考になればと思います。
自分の中の決め事、定型を作ると、後で見返す時にも便利です!
実際には、答え合わせの時に感じていた疑問点は、解説動画の中でほとんど解消されるので、質問を書かず、記述部分の答案添削を依頼することもありました。


どんな質問にもバシッと答えてくださる藤田先生は頼もしかったですし、試験の独特な言い回しの習得や自身のクセの修正に役立ちます。返信をいただくことがモチベーション維持にも繋がります。

今更ですが「藤田先生的にはどんなメール、どんな質問の書き方だったら答えやすいか!」というのをお聞きしていれば良かったですね。


【受講プロフィール】
2022年5月入塾。(実技のみ)
2022年1月の試験で学科試験に合格(自己採点で一般11点、専門12点)も、実技試験の独学開始から約2か月で挫折。
分からないことが分からない状態に危機感を覚え、「学科免除期間内で受かるためには、勉強の道筋を付けてもらうしかない」と考える。
2022年8月の試験(添削依頼風に書くと、R4-1-1、R4-1-2)は、解答時間も、2題続けて解く体力も足りず、不合格を確信した。
ここまでの演習量は、たったの11題。
過去問を解き始めてから、通勤の合間や寝る直前などに準備編を視聴し直し、「あぁ、こういう意味だったのか!」と、最初の視聴では自分の中でサラッと流れていった部分にこそ再発見が多く、知識の定着を感じられた。

「過去7〜8年分の問題(28〜32題)の徹底理解」の重要性を肌感覚で理解できるようになったのは、試験1か月半前の2022年12月中旬。
オプション教材を購入して令和に入ってからの問題を解いたが、「過去問は近い方から解き始めるべきだ」と、あの時の自分に言いたい。

結局、2023年1月中旬に1周目の演習終了。
2周目を普通に解いていたら試験に間に合わないことが明らかで、「問題と図と白紙の答案用紙を見ながら答えを思い浮かべて、すぐに解答・解説を見る」という荒技に。(字が汚いのでノートなどは一切まとめていません。)
これにより、1日で8題解くという脅威的なスピードで、答えではなく、着眼点と表現の仕方を染み込ませた。

勉強時間を記録するアプリによると、2021年9月から2023年1月の受験までの勉強時間は350時間余り。(うち、入塾後は約200時間)




Wさん(53歳・学習塾経営・北海道)の合格体験記


【受験歴】
第44回試験から連続16回受験し続け、第59回試験で合格しました。
第55回試験の結果判明後から、藤田先生の実技講座を受講しています。
学科免除を↓で表しています。

44回 一般× 専門○ 実技×
45回 一般○ 専門↓ 実技×
46回 一般↓ 専門↓ 実技×
47回 一般↓ 専門○ 実技×
48回 一般○ 専門↓ 実技×
49回 一般↓ 専門↓ 実技×
50回 一般↓ 専門× 実技×
51回 一般○ 専門× 実技×(学科免除なし)
52回 一般↓ 専門○ 実技×
53回 一般↓ 専門↓ 実技×
54回 一般○ 専門↓ 実技×
55回 一般↓ 専門○ 実技×(結果判明後に入塾)
56回 一般↓ 専門↓ 実技×
57回 一般○ 専門↓ 実技×
58回 一般↓ 専門○ 実技×
59回 一般↓ 専門↓ 実技○


【気象予報士を目指すきっかけ】
大学は理学部数学科卒で、卒業後から現在まで、主に高校生に数学と物理を指導しています。
指導歴が長くなるとともに、「生徒は常に新しいことを学び続けているのに、自分は努力もせずに経験でカバーしている」「勉強や生徒に対する謙虚さを失いつつあるのではないか」との思いが強くなっていました。
自分に予備知識がゼロであることと、ある程度の難易度と知名度があることから、気象予報士試験合格を目指すことにしました。
また、天気は多くの人が気にすることであり、コミュニケーションをとるきっかけになるかな、との思いもありました。


【勉強時間】
明確な時間は記憶しておりませんが、前半5年ほどは、平日1時間、休日2時間くらいです。
無線技士や自転車技士の受験勉強も並行していた時期で、気象の勉強がゼロの日も多かったです。
後半3年ほどは、平日2時間、休日は最大8時間くらいです。
8年間を通して、試験後から発表日までの1か月ほどは、ほとんど勉強していませんでした。


【初回受験】
「ひとりで学べる! 気象予報士試験 完全攻略」の学科と実技のテキストと問題集を購入し、初回受験までの7か月間は、学科のテキストを布団の中に入ってから読むだけの勉強でした。
実技はまったくの手つかずで、試験当日に初めて問題を見ました。
専門の合格基準が9点に下がり、ギリギリ合格したのですが、この合格がなければ、気象の勉強をやめていたかもしれません。


【2~6回目の受験】
2回目の受験でも合格点が下がったため一般に合格し、3回目は実技のみの受験でした。
6回目の受験まで、学科の免除と合格を繰り返していました。
実技は問題文を読んでも、意味も着眼点も分からない、模範解答を見ても、問題文とのつながりが分からない自覚はありました。
今考えると、受験回数が多くなった原因の一つは、学科が合格するのだから、この調子で勉強していけば、まもなく実技も合格するだろうと考えていたことです。
学科合格よりも長い実技合格の坂を、自分はゆっくりだが登っているのだと思っていました。
振り返ってみれば、実技合格は坂の頂上ではなく、壁の向こう側にありました。


【学科免除がなくなる】
自身の受験8回目(通算51回)で学科免除がなくなりました。
学科試験も選択肢に助けられていた感があったので、試験の結果というのは、正直なものだと思いました。
ここで諦めたらこれまでの努力が無になるので、試験勉強をやめようとは思わなかったです。
実技の高い壁の前にしっかりした足場を組んで、ジグザグと着実に登ろうと考えを改めました。


【藤田先生の実技講座受講】
問題文と多くの資料を行ったり来たりすることや慣れない気象用語を瞬時に組み立てて記述すること、
自分の書いた答案が正解なのかどうか自分では判断できないことにストレスを感じていました。
資料において、確実にピックアップする要素と切り捨てる要素の選別にも悩んでいました。
12回目の試験後、一人での勉強に限界を感じ、藤田先生の実技講座の受講を開始しました。
塾の活用法は後に述べます。


【最終受験において】
実技のみの受験だったのですが、実技1は、時間がわずかに足りなく、2問ほど当てずっぽうに書きました。
実技2は、まったく時間が足りず、記述問題2題は空白、語句を埋める問題も3題くらい空白でした。
時間配分を考え、途中の問題を飛ばすことが苦手で、合格した回でさえ、最後まで解き終わっていません。
最終受験で初めて行ったことが2つあります。
一つは、コンパスを持ち込んだことです。
何となく苦手意識があり、直定規のみを使っていました。
エマグラムにおける湿潤層の高度を求めるとき、気象要素の時系列図における気温や気圧の変化量を求めるときなどに用いました。
もう一つは、資料を点線から切り離さずに、注意事項や問題文の書かれた3枚だけを外しました。
ホチキス止めされたままの資料の参照したいページに、1枚でも挟める指先大のペーパークリップをつけました。


【受験勉強の時間の捻出方法】
仕事が平日の午後からなので、時間にはゆとりがある方です。
毎日の生活に気象の勉強を組み込む方法は、人それぞれだと思います。
やると決めたことは毎日必ずやろう、と思っていても、仕事や生活をしていると、計画通りの実行は難しかったです。
「絶対合格したい」という気持ちが、勉強時間を捻出してくれると思います。


【最も効果があった勉強法】
これはズバリ、過去問の演習です。
実技試験は、同じテーマの問題をまとめて解きました。
「補助等圧線の作図」「トラフ解析」「SSI算出」「擾乱の移動距離・速度」など、過去問をテーマごとに印刷して、集中して解きました。
よく出題される小問を確実に短時間で解けるように繰り返しました。
学科は、一般の法規4題の完答を目指し、専門では数値予報について、特に力を入れました。


【挫折しそうになったときの対処法】
準備不足の回もありましたが、間を空けず受験してきました。
勉強の気分が乗らないときは、音楽を聴いたり、一人カラオケ、サイクリングに行ったり、ドラえもんの学習書を読んでいました。
対処法ではないかもしれませんが、「受かるはずがないと思っている人を見返したい」「自分に負けたくない」との思いが消えることはありませんでした。


【塾の活用法】
実技講座を2年受講しておりました。
メールでの質問は5回ほどさせていただきましたが、先生が答えにくい質問になっていないかなど、メールを送る際に考えてしまい、自分はあまり利用していない方だと思います。
テキストと講義内容で十分理解できました。
精緻なテキストと嚙み砕いた先生の講義、講義以降に実施された過去問で教材は十分です。
講義は、藤田先生が問題文をどのように解釈しているかに重点を置いて受講すると良いです。
問題の文章にヒントがあることも多く、設問の存在自体が後ろの問題のヒントになっていることもあります。
過剰と思われるくらい、問題文の語尾などにも敏感になることが大切です。
「現在の状態だけ」を答えるのか、「現在までの変化」も含めて答えるのか、など、講義で詳細に説明してくださっております。
僕は受講して4、5周目くらいから記述のポイントが把握できるようになりました。
作問者に会うことはできませんが、作問者が何を答えて欲しいのかを、藤田先生が代弁してくれています。
問題文や資料のどこに着眼しているのかに重点を置いて受講してください。
藤田先生の感性に近づいていけば合格は近いです。


【最後に】
試験監督員の説明や変化を覚えてしまうほど、受験を重ねてきました。
諦めずに藤田先生に寄り添って勉強していけば、必ず合格できます。
僕は実技のみの受講でしたが、学科も受講されることをお勧めします。
講義を受けて、藤田先生の分身となり、試験場に向かってください。
藤田塾の受講生の皆さんを、心より応援しております。




Xさん(男性・40代・自営業)の合格体験記


勉強歴
1 2021年6月~8月
  とあるきっかけから勉強開始
  ネット上で評判のよい藤田真司の気象予報士塾の学科講座を申し込みました。
  講義内容は教養としても興味深く、いっぺんに一般、専門の講義を一通り聴きましたが、8月の試験には間に合わないと思い学科一般のみに絞って受験することとしました。
 しかし、学科の一般に絞っても結局1点足りずに不合格となりました。
  なお、学科専門、実技は不受験でした。
  
2 2021年9月~12月
基礎的な理解が不足していると思い、学科の一般、専門について藤田先生のテキストをもとにノートをマインドマップで作成しました。
  また、問題演習として、他社刊行の一問一答の問題集(過去問ではない)を 使用して知識の確認をおこないました。
 
3 2022年1月~5月
  仕事も私生活も忙しく、ほとんど勉強できず、気象予報士試験のことは頭から無くなっていました。
  
4 2022年6月~8月
  思い直して受験を続けることとしました。
  昨年作成したノートの読み返しと一問一答を解いて知識を取り戻しました。
  8月ころになって過去問にとりかかり、何とか2周して試験に臨みました。
  結果、一般知識13点、専門知識12点で合格し、実技は不受験でした。
  
5 2022年9月~11月
  昨年のうちに買っていた藤田先生の実技講座を聴き始めました。
  しかし、いざインプットパートを終え、演習パート(過去問)に入ると一問を解くのに時間がかかりすぎました。
  今思うとそれでも過去問演習を続けその中で知識を得るべきだったのでしょうが、私はどうしても体系順に並んでいないものを学習するが好きではなく、ネットの記事や実技に関係する書籍を買い知識を固める勉強をしました。
  ただ、この期間思うように実力がつかず学習効果が低い勉強をしてしまったと、受験後合格発表前は悔やんでいました。
  
6 2022年12月~2023年1月
  実技講座の演習パート(過去問)に着手しました。
  実技の知識を固めたつもりでしたが、前述のように学習効果の低い勉強をしてしまい大した実力も付いてなかったので非常に時間がかかり、最初は大問1題(実技1等ではなく、「問1」)を解いて復習するのに、1日を要しました。
ただ、徐々に、スピードがあがり1月第1週ころには、平成28年1回から令和4年1回までの過去問を1周しました。
  それから、試験まではどうにか2周しました。


その他
1日あたりの勉強量
  平日 30分~1時間(ただし、実技直前期は2時間程度) 
  休日 3~4時間
  
② 勉強時間の捻出法
スキマ時間を最大限活用しました。

③ 最も効果があがった勉強法
  学科:大多数の方が過去問の重要性を説きますが、私個人的には、過去問は、体系順になっておらず、試験直前期以外はあまり使用しませんでした。
むろん、本試験独特の問い方に慣れたり自分だけが知らない知識・解法の漏れを防ぐために近時の問題については一定程度こなさなければならないと思いますが、私としてはあくまでも直前の調整のために使っていました。
  実技:実技は、作業的な要素も多いので、実際の問題演習でこの作業スキルを上げるよりないと思います。問題演習はやはり過去問を越える素材はないと思います。また、知識の対象として、純粋な気象知識のほかに、「この問いについてはこの図を見て判断する」といった試験対策的な知識もあり、これは問題文で指示されているものの、試験中に問題文を熟読する時間はないので、過去問を解いて身につけるのが一番かと思います。

④ 挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
  実技の問題が最初解けなさすぎてくじけそうになりました。
  特に天気図がまったく読めませんでした。
  しかし、藤田先生が、「私たちが時計の針を見て分単位で時刻がすぐにわかるのは、子どもの時から見続けているためであり、天気図も見続けていれば読めるようになる」とおっしゃっていたのには大変勇気づけられました。

⑤ 藤田真司の気象予報士塾の活用方法
 ・テキスト
  市販の参考書より、一見薄いかなと思うのですが、合格するには必要十分な内容です。また、テキストの一文一文の表現も過去問や定評のある書籍等根拠がしっかりしたものをベースにしているように思えました。
  また、アップデートが頻繁なのも安心できます。
テキストを通読する使用方法のほかに、PDFデータで検索したい語ごとに勉強するのがよいと思います。


  ・講義
   2倍速で何度も聴きました。聞く度に新しい発見があります。
藤田先生の話はとても論理的かつ疑問に思うところを先回りして説明してくださるので理解が大変進みます。藤田先生の話を聞いても完全に理解できないところは、そういうものだと思い深追いしないことにしました。


  ・質問
    質問は、実技試験の学習の際、最後の2ヶ月くらいの間、頻繁にさせていただきました。
  今思うと的外れな質問も多く、先生にはご迷惑をおかけしましたが、迅速かつ真摯にご回答いただき深く感謝しています。
   今回は時間がなかったため、添削を依頼することはありませんでした。




AAさん(女性・40代・気象会社勤務・東京都)の合格体験記


私は仕事のスキルアップを目的に気象予報士を目指し始めました。
23度目の試験でようやく気象予報士試験に受かることができました。(22回は落ちたことになります。)
受かった時は涙が止まりませんでした。
ここに合格体験記を書かれていらっしゃる方で、これほど長くかかった方はおられないと思います。
体験記を書くのさえ恥ずかしい気持ちです。でも私のように長く苦しんでいる方が、もしも、いらっしゃるのなら読んで一人じゃないと感じて頂けたら幸いです。
私は落ちる回数が増えれば増えるほど、受からない限り報われることはなく、報われたいがためにしがみついて頑張り続けました。
藤田塾での勉強は目から鱗の連続で、勉強が楽しくなりました。
今まで受かったことのない学科が取れ、実技も段々分かるようになりました。
しかし、実技がどうしても受かりません。藤田先生の講義がこんなに分かりやすいのになぜ受からなかったかを、自分なりに検証しました。
やってもやっても自分に自信が持てず、本番の実技試験はいつもいつも手がしばらく震えて思うように字が書けませんでした。
勉強の時は全くそんなことはなく、内容も理解でき、質問はほとんどありませんでした。
手が震えれば震えるほど焦り、焦るがゆえに問題の読み込みが甘く、回答内容の書き漏れや、別の時間の予想図を見て回答するなど、自らのミス連発で合格点から遠ざかっていました。
また、難しい問題を飛ばすことがいつもできず、粘ってしまい、分かる問題を空欄のままにして試験が終わることが多くありました。
弱点が分かっていても改善されないまま、同じことを何度も繰り返し、ずっと足ふみ状態でした。
また、私は夜勤勤務もある仕事をしています。会社の他にも仕事も持ち、勉強時間の確保や体調管理など苦労が多くありました。
空いている時間は、すべて勉強に費やしました。どうしても受かりたい一心で諦めず迎えた第59回試験でした。
今回59回で合格できた理由は、弱点が解消したことにあると思います。具体的に3つほどあったかと思います。
まず1つ目は58回試験の直前にコロナに感染したことで健康であることのありがたさが身が染みたことです。
以前も入院&手術をしたりと体調がよくないことはありましたが、試験直前はショックでした。
試験前日に隔離解除となったものの、体力が回復しないまま受けた試験はボロボロでした。10日間も日の光に当たらずにいた中、夏の昼間の太陽と暑さが体に堪えました。
また試験会場のクーラーが利きすぎて、手がかじかんでペンも持てなくなりまた。健康が何より大事だと感じました。この経験をもとに、健康で受けることができることへの感謝と、健康な体と頭なら必ず解けると自信になりました。
そして2つ目はちょっとでも焦りかけたら、深呼吸することです。簡単なことなのに今までやったことがありませんでした。逆に息を止めて試験問題と向き合っていました。私はできる!落ち着いて!と深呼吸。自然と冷静さを取り戻すことができました。
最後の3つ目は、問題を読み終えて5秒たっても、ピンとこない問題は飛ばすことです。先に進んでからまた戻ればいいと言い聞かせて、確実に取れる問題から埋めました。
実際は戻っても書き終えないまま試験は終了しましたが、飛ばしたことで確実に取れる点は取ることができました。
もっと早くそうしておけば良かったのかもしれませんが、なぜかできませんでした。受からないことは私に与えられた必要な試練だったと思います。
こんなにかかってしまったのですが、これは私の頭の悪さと極度の緊張が問題です。藤田塾は本当に本当に分かりやすかったです。
勉強開始からのDVDは何度も何度も見られることが良かったです。専門は予報精度の向上で内容がアップデートされていきましたが、藤田先生は困っている私に新しい内容の資料を提供して下さいました。
こんなに受からない私を最後まで全力でサポートして下さった藤田先生に感謝しきれません。本当に本当にありがとうございました。この御恩は一生忘れません。

余談ですが、
学生時代、車の運転免許を取るための仮免で3回落ちたことを思い出しました。やはり極度の緊張が原因です。教習で一度もミスをしなった私が、本番でミスをしたら立て直せませんでした。
教習の先生方も失敗したことがない生徒に首をかしげていました。
車の免許も気象予報士の資格も失敗と挫折を何度も繰り返してようやくと取ることができました。
これで気象の仕事をする上で、やっとスタートラインに立てます。自分を信じて、これからは人の為になれるよう気象の仕事に励んでいきます。
藤田先生、本当に本当に長い長い間、お世話になりました。心から感謝しています。ありがとうござました。




ABさん(男性・30代・公務員・宮城県)の合格体験記


【受験のきっかけ】
 官公庁で道路行政に携わっており、現在は道路管理の現場を担当しています。日常業務に加えて、大雨で規定雨量に達した場合には道路の臨時巡回、また冬季は除雪車・凍結抑制剤散布車を稼働させるなど、道路維持業者と連携しながら災害対応にもあたっています。
 3年前から道路管理の現場に携わって以降、福島県沖の地震が相次ぎ、その度に大雨警報・注意報で暫定基準が運用されたことを受け、臨時巡回の規定雨量が引き下げられました。そのため巡回の機会が増え、規定雨量に達しないかどうか雨雲の動きを気にするようになりました。

 また休日はドライブや旅行など外出するのが好きということもあり、天気予報についてもともと気になっていました。ちょうどコロナ禍で外出する時間も減り、今後のキャリアアップのために仕事以外でも何か生活に役立つ資格が取れればと考えていました。

 このような経験を重ねていくうちに、天気についてもっと知りたいという思いが自然と生まれていったことが受験のきっかけです。


【受験歴】
2021年8月 勉強開始
第57回(2022年1月) 一般〇 専門〇 実技×
第58回(2022年8月) 一般免除 専門免除 実技×
2022年11月 藤田塾に入塾
第59回(2023年1月) 一般免除 専門免除 実技〇


【入塾まで】
 初めて受験した第57回は、まずは学科に一発で合格することを目標としました。参考書や過去問を使いながら取り組みましたが、理系の大学を卒業していたこと、また日常的に気象情報に目を通すことにより独学で頑張れると判断し、目標通り一発で合格しました。
(学科を受験される皆さんにはあまり参考にならず申し訳ありません)

 学科が免除となった第58回に向けても、引き続き参考書や過去問を使いながら独学で取り組みました。しかし今思うと第58回は勉強不足で、配点の低い問題の取りこぼしも目立ち不合格でした。
 第59回まで学科が免除となるので、そこで合格できるよう引き続き取り組みましたが、独学では記述の答案がどこまで合っているのか?自分だけでは分からないので次第に限界を感じ、添削を受けてもらいたいと考えるようになりました。記述の添削が受けられる講座を探す中で、これまでの実績や何度でも添削していただける点、そして費用面などからも判断して、藤田塾に入塾することに決めました。


【活用方法】
 入塾したのは11月半ばで、第59回本番まで2ヶ月余りでしたが、先生が強調されている「過去7~8年分の問題の徹底理解」に絞るという、実技の合格に向けた目標が明確になりました。

 まずはテキストを主に片道1時間半の電車通勤の合間に読み込んでいきました。  動画は自宅・図書館・カフェなどの落ち着ける場所で、毎回1講座分を倍速で一通り視聴し、テキストを読んだだけでは分からなかった点があれば書き込んでいきました。
 過去問は「過去7~8年分の問題の徹底理解」を目指して、この期間分を繰り返し解くことで、問題の傾向を掴むだけでなく、躓くポイントを洗い出していきました。より効率的に理解できるよう、試験問題は別途印刷し、図表に解答のポイントを書き込んだものをファイルに整理して時間のある時に目を通していきました。
 添削は12月以降、5回ほどお願いしていただきました。自分の答案が適切かあるいは不十分か、また質問した疑問点も含めて翌日には先生からご指摘いただいて大変助かりました。入塾前に想定していたよりも添削していただいた回数は少なかったのですが、受講しながら過去問を理解していくことで、本番前には答案が適切かどうか、添削を受けずとも自らある程度判断できるようになったと感じています。


【最後に】
 最初は主に記述の添削を目的に入塾した藤田塾ですが、テキストや動画を受講することで、独学だけでは分からなかった、実技試験合格へのポイントをいろいろと教えていただきました。その中身が濃い分、特にテキストは市販の参考書と比べてかさばらず、長時間の通勤で持ち歩くにも助かりました。

 今回の第59回試験では三角定規の使用を巡る不適切な対応があり、別途の合格基準が設定されました。自分の受験した試験室も該当していましたが、それに惑わされずにこれまでに取り組んできたことを思い出しながら、無事合格することができました。
 実技1は大きな取りこぼしもなく解答できた一方、実技2は特に後半を解く時間が足りず、前線の作図や記述で取りこぼしが目立ってしまったことが心残りです。無事合格して気象予報士となったとはいえ、まだまだ実力が足りない証拠ですし、資格の名に恥じないよう、これからも知識の研鑽に努めていきたいです。

 藤田先生には2ヶ月ほどの短い間でしたが、大変お世話になりました。この塾を受講したことが、合格への最後のひと押しになり本当に感謝しております。

 最後になりましたが、この体験記が、これから気象予報士試験を受験される皆さんに少しでも参考になれば幸いです。




ACさん(女性・30代・フリーアナウンサー・東京都)の合格体験記


【受験歴】
2021年2月勉強開始
第56回試験 一般:○・専門:○
第57回試験 未受験(学科免除延長)
第58回試験 一般:免除・専門:免除・実技×
第59回試験 一般:免除 専門:免除・実技○


【勉強を始めたきっかけ】
放送局で働いていたこともあり、気象に関して関心があったものの、私は文系で、合格率5%の資格なんて取れるはずがないと思っていました。
しかし、気象予報士の友人に、勉強すればいつかは取れる資格だと背中を押され、勉強を始めることにしました。


【勉強量】
学科試験→1日3〜5時間
実技試験→1日3〜10時間
(最後の1ヶ月は1日8時間前後と追い込みました)

合計:約765時間

ただ、やる気が起きなかったり、体調が悪かったりした日は、全く勉強しない日もありました。
特に妊娠し、つわりで何もできなかった半年間。学科の知識はほぼ忘れ、最初から勉強することになってしまいました。
もし何も勉強しない日があったとしても、できれば間隔を空けない方がいいと思います。


【使用した参考書や過去問】
・「イラスト図解 よくわかる気象学(第2版)」
・「イラスト図解 よくわかる気象学(専門知識編)」
・精選問題集
・藤田先生の実技試験対策講座の教材
・過去問(直近のものはネットから印刷)


【学科試験】〜独学〜
イラスト解説のついた一般科目の参考書「イラスト図解 よくわかる気象学」を購入し、独学で勉強しました。
私は文章だけだと理解できず飽きてしまうだろうと思っていたので、イラスト付きにして正解でした!

とはいうものの、理解するのに、何度も同じページを行き来しながら、1周読んだあと、2周目はノートにまとめました。
その後、精選問題集を購入して問題を実際に解きました。しかし、はじめは問題文の意味も、解説を見てもさっぱりわからず、やる気を何度も失いましたが、わからないときは、参考書を読み直し、少しずつ理解していきました。
精選問題集の他に、過去5年分(10回分)の過去問も集めて、解きました。

専門科目も、同様のイラスト付き参考書「イラスト図解 よくわかる気象学【専門知識編】」を購入し、1周読みました。

初受験の第56回試験では、一般科目のみ合格を目指そうと思っていたので、専門科目の過去問はほぼ手をつけない状態で臨みましたが、奇跡的に一般も専門も11点で合格することができました。


【実技試験】〜藤田先生の講義受講〜
一通り講義を視聴した後、過去問に取り組みました。過去問8年分【32題分】を2周したうえで、間違えた問題だけ解くのも1周しました。

最初の頃は1題分解くだけで、3時間以上かかり、解説を見て、納得するまで何日もかけてしまうこともあり、合格には程遠いなと思いつつ、一つ一つ積み重ねていきました。

勉強をしていると、東と西をなぜか逆に書いてしまうミスや、等相当温位線や高相当温位といった言葉を曖昧に理解しているなどの自分の癖が分かっていきました。
また、聞かれていることだけを答えることも意識していくと、ある程度、解答にある記述の文章を書けるようになっていき、あるところから、「あ!これ前にも似たような問題あったな」と、少しずつ解く時間も短くなっていきました。

メールでの質問は、藤田先生の講義はとても分かりやすく、すぐに納得できたので、講義範囲内の過去問に関しては質問せず、講義範囲外で自分で調べてもわからなかった過去問の質問と、記述の添削をしていただきました。

実技勉強を始めた頃は質問するための知識すらなかったので、実際に質問したのは合格した第59回試験の3ヶ月前くらいからでした。

逆に考えると、この頃からやっと知識が付いてきたのかもしれません。


【受験した実技試験について】
第58回試験のとき、出産して2週間。
正直勉強が足りていないこともわかっていましたし、満身創痍でしたが、会場の雰囲気を感じるために受験しに行きました。結果、案の定、不合格。でも、試験時間の感覚などを実感できたので、受けてよかったと思っています。

第59回試験のときは、産後5ヶ月のときに受験。
仕事・育児をしながらの試験勉強は想像以上に大変ではありましたが、学科免除期間がきれてしまうことと、我が子ともっと遊ぶ時間を作りたいという気持ちを強く持ち、寝る時間を極力削って、必死に取り組んだ結果、合格することができました。

やはり、なにかモチベーションとなることや目標があると、気持ちを奮い立たせることができるのではないかと思います。

そのモチベーションの一つが、合格体験記を読むことでした。
集中力がきれてしまったときなどに、合格体験記を見ることで、皆さんも勉強できなかった日や、難しいと思うところがあった中でも合格されているのだと知ることができ、気持ちを切り替えて勉強することができました!

自分1人では合格することができなかったと実感しています。本当にありがとうございました!




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