藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

第50回試験で合格された方の合格体験記


平成30年度第1回試験(第50回試験)では、当塾から19名様の合格者が生まれました。
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原則として原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。

■Pさん(女性・20代・フリーアナウンサー・東京都)
■Qさん(女性・23歳・大学生・東京都)
■Lさん(男性・35歳・気象会社勤務・宮城県)
■Bさん(男性・30代・会社員)
■Zさん(男性・25歳・電機メーカー勤務(職種:動力設備管理)・三重県)
■Cさん(女性・40代・放送局勤務・東京都)
■京男さん(男性・40代・マスコミ関係(放送局勤務)・東京都)
■Aさん(男性・59歳・テレビ局勤務・北陸地方)
■Uさん(男性・47歳・保険会社勤務・神奈川県)
■Wさん(女性・20代・フリーアナウンサー・東京都)
■M.Iさん(男性・62歳・元公務員→会社顧問・関東地方)
■Nさん(男性・26歳・航空関係(シフト勤務)・大阪府)
■Tさん(33歳・フリーター)
■Eさん(男性・52歳・エネルギー会社勤務・群馬県)
■Kさん(女性・24歳・会社員(技術職)・北海道)


Pさん(女性・20代・フリーアナウンサー・東京都)の合格体験記


【受験の動機】
①社会貢献
・地方局で気象キャスターを務め、天気が私たちの生活に密接に関わっていることに改めて気づいたこと と
昨今、異常気象による自然災害の報道を多く耳にしたこと で 気象について専門的な知識を持っていたら 社会に貢献できるのではないかと感じたためです。

②自分の目標
・わたしの夢は おばあちゃんになっても 伝える仕事に携わることなので、そのためには アナウンス技術に加え 何かしら 私たちの生活に必要不可欠な専門的な知識を身につけておくことが大切だと思い、気象予報士の資格をとろうと思いました。


【受験の感想】
わたしは5回目の受験で合格を手にしました。 5回目の試験前は、仕事も忙しく 4回目までよりも勉強時間はかなり少なく不安もありましたが、藤田塾で 気象学の土台を作っていただけていたおかげで、本番慌てることなく 試験に臨めたように感じます。 (5回目の時は 始発の電車で会社に向かい 勤務開始までの2~3時間を集中して勉強、 休みの日は5~8時間勉強しました)


【一般・専門・実技の勉強の仕方】
①一般
わたしは文系でしたので、とくに数理の基礎固めが大切だと思い、藤田塾の講座を受講しました。 一般はとくに 計算問題が多い印象なので、先生の講義をしっかり聞いて、テキストを何回も読み、基礎固めができたら 過去問にとりかかりました。
過去問は まず一回ふつうに解いた後、過去問をコピーし力学や熱力学など分野ごとに ルーズリーフに貼り付けて、自分だけの問題集を作りました。 そうすると、 ただ解いたときとはまた違った角度から 問題をみることができ、 過去よく出ている問題、よく出る単語などが浮き彫りになりました。
当日の試験でも、今まで見てきた問題ばかりだったので焦ることなく解け 合格できたのは このやり方がわたしには合っていたからだと思います。

*わたしが使ったテキスト等*
・藤田塾のテキスト(計算などでわからない部分は何度も読み返しました)
・気象予報士試験精選問題集(10巡以上はしていたと思います)
・らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(暇さえあれば読んでました、こちらも何巡したからわからないほど読み込みました)
・過去問 (H19~最新の過去問まで 10巡以上はしています。 わからない部分がでてきたら毎回藤田先生に教えていただきました)
・気象法規のテキスト
・自分で作った単語帳
・自分で作ったオリジナルノート

②専門
専門は違うスクールで 概要を理解したのち ひたすら暗記をしました。
こちらも過去問の解き方は一般と同様です。

*わたしが使ったテキスト等*
・らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(暇さえあれば読んでました、こちらも何巡したからわからないほど読み込みました)
・過去問 (H19~最新の過去問まで 10巡以上はしています。)
・自分で作った単語帳
・自分で作ったオリジナルノート

③実技
違うスクールでも学んでいましたが、わたしの中でマンツーマンで毎回教えていただける・わからないところを徹底的に解消できるスタイルの藤田塾の講座を受講しました。
まずはテキストをしっかりとみながら先生の講義をきき、その後 過去問にとりかかりました。過去問でも、一般 専門と同様 わたしはオリジナルノートを作りました。この勉強法がわたしにはとても合っていました。

☆実技オリジナルノート作り方☆
a テーマを知る
まずは 過去問をとき、 その過去問のテーマは何か(二つ玉低気圧、南岸低気圧、日本海低気圧、台風 、梅雨前線etc...)を 浮き彫りにする

b 問の研究
毎回テーマの中で聞かれることは同じだったりするので、こう聞かれたら こう を頭に入れるために ノートに書き記していました。
もちろん ただ暗記ではなく しっかりとそうなる理由を頭に入れた上で、本番に素早く答えられるための訓練のようなものです。 (EX 日本海低気圧なら フェーン現象が聞かれるなとか、 台風だったら 温帯低気圧化を答えさせる問題が頻繁に出たりとか、低気圧が発達するための条件 や 寒冷低気圧のしくみ など)

c 何度も読む
ルーズリーフにまとめたオリジナルノートの中身を 頭にいれるために 空いてる時間をみつけては目を通していました。

*わたしが使ったテキスト*
・藤田塾のテキスト
・らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト 実技
・自分でつくった単語帳(雲記号などの暗記のため)
・自分で作ったオリジナルノート
・過去問 (H19~最新過去問まで多分10巡以上はしています)


【おわりに】
①実技の過去問では はじめはかなり時間を要するため 投げ出したくなると思います。そこはぐっと堪えて まずは時間関係無しに解ききりましょう。(又、挫折しそうになったときは 自分の将来的な目標を毎回思い出し自分を鼓舞していました。)
わたしははじめは 自分が何がわからないのかもわからないレベルだったので、 一つ一つ 藤田先生に質問をたくさんしました。 わたしの とんちんかんな質問も 先生は 真摯に向き合い教えて下さり 本当に感謝しています。先生にご指導頂きながら、自分でも過去問をしっかりといていけば、徐々に時間内にとき切れるようになり、満点近くとれるようになるはずです。

②気象予報士試験は頑張り抜けば受かる試験だと思います。
わたしが5回目の試験中、心がけていたことは たとえ初めてみるような問題がでてきても 「焦らないこと」です。 「これほど勉強した自分がわからない問題は 周りの受験者もわからないはずだから大丈夫」と念じながら 解きました。 ただ、終わった後、時間内に解ききったけれども、手ごたえを感じなかったのが本音です。 ですので実技の勉強を続けていた矢先の朗報で、肩の荷が一瞬でおり、安堵感に包まれました。

藤田先生、本当にお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。

これから試験を受けるみなさん、諦めなければ夢は叶います。
最後の最後まで 頑張ってください!!


Qさん(女性・23歳・大学生・東京都)の合格体験記


①勉強時間
計1年、1日平均5時間。試験前は10時間ほど。

②勉強時間を捻出した方法
大学生で、授業はそこまで忙しくなかった為、バイトもしながら合間に勉強しました。
試験前の8月は夏休みだった為、朝から晩まで試験勉強をしました。
アプリで学科の過去問の一問一答があり、電車や寝る前に復習しました。

③最も効果があった勉強法
〈学科〉
量をこなすことにこだわらず、本質を理解することに努める。
学科一般を一回目の受験で落とした原因は、過去問を暗記してしまい、応用が効かない頭になっていたことでした。 その反省から、教科書の細かいところまでちゃんと読み、過去問を解き方から説明できるように勉強しました。

〈実技〉
出題者の気持ちになって、出題の意図を汲み取る。
問題のストーリーを意識する。
ひとつの試験問題には、台風、梅雨などのテーマがあり、それらがどんなことを日本にもたらすのかという大きな答えがあります。 その大きな答えに向かうためのヒントが、問1からの細かい解析、つまり小問たちです。 私は途中で、自分が何を解いているのか分からないと焦る事が多かったため、最初に問題の全てを5分ほどかけて流し読みしました。 すると、問5では関東地方にフォーカスしているから問1の関東地方にある等圧線のくぼみは怪しいな、といったように、問題の伏線が見えてきます。 大きな答えを理解した上で解くと安心してゴールに向かって走れますし、何より速く解けます。 過去問の2週目くらいからがいいかと思います。時間の制約を恐れずに、最初の5分を俯瞰に使ってみてください。

④挫折しそうになったときに立ち直れた方法
2度目の受験の1か月前、実技試験の直前模試を受け、ギリギリで不合格でした。 むしろ今受かって安心しなくて良かったと考え直しましたが、過去問を何度やってもボーダーラインギリギリの得点しか取れず、直前になってスランプに陥りました。 苦手な分野は特に無く、各大問の最後の方に失点があり、詰めが甘いことが原因でした。苛立ちと焦りで挫折しそうでした。 過去問の解説を読み込み、先生の解説をもう一度きき、丁寧に問題と向き合いました。本番一週間前くらいに、問題のストーリーを意識すること、出題者の気持ちになって意図を汲み取ることが出来るようになり、スランプを脱却することが出来ました。

⑤藤田真司の気象予報士塾の活用法
実技試験対策のみ受講しました。
テキストの初めの方にある、試験勉強のコツや注意点などをしっかりと読み、忠実に解きました。
先生はたくさんの生徒を見た上で、陥りやすい失敗の傾向を書いてくれています。
しっかりと読んで、忠実に、書かれていることを守る。意外と難しいですが、それに尽きるような気がします。


Lさん(男性・35歳・気象会社勤務・宮城県)の合格体験記


≪これまで≫
第46回試験 一般×、専門×、実技採点なし【初回受験なので(笑)】
第47回試験 受験せず(じっくり基礎固め)
第48回試験 一般○、専門○、実技×(初めて実技を受験。手が出ないほどではなかった!)
第49回試験 一般免除、専門免除、実技×(ミスが目立ち、悔いが残る試験に)
第50回試験 一般免除、専門免除、実技○(かなり厳しめの自己採点でも、合格基準を超える!)

1、 藤田塾に入ったきっかけ
気象会社に転職することになり、入社直前に気象予報士試験の勉強を開始しました。仙台在住のため、通信講座を検討していました。その中で、特に気になったのが藤田塾でした。藤田塾のサンプルDVDを見て、難しい気象学がすっと頭に入ってきたことを今でも鮮明に覚えています。ここで頑張ろうと即決しました!

2、 勉強方法
藤田塾から送られてくるDVDを1週間に1回しっかりと受講し、知識を頭に入れていきました。まずは学科試験合格を目指して、時間をかけながら丁寧に学習しました。藤田先生の丁寧でわかりやすい説明を聴くのが毎週楽しみでした。途中から過去問も解きながら実力をつけ、2回目の受験で学科試験を克服できました。私は、気象会社で気象予報解説業務を担当していました。天気図等の資料を日常的に解析して、気象庁ホームページを頻繁に閲覧していました。他の方と比べて恵まれた環境にいたと思います。実技試験に関しても、基本はDVDと過去問ですが、実務経験が大いに役立ちました。第50回試験では、実技1、実技2ともに、20分程度時間を残した状態で解答をすべて埋めました。余った時間は見直しに使いました。このスタイルは学生時代から試験で得意としているパターンです。まずは解答をすべて埋めて安心する⇒心にゆとりができた状態で解答を見直す⇒細かいミスに気付き得点アップ!という流れです。時間が足りなくなり解答用紙が埋まっていないと、受験生は焦って作業を進めるため当然誤答が増えます。見直しの時間を確保することも重要だと思います。

3、 勉強時間について
上述したように、普段の仕事が試験に役立ちました。DVDは何回か閲覧し、過去問は最近の問題を中心に、全部ではありませんが数回解きました。藤田先生に質問した回数は、もしかしたら100回を超えるかもしれません。このほか、試験に関係のない気象の質問も何度かさせていただきました。こちらについても回答をいただき、大変勉強になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

4、 モチベーションの維持方法
私は、東日本大震災を経験しました。当時は東京に住んでいて、何もできない自分がそこにいました。20代の頃は、製薬・医療の仕事をしていましたが、信頼される気象キャスターを目指して気象会社に転職しました。感染管理に関する知識などこれまでの経験も活かして、気象・防災のプロを目指していきたいと思います。ここで、みなさんにある言葉を送りたいと思います。これは目標とする気象キャスターの方から頂いた言葉です。「気象キャスターは黒子。情報が主役。」自然災害は止めることはできませんが、情報で人を救うことはできます。つまり情報が主役なんです。自分が主役ではありません。謙虚な姿勢で、正確でわかりやすい情報を届けられるように、これから努力していきたいと思います。

5、 最後に
・自分では正しいと思っている回答でも、キーワードが抜けていたり、余計なことを書いていたり・・・。私もそうでした。これでは合格できません。忙しい方も多いとは思いますが、添削はどんどん受けましょう。他の習い事もそうですが、課題を把握して、練習をして、先生のチェックを受けて・・・これの繰り返しです。伸び悩んでいる方は、まずは課題を把握しましょう。できていると思っていたことが実はできていなかった・・・というのは案外多いものです。積極的に先生を利用してください。
・資格は取ることが目標ではないと思います。有資格者であっても、何もしなければどんどん忘れることでしょう。できれば仕事などに気象予報士の資格を活かせればベストですね!また、私のように気象キャスターを目指す方も多いと思います。みなさんが夢を叶えて、いつの日かお会いできることを楽しみにしています!簡単な道ではありませんが、努力すれば必ずゴールできます!頑張ってください!!


Bさん(男性・30代・会社員)の合格体験記


1.受験結果
一般 専門 実技
第48回 ×
第49回 免除 ×
第50回 免除 免除

2.使用テキスト(購入した物)
学科(一般・専門) 気象予報士試験 徹底攻略テキスト(ナツメ社)
実技 気象予報士学科試験 完全攻略問題集(ナツメ社)
らくらく突破気象予報士 かんたん合格テキスト 実技編(技術評論社)

3.きっかけ
 私が気象予報士取得を志したのは、10年以上前のことになります。気象に深く関係する業務に就いていたことと独身で時間もたっぷりあったことから、受験してみようと思い立ちました。テキストを購入し、某大手の通信講座も受講、1度の試験で学科、実技試験ともにクリアしようと半年ほど、猛勉強しておりました。受験申込も済ませ、試験日まで残すところ1か月となりましたが、このタイミングで職種が変わることになりました。職種および職場環境が変わったことにより、急激にモチベーションが落ち、結局このときは当日試験会場に行くことはできませんでした。
 それから10年が経過し、さらに職種も変わり、プライベートでも結婚、子供が産まれました。30代になった頃から20代の頃に比べて体力および記憶力が著しく低下していることを感じておりましたので、今のうちに何か資格を取っておきたいと考えるようになりました。その時に妻から「それなら、昔勉強していたって言っていたし、気象予報士を受けてみたら?」という一言があり、確かに自分でも心残りなところがあったので、再チャレンジすることとしました。

4.私の勉強法
(1)第48回試験
 夏の試験に向け、GW明け頃から勉強を開始しました。時間もあまり捻出できなかったので、次の試験で学科合格、その次で実技試験合格を目標にしました。
 まずは市販のテキストを読み込み、昔の記憶を蘇らせることから始めました。10年前に一度学習しているので用語はすんなり頭に入ってきました。その頃電車で通勤1時間かかっておりましたので、さすがに仕事前に勉強する気力はなく、帰宅の電車の中でテキストを読み込み、家に帰ってから、重要と思われるところや忘れそうなところをノートに書き出しました。仕事や遊びで疲れて勉強できないこともあったので、家での勉強時間は1日1時間(週4回程度)ほどだったと思います。10年前に作成したノートがありましたので、これに追加で記載したり、古い情報は更新したりして自分なりのまとめノートを作成しました。
 ある程度知識がついたところで、市販の問題集を解くことにし、並行して第34回からの過去問を繰り返し解き始めました。過去問は北上大さんの「気象予報士受験者応援団」というサイトから入手させていただきました。過去問の中で間違えた問題は解説を読み込み、間違えた問題には印を付け、重点的に何度も解きました。3回目でも間違えた問題については、自分には覚えにくい項目として、ノートに書き留めていきました。
 過去問を何周もしていると、頻出問題とそうでない問題があることに気づきます。頻出問題については、あまり考えることなく解くことができるようになりましたが、毎回1~2問程度、過去問にない傾向の問題があります。その問題の出典を調べると基本的には気象庁HPに書いてありました。そこで、気象庁HPを全て読み、自分が試験問題を作成する立場であれば、どこを出すのかを考えて出そうなところをマーキングしました。
 試験1か月前には、第47回の過去問をやらずに置いていたので、時間を計りながら、模擬試験を実施しました。結果的には専門は×、一般は〇でしたので、試験に向けて専門や間違えたところを主に学習するようにしました。
 第48回試験当日は、会場に向かうまでの間、まとめノートのチェックやスマホで気象庁HPを閲覧しました。このときに気象庁HPでみた用語の定義が出たラッキーもあり、一般はほとんど悩むことなく、全ての回答に自信があり、時間がだいぶ余りました。この時点で「あれ?意外と気象予報士試験ストレートで受けるんじゃないか」と完全になめてかかりましたが、専門であえなく撃沈。正解がテキストや気象庁HPのどこに書いてあるかまでは覚えていましたが、肝心の答えがうろ覚えなのでわかりません。選択肢4つのうち2つまでは絞れますが、結局わからないので2択を迫られます。自身を持って書けた答えが8問程度でした。この時、実技は全く勉強していませんでしたが、雰囲気には慣れておこうと実技1の問題だけ見て、30分で退出しました。帰りの電車で学科の答え合わせをすると専門の2択をことごとくはずしていることがわかり、落ち込みました。
 次の日には藤田塾の回答速報がでますので、自己採点すると一般14/15、専門9/15で、結果的に一般合格、専門不合格となりました。
 
(2)第49回試験
 専門試験の結果はさておき、2回で合格する目標を立てているので、第48回の試験の次の日には藤田塾の実技講座を申し込みました。事前に実技試験は独学では無理と感じており、色々調べたところ、合格お祝い金制度があることや講座修了後も指導サービスを続けていただけるということで、藤田塾を選択しました。
 まずは藤田塾から送られてきたテキストを読み込み、学科試験の時と同じく、自分なりのノートを作成しました。続いて、インターネット受講を受けようとしましたが、これが自分には合っていませんでした。学生時代から授業中は眠たくなる性分なので、ましてや仕事終わりの夜に基本的には勉強していたので、非常に眠たくなります。
 ということで、受講はあきらめ、過去問をひたすらとくことに専念しました。作図問題や記述問題の添削を藤田塾に依頼します。驚いたのはそのレスポンスの速さです。主に夜に勉強していたため、深夜にメールで依頼するのですが、次の日の朝には添削が返ってきます。10年前に大手通信講座を受けたときには、郵送でのやりとりでしたので、添削に1週間程度かかります。1週間前のことなどほとんど覚えていませんが、藤田塾であれば朝の通勤途中にスマホでその内容を確認し、反省ができます。
 このころは職場が家から近くなったので、一日2時間、週4回の勉強時間だったかと思います。過去問を繰り返し解いていると、おきまりの言い回しがだんだんわかってくるようになり、解答用紙を埋めるのも一時間くらいに収まるようになってきました。
 ただ、試験一か月前の模擬的にやった試験では合格基準に10点足りていませんでした。到底合格できる基準ではなかったので、次の試験でなんとしてでも専門だけでも合格せねばという意識から残り1か月は専門の勉強だけに絞り、実技試験の勉強は全くしませんでした。専門の勉強としては、前回の反省から気象庁HPを片っ端から全て読み込みました。試験に出そうなところは、ノートに書き留め丸暗記するという方法をとりました。
 それでも試験当日、専門については前回試験と同じく2択を迫られることが多く、回答に全く自信がありませんでした。実技についても自信を持って回答することができず、後日、自己採点すると専門11/15、実技54点とぎりぎりでの専門合格となりました。

(3)第50回試験
 前回の試験から次回の試験まで期間が長いこともあり、実技試験に向けてモチベーションが全く上がりませんでした。ようやくエンジンが掛かり始めたのが6月からで前回と同じく過去問を繰り返し解き、添削をしてもらうという方法を取りました。記述問題や作図問題が正答できれば、合格基準に達することはわかりましたので、そこを重点的に学習するようにしました。記述問題に関しては、エクセルで問題、模範解答、自分の解答、藤田塾の添削を並べた表を作り、一目でわかるようにしました。何回も過去問を解くと、図を見なくてもこの表を見るだけで、どんな問題だったか、自分がどんな間違いをしたのかを思い出せるようになり、過去問を何周もするのと同じ効果が得られたように思います。自宅で勉強するとやる気が起こらなかったので、この時期は電車での移動が多かったこともあり、電車の中で頭の中で過去問を解いたり、休みの日には図書館へ行くなど、気分転換に環境を変えることが多かったです。
 試験1か月前になると何度も解いた問題であることから、過去問を解くという行為に飽きてしまいました。そこで、元々過去問を2周するという目標を立てていましたが、それを止め、自分で作成したノートや前述のエクセル表を何度も見返し、取りこぼししないことに注力しました。
 試験を受けるのも3回目になるので慣れてきたからか、1週間前、3日前、前日になっても全く緊張感がなく、昨年と同じ会場の同じ部屋だったこともあり、試験が始まるまで、冷静に望むことができました。また、解けるかどうかは別として、過去問を解くことに飽きていたので、試験当日に新しい問題が解けることが楽しみでもありました。
 ただし、試験が始まるとその冷静さも失われます。実技1に関してはあまり悩む問題もありませんでしたが、最後のエマグラムの問題にひっかかってしまいます。15分以上大長考してしまい、見直す時間がありません。最後1分で十種雲形を答える問題で「~雲」の最後の雲を解答には書かなくて良いことに気づき、2点を拾いました。
 実技2については、作図問題の作業量が多いことや記述問題に関しても過去問の傾向とは違う問題が出されていたことから、何を書くにしても全く自信がありませんでした。試験が終わってからは「一年半勉強してこの出来なら、もう一生受からないんじゃないか」と思いました。後日、自己採点しても64点でしたので、ここで完全に気持ちが切れてしまいました。次回の試験に向けて勉強しなければ、と思っていましたが、全くやる気が起きず、もしかしたら受かっているかもしれないから発表まで何もしないでおこう、と自分の中で言い訳をしながら、発表を待ちました。
 そして発表の日、落ちたことがわかれば勉強を始めなければならないので、見るのも嫌でしたが、11時頃、気象業務支援センターのホームページで合否を確認しました。Pdfを上から順に見ていくと、合格基準が67点だったので、完全に落ちたと思いました。もう投げやりで合格番号のところまでスクロールしていくと、なんと自分の番号がありました。この時はもちろん嬉しい気持ちもありましたが、もう勉強しなくて良いんだという安堵の気持ちのほうが大きかったです。自己採点のときには藤田塾に添削をしてもらうのですが、何かコメントがあったときには、0点、コメントがなければ満点という厳しい付け方をしていたので、部分点があったのかなと想像しております。また、藤田塾での添削や質問を繰り返ししているうちに自分でも知らず知らずのうちに実力が付いていたのかな、と感じております。


Zさん(男性・25歳・電機メーカー勤務(職種:動力設備管理)・三重県)の合格体験記


●受験経歴
平成27年11月頃より、他社講座の受講開始
第46回 一般×(8/15) 専門×(7/15) 実技×
第47回 一般○(12/15) 専門×(9/15) 実技×
第48回 一般免除 専門×(9/15) 実技×
第49回 一般○(13/15) 専門○(11/15) 実技×
平成30年3月より、藤田先生の実技対策講座の受講開始
6月中旬頃より、実技対策講座 オプション教材の追加受講開始
第50回 一般免除 専門免除 実技○(実技1:78点 実技2:72点)

●受験のきっかけ
勤めていた会社の経営が厳しくなっていた際、今後の将来も考えて何か強みとなる資格が欲しい、転職も視野に入れる事ができる資格を取ろうと考えました。
また、高校生の時から地球環境や自然といったことに興味があり、会社に勤めている間にも公害防止管理者などの資格を取っていました。地球環境問題などの勉強をする内に気象についても興味が湧いたため、気象予報士を取得しようと思いました。

●勉強の履歴
・第46回~48回試験まで
気象予報士試験について調べていくと、まず学科試験に合格して、最後に実技試験を受験するというやり方が最も良いと思ったため、初めは実技試験の勉強はしませんでした。
この時点ではまだ藤田先生の気象予報士塾を受講はしておらず、他社の講座を受講していました。
まずテキストを3周ほど読み、その後過去問4年分を何度か解きました。そこから間違えた問題や苦手な問題をピックアップして、理解出来るまで繰り返し解いていました。

・第49回試験まで
専門が受かっても次回で一般が復活してしまうため、再び学科2科目を受験しました。
確実に2科目を合格するため、過去問題の量を増やすことにし、10年分の精選問題集を購入しました。この試験でも、過去問5年分+精選問題を3周ほどやり、それでも間違える問題、苦手な問題を最後に重点的に繰り返しました。

・第50回試験まで
他社の実技講座テキストでは、穴埋め問題などは良いですが、記述問題や図解析はなぜその解答になるのか、テキストや解説を読んでもまったく理解が進みませんでした。なので他の良い実技講座塾がないか探していたところ、受験会場でチラシを配っておられたのを思い出し、早速サンプル教材を送ってもらい視聴しました。非常に分かりやすく解説しておられると感じ、また過去問題一つ一つを丁寧に説明しておられ、これなら理解していけるのではと思い、藤田先生の気象予報士塾を受講する事にしました。
わたしの場合、PCの性能が良くないのと、常に自宅で受験勉強ができてDVDレコーダーもありましたので、DVD受講としました。7講ある基礎部分の講義を2度視聴し、その後過去問題演習を繰り返しました。試験当日までに、過去問題は8年分(32題)を3~4回やりました。

●1日(1週間)でどのくらい勉強したか?
わたしは交替制勤務でしたので、2日仕事をしたら2日休日と決まったシフトがあり、基本的に残業や休日出勤などが無いので、勉強の計画は立て易かったです。
ですが12時間勤務でしたので、仕事の日は疲れや眠気からあまり勉強はできませんでした。できても就寝前の30分程度でした。
そのかわり休日で予定がない日は、学科試験勉強の際は図書館などに行き5~6時間、実技試験勉強の際は自宅で朝から夜まで10時間、それぞれ勉強をしていました。

●受験勉強の時間をどうやって捻出したか?
出掛ける頻度を少しは抑えましたが、たまには趣味のサッカー観戦や友人とご飯に行ったりしていました。その分、勉強する時と遊ぶ時のメリハリを意識し、勉強時は集中するようにしていました。
また職場までの車通勤の時間(30分程度)に、講義を聴きながら運転したりしていました。何度も聴いているとその内容が頭に定着してきました。
総合的な勉強時間ですが、学科試験についてはあまり覚えていないので省略しますが、実技試験勉強だけで500時間程度はしたと思います。

●最も効果があった勉強法は?
他の資格試験勉強でも言えることですが、過去問題を繰り返し解くことが何より勉強になります。過去問題を解く→答え合わせ→藤田先生の過去問解説を視聴する この流れをひたすら繰り返し、間違えた部分の理解を深めることが大事だと思います。
また藤田先生が講義中でもおっしゃられていることですが、出題者の意図、題意を常に意識して問題を解いていれば、自ずと答えるべき内容が理解できてくると思います。それと記述問題では何について問われているか 、特徴or根拠なのかを判断し、◯◯であるため。や、◯◯となっている。など文末の言葉が問題の指示に沿っているかどうかに注意を払って普段から過去問題を解いていました。

●挫折しそうになった時にどうやって立ち直るか?
気象予報士試験の勉強を始めた頃と同時期に、他の資格試験の勉強をする友人がおり、図書館で一緒に勉強したりしました。資格の種類は違えど、共に切磋琢磨出来る仲間が居たことは非常に大きいことだったと思います。
また、将来自分が気象予報士として予報業務をしていることを想像したりすることでモチベーションを高めたりしていました。

●藤田先生の気象予報士塾をどのように活用したか?
質疑応答や答案添削を無制限でしていただけるとのことで、わたしの場合は20回ほど答案添削をしてもらいました。理解できないことを質問して聞くということはほぼ無く、模範解答と少し違うニュアンスの解答をした時にこの文章でも正答であるかどうかを主に見てもらいました。(間違えた問題は、過去問題解説やテキストを読むことでほぼ理解できます。)

●使用した教材
学科試験
・他社講座テキスト
・他社講座過去問題(H25-2~H29-1)
・気象予報士学科試験 完全攻略問題集 ナツメ社
・真壁京子の気象予報士試験数式攻略合格ノート
実技試験
・藤田真司の気象予報士塾(実技試験対策講座)
・気象予報士試験精選問題集(H29年度版) 成山堂
・気象予報士試験 模範解答と解説(第34回~第49回) 天気予報技術研究会

●試験でのアドバイス
実技試験では問題用紙を切り取って解いている方が多いと思われますが、わたしは切り取りはせずに問題を解いていきました。過去問題演習では本のページを何度もペラペラめくりながら12時間後、24時間後、36時間後の予想図を見比べたりして解いており、実際の試験でも切り離さないことで同じような感覚で解いていけるためそのようにしました。
実技試験では問題をサクサク解いていかないと、確実に時間が足りなくなると思います。実際に合格した第50回試験でも、実技1の記述問題一問で5分程度悩んでしまい、その後スピードアップして解いたつもりでも一問だけ解答する時間がなくなってしまいました。ですのでパッと思いつかない問題は後回しにして、まずは問題の最後まで行くことが大事と感じました。

●最後に、、、
今後、実際に予報業務に従事できるレベルになるにはまだまだ技量や経験が足りていませんが、まずはそのスタートラインに立てたことだけでも大きなことですし、今後の人生の色々な面での幅が広がったのではないかと思っています。
藤田先生には深く感謝しています。本当にありがとうございました。


Cさん(女性・40代・放送局勤務・東京都)の合格体験記


放送局で働いており気象予報士の方と一緒に仕事をする機会も多くありました。
私自身も気象災害への備えなどを自分の言葉でわかりやすく伝えられたらと思いながらも、気象予報士試験の難易度を考えると自身の学力レベルでは到底無理だと長らく考えておりました。
人生の折り返しの年齢になり、また、体調を崩すなどし、人生にやっておけばよかったという後悔のないようにしようとの思いで、気象予報士の勉強に取り組み始めました。

46回試験→試験がどのようなものか知るため、全く勉強しないまま受験。全て不合格
     (全体像が理解でき無駄ではなかったと思っています)
47回試験→一般合格
48回試験→専門合格
49回試験→実技不合格
50回試験→一般合格、専門免除、実技合格

①1日にどのくらい勉強をしたか。
48回試験の前に体調を崩し、病気療養を兼ねて仕事を辞め、体調の良い時間は全て勉強にあてました。
謙遜なく、私は若いころ目標がなく勉強を真面目にしたことがなかったので、最初は手探りで勉強をしておりました。しかし途中、勉強の素人が合格できる試験ではないと思うようになり、 医師、弁護士、東大出身の知人にどのように勉強してきたのか話を聞きに行きました。
皆から一様に言われたのは「睡眠はしっかり取ること。あとは合格水準に達する学力をつけるのみ」と言われ、 合格水準にないなら食事と睡眠以外は全て勉強時間に当てるのが当然という意識改革ができました。
友人には勉強に専念する旨を伝えて一時的に交友を断ち、盆も正月も関係なく勉強しました。

②受験勉強の時間をどのように捻出したか。
空き時間という時間はないと思い、少し休もうとか、気分転換しようとか無駄な時間を省きました。
図書館やカフェで勉強することもありましたが、直前は移動時間も惜しいと考え自宅勉強にしました。

③最も効果があった勉強方法。
一般、専門は、過去問10年分を4巡し、わからない箇所を過去問解説書やネット掲示板、他の通学講座で徹底的に潰しました。
また数学が苦手だったため、高校数学の参考書で、√の計算、三角関数の計算は勉強し直しました。
実技は、他の通学講座と並行して藤田先生のDVD講座を受講させていただきました。
先生の解説DVDを繰り返し視聴し、解説プリントには余計な手間がかからないよう藤田先生が必要事項をまとめて下さっているのですが、 私は先生の解説を全て文字に起こし、先生のおっしゃる言葉の中で、理解できないことを明確にしました。 (非効率かもしれませんが、先生の解説を文字化し、自分が理解できる言葉に置き換えたり、図や絵を足す方が私は記憶に残りやすかったです。)
また必要と感じた参考書は惜しまず購入しました。とにかくわからない箇所を潰すためならお金をかけることを惜しまないようにしました。
過去問は5年分、解答を全て暗記するまで繰り返すことで、短い文章にまとめる力や、何が問われているのか理解する感覚が身につきました。

④挫折しそうになったときにどのように立ち直ったのか。
途中で老眼になりました。若いころと違い、刻一刻と歳を重ねていることを実感し、 挫折などして空白になる時間がもったいないと49回試験の後は合格発表を待たず、 すぐに勉強を開始しました。50回試験も合格の自信がなかったため、 合格発表の日まで51回試験に向けて勉強を始めていました。

⑤藤田真司塾をどのように活用させていただいたか。
DVDを繰り返し視聴し教材に先生の解説を全て書き込み、 他の参考書などから学んだことも全て教材に書き込みました。 過去問でわからないことがあるたびに教材資料を見直し、 理解が深まった内容をさらに書き込み、自分専用のまとめノートにしました。 別途、自作のノートを作ることはしませんでした。
藤田先生には質問と一緒に、つい弱音や愚痴のような内容をメールさせていただいたこともありましたが、 いつもお返事には気持ちが前に向くようなメッセージを添えてくださいました。
細やかな解説はもちろん、優しいお人柄が伝わる指導に励ましていただきました。
心から感謝しております。
いつかお目にかかれる日がありますように。
この度は本当にありがとうございました。


京男さん(男性・40代・マスコミ関係(放送局勤務)・東京都)の合格体験記


●受験履歴
一般 専門 実技 コメント
第34回 通学講座で一般しか習ってなかったので一般のみ。
第35回 免除 × × あまり覚えてないが・・・。
第36回~48回の間は、数回受けて、一般と専門は合格したと思うが記憶が曖昧です。
第49回 × × 専門は受かったと思ったがダメでした。
第50回 免除 完全合格!!

●自身の経歴
・最終学歴は、国立大学理学部生物学科
・新卒で放送局に入局し、現在に至る。

●気象予報士を目指した理由
もともと数学や物理などサイエンスが好きで、ブルーバックスなどをよく読んでいました。気象予報士の方と仕事をしたことがきっかけで資格のことを知り、気象を知れば現在の仕事にも役立つと思い勉強を始めました。

●合格までの流れ
・気象予報士の勉強は、2008年に始め、他社の通学型総合講座を受講しました。そこで一から勉強を始めて、一般を習い終わった8月に初めての受験をして一般に合格。次の年の1月に専門と実技に受かってやろうと思っていましたが、仕事が忙しくなり講座に通うこともできなくなって途中で中断してしまいました。通学できなくなりモチベーションも下がってしまいました。その後も何回か試験は受けたと思いますが、学科は受かっても実技は受かりませんでした。(ほとんど勉強しておらず、実技に関しては全くしていなかったので当然ですが・・・)でも、この頃の2010年に藤田先生の講座を受講はしていたようです。(藤田先生、スイマセン・・・)
・数年経って、2017年に40代に入って、何かやり遂げたいと思うようになって、ダラダラと続けていた気象予報士の勉強を再開しました。眠っていた藤田先生の講座DVDと新たに購入した講座、そして他社の通学式の実技講座を受講しました。すべてを一から勉強しなおして再度受験。結果は一般のみ合格でした。ただ、今回は落ちてしまった専門と実技について足りなかったものがハッキリしていたので、そこを強化するようにしました。専門は覚えなければいけない言葉の定義など基本的なことを徹底的に覚え、実技は、今さらながら天気図記号や地名・海域名を完璧にして、つまらない失点をしないよう努めました。第50回試験は実技は何を問うていうのか理解できず、終わった時は落ちたかなと思いましたが、合格することができました。

●1日の勉強時間
・平日は、仕事が終わった後会社近くのカフェに行き、2~3時間。
・休日は、昼13時頃~19時頃まで、会社近くのカフェで勉強、帰宅して2時間くらい勉強。
・カフェでは騒音が適度だったので、主に過去問や模擬試験を時間を計ってやっていました。そして家に帰って採点、解答・解説を読むようにしてました。
・一般や専門のテキストを読むのは家でした。
・家に帰ってからやろうと思うと、テレビを見たりしてくつろいでしまい、ヤル気が落ちる気がしたので、必ずカフェに寄るようにしていました。

●科目別の勉強
・一般と専門については、市販の参考書を読み、過去問と模擬試験を解いていました。
・実技も市販の問題集にあった天気図の見方を読んだ後、過去問をやり、その際に藤田先生のDVDと解説を何回も見たり読んだりしました。

●最後に
すべての科目に共通することですが、いかに簡単でやってもつまらない要素をおろそかにせずにしっかりと暗記したり理解するかが、細かく点数に跳ね返ってくると思います。僕はどちらかというと優秀ではないので皆さんの参考になるかわかりませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。藤田先生、出来の悪い生徒でしたが、本当にありがとうございました。


Aさん(男性・59歳・テレビ局勤務・北陸地方)の合格体験記


皆さん、笑ってください。合格するまで10年かかりました。
ただ、藤田塾でDVD受講を始めたのは1年前。合格お祝い金制度の対象になりました。

1. 勉強を始めたきっかけ
49歳の誕生日を迎えたあと、「来年は50歳か。このまま仕事だけをして50代を過ごしていいのだろうか」と考えたのが、勉強を始めるきっかけでした。
では何を勉強するか。安易でしたが、テレビの天気予報のコーナーや、天気の短い番組を好んで見ていましたので、コレを学んでみようと始めました。

2. なぜ10年かかってしまったか
まず何から始めるか。本屋さんに行くと関連の本はたくさんありますが、何をどう選んで買えばよいのか分からずじまい。そんなとき、新聞に通信教育大手のU社のチラシが。そこに気象予報士の講座もありました。その講座を始めたのが平成20年の年末です。
初めて試験を受けたのが翌年の8月。ここで学科一般が受かってしまったのが、今から思えば、長いトンネルの始まりでした。
「受かってしまった」と書いたのは、ここで一般知識の基礎事項をおろそかにしてしまったため、当然、そのあとやってくる「実技の壁」を乗り越えられるわけもなく、数年後、H社の通信講座で最初から勉強しなおしました。
ただ、実技の壁は厳しく…。
しかし、性格上、「初心忘るべからず」という気持ちは持ち続けていたため、実技に特化した新たな講座を探しました。そこでたどり着いたのが藤田塾です。

3. いつ勉強したか
藤田塾では、実技だけのDVD講座を受講しました。
それまでの勉強時間帯は、主に休みの日の午前中のみ。試験が近づくと、その休みの日に若干長くやる程度でした。
仕事の日は、帰宅して夕食後にすぐに眠くなってしまい、どうしても休みの日のみになっていました。
ただ、藤田塾では、過去問教材を解いたあと「早く解説が聞きたい」と思うようになり、朝5時前に起きて1時間程度は勉強時間を作りました。このスタイルは、仕事の日も休みの日も同じです。

4. 実技の壁を突破するには
実技の壁を突破できた最も大きな要因は、藤田先生が授業でおっしゃる「問題文をよく読み、問題を作った人が何を答えさせたいかを感じとる。そのキャッチボールがうまくいけば、解答欄がおのずと埋まる」という言葉でした。
過去の試験でも少なからずは意識していたことですが、藤田塾講座を始めてから臨んだ2回の試験では、このことをかなり意識して、問題文をよく読みました。

5. 藤田塾の活用法
藤田塾には、メールで質問を受け付け答えてくれるという便利な方法がありましたが、DVDやテキストでの解説が分かりやすく、一度も利用しませんでした。

6. 最後に
私は数学と理科は苦手です。公式の意味なども、参考書の見比べや、理系出身の後輩に聞きながら理解していきました。
一般知識の勉強はとても大事です。
そして、何よりも、気象庁のホームページは宝の山です。仕事を持っている方は、昼休みや休みの日にホームページのいろいろなところを見に行くことをおススメします。
また、この私を長い目で見てくれた妻にはたいへん感謝しています。
皆さん、やればできます。がんばってください。


Uさん(男性・47歳・保険会社勤務・神奈川県)の合格体験記


1.受験を志してから入塾するまで
気象予報士を目指し始めたきっかけは、小さい頃から空や星に興味があり、気象に関する知識を深めながら、国家資格まで取得出来るなんて、一石二鳥だなと思ったからです。
最初に受験したのは、10年以上前になります。当時は、気象予報士試験に関するテキストや問題集を購入して、独学しておりました。何度となく、一般・専門試験は突破したのですが、その都度実技試験の厚い壁に跳ね返されてきました。
実技試験に関する書物の解説を見ても、どうしてそのような解答になるのか、自身の解答ではどこまでが正しくて、どこが誤っているのかが判然としなかったことから、表面的な記憶に頼る勉強法に限界を感じ、このままでは永久に合格することが出来ないのではないかと思い始めました。
そんなことを考えながら第45回の試験会場を後にするときに、会場の前で配布されていたパンフレットが、「藤田真司の気象予報士塾」でした。パンフレットやホームページを見て、これなら仕事とも調整しながら、着実に理解を深めていけそうだと思いましたが、何よりも会場で藤田先生ご自身から直接パンフレットを受け取った際に、「今回ダメだったら、この先生について行こう」と直感的に思ったのが、一番のきっかけでした。(私は人を見る目はかなりある方だと自負しています(笑))
第45回試験は完全合格とはならなかったものの、次回受験時は学科が免除になったことから、結果が通知された翌日の土曜日に、実技試験対策講座(DVD)を申し込み致しました。

2.私の試験勉強方法
平日は仕事と割り切って、試験勉強は土日に集中して8時間位ずつ取り組むことにしておりました。
といっても、単身赴任だったことから3週に一度程度は帰省しており、その週末は家庭サービスに徹し、移動の新幹線や飛行機の中で、プリント教材を読み返すようにしておりました。途中で寝てしまうことも多々ありましたが(笑)。やはり、勉強時間の捻出が一番の課題でした。
試験勉強の進め方は、DVDとプリント教材、そして精選問題集に記載されている過去問の内容を完全理解することに力点を置きました。1回目の視聴では、ポイントとなることや新たに理解が深まった点が生じた都度、DVDを止めてプリント教材に書き込んだり、マーカーで色付けするようにして、不明点があれば時間がかかっても一つずつ潰していくように致しました。
一通りのDVDを視聴した2回目も1回目と同様、新たな気付きや聞き漏らした点等はないか、更に理解を深めるように致しました。全体像を把握してから2回目に臨んだことで、1回目の視聴時には気が付かなったポイントを新たに発見したり、別々の事象と捉えていたことが、実は繋がっていたことが理解出来たりと、目から鱗の発見も少なくありませんでした。
3回目も2回目までと同様の勉強方法で、知識の定着を図りましたが、やはり2回目までに捉え切れなかった点が、幾つも表面化してきました。この間、問題演習も並行して行いながらDVDを視聴し、知識があやふやな点があれば、面倒でも都度プリント教材に戻って確認をすることを徹底致しました。
それ以外には、オプション販売されている過去問の解説講義のDVDを購入して、同様の手法で演習を繰り返しました。
藤田先生の講義では、単なる事象や解答の説明にとどまらず、「何でか?」と背景にまで突っ込んだ解説がなされると同時に、「○○も正答の範囲内と考えます。」と解答のアローワンスまで示していただけたことや、「△△と解答に記載すると、それだけで理解が出来ていないことが明らかになり×となります。」等、記述のポイントを丁寧に説明していただいたことが、知識や考え方の定着に大変役立ったものと考えます。 合格するまで何度でも質問出来る点も、入塾時に大きく魅かれたポイントでしたが、DVDの視聴やプリント教材を読み込むことで、疑問点や不明点は解消されましたので、結局一度も質問することはありませんでした。

3.受験直前期(約1ヶ月前~)
直前期も上記の勉強方法は変えず、繰り返し繰り返し問題演習とプリント教材の習熟に時間を費やしました。試験日1か月位前からは、平日も実技試験の過去問を最低1問、演習することを決めて取り組み、試験1週間前には完全に仕上がって、いつでも受験できる状態に持っていくことを目標に取り組みました。(風邪をひいたり、急な仕事等で、当てにしていた勉強時間が確保できなかったときのことを考えての対応です。)
7月・8月は例年になく仕事が多忙で、これまで受験してきた中でも一番勉強時間が確保出来なかったのですが、今振り返ると、平日に1問ずつでも演習をやり切ったことが自信となり、当日の粘りにも繋がったのではないかと思います。
ラスト1週間も勉強方法は大きく変えませんでした。体調の維持を何よりも優先するとともに、なかなか頭に入らない点や天気記号、警報基準・数値等、記憶していないと解答不能な項目を中心に復習を行いました。
最終的にはDVDを5回通しで視聴致しました。

4.受験当日
午後からの試験だったこともありますが、1時間半前には会場入りして、自席の環境整備から始めました。
試験開始直前に会場入りして、長机の真ん中の席だった場合、端の受験生に一度離席してもらってから着席する必要がありますし、細かい話になりますが、筆記用具や荷物の置き場等、隣の受験生との間合いをしっかりと確保して、答案用紙にだけ集中出来る体制で臨みたいと考えているからです。(受験勉強をしっかりとしてきた受験生のみなさんには、理解し難いことだと思いますが(笑)。)
藤田先生が発行されている試験直前のメルマガにも記載されておりましたが、栄養補給には「羊羹」がいいと言及されておりましたので、私も過去の合格者に肖ろうと、今回初めて一口羊羹を持参して、試験開始前に食べました。これが効いたのかもしれません。
試験中は、とにかく問題文の細かな指示を見落とさないことに注力致しました。(それでも、試験が終わって帰宅してから振り返ると、単純な指示を見落とした解答になっていた点が幾つか見つかり、ガッカリしたのを覚えております。)
また、手強い問題は他の受験生も苦戦するだろうとある程度の時間で見切り、先へ進んでから戻るようにしました。
実技1・2とも、1~2分を残して解答を終えることが出来ました。

5.モチベーションの維持
学科の免除期間が切れたときには、流石にガックリきました。また一から受け直して、一般・専門とも合格しないと、実技の採点すらしてもらえないという状況は、正直もうやめようかなと思いました。
そのようなときでも、また挑戦しようと奮い立つようになったのは、①周囲に公言していたことと、②藤田塾での懇親会での交流の二つが大きい要素かなと思います。
私はどちらかというと「不言実行」で、合格してから報告するタイプなのですが、職場も含めて身近な人には、気象予報士を目指していることを途中から公言して、良く言えば退路を断つようにしました。最後まで諦めずにやり通せば、結果は自ずとついてくるということを、子供にも示したかったというのも大きいですね。
また、懇親会に参加して、同じ目標に向かって取り組んでいる方々とお話しをする機会を通じることによって、途中で諦めずに絶対合格したいという気持ちが強くなったのも大きな要因です。

6.合格発表当日
藤田先生からのメールで、合格したことを初めて知りました。
自己採点ではケアレスミスも頻発しており、正直今回もダメかなと思っておりましたので、半信半疑のままでしたが、ホームページを見ると、私の受験番号が記載されているのが確認出来て、ようやく合格した実感が湧いてきました。
嬉しさもさることながら、とにかくホッとしたのが正直な感想でした。

7.最後に
ご存知の通り、気象予報士試験は一夜漬けで何とかなる類の試験ではなく、一定の勉強量は避けて通れません。
でも、正しいやり方で正しく実行していけば、合格までの道のりはかなり短縮できるものと思います。
私は途中転勤等で受験を一時的に中断したこともありましたが、合格まで足掛け10年以上かかることになりましたが、間違った方向(理解)に進みそうになっても、正しい方向へ修正してリードしてくれるのが「藤田真司の気象予報士塾」だと思います。気象予報士を目指す方は、門を叩かれてはいかがでしょうか。
一般 専門 実技
第45回 免除 × (第45回の発表後に入塾)
第46回 免除 免除 ×
第47回 免除 × 採点されず
第48回 × (学科の免除が切れ、また一から受験)
第49回 免除 免除 ×
第50回 免除 免除


Wさん(女性・20代・フリーアナウンサー・東京都)の合格体験記


1. 受験結果
一般 専門 実技
第48回 ×
第49回 免除 免除 ×
第50回 免除 免除
上記の第48回試験を受ける2~3年前に、試験は2回程度受験して一般と専門はクリアしたものの、仕事が忙しくなり実技の勉強に手が回らなくなってしまい、気象予報士試験を受けるのを辞めて、この間数年は一切勉強はしませんでした。
実はその時に藤田塾の実技試験対策講座に入塾したのですが、殆ど講義も受ける事無く数年間放置をしてしまっていました。
仕事も落ち着き、やはり気象予報士になりたい!と思い立ち、一般、専門、実技を一から再勉強・再受験(第48回から)をして、今回の第50回試験で合格をすることが出来ました。


2. 勉強方法と勉強時間
私はコツコツと毎日勉強するよりも短期集中型の勉強の方が向いているのと、仕事も時間の自由が割ときくため、試験の前の数ヶ月間集中して勉強をしました。

<一般・専門>
第48回試験の3ヶ月前に一般と専門の勉強を市販の教科書を使用して独学で同時に開始しました。
私の場合、数年前に一般と専門に関しては少し勉強をしたことがあったため、どういった勉強が必要なのか全体像をぼんやりと把握しており勉強計画が立てやすかったです。
しかし、勉強内容は殆ど全て忘れていたので、教科書を中心に勉強していきました。
第48回試験3ヶ月前・・・一般をメインに1日6時間くらい勉強
第48回試験2ヶ月前・・・専門をメインに1日6~8時間勉強(この辺りから過去問を解き始めました)
第48回試験1ヶ月前・・・一般と専門を同程度に1日6~8時間勉強

<実技>
第48回試験直後、仕事や他の事でなかなか勉強時間が取れなかったので、2ヶ月間実技の勉強は全くしませんでした。
第49回試験の3ヶ月前から藤田先生の講義と過去問演習で実技の勉強を開始したものの、実技は全くの初心者だったため、最初は1回分を解くのに半日くらいかかり全く解りませんでした。
解らないところは藤田先生にすぐにメールで質問をして解決をし、それでも完全に納得できないところは一旦そのままにしておき、次に同じ問題を解いた時に再度考えてみるようにしました。
お忙しい中、申し訳ないなと考えながらも、藤田先生にはこの3ヶ月間でほぼ毎日質問に答えていただきました。
そして、3ヶ月で過去問は10年分くらいを大体2周して、なんとか時間内に解き終わるようになったものの、まだまだ勉強・演習不足で第49回試験は落ちてしまいました。第48回試験直後に2ヶ月間も何も勉強をしなかったことが悔やまれました。
第49回試験後は1問を丁寧に解いていくことを心がけながら勉強し、半年間で過去問10年分を大体2~3周しました。
過去問は最初の4ヶ月間は質を重視して丁寧に1周して、残り2ヶ月間は量を重視して2~3周目をしました。
また、勉強時間に関しては、最初の4ヶ月は1日4~8時間で、ストレスが溜まった時は休むようにしてあまり勉強時間は意識しませんでした。
残り2ヶ月間は6~10時間くらい集中して勉強しました。


3. 藤田真司の気象予報士塾の活用方法
藤田先生の気象予報士塾の一番の魅力は、質問が合格するまで無制限であることだと思います。
気象予報士試験に関する市販の教科書は販売されていますが、そこまで色々な種類が出版されているわけではないですし、もちろん解らないところが全て教科書に載っているとは限りません。また、インターネット等でその都度調べていては膨大な時間がかかってしまいます。
そのようななかで、解らないところがあるときにすぐに先生にメールで質問できたのは大変心強かったですし、その時の先生のご都合にもよるとは思いますが、すぐにご回答頂けたため、解らないところをその都度解消しながらスムーズに勉強をすすめることができました。
私は入塾してから数年の間、講義も受講せずに何も手をつけていませんでしたが、数年後に勉強を再開してから先生に質問をするようになりましたし、気象予報士試験は合格するまでに時間がかかる試験だと思うので、質問無制限は本当に有り難いです。


4. 最後に
社会人ですとなかなか勉強時間がとれずに、なんとか勉強時間を作ろうと無理をしてしまうことがあると思います。
私は第49回試験前に、まだ勉強が足りていないのではないかと不安になって無理をしてしまい、試験前日に風邪をひいてしまいました。
薬を飲んで試験に臨んだものの本調子ではなく、こんなところで体調を崩してしまい、今までの努力は何だったのだと本当に悔しい思いをしました。
多少無理をしても身体をこわすタイプではなかったため、体力を過信していたのですが、思わぬことろに落とし穴があるものだと、第50回試験は体調管理を第一にして挑みました。身体を壊しては出せる力も半減され、努力も無駄になってしまいます。仕事と勉強を両立するのはストレスもたまりますし、無理をしすぎずに休む時には休んで、体調管理をきちんとしていくことは本当に重要だと思いました。
第50回試験後は出来たという手応えをあまり感じられなかったので、合格していて正直驚きましたが、藤田先生をはじめ周りのサポートが無ければここまでくる事が出来なかったと確信しております。この場を借りて、お礼を申し上げます。本当にどうもありがとうございました!!


M.Iさん(男性・62歳・元公務員→会社顧問・関東地方)の合格体験記


○受験のきっかけ
私は36年間、環境行政に携わってきました。高速道路や電力などの環境アセスメントや光化学スモッグ対策、地球環境問題、ヒートアイランド問題など様々な課題に取り組んで来ました。そのどれもが気象現象と深く関わっており、気象と環境の知識は切り離せない関係にあることは、皆様ご承知のとおりです。
そこで、気象に関する理解を少しでも深めたいと思い、今から8年前、私が54歳の時に藤田塾の門をたたきました。

○学科試験の勉強は通勤電車の中で
往復4時間半の通勤時間は絶好の勉強時間になりました。行きは早朝、帰りは始発ですから必ず座れます。アタッシュケースにDVDプレーヤを載せ、教材プリントを片手に講義を聴きまくりました。電車に乗っている時間は正味3時間で、1週間に15時間は確保できます。この方法は学科試験対策には非常に効果的でした。
学科試験は択一式ですから、DVDを何回も聞きなおすことで記憶を定着させ、正解にたどり着くことができます。
ただし、計算問題については実際に手を動かしてみて、理屈と整合した正確な計算を順序立てて再現できるかどうかを確認することが重要と思います。
このような勉強方法は学科が終了するまでの約1年間続き、勉強時間は700時間以上になったものと思います。

○受験は2回まで
藤田塾の受講に当たり、試験の受験回数は2回までと心に決めていました。受験回数が増える程、合格へのモティベーションが下がると思い、また藤田先生が講座の中で「学科試験に合格すれば、後は残りの時間を実技試験対策に費やすことが出来るから、これもあり。」と仰っていて、隙間時間活用族の私にはぴったりでした。早期に合格を勝ち取る事はすごいことですが、勉強時間の確保に不安のある私は、合格するまでの時間を設定するのではなく、受験してから合格までの時間(1年以内)を設定しました。

○実技試験の勉強の限界のなかで
学科が終わり実技試験問題を車中でやろうとしても独特の試験形式なため思うように進めることができず、悩んでおりました。複数の予測資料等を同時に見ながら条件に合う解答文を書かなくてはならないため、狭くて揺れる車内では思うようにはかどらなかったのです。学科試験対策が順調であったがゆえに、このことは大きな誤算で、勉強意欲は少しずつ色あせていきました。受講開始から3~4年が経ったころのことです。

○いっそのことリフレッシュしよう
自分に与えられた受験回数は2回、肝となる実技の勉強がはかどらないとなれば、後は勉強を休むことが一番のモティベーション維持に役立つと考えました。適当に勉強して受験する位ならば、いっそのこと受験勉強と距離を保ったほうがスッキリすると思ったからです。
ただ、学科はほぼ満足いく結果が得られていましたから、知識の継続維持のために塾指定の学科試験問題集の他、もう1冊の問題集に目を通していました。このような状態がしばらく続きましたが、睡眠時間を削ってまで勉強時間を削りだすという発想はありませんでした。既に受講開始から5~6年が経過していました。

○定年を迎えて
定年後の2017年4月以降は、じっくり机に向かって毎日2~3時間は受験に使えるようになりました。
条件は揃いましたから、心機一転初心に帰って再度実技試験に取り組むことにしました。藤田先生に連絡をとり第16期実技試験対策講座(2017年4月受講開始)と平成26年~29年の実技オプション教材(2018年2月受講開始)を受講することにしました。先生が講座案内の中で、合格者の平均演習問題数は25~30題程度と書いておられたので、30題を目標に受講しました。
実技に費やした勉強時間は、車内勉強を含め700時間以上と思います。

○実技の勉強方法について
実技は記述式ですから、とにかく鉛筆を持った手を動かしました。頭の中の知識を題意(字数や条件等)に沿ってアウトプットし、先生の解説を聞きプリントを熟読し、間違った点や勘違いした内容を確認していきます。それでも理解できなければ、先生とメールでやり取りしました。前日のメールに対し、ほとんど翌日の朝には返信されており、常にサポートされている感じがあって自分のペースで勉強することができます。
49回試験を受験しましたが不合格であったため、アウトプット演習を通じで自分の弱点を見つける作業が重要と考え、
  ・風向から循環中心を0.1度単位で確定し、じょう乱の移動方向や移動速度を求める問題
  ・複数ある低気圧の発達に関与する上層トラフの寄与の問題
  ・地上低気圧の動きと850hPa等温線の対応を問う問題
  ・シアーラインの南下や北上に伴う風向・風速の変化からシアーラインの位置を問う問題
  ・台風の温帯低気圧化を資料の図から読み取る問題
  ・等圧線解析で、風向や気圧値から中心が複数解析される場合の作図問題
  ・地上低気圧の位置を、時間を遡って確定する問題
などについて繰り返し演習しました。
また、先生は講義の中で、こう仰っています。「気象予報士試験の解答は、がんじがらめになっていて、出題者の条件や意向に沿わない解答は、それが正解であったとしても点にはならない。」トレーニングでは、どれだけ早く題意を読み取り、出題者の意向に沿った解答が書けるかを重視しました。
 
受験の結果ですが
    49回試験(2018年1月) 学科試験  ○:実技試験 ×
    50回試験(2018年8月) 学科試験 免除:実技試験 ○
で、受講から8年が経過していました。家内には、これで落ちていたら気象予報士試験は受けないと公言していましたから、ほっとしています。

○活用した教材について
気象予報士試験はかなりの量の暗記が必要となりますが、それでもどこまで理屈を持ち込んで暗記するかが非常に重要です。一旦原理原則を理解すれば、試験に出題されないそれらは忘れてもよく、結果だけを覚えていればよいと考えます。
この点、藤田塾の教材は、たとえばプラネタリー波の蛇行について絶対渦度保存則を用いて説明されているなど、随所に理屈が持ち込まれており、その分ページ数も多くなるのですが、分かりやすい文書に助けられてスムーズに読み進めることが出来ます。
   私が使用した教材は次のとおりです。
   藤田塾 学科試験 第11期DVD&プリント
            気象予報士学科試験徹底攻略問題集(ナツメ社)
            大気の熱力学・力学徹底攻略(ナツメ社)&DVD
       実技試験 第14期DVD&プリント 
            精選問題集H21年版(成山堂書店)
            第16期DVD&プリント
            精選問題集H28年版(成山堂書店)
           気象予報士試験模範解答と解説H26~H29年度&DVD
   藤田塾以外
            気象予報士過去問徹底攻略(新星出版社)

○指導者の的確な指導・助言があってこそ
「下学して上達す」という諺があります。今は夢や目標であっても、自分の出来る範囲で出来ることからコツコツと取り組めば、やがてそれらが達成できる、という意味です。
あせらず動ぜず、自分のペースを守ってやるべきことをやれば、結果は得られます。自分を追い込むような勉強は、気象予報士試験が競争試験ではない以上必要ないと思っています。
藤田塾は一人ひとりの考えを尊重しながら、必ず合格まで伴走してくれます。
100人いれば100通りの受験方法があっていいのですから、藤田先生の指導を受けながら合格を勝ち取ってください。
先生曰く「実技試験では、解答を早く書こうとして解答できるものではない、実力が付けば自然と早く書けるようになるもの、合格レベルの人は、だいたいギリギリ試験時間内で解ける位になっているものです。」
最後に62歳のおじ(い?)さんを8年もかけて合格まで導いてくださった先生にお礼申し上げます。


Nさん(男性・26歳・航空関係(シフト勤務)・大阪府)の合格体験記


①合格までの道のり
大学生 40回~44回 独学で勉強し何度か受験したものの全く歯が立たず挫折
社会人 48回 一般 ◯ 専門 × 実技 ×
実技試験対策講座を申し込む
49回 一般免除 専門 ○ 実技 ×
50回 一般免除 専門免除 実技 ○

②勉強に使った教材
・過去問H29~H23(7年分)
・気象庁HP
・らくらく突破かんたん合格テキスト(一般・専門)

③志望動機
大学時代に何度かチャレンジしていましたが、かろうじて学科一般が受かる程度で、実技まで到底及ばず受験をあきらめていました。
社会人になり航空関係の仕事に就くことになったため、仕事にも少し活かせるのではないかと思い再び気象予報士試験を1から勉強し直すことにしました。

④「藤田真司の気象予報士塾」との出会い
学科については大学時代に受験を経験していたこともあり、市販のテキストでの勉強で合格できると判断。ただ、実技に関しては独学では厳しいと思っていたので学科の勉強の合間に通信講座をいくつか模索していました。すると別の部署でしたが気象予報士の資格を持っている会社の先輩に出会い、「藤田真司の気象予報士塾が良いよ」とアドバイスをもらいました。HPをみると実技対策の講座や添削が手厚いと感じ「48回試験で学科が受かっていたら申し込もう」と決めました。結果、専門が合格ラインに1問及ばずでしたが、思い切って実技対策講座を申し込みました。

⑤勉強方法・勉強時間
〈~49回試験まで〉
専門は通退勤の電車などスキマ時間を使って勉強しました。実技講座を申し込んでから当面は第1講から順番にDVDをみて実技に必要な知識を一通り学びました。実技の過去問演習は休日やシフト勤務の合間を縫って勉強時間を確保し、
 (1)問題を解く
 (2)DVDをみて復習
 (3)さらに分からない点は藤田先生に質問
という流れで「過去問1題につき2日」のペースで進めていきました。実技講座には計13題の過去問の解説があり、時間を気にせずじっくりと問題を解くことを心掛けました。
問題を解いていて「分からないな」と思うところは藤田先生の解説を聞くだけでほとんど解決したので、質問したのは全部で10回あるかないかぐらいだったと思います。講座のDVDを3周ほどして49回試験を迎えました。試験を終えた後、実技の問題演習量が不足していることに気づかされました。実技講座の13問は何度も解いたのでほぼカンペキに答えられますが、初見の問題に対する対応力が不足していました。問題文の指示をきちんと読めていないことによるミスも目立ちました。
〈~50回試験まで〉
演習量を増やすべく、過去問をH29~H23(7年分)取り揃え、新しい方から順に問題を解き進めました。
試験1回につき2題、年2回試験があるので1年分で4題もの過去問があります。私は「1日1題」を目標に進めていましたが、社会人でシフト勤務ということもあり、突発的な仕事が入ってきたり、体が疲れている日もあり、綿密な勉強スケジュールを立てていても思うように勉強時間を確保できないことが多々ありました。そんな時は無理して勉強せず、まず先に仕事を片付け、体を休めて、試験勉強だけに集中できる時間・環境を作ることにしました。
過去問を解いていくと、3年分ぐらいを解き終えたあたりから不思議と問題の意図や着眼点が分かってくる実感を持つようになりました。初めて解いた問題で模範解答と自分の解答がほとんど一致している時もありました。実技講座の基礎部分をしっかり学んでいたこともあってか、作図を除いてですが、模範解答を見て自分の回答があっているかどうか判別が付くようにもなってきました。
「これまで足りなかったのは演習量だった」と痛感しつつ、講義の中で藤田先生がたびたびおっしゃっている「過去問7~8年分をやるべき」というのが分かった気がしました。
試験1ヶ月前からは勉強量も増やし、休日は4~5題の過去問を解きました。覚えるべき言葉や数字の定義(台風の大きさ・波の高さ、雨の強さなど)は実技講座テキストでまとめられているページをコピーし修正テープで消して、穴埋め形式の小テストにして活用しました。
試験当日、実技は午後からなので余裕を持って会場につき、良い緊張感の中で受験。模範解答が出た時の自己採点では70%くらいだったと思います。合格発表まで落ち着かない日が続きましたが、無事合格通知を手にし、ホッとしました。

⑥気象予報士を目指される方へ
特に時間がない社会人にとって、藤田塾は効率的な勉強ができるので非常に良いシステムだと感じました。質問もいつでもできますし、添削もすぐに返ってきました。また問題演習ですが、実技おいては過去問が最高の教材であると感じました。7~8年分をやりきれれば、過去問だけで合格が見えてきます。
なぜ学生時代に合格できなかったのに、社会人になって合格できたのか。それは、「効率的な時間の使い方ができたから」だと振り返っています。やみくもに勉強せず、合格への道筋がはっきりしていて、適切なサポートを受けられる環境下で勉強することです。
世間一般的に難関と言われる予報士試験に合格できたことは何物にも替えられない達成感、喜びでした。勉強中辛いこともあろうかと思いますが、ぜひとも合格し、納得のいく形で次のステップに進めることを願っています。
藤田先生、ご指導ありがとうございました。


Tさん(33歳・フリーター)の合格体験記


2018年10月にようやく合格することできた気象予報士試験ですが、かれこれ10年かかりました。
2008年8月 一般×、専門×、実技×
2009年1月 一般◯、専門◯、実技×
2009年8月 一般免除、専門免除、実技×
2010年1月 一般免除、専門免除、実技×
2016年8月 一般◯、専門×、実技×
2017年1月 一般免除、専門◯、実技×
2017年8月 一般免除、専門免除、実技×
2018年1月 一般×、専門免除、実技×
2018年8月 一般◯、専門◯、実技◯

最初の頃は他のスクールに通っており、2009年冬に一気に一般と専門が取れたことで、簡単にもう次で合格できると甘く考えておりました。

しかしながら立て続けに落ちてしまい、ここで実技の難しさを痛感しました。
2010年当時フリーターだった私は、働きながら勉強を続けようと思い、とある商社に入社し働く事になるのですが、それから5年は仕事の忙しさや自身の甘えもあり気象予報士試験の勉強から遠ざかっていました。
2016年頃、夜勤だったのが日勤に変わった事もあり次第に時間の余裕が生まれてきたため、再度またスクールに通い始め勉強を再開しました。

しかしながらどうしても実技まで受かる事ができませんでした。

過去問に関しては10年分以上を何度も何度も繰り返しやり、答えが暗唱出きるほどまでやったのにやはり実技がどうしても受からなかったのです。

自分には一生受かる事の出来ない試験なのではと言う不安ともう諦めるべきなのかと何度も思いました。2017年12月に会社を辞め、またフリーターになり覚悟を持って臨んだ2018年の1月の試験では一般も受からず、これでまた免除がすべて切れて次は全て受け直す事態となりました。まさに絶望のどん底に突き落とされた心境でした。

そんな折、2018年3月に気象予報士である方とお話しする機会があり、そこで藤田さんの塾をすすめられました。
半信半疑であった私はどこの塾でも同じだろうと正直期待していなかったのですが、スクールや過去問での勉強に行き詰まっていた私はこの際これを最後に受講してみようと藤田塾に入校することに決めました。
これが合格の決め手となりました。

何をやったか?
何も変わらず、シンプルです。
過去問を解いてわからない所を藤田先生に逐一メールで質問しました。いっけん今までと何も変わらない勉強方法です。
しかしながら今までと確実に違ったのは、過去問への取り組み方の質です。

過去問で、
■分からなかったなーと言う所
■なぜこのような解答になるのか
■なぜこのような質問をしてきてくるのか
■採点者がどう答えて欲しいのかと言う問題の意図

と言うような点を注意深くゆっくり意識しながら解き、付箋で一問ずつわからない点が出たら印をつけてすぐに藤田先生に質問すると言う事を繰り返し行いました。
3月~8月直前までの期間で実技の質問メールは50通近くになりました。
2018年8月の試験は一般、専門、実技全て受け直す必要があったので3月から毎日4時間程勉強しました。
作戦としては3月~4月は一般をじっくり市販されてるテキストと過去問をやりました。5月~6月は専門を同じくじっくりやりました。
ただし、3月から1週間に2~3問のペースで隙間の時間に実技を並行して行い上記の通り藤田先生に質問メール致しました。
7月~8月は一般、専門、実技を日ごとに順々に勉強しました。

藤田先生の教えのおかげで、実技において8月の時点では過去問で問われてきた様々な気象現象のパターンや成り立ちを深く理解できた状態であったと思います。

試験当日はこれは確実にやってきた部分、基礎の部分と言う問題は落とさないように意識しました。
難しい問題はみんな出来ていないと割り切る事も大切で実際は確実に点を取れる所を忘れず抑えられているかが勝負の分かれ目となると言う話を聞いていたからです。

そして今回合格することができました。
先生には本当に感謝しております。

何度も落ちて諦めかけた気象予報士試験ですが、今思うことは本当にどなたでも絶対に受かる試験だということです。
ただし、受かるためには勉強の質、間違った方向に行ってはいないか確認する必要があります。

仕事を続けながらの合格と言うのは本当に難しい事と思います。私は結局前職を辞めて、再度フリーターとなって時間を確保しました。本来なら会社を辞めずに合格出来ればよかったのですが。

仕事を続けながら頑張っていらっしゃる方が多い事と思います。時間の捻出の仕方で参考になるような事は自身の体験としては伝えることが出来ないのが心苦しいです。

しかしながら勉強の質を変える事は可能であると思います。それがきっと合格への近道となることは確かな物と思います。
藤田先生を信じて、自分を信じて、あともう少し頑張ってみませんか。

私の拙い体験記が少しでも参考になれば幸いです。皆様が無事合格される事を心よりお祈り致します。


Eさん(男性・52歳・エネルギー会社勤務・群馬県)の合格体験記


1. 気象予報士受験にあたって
気象予報士試験完全合格を勝ち取るためネット等での調査の結果、一発合格はなかなか難しそうであり、確実に合格できるであろう『学科二科目の合格を勝ち取り、その後学科免除期間の二回の試験で完全合格を勝ち取る』という計画で進めることとしました。

2. 受験履歴
第49回試験
 学科一般、専門:合格、実技:不合格

第50回試験
 学科一般、専門:免除、実技:合格

3. 第49回試験(2018年1月)の対応
●主な使用教材
気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉
気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・専門知識編〉
ひとりで学べる!気象予報士学科試験 完全攻略問題集
この一冊で決める!!気象予報士過去問徹底攻略
図解入門最新天気図の読み方がよ~くわかる本
ユーキャンアプリ 一問一答 気象予報士

●勉強の進め方
20017年7月頃より本格的に勉強を開始。
この試験では学科二科目の合格を勝ち取るために、学科試験のみの勉強に集中しました。
まずはかんたん合格テキスト二冊を一通り熟読しました。その後は、問題集やダウンロードした直近数年分の過去問の演習を実施し、簡単合格テキストや天気図の読み方は電車での通勤時間を利用(片道30分程度)して繰り返し読み解き、天気図の見方や公式、法令等を頭に叩き込みました。
また、職場でのお昼休みにはスマホにダウンロードしたユーキャンアプリでポイントレッスンや問題等を行いました。
特に、過去問集の『ひとりで学べる!気象予報士学科試験 完全攻略問題集』は7巡繰り返しました。
過去問演習を繰り返し行うことにより、公式や法令、問題のパターン等を身につけることができたと思います。
結果として、学科二科目に関して計画通り合格することができました。
実技試験に関してはまったく勉強していなかったのですが、次回に向けての下見として受験しました。当然不合格でしたが、試験開始と同時に一斉に始まる天気図の切り離し等、次回に向けての良い経験になったと思います。

4. 第50回試験(2018年8月)の対応
●主な使用教材
藤田真司の気象予報士塾 実技試験対策講座
ユーキャンアプリ 一問一答 気象予報士

●藤田真司の気象予報士塾を受講した理由
学科試験二科目を独学で無事合格することができ、実技試験も独学でチャレンジしようかとも思いました。しかし、実技試験の解答は記述式がメインであり表現方法や言い回し等難しい面があると思い通信講座を受講することとしました。
数ある通信講座の中から藤田塾を選んだのは、
 完全合格を勝ち取るまでサポートがある
 過去問に関する質問は基本的に無制限
 合格お祝い金制度が利用できればお安く受講できる
 ホワイトボードを利用した講義である
等が決め手になり、2018年3月の合格発表で学科二科目の合格確認直後にDVDでの実技試験対策講座受講を申し込みました。

●勉強の進め方
実技試験対策講座は3月中旬より受講開始しました。
DVD講座は集中して実施し、1.5ヶ月ほどで受講を済ませました。DVD受講終了後はDVD講義とpdfテキストをスマホに取り込み、通勤時間を利用し音声とテキストでの受講を日々行いました。開始当初は1.5倍速で聴講していましたが、早聞きに慣れてきたら2倍速での聴講に変更しました。2倍速で聴講すると、往復の通勤時間の約1時間で1回の講義がほぼ終了でき効率が上がりました。
過去問演習は藤田塾長がおっしゃっている通り過去8年分の問題に取り組みました。初回に実施した演習の解答はすべて添削していただき、疑問点についても質問を繰り返しました。これらで得た指摘事項は自分の誤った解答と一緒にまとめ、二回目以降の演習の答え合わせの際に利用し同じような間違いを繰り返さないようにしました。また、演習は過去8年分については2巡行い、直近の約5年分は5巡行いました。
過去問演習を繰り返し行うことにより、天気図の見るポイント、問題のパターン、作図の方法、解答の表現方法等を身につけることができたと思います。
ユーキャンアプリは引き続き職場での昼休み等に利用し、学科試験の内容は実技試験でも役立つと思い継続しました。
結果として、無事実技試験に合格することができ計画通り完全合格を勝ち取ることができました。

5. 勉強時間の捻出について
平日の勉強時間の捻出は、飲み会の機会を減らす等で帰宅後の時間を確保するようにし有効に利用しました。帰宅後には1~2時間の勉強時間を確保するよう努め、通勤時間の利用、お昼休み等の隙間時間を利用する等で対応しました。
休日は予定のない日には6時間程度の勉強時間を確保し、試験直近には極力休日に予定を入れないようにしました。

6. 藤田塾について
藤田塾を受講して一番良かったのは、添削や質問に対する返信が非常に早いということです。1日の勉強が終了した後に送信した解答に対する添削が、翌日の午前中に返信されてきたのには驚きました。また、GWやお盆休み等も通常通り対応していただける点にも驚きです。このような対応をしていただけるとやる気も出て継続するし、何かわからないことがあっても藤田塾に質問すればすぐに回答いただけるという安心感があり、このおかげで挫折することがなかったと思います。
もう1点気に入っていたところが、ホワイトボードを利用した講義であるということです。体をそらしながらホワイトボードを記載するなど、なんか温かみを感じます。しかし、オプション講座で受講したH29年の講義ではホワイトボードが使われなっていて少々さみしくなりました。

7. まとめ
今回計画通りに気象予報士の試験に合格できることができましたが、学科試験、実技試験ともに過去問を繰り返し演習することが重要と実感しました。繰り返し演習し疑問点を質問し解決することにより自然と実力がついていくと思います。藤田塾長のおっしゃっている通り『過去問は最も優れた教材』であると思います。

最後になりましたが、記念すべき第50回の試験で難関の実技試験に合格し完全合格を勝ち取れたのは、強力なサポートをして頂いた藤田塾長のおかげです。どうもありがとうございました。


Kさん(女性・24歳・会社員(技術職)・北海道)の合格体験記


1.はじめに
大学2年生(20歳)の頃に気象予報士試験の勉強を始め、9回目の受験でようやく合格しました。
合格に至るまでの経緯を纏めさせて頂きます。

2.受験履歴
大学に入学して気象学と出会い、興味を持ったことが受験のきっかけでした。学生時代のまとまった時間がとれる頃から勉強を始めたにも関わらず、合格までに長い時間がかかってしまったのは、ほぼ独学で合格を目指したからだと思います。
一般 専門 実技
第42回 × × -
第43回 × -
第44回 × -
第45回 ×
第46回 ×
第47回 ×
第48回 × -
第49回 ×
第50回

3.学科試験
●一般知識
気象学に関する問題が主に問われるため、理系の私にとっては得意分野であり、あまり苦労はしませんでした。第48回試験までは、「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」と「一般気象学」を熟読して、過去問題を解きました。独学でも合格することはできましたが、藤田先生に質問をしたい問題もあったので、第49回試験の前に学科試験対策講座(一般知識コース)も申し込みました。その結果、第49回試験の一般知識では満点を取るという快挙を成し遂げました。

●専門知識
範囲が広く覚えることも多かったため、あまり得意分野ではありませんでした。「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」を何回も繰り返し読んで、過去問題を解きました。過去問題の見直しをする時は、「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」の何ページに何が書いてあるかをすぐ思い出せるくらいまで暗記しました。それでも試験では1点で落ちてしまうことが多かったので、学科試験対策講座(専門知識コース)を申し込んで、曖昧な部分について徹底して理解するようにしました。

4.実技試験
学科試験と比較すると気象についての深い知識を問われているというよりは、総合力を問われている試験だと思います。問題文をしっかりと読んで指示に従い解答すること、基本問題を得点することが重要だと思います。
私は記述問題が苦手で、実技試験対策講座に申し込み、藤田先生に何度も答案添削をお願いしました。藤田先生に答案添削をしてもらうことで、課題を洗い出し、改善していくことができました。一人一人にここまで丁寧なサポートをしてくれる先生はなかなかいないので、本当に助かりました。
過去問題は、過去7~8年分を5周くらいはやりました。試験時間に対して問題文の量がとても多いので、過去問題をたくさん解いて慣れていないと時間内に問題を解けないと思います。

5.試験を通して
社会人1年目の夏に受けた試験(第48回)で落ちた時は学科の免除もなくなり、もう受験をやめようと考えましたが、学生時代にせっかく頑張ってきたことが無駄になってしまうと受験を続けることにしました。しかし、このまま勉強してもまた同じ失敗をしてしまうと思い、以前から学科試験の解答速報を見ていた藤田真司の気象予報士塾に思い切って電話をかけ、藤田先生に相談しました(笑)。藤田先生はとても親身になってお話を聞いて下さり、優しいお人柄を感じました。どの講座を受講しようかで少し迷いましたが、すぐに受講を決意しました。
この時、藤田先生を信じて入塾したことが、第50回気象予報士試験に合格することができた最大の理由だと考えます。

6.気象予報士としての今後
気象予報士試験の合格発表の日、会社のお昼休みに藤田先生からのメールで合格を知り、とても驚きました。実技試験の手応えがあまり良くなかったので落ちているのではないかととにかく結果を見るのが怖かったです。合格したことを今まで応援して下さった職場の方々や家族に報告すると、とても喜んでくれました。
合格までの道のりを振り返ると決して甘いものではありませんでしたが、受験勉強をする中で素敵な方々にたくさん出会い、貴重な経験をさせてもらいました。気象予報士学生会という学生の集まりでは、同世代の気象予報士の方々ともお話ができ、とても刺激を受けました。こういった素晴らしい出会いがあったからこそ、合格するまで諦めずに頑張れたと思います。
これからは、気象予報士として自分のやりたいことを考え、日々、挑戦していきたいです。

7.最後に
気象予報士試験は難関試験で、合格するためには相当な努力をしなければいけません。
私がこの試験を突破できたのは、周りの方々からの支えがあったからだと思っています。
藤田先生は気象予報士試験にこれだけの合格者を輩出されている実績のある先生です。
これからも藤田先生の受講生が益々合格を勝ち獲られることを願っています。
1年間の温かいご指導大変ありがとうございました。


↑ PAGE TOP