藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

第53回試験で合格された方の合格体験記


令和元年度第2回試験(第53回試験)では、当塾から15名様の合格者が生まれました。
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原則として原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。

■Zさん(男性・31歳・自営業・東京都)
■Pさん(女性・30代・テレビ局勤務・東海地方)
■H.Uさん(女性・40代・看護師・京都府)
■Cさん(男性・60歳・金融関係・神奈川県)
■Lさん(男性・35歳・会社員(休みは不定期)・関東地方)
■Vさん(男性・22歳・国立大学理学部海洋自然科学科(生物)4年次・沖縄県(出身は東京都))
■Qさん(女性・30代・TVリポーター・九州地方)
■Tさん(男性・31歳・技術系・東京都)
■Bさん(男性・61歳・医師・愛媛県)
■Dさん(男性・22歳・国立大学理学部3年・近畿地方)
■MAVさん(男性・46歳・アウトドアショップスタッフ・神奈川県)
■Jさん(男性・57歳・公務員・埼玉県)
■Rさん(男性・20代・会社員(鉄道業界)・東日本)
■長谷川麻衣さん(女性・20代・会社員・東京都)


Zさん(男性・31歳・自営業・東京都)の合格体験記


【最初に】
私はこれまで資格というものをを取ったことがありませんでした。
また中学、高校と勉強が全く出来なくて入試もスポーツ推薦で乗り切ってきたので、試験というものを経験した事もありません。
同じような方がいらっしゃるか分かりませんが、勉強に不安がある方のお力になれれば幸いです。


【藤田真司の気象予報士塾を受講したきっかけ】
私は実技試験の講座のみ受講しました。
私の合格の道のりは以下の通りです。

第50回 一般× 専門× 実技×
第51回 一般○ 専門○ 実技×
第52回 一般(免除) 専門(免除) 実技×

(藤田真司の気象予報士塾受講)

第53回 一般(免除) 専門(免除) 実技○

第50回から試験に臨んでおり、なんとか独学で勉強し、第51回試験で筆記試験の一般知識、専門知識共に合格出来ましたが、実技だけ落ちてしまいました。
半年間実技試験の過去問を中心に勉強し、第52回試験に臨みましたが、全く問題が分からなくて試験中に頭が真っ白になりました。
半年間妥協せずに勉強しただけにショックも大きく、試験後は悔しくて悔しくて堪りませんでした。
帰りの電車の中でどうすれば合格出来るのかをずっと考えていました。
過去問を中心に勉強する事は間違いないと思っていたので、自分の勉強効率が悪いのだと感じました。
独学で勉強した自分の知識の偏りを解消するためには、誰かに教わった方がいいと思い「藤田真司の気象予報士塾」の受講を決意しました。


【受講後の変化】
受講前は主に過去問をひたすら解いて解説を読むだけで、なんとなく理解したような気になっていました。
私がこれまで実技に落ちていたのはこの「なんとなく」の部分を放置していたからだと思います。

受講後は少しでも疑問に思った事はすぐにメールで質問して、「なんとなく」理解していた部分を「正確に」理解出来るようになりました。
また実技試験はスピードが大事だと耳にしたので、ずっと時間を測って早く解くように心がけていましたが、それよりも1つの問題をじっくり考えて分からない部分を無くすことが大事だと感じました。

最も受講後の変化を感じたのは試験当日です。
これまで実技試験は時間ギリギリまでペンを走らせて全く余裕が無かったのですが、第53回試験では実技1と2ともに15分前に解答を終えることが出来ました。
見直しの時間と不安な問題に再度取り掛かることが出来たので、半年間で知識や考え方、資料を読み取るスピードがかなり底上げされたと感じました。


【挫折した時】
この気象予報士の資格を取る!と決意してから2年半ほぼ毎日勉強してきましたが、心が折れてしまったり、全くやる気が出ない日もありました。
毎日勉強して分かったことですが、私の場合無理して机に向かっても全く意味がありませんでした。
無理に勉強しようと思えば思うほど頭が回らず効率が悪くなりました。
スポーツと同じで時には休むのも大事。
これだけ資格を取りたいと思ってるのにやる気が出ないのは身体が疲れてる証拠だと割り切り、やる気が出るまでずっと休んでました。
(私の場合、この「休息期」が来るのが2ヶ月に1度、休む期間はだいたい1週間ほど)

あと風邪を引いた時は特に勉強はしないで下さい。絶対頭に入らないし、身体を休めるのが1番だと思います。


【最後に】
第53回試験でなんとか合格出来ましたが、試験では空欄にした問題や解答が不安な問題もあったので、合格発表まで不安しかありませんでした。
それでも1つ言えるのは「藤田真司の気象予報士塾」を受講しなければ、この合格は掴み取れていないと言うことです。

藤田先生の質疑応答はとにかく返信が速く、尚且つとても分かりやすいです。
学生時代に勉強が出来なかった私でもちゃんと理解する事が出来ました。
この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。




Pさん(女性・30代・テレビ局勤務・東海地方)の合格体験記


●受験歴
第52回試験 学科一般⚪
第53回試験 学科専門⚪ 実技⚪で合格


●独学で勉強開始
2018年夏の西日本豪雨をきっかけに勉強を始めました。気象の知識を深めよう、ならば予報士試験を受けてみようと最初は独学で【一般気象学】読み始めました。が、数式が出てくるようになるとまったく理解できず、より簡単なテキストを一冊読み終えることを目標にしました。結果、それすら進まず、少し読んではネットで用語や数式を検索して、いろんな説明を読み、なんとなく理解したら次を読み進め、またよくわからなくなり…と“一歩進んで二歩下がる”ノロノロ学習。理解が進まないので旅行だ体調不良だ仕事が忙しいと理由をつけては勉強を中断してしまい、半年ほどは何度も挫折しそうな場面がありました


●講座受講するも…
このまま一人で勉強していても時間が無駄だと、とあるインターネット講座を受講することにしたのが19年に入ってから。親しみやすい語り口の先生だったので動画を見ることは苦にならず、学科試験の勉強が進みました。
しかし一方的に動画を見るだけでは深い理解には至りませんでした。ある程度漠然と理解はできたものの、試験問題は解けず、あれやこれやと疑問点が沸き上がります。残念ながら質問をしてもすぐに返事が来るようなシステムではなかったため、また独学へと逆戻りしたのでした。


●再び独学で学科の過去問をひたすら解く→1度目の受験へ
初めて気象予報士試験を受けたのが2019年8月。学科一般は過去問を中心に必死に勉強しましたが、学科の専門は一度だけ講座の動画を見た程度、実技は過去問すら見たこともない、はじめましての状態でした。
結果は一般合格、専門不合格。
せっかくだからとこの時、実技も受けました。受けておいて良かったです。「なんだこれ?」とトレーシングペーパーをしげしげと眺め、問題文の指している低気圧がどっちなのかすらわからないレベルでした。しかし解こうとしてみると面白く、自分なりに答えを書いてみました。早く実技の勉強したいなぁ、この先の勉強は面白そうだなぁとワクワクしました。


●実技の勉強へ
訳あって2ヶ月ほど勉強できず、11月下旬から実技の勉強を始めました。まず1題、過去問を解いてみると40点くらい。5題ほど解いてみても40点から点数が伸びませんでした。模範解答を見れば「なるほど」と思うものの、新たな問題を解くときに生かされません。そもそも自分の書いた答えが正答に値するものなのかすらわからず、文章題の採点ができませんでした。これはなにか手だてを打たなければ…と探して12月に急遽お願いすることにしたのが藤田先生です。実技講座のみの受講でした。


●藤田塾を選んだ理由、選んで良かったこと
先生の解説動画がわかりやすかったことと、添削を何度もしてくださるところに魅力を感じ、入塾しました。丁寧な解説、質問して答えてもらえるありがたさ。添削が翌日には帰ってくる素早さ。わからないところがスピーディーに解消されていくので、モチベーションがアップしました。
自分ではダメかなと思った回答が意外と“正答の範囲”だったり、点をもらえるだろうと思ってたところが逆にダメだったり。特にわたしは言葉の間違いが多くあり、(空気が冷たい、暖かいでなく“低温、高温”が良い。湿数は高い低いでなく“大きい、小さい”が適切など)自分では気がつかない癖や勘違いを次々と指摘して頂きました。


●2ヶ月間とにかく添削!
毎日こどもたちが寝ている隙に1題解いて添削依頼し、次の日には返ってくる先生からの添削とアドバイスを読んで、問題を解き直す。この繰り返しで12月、1月を過ごし、30題ほど添削をしていただきました。時に先生に提出するのが恥ずかしいくらいの答案もありました。
このころ1日の勉強時間は午前に1時間、午後に1時間、深夜に3時間ほど。実技は解くだけで75分、答え合わせ&復習に2時間はかかります。まとまった時間を捻出できるかが大事です。家族にも協力してもらい、土日は夫がこどもを公園に連れ出してくれました。睡眠不足ではありましたが、勉強に疲れたらこどもに癒され、子育てや仕事のストレスは勉強で晴らす…いい循環ができました。

過去8年分は65~70点とれるかなという状態で第53回試験へ。
実技勉強の合間に1月に入ってから過去問を解きまくった付け焼き刃の学科専門は手応えがありましたが、実技は2題とも時間内に解き終わらず、苦手だった作図とSSIもできず…暗い気持ちでトボトボと帰路につきました。
自己採点すると実技1が70点、実技2は45点でした。
でも振り替えるとたった半年で大きな成長です。前回はどの低気圧が主役なのかすらわからなかったのですから。また藤田先生にお世話になろう、1から勉強しなおそうと新品の参考書も用意しました。


●合格は先生と家族のおかげです
期待していなかったので、本当に驚いた合格通知。実技で平均63点以上取れていたことになりますが、得点が思ったより延びた理由は藤田先生の添削で鍛えていただいたからです。特に文章題で、余分なことは書かない、問題をよく読んでその意図を理解するなど、“点を取る訓練”を2ヶ月繰り返し叩き込んで頂き、最後の勝負を決める1点に繋がったのだと思います。計算や作図でミスをしながら、穴埋めと文章題で挽回できたようです。

そして家族にも感謝です。明らかに手抜きのご飯で我慢してくれた夫、夜泣きせずよく寝てくれたこどもたちのおかげで時間を捻出できました。

あと実は…時間が足りなかったのでラスト3分でテキトーに埋めたところが合ってたりしました。最後まで悪あがきはしてみるものです…


●気象予報士試験を受ける方へ
理系でもないわたしにとって、気象の勉強は理解しにくいことばかりでしたが、テキストを開けばなにか1つは「わかった!」と閃きがあります。それが蓄積されていくと、勉強が楽しくなります。身近な、自分の真上に広がる空の話ですから、興味が尽きることがありません。

正直なところ、わたしの知識はまだまだです。これからは試験のためでなく、もっと気象への理解を深め誰かの役に立つため、日々の天気を楽しむために勉強を続けていきたいと思います。

藤田先生お世話になりました。
ありがとうございました!




H.Uさん(女性・40代・看護師・京都府)の合格体験記


【はじめに】
中学生の頃からわりと気象が好きで、理科の気象の授業が楽しかった記憶があります。

家庭を持ち、看護師の仕事をしながら趣味でアマチュアオーケストラのバイオリン弾きをしているせいか、合格まで7年5ヶ月という長い年月と、11回の受験を経験しています。
長期間モチベーションを維持できた秘訣もお伝えしたいと思います。

夏の終わりのある日、本屋さんで一冊の本を手にした時から、気象予報士になる夢への第一歩が始まりました。


【気象予報士に惹かれた理由】
『天気と気象がわかる!83の疑問』
その時本屋さんで手にした本のタイトルです。
気象に関する疑問を素人にもわかりやすく、噛み砕いて説明されています。
この本で初めて気象予報士制度というものを知り、何の抵抗もなく、まるで吸い込まれるようにこの世界に入っていきました。

好きな分野で何かにチャレンジしたいと思っていたし、何よりその難易度の高さと合格率の低さに魅力を感じました。
やり甲斐がある。生涯学習はもうこれしかない!
読み終えた後、迷うことなく気象予報士試験対策のテキストを買いに、京都のジュンク堂へ駆け込みました。


【学科】
受験勉強では『ひとりで学べる気象予報士試験完全攻略テキスト』や『一般気象学』を使って独学で始めたものの、ひとりで学べるはずもなく、学科専門がなかなか受からず挫折。結局専門が受からないまま一般の合格が流れてしまいました。

一般 専門 実技
第40回 × 採点なし
第41回 免除 × 採点なし
第42回 免除 × 採点なし
藤田塾に入る
第43回 × 採点なし
第44回 免除 × 採点なし
第45回 免除 × 採点なし
第46回 ×
第47回 免除 免除 ×
第48回 免除 免除 ×
心がポキッと折れて2年間充電
第52回 ×
第53回 免除 免除 合格


【藤田塾】
藤田先生の講義は非常にわかりやすく、数値予報の流れが理解できた時は感動しました。
DVDでの講義なので、ポータブル DVDプレーヤーを買い、苦手なところは繰り返し見て聞いて、疑問に思うことは質問します。
先生からの返信が早いので、ペースを乱さず効率的に学習できますよ。
合格するまで質問できるところもこの塾の大きな魅力だと思っています。

学科専門の内容は日々進歩しているので、気象庁のホームページも利用していました。
古い過去問の学科専門は要注意です!

学科で間違えた問題は苦手な部分でもあるのでノートにまとめ、隙間時間や通勤電車の中など理解できるまで繰り返し勉強しました。
この勉強法を焦らず続けたためか、あれだけ鬼門だった学科専門もいつしかクリアできるようになりました。


【実技】
実技もひたすら過去問を解きました。
なかなか合格できない原因を考えると、うっかりミスや作図ミスが多いことを発見。
風向の読み取り違い、小数第一位までと指定されているのに4.0を4と解答したり、予想図なのに過去形で解答するなど。
意識すれば防げるミスなので、過去問演習でも本試験でもとにかく細心の注意を払いました。
作図に関しては、作図だけピックアップして徹底的にトレーニングしました。
できているつもりでも、よくよく見ると等値線描写で根本エラーをしていたりします。
また、問題を見て瞬時にキーワードが引き出せるようになることも大切です。
試験10日前頃からは、解答は全部書かずキーワードだけ挙げる練習も繰り返しやりました。


【試験当日】
試験2日前に何と風邪を引き、試験前夜は止まらぬ咳と鼻水でほぼ一睡もできず、しんどい思いをしました。
試験場に藤田先生オススメの羊羹を持っていたけど食べる元気もなく…
みなさん、気を付けてくださいね。

試験は落ち着いて、作図は丁寧に、問題文をよく読んで、聞かれていることだけ素直に答える、出題者とのキャッチボールを意識しました。


【モチベーションを維持させる】
『気象予報士試験に挑戦しまーす!』
私は初めから周りにこう宣言して、退路を断つ作戦でいきました。
合格率が5%前後の難関試験ですからね、途中で挫折してしまう可能性は十分ありました。
しかし言うたからには引っ込むわけにもいかず、結果として宣言することでほどよいスパイスとなっていたように思います。

『勉強カフェ 京都同志社ラーニングスタジオ』という有料の自習室を利用していた時期もありました。
家で勉強しているとついついサボりがちになるので、お金を払ってでも周りがみんな勉強している環境に身を置いて勉強することも良い刺激になりました。

不合格だと落ち込むけど、不合格だったからこそ出会えた人たちがいます。
藤田先生はもちろん、私の人生を変えた素晴らしい出会いが、藤田塾にはあるんです。
年に4回ある懇親会は特にオススメですよ。

私が所属しているオーケストラは、毎年6月と12月に演奏会の本番があります。
仕事をしながら試験勉強とオーケストラを両立させることは容易ではありません。
音楽も諦めずに続けたい思いもあったため、ここは思い切って、演奏会が近ければオケ、試験が近ければ勉強に集中するスタイルを取ってきました。
演奏会後から試験までは2ヶ月前後あるので、そこでバシッと集中するのです。


【最後に】
第48回試験で完全合格を目前に不合格だった時はショックでしたね〜。心が折れました。
一生合格できないかも…とすら思い、まるでこの世の終わりかのように落ち込みました。

でも諦めなかった。
これまで投資したお金ももったいないし、何よりも合格宣言したのに引っ込むのもカッコ悪い。
大人になってから志した夢を簡単に諦めたくなかったのです。

ここで私の背中を押し救ってくれたのが、同じ受験生仲間の存在、周りからの温かい応援、合格まで全力でサポートしてくださる藤田先生の熱意、そして、たくさんの先輩方から寄せられたこの藤田塾の合格体験記だったのです。
『凹んでいる時は考えるのはやめて今後どうするかは明日考えよう』と思え、前を向いて歩き出す勇気が出てきました。

この後、2年ほど受験しないリフレッシュ期間を設けました。
もちろん勉強はできる範囲でコツコツ続けます。止まってしまうと再起動するために莫大なエネルギーが必要になります。
少しずつでも動いている方が楽です。
この充電期間が良かったのでしょうか。
第52回試験は新たな気持ちで再出発できました。

今年夏の引っ越しの都合で、京都市内に住所がありながら仙台で受験しました。
合格か不合格か、手応えが五分五分だったので合格発表の番号を見るのが怖くて、まずは宮城県で受験した京都府/女性を探してみる。
わぉ、あるよ…あるある
いや待てよ、他にもいるかも…いや〜、いーひんやろ、京都からわざわざ仙台って…
はよ!と独り言。

受験番号を確認。

あったーーーっ!

しばらく震えが止まらず、立っていられないほどの感激でした。信じられず何度も何度も受験票の番号を確認。
納得するまで確認すると、これまでの受験生活で経験した辛さや悔しさが一瞬で吹っ飛び、涙が溢れ出てきました。
嬉しすぎてこの日はご飯も喉を通らず、夜も眠れず…
この感動を、ひとりでも多くの受験生に味わっていただきたい。
諦めなくてよかったです!

   10回落ちたから11回受験した

諦めずに受けたら必ず受かります!

藤田真司先生と出会えなかったら、合格はもっとずーっと後のことだったと思います。
そして、先生、先輩、仲間、理解してくれる家族に恵まれた幸せな受験生活でした。
こうやって合格体験記を書かせて頂けるなんて夢のようです。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。




Cさん(男性・60歳・金融関係・神奈川県)の合格体験記


1. 気象予報士を目指すきっかけ
もともと天文などの地学に関心があり(中学・高校は天文部)、気象にも興味がありました。気象予報士制度ができたとき、面白そうだなと思い、いつか受験してみようと漠然と考えたのが最初のきっかけです。

2. これまでの受験状況
1.で述べたようなきっかけでしたので、あまり深く考えもせず、全くの独学で最初平成17年の第24回を受験しました。この時は、偶然ですが、学科試験は両方とも合格できました。しかし、その後は実技試験に対する勉強方法がよく分からず、某気象会社主催の直前講習を受けて受験しましたが、内容が理解できず、結局実技は1回受験したのみで残り1回の受験資格はあきらめた記憶があります。

3. 今回の受験経緯
2年前に、もうすぐ還暦を迎えると改めて実感した時、自分の記憶力が歳相応にかなり落ちてきていると実感し、このタイミングを逃すと自分は受からないだろうなと思い、最後のチャンスとして挑戦してみようと考えたのがきっかけです。受かるまでやろうという気はなく、幸運にも学科が合格したら、その免除期間は実技を受験し免除期間が終わったら、そこで受験勉強は終了しようと決めていました。
2年前に勉強を始め、第51回で一般知識のみ合格し、その後第52回では、専門知識と実技を受験しましたが全滅、今回第53回でようやく専門知識と実技が合格となりました。

4. 藤田先生の気象予報士塾受講の経緯
第51回の受験後、試験場の前で藤田先生の気象予報士塾のパンフレットをもらったのが、塾を知るきっかけでした。パンフレットを読み、パソコンで塾のホームページを拝見し、自分の勉強したい時間にできる、解説が詳しいという点で、受講を決めました。

5. 勉強方法
(1)小生の場合、特にこれといった特殊な勉強方法はしていないと思います。小生の場合は、DVD受講でしたので、とにかく仕事から帰ったらDVDを欠かさず聞く、を心掛けました。先生の講義は大体1講座2時間前後ですので、1日1時間つまり半分程度受講することを目安にしました。休日には1日で1講座聞く場合もありましたが、その時でも1時間くらいで一旦止めて、理解が不確かなところをもう一度聞いたりテキストを読んだりしてから、しばらく時間を置いてから後半を聞いていました。
(2)藤田先生の教え通り過去問の勉強は必須ですが、やり方を間違えると全く身にならないということを実感しました。第52回で専門知識を受験した時、過去問は過去10年間分どの回も最低5回は繰り返し勉強しましたが、実際の受験会場で全く応用ができない状態となってしまいました。今、思い起こしてみると、繰り返すうちに「解答」を記憶してしまっており、何故それが答になるのかというプロセス、論理の道筋についてきちんと理解していなかったことが原因であると分かりました。従って、第53回を受験するときは、過去問勉強は回数を追うことなく、この説明だとどういう理由でどの解答にたどりつくのかを意識して、問題を解くように心がけました。
(3) 実技試験も、過去問勉強で藤田先生の指導を意識して解答するよう心掛けました。先生も仰っている通り、記述問題などではどうしても自分が持っている知識を全て書いてしまおうという「誘惑」にかられがちになると思いますが(市販の対策本では、そういうように書いた方がよいと読める記述をしているものもありました)、問題で求められている、解答で言及しなければならない要素、論理の道筋を考えると、指定字数と大きく乖離することはない、ということも実感できました。逆に自分で解答するとき、指定字数に満たなかったり大幅に超過した時は、設問の要求に対して何が間違っていたのかを追求した上で、再度自分で解答してみる、或いは解答例と自分の考えが合わない場合は、藤田先生に質問して自分の考えの間違いを確認するということを繰り返しました。

6. 挫折した時
第52回終了後は、結果が出るまでの1カ月間、もう予報士関連の本を見るものいやになるほどで全く何も手がつかず、実は結果が出たときは、もう受験は止めようと思いました。しかし、家内からあと1回チャンスがあるのにもったいないから受けたら、の一言で再チャレンジし、合格することができました。
恐らく、合格・不合格の差はわずかなのだと思います。今まで勉強してきたことで無駄なことはありません。その知識を解答用紙の中でどう表現すると正答と認めてもらえるのか、そこのコツをつかめるかが勝敗の鍵を握っているような気がします。
残念な結果であっても、今まで勉強してきた蓄積に更に積み上げる機会ができたと思えば、気の持ちようも変わるのではないでしょうか。

7. 最後に
小生の場合、藤田先生の気象予報士塾との出会いがなければ、合格はあり得ませんでした。改めまして、藤田先生に心よりお礼申し上げます。また、これから予報士試験を受験される皆さんのご活躍をお祈り申し上げます。




Lさん(男性・35歳・会社員(休みは不定期)・関東地方)の合格体験記


【きっかけと受験計画】
気象(天気)とは一生の付き合いであり、それを知ることで自分にとって生涯プラスになるのではないか。そう思って気象予報士を志しました。
また所謂難関資格と言われている点で、挑戦したいという気持ちもありました。
そう思ったのが2018年12月頃であり、そこから学習をスタートしました。
受験計画は、
(1)2019年8月試験で学科2科目合格
(2)2020年1月または8月試験で実技合格
としました。

【学科2科目合格まで】
2019年1月から勉強を始めました。
仕事終わりに1〜2時間と、休日に0〜6時間程度(やる気と相談)を行いました。(実技学習もほぼ同じ)
教材は市販のもの(テキスト・問題集)と過去問を使用しました。
1月〜4月はテキストを読み込み知識をつけ、5〜8月は問題集と過去問で演習を繰り返し行いました。(間違えず、しっかり理解できるまで)
無事、8月試験で学科2科目とも合格出来ました。(実技は不合格)

【実技合格まで】
9月初旬、自己採点で学科2科目合格が分かりました(解答例を元に)。
実技はどうしようかと思い、ネットの情報や問題を試しに解いてみるとなかなか手強く、これは独学では厳しく感じ通信講座を検討しました。
藤田真司の気象予報士塾(以下、藤田塾)に決めた理由として、他の方も述べられていますが
1.スマホでいつでも講座を視聴できる
2.藤田先生へ質問させてもらえる
3.9月〜10月の正式な合格発表前の申し込みなら、8月試験で合格であれば全額返金される(結果不合格で該当しませんでしたが)
です。
他、使用した教材は
1. かんたん合格テキスト(実技)』気象予報士受験支援会
2.過去問(藤田塾作成の過去問題集も含む。他サイト様にて入手)
です。
8月から少しずつ実技に取り掛かり(教材1にて)、おおよそのコツを掴みました。
藤田塾を受講してからは、
過去問演習→講義視聴→疑問点を質問
を繰り返し行いました。
藤田先生のご教授の通り、過去7〜8年分(平成23年度試験から)の問題の完全理解に努めました(二〜三周)。
一周目は、一通り解いたのち疑問点は質問させて頂き解決しながら進めました。
二周目からは、解答用紙を撮影し、メールに添付し添削して頂きました。
徐々に慣れ、自信がついてきた所で本番を迎え、無事合格出来ました。(試験直後〜発表は不安でしたが‥)

【実技演習で感じた事と、添削のありがたさ】
過去問演習及び本番における記述問題で自己添削を行うと、センター解答例と一言一句同じになる事はほとんどありませんでした。
すると、自分の解答の良し悪しがはっきりせず、不安感が増す事がありました。
そこで、藤田先生へメールで質疑・添削を依頼しました。
分かりやすく丁寧に解説をして下さり、理解が深まりました。
また、自信のない解答について添削頂いた際に、「適切と判断」「正答の範囲内」と言っていただけると、自分の解答に自信がつき安心して演習を進められました。
ここが藤田塾の素晴らしい所!
曖昧・不安な部分について的確に正しい道筋を示していただけるのです。

【最後に】
気象予報士試験は「継続は力なり、千里の道も一歩から」。
一つ一つコツコツ知識を積み重ねていけば、きっと合格を勝ち獲れると思います。
また、藤田先生には大変お世話になりました!
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。




Vさん(男性・22歳・国立大学理学部海洋自然科学科(生物)4年次・沖縄県(出身は東京都))の合格体験記


①きっかけ
 私は大学でダイビングサークルに所属していました。安全にダイビングするには海況を正確に判断する必要があります。海況の判断には天気の把握が不可欠で、天気について触れる機会が増えました。天気についての知識が増えていくにつれ「気象学って面白い」と感じるようになり、資格取得を目指すようになりました。

②受験履歴
 第50回… 一般:× 専門:× 実技:×
 第51回… 一般:○ 専門:× 実技:×
 《第51回の結果通知後、藤田塾に入塾》
 第52回… 一般:免 専門:○ 実技:×
 第53回… 一般:免 専門:免 実技:○
 第50回、51回は別の通信教材を使っており、第51回の結果を見てすぐに藤田塾に入塾しました(通信教材は退会しました)。第52回は就活と卒論の野外調査が重なったため、専門知識試験の突破のみを目標しました(実技試験の勉強はほとんどしていません)。第53回は卒論の執筆と並行しながら勉強しました。

③なぜ藤田塾か
 以前に受けていた通信教材だけでは内容が薄く、合格を目指せないと感じていました。そんな折、解答速報を調べたときに一番上に出てきた「藤田真司の気象予報士塾」が気になり、ホームページを読んでこの先生に指導していただこうと思いました。決め手は就活・卒論を控えていたので、「効率的な学習ができそう」という点でした。 特に実技試験はどこまでが正答の範囲内かを自己判断することが難しいです。経験と実績が豊富な藤田先生が的確な添削指導をしてくださるので、自信をもって学習することができました。時期にもよりますが、基本的に質問・解答添削はメールで送ると次の日には返ってくる点も魅力的だと思います。わからない点をすぐに解決でき、的確なアドバイスがいただけると学習の効率も格段に上がるように感じます。

④普段の勉強量
 一日最低でも3時間は勉強していました。ただ、一日の勉強時間よりも大切にしていたのは「毎日勉強すること」です。どんなに疲れていても5問解いてから寝る、ノートを読み返してから寝るなど、必ず気象について触れていました(勉強を一日サボると、脳内が一週間分リセットされるという気持ちでやっていました)。
 私はどちらかというと「勉強時間」よりも「質」にこだわって勉強しました。気象予報士は暗記で突破できるものではないと思います。ただ時間をかけるのではなく、根底から理解することに重点を置きました。疲れた頭で勉強しても時間だけが過ぎていくので、午前中に集中して勉強することが多かったです。

⑤自分の勉強法
 先生がおっしゃる通り、過去問演習が基本だと思います。学科は10年分、実技は6年分を完璧にこなせるように繰り返し練習しました。間違えた問題や分野は「間違えたノート」をつくり、何をどう間違えたか、なにと勘違いしやすいかを自分なりにまとめていました。そのノートを事あるごとに見返し、一度間違えた問題は二度と間違えないようにしていました。試験直前に見返すノートとしても使えます。
また、気象予報士の試験は時間との戦いでもあるので、学科は60分、実技は75分で区切って勉強することで実際の試験の時間感覚を身につけました(ただし時間に間に合わせるために雑に解くのではなく、勉強や演習の時間を60分なり75分で区切るだけです)。
《学科》
・過去問演習→復習のサイクルを繰り返す
・間違えた項目だけでなく、それに関連する項目も同時に復習する
・気象庁のホームページも読んでおくといい
《実技》
・過去問演習→復習のサイクルを繰り返す
・作図は特に練習しておく
・学科よりも時間との闘いになるので、タイマーは必須
・学科試験の内容の復習を侮ってはいけない
・完答以外は0点という意識で勉強することが大切
・2週目以降は「満点とって当たり前」くらいの気持ちで復習する
・6年分を5周やる
とにかく根幹にあるのは「同じミスは繰り返さない」ということだと思います。
初回の演習は「自分が理解していない点を見つけ出す」ことを目的にしました。テキストを読んだだけでは自分が思っている以上に理解できていないので、一通りテキストや講義を見たら早めに過去問演習に入るのがいいと思います。特に実技はテキストの読み込みだけでは全く歯が立たないと感じました。また、これは完全に私見ですが、実際の試験は口頭でもワープロでもなく実際に手書きなので、演習も手書きした方がいいと思います。
勉強法とは関係ないかもしれませんが、自分が気象予報士試験に挑戦していることを公言すると、いい感じに追い込まれるし応援もしてもらえるのでおすすめです。

⑥不安な時、挫折しそうなときの対処法
 問題演習で思うように点数が伸びなかったときなどに一番不安になりました。不安になったとき、部屋にこもって勉強してもますます不安が高まるだけだったので、散歩やランニングなど外で身体を動かしてリフレッシュしていました。これは結構おすすめです。散歩中に部屋の換気もしておくといいですよ。どうしても集中できない日はいっそ別のことをして、次の日に取り返そうという心持ちでやっていました。
 他には東京・高円寺にある気象神社に初詣に行った時のお守りを机の上において一緒に勉強したり、実際に受かった様子を想像したり、受かったら○○する!と決めたりしてモチベーションを維持していました。

⑦最後に
・できない理由、言い訳を見つけない
・勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。
・志の低い人間は、それよりさらに低い実績しかあげられない
これは私が気象予報士試験挑戦中に意識していた言葉です(野球好きがばれてしまいますね笑)。気象予報士試験は人を落とすための試練ではなく、本当に理解しているかを試すテストだと思います。努力すれば必ず結果がついてきます。藤田先生と皆さんがやってきた勉強を信じて、諦めずに頑張ってください!!




Qさん(女性・30代・TVリポーター・九州地方)の合格体験記


一般 専門 実技
第49回 × × ×
第50回 × ×
第51回 免除 ×
第52回 免除 免除 ×
第53回 免除

入塾のきっかけと入塾してから
52回試験で、ここで完全合格したいと意気込みましたが、結果がついてきませんでした。実技の過去問演習では点数が取れるのに、過去何年分も繰り返し演習したのに何でだろうと途方に暮れてしまいました。そこでやみくもに過去問を解くだけではダメだと思い、藤田塾に入塾することに。実は、52回試験の前からも、何度かサイトを拝見しており入塾しようか迷っていましたが、過去問は解説を読めばわかるしなぁと思い入塾せずにいたのです。(あの頃の自分に、早く入塾しなさい!と言いたいです)

実際に添削指導をしていただいて、入塾して良かったなと思いました!
自分が思っている以上に、正解だと思っていた答えが不十分だったりします。またその逆もあり、この答えじゃダメなのかな?と思っていたものが正答の範囲内であったり。藤田先生に添削していただけなければ気づけないこともたくさんあり、要領良く勉強を進められました。また、実技試験は模範解答を見ると、見たままのことを書けばいいということが分かりますが、その問題が何を言いたいのかという本質がわからない事が多々ありました。 そういうところを逃さずきちんと先生に質問することで、問題との会話ができるようになったと思います。実際に53回試験では、今までの試験とは違う感触で、何を問われているのかがはっきりとわかり答えることができました。試験問題を楽しむこともできました。


試験対策と挫折した時・・・
私の場合、実技試験では、何でこんなミスしたんだろう・・・というケアレスミスが本当に多かったです。なので自分がどういうところでケアレスミスをしやすいのか、というのをA4にまとめ、試験直前にみるようにしました。実技試験ではもったいないミスをしない事がかなり大事だと思います。また、いつも同じ場所で勉強をしていると緊張感がなくなるので、試験前はいつも行かない図書館に行き、実際の試験と同じスケジュールで過去問を解くようにしました。
挫折しそうになった時は、一般向けの分かりやすい気象本に目を通すなど、気分転換をしながら勉強しました。そして友達との遊びや食事をあまり制限しすぎず、ストレスを発散させること。また、ここの合格体験記を読み、みんな何回もチャレンジして頑張っているんだと自分を奮い立たせていました。


終わりに
不合格通知が届くたびに、2回や3回で合格する人がいるのに、どうして自分は合格できないんだろうと、何度も落ち込みました。だけど、時間はかかっても諦めなければ合格は少しずつ近づいてきます。なかなか合格できない時は、一度自分の勉強法を疑ってみることをお勧めします。53回試験を受験後は、今までで一番手応えはあったものの、やはり合格発表までは押しつぶされそうでした。怖くて自己採点もできませんでした。合格通知を見て、今まで頑張ってきて良かったと、本当に嬉しかったです。1つの目標に向かってあきらめずに何かを続けてきたという事実は一生物の収穫だと思います。
藤田先生、いつも迅速な添削と質問対応、本当にありがとうございました。




Tさん(男性・31歳・技術系・東京都)の合格体験記


1.受験履歴〜8回目に合格〜
2016年5月:某スクール(通学制)
 第46回(2016年8月):一般×,専門×
 第47回(2017年1月):一般×,専門×
 第48回(2017年8月):一般○,専門×
 第49回(2018年1月):一般免除,専門○,実技×
 第50回(2018年8月):一般免除,専門免除,実技×
2018年10月:藤田真司の気象予報士塾に入塾
 第51回(2019年1月):一般×,専門×
 第52回(2019年8月):一般×,専門○
 第53回(2020年1月):一般○,専門免除,実技○


2.受験のきっかけと挫折時の対処〜外圧と費用〜
会社からの命令で受験していた。気象への興味は元々少ない。
某スクールの費用は会社持ちで,藤田塾の費用は実費である。
会社からのプレッシャーと支払った費用を考えると,挫折して受験から逃げるという選択肢はなかった。
上司や家族に「受かるまでやり通す」と何度も公言し,合格するまで受け続けなければならない環境があったからこそ,勉強を継続できたと思う。


3.1日の勉強時間〜最低1分〜
平日:1分〜2時間
休日:10分〜6時間
受験回数がのびるほど,知識の定着と勉強方法の工夫で,勉強時間は短くなっていったが,重要なのは,1日1分でも良いから,知識のアウトプットと,疑問点を明確にする作業を繰り返し行なったことである。


4.最も効果のあった勉強法〜マインドマップと藤田先生への質問〜
私は,文章で物事を覚えることが不得意であった。
「覚えたことを文章にしてノートにまとめる」というのは,その瞬間は勉強した気になって満足するのだが,いざという時に知識を頭から検索できずに,掛けた時間に対する効果が薄かった。

そのため,受験後半で行なったのは,マインドマップによる学習である。
例えば,成層圏に関して覚えていることを,何も見ないでとにかくキーワードで良いから描き出す。すると,どんな知識が足りていないのかや,間違って覚えている情報を絵として確認することができる。まるで,自分の頭の中を見ているようで,私にとっては学習しやすい方法であった。

マインドマップでアウトプットした際に生じた疑問点は,文章におこして,藤田先生へ質問する。帰ってきた回答を再度,マインドマップに落とし込むという作業を繰り返した。アプリを利用すると,マインドマップに描き込んだ知識の検索も容易で,復習時の時間短縮となる。

マインドマップや記憶術に関しては,DaiGo氏の「最大の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」がおすすめである。
マインドマップの作成には,大きなA3ノートと「iThoughts」というアプリを活用した。


5.最後に
藤田先生には,毎週質問をさせて頂きました。”日々,勉強していく中で生じた疑問をメモ書きしておいて週末にメールで質問をする”,という一連の作業は,私にとって習慣となっていました。生じた疑問を全力でぶつけても,私が理解できるまで粘り強くご指導して下さるその姿勢には感服いたします。また,これからは先生へメールする日課が無くなってしまうことに寂しさも感じます。
先生,今までご指導して下さって本当にありがとうございました。これからも研鑽を積んでいきます。




Bさん(男性・61歳・医師・愛媛県)の合格体験記


受験のきっかけは何年か前に書店で「雲のカタログ」という本を見て雲に興味を持った事、また2人の著者が気象予報士の方であったためです。

今回で6回目の受験でした。初めの3回目までは独学で勉強してましたが、実技については全く歯が立ちませんでした。そこで某通信講座を受講することにしましたが、実技については停滞したままでした。さらに次の講座を受講しましたが実技についてはやはり駄目でした。その間の勉強スタイルはひたすら問題を解く事に専念し答えを覚えるまでひたすら問題を解いていました。一般知識、専門知識の勉強もマルチプルチョイス用の勉強の仕方になっていて本質を理解していなかったと思います。うろ覚えでも何とか正解にこぎ着けることができることがあったためだと思います。このやり方をしていると実技では新しい問題に全く対応ができず、何回受験しても合格しないと自覚するようになってきました。第52回の試験は一般知識と専門知識は合格できましたがやはり実技は駄目でした。そこで藤田先生の実技講座の受講を考えました。ただ過去問の勉強が一番大事とおっしゃっておられたので過去問の解答例を覚えている自分にはどうかなと疑問がのこりつつ受講させていただきました。藤田先生のお話の中でこの講座を受講しても合格するための魔法のような方法は無いこと、実技の壁を突破するためには一般知識と専門知識が大事であることが大事であることをおっしゃっておられました。先生の講義を受けながら自分の基礎知識のなさを実感し一般知識と専門知識の復習をしながら勉強し第53回の実技の試験を受けました。今回も合格には至らないだろうと考えていました。すぐにもう一度一からやり直そうと藤田先生の一般知識と専門知識の講座をお願いしました。合格発表日まで勉強していましたがもっと早くこの講座を受講していたらよかったと実感しました。第53回の実技の問題も見直しましたがほとんど一般知識と専門知識の内容であると思いました。発表当日は藤田先生からのメールで合格を知りましたがこんな事があるとは信じられませんでした。

私が毎朝してたことですが北海道放送のHPのアジア太平洋地上天気図と高層断面図をプリントアウトして例えばGWは海上強風警報:最大風速何ノット以上・・・、海上濃霧警報:濃霧により海上の視程が・・・等、天気記号についても霧:空が透視できない・・・等、また高層断面図の各地点の雲量(8分量、10分量)、天気記号、方位をチェックしていました。方位は矢羽根を延長してトレーシングペーパーとセロファンで作った自作の方位計で方位を確認していました。これは実技の穴埋めには役立ちました。

藤田先生の講義を受け実技を克服するためには一般知識と専門知識を充実させることが一番の近道だと分かりました。藤田先生有り難うございました。感謝しております。




Dさん(男性・22歳・国立大学理学部3年・近畿地方)の合格体験記


1. はじめに
私は理系学部に在籍中の大学生です。こういう身分ですので、勉強時間の確保にはあまり苦労しませんでした。寸暇を惜しんで勉強に励まれている受験生の方々にとって有益な話ができるかどうか分かりませんが、ご一読いただければ幸いです。

2. 受験経歴
試験回 一般 専門 実技
第50回試験 × × ×
第51回試験 ×
入塾(2019年6月下旬)
第53回試験 免除 免除
なお、第52回試験は学業等が忙しく、受験を断念しました。

3. 藤田真司の気象予報士塾を選んだ理由
私は独学で一般と専門の勉強を行い、学科試験をパスしました。当初は、実技試験の勉強も独学で行うつもりでしたが、実技の参考書を流し読みしてみたところ、自力で勉強をするのは困難と感じ、通信講座を受けることを決意しました。講座についてネットで調べるなかで、私の目に留まったのは「藤田真司の気象予報士塾」でした。先生への質問、答案添削は無料でしかも無制限、合格お祝い金制度など、お金がない学生の私にとってありがたい特典のオンパレードで、正直この講座以外もう選択肢はないと確信しました。ただ、通信講座という形態に対して漠然とした不安はこの時点でまだありました。それの払拭材料となったのは、合格体験記の多さ、密度の濃さでした。体験記を読んで、藤田先生の指導方針、人柄というのが伝わってきてここなら大丈夫と思い、入塾を決めました。

4. 入塾してから
入塾前から52回試験を受けられないことがわかっていたため、最初2、3ヶ月くらいはスローペースで一般分野の復習をしつつ準備編を受講し、52回試験が終わった9月から演習編を受講しました。11月以降は過去問演習を徹底的にやりこみました。この頃の1日の勉強時間は平均して4~5時間だったと思います。

5. 講義、質問対応について
藤田先生の講義は関西弁で行われていたので、関西人の私にとってすごく馴染みやすく、話がすっと入ってきました。ハキハキと聞き取りやすい声でいつも講義されており、さすがプロだなと思うことが数多くありました。
藤田先生の長年の経験に基づいて作られた教材は、試験に必要十分な事柄のみが書かれており、一切の無駄がなく洗練された教材で、全ての講義を受講し終えた後も何度も何度も見返しました。
先生の質問対応や添削は迅速でした。本当にびっくりするくらいいつも早く返信をくださり、すぐに復習に取り掛かることができました。先生にはご迷惑をかけるほど質問、添削依頼をしましたが、いつも丁寧に見てくださりすごく嬉しかったです。

6. 過去問題演習について
実技の過去問題演習に関しては、藤田先生が常におっしゃっていた「問題文とのキャッチボール」に尽きると思います。参考までに、以下に私の演習方法について述べさせていただきます。
①1周目は時間制限を設けず、全ての問題を解ききる。(3時間以上かかることもしばしばありました)2周目は75分で解く。
②その後丸つけをして、記述問題に関しては自己添削をする。
具体的には、解答例と自分の答案を見比べる→なんでこんな解答になるのかを問題文を読んで考えてみる→根拠がわからなければ、講義を聞くか先生に質問、根拠が分かればそれをノートに残すという作業をしました。私は過去問演習の際にここに一番力を入れました。解答例、自分の解答、根拠はiPadのノートアプリを使ってまとめ、いつでも見れるようにしていました。この方法ならスクリーンショットなどの写真も気軽に貼ることができ、情報の上乗せもしやすく紙代、インク代がかからない分オススメです。(ちなみに、私は気象予報士試験のためにiPadを購入しました。)
③復習をする。
おおよそ、このような流れで演習をしていました。私はとにかく②の作業に時間をかけました。問題文とうまくキャッチボールをするためには、模範解答と自分とのギャップを埋めなければなりません。この際、「問題文からなんでこのような解答になるのか?」を考えないといけないと思います。この作業が一番しんどいですが、記述問題の解答を暗記しても2周目で答えられないと思っていたので、1周目から理解重視の勉強をしていました。
ちなみにですが、私は過去問題演習を進めていく中で、「教訓」をなるべく見つけてiPadにそれを蓄積していきました。
例)・低気圧が複数出てくる問題では、低気圧をナンバリングする。
  ・詰まった時は、問題文に解答要素が隠れている場合がある。
実際、自分が見つけた「教訓」のおかげで本番中救われた場面がありました。もしこれを読んでくださっている受験生の方がいれば、ぜひ「教訓」を自分なりに見つけてみてください。

7. 戦略
正直に申し上げると、過去問題演習をしていて75分以内に解き終わったのは数回程度でした。それでも私が合格できたのは、戦略をきちんと立てたからだと思います。少しだけご紹介すると、
・わからない問題は飛ばす。
・図を問題冊子から切り取らない。
・作図問題は雑になってもいいのでとりあえず埋める。
本番では当然のように時間が足りません。上記のような工夫をすることで、1分1秒でも短縮することを心がけました。そしてその中で点数を最大化するために、作図問題は精度に拘らずできるだけ短時間で埋めました。53回試験では前線解析、強風軸解析、SSIの作図、等圧線の作図問題が出題され、どれも配点が大きかったため、この戦略が特に功を奏したのかなと思います。試験は満点を取る必要がないとよく言われますが、本当にその通りだと思います。きちんとセオリーを抑えた上で、このような戦略を立てるのも合格への一歩なのではないかと思います。

8. 最後に
落ちたら免除がなくなるという状況で受けたこの53回試験で合格できたのは、何より藤田先生のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。試験終了後、校門でビラ配りをしていた藤田先生にお声がけをしたところ、快く対応してくださったことは今でも覚えております。一人ひとりの生徒さんを気遣ってくださる、本当にいい先生に巡り合えたんだなとその時思いました。また藤田先生にお会いできることを心から楽しみにしております。
本当にありがとうございました。




MAVさん(男性・46歳・アウトドアショップスタッフ・神奈川県)の合格体験記


【はじめに】
わたくしは「藤田真司の気象予報士塾(以降、「藤田塾」と表記させていただきます)」の「実技対策講座」をDVDで受講しておりました。
藤田先生のご指導がなければ、合格はもっと先のことになっていたと思われます。
この場を借りて、あらためて藤田先生のご指導と誠実なご対応に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。

わたくしは藤田塾のHPに記載されている元塾生の方々の合格体験記を全て読み、合格された方々の勉強方法やモチベーションの維持の仕方など、大いに参考にさせていただきました。

試験勉強をされていらっしゃる方々の状況は様々で、一日で確保できる勉強時間、生活環境やご職業なども異なるかと思われます。
これまでの数ある元塾生の方々の合格体験記の中から、自分にも合う勉強方法や参考になるアドバイスを抽出して、自分に足りない部分の洗い出しなども行ないました。
また、合格された方々ほとんどが試験勉強にたくさんの時間をかけ、苦労された内容を読むと、「まだまだ自分は頑張りが足りない」と感じられ、大いにモチベーションを上げることができました。

わたくしの合格体験記がほんのわずかでも、これから勉強をされる方々の参考になれたらと思い、お恥ずかしい限りではありますが、合格体験記を書かせていただきました。
よろしくお願い致します。


【勉強時間の確保】
わたくしの場合、仕事のある日は仕事前に駅にあるカフェに寄って1〜2時間ほど、仕事後もカフェに寄って30分〜1時間ほど、ほぼ毎日勉強しておりました。
また通勤電車の中ではテキストやまとめの本を読んだり、歩行時は暗記事項を暗唱したり、単語帳を繰り返し確認しておりました。

逆に家は休む場所と決めておりましたので、ほとんど家では勉強はしませんでした。
家では勉強のための準備や頭を使わない作業を行っておりました。
まとめノートを作るために問題集やテキストから天気図やグラフなどをスキャンして印刷して切り取ったり、翌日の過去問題演習のために解答用紙を印刷したり、過去問題遂行一覧といったものを作ったりといった内容です。

仕事がお休みの日はカフェへ出かけ、平均で6〜8時間ほど勉強しておりました。
車での移動中も藤田先生の講義の動画の音声を繰り返し聴いておりました。

特に隙間時間を有効に活用することは常に考えて勉強をしておりました。
移動中やお昼休みや、電車を待つ時間なども先生の講義の音声や動画を繰り返し視聴しておりました。
そして、気分ののらない日であっても極力、カフェへ出かけて勉強をスタートさせてみたりしました。
なるべく試験勉強を全くしない日を作らないように心掛けておりました。

かわりに、休日は自分の中で決めたその日のノルマをこなした場合、残りの時間はのんびりすることを心がけました。
それでも、ここ数年は勉強をしていないと罪悪感や不安な気持ちがあり、なかなか清々しい気持ちでのんびり出来たことがなかった気もいたします。
ここまで書くとすごい勉強づくめのようですが、仕事中はもちろん勉強しておらず、お風呂上りの就寝前などは自分の好きな登山の本や地図を読んだりもしていました。

月に3~4回出かけていた登山へは、2年以上は行かずに我慢いたしました。
(一度だけお誘いをいただいて試験直後に行ったことはあります!)
「合格後はまたあちこち山に出かけるぞ!」と言い聞かせて勉強を継続してまいりました。
山の場合は日帰り登山でも、どうしても半日~1日以上の時間を使ってしまいます。
そのため、わたくしの場合は好きな登山自体を禁止いたしました。

短時間で楽しめたり、時間を細切れにできるご趣味であればよいかもしれません。
それが気持ちや心のリフレッシュとなると思われます。
気象予報士試験は、多くの方が長期戦で苦労される試験かと思われます。
私は頭や心の休め方は、上手なほうではなかったかなと思います。
それでも、合格後は勉強を優先して良かったんだと思っております。


【勉強方法】
ここでは主に「実技試験」に関してのわたくしの勉強方法などをお話させていただきます。

主に過去問題を解くことを繰り返し行っておりました。
各問題を解いた後は藤田先生のDVDの講義を視聴し、特に間違えた問題に関しては注意深く内容確認するといった勉強方法です。
わたくしも多くの方々が行っているように、2回目以降のDVDの講義は1.5倍速で視聴しておりました。
また、藤田先生へのメール質問後にご返信くださった解答と解説をスマートホンに取り込み、隙間時間に繰り返し読んでおりました。

わたくしの場合は、今思うと他の合格された方々よりも効率が悪かったと思われます。
実技試験の勉強に取りかかり始めの頃、いよいよ過去問題を繰り返し解く段になった当初、ひたすら75分の時間内に解くことに集中してしまった時期がありました。

そのため、一つ一つの問題に対する理解や題意の読み取りが甘いまま過去問題に取り組んでしまっておりました。
過去問題はある程度繰り返すだけでも正解率を上げることが出来るため、自分がレベルアップしているといった錯覚を持ってしまい、安心してしまっていたようです。
ただ、この場合はなかなか応用力や初見の問題に対する対応力がつきにくく、なかなか本番の試験では対応出来ない状況が続いてしまいました。

このことに気付いてからは、より問題を丁寧に読んでから解くことに重点をおいて過去問題に取り組みました。
この場合は、75分計測して全問を解くといったこれまでの勉強方法ではないため、一つの問題を解くだけでもかなり時間がかかりました。

これまでたくさんの過去問題を繰り返し解いていた状況に比べると全然勉強がはかどっていない感じがありました。
次の試験までに想定している過去問題の解析が、このペースで間に合うのだろうかといった不安がありました。
それでも丁寧に一問一問に取り組む方法で過去問題を解いていきました。

結果的には丁寧に問題に取り組むことでその問題自体を深く理解でき、その前後の流れをつかむことや出題者の題意を理解することがだいぶ出来るようになりました。
一番の収穫は、応用力を付けることが出来たことと思われます。
初めて見る問題でも、以前よりは対応できる力がだいぶ身についた感覚はありました。
またこの勉強方法でも、不明点があれば藤田先生にいつでも確認できるという安心感があるため、この勉強方法を貫くことが出来ました。

そして、先生に質問をさせていただく、その取り組み自体が、その問題に対して深く取り組むことにつながりました。
試験勉強の後半では、質問メールを作成する中で、あらためて問題の文章や天気図や自身の解答を確認してみると、自身の解答が「正答の範囲外」であることに自ら気づくことが多かったです。
藤田先生への質問メールを作成している最中、「問題で問われていること」と「解答例」と「自身の解答」をよくよく見比べてみると、「この部分に言及していないな」とか「この部分は別の角度から説明してしまったな」というような具合で、自分の解答の誤りに気づかされるのです。
自分で「正答の範囲外」に気付ければ、「範囲内」への修正は、ある程度自分でも出来るようになりました。

結果、先生へ送ろうと思って途中まで作成した、送らずじまいのメールも数多くありました。
それでも、「正答の範囲内だろうな。でもどうかなぁ。」と迷った場合もありました。
そんな時でも、藤田先生にいつでも確認できるといった安心感がありました。
先生へ質問メールを作成する行為をきっかけに、その問題にしっかり取り組めるため、いつでも何度でも先生に質問できるという環境はとても有効でした。


【試験当日について】
最後の試験は実技のみの受験でした。
過去問を丁寧に解く勉強を行ったことに時間を費やしたため、思ったよりも過去問を繰り返しとくことが出来ず演習量不足が懸念され、今回は合格は厳しいと思っておりました。
しかしながら、今ある力で試してみよう、受けるなら全力で取り組もうという気持ちで今回は試験に臨みました。

試験の前夜はなかなか眠りにつけず、布団の中で眠れないことに焦ってしまいました。
それなら無理に寝付こうとするより、勉強をしたほうが不安を解消できると考え、夜中に机に向かったりもしました。

当日は気負わないように心がけ、試験前と実技1と実技2の間の時間も好きな音楽を聴いたりして、持ち込んだまとめノートや単語帳などはほとんど見ませんでした。

また、わたくしは問題用紙の切り取りは行わず他の受験性の方々がビリビリとやっている最中に問題に取りかかりました。
普段使用している問題集でも天気図などを切り取らずにやっているので、そちらのほうが慣れているためです。
また天気図の順番がグチャグチャになることもないので、わたくしは「天気図切り取らない派」でした。

今回の実技1では時間が足りず、最後の設問は殴り書きと空欄もありました。
この時点で、今回も合格は厳しいかなと思いました。
それでも、最近の傾向で実技1、実技2のどちらかが手強い場合は、もう一方が時間内でも終われる問題量と難易度の場合が多いので、次の実技2も諦めずに力を出し切りました。

実技2は時間が5分ほど余って見直しも出来ましたが、どうしても答えを導きだせない設問がありました。
見直しても答えを見い出せず、せっかくの残り5分もあまり有効に活用できなかった印象でした。

そのため、今回の試験での合格は難しいと判断し、翌日からは夏の試験に向けて、これまでの毎日と同じように勉強を始めました。

おそらく、出来ていないこと箇所ばかりが印象に残ってしまっていて、不合格と思い込んでしまっておりました。
実際は、誰もが解答できる基本的な問題は、確実に解答できていたのではないかと思われます。
難しい問題はわたくしも解けなかったのですが、多くの受験生も正しく解答出来なかったため、そこではあまり差はつかなかったのではないかと思われます。


【さいごに】
わたくしは気象予報士試験の勉強に本気で取り組み始めて約3年と半年の月日をかけてしまいました。
学科の一般と専門の勉強当初から藤田塾に出会えていれば、もっと早い段階で効率よく勉強ができ、合格までの期日を縮められたのではないかと考えております。

逆に、実技の勉強だけでも藤田塾でお世話になることができたからこそ、今回の試験で合格が出来と思われます。
そうでなければ合格はまだまだ先であった可能性も大いにあったと思われます。

全て独学で合格を勝ち取られる方もたくさんいらっしゃるようです。
でも、効率よく勉強を進めたい、より早く合格にたどり着きたいと思われる場合は、わたくしは早い段階で藤田塾にお世話になる事を強くおすすめいたします。
それから、ご自身で勉強が行き詰まっていると感じ始めてる方がいらっしゃれば、藤田先生にご相談されることをおすすめいたします!
同じ勉強をするのであれば、「不安の中」より「安心の中」で勉強をしたほうが精神的にも良いからです。

とても長い文章となってしまい申し訳ありませんでした。
これから気象予報士試験を受験される方々に頑張っていただきたく、少しでも参考になればとわたくしも頑張って体験記を書いてしまいました。

それでは、受講生の皆さんのご健闘と藤田塾の一層のご活躍を祈念いたしております。
ありがとうございました!




Jさん(男性・57歳・公務員・埼玉県)の合格体験記


今頑張っている皆様に、少しでも参考になるよう、勉強を始めて6年、10回目で合格できた、私の体験談を綴らせていただきます。
勉強方法、モチベーションの維持方法、私の試験対策の3点に絞って進めてまいります。

1 勉強方法
 市販の問題・解説本に始まり、某通信教育の「気象予報士」講座、某気象会社の3日間の講習(有料)を受講、その会社の模擬試験を2回受験、出来ることはなんでもやってみようと、放送大学の「初めての気象学」を受講しました。でもダメ。最後に行き着いたのが、ある日の試験会場で頂いたパンフの藤田塾でした。藁にもすがる思いで入会したのが藤田塾でした。
 一般知識と専門知識に関しては某通信教育のテキストを勉強し、「一般気象学」(小倉義光 著)で補強することにより、ほぼ合格ラインには届いていました。(今でも熱力学は苦手ですが。)
 勉強法としては、試験受験の2ヶ月ほど前から過去問を縮小コピーして持ち歩き、仕事の合間などに繰り返し解くようにしていました。ただ、わからない問題はそのままにせず、家に帰ってから、某通信教育のテキストや、「一般気象学」の該当箇所に戻り、勉強するようにしました。
 実技も基本的には、某通信教育のテキストの問題を中心に実際に解いて解答を読み、勉強するという方法でした。「気象予報士精選問題集」にも取り組みました。しかし、あくまですべて独学でしたので、なぜそうなるかがわからないことが多々ありました。藤田塾の実技のDVDの講義を受け、疑問点を藤田塾長に質問する繰り返しで理解が進むようになりました。それでも藤田塾で勉強を始めた頃は、問題を解いて、解答の講義の収録を見る。という要領でした。このため合格にいたりませんでした。そこで方法を変え、解答の講義のDVDを見たあとに、もう一度問題を解いてみる要領に変えました。この知識が新しいうちの再度の解答は、知識を我が物にする手段だったように思います。藤田塾長には質問はよくしました。疑問を残さない、これも合格への近道だと思います。

2 モチベーションの維持
 気象予報士の資格の取得は、仕事と趣味の両方に役立ち、かつ、私の周りにはこの資格を持っている人がいないため、取得したいな。と漠然と思っていました。ですから、「この資格が無いと希望の仕事に付けない。」とか、「この期間内に習得しないとダメだ。」とかそんな精神的な制約はありませんでした。この気楽さが合格を勝ち取った理由の一つなのかもしれません。(逆に必死さが足りなかったとも言えますが。)
 それでも、心が折れたことはあります。特に実技に落ち続けていた頃は、見たことない問題が出たらどうしよう。と焦りを覚えていた頃があります。その焦りを断ってくれたのが、藤田塾の「過去問を丁寧にやる。」という教えでした。今から思えば、当たり前のことなのですが、心が折れかかっていた時は、まだ見ぬ問題に恐怖を覚えておりました。難しい問題は、大半の受験生はできない。できる問題を落とさないことだ。その通りだと思います。それからは、過去問題を中心に勉強を始め、特にケアレスミスのないように意識して、丁寧な文字を書く事に心がけました。丁寧な文字は大切で、計算式の途中でも数字を見誤ることを少なくしてくれます。

3 私の試験対策
 勉強した内容を付箋紙に書き出し、普段持ち歩いている手帳に貼り付け、いつでも見返せるようにしてました。
 仕事開始前の1時間、仕事終了のあと1時間職場で勉強するよう心がけていました。通勤時間が長く、電車の中でもあまり集中できなかったためです。休みの日の用事のない日は午前または午後いっぱいを勉強時間に当てるように心がけていました。長丁場でしたので、家族との時間はなるべく持つようにしていました。
 あと、試験場での携行品ですが、定規は下が透けて見えないものが良いと思います。エマグラムの線が見やすくなると思います。
 実技試験の切り離した資料は右上をクリップで留めると左上の図1とか図2とかの表示が見やすくなります。
 実技試験における解答要領についてですが、模範解答の表現要領をマスターするようにしていました。例えば「台風中心付近の雲の分布について、その特徴を〇〇字で・・」と設問された場合、見たままを書くわけですが、表現の仕方は多種多様であり、模範解答の表現が最も出題者の求めている表現だと思うからです。
 設問の主語を確認すること。この主語を主体に解答するよう心掛けていました。
 問題の解答を始める前に、設問の前文を読んで時期と問われる気象現象を把握するようにしていました。
 その後資料に目を向け、12時間予想図、24時間予想図等の予想図に初期時刻から12時間後の時刻、24時間後の具体的な時刻を書き入れるようにしていました。(例:初期時刻XX年4月2日21時(12UTC)で24時間予想図であれば、「3日21時」を資料に書き込む要領です。)
 実技試験1問の試験時間は75分。短いと思うかもしれませんが、最初の3分間、どんな問題か全体像を考えたり、日時を書き込んだりすることは無駄ではないと思います。時間は、思った以上にあります。全問解けなくても、解答したところは間違っていない。これでいいと思います。全部解こうとダボハゼ的に問題にすぐ食らいつくのは、周りが見えず、返って非効率だと思います。
 試験会場で焦ることは、人である限り、避けることのできない生理現象だと思います。その焦りを少しでも抑えるものは「ルーティン」を行うことで軽減できると思います。前のラグビーワールドカップで五郎丸氏が行なっていたポーズのようなことです。私の場合は、まず、資料を問題から切り離す前に、設問の全文を読み、いつの時期のどんな気象現象なのかを把握。資料を問題から切り離して、クリップで右上を止め、予想図に具体的な時間を書き入れる。この動作を約3分間でこなす。それから設問1に取り掛かる。といった具合です。

最後に、この体験記を見られた方「次はあなたの番です。」ご健闘をお祈り申し上げます。




Rさん(男性・20代・会社員(鉄道業界)・東日本)の合格体験記


●受験履歴
第51回試験 学科一般× 学科専門× 実技×(未受験)
第52回試験 学科一般◯ 学科専門◯ 実技×
第53回試験 学科一般免除 学科専門免除 実技◯

●きっかけ
きっかけは私が仕事の関係で日本海側のとある地域に転勤になったことでした。もともとは千葉県の出身で日本海側の厳しい冬には感覚の乏しい私からしたら、いわば初めての越冬は衝撃的なものでした。普段の何気ない生活の中の行動に対して受ける制約は言うまでもありませんが、当方の仕事柄でもありますが企業が行う生産活動はそれよりも顕著に制約を受ける毎日でした。
このように自分にとって新たな経験の連続の中でふと、あることに気付いたのでありました。今日がこんなにも雪が降り荒れた天気になるということが、昨日の段階でもわかっていたならば、どれだけ今日の計画を変えることができていたのだろうということでした。昨日のうちに出来るだけ自動車を要する用事は終わらせておいて、仕事ではそれなりの計画に変更をかけておいて、失われる時間やお金は最低限で済むということであれば、それはむしろ現改比較では儲けではないかと考えました。
そこで、気象が及ぼす広義な人々の生活への影響をリスクの意味で軽減することができないかと、気象予報士に興味を持ちました。

●試験勉強開始→1回目受験
上記の●きっかけ はありながらも、これは建前といえば建前であり、本音では『気象予報士って、なんかかっこいい』ということもあり、モチベーションは高い状態で勉強を開始しました。とはいえ、2018年12月に勉強を開始し2019年1月が1回目の試験だったため、とりあえず矢継ぎ早の知識で学科試験を受けてみるも不合格でした。受験中は試験会場には老若男女問わず様々な属性な方がいらっしゃるな、という気持ちしかなかったです。

●1回目受験後→2回目受験
1回目受験後、結果も自己採点も待たずして不合格は感覚的に確実なものでしたので、その日から本意気で勉強を再開しました。まずは学科試験をいずれも合格することを当面の目標とし、ネット界隈では評価の良いテキストを買い漁っては徹底的にやり込みました。具体的には、これはどんな勉強もこんなやり方をしてきた次第ではありますが、
読み込み(10周目安)→書き込み(2周程度)→問題演習(参考書1冊決め打ち)→過去問(10ヶ年分)
読み込みはひたすら読み込むことで、合格への知識的なゴールを把握することができます。どんな資格もストーリー性があるので、読み込みでそれを大局的に整理します。
書き込みは、インプットでは力技ですが、単純に記憶に残りやすいです。かつ読み込みに比べて細かいところにも目がいくようになります。ここまではインプットの学習です。
次からアウトプットですが、問題演習を行います。本来であれば、こんなものは不要でそのまま過去問演習とすれば良いと思うのですが、この段階では解説が充実していてかつ、潤沢な問題量を得る手段をわきまえていなかったため、問題演習のフェーズを入れ込みました。解答までのロジックを意識しながら同じ問題は完璧にできるように繰り返しました。
その後はお馴染みの、過去問演習です。ひたすら解きまくります。この辺でようやく、知識という知識が固まり始めてきていることを実感します。この実感までは我慢の日々です。
こうして学科試験合格を目指していたところではありましたが、試験日まで時間もあるしなんとなく実技もしとこうかと軽い気持ちと欲張りな意欲で実技を始めました。でも、すぐにやめました。(ここで心が折れそうになったので、どこかの塾にてお世話になろうかと考え始めました。)

●2回目受験後→3回目受験
無事に学科試験はいずれも合格しましたが、実技試験は不合格でした。
ここで正式に、藤田先生にお世話になろうと決めました。なぜなら、このままの勉強を続けても知識に頭打ちをしてしまうと感じたからです。むしろ、知らず知らずに邪道に走ってしまうリスクもありました。実技試験は学科試験とは異なり、定性的解釈が多いことと国語的な要素が入り込むことがあると思っています。ともすれば、ポイント的な要素が強く出る試験と予想されます。
こうして藤田先生の塾にてお世話になることになりましたが、結果、もっと早く出会っておけばよかった、というものでした。これは出会いが遅すぎたというわけではなく、もっと早く出会っていればもっと早く正確な知識を学べていて、より効率的に成長できていたなと悔恨したからです。これと同時にこれまでは見当違いの解釈をしていた知識もあったなと猛省もしました。
こうして、藤田先生の丁寧な説明と丁寧なテキストという神器を携えて、新たなフォームで3回目の試験に挑み、ようやく完全合格できました。

●モチベーションの秘訣
気象予報士の資格勉強には相当の時間を要することが通常と思います。そこでなによりも大事なことはモチベーションの維持と思います。息の長い受験勉強となりますので、メンタル的な持久力が大事かと思います。また、多くの方は仕事をしながらという環境になると思いますので、いかに少しの時間をより効率的に運用していくか大事になると予想されます。ともすれば、その献身的な姿勢は全てモチベーションからくるもので、それをマネジメントすることが土台であると私は理解していました。
その土台をどのような作るかは皆様の動機や流儀によりけりと思いますが、私はとことんお金を費やすことでした。
こんだけお金かけてるのに、やらないわけにはいかない、このお金があればあんな楽しいことだってできたはずなんだ、というようにお金を費やすことによって弱い自分をメタ的に追い込みました。元を取らないと、という習性を活用したことになります。
これにより、平日は1時間程度、土日は8時間は勉強しました。平日にできない時は土日で帳尻を合わせようと10時間程度勉強するようにしました。
どんなアプローチでも良いですが、意外とこのようなからくりがどんな勉強にも働くことと思います。ぜひ、意識してみてください。

●最後に
藤田先生との出会いがなければ、完全合格はあり得ませんでした。藤田先生の真摯な教育が受講生である私の支えとなりました。改めまして、藤田先生には心より御礼申し上げます。また、これから予報士試験を受験される皆さんのご活躍をお祈り申し上げます。




長谷川麻衣さん(女性・20代・会社員・東京都)の合格体験記


【はじめに】
私は勉強中、合格体験記に綴られている皆様の苦労や、それを乗り越えた経験談を何度も読み返し、心の支えとさせて頂きました。この経験から、勉強法と併せ、私のこれまでの失敗談、誰よりも遠回りになってしまった経験もお伝えし、現在挑戦されている皆様にとって、少しでも励みとなりましたら幸いです。また、この経験があったからこそ、学びの深さや幅が広がったと考えています。この場をおかりし、以下の項目を綴っていきます。

【気象予報士取得を決意した理由】
【勉強法】
【モチベーション管理・解決法】
【その他行った対策・工夫】
【気象予報士試験を通して学んだ教訓】
【入塾・藤田先生への御礼】
【最後に】


【気象予報士取得を決意した理由】
・学生時代はスポーツ漬けの毎日で、学校への入学もスポーツ特待など受験を経験せず、勉強をやり切れなかったという後悔の念があった
・再び何かに挑戦したい、やり遂げたいという漠然とした思いがあり、勉強への後悔から、難関国家資格取得に挑戦しようとの考えに至った
・難関試験を突破した志の高い方々と関われる環境、自分を成長させられる環境に身を置きたいと考えた
・学生時代は、化学や物理などの理科科目が好きで得意だった
・幼いころから天文現象におもしろさを感じ大変興味があり、七夕生まれであったこともあり、よく空を見上げていた

以上のことから熟考の末、大学2年次の終わり頃に取得を決意しました。


【勉強法】
現在振り返ると、私は気象予報士の勉強を始める以前や始めたばかりの頃は、“勉強”というものを全くわかっていませんでした。そのため、遠回りをし、時間がかかってしまった部分も多くあります。しかしその経験があったからこそ、導き出せた勉強法や学びがあったと思います。ひとつの経験談として、少しでも参考になりましたら幸いです。

■相手を知ること
気象予報士試験は学科が合格点に到達しないと、実技の採点が行われません。また、学科の合格は1年間有効で、合格科目は免除期間が1年(試験2回分)あります。そして試験内容は、学科の知識が基礎となって、実技で応用していくというイメージです。ですので、まずは学科2科目の合格を目指して勉強を進めることがマストです。また学科の勉強は、実技や取得後の業務に向けての基礎を固める大事な期間であると考えます。お恥ずかしい話しですが、私は勉強を始めたころ、ただがむしゃらに前に進もうとしており、この“相手を知ること”を疎かにしてしまい、遠回りしてしまいました。

■勉強時間
学科実技共に合格前は、平日4~6時間、休日6~8時間を目安に勉強しました。これもお恥ずかしい話しですが、勉強を始めてから約1年間は週に1~3時間程度の勉強時間でやった気になっていました。実力の向上もなくダラダラと時間だけを消費してしまい、大変後悔しています。まずは量をこなさなければ、合格はいつまでも見えてこないと痛感しました。

■共通した勉強法
・インプット
藤田先生の教科書や、個人的に購入した参考書は、どのページにどんなことが書いてあるのか頭でイメージできるぐらいには読み込みました。アウトプットして、不十分な部分をインプットする、これを繰り返しました。また、気象庁のHPも教科書として使用していました。

・アウトプット
過去問約10年分を2~3周行いました。2周目は間違えたところを演習し、3周目は本番を想定し、模試だと思って取り組みました。藤田先生のご指導にもあるように、学科実技とも、100点を獲るつもりで取り組みました。実技は更に、60分以内に解くと決めていました。実技は時間との勝負でもあるからです。実技における100点とは、解答例と全く同じ解答をすることではなく、必須ワードを含みつつ、解答を導き出すための天気図の着眼点や、ロジックが正しいものだったか、ということを重視していました。

■暗記事項や覚えること
合格するために必要な知識の量や、覚えることは決まっていると考えます。その知識の上に、問題を解く応用力が必要になるので、まずはそれらを徹底的に覚える事です。覚えなければならないこと、量は決まっているので、それをいかに早く覚えきるかもポイントだと思います。

■実技勉強法
・基本に忠実であること
実技の勉強中でも学科の内容の理解を深めることも並行して行いました。基本知識を磨き続けたことも、実技の実力向上にも繋がったと考えます。

・記述問題対策
記述問題の解答の書き方には、独特な表現があります。試験や業界において、それが普遍的な表現となります。まずはそれを身に着けることが必要であると考えました。私は実技のインプットの中で、過去問の記述問題と解答を棚卸しし、まずは使用している言葉や表現方法を頭にいれました。ここで注意していたことは、答えを丸暗記するのではない、ということです。問題と解答から、天気図の着眼点や、解答の導き方を洗い出し、どのような問われ方をされても、解答できるようにすることを目的としていました。これを行ったことで、解答により近い答え方が見えてきたり、53回試験では初めて見るような問題にも、解答することができたのだと思います。

・過去問演習
実技は時間との勝負でもあるため、過去問は60分以内に精度高く解き切れるようにする、と決めていました。そのため問1は、呼吸をするように、反射的にサラサラと解けるように仕上げました。過去問でこのぐらいできるようになってやっと、本番75分で合格点に到達できると考え、取り組んでいました。

・図や絵にかいて理解
低・高気圧の構造や、新たな低気圧の発生など、3次元や4次元的に理解するところは、ざっと図や絵にかいて理解しました。頭の中で現象を、水平・鉛直方向に立体的に映し出せたことで、理解が進みました。

・その他対策
地形や山脈、海面水温、海流などについては参考書には詳しく書かれていませんが、この知識を身に着けたことで、実技の理解を更に深められたと考えています。

■勉強方法を振り返る
勉強方法や目的が、正しい方向へ進んでいるか振り返る時間を設けていました。私はこれまでの経験で、胸を張って努力したと言えるのに、結果に結びつかなかったり、望まない方向に進んでしまったことが、何度かありました。その原因は、努力の方法やベクトルが正しくなかったことにありました。時間や労力は割いているのに、その方法やベクトルが正しい方向に向いていないと、思い描いている結果がでないのです。とてもやるせないことです。これは藤田先生の教えにもあります。このことから、勉強方法を振り返る時間を設けていました。具体的には、勉強が作業になっていないか、まずは試験突破のための勉強を徹底するなど、当たり前のことですが、私にとってはこの当たり前をおろそかにせず、丁寧に立ち返ることが重要でした。


【モチベーション管理・解決法】

■本質に立ち返る
53回試験直前の12月に、きつくなった時期がありました。その際、自分が何に不安を抱き、苦しくなっているのか、素直な気持ちを紙に書きだしました。すると、ここで決められなければ更に時間がかかってしまうという焦りがあり、勉強も空回りしていたことがわかりました。そこで、一旦本質的なところに立ち返りました。私の真の目的は、気象予報士として社会に価値を提供できる人材になること、その過程に気象予報士試験の合格という関門があるのだ、ということを再確認しました。ですから、試験にてまだ知識、技術が不十分と判断されたのなら、合格に値するほどの専門知識や解析技術を磨くのみであり、どちらの結果でも受け入れ、目の前のことに集中するのみだ、との思考に至れました。その後は、合格後も見据えた勉強を行うようになりました。苦しみを解消することができ、落ち着いた気持ちでより一層勉強に集中することができたことが、合格へ繋がったと考えています。


【その他行った対策・工夫】

■体調管理
体調管理はすべての基礎であると考え、試験前は特に最大のパフォーマンスを発揮できるよう、栄養価の高い食事を心がけ、睡眠時間も多く確保していました。
・食生活改善:栄養価の高い食事に加え、頭の栄養になるものも積極的に摂るようにしました。疲れた時は、藤田先生おすすめの羊羹も食べて元気を出しました。
・睡眠時間:私は必要な睡眠時間が人よりも多く、また寝ることが主なストレス解消法でしたので、自分の身体を理解し、身体が不調を訴えている時は、その反応に素直に応える日も設けていました。

■時間と労力の管理
私は睡眠時間に時間を割かなければならない体質であるため、一日の限られた時間を、効率よく勉強に充てていくことも重要な課題でした。そこで、自分の目標にとって不必要なことや、自己投資に繋がらないこと、生産性のないことに、時間や労力を使わないことを徹底しました。私は元々、家にいながら自分の好きなことに没頭することに、楽しさや幸福を感じる性分でした。従って、自分のすべきことに集中できる環境へ整っていったことで、ストレスが減り、より一層勉強に集中できる結果となりました。

■隙間時間の有効活用
通勤時間や移動時間は主にインプットの時間としていました。参考書を読むだけではなく、藤田先生の講義を聞いて、音でも脳内に焼き付けていました。
また、スマホの画面や部屋のよく目につく場所に暗記事項を貼るなど、自然に頭に刷り込める環境も作っていました。


【気象予報士試験を通して学んだ教訓】

■即行動し、正しい方向へ努力する
気象予報士の資格取得を決意した時期は、大学2年生の終わり頃でした。しかし、当時は就職活動を控えていた時期であったこと、資格取得までには数年単位で勉強時間が必要になることなどから、まずは就職活動をしっかりと経験し、今まで学んできたことを活かして社会人経験を積みながら、資格取得を目指そうと考えました。しかしその考えは甘いものでした。次第に目の前のことをこなすことに精一杯になり、時間や体力に余裕があった時も、資格取得のための行動を全くしていませんでした。あっという間に時間だけが経ってしまいました。
気付けば社会人になり、気象予報士試験のことが頭の片隅にはあるものの、仕事に追われる毎日となり、時間だけがすぎていきました。そして自分が望まないこと、自分の掲げた人生の目標に繋がらないことに割く時間が大半を占めている毎日になっていました。心身ともに疲弊し、勉強どころではなくなっていました。
いつの間にか目標としていた自分の姿から、遠くかけ離れたところまで来てしまった現状に、強い危機感を感じました。そして即行動を起こさなかったことを反省し、まずは環境を変える決断をしました。
具体的には、プライベートの時間も確保できる仕事へと転職し、転職後すぐに勉強を始めました。また、環境を強制的に気象予報士へ寄せていきたかったこと、“試験”を経験し、その反省から勉強方法を再編していきたかったことから、勉強を始めてすぐ受験し始めました。
気象予報士取得を決意してから既に3年以上が経過していましたが、人生の教訓を得るための、学びの時間であったと今では思えています。時間は有限であるため、この失敗談が、なかなか行動に移せていない方にとって、現状を変える励みとなりましたら幸いです。


【入塾・藤田先生への御礼】

■入塾を決めた理由
私は学科2科目に合格し、残すは実技となったところで入塾しました。理由は、実技対策において、添削を受けることが重要であると考えたためです。しかし最大の決め手は、藤田先生からご指導をいただきたいと感じたことです。合格体験記を拝見した際、卒業生の皆様のお言葉から、先生のお人柄や、手厚く良質なご指導をいただけることがうかがえました。合格のためには、良い恩師に巡り合うことも重要であると考えていましたので、即入塾を決めました。厚いご指導をいただき、勉強を始めた頃から先生と出会いたかった、と強く感じました。

■藤田先生への御礼
気象予報士の資格を通し、人生の財産となったことの一つは、尊敬する恩師に出会い、ご指導をいただけたことだと考えています。藤田先生は誠実に、親身に、心をこめて私たちに向き合って下さいます。講義の内容は洗練されていて、参考書には書かれていない内容や、それ故の疑問点に対し、丁寧かつ効率よく解説して下さっています。また、上限なく添削依頼や質問をすることができる、これは受験生にとって大変ありがたいシステムです。そしてお忙しい中にも関わらず、すぐに回答を下さいます。私が合格できたのは、藤田先生のおかげです。入塾していなかったら、まだまだ時間がかかっていました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。先生から教えていただいたことを磨いていき、楽しみながら、気象予報士という資格を大切にしていきたいと思います。今まで大変お世話になり、本当にありがとうございました。


【最後に】
合格までの勉強は大変なもので、試験勉強という側面、苦しい時もあるかと思います。しかしその経験や合格は、必ず人生を豊かなものにしてくれます。そしてどんな場面でも、自分を支える力になります。私は気象予報士という資格を通して、多くの学びと良いご縁をいただきました。ありがたさと幸せを感じています。そしてこれからも様々なことに挑戦し、努力し続けることで、感謝の意を表現していきたいと考えます。
気象を知ることは、地球を知ることでもあります。従って、学ぶことのスケールが大きく、とても面白い分野です。ぜひ気象を楽しみながら、合格へ向かって果敢に突き進んでください。皆様の大きな挑戦を応援しています。




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