気象予報士試験の勉強につまずく5つの原因と解決策
就職や転職のため。今の仕事の幅をさらに広げるため。趣味のため。気象予報士資格を目指す方々の動機はさまざまですが、最近における試験の合格率は5%を下回ることが多く、かなりの狭き門です。それゆえに、合格に至らずに途中で勉強から遠ざかってしまう方もおられます。受験勉強が上手くいかなくなる理由は何でしょうか。2005年から気象予報士試験の対策講座を開いている藤田真司が分析した結果と、それに対する当塾からの提案をご紹介します。動画でご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。
1.勉強時間を確保できているか?
受験勉強で「効率性」を考えることは大切です。ただし、いかに効率性を高めても、必要とされる勉強量そのものは変わりません。簡単な数字で例え話をしますと、合計で1000の勉強量が必要であるとき、1時間で1の勉強ができれば、全部の学習を終えるのに1000時間を要します。ここで、もし1時間での勉強量が2になれば、全部の学習を終えるのに500時間で済むことになります。
ただし、必要とされる勉強量は1000のままです。いろいろな工夫をすることで、学習効率を1.5倍や2倍にすることはできても、10倍にすることは非現実的です。よって、勉強時間を極端に減らすことはできないのであり、何だかんだ言っても、一定以上の勉強時間は必須です。
日々忙しい受験生にとって、試験勉強のためのまとまった時間を確保することは簡単ではなく、多くの受験生の悩むところとなっています。
→藤田真司の気象予報士塾からの提案
この試験勉強に取り組む方々の多くは、「専業」ではなく「兼業」という形で、気象予報士を目指しておられます。仕事・家事・学業・育児・介護などに日々取り組まれている中で、さらに資格試験の勉強を行っておられるという高い向学心をお持ちの方が多いです。
しかし、忙しい中でも、ちょっとした細切れの空き時間であれば、1日の中に幾つか見つけられるのではないでしょうか。例えば、通勤や通学で朝晩を満員電車の中で過ごす時間があるとします。片道45分であれば、往復1時間半です。つり革を握って車内で立っている状態では、新聞や本を広げることさえ難しいですね。そこで、ポケットからスマートフォンを取り出して、ニュースをチェックしたり、Webページを閲覧したり、SNSの返信をしたり、ゲームをしたり、動画を見たり、音楽を聞いたりされる方が多いと思います。
もし、この時間を受験勉強を変えられるのであれば、満員電車は自分だけの教室(学び舎)になります。当塾のインターネット受講では、スマートフォンで授業を受けることが可能です。混雑した車内でも、スマートフォンからイヤホンを通して講義を受ければ、耳から情報を入手できます。今まで活用できていなかった時間を、学習のために投入することで、忙しい中でも少しずつ受験勉強を進めていけることでしょう。
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■KMさん(男性・50代・地方公務員(技術職)・第61回試験合格)の合格体験記より
平日は朝4時半から6時まで机の前で主に過去問の記述を勉強し、また通勤の交通機関内で藤田塾の動画視聴や天気記号などの暗記ものを中心に30分程度勉強しました。
また、休日は用事がないときは過去問を中心に4~6時間程度勉強しました。
平日は仕事で帰宅時間が遅くなる場合があるので確実に時間を確保できる早朝を勉強時間に充てました。これはほぼ欠かすことなくやりました。
■ユキマさん(男性・39歳・薬剤師・福島県・第61回試験合格)の合格体験記より
平日は1日2時間程度。木、土曜日は半日勤務のため職場に残り、月に4回ほどプラス2時間。
まとまった時間がとれるのは仕事の昼休み中の30分と、帰宅してから皆が寝静まった後の1~2時間ほど。
休日は毎回ではないが、朝早めに起きて1~2時間、月に1回は1日通して5~6時間。月に40~50時間は勉強したとおもいます。
2.「独学」にこだわり過ぎていないか?
一般に、書物だけで勉強することを「独学」と呼びます。本を読んで内容を理解することも大切な勉強ですが、双方向のやり取りはできません。このため、書物に書かれた内容について、自分が正しく理解できているかどうかを検証する方法が限られているのは、1つの制約であると言えます。難易度の高い気象予報士試験を、できるだけ短期間で合格するためには、読解を通した学習に加え、音声や映像による学習も有効です。さらには、講師とのやり取り(質疑応答)を行うことで、理解の正確性を確認しながら学びを進めていくほうが効率的です。実技試験の勉強についても、自分が書いた答案内容が適切であるかどうかを、添削を受けることによって確認していったほうが、学習に無駄が無いのです。
「独学」という学習スタイルに対しては、講師から何かを習って学習するスタイルに比べて一段高い価値を置く見方があります。おそらく、「独学」のほうが学習条件が厳しいために、そういった価値観が生じるのだと思います。
ただ、気象予報士試験合格はゴールではなく、あくまでも経過点に過ぎないと考えるのであれば、「独学」に対するこだわりは捨てるべきです。大事なのは学習の経路ではなく、いかにして短期で資格を取得できるか、にあるからです。
私自身も「独学」で気象予報士試験に合格していますが、この言葉自体があまり好きではありません。書物という媒体を通して、間接的に小倉義光先生らから教えを受けて受験勉強を進めたのであり、けっして「独りで学んだ」とは感じていないからです。
→藤田真司の気象予報士塾からの提案
当塾は通信型の塾(予備校・スクール)という形で運営しております。通信教育の長所は、受験生の生活スタイルに合わせて学習できるという点にあります。平日であれ週末であれ、早朝であれ深夜であれ、時間を確保できたときに学習できるのは、通信型受講だからこそです。
今までの勉強スタイルと言えば、小学校や中学校などに代表されるように、「決まった日時に、決まった場所に通って、決まった時間だけ行うもの」でした。でも、本業を持つ受験生の立場からすれば、「空いた時間に、場所を選ばず、好きな分量だけ」行えたほうが良いですよね。
当塾の通信型受講は、インターネットを通して受講していただくスタイルです。スマートフォンでもご受講は可能ですから、移動が多く、ちょっとしたスキマ時間を有効に活用して勉強されたい方にも向いています。
受験生によって、取り巻く環境はさまざまです。1日に30分しか勉強できない方は、毎日30分ずつ講義映像をご覧になれば良いのです。一方、受験勉強に思いっきりエネルギーを投入できる方は、毎日5時間でも6時間でも講義を受講することも可能です。また、必要な箇所を何度でも繰り返して受講できるのも、通信型受講の大きな利点です。
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■Qさん(女性・31歳・専業主婦・富山県・第61回試験合格)の合格体験記より
入塾してみると驚くほど添削のスピードも速く、指摘も簡潔明瞭で、過去問動画も本質を見極めるための解説で、雑談など一切ないのでわかりやすく、文句の付け所がないです。
こんなこと質問してもいいのかな、と思ってもどんどんメールを送ってもいいと思います。
先生とのやり取りの中で次第に思考がまとまっていくこともありますし、なにより質問して答えてくれるという環境は独学では得られない絶対的安心感があります。
疑問もなくなるので活用しない手はありません。私はおよそ一年前に藤田塾の入塾を決めた自分と固い握手を交わしたいです。
■R.Yさん(男性・41歳・総合電機メーカー勤務(設計・開発職)・東京都・第61回試験合格)の合格体験記より
独学で実技試験の勉強をしているときは、記述問題の採点基準がわからず、ひたすら模範解答を覚えようとして効率が悪かったです。
藤田塾に入塾後は、毎日答案添削して頂く中で、本質がわかっていれば正答の範囲内だと判断頂けたので、自信がつき、記述問題のレベルが一気に上がったと思います。
また、藤田先生には疑問点が解消するまで何度も質問させて頂きましたが、都度丁寧にご説明頂けたので理解が進みました。
3.生じた疑問点を解決できているか?
受験勉強を効率的に進めるための秘訣は、疑問点を着実に解決していくことです。「解らない部分」がスッキリと解消されるからこそ、次の段階に進めます。「学習の過程で生じた疑問が解決する」と「次のステップの学習に進むための意欲が生まれる」の繰り返しにより、らせん階段を昇っていくように、実力は高まっていくのです。もし、疑問が解決しなければ、同じ箇所で学習がストップしてしまいますし、理解が曖昧なままで強引に学習を進めると、さらに誤解を重ねてしまうこともあります。いずれにせよ、学習に対するモチベーションの低下につながってしまい、受験勉強から遠ざかる原因となります。「疑問が解決しない」と「学習意欲が湧かない」の悪循環に陥ってしまいやすいのです。
→藤田真司の気象予報士塾からの提案
当塾では受講された講座内容に関するご質問を、当塾が廃業しない限り、お客様が完全合格を勝ち獲られるまで承っております。テキスト教材や映像講義における疑問点や、過去問題演習の過程で生じた疑問点を、講師である藤田真司にぶつけることによって、積極的に解決していただく環境を整えております。受験生ご本人にとってみれば、大きな岩のように見える疑問であっても、講師による一言の回答で氷解するケースもあります。
資格試験の勉強において、生じた疑問を延々と考え続けるのは、時間の浪費になることが多いです。疑問点をサッサと片付けることで、どんどん学習を前に進めていってほしいと思います。
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■空飛ぶいるか さん(男性・46歳・ヘリコプター操縦士・千葉県・第61回試験合格)の合格体験記より
藤田真司の気象予報士塾の最大のメリットは質問回数無制限で、回答メールも迅速であるところだと思います。
私は通算236通の質問メールを送りましたが、その大半は当日もしくは翌日の早朝に返信をいただいていました。
■Cさん(男性・31歳・情報系企業勤務・東京都・第61回試験合格)の合格体験記より
解説が非常にわかりやすく、解いてから自分で模範解答と見比べながら生じた疑問については、なぜこうなるのか(あるいはこうではないのか)という説明がほしい点について必ずと言っていいほど説明を尽くしてくださっているので、結果として質問をせずともほぼすべての疑問が解消でき、理解を深められました。
4.勉強のペースに大きな波はないか?
試験直前になってから、急に慌てて受験勉強に取り組んでも、時間切れです。気象予報士試験の範囲は広く、それぞれの分野から満遍なく問題は出されます。つまり、「ヤマを張る」という勉強は通用しないのであり、ある程度の時間をかけて受験準備に取り組まれる必要があります。試験直前にオーバーワークになってしまうような勉強では、試験後に強い反動が生じて、勉強から遠ざかってしまいます。結果として、3か月とか半年といった中・長期的に見た場合に、勉強量を充分に確保できなくなります。これでは、合格から遠ざかってしまうのは当然のことです。→藤田真司の気象予報士塾からの提案
勉強開始から試験合格までの期間は、どんなに短くても1年は要します。(一部の例外的なスピード合格事例を目にしていますが、極めてレアなケースです。)2年以内の合格であれば、「短期合格」の範疇に入るというのが、私の認識です。ということは、順調に合格を勝ち獲る場合であっても、それだけの受験勉強が必要だということです。
合格を勝ち獲られた方というのは、受験勉強をきちんと続けられた方です。仮に、「1日に10時間勉強する日」があったとしても、それが短期的な奮闘で終わってしまえば、トータルの学習量は増えないので実力は高まりません。「1日に1時間勉強する日」をどれだけ重ねていけるかが重要なのです。インターネット受講の場合であれば、ソファーに寝転びながら15分でもいいから講義を毎日受けることで、少しずつ受験勉強を日々の生活の中に組み込んでいかれることをお勧めします。また、講師と質疑応答を交わすことも、学習習慣を身に付けるためのきっかけになると思います。
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■Yさん(男性・40代・フリーアナウンサー・沖縄県・第61回試験合格)合格体験記より
平日を中心にほぼ毎日メールで添削をお願いし、記憶の新しいうちに返信をくださる藤田先生の存在が、勉強を続ける励みになりました。
■Bさん(男性・40代・サラリーマン(事務職)・九州北部・第61回試験合格)の合格体験記より
この試験は学習期間が長く、忙しくてもいかに工夫して継続できるかが重要だと思いました。
藤田先生の教材はすきま時間でもスマホで視聴できるので大変助かりました。
また、問題演習を充実させ、どんな問題が出ても「これどこかで見たことあるよね」というレベルまで高められるといいなと思いました。
解説動画では類題の説明もされていたので、参考になりました。
5.他の受験生との接点があるか?
長い受験生活の中で、勉強に対するモチベーションが低下することもあります。そんなとき、受験の悩みを共有できれば、受験生活における不安や心配を軽減できることでしょう。もちろん、勉強は一人で行うものであり、仲間の有無に関係なく、その本質は地味で孤独なトレーニングの連続です。だからこそ、短い時間であっても、同じ志を持つ仲間と意見を交換することで、合格へ向かう気持ちを高めていきたいものです。しかしながら、最近の気象予報士試験の受験者数は3000人程度であり、全国で見れば決して多い数ではありません。人口比で言えば、3万人に1人以下です。もちろん、試験会場では受験生が一堂に会するわけですが、試験という緊張した場で、気軽に声をかけるのは難しいのが現実です。
→藤田真司の気象予報士塾からの提案
当塾では年に2回の懇親会を開いています。2時間~3時間という限られた時間ですが、「気象予報士試験合格」という共通した目標を持つ方々が1つの時間と空間を共有し、この試験の受験生どうしだからこそ分かり合える話題に花を咲かせています。
懇親会には飛行機や新幹線を利用して遠方からお越しになる方も多いです。また、当塾を経て、すでに気象予報士となられた方々もよく参加されます。実際に難関試験を突破された方の体験談を直接に耳にすることで、合格へのイメージが高まるという方もおられます。懇親会をきっかけに、SNSなどを通して連絡を取り合う方々もおられます。
「みんなで一緒に合格を勝ち獲ろう!」「いや、俺が最初に合格してやるぜ!」と言い合える仲間がいれば、長い受験生活において、気持ちを支えてくれる原動力になると私は実感しています。
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■Pさん(女性・30代・テレビ局勤務・第61回試験合格)の合格体験記より
気象技術の進歩は速く、すぐに情報がアップデートされていきます。
その速さについていくために支えてくれるのが藤田先生であり、一緒に勉強していく仲間の存在です。
受験で何が辛かったというと、モチベーションの維持でした。
勉強したくない、会場で不安、よくわからない問題…
そんな時に相談できる人が近くにいると、もう一歩立ち止まらず進んでみようという気持ちになります。
■Sさん(男性・44歳・化学メーカー勤務(技術屋の端くれです。)・第60回試験合格)の合格体験記より
実技問題に苦戦し、自分はこんなに日本語が書けないのかと落ち込みましたが、藤田先生に「着目点は適切なので、あとは慣れです」と言っていただけたのが励みになりました。
あと塾の懇親会で先に合格された方に励ましていただけたのも大きかったです。