藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

平成22年度第2回試験(第35回試験)で合格された方の合格体験記

平成22年度第2回試験(第35回試験)では、当塾から10名様の合格者が生まれました。 ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。

■Kさん(女性・OL)
■K.Aさん(男性・31歳・自営業・東京都)
■K.Aさん(男性・38歳・公務員)
■K.Tさん(男性・38歳・会社員)
■Aさん(男性・52歳・高校教員)
■A.Mさん(女性・48歳・コンビニパート従業員・大阪府)
■Bさん(男性・29歳・損害保険会社勤務)
■T.Oさん(男性・45歳・公務員・京都府)
■T.K.さん(男性・37歳・教員(数学))



■Kさんの合格体験記
(女性・OL・第35回気象予報士試験合格)

合格までの道のりはとても長いものでした。試験の受験回数は実に9回。
第35回の試験で合格・不合格問わず最後にすると決めて受験しました。

①合格までの道のり
第26回 一般× 専門× 実技× (どんな試験か体験する意味で受けました)
第27回 一般× 専門× 実技×
第28回 一般× 専門○ 実技×
第29回 一般○ 専門免 実技×
第30回 一般免 専門免 実技×
第31回 一般免 専門○ 実技×
第32回 見送り
第33回 一般○ 専門免 実技×
第34回 一般免 専門× 実技×
第35回 一般免 専門○ 実技○ 合格

②一日の勉強時間
 平日1~1時間半
 休日3~4時間

③勉強時間の捻出
平日は家事やお風呂などをなるべく早めにすませ、寝るまでの短い間を利用しました。
また電車の中で授業でもらったプリントをチェックしたりしました。
休日は近くにある図書館に行って勉強しました。家の中に比べ誘惑するものがないため集中して勉強することが出来ました。

④勉強方法
授業で貰ったプリントを授業が終わるごとにチェックし、早めに過去問題に取り組みました。
とにかく過去問題をひたすら解き、間違った問題だけではなく、問題文で意味が分からなかったところもチェックし、調べたり、それでも分からないことは先生に質問し分からないことを放置しないようにしました。
ただ専門の場合あまり古い過去問題を解くと、現在では使用されていない観測や、方法が変わったものもあるので、気象庁のHPで変わったところはないかなどチェックしました。
何回も解いてくると自分がよく間違うところが出てきたので、その部分を書き出し、再確認するようにしました。
実技も過去問題を何度も何度も解きました。
自分が書いた文章と模範解答を比べ何が足りないか、また何を書きすぎてしまったかチェックするとともに、先生にメールで添削をお願いしました。
厳しく採点しているつもりでもどうしても自分で採点すると甘くなりがちなので第三者の目からどう見えるかを知るのは大切な事だと思います。
また問題分で何を問っているのかを理解することが簡単なようで難しかったです。

⑤モチベーションの保ち方
上でも述べたように合格するまでかなり長い道のりでした。
すでに学科は何回の受かっているのにかかわらず実技が取れなくてかなり落ち込みました。
勉強することが辛くなり、いったん勉強をやめ第32回の試験は受けない事にしました。
一体どうしたら合格できるのだろう、何をしたらいいのか分からない…。
しかし先生のHP上で合格者の記載を見ているうちに「このままでいいのか」「今までやって来た努力を無駄にしてもいいのか」と思う様になりました。
そして第33回の試験で合格してみせると決め免除期間が切れた一般を再受講し直しました。
しかし実技が不合格。手ごたえがあったゆえにショックが大きかったです。
そして第34回の試験も不合格。そろそろ見切りをつけなければならないのか?色々考えました。
そして第35回の試験で合格不合格問わず最後にしようと心に決めて勉強しました。
ここまで頑張って来たのだから大丈夫と自分に言い聞かせてきました。
そして最後と決めた試験でようやく合格。頑張ってきて本当に良かったです。

⑥塾の活用方法
勉強方法でも述べたのですが、授業中やメールで自分がちゃんと理解するまで分からない事を質問してきました。
たくさん質問をしてきましたが、その都度丁寧な回答を頂き理解を深めさせていただきました。
また授業でもらうプリントは分かりやすくまとめられており、基礎確認などに活用させていただきました。

⑦試験会場について
個人的な意見・感想なので必ず参考になるとは思えないのですが試験について、試験と試験の合間20分の休みがありますが、そのうち10分は問題用紙の配布と回答用紙の回収に時間を取られます。
今まで様々な受験会場で試験を受けましたが、特に女性の受験者の方に注意していただきたいのは、お手洗いが非常に少ない事が多かった事です。
行列が出来るので事前にお手洗いが何処にあるか確認された方がいいと思います。

⑧最後に
勉強をするうえでモチベーションをいかに保つかが一番大変でした。
他の人より長い道のりでしたが合格したと分かった時の喜びは言葉では言い表せません。
ここまで支えて下さった先生に感謝するとともに良い結果をお知らせすることが出来て本当に良かったです。




■K.Aさんの合格体験記
(男性・31歳・自営業・東京都・第35回気象予報士試験合格)

合格は藤田先生からのメールで一番に知りました。お世話になっていたので、とても嬉しかったです。

【勉強を始めたきっかけ】
気象にもともと興味があったので、勉強を始めました。軽い気持ちだったのですが、合格するのは大変でした。
全容が理解できるようになってから、迅速に分析し簡潔に記述できるようになるのが大変です。

【藤田塾の受講を決めた理由】
数年勉強して、実技の壁に苦しんでいた時にHPで見つけました。安さが一番の魅力でした。
DVDは雑談もなく、先生の誠実さが伝わってくる本当に素晴らしい講義でした。

【勉強時間】
仕事で全く勉強できない時もあるので、休日には一日中勉強しました。モチベーション維持のため、有料自習室を契約しました。
DVDはどんなに時間のない時でも感覚を忘れないため繰り返し家で見ました。

【勉強法】
過去問8年分を問題を覚えてしまうぐらいに繰り返し演習しました。
過去問を100%解けるのが、本番の初見の問題で7割解けるラインだという先生の意見は分かりやすいと思います。
添削は漫然と自分の解答を提出するのではなく、よりピンポイントに、解答例との違いを「なぜこうなるのか」という形で質問するとよいと思います。

【おわりに】
本当にお世話になりました。実技の壁を突破できたのは藤田先生のおかげです。
あと一歩のところで、合格をつかみ取りたいと真剣に思っている方には、本当にお勧めします!




■K.Aさんの合格体験記
(男性・38歳・公務員・第35回気象予報士試験合格)

1.はじめに
大学在学中にスタートした「気象予報士」制度。
大学では気象についても学び、興味はあったものの、当時は制度や試験についての情報も少なく、その後は就職活動、職場での仕事や研修、日々の生活に追われていました。
3年前の2008年春、職場の中で「目標を持って努力する」ことの大切さを自ら示したいと思い、インターネットで藤田塾に出会ったこともきっかけとなって、
大学時代に興味のあった「気象予報士」にチャレンジすることを決めました。

2.合格までの道のり
(1)第30回試験に向けて 試験結果:学科(一般)×,学科(専門)×
ちょっと勉強すれば大丈夫だろうと安易に考え、第7期「学科試験対策講座」の一般知識コースと専門知識コースを通信型で同時に受講をスタート。
このころは一般知識についてDVDとプリント教材に目を通す程度の勉強しかしておらず、専門知識に関する勉強もほとんど手をつけていなかったため、案の定、結果はボロボロでした。

(2)第31回試験に向けて 試験結果:学科(一般)○,学科(専門)×
基礎から1つずつ勉強する必要性を感じ、継続受講の第8期「実技試験対策講座」の通信型教材は手をつけず、第7期「学科試験対策講座」の一般知識コースと特別授業「大気の熱力学」「大気の力学」のDVD、ナツメ社の「学科試験徹底攻略問題集」「大気の熱力学・力学徹底攻略」の2冊を使って勉強を進めました。
DVDは通勤中の車内で視聴し、問題集は休日に進め、問題集は2回ずつ解きました。
試験前日には間違えた問題を中心にもう1回取り組みました。

(3)第32回試験に向けて 試験結果:学科(一般)免,学科(専門)○,実技×
学科試験の完全合格に向け、第7期「学科試験対策講座」専門知識コースのDVDよる学習をスタート。
試験2ヶ月ほど前に「学科試験徹底攻略問題集」だけでは不十分と感じ、タイロスのCD-ROMを購入して、過去問題演習を中心に勉強を進めました。
講座の受講そのものは終わっていましたが、試験直前に初めて「質問メール」を送りました。
このときの試験では捕捉率について問われ、十分に勉強していなくて後悔した覚えがあります。
(基準が引き下げられたため、結果としてぎりぎりで合格できたのではないかと思われます。)

(4)第33回試験に向けて 試験結果:学科(一般)免,学科(専門)免,実技×
実技試験に向けて本格的に勉強をスタートしたのが試験2ヶ月前の11月下旬。
第8期「実技試験対策講座」の基礎編を勉強後、当時の教材であったナツメ社の「実技試験徹底攻略問題集」をひと通り解き、2回目に取り組んだのが半分程度の状況で本番を迎えることになってしましました。
この回の試験では台風や寒冷低気圧・雨雪判別などの基本的な内容が多く出題されており、問題演習不足を実感しました。
また、湿度が降水の型に与える影響などが出題され、学科試験で学ぶ内容もおろそかにしてはならないこともわかりました。

(5)第34回試験に向けて 試験結果:学科(一般)○,学科(専門)免,実技×
学科(一般)と実技の両方の合格するため、第7期「学科試験対策講座」一般知識コースのDVDを再確認し、タイロスのCD-ROMにある過去問題に3回取り組みました。
十分な演習をして本番に臨んだので、うっかりミスはあったものの学科(一般)がダメという感触は全くありませんでした。
実技は、学科の勉強と職場での仕事に追われて前回試験のときよりも勉強できず、この結果はある意味当然かなと感じています。
その中でも「穴埋め問題だけっでも完璧に答えよう」と試験に取り組みました。

(6)第35回試験に向けて 試験結果:学科(一般)免,学科(専門)○,実技○
前回の試験直後(8月末)から、この試験がラストチャンスのつもりで勉強をスタートしました。
学科(専門)では「最近の気象業務の動向をつかむこと」、実技では「(問題量が増加傾向にある)最近の過去問題演習」が不可欠なことから、講座の内容が新しくなった藤田塾の門を再度叩くこととなりました。
この数ヶ月は職場での仕事も比較的余裕があったため、第12期「実技試験対策講座」は通学型で受講することにしました。
通学には往復で5時間かかりましたが、そこを逆手にとって、第11期「学科試験対策講座」専門知識コースのDVD(倍速再生)とオリジナルプリント教材を車内で勉強しました。
もちろん、家ではタイロスのCD-ROMに加え、それ以降の問題も入手して過去問題演習に3回以上取り組みました。
また、(講義で扱う問題とナツメ社の問題集を中心に)週末までに過去問題を数題は解き、通学した際に持参して添削指導を行っていただくようにしました。
講義では、とくに答案文作成のポイントの部分が大変参考になりました。
例えば「特徴を述べよ」とある場合、資料を見ていえることを素直に書けばよいとわかると、答案が以前よりも楽に書けるようになりました。
試験直前になって職場の方が忙しくなり、とりあえず藤田先生からいただいた添削でアドバイスを受けたところを中心に見直して本番を迎えました。
学科(専門)は約45分で終え、見直しをする時間も十分ありました。
実技は「時間内に答案をすべて埋める」ことを目標に取り組みましたが、実技2ではそれが達成できず、正直「実技は今回もダメだろう」「結果がわかったらすぐ勉強に取りかかろう」と思っていました。
合格発表の日、職場の休憩時間におそるおそるホームページをのぞいてみると、自分の受験番号がありましたがこのときはまだ半信半疑・・・昼過ぎに藤田先生からのメールも届くと、ようやく合格できたんだという実感が湧いてきました。
9月から約5ヶ月間で取り組んだ勉強時間を計算すると、
    職場へ通勤中の車内でのDVD視聴     約80時間
    藤田塾へ通学中の車内でのDVD視聴    約80時間
    藤田塾での実技試験対策講座      約40時間
    タイロスCD-ROMによる過去問題演習   約80時間
    実技試験の過去問題演習        約120時間
    合計                 約400時間
くらいになるのではと思います。

3.おわりに
藤田塾のホームページに掲載されている内容や、既に合格された方の「合格体験記」の内容は、今一度見直してみると、自分に合っていた(あてはまっていた・役立った)ことが山のようにあったと思います。
例えば、
・急がば回れ!(ひとつひとつステップを踏んで勉強した方が、最終的には近道である)
・オリジナルプリント教材(非常にわかりやすく、新しい内容の学習もできた)
・通信型講座と通学型講座の利点(通信型ではDVDによる反復学習ができ、
 通学型では先生に直接お目にかかることで勉強に対する高いモチベーションの維持ができた)
・記述問題の添削指導(通学型で毎回指導していただき、答案文作成に自信がついた)
・過去問題の重要性と問題量の目安
 (学科は過去問題すべて/実技は30題程度・・・これに近いくらい演習できて、ようやく合格できた)
などです。ここまでご指導してくださった藤田先生には、大変感謝しております。
本当にありがとうございました。
もし、これから気象予報士を目指される皆さんが藤田塾のホームページをご覧になって「勉強してみようかな」と思われたのであれば、ぜひ藤田先生を信じて一歩を踏み出してみてください。
きっと親身になって皆さんの気持ちに答えてくださるはずです。






■K.Tさんの合格体験記
(男性・38歳・会社員・第35回気象予報士試験合格)

■ 受験のきっかけ
私は航空会社に勤めていますが、その仕事がら天気に左右されることが多く、自分でもある程度先読みをする力をつけたかったため。

■ 合格までの道のり
2010年1月(第33回):一般○ 専門× 実技―
2010年8月(第34回):一般免除 専門○ 実技×
2010年10月 藤田塾入塾、実技試験対策講座受講開始
2011年1月(第35回):一般免除 専門免除 実技○

■ 1日の勉強時間、勉強時間の作り方
平日は0.5~2時間、休日は2~4時間
どうしても夜は帰りが遅くなりがちなのに加え、私は昔から朝型人間でしたので朝1~2時間早く起きて出勤前に勉強するようにしました。
また、まとまった勉強時間が取れない日には、寝る前などにたとえ1問だけでも問題を解くようにし、全くなにもしない日を作らないようにしました。

■ 効果のあった勉強方法
私の場合、学科2科目は独学でしたが、教科書を読んで一通り理解できたと思ったら過去問題に取り組み、間違えた問題は教科書に戻り・・・を繰り返し、「なぜそうなるのか」を徹底的に理解するように心がけました。
一旦理解ができた単元は日々過去問題を何度も何度も繰り返しました。

(私の使用した教科書/参考書)
○ 学科一般:らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト一般(技術評論社)
気象学のキホンがよ~くわかる本(秀和システム)
真壁京子の気象予報士試験数式攻略合格ノート(週刊住宅新聞社)
○ 学科専門:らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト専門(技術評論社)
イラスト図解 よくわかる気象学 予報技術編(ナツメ社)
○ 学科両方:資格試験らくらく合格塾 気象予報士学科試験 徹底攻略問題集(ナツメ社)
資格試験らくらく合格塾 気象予報士試験 大気の熱力学・力学 徹底攻略(ナツメ社)
○ 実技  :気象予報士試験 解答例と解説(タイロス)
気象予報士試験 速習テキスト 実技編(オーム社)

■ 挫折しそうになった時は・・・
やはりうまく気分転換をすることだと思います。まとまった勉強時間が取れない日や気分が乗らない日もあると思います。
そんな時はいっそのこと遊びに行くなり好きなことをするなり、少し勉強から離れてもいいと思います(そんな日でも夜寝る前に1問くらいは問題を解いてから寝ていました)。

■ 藤田塾の活用方法
私は通信型の受講生でしたので繰り返しDVDを視聴しました。
藤田塾では「なぜそうなるのか」を何度も具体的に分かりやすく解説していただけるので繰り返し視聴することでいつの間にか知識と現象のつながりが頭に定着していました。

■ 最後に
私が気象予報士試験に合格できたのは間違いなく藤田塾のおかげです。
私は藤田塾に入塾するまではやみくもに実技の問題を解くだけで、解答はいつも解答例とはかけ離れた(というか的外れというか)、とにかくヒドイ内容のものでした。
それもそのはず、「何を聞かれているのか」が全く理解できていなっかたのです。
ところが藤田先生の授業を受けて、まさに「目からウロコ」でした。
「記述で聞かれるのは「特徴」か「理由」がほとんどである」と。もっと簡単に考えればよかったんですね。
受験生には学科レベルの知識以上のことは求められていないのです。
「特徴」なら資料を見たまま書けばよいし、「理由」なら学科の知識を元にまとめればよいのです(まとめ方やそこに行きつく過程は藤田先生が懇切丁寧に指導してくださいます)。
それが分かればあとは回数をこなすべく過去問題に取り組めば、よく似た(時に全く同じ)問題が幾度となく出題されているのが分かるはずです。
藤田先生がおっしゃるように過去8年分くらいを複数回解いてみれば自ずと合格するだけの力はつくと思います。
実際私にその力を授けてくださった藤田先生には感謝感謝です。
最後になりましたが、受講生の皆様のご健闘と藤田塾のますますの発展を心から祈念申し上げます。




■Aさんの合格体験記
(男性・52歳・高校教員・第35回気象予報士試験合格)

実技試験で穴埋め問題を中心にくだらない間違いが多く、今回は学科合格して夏に実技一本でやろうと思っていたので、昼過ぎにセンターのHPで自分の番号を見つけたときには信じられない気持ちでした。
やはり、記述問題のウェイトが大きく、細かいミスよりも問題の流れをつかむことの方が大切だと思いました。
ただ、直後に東北地方太平洋沖地震が発生し複雑な心境です。

① 受験のきっかけ
最近の天気予報がほとんどはずれることがなく、その理論や技術に興味がありました。
また、学生時代は航空関係に就職をするつもりだったのでもともと気象に関心があり、気象予報士試験を受験しようと思いました。

② 合格までの道のり
平成22年6月  勉強開始
平成22年8月(第34回試験)学科(一般) ○、学科(専門) ×、実技受験せず
平成22年9月  藤田塾実技対策講座通信型を受講開始
平成23年1月(第35回試験)学科(一般) 免除、学科(専門) ○、実技 ○
夏までは独学で学科合格を目指していましたが、夏以降実技の問題にとりかかったときに独学の限界を感じ、藤田塾に入塾しました。

③ 勉強時間
受験勉強に本格的に取りかかったのは秋以降で、平日2~3時間、休日8時間を確保するようにしました。
勉強の実感を得るために、勉強した時間をテキストの裏表紙に正の字で書き込んでいきましたが、11月以降で350時間程度勉強していました。

④ 勉強時間の捻出法
今まで土日がほとんど部活動の指導でつぶれていたのですが、今年からその部活動の指導もなくなり、また子供たちも大学生になりましたので、おかげで受験勉強に集中することができました。
今まで使えなかった時間が自由になったので勉強時間の捻出はうまくいったと思います。

⑤ 最も効果があった勉強法
とにかく、過去問(学科は10年分、実技は8年分)を解きました。
学科はタイロスで回毎や分野毎に繰り返し、実技は3回ずつ解いて受験を迎えました。
ただ、過去問演習で気をつけなければならないのは、気象予報業務は常に進歩していて過去には誤りでも現在では正解またはその逆になる出題が結構あることです。
テキストも最新に改訂されていないと混乱してしまうので注意してください。
また、解説を読んでいてもしっくりこないものもありますが、問題や解答とけんかせず読み飛ばす勇気も時には必要と思います。
実技においてはそれぞれの問題にテーマやストーリーがあってその流れを的確につかむことが合格につながると思います。
出題されるパターンも決まっているので過去問でよく習熟しておくことが重要だと思います。
また、送られてくるDVDをためないことです。予習して自分なりの解答を作り上げてから藤田先生の講義を聞くと、何気ない言葉の中に「何だ、そういうことか。」と感動させられる至言があり、その合理的な論理展開が興味深く、実技問題の演習が苦にならなかったことで楽しく受験勉強できたことが一番でした。
実技の解答においては演習を重ねていくと「低気圧が発達すると予想される根拠」など条件反射的に解答が思い浮かぶものもありますが、予想図等のデータで数的に裏付けられるものだけ言及するようにし、この辺に合否の鍵があるように思って練習しました。

使用した書籍
・「よくわかる気象学 中島俊夫著」 ナツメ社
・「よくわかる気象学 予報技術編 中島俊夫著」 ナツメ社
・「一般気象学 小倉義光著」 東京大学出版会
・「気象予報士試験 速習テキスト 実技編 新田尚著」 オーム社
・「気象予報士試験 解答例と解説 ’10」 タイロス

⑦ 藤田塾の活用法
わからないことを質問できることです。私は結局、1回しか質問しなかったので悔いています。
(解答の書き方について本当につまらない質問でしたが、藤田先生は丁寧に答えて下さり、本番では確信をもって解答することが出来ました。)
遠慮せず、先生に質問できることが藤田塾の一番の良さだと思います。

⑧ 最後に
試験当日、私は途中からの受験だったのですが、冷たい風で凍える(確か日本海側は豪雪だった)中、ただひとり正門で激励に立っておられた藤田先生に感激しました。
まだまだ経験も判断も未熟なままなので、これからも研修を積み天気予報を楽しんでいきたいと思います。




 ■A.Mさんの合格体験記
(女性・48歳・コンビニパート従業員・大阪府・第35回気象予報士試験合格)


1. 受験の動機
山登りが趣味のため、以前から気象の知識を得たいと考えていました。
しかし山関連の気象の本を読んでもほとんど身に付きません。
そこで、強制的に勉強する体制を作ってしまおうと目論み、気象予報士資格を取得することにいたしました。

2. 受験の経緯
平成22年1月(第33回試験) 学科(一般)○、学科(専門)○、実技×
平成22年8月(第34回試験) 学科(一般)免除、学科(専門)免除、実技×
平成23年1月(第35回試験) 学科(一般)免除、学科(専門)免除、実技○

3. 学習の経緯と内容
    ※「藤田真司の気象予報士塾」は「藤田塾」と表記させていただいています。
年月 学習内容等
平成21年9月 勉強開始。入門書を多数読む。高校物理・数学(いずれも必要分野のみ)復習。
平成21年10月 藤田塾のサイトを知り、勉強方法・教材について大変参考とさせていただく。
メールマガジンのバックナンバーも熟読。
藤田塾での使用教材「気象予報士試験 大気の熱力学・力学徹底攻略/ナツメ社」を学習。
平成21年11月~12月 過去問題演習。
 学科(一般) : 第1回~第31回すべて。
 学科(専門) : 第1回~第31回より現行制度に合うものすべて。
 実技   : 「気象予報士実技試験徹底攻略問題集/ナツメ社」および第22回~第31回。
平成22年1月 ●1月24日 第33回試験受験。
実技不合格が確実だったため、直後に藤田塾へ入塾。
平成22年2月 実技、過去問題復習。
平成22年3月~8月 藤田塾「実技試験対策講座・第11期・通学型」受講。
   「質疑応答付き自習会」5回参加。

・受講と並行して、実技過去問題、第15回~第33回を演習。
●8月29日 第34回試験受験。
平成22年9月~
平成23年1月
藤田塾「実技試験対策講座・第12期・通学型」受講。(特別再受講割引適用)
   「質疑応答付き自習会」1回参加。
   「第34回実技試験解説教材」(DVD2枚・プリント教材)購入。

・実技過去問題、第15回~第33回を復習。
●1月30日 第35回試験受験。


4. 勉強時間
●総勉強時間 : 1,144時間 (500日間=平成21年9月17日~平成23年1月29日)
●一日あたりの勉強時間 : 平均2時間17分
※ 勉強時間は毎日タイマー等で計測し、記録していました。
学習の「質」を高めることも大切ですが、私の場合、「勉強時間」と「学習の成果」はほぼ比例していました。
勉強時間そのものを確保することが、結果的に合格につながったと思われます。

5. 勉強法
(1) 学科試験
おおまかな知識を得た後は、すぐに過去問題演習に入りました。
第21~31回は「気象予報士試験 模範解答と解説/東京堂出版」を、第20回より以前は「CD-ROM 気象予報士試験 解答例と解説/㈱タイロス」を用いました。各々12~15回繰り返し演習しました。

(2) 実技試験
① 実技不合格の要因
「実技過去問題の丸暗記」が不合格の最大要因です。
学科は、過去問題反復で記憶に頼って何とかなるものの、実技は単なる丸暗記では合格できないと痛感しました。

② 藤田塾「実技試験対策講座・通学型」受講が実技合格の決め手
講義を受けて、初めて実技試験の解き方が具体的にわかりました。
「予習 → 受講 → 不明点をすぐに質問 → 復習」を完全に行なうように心掛けました。

③ 記述問題の対策
記述問題では、次の三段階を経て解答することになります。
「題意を把握する」→「解答要素を導く」→「論理的に答案を作成する」
そこで、記述問題すべてについて「自分はどの段階でどのように誤っているか」を一問ごとに分析し、自分の弱点を突き止めるようにしました。
なお、こういった作業はExcelで解答欄・分析欄等を作成して行ないました。

(3) 全く勉強する気が起きないとき
長く受験勉強を続けていると何ひとつ勉強したくないときも訪れます。そんなときは、とりあえず教材を「音読」してみました。
いやいやながらも音読を始めると、少しは勉強してみようかという気が次第に起こってきます。

6. 参考サイト
●「HBC(北海道放送)専門天気図」(https://www.hbc.co.jp/pro-weather/)
気象庁発表の高層天気図等を見ることができます。
●「日本気象協会 tenki.jp」内の「日直予報士」(https://tenki.jp/forecaster/diary/)
複数の気象予報士のかたによる詳しい解説が大変勉強になります。
高層天気図・気象衛星画像なども時々解説があり、勉強中の内容が実際の予報でどう活用されているのかリアルタイムでわかります。

7. 「藤田真司の気象予報士塾」のメリット
(1) 講義が非常にわかりやすく、独習とは比べものにならないほど理解が進みます。
特に、記述問題における解答のプロセスなど、きわめて明快に解説していただけて、気象の勉強がより一層楽しくなります。
(2) オリジナルプリントがすばらしく、自分でまとめノートなどを作る必要がありません。
私はノート類を全く作らず、試験直前も塾のプリントのみ復習していました。
気象関連の最新情報もすぐに反映していただけるので、自力での情報収集は全く不要で助かりました。
(3) いつでも質問ができ、また大変詳しい回答をいただけます。
私は通学型だったため、講義の前後などにしばしば質問させていただきました。メールによる質問は2回です。
講義そのものが大変わかりやすいので、それほど疑問点は生じませんでした。
(4) 「実技試験解説教材」(DVD2枚・プリント教材)も大変役立ちました。
直近の試験解説は講義では取り上げられないため、別途この「実技試験解説教材」を購入したのですが、講義をさらに上回る詳細かつ丁寧な解説で、基礎的な内容も含めて非常によくわかりました。
(5) 「質疑応答付き自習会」には合計6回参加させていただきました。
遠方からご参加の方々より刺激をいただけ、また自習中の不明点は藤田先生にすぐ質問することができ、とても有意義でした。
(6) 大変ありがたいことに「合格お祝い金制度」が設けられています。
元々受講料も安価であり、お金の負担を気にせずに勉強を続けることができます。

8. 最後に
藤田先生の講義を受けている最中、あることにハッと気づかされた瞬間がありました。
それは、気象予報士試験がやみくもに難易度を高くしているわけではないということです。
受験生に対して、気象の本質的な理解を求めているがために、難しい問題となっているのです。
丸暗記や小手先の理解ではなく、本質を理解して試験に臨んでほしいという出題者の意図が初めてわかりました。
そう気づいたときから、過去問題が難問ではなく、実は非常によく練られた「良問」がほとんどであると思えてきました。
このように出題者の意図を意識して過去問題演習を繰り返した結果、第35回の実技試験では、初めて落ち着いて全問解答することができました。
第35回試験の合格発表は2011年3月11日、誠に哀惜の念に堪えない日でもあります。
気象予報士の役割が、まずは防災であることを否が応でも再認識せざるを得ませんでした。
いまだ不自由な生活を強いられるなか、受験勉強を続けている方々もおられると存じます。
どうか困難を乗り越えて初志貫徹なさいますようお祈りいたします。
最後になりましたが、この難関試験を突破する実力を授けてくださった藤田先生に厚くお礼申し上げます。
受講生に対して常に真摯に向き合われる先生のおかげで、何とか勉強を続けることができました。
藤田先生には、気象予報士試験のご指導のみならず、何かひとつのことを成し遂げる大切さをも教えていただいたような気がしてなりません。
気象予報士試験をご縁としてすばらしい師に巡り合えたことに深く感謝申し上げます。




 ■Bさんの合格体験記
(男性・29歳・損害保険会社勤務・第35回気象予報士試験合格)


3月11日(金)午前10時5分、気象業務支援センターの掲示板で自分の名前を確認した。
言葉で言い尽くせないほど、嬉しかった。と同時に、受験からの解放感でいっぱいだった。

1.なぜ受験したのか(きっかけ)
プライベートでは、サーフィンやスキー、仕事では天候デリバティブを取扱うこともあり、気象に興味を持ち始めた。
また、会社の先輩で、気象予報士がいたということも受験するきっかけになりました。

2. 合格までの道のり
11回かかりました。もっと藤田塾に早く入会していれば・・・ 

第25回 一般× 専門× 実技× 某社通学講座受講(基礎)
第26回 一般× 専門× 実技×
第27回 一般× 専門× 実技×
第28回 一般× 専門× 実技×
第29回 一般○ 専門× 実技× 藤田塾に入塾(専門・実技)
※29回試験後に入塾
ただひたすら過去問題演習
第30回 一般免 専門× 実技×
第31回 一般免 専門× 実技×
第32回 一般× 専門× 実技×
第33回 一般× 専門○ 実技×
第34回 一般○ 専門免 実技×
第35回 一般免 専門免 実技○ 某社通信講座受講(実技)

3.勉強時間
・平日・・・毎朝4時半起床、1時間半程度過去問題演習を中心に学習。
      通勤の1時間程度は暗記ものに学習。
※夜は、基本的に勉強しませんでした。朝勉をおすすめします。
・週末・・・過去問題演習を中心に10時間程度学習。
※午後から家族サービスすると決め、メリハリをつけて勉強していました。

4.合格にかかせないこと
藤田先生がよくお話しているとおり、気象予報士の合格にかかせないのは、
過去問演習+添削(質問)だと思います。
藤田塾受講後は、何度も何度も解答用紙をコピーするなどして繰り返し復習を行いました。(おそらく10回以上は・・・)
それだけでは合格はできませんでした。
繰り返し過去問を演習すれば合格できると考えていたため、藤田先生の添削はあまり受けていませんでした。
昨年夏以降、他社の通信講座で添削を受けて初めて、なぜ自分が合格しないのかがわかりはじめました。
人に解答を見てもらうことで、解答すべきキーワード、題意や表現の仕方など解答に必要な知識が身に付くのだと思います。
藤田先生の講座を受験当初から受講し、添削を受けていればもっと早く合格できたと思います。
これから受講される皆さまは、藤田先生のわかりやすい講義、丁寧な添削指導を受けてぜひ合格を勝ち取ってください。

5.よく使用した書籍など
・「一般気象学 小倉義光著」 東京大学出版会
・「よくわかる気象学 中島俊夫著」 ナツメ社
・「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」(学科一般知識編)技術評論社
・「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」(学科専門知識編)技術評論社
・「気象予報士試験 大気の熱力学・力学徹底攻略」ナツメ社
・「真壁京子の数式攻略合格ノート」週刊住宅新聞社
・「気象予報士試験 速習テキスト 実技編」 オーム社
・「気象予報士試験模範解答と解説」東京堂出版
・「気象予報士試験 解答例と解説」タイロス

6. 最後に
4年半と長丁場となってしまいましたが、この間ずっと勉強を続けてこれたのも、藤田先生のおかげです。
平日毎日朝と昼に配信される予報士試験対策講座、月2回程度のメールマガジンにより、モチベーションを維持することができました。
今まで本当にありがとうございました。貴塾の益々のご発展をお祈り申し上げます。




 ■T.Oさんの合格体験記
(男性・45歳・公務員・京都府・第35回気象予報士試験合格)


1.受験を志したきっかけ
私は、森林インストラクターという資格を活かして、一般の皆さんを山や森に案内するということをボランティアで行っているのですが、一昨年に発生した北海道トムラウシでの山岳遭難事故を受け、山岳地での気象、特に高層気象の読み方を勉強しなければという思いから、受験を志しました。
直接のきっかけは今書いたとおりですが、間接的には、中学生の頃からラジオ放送の天気図作成を趣味としていたこと、祖父が町の天気予報おじさんを昭和の初めの頃にやっていて、その遺伝子が気象予報士に向かわせたのかもしれません。

2.合格までの道のり
(1)第33回 一般 ○ 専門 ○ 実技 ×
勉強を開始したのは第32回試験の2ヶ月前で、
2ヶ月間の独学の勉強で受験をするのは無謀と判断し、第33回試験から受験しました。
ほとんどの資格試験は独学でやってきたので、気象予報士試験もいけるだろうと安易に考え、市販の参考書を2~3冊と藤田塾で使われている実技対策の問題集(まだ藤田塾にはお世話になっていません)で受験準備をしました。
結果は、一般と専門で合格することができたのですが、比較的簡単といわれた33回の実技試験で惨憺たる結果だったので、独学では無理と判断し、どこかの塾等に通って勉強することにしました。

(2)第34回 一般 免 専門 免 実技 ×
学科が2回免除になるので、実技対策1本に絞って、
試験会場の帰りの道々にもらったチラシを頼りに様々な塾や講座を検討した結果、比較的安価なこと、通信教育型でも通学型とほぼ同じ講義が受けられること、受講後2回以内に合格すれば合格お祝い金が出ることなどに惹かれ、藤田塾の門をたたきました。
既に通学型の実技講座は締め切られていましたので、通信型で受講しました。
毎週土曜日に教材が届くので、必ず土日のうちにDVDを見て勉強する習慣がつき、また、不明な点はどんどんメール等で質問して良いとのことで、80回近くメールのやり取りをし、詳しく説明いただきました。
藤田先生から、少なくとも過去7~8年分の過去問題演習を3回転行いなさいとの助言もあり、きっちり3回転仕上げて試験に臨みましたが、イージーミスを連発して合格には至りませんでした。
ただ、試験問題を解くスピードは格段に早くなったように思います。

(3)第35回 一般 免 専門 免 実技 ○  合格
既に過去問題は3回転やっているので、イージーミスを少なくするための基本への立ち返りと、気象予報士試験の模範解答にある独特な言い回しを体得しなければならないと言う反省に立ち(それまでは、自分なりの表現をすることにこだわっていました)、7~8年分の記述回答を丸写しし、問題と解答例のパターンを分析することにほぼ費やしました。
穴埋め問題のイージーミスは相変わらずあったのですが、おそらく記述問題で点数が稼げたのか、一般と専門の免除期間中に合格することができました。
ただ、試験終了後の次の日から、一般・専門の学科試験の勉強を再開していたのは言うまでもありません。

3.一日の勉強時間
平日:通勤電車の中で3時間(片道1時間半、座り続けることができる環境だったので。但し、よく寝ていました。)、仕事の始業前15分、昼休み30分、帰宅後夜就寝前30分程度。35回試験に向けての勉強中には5分暇があれば単語帳をめくっていました。
休日:1時間~2時間、DVD講座受講中は3時間程度

4.塾の活用方法
既に2の項目でも一部述べましたが、補足をすると、使用する参考書以外のプリントでA4で100枚程度、メールでの質問と解説のプリントアウトしたもので120枚程度と、A4のバインダーファイルが2冊パンパンに膨らみました。
わからないこと、うやむやになっていること、勘違いしていることなど親切丁寧に説明いただけるので、参考書以上に役立ち、今でも私の宝物になっています。

5.試験会場について
私が受験した会場では、冬は暖房が効きすぎ、夏は冷房が効かず、いずれも頭がボウッとして集中力を保つのに大変でした。暑さ対策が必要だと思います。
あと、皆さん実技試験は図表をまず切り離されるようですが、私も2回目の受験まではそうしていましたが、3回目の受験時はやめました。
理由は、普段の勉強時に切り離した状態で勉強していないこと、切り離したところで、ペーパークリップ程度ではうまくとまらないこと、及び切り離している時間で穴埋めの3~4問はできることです。

6.最後に
私は今まで合格した資格試験のいずれもそうですが、いかに試験に対して本気になれるかが合否の別れになっていたように思います。
毎回本気のつもりですが、振り返ってみると、3回目の今回は寸暇を惜しんで勉強していたように思います。
実技講座受講後も引き続きご指導いただいた藤田先生に御礼申し上げます。





 ■T.K.さんの合格体験記
(男性・37歳・教員(数学)・第35回気象予報士試験合格)

はじめに
私がとった勉強法などについて書いていきますので、様々なタイプの方がいらっしゃる中での一例として読んでいただけたらと思います。

合格までの道のり
私が気象予報士を目指したきっかけは興味です。また、資格取得を日常の趣味としていることもあり、合格率の低さを恐れつつも受験を決めました。その後、次のように5回受験して合格しました。

・21年1月 1回目受験(第31回)
学科一般合(予想14/15)、学科専門合(予想14/15)、実技否
・21年8月 2回目受験(第32回)
実技否
・22年1月 3回目受験(第33回)
実技否
・22年8月 4回目受験(第34回)
学科一般合(予想12/15)、学科専門合(予想13/15)、実技否
・22年9月 藤田真司の気象予報士塾に入塾
第12期実技試験対策講座受講開始
・23年1月 5回目受験(第35回)
実技合

勉強時間
 4回目受験まで、試験直前の1~2週間だけ、3~5時間/日、あわせても200時間程度の勉強時間で、不合格でも自業自得と言えました。ただ、元々気象に興味はあったため、受験することにした時点で専門知識はなかったものの、一般知識ではすでに知っていたことが多くありました。また、いわゆる理系で数学と物理は得意なため、その関連の問題では苦労せずに済み、運が重なって学科試験だけは早めに合格できていました。
 しかし、自業自得とは言え実技試験になかなか合格できず、4回目受験後すぐに「藤田真司の気象予報士塾」に入塾し、5回目受験までの150日間で250時間程度の勉強時間をとりました。内訳は、講義視聴で50時間、講義プリントの復習で20時間、指定の教科書を読むことで30時間、実技試験過去問題(講義で扱われる問題を事前に解くこと・講義で扱われない問題で自習すること・藤田先生に質問すること)で100時間、学科試験の復習で50時間程でした。

勉強法(学科試験)
 一般向けの気象の入門書や、気象予報士試験対策の教科書を読んで自習することが中心でした。気象の入門書はきれいな図や写真が入ったものが多く、興味で勉強するには良いと思い、私は8冊ほど読みました。ただし、気象予報士試験用の教材を初めから使う方が、合格するためには近道だろうと感じました。
 気象予報士試験対策の教科書は、受験するたびに通読していました。気象予報士試験は類題ばかり出題される甘い作りではなく、系統立てて勉強しないで過去問題を解こうとするだけでは合格点が取れるようになれないと思ったからです。(もちろん、試しに解くのは良いと思います。)資格試験合格のためには1冊の教科書をじっくり読むことが効率的だとよく聞きますし、私もそれには納得していますが、興味で勉強していたため欲を出して7冊ほどを浅く読んでいました。
 学科試験過去問題は、教科書についている練習問題以外では、1回目受験までに2回分、その後受験するたびにほぼ1回分ずつを解いていました。もちろん十分な練習量とは言えず、私が1回目の受験で学科試験に合格していたのは、運の影響がありました。そのため、学科試験免除の権利を失った4回目ではもちろん、実技試験だけを受験すればよかった2回目、3回目でさえ、学科試験用の教材による勉強を進めざるを得ず、実技試験の勉強にほとんど回れていませんでした。

勉強法(実技試験)
 実技試験不合格が重なり、「藤田真司の気象予報士塾」の第12期実技試験対策講座を通信型で受講しました。私独自の勉強法はなく、入塾後は藤田先生の指示通りに実技試験合格に必要な勉強を進めようとしました。
 講義が基礎編(単元別解説)の時期には、予習なしで講義を聞いていました。通信型なのでいつでも自由に聞き直せるわけですが、わからなくなった時の聞き直しはすぐにして、以後の復習は講義プリントを見直すだけで済むようにしていました。指定の教科書も復習用に読みました。
 講義が実践編(過去問題解説)の時期には、自分が一度解いてから講義を聞くようにしました。その後講義を聞けば、ほとんどの疑問点が解決されると思います。これでも疑問点が残ってしまえば、藤田先生に質問をしました。私の場合は電子メールで10回(本試験までには8回)でした。レベルなど気にせずに質問して良いと藤田先生は言われていますが、一応自分の力での最善の質問をしようと心掛けました。回答を頂くのが面白くなって印象に残り、また、些細な質問をしたなと後で思って印象に残り、技量として定着したと感じました。
 ところが、実技試験対策講座の講義が20回のところ私は本試験までに18回しか視聴できず、34回実技試験解説講座も視聴しきれず、過去問題30題の目安に対しても私は22題と、やり残しが出てしまいました。それを悔やみながら本試験に臨んだのですが、後日の藤田先生のコメントで、過去問題を細かく検討して納得するようにしていたので、練習量の不足を補えたのだろうとのことでした。結局、視聴できなかった分は本試験後に視聴しました。

実技試験の落とし穴
 気象予報士試験は実技試験が大きな壁であると聞きますが、上記のように、私もその壁がなかなか破れなかった者のうちの一人です。はじめのうちは「実技試験と呼びはするが、結局は筆記試験の形式だから、主に知識で解答できるはずである」と想像していました。また、学科試験合格レベルから新たに学ぶべき項目は少なく見え、3回目の受験の頃には、そろそろ合格点が取れてもおかしくないと誤解していました。しかし、勉強を進めていくうちに、知識だけがついても技量として身についていないと合格点がなかなか取れないとわかってきました。
 例えば、前線の定義を知っているだけで全ての前線を機械的に描けるわけではないため、定義の曖昧さを受け入れて「様々な事例に対して現実的な手法をとれる技量を身につける」という目的を持つようになりました。もちろん前線は一例に過ぎず、様々な手法のトレーニングを、実技試験対策講座を軸とした藤田先生の勧める勉強法を通じて行うことができました。このあたりは学科試験の計算問題と違って、元々数学や物理が得意であっても苦手であっても、短時間で勉強を済ませることはできず、理系の人にも実技試験対策講座を軸にして技量を身につけるのが有意義であると思いました。

[番外]天気検定
 私は、次のように天気検定の受検をしていました。

・21年6月 天気検定2級合
・21年12月 天気検定天気図級否・天気検定1級合
・22年6月 天気検定天気図級否

 もちろん、気象予報士を目指す意味では、気象予報士試験用の勉強を続ける方が近道と思います。しかし、単に気象に興味があるという理由で勉強している場合や、気象予報士試験合格までは道のりが長過ぎるので、途中に身近な目標を作りたいという場合には、この天気検定を受検するのがおもしろいと思います。ただ、知名度が低く受検者数も少ないようで、次回の日程が決まらない状態が続いているのが難点です。1~4級と、気象通報を聞いて天気図を描く天気図級という級があります。範囲が広く気象に関係することなら何でも出題されるところが大変ですが、1級でも気象予報士試験よりは難易度が低いと思います。私は合格点の低さに助けられ運良く1級に合格しましたが、天気図級に不合格したままです。気象通報を聞いて天気図を描くことができない気象予報士がいるとなっては、実際に活躍している気象予報士に申し訳ない気がしたので、練習しておこうと思います。

おわりに
 藤田先生の丁寧な指導のおかげで、私の気象予報士試験の勉強の意欲が保たれ、合格することができました。また、私自身も教員で講義をする立場であり、純然たる講義を続けるスタイルにも賛同しているので、その点でも参考にさせていただきました。
 「藤田真司の気象予報士塾」で努力されている方々がこれからも多数合格されることをお祈りいたします。

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