藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

第60回試験で合格された方の合格体験記


令和5年度第1回試験(第60回試験)では、当塾から46名様の合格者が生まれました。
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原則として原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。

■tgknさん(男性・30代・地方公務員・埼玉県)
■こまちさん(女性・20歳・私立大学法学部政治学科3年・神奈川県)
■れなさん(女性・20代・地方テレビ局勤務)
■YKさん(男性・40代後半・製造業開発職・福岡県)
■A.Kさん(男性・22歳・パートタイム職員・文系・茨城県)
■Pさん(女性・29歳・会社員・兵庫県)
■Oさん(男性・30歳・地方公務員・埼玉県)
■Mさん(女性・20代・会社員(交替制))
■MTさん(男性・51歳・IT系会社の経営者・東京都(千葉県出身))
■くえんさん(男性・21歳・大学3年・新潟県)
■Sさん(男性・44歳・化学メーカー勤務(技術屋の端くれです。))
■Qさん(女性・21歳・国立大学理学部地球物理学分野・茨城県)
■chimiさん(男性・67歳・会社員(熱供給事業)・神奈川県)
■さくたんさん(女性・32歳・金融機関勤務(現在育休中)・関東)
■Eさん(女性・25歳・サービス業・兵庫県)
■Dさん(男性・30代・会社員(技術職))
■Nさん(男性・40代・公務員・長野県)
■Lさん(男性・30代・地方公務員・兵庫県)
■Wさん(男性・50代・地方公務員・千葉県)
■Fさん(男性・31歳・マスコミ系の契約社員・東京都)
■Rさん(女性・50代・NPO勤務・東京都)
■Jさん(男性・60歳・医療機器メーカー勤務(気象予報士とは全く関係なし))
■Cさん(男性・24歳・フリーター・東京都)
■I.Hさん(男性・26歳・会社員・三重県)
■Bさん(男性・40代・保険会社勤務・関東)
■はぐれものさん(男性・39歳・勤務医・東京都)
■Yさん(女性・20代・SE・東京都)
■Aさん(男性・50代・地方公務員・九州)
■H.Tさん(男性・32歳・ナレーター・埼玉県)
■Zさん(女性・20代・元食品メーカー営業)
■きっちーさん(男性・20代・私立理系大学生・関東)
■chaaaさん(男性・20代・大学生・東海地方)
■宙さん(男性・25歳・スポーツ関係・神奈川県)
■好きな季節は秋です。さん(男性・20歳・理系大学生(学部3年)・本州地方)


tgknさん(男性・30代・地方公務員・埼玉県)の合格体験記


【どんな人か】
8時〜17時勤務
2児(5歳と3歳)の父


【受験歴】
第57回 一般 : × 専門 : ×
第58回 一般 : × 専門 : ×(どちらも10点)
————藤田塾入塾(実技のみ)————
第59回 一般 : ○ 専門 : ○ 実技 : ×
第60回 実技 : ○


【勉強量】
藤田塾に入塾後の約1年間の1日のスケジュールです。

4時〜5時半  → 自宅で勉強
7時〜8時   → 電車内で立ちながら勉強
12時半〜13時 → 会社で勉強
18時〜19時  → 電車内で立ちながら勉強
帰宅     → 家事育児


【効果的だった勉強法】
完全に朝型にシフト
・夜早く寝て、朝早く起きて勉強

電車通勤時間を活用
・朝自宅で解いた過去問の解説動画を見る
・過去に解いた試験の問題と答案&添削を確認
・暗記カードやスマホのメモ機能で記憶の定着


【似ている環境の方へ】
おそらく大変なのは勉強の内容そのものよりも、「勉強時間の捻出」ではないかと想像します。

オススメは、
脳も体も疲れてる夜はサッサと寝て、朝早起きして、満員電車でもYouTubeを見ずに、昼休みも周りが昼寝してる中、勉強することです。
毎日毎日毎日マシーンの如くこのような生活を続けられればきっと大丈夫です。
息抜きは減りますが、息抜きせずに走り続けている人と勝負しなければいけないので、辛抱です。


【藤田塾の感想】
添削の回答がドえらく速く、簡潔明瞭である
新たに塾生になられる方は、回答スピードにびっくりされると思います。

講義動画、テキストが分かりやすい
動画で言っている事やテキストに書いてある事で「本当にわからん」となったことがありませんでした。
過去問で分からないことは質問すれば解決します。

入塾をオススメします
他の塾も含めた気象予報士試験業界の、過去問の研究、試験の攻略は時間が経てば経つほど進歩するのは間違いないです。
その攻略の恩恵を受けている人に、恩恵を受けていない人が勝つのはどんどん困難になっていくのではないかと想像します。
自分は藤田塾のおかげで最短で合格出来たと確信しておりますので、短期合格を目指される方は入塾をオススメします。




こまちさん(女性・20歳・私立大学法学部政治学科3年・神奈川県)の合格体験記


①受講を始めたきっかけ
将来マスコミ関係に進みたいと考えています。そのためには大学での政治学の学習だけではなく、何か他にも知識をつけたいと考えていました。元々気象に興味があったことから、母が気象予報士試験の受験をすすめてくれました。試験について調べてみると、独学では難しく時間がかかる試験であるということが書いてあったため、すぐに資格の塾を探しました。いろいろな塾があり、選ぶのが難しく友人などに聞きました。その時におすすめされた、「藤田真司の気象予報士塾」の受講を決めました。


②1日での勉強歴と受験歴
2021年あたりから勉強開始、2022年4月に藤田塾に入塾
(その後、一般・専門・実技全てのコースを受講し、オプション教材も購入)
59回:一般○ 専門◯ 実技×
60回:一般免除 専門免除 実技◯ 完全合格

それまでも勉強していましたが、予報士のみに専念して勉強したのは、2022年10月のちょうど1年前です。
そこからの勉強時間は、平日:8〜10時間、休日10時間ほどです。
しかし、中には全く集中できない日もありましたが、1年前から60回試験までに1日も勉強しない日ありませんでした。大学生であるので、社会人の方よりは時間をとることができたと思います。授業の時間以外は学校の図書館で閉館時間まで勉強することが多かったです。


③勉強方法
(共通)
藤田先生が良くおっしゃっている、【過去7〜8年分の過去問】を徹底すること、は本当にその通りだと思います。私もこれを最初聞いた時、少なすぎるのではないか、と不安に思い随分前の過去問にまで手を伸ばしてしまったことがありました。しかし、過去7−8年分の理解を徹底しようと思うと、なかなかやることが多くあり実際にはそんなに多くはできないはずです。

(一般・専門)
まずは講義を何周も視聴しました。しかし、最初の2周ほどはただ聞くという状態、3周目はしっかり教材にポイントをメモする、4周目以降はわからなかったところを中心に視聴するという流れです。私の悪い癖で、最初から完璧に理解しようとしてしまうことがあり、これまでもそのせいで学習が滞ってしまっていた経験があったからです。
その後は、過去問演習に入りました。およそ10周はしたと思います。その中には全く歯が立たない問題もありました。その際には迷わず教材に戻り確認しました。そしてポイントをノートにまとめ、学校までの移動時間や寝る前に確認するようにしていました。それでもわからない問題は、藤田先生や、前に入っていた気象学の研究会の先生や先輩、大学の授業でお世話になっていた地学の先生にすぐに聞きました。予報士資格を持つ多くの方に助けていただきました。

(実技)
一般・専門と同じように講義を視聴後、過去問演習をおよそ10周したと思います。
しかしながら、59回では不合格になってしまい、少し自信を無くしました。次の試験では今までとやり方を変えなければ合格できないと思い、以下の2点を変えました。

1.藤田先生に添削をお願いすること
59回まではほぼ添削をお願いしていませんでした。解答例を見てなんとなくこんな感じか、で終わっていましたが、それが不合格の原因だったと思います。60回に向けて100通ほど先生とメールでやり取りをしました。的外れな回答であっても、藤田先生はすぐに返信をくださり、適切な回答になるように何度も指導してくださりました。恥ずかしさを捨てることが大切です!

2.一般・専門知識に抜けがあったらすぐに復習すること
学科の知識がしっかり定着していなければ合格することはできないことに気がつきました。時間がかかっても、すぐに戻りましょう!


③挫折しそうになった時に、立ち直ることができた方法
正直、何度も駄目だと思いました。しかし、本当に多くの方の支えのおかげで立ち直ることができました。予報士の勉強がうまく進まなかった時や不合格になっただけではなく、生活面でも辛いなと感じる時が当時はありました。しかし、親、友人、前に所属していた研究会の先生や先輩、多くの人がその時に温かい言葉をかけてくれました。特に、友人の「合格したらもっといいことがあるから大丈夫」という言葉はお守りになりました。今考えれば本当にその通りだと思います。挫折しそうになった時、支えてくれている周りの人を思い出すことで、その感謝を合格という形で伝えられるようにあとちょっと頑張ろうと思えました。


④最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。多くの方に支えられて勝ち取った合格です。合格発表後すぐにみんなに報告しました。とても喜んでくれて嬉しかったです!合格するまで、ほとんど勉強しか見えてなかった時も変わらずそばで支えてくれたみんなに、今度は私が支えられるようにこれからも頑張っていきたいです。

最後になりますが、藤田先生には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
直接お会いすることはありませんでしたが、すぐに返信をくださり、とても親近感がありました。とても良い塾に巡り会えました。これから予報士を目指す方に一番おすすめしたい塾です!




れなさん(女性・20代・地方テレビ局勤務)の合格体験記


【どんな人か】
10時〜18時勤務
地方テレビ局の記者
高校は理系で数Ⅲまでしましたが
生物化学選択だったので物理は全く知りません
大学は文系です。


【受験歴】
第54回 一般○ 専門‪×‬ 実技×
第55回 一般免除 専門○ 実技×
第56回 コロナの影響を鑑み受験せず
第57回 一般免除 専門免除 実技×
第58回 一般× 専門免除 実技×
第59回 一般○ 専門○ 実技×
第60回 実技○


【勉強量】
○平日 3時間
○休日 8時間


【学科:一般】
○使った教材等
藤田塾・ らくらく一般・ユーキャン・めざてん・しののめ勉強サーバー

私は一般が最も苦戦しました。法規は覚えるだけなので初回から得点源でしたが、なんせ計算問題や放射・風の問題が出れば尽く間違えました。理由は簡単で表面上の暗記しかしてないから応用が効かなかったということです。丸暗記で今までの人生大学受験も乗り越えてきた私にとって、数式の理由や何故そうなるのかを考えるのは最も苦痛でした。縋る気持ちで入塾した藤田先生の一般の教材を読めば全て理解出来ました。なんで早く申し込まなかったのかとすら思いました。文系の方に本当にオススメです。過去問については、点数にこだわるのではなく一題に時間をかけて考えて回答し、問題文に出てきた言葉から派生できる自分の知識やそこからどんな問題が出そうか、ポイントはどこかなどをノートにまとめて書いていた時期もありました。58回までの自分は点数をとる事で安心して、正解出来ればOK!!!のような気分で望んでしまっていたので57回で1点足りずに落ち込んだ時から勉強方法を変えました。一般は何故そうなるのかを大切にすべきだと思います。
一般気象学は読んでみましたが、難しくて全く分かりませんでした…。でも、温帯低気圧の部分をめちゃくちゃ読みました。


【学科:専門】
○使った教材等
らくらく専門・ユーキャン・しののめ勉強サーバー・気象庁HP

暗記が得意な私にとって専門は一番好きでした。勉強し始めは教材の大事なところを赤文字にして教材を丸写ししてノートに書いて暗記しましたが時間の無駄だったと思います。自分が暗記しやすい方法で覚えたら良いと思います。気象庁のHPにある気象測器の冊子?は本当に分かりやすいのでそれで勉強しました。


【実技】
○使った教材等
藤田塾・ユーキャン・らくらく実技・他社の模試や単発の授業・短期予報解説資料・YouTube・しののめ勉強サーバー

藤田先生の授業を受ければ基礎知識は付きます。そこからが問題でした。イレギュラーが出れば尽く間違え、パニックになり、訳の分からないことを書いたり、聞いていることに答えていないのに余計なことを書いていました。60回試験までは過去問をひたすらといて答え合わせをしてその問題を理解して復習終わりにしていました。毎試験過去問10年分を1周して臨んでいましたが勉強方法が良くなかったと思います。私は解くのが極端に早かったので時間は測っていませんでした。でも、それが今となっては問題だったと思います。解くのが早い=きちんと問題文を読んでいないからだということに気づきました。このパターンだから答えはこうだろうというお決まりの回答知識ばかり頭に入って問題と向き合えていなかったと思います。60回試験に向けては過去問10年分を2周しました。解くときに問題文をものすごくよく読んで問題文に書かれている図番号以外の図は見ないようにしました。あと、天気図にある低気圧や高気圧に色を塗って、問題文で「○○にある低気圧について答えよ」などあれば天気図と同じ色で塗って、何について聞かれているのかを目で見て分かるように&絶対間違えないようにという意味も込めてやっていました。問題文をよく読んで解けば時間はちょうどいいもしくは足りないくらいになりました。解き終わって丸つけをしました。丸つけは点数はつけても意味は無いと思いますが何となく付けていました。でもいつも60点とかでした。丸つけのポイントは、必須回答要素が入っているかと、伝えたいことは一緒かということです。言い回しが違っていても自分の意図と同じであれば、まずはクリア→答え方の文が解答の方が綺麗なので、ああ…こう書けばこの文字数でこれだけ伝えられるのかあと感心していました。丸つけが終われば1番時間を掛けた復習の時間です。
問題を軽くノートに書いて解くまでのプロセスやポイントを自分なりにまとめて解答に書いてある言葉はこの考えから出てきたものだというのが分かるように書きました。そうして出来た自分ノートを試験前や移動時間に見直しました。


【藤田塾の感想】
こんなに丁寧な学習塾は他にないと思います。質問をメールで送れば1時間以内にほぼ返ってきました。教材は言わずもがなめちゃくちゃ分かりやすくて本当に入塾してよかったと思います。


【最後に】
X(旧Twitter)で出会った気象予報士受験の仲間が居たから合格できました。とくにしののめ勉強サーバーの皆さんには何度も質問に答えて貰ったり計算問題勉強会を開いてくれたり感謝してもしきれません。心の支え、モチベーション、みんなに負けないように頑張らなきゃという気持ちにさせてくれたのは全部みんなです。
何回もう諦めようかと思っても、みんなと喜びを共有する日を夢みてまた勉強頑張れました。勉強時間を競い合ったり、温帯低気圧について議論したり、勉強方法のアドバイスをくれたり、社会人になってもこんなに友達が増えると思ってなかったのでめちゃくちゃ今幸せです。これからも仲良くしてください。




YKさん(男性・40代後半・製造業開発職・福岡県)の合格体験記


読み終わるまで約6分。

◆「藤田真司の気象予報士塾」の魅力
・質問を合格まで継続しても良いという安心感
 →例えば、質問を回数や期間で打ち切りにして合格まで付き添えない対応だった場合、それは一方的な講義になりがちだと思います。
 つまりついて行けなくなったらおしまいですが、藤田塾はそれぞれのペースと理解の段階に合わせて進めて頂ける安心感があります。

・痒いところに手が届く講義内容とテキスト
 →藤田先生お一人で全受講生に接されているからだと推察します。
 「そこそこ!なんでそこがそうなるのかを知りたかったんです!」と何度も講義動画を見て思いました。
 結果、ネット検索する無駄な時間を削除できました。

・合格後も使えるテキスト
 →継続して接しないと忘れると思います。一般的な参考書は長い言い回しが多く実際分厚くないでしょうか?
  その点、藤田塾のテキストはエッセンスが凝縮されており充実した内容です。
  いつか気象と自身の仕事を結びつけたいので、この最低限の知識を忘れずに頭に留めたいと考えています。
  読みやすく理解が一段と深まるので合格後にも重宝します。
  

◆自身のスペック
・理系の中堅私立大学卒業(物理化学と界面化学専攻)
・大学受験以外に長期の勉強継続の経験なし。そもそも勉強は好きではない。暗記ものは苦手。


◆受験歴
第55回 一般×、専門×、実技ー
第56回 一般×、専門◯、実技ー
 ーーーー8月下旬入塾(実技)ーーーーーーーーーー
第57回 一般◯、専門免除、実技×
第58回 一般免除、専門免除、実技×
 ーーーー1月中旬入塾(一般、専門)ーーーーーーー
第59回 発熱のため未受験。特別処置で免除半年延期。
第60回 一般免除、専門◯、実技◯


◆合格までの所感
合格への転機は入塾後(実技のみ)の約1年間の実技勉強にも関わらず、受かると思って落ちた第58回の不合格体験だったと思います。
ここで藤田先生のおっしゃっていた『「学科試験で合格点に達すること」と「実技試験のための基礎知識が十分であること」はイコールとは限らない』を本当の意味で実感しました。
諸事情もあり58回合格発表直後の入塾は叶いませんでしたが、その後に免除扱いだった一般学科も含めて2科目とも入塾し、徹底的に基礎から鍛え直そうと思ったことが合格に繋がったと思います。
運もあってたまたま59回は一般免除が半年延期となりましたが、今回の60回一般試験も任意で解いたところ合格水準でした。
実技1は5分余って満点レベル、実技2は時間が足りず問3(4)の3から7までの5問は捨てて他を確実に答えました。
もしどちらにもケアレスミスがあったとしても実技1は90点、実技2は75点近くはあったと思います。
実技勉強の初期では考えられないことです。当時は2時間かかっても空欄ばかりで途方に暮れていました。
合格して初めて、実技試験をクリアできる位置に到達していれば、学科はいつ受験しても十分合格水準になるものと実感しました。
3科目纏めての入塾が結局は近道だったのかなと思います。


◆使用テキストと個人の感想
<入塾前>
・一般気象学(小倉義光著)
 →物理化学に抵抗がないため読めましたが、試験対策になる箇所とそうでない箇所があるため、
  やはり藤田塾テキストが効率的です。合格後の知識を深掘りする時に楽しめる本だと思います。

・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキストの一般知識編と専門知識編
 →マークシートの学科の合格だけを目的とするならば一通り理解すれば合格できます。
  ただ私はこの本だけでは実技突破に必要な基礎を固めることができませんでした。
  個々の内容について理解はできたのですが、どのように知識同士をリンクさせて実技に臨むのか?については途中から理解が進まず、実技対策において伸びしろがなくなり停滞して成長を感じなくなりました。
 
・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキストの実技編
 →上記の感想にも繋がりますが、成長を感じなくなったためほとんど開かずに藤田塾に入塾しました。

・イラスト図解 よくわかる気象学(中島俊夫著)
 →文系の方にお勧めです。特に大気の熱力学や降水過程、放射などについて分かりやすく書いてあると思います。
  図書館で借りて一気に読了し、忘れたらまた借りるの繰り返しで十分事足りるかと思います。

・最新気象百科(Meterology Todayの翻訳)
 →幸いにも隣町の図書館にあって借りることができたのでコピーして、ある箇所の知識をどうしても深めたいときに使用しました。
  例えばトラフ前面の発散場(加速場)のメカニズムなどについてです。

<入塾後>
・藤田塾テキストのみ
 →藤田塾テキストだけをひとつも逃さず理解すれば合格します。理解できない時は質問すれば良いだけと考えました。
  また講義とともに何度か繰り返し接することをお勧めいたします。
  なぜならいつでも新たな発見があり、その都度知識がリンクして実技の過去問が解けていく感覚を実感できるからです。
  また、特に専門学科に関連する分野は随時更新されるため、参考書購入より藤田塾テキストの方が良いと思います。
  無駄な心配事が減りました。
 

◆勉強方法
藤田塾のテキストの徹底理解と過去問対策につきます。詳細は塾のHPに書いてあり、それを実践しただけです。
あえて申すなら、暗記ものは色々なスタイルがあるかと思います。
テキストや動画を進めていれば暗記ものに対して短期記憶で脳内に留まります。次はそれを長期記憶にするために思い出すことに重点を置きました。方法は単語カードに書いて家中に置いてそれを見て日々思い出すようにしました。
風呂では天気と雲の記号、トイレでは気圧変化傾向の記号と視程、食卓には全般海上警報、会社の昼休みに台風の暗記もの、という感じです。
私は覚えるためというよりも思い出すために単語カードを使用しました。
風呂で使える単語カード「Bath WORD'S CARDS」はおすすめです。


◆最後に
私は「藤田真司の気象予報士塾」をこう捉えています。
「オリンピック(受験)で金メダル(合格)が取れないのは自分の責任。但し一流のコーチ(藤田塾)のもとで特訓することは金メダル(合格)への近道である」と。
また、「合格=熱意×能力×時間」と考えています。どれかがゼロなら合格しません。
能力は個々によるので合格するまで勉強するしかありません。でも藤田塾が理解を深めるため能力が上がります。
時間もなんとか工夫して捻出するしかありません。でも藤田塾が効率的に時間を短縮してくれます。
でも熱意だけは自身の問題です。
私も数年前から諸先輩方の体験記を見て「いつか合格体験記を書くぞ!」という思いと「必ず合格するまでやり切る」と決めて勉強を進めておりました。
何かのお役に立てれば幸いです。
皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げます。




A.Kさん(男性・22歳・パートタイム職員・文系・茨城県)の合格体験記


【受験歴】
2022年7月中旬 学習開始
第59回試験 一般不合格(10/15) 専門合格(11/15) 実技未受験
第60回試験 一般合格(15/15) 実技合格


【学習方法】
◎一般・専門ともに全ての選択肢の正誤を判断した根拠まで答えられることを目標にしました。

《一般試験》
2022年7月中旬〜9月中旬
よくわかる気象学を読む(計3周)

9月中旬〜2023年1月末(第59回試験)
らくらく突破一般を読む(計5周)
精選問題集を解いて解説を読む(計5周)
過去問解く→めざてんサイトで解説を読む(計9年分)

4月(2ヶ月実技専念により間が空きました)
らくらく突破一般を読む(計1周)

5月上旬〜8月末(第60回試験)
藤田先生の講座を1周してからオプション教材を申し込んで学習(6年分を1周)

《専門試験》
2022年8月中旬〜9月中旬
よくわかる気象学専門知識編を読む(1周)

9月中旬〜2023年1月末(第59回試験)
らくらく突破専門を読む(3周)
精選問題集を解いて解説を読む(3周)
過去問解く→めざてんサイトで解説を読む(約9年分)

《実技試験》
◎過去問7〜8年分の徹底理解に努めました。
2022年9月中旬〜2023年1月末(第59回試験)
よくわかる気象学実技編を読み、付属の過去問を2周して解説を読む

2月
藤田先生の講座の準備編を1周

3月〜8月末(第60回試験)
※オプション教材まで申し込みました。(約8年分)
1周目:過去問を解いて講座を聞く
2周目:過去問を解いて解説教材を読む
3周目:過去問を解いて講座を聞く
4周目:3周目でも微妙な回をピックアップし、過去問を解いて講座を聞く

記述はほぼ合っていると判断できるもの以外は添削して頂きました。


【学習時間】
合計約1200時間
高校、大学ともに文系のためほぼゼロからのでした。
毎月100時間くらい勉強しました。日によって勉強量に差がありましたが、平均すると上記の時間になりました。勉強開始から合格まで毎日試験のことを考えて生活していました。


【良かった点】
電車での移動中や昼休みなど隙間時間をつくって気象法規や天気記号、海上警報などの暗記に努めたことです。


【反省点】
1つ目は勉強を始めて早い段階で藤田先生の講座に申し込まなかったことです。金銭面で躊躇してしまいました。2つ目はノートまとめです。参考書を読んだ方が手っ取り早いと思いました。3つ目は第59回試験で実技を受験しなかったことです。雰囲気に慣れるためにも受験するべきでした。


【試験当日】
・第59回
一般・専門の合格を目指して受験しましたが手応えが無く、午後の実技を受ける気力も無く帰宅しました。

・第60回
完全合格を目指して受験しました。一般は前回より手応えがありました。実技1は5分余裕を持って終了、実技2は問3(4)②気圧の記述を字数だけ無理やり埋めたくらいで終了しました。


【試験後】
藤田先生に答案添削して頂き自己採点をしたところ65%でした。適切と判断されたもの以外は0点にして計算しました。(部分点等は含まない) 受験後は合格発表まで試験勉強から離れましたが、毎日そわそわしてました。


【受験のきっかけ】
日々のニュースや天気予報を見て、とても身近なことなのに何も理解していないと思い、詳しく学んでみたいと思ったことがきっかけです。


【さいごに】
私は新卒で入庁した地元の市役所を2ヶ月で休職し、その後退職しました。就活の段階で気象予報士として仕事がしたいと思っていましたが、いつ合格できるか分からなかったのでとりあえず就職しました。理想との差に苦しんで休職した後も気象予報士として仕事がしたい気持ちが強かったので思い切って退職しました。家族や友人もよく話を聞いてくれました。期待に応えることができて安心しました。

これまで約100回以上の答案添削や多数の質問に丁寧に答えて頂いた藤田先生、本当にありがとうございました。もし入塾を迷っている方がいるのであれば、藤田先生の気象予報士塾を強くお勧めします。藤田先生を信じて学習を続ければ合格に必ず近づくことができます。

藤田先生、約1年間大変お世話になりました。




Pさん(女性・29歳・会社員・兵庫県)の合格体験記


受験歴・勉強歴
2017年?2018年?大学で気象の講義取り、気象予報士に興味もち一年勉強するも挫折
社会人になり勉強より遊び仕事覚えるので大変で全然手がつけれず、
2021年5月あたり 何かこのままではいけないと思い、本棚にあった気象の参考書を読み、勉強再開
2022年8月 一般〇 専門×
2023年1月 専門〇 実技×
藤田塾に入塾
2023年8月 実技〇

大学で気象の講義を聴講し、気象に興味を持ちましたが参考書を読み理解は出来るが、実際に過去問を解くと日本語の意味が分からず??となり挫折しました。こんなの参考書に載ってた?くらいな気持ちでした。
その後期間が空き、勉強再開させましたが独学では難しいと思い通信講座を受講しました。


1. 勉強方法(平日2時間:朝5時に起き勉強してました、休日8時間くらい)
一般・専門・・・初めに参考書を2~3冊購入しひたすら読みました(3~4回は読んだと思います。)
過去問を買えるだけネットで購入しました(17年分くらい)
通信講座、模試を受ける
単語帳を作り、寝る前や空き時間に確認
過去問をひたすら解きました。過去に似たような問題があるため、過去問をどれだけ解くかが大切だったと思います。
実技・・・過去問を解きますが、その時になにを聞かれているのか文末は過去形なのかためなのかを気にして解いていました(8年分を5周以上はしたと思います)。気分転換にと答え覚えてきたら、古い過去問を解いたり、模試を受けたりしていました。
解いて藤田先生の講座を聞き考え方があっているか、新しい考え方をインプットしていました。実技の講義を受けて原理が分からない所は一般に戻ってとのことだったので、一般の講座も受講してました。
等圧線を引く作図問題が苦手だったので、藤田先生の講義を聞き今では苦手ではなくなりました。
2か月前には自習室を借りて集中して過去問を解きました(休日1日に実技3年分解いてました)。
海上警報や雨の強さなどはすぐにぱっと言えるように自分で語呂を作り覚えやすいようにしてました(ストーリーにするといいです)。
都道府県が覚えてなかったので日本地図をお風呂場にはり、場所を覚えました。


2.挫折した時
長期の勉強時間になると思います。私は、試験終わった時に悔しい気持ちや何がだめだったかを帰宅してから紙に書き、試験から時間が経つと中弛みしてしまうのでその紙をみて本番また悔しい気持ちにならないよう今頑張ろうと奮闘しました。
後は一人で黙々と勉強するのですぐ携帯を取って休憩をしてしまうので、自習室を借りて他の人も頑張っているから自分も頑張ろうと気持ちを高まらせていました。


3.最後に
試験当日、実技を解いているときどきどきしてさっと読んでしまったところがあり、ミスがありました。
焦らずにきちんと問題を読むことが大切と感じました。
分からない問題やこの答えであっているのかなと不安になりましたが、だめだと思わずに最後まで頑張ったから合格できたと実感しています。
努力は何かしらの形で報われると思います。




Oさん(男性・30歳・地方公務員・埼玉県)の合格体験記


1 気象予報士の取得を目指した理由
私は地方自治体に勤めています。地方自治体は住民に避難指示を出す役割を担っていますが、私の職場には気象に精通している人はいませんでした。そこで、気象予報士の資格を取得し、いつか防災に携わる仕事ができたらいいなと思いました。
また、以前、実家が河川の氾濫により床上浸水の被害にあっており、気象現象や気象災害の知識を深めたいと思ったのが、きっかけです。


2 受験歴
第56回 受験申請するものの、体調不良で棄権
第57回 一般:× 専門:〇 
第58回 一般:〇 専門:免除 実技:×
第59回 一般:免除 専門:免除 実技:×
第60回 一般:免除 専門:〇 実技〇
 

3 1日での勉強量
平日:出勤前1時間、通勤電車1時間、帰宅後に余裕があれば1時間
休日:4~6時間(時間帯は決めず、臨機応変に)


4 勉強時間の捻出法
第59回試験前までは、平日帰宅後と休日の余裕のある時間帯に勉強していましたが、平日の帰宅後は疲れていることも多く、今年の3月以降は朝型に切り替えていました。
当初、早朝に起きるのが辛かったのですが、1週間程度続けると習慣化され、朝に勉強している分、夜は休息に使えたので、私としてはこれがベストだったのではないかと思います。
また、通勤時間が長かったので、電車でも藤田先生の動画を視聴したり、実技問題の間違った箇所の確認を行っていました。
平日は学科や実技の暗記物の復習をメインに行い、休日は実技の過去問演習・復習がメインでした。


5 最も効果があった勉強法
学科・実技両方に共通していえることですが、一番は過去7,8年分の過去問題を徹底的に理解することだと思います。
具体的には以下のように勉強していました。

【学科】
過去問題の演習⇒復習をひたすら繰り返しました。学科試験はマークシート方式のため、過去問題演習をしていると、正解したことに満足しがちですが、必ず選択肢ごとに、どこが誤っているのかを確認しながら進め、他人に説明できるくらい理解するということを目標にしていました。選択肢に頼っていると本番で崩壊してしまうことも十分考えられると思います。
また、専門知識は、技術の進歩により内容が更新されているので、こまめに気象庁のホームページで最新の情報(報道発表資料のページなど)を確認していました。
また、「気象業務はいま」という冊子も熟読していました。

【実技】
 授業を何周か見た後、過去問題演習にとりかかりました。
① 問題を解いた後、解答例を確認し、自分なりに添削
(必要なキーワードが抜けてないか、余計なことを書いていないか、的外れな解答になっていないかを自分なりに考察)
② 解答例を見ても理解できない箇所を抽出
③ 藤田先生の解説動画を見て気づきがあれば、メモ
わからない箇所、正答しているか確認したい箇所を質問・添削依頼
④ 藤田先生からメールが帰ってきた後、必要に応じてノートにまとめます。

ノートは紙ではなく、OneNoteというソフトでまとめていました。移動時間等にもさっと確認できるし、追記や挿入も自由にできるので非常に便利です。


6 挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
第59回試験では、学科が両方免除でしたが合格できず、専門知識が復活してしまったので、正直、心が折れかけました。
しかし、少し休憩期間を設け、気象予報士を目指したきっかけを思い出したり、合格後の自分を想像して、モチベーションを復活させました。
また、藤田塾の合格体験記や、気象予報士の受験体験記が記されている「気象予報士試験 サクラサク勉強法」という本に非常に励まされました。お勧めです。


7 藤田真司の気象予報士塾の活用法・よかった点
前述のとおり、通勤電車でも授業の動画を見ていました。朝は電車が混んでおり、参考書を広げるにも窮屈なことがありますが、動画ならスマホ一つで確認できますし、勉強のやる気が起きないときでも動画だけは確認するようにしていました。
また、藤田先生は質問・添削依頼に対して、本当に素早く回答してくださったので、勉強が大変捗りました。料金も他スクールに比べて良心的で、改善してほしいという点は最後まで思い浮かびませんでした。


8 最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
気象予報士試験は簡単な試験ではないですが、こつこつと腐らず勉強を続けていれば必ず合格できる試験だと思います。
藤田先生には、丁寧で迅速なご指導をいただき、大変お世話になりました。
ありがとうございました。




Mさん(女性・20代・会社員(交替制))の合格体験記


【はじめに】
私は、数学や物理…もはや数字という存在から逃げ続ける人生を送ってきた、間違いなく「超」がつく「文系人間」です。
また、会社員ではあるものの、毎日異なる時間に勤務、仕事が入らなかった日が休日となるような特殊な働き方をしています。生活リズムもバラバラ。プライベートの時間は直前まで確約されません。そのため、週に1日にどれくらい勉強したかは正直把握できておりません。ただただ、限られた時間、いかに集中できるかを重要視していました。
何かしら私と共通点がある受験生の今後に、少しでも役に立てたらと思い、体験記を綴ることにいたしました。


【受験歴】
56回:一般〇 専門〇 実技(受験せず)
----- 藤田塾(実技)受講開始 -----
57回:一般・専門(免除) 実技×
58回:一般・専門(免除) 実技×
59回:一般〇 専門〇 実技×
60回:一般・専門(免除) 実技〇


【学科(一般・専門)の勉強法】
学科は、市販の参考書で勉強しました。
隙間時間に何周も繰り返し読んだのは、『よくわかる気象学(一般・専門)』。イラストが豊富ですらすらと読み易く、試験勉強の第一歩を踏み出すには最適でした。
加えて、知識を深めるため、一般では『一般気象学』、専門では『気象庁のホームページ』を都度読み込んでいました。『一般気象学』はかなり取っ付きにくく最初は敬遠していたのですが、掲載されている図がそのまま問題に出てきたりすることも。少し根気がいりましたが、『よくわかる気象学』と並行して何度も触れることで自分のものになっていったと感じています。
専門はやはり最新の情報が試験で問われるため、最終的には『気象庁のホームページ』を隅々まで頭に叩き込んでいました。とはいえ、全て暗記することは難しいので…専門については毎回不安が残ったまま受験会場に向かっていたように思います。重要なページの内容は『よくわかる気象学(専門)』に書き込んだりしていました。

一般・専門ともに、ある程度の知識が備わった後、過去問(5年分)をひたすら解きました。マーク式ですが、なぜこの選択肢が答えとなるのかを突き詰める作業を行い、説明できない内容は上記の参考書などに立ち返ることで知識の穴を埋めていきました。特に、一般の数学・物理が関わる問題は、数式があらわす事象をイラストに描き起こしてイメージを掴むなど工夫をしました。何度も計算問題で挫けそうになりましたが、苦手分野に飛び込んだ以上、何とかして自分が理解できるレベルまで解きほぐす必要がありました。正直、しんどかったです…。ただ、一度理解したことはその後も残ると思いますので、暗記だけに頼らずに喰らい付く方が結果として意味があったと思います。
また、計算問題に自信がなかったからこそ、一般の法規問題は絶対に落とさないと決めていました。その4問だけは死守する。計算問題が仮に全滅でも合格できる可能性を少しでも高めるべきだと考えます。


【実技の勉強法】
受験歴をみていただくと一目瞭然。私はわかりやすく「実技の壁」に阻まれてきました。くすぶってしまった理由はいくつか挙げられるのですが…。大きなものとしては、働き方の都合上、まとまった時間がとりにくいという環境。正しくは、「そういった環境のせいにしていた」からです。実技1問、75分。そんな時間は今日とれない。身体ももたない。仕方ない。時間を計って解き切るべきと考えていた私は、まとまった時間がとれない日は勉強しませんでした。加えて、学科がスムーズに受かってしまった驕りもあったと思います。直前でいけるっしょ。でも、そういう問題じゃなかったんですよね。仕事は辞められないし、その環境はどうしようもない。その状況下で合格を掴み取るにはどうするか、考えるのを放棄していただけなんです。学科の免除が切れ気持ちを改めてからは、少しでも時間があればできること(暗記物など)を捻出するようになりました。

過去問は7年分解きましたが、解く回数や解く時間にこだわらず、1回1回の復習にほとんどの時間をあてました。なぜこの現象が起こっているのか、その背景を追求し、その過程で学科の知識も適宜学びなおしました。その度に、学科の勉強が実技にも影響していると身につまされることに。隙間時間や試験前に目を通せるよう、復習で吸収したものを1冊のノートに簡潔にまとめました。結局、1題分からどれほど多くのものを得られるかなのだと思います。藤田先生も仰るように、理解が深まると自然と解くスピードもあがっていきました。
また、「実技の壁」という言葉からくる試験への恐れもあったと今になって感じます。学科免除になってから、必要以上に実技試験を恐れていました。頑張って頑張って、それでももし不合格なら、もう私は立ち直れないのではないか。だからこそ、上記にも書きました通り仕事のせいにした。仕事が忙しいから「実技の壁」を超えられないのだと思い込みたい。自分が自分を守るために作ってしまっていた壁だったのかもしれません。


【藤田塾の活用法】
この60回の試験に向けては、過去問と向き合う中で出てきた疑問、また記述の添削を逐一藤田先生にメールしました。驚きのスピードで返信をいただき、集中が途切れる間もなく復習に役立てることができました。多くの生徒さんを抱えていらっしゃる中で、迅速な対応をいただけたこと、感謝してもしきれません。
特に実技は記述があるため、自分ひとりでは正しい解答なのか判断がつかない…。言い回しが模範解答と異なっていても、先生から「正答の範囲内です。」という言葉をもらえると安心して次に進むことができました。
過去問を解く→わからない点があれば放置せずすぐに聞く→嚙み砕いてノートにメモをする(関連する知識なども加えると〇)→隙間時間に何度もノートを見直し、一度理解を深めた内容が抜け落ちないようにする。それを全問題で繰り返したことが、今回1番よかったと感じています。理解を深めるにあたり、自分にあった方法を見つけるのが大切なのではないでしょうか。


【最後に】
周りに受験生仲間が全くいない中で、モチベーションの維持なども含め非常に大変でした。ただ、その時は藤田塾の合格体験記を読んで、自分と境遇の似た方と重ねる形でいつか必ず自分もと奮い立たせてきました。だからこそ、今このように合格体験記を綴ることができて、非常に嬉しく思います。その過程で、お世話になった藤田先生、本当にありがとうございました。




MTさん(男性・51歳・IT系会社の経営者・東京都(千葉県出身))の合格体験記


【どんな人か】
大学は文系。数学や物理には興味がある程度。
天気に関する勉強は特にしたことなし。
NHKのおかえりモネを観て、予報士に興味持つ。
元々、趣味の範囲で、頭の体操位の気持ちで、とスタート。
一般合格した時点で、灯が付く(性格)。今後のセカンドキャリアのためと。


【受験歴】
57回 一般専門×(実技受けず)
58回 一般〇専門×(実技受けず)
~自己採点で一般合格を確信したので、次での合格目指して、9/3に藤田塾仮申込~
59回 専門〇実技×(一般免除)
60回 実技〇(一般専門免除)


【勉強量】
平日:3時間
休日:6時間
〇かなりばらつきありますが、平均すると。
〇通勤時間や運転中にオンスク.jpを聞き流す(上の勉強量に含まず)。


【一般・専門】
〇使った教材など
最初の57回受験からユーキャンがメイン。聞き流しでオンスク.jp(中島先生)。オンスクはモバイル版が一般のみゆえ、PC版使用(月額千円未満)。必要な時に、中島先生の「よくわかる気象学(一般、専門、実技、それぞれ)」。気象予報士試験精選問題集。めざてん、はれのーとなどのサイト。
暗記が得意で苦にならない、興味がある、算数が好き、などで、とっつき易かった。
しかし、過去問をスタートすると、選択肢が多いうえに、ひっかけ?あいまい?細かい所つく?的なものが多く、ユーキャン一通り終えた後には、過去問7~8年分を3~4周して、苦手な部分をノートに纏め、時折、や、試験前にみるようにした。模試は全く活用せず。


【実技】
〇使った教材など
ほぼ藤田塾のみ。藤田塾の合格体験記で、「模試はA先生主催のものがお勧め」とあったので、活用。 また、B社の模試なども活用。両社とも、しょうがないと思うが、天気図などの資料が小さく、かつ、粗く、また、意図的だと思うが、難しい?ひねった?問題あり、正直、これ意味あるかなーと思った。
ただ、A先生の模試は、(ちょっと時間がかかるが)採点もあり(丁寧)、質問にも丁寧に答えてくれる、解答解説が丁寧で分かり易いので、腕試しにはお勧めです。いずれにしても、藤田先生が口酸っぱく話すように、過去問が最重要。(B社の模試は、解答解説が?となることも多少あり、ちょっと。。。)
過去問は、最初、気象業務支援センターを使っていたが、めざてんの方が過去のものも充実。解答解説はC社も大変参考になる(派生の事象などで関係ある部分も詳細幅広に分かり易く説明。ただ、結構、説明ミスなどもあるのでそこは気を付ける必要アリ)。

一回目の実技(59回)に結構かけていて、時間ぎりぎりだが、全部埋めたので、いけると思ったが、不合格。 59回で専門はなんとか合格したので、60回にかける。最初(59回受験前)に、藤田塾の準備編講義を2周後に、藤田先生の指示通り、過去問7~8年分を、試験2回分で、結果的に、5~6回回す(苦手な過去問は6回)。
最初は、チンプンカンプンだが、真剣に回して、わからないことをきちんと理解し、必要な暗記を繰り返すうちに、正解を繰り出せるようになる。藤田先生の過去問添削は、ほぼ全ての過去問でお願いしたが、記述の部分のみに☆印をつけて、☆印添削願います、とお願いした。爆速で分かり易い説明がくると共に、どうしても理解できない場合は、しつこく聞くと、(いやな顔一つせず?)詳細説明の添付資料もすぐに一緒に送ってくれて、神様かと思った。
準備編のテキスト、は、本当にボロボロになりましたが、ここに書いてあること(問題文をよく読むなど~、暗記すべき事項まで)を、過去問をやりながら完璧に仕上げれば、合格に達すると思います。


【その他】
蛍光ペンは、黄色一色のみ。本番は、問題切り離しクリップ止め。図や資料は切り離さず。結局、コンパス、トレーシングペーパーは、その都度使い分け(両方使った)。天気記号、台風、海上警報、雨、風、時間帯に関する用語などは、暗記必達。


【最後に】
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。60回の実技2では、時間が足りなく、途中から、一旦、最後の大問の穴埋めに飛び、後ろから攻める形で、なんとか全部埋めました。本当はよくないと思います(流れになっているので解けなくなる可能性がある)が、最後の大問は、結構、単独になっていて、最悪、そこだけ埋めることもあり!、と、どこかの合格体験記に記載あったので、実施しましたが、それが合格につながったような気もします。とにかく、本番は、時間が足りなく、手も震えて大変ですが、まさしく、最後まであきらめず死力を尽くして、一点でもという気持ちとの闘いだと思います。(結構、みんな終わってしまっているように見えるが、構わず、奮闘する。)

以上




くえんさん(男性・21歳・大学3年・新潟県)の合格体験記


・受験のきっかけ
大学進学を考えた時に、小さい頃から何となく興味のあった気象について学べることを基準に志望校を選び、大学に進学しました。そして大学2年の時に受講した気象学の基礎的な講義が、気象予報士試験の一般試験の一部に対応していることを知り、講義の延長という形で試験勉強を始めました。


・受験歴
2022年6月  試験勉強を始める
2022年8月  第58回気象予報士試験
2022年10月 一般のみ合格
2023年1月  第59回気象予報士試験
2023年3月  専門合格(一般免除、実技不合格)、藤田塾入塾
2023年8月  第60回気象予報士試験
2023年10月 実技合格(一般、専門免除)

※58回、59回は独学の時の勉強法になります。そのため学科については藤田塾を活用して合格したわけではないことにご注意ください。


・58回試験(一般合格)
勉強開始から試験まで2か月しかなかったため一般のみ合格する事を目標にしました。勉強内容としては、まず初めに一般気象学を2周読み、その後は過去問約10回分解きました。そして過去問で間違えたところにチェックをつけ、その箇所だけ解きなおすことを繰り返し、間違える問題がゼロになるまで繰り返しました。また、チェックがよくつく分野は、参考書の該当箇所を読み直して知識を定着させていきました。一般で唯一、一般気象学で対応できない法規の問題についてはネットにある気象業務法の文章を一通り眺めつつ、主に過去問で出てきたものを中心に暗記することで対応しました。一日の勉強時間についてですが、バイトや大学の授業があったため、平日は1~2時間、休日は3~4時間ほどで、試験直前の約1か月間は大学が夏休みだったこともあり1日7時間前後でした。
文系の方や数式が苦手の方への一般の参考書選びにアドバイスさせていただきます。まず、受験のきっかけでも書いたように、私は試験勉強を開始する前に大学で気象学の講義受けており、多少の知識があったため初めから一般気象学を読み始めましたが、数式が多く出てくるため数学や物理が学生時代苦手だったという方には、かえって苦手意識を植え付けてしまうだけになるかもしれません。しかし、一般気象学はとても良い参考書であり、一般気象学に載っている図が試験に出されているため、なるべくこの本で勉強した方がよいと思います。そのため数式を見るのが嫌という方は、初めに言葉メインで解説されている参考書(らくらく~など)で勉強してから一般気象学で勉強するとよいと思います。


・59回試験(専門合格)
第58回の試験が終わるとすぐに専門の勉強を開始しました。らくらく突破シリーズの専門の参考書をはじめに2周程度読み、約10回分の過去問を解くという、一般と同じやり方で勉強していました。しかし、参考書の発行年から時間が経っていたため、過去問を解いていると所々情報が変更されていることに気付き、それからは気象庁のサイトも目を通して最新の情報を取り入れるようにしました。特に気象庁のサイトの「知識・解説」の「気象」は専門の勉強だけでなく実技のためにもなるのでよく見ていました。ここからは実技について書きますが、この回の実技は合格していないので不合格体験記としてお読みください。第58回の試験が8月末に終わり、9月、10月、11月は主に専門を、12月、1月は主に実技を勉強していましたが、実技が受からなかった原因の1つとして勉強時間が足りてないことが挙げられます。また、勉強方法については、らくらくシリーズの実技の参考書を2周ほど読み、同時に暗記系(海上警報や現在天気記号など)を即座に答えられるように反復練習をしていました。その後過去問を解き始め約5年分(約20題)を2周解きました。やり方としては、「時間を意識して問題を解く→丸付けする→解答を見て納得できない部分をネット上にある解説を読む」というやり方でした。後で気付いたことなのですが、時間を意識することは一見よさそうに思えるのですが、過去問1周目に限っては問題文をよく読み、じっくり考えてみることで自分の頭の中にある知識を引き出す良い機会になりますし、仮に間違っていたとしても間違った知識や解答を矯正することでより記憶に残りやすくなるはずです。この時は、独学という環境のため疑問があっても質問できる人がおらず、どうしても納得できないまま解答の暗記をせざるを得ない状況に陥ってしまいました。第59回に私が不合格になったのはこれらが大きな原因であると考えています。勉強時間に関しては、この回での合格することを目標にバイトをやめたため58回試験の頃よりも多く、平日は3時間前後、休日は6時間前後、長期休みは8時間前後だったと思います。


・60回試験(実技合格)
59回の試験で完全合格することを目標にしてきたので、気持ちが燃え尽きてしまい59回の試験後から合格発表の日まで全く勉強しませんでした。しかし一般の免除が60回までは有効であること、バイトせずともぎりぎり生活ができそうなくらいの貯金があり時間の捻出は比較的容易であることなどを踏まえて、再び気象予報士試験を受ける覚悟を決めました。ただ、独学でできる範囲で精一杯のことを前回の試験までにやったと思っていたため、何かを変えなくてはならないと思い、お金を払ってスクールなどに入ろうと考えました。様々なスクールがある中で藤田塾を選んだ決め手は、直近の試験の合格者数が非常に多かったこと、質問や添削の回数が無制限であること、入塾してから2回目の試験までに合格すれば支払金額の半額返ってくることなどがあり、私の経済状況や悩みを考慮すると藤田塾がピッタリであったのです。藤田塾に申し込んですぐにテキストが届き、準備編で触れるレベルのことは前回の試験の際に勉強していたので、1.5倍速で動画を全て視聴して、すぐに演習編に移行しました。演習編のやり方としては「問題を解く→丸付け→動画で解説を見る→それでもわからない所や添削してほしい所をメールで送る」を1セットとしてひたすら繰り返しました。演習編に載ってない最近の過去問も含めて7年分(28題)解き、それを3周しました。前回の試験勉強の反省を生かして、1周目は時間を全く気にせず解き、疑問点や解答表現が正しいか不明な点は藤田先生にしつこいほどメールしていました。そのため藤田先生からの返信や動画を通じて、過去問のほとんどすべての問題に納得して理解できるまでになりました。また、何周か解いていると必ず毎回間違える問題があることに気付き、間違えた問題だけを定期的に解きなおすことで、あいまいな知識を自分のものにでき、最終的に過去問では90点前後が安定するようになりました。解く過去問についてですが、藤田先生がおっしゃっているように7年分解けば十分だと思います。過去の問題を遡ってやっても、次受ける試験のスタイルに近い直近の過去問をないがしろにしてしまうのは非常にもったいないからです。勉強時間に関しては59回の時とほとんど同じ感じだったと思います。そのため、勉強時間も大切ですが、それと同時に勉強方法を今一度確認することも大切であると気づかされました。


・最後に
独学で合格することに絶望していたあの時の自分が合格を勝ち取れたのは、間違いなく藤田先生のご丁寧なサポートがあったからだと思います。メールを送信して1分後に返ってくることが何度もありましたが、これほど熱心に受講生に向き合ってくれる先生はなかなかいらっしゃらないはずです。独学で頑張っているがこのままやって合格するビジョンが見えない方、他の通信教育などを受けているが気象予報士試験の沼に陥っている方には思い切って藤田塾を選んでみてほしいと思います。きっと合格に近づくはずです。合格した時の高ぶった感情に任せて長々と書いてしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。少しでも多くの人の勉強の参考になれば幸いです。




Sさん(男性・44歳・化学メーカー勤務(技術屋の端くれです。))の合格体験記


⚫受講のきっかけ
子供の頃から天気予報が好きで、いつか気象予報士の資格を取りたいと思っていました。20年以上先送りにしていたのですが、チャレンジしようと思い立ち、ネット上で評判の良さそうな藤田先生の塾に入塾しました。


⚫受験歴
2021年11月藤田塾入塾
一般、専門コース受講開始
第58回 一般⚪ 専門⚪
実技コース受講開始
第59回 一般免除 専門免除 実技x
第60回 一般免除 専門免除 実技⚪


⚫1週間の勉強量
平均すると週に8〜10時間勉強に使いました。1日に1時間程度の日もありましたが、週5日以上は勉強に当てました。自宅や通勤中に動画の授業を受け、自習室の会員になって過去問演習のための時間を確保しました。


⚫勉強法
授業で基礎を押さえて、過去問演習を行うことに尽きると思います。私自身、模擬試験の類は一切受けることなく合格することができました。

一般、専門
動画の授業を観た後に、過去10年分の過去問演習を行いました。初めは5点ぐらいしか取れないレベルでしたが、間違ったところをテキストの復習、解説教材、先生への質問で補強していきました。一般では計算問題も出ますが、心がけたのは計算を始める前に解答方針を立てることです。地味に煩雑な計算も出ますので、フィーリングで計算を始めると疲れるだけで時間の無駄になってしまうからです。

実技
同じように授業を受けた後に過去7年分の過去問演習を行いましたが、随分苦戦しました。
特に初めのうちは、75分の問題を4時間以上かけても全く歯が立ちませんでした。なんとか自分なりの答案を作成し、藤田先生に添削していただいて復習を繰り返すうちに、半年後に解答のための着目点が分かるようになって作図にも慣れ、さらに半年かけて文章にまとめることが出来るようになった感じでした。
添削では答案の提出前に自己採点し、間違った点の分析結果も書き込みました。分析結果も含めて自分に足らない点をご指摘いただけたので、学習の効率が上がりました。


⚫第59回実技試験での失敗原因
1. 基礎知識不足
大気の鉛直安定度に関する知識不足が露呈し、点数を大きく落としました。
基礎固めを怠ると命取りになると痛感し一般知識に戻って弱点を補強しました。

2.問題文の指示違反
慌てて問題文を読み飛ばしてしまい、指示とは異なる作図や解答要素漏れを複数箇所でやらかしました。
読む力も必要と痛感し、問題文を丁寧に読むよう心がけることにしました。

3.時間配分ミス
馴染みのない計算問題に戸惑ってしまい、時間を浪費してしまいました。
後に続く問題に影響がなかったので、飛ばしても良かったのですが、後の祭りでした。

特に1と2は致命的かと思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。


⚫挫折しそうになった時のこと
実技問題に苦戦し、自分はこんなに日本語が書けないのかと落ち込みましたが、藤田先生に「着目点は適切なので、あとは慣れです」と言っていただけたのが励みになりました。あと塾の懇親会で先に合格された方に励ましていただけたのも大きかったです。


⚫藤田塾の活用法
授業もわかりやすくて、とてもいいのですが、一番は添削指導だと思います。答案に不適切なクセも指摘していただけましたので、短期合格に繋がったと感謝しております。


⚫最後に
今年8月の実技試験でも後半時間が足りず、ダメだろうと半ば諦めていました。何とか合格できたのは、繰り返し添削指導していただいた結果、取りこぼしを最小限にすることができたからだと思います。
藤田塾は気象予報士資格を取得されたい方におすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。




Qさん(女性・21歳・国立大学理学部地球物理学分野・茨城県)の合格体験記


①気象予報士試験を受験しようと思ったきっかけ
大学に合格した後に、大学生は時間ができるため、何か大きな目標を立ててその目標を達成したいと考えていました。そのため、何かしらの資格を取ろうと考えていました。私は幼い頃から科学に興味があったことと空が好きで綺麗な雲を見たらよく写真を撮っていた事もあり、気象予報士に興味がありました。気象予報士試験の勉強をする前は気象に関しての知識はなかったのですが、とりあえず始めてみようと考え、大学入学前から勉強を始めました。


②受験・勉強歴
57回試験 一般× 専門× 実技×
58回試験 一般○ 専門⚪ 実技×
(57回、58回試験は実技試験は未受験)
2022年10月 藤田塾に入塾(実技のみ)
59回試験 一般免除 専門免除 実技×
60回試験 一般免除 専門免除 実技○

勉強開始時から一般、専門は独学で、実技は通信を受講しようと考えていました。一般、専門合格後に実技の通信講座を探し始めると藤田塾を見つけました。質問が無制限な事が藤田塾を選んだ1番の理由です。


③使用した教材・勉強方法
《教材》
一般気象学
らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(一般・専門・実技)
気象予報士試験精選問題集
藤田塾のテキスト

《一般・専門》
まずらくらく突破気象予報士かんたん合格テキストを何度も読み、その内容をノートにまとめる事で内容を理解しました。このテキストは丁寧で初学者にはかなりわかりやすいと思います。特に法規の部分がよかったです。ある程度理解した後は気象予報士試験精選問題集を解きました。わからなかったところや合っていても覚えておきたいポイントをノートにまとめました。問題に少し慣れてきたところで過去問演習をひたすら繰り返しました。過去問を解いた後は大事な内容をノートにまとめました。まとめる際にかんたん合格テキストや一般気象学を見るようにしていました。ポイントをまとめたノートを何度も読む事で自分自身の弱点を克服し理解力を高めました。過去問演習を一般は78回、専門は36回解きました。専門に関しては十分理解していたとは言えず、合格したのは運が良かった気がします。

《実技》
最初に藤田塾の講座を1から受けました。準備編を見ながら重要な部分には送っていただいたテキスト教材に直接書き込みました。準備編を1度見た後、実技試験に関してどんな問題が出るか全くわからなかったので、初めの1回は問題を解かずに最初の過去問題解説だけ見ました。そこで実技試験について知ったので、問題を解き、その後すぐ藤田塾の解説を見ました。解説がある問題は必ず藤田塾の解説を見て特に覚えておきたいと感じたところをノートにまとめました。覚えたいことを文章で書くだけではなく、図を印刷して藤田塾の解説を見ながら書き込むこともしていました。過去問演習を始めてからも準備編のテキスト教材は常に持ち歩き、隙間時間に読むようにしていました。勉強開始から試験直前までずっと持ち歩いていて合格するために1番助けになった教材だと考えています。実技試験は実技1、実技2を別々に数えると全部で71回解きました。最近の問題をオプション教材で5つ購入し、藤田塾の解説がある問題中心に解くようにしました。らくらく突破気象予報士かんたんテキストも持っていたので事例演習を2周解きました。過去問演習をやり始めた時は時間は全く気にせず、わからないながらも頑張って解くことを心がけました。慣れてきてから時間を測って解くようにしました。試験直前には実技1.2を本番と同じ時間帯(実技1は13時10分から75分で実技2は14時55分から75分)で解き、実技1と2の間には本番と同じようにノートを読み勉強をして本番を仮定した過去問演習をしました。本番を想定した事により、受験の際に落ち着いていつも通り問題を解く事ができました。


④受験勉強の時間について
私は体育会の部活に入っていることとバイトがある影響もあり、あまり時間がなかったので隙間時間を活用しました。また、大会が近い期間は部活に集中するためあまり勉強できない時期もありました。大会がない時期は毎日勉強する事を目標にし、継続して勉強習慣をつけるようにしました。また、大学生の春休み、夏休みは長いので特に長期休みを活用して集中して勉強しました。第60回試験の直前は夏休みであった事もあり毎日図書館に朝から夜までいて勉強し続けました。特に直前期に集中して勉強したことにより合格できた気がします。また、勉強時間を記録できるアプリを使用しました。アプリを使う事で勉強してる事も逆にサボっている事もよくわかり、やる気が出るため良かったと感じています。


⑤効果があった勉強法
1番効果があったのは過去問演習です。藤田先生は合格には過去7から8年分の問題を完全に理解する事が重要と言っていますが本当にその通りだと思います。自分でまとめたノートを何回も見直した事もただ過去問演習をするだけでなく知識をつけるために重要であったと考えています。また、勉強法ではないですが、気象予報士試験を解く道具で消える赤ペン、青ペンを使い、図に書き込む時に使ったのですが、消えることによりその後の問題で解く邪魔にもならないので効果的だった気がします。


⑥挫折しそうになった時に立ち直る事ができた方法
家族や友達、先生など多くの人に大学生のうちに気象予報士の資格を取るんだと言っていた事が挫折しそうになった時にも諦めずに続けられた理由です。目標を口に出して言う事で簡単には諦める事ができませんでした。
一般、専門試験の勉強に比べ、実技試験では理解するのが難しく、過去問演習でもなかなか正解できず苦労しました。しかし、一般、専門に合格できたのだからこの免除期間中に絶対合格したいと言う強い気持ちを持つ事で勉強を頑張れました。
気象予報士試験の勉強は大変でしたが、とても楽しかったので挫折しそうになっても諦めずに続けられました。


⑦最後に
最初は空が好きだからという理由で何もわからないところからの勉強でしたが、勉強していくにつれて気象が大好きになりました。将来は気象系の会社に就きたいと考えているので、今後も気象に関する勉強を継続しようと考えております。
第60回試験で合格できましたが、試験を解いた時は合格できる自信はあまりありませんでした。合格できるだろうかと不安な気持ちで合格発表を待ちました。合格した時は驚きと同時に今までの努力が報われたと感じ、心の底から嬉しかったです。合格したと家族や友人に伝えるとみんな喜んでくれました。
藤田先生の授業は大変わかりやすく、気象予報士試験のためにおすすめです。答案を書くときに心がけたい事まで丁寧に教えてくださるので、実技試験で難しい記述の部分もできるようになります。質問した際にもすぐ返信してくださりました。藤田先生には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。




chimiさん(男性・67歳・会社員(熱供給事業)・神奈川県)の合格体験記


受験歴
第58回 一般× 専門〇 実技×
第59回 一般〇 専門免除 実技×

ここで藤田塾に入塾(実技コース)

第60回 一般免除 専門免除 実技〇


勉強方法
仕事は週のうち半分位なので、他の方々に比べれば時間的には余裕があったかもしれません。
学科試験は完全独学で、市販されているテキストと過去問のみでした。
テキストを通読した後、過去問を7~8年分やりました。3周位だと思います。
出来なかったところはテキストに戻って復習しました。
最初はとっつきにくかった「一般気象学」も学習が進むにつれて味わい深いものに感じられる様になりました。
58回の実技は全く準備なしのお試し受験です。
59回の実技対策は、市販のテキストと過去問でしたが、十分に理解するところまで至らず、玉砕でした。
学科一般は手ごたえがあったので、60回は実技に専念し、抜本的に対策を再構築しました。
藤田先生が言われているように「過去7~8年分の完全理解」が合格の早道であることは間違いありません。
私の場合は、過去7年分を4.5周で試験日がきてしまいました。

過去問解答⇒自己採点⇒藤田先生の解説動画⇒疑問点の質問、添削依頼⇒復習

上記のサイクルをただひたすら繰り返しました。
最初のうちは1サイクル4~5時間かかっていましたが、次第にスピードアップしてきました。
やはり理解が進んだからだと思っています。


注意点
1.実技は理解することが第一ですが、最低限暗記していなくてはならないこともあります。
暗記を要するものは、過去問に出てきたらその場で、それ以外のものは試験直前に集中して頭に叩き込むのが効率的だと感じました。
2.とにかく試験時間が足りません。時間がないと焦ってしまってできるはずの問題までミスしてしまうこともあります。
理解が深まればスピードは自然に上がってくることは間違いありませんが、試験本番近くになったら時間を意識して(例えば1問15分×4=60分)解答することも行った方が良いと思います。
私は、59回は全然時間が足りなくギブアップ、合格した60回も数問は無回答でした。


藤田塾について
59回試験が終わって学科一般は手ごたえがあったので、60回は実技に専念できるので、何としても合格を目指したいと思い、講座を受講することにしました。
いろいろな講座を調べた中で、当塾が最も評判が良く、サンプル教材を見ても非常に丁寧だったので、迷わず入塾しました。
実は、当塾を選んだ最大の理由は、解答速報(学科)の解説が非常に分かりやすく、丁寧だったことです。
藤田先生のお人柄がよくわかります。

試験中、頭の中では解説動画の場面を想像して、藤田先生ならこう考えるかな、と先生と一緒になって解答していたような気がします。ありがとうございました。




さくたんさん(女性・32歳・金融機関勤務(現在育休中)・関東)の合格体験記


【私自身について】
・金融機関勤務
・2021年5月〜現在まで第二子育休中
・5歳と2歳の二児の母
・大学までずっと文系(計算や理系科目に対し苦手意識あり)
・「おかえりモネちゃん」の影響で気象予報士に興味を持つ


【受験歴】
2021年11月〜勉強開始
・第58回 一般:× 専門:× 実技:棄権
〜藤田塾入塾(実技のみ)〜
・第59回 一般:○ 専門:× 実技:×
・第60回 専門:○ 実技:○


【勉強量】
・平日 4時間(試験前は6〜7時間)
・休日 3時間(できればいい方)

◎1日の勉強スケジュール(平日)
9:30〜10:30 上の子送迎後の朝勉強
13:30〜15:30 子どものお昼寝中の勉強
18:00〜19:00 子どもの習い事見学中の勉強
22:30〜1:30 子どもの寝かしつけ後の夜勉強
※子どものお昼寝が短い日もあれば、習い事がない日もあり、そして夜の寝かしつけで私も寝落ちしてしまったりと日々色々でしたが、この中のどこかで隙間時間も活用しながら勉強時間を確保しておりました。

※休日は家族時間のため、夜子どもの寝かしつけを終えてからくらいしか勉強時間を確保できませんでした。


【学科:一般】
・使用した教材:
よくわかる気象学一般、らくらく一般、オンスクjp、ユーキャンアプリ(一問一答)、精撰問題集、めざてん

・勉強法:
市販参考書を読みながらノートにまとめる
精撰問題集を解く
第35回〜最新回までの過去問を繰り返し解く
(まちがえたところはノートへ赤シートで復習できるように書く)

・ポイント:
過去問を繰り返し解いて58回に初受験しましたが、初見の問題に全く対応できませんでした。
その時に、私はただ過去問の答えを暗記してしまっていただけだと気づきました。 
それからは、なぜその答えが正解なのか、どういう公式や考え方から導き出されるのかを自分の言葉で口頭で説明できるか意識して問題を解くようにしていきました。
計算や理系科目への苦手意識によって一般の勉強が苦しい時期もありましたが、一般だけでも先に合格すれば一般の勉強から離れることができると自分を奮い立たせて、自分なりに絵を描いたり、公式の語呂を考えたりと工夫して乗り越えました。


【学科:専門】
使用した教材: よくわかる気象学専門、らくらく専門、オンスクjp、ユーキャンアプリ(一問一答)、気象庁HP、精撰問題集、めざてん

・勉強法:
市販参考書を読みながらノートにまとめる
精撰問題集を解く
第35回〜最新回までの過去問を繰り返し解く
(まちがえたところはノートへ赤シートで復習できるように書く)

・ポイント:
2回目の受験である第59回の試験のときに、専門科目についても過去問の答えを丸暗記して満足してしまっていた、気象庁HPを全く見ていなかったために最新情報に対応できなかったと反省しました。
それからは、一般同様に過去問の答えについて口頭説明できるかを意識して解き、そして解いた過去問の該当部分の気象庁HPを都度読んだり、気象庁HPの「新着情報」から試験に出題されそうな最新情報を得たりと勉強法を変えました。


【実技】
使用した教材: 藤田塾、よくわかる気象学実技、らくらく実技、しののめ勉強サーバー(Discord)、他社の模擬試験

・勉強法:
藤田塾の動画講座を視聴する
第46回〜最新回までの過去問を繰り返し解く
(まちがえたところはノートへ該当問題の図も切り貼りして赤シートで復習できるようにまとめる)
※過去問は5周した
他社の模擬試験で初見問題にチャレンジする

・ポイント:
学科の反省を活かし、実技についてもなぜその答えになるのか説明できるようにと意識して過去問を解きました。そして記述問題は藤田先生へ添削依頼をし、自分の記述内容が正しいのか、不足点がないか確認しました。
また間違えた問題については問題の天気図をノートへ切貼りし、赤シートで暗記を確認できるようにまとめ、隙間時間に繰り返し確認しました。そのため、過去問5周目のときは問題の天気図を見ただけで何を問われているか、そして記述の解答も丸暗記してしまっているくらいになっておりました。
過去問の完成度を高めたために、問題の流れやこの答えを求めていそうだなというような出題者の意図も推測できるようになっていきました。


【挫折しそうになった時】
・合格したらやることリストの作成
「旅行」や「〇〇を買う」などの合格後にやることリストを作成してモチベーションを保っていました。

・気象予報士の自分を想像する
私の場合仕事で気象予報士の資格を活かすことができるので、合格したらこんな仕事ができるや昇格が見込めるなど合格後の気象予報士の自分を想像しました。


【藤田塾の感想】
・とにかく添削・質問の返信が早い
・追加の質問にも私が納得するまで答えてくださる
・添削の内容が分かりやすい
・動画講座の内容が分かりやすい

実技は記述問題もあるので、学科と違い過去問を解いている中で自分自身で自分の解答が正解と判断することが難しい部分があります。そのため藤田塾の添削サービスはフル活用させていただきました。
藤田塾に入塾しなければ私の合格はなかったと思います。


【最後に】
私の周りに気象予報士の勉強をしている人は誰1人おらず、初受験までは孤独に勉強していました。
58回試験後にX(旧Twitter)を利用開始し、そこで気象予報士の先輩方や同じ気象予報士を目指す皆さんと繋がらせていただき、分からないところを教えていただいたり、励まし合ったりと孤独を感じることなく仲間の皆さんと勉強に励むことができました。
そこの繋がりの中でしののめ勉強サーバー(Discord)にも招待頂き、勉強時間・内容の記録を共有することで切磋琢磨したり、分からない問題の投稿を拝見させていただいて理解したりと毎日活用させていただきました。
私と関わってくださった気象予報士受験生の仲間の皆さま、気象予報士の先輩方には本当に本当に感謝しております。

「努力は報われる」それを信じて毎日勉強しました。
禁酒をしたり、旅行などの娯楽を我慢することがしんどく、友達のSNSをみては勉強無しに楽しく日々過ごしていることが羨ましく思えることも多々ありましたが、合格した今となってはあの時我慢して本当によかったと思えています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
藤田先生には本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
藤田塾は気象予報士を目指す方へのおすすめNO.1の塾です!




Eさん(女性・25歳・サービス業・兵庫県)の合格体験記


【受験歴】
57回  一般× 専門×
58回  一般× 専門×
59回  一般⚪ 専門×
60回  一般免除 専門⚪ 実技⚪


【1日の勉強量】
・仕事の日
帰宅後3時間ほど

・休みの日
何もなければ6-7時間ほど

・試験前にまとまった休みを取ることが出来たので、試験3週間前くらいからは12時間程集中的に勉強しました。


【勉強時間の捻出方法】
・藤田先生の講義は本当に分かりやすく音声だけでも充分理解出来るので、電車の中では授業の音声だけ聞いたり、スマホで暗記をしたりしていました。

・時計(タイマー)を使って40分勉強→5-10分休憩 のサイクルを繰り返しました。休憩時間を明確に決める事で学習効率が上がったと思います。


【効果のあった勉強方法】
・根本から理解する事を重要視しました。57.58回の試験で学科試験に合格できなかった事で思い切って勉強方法を変え、59回に向けては一般の勉強に絞り、1つ1つ徹底的に理解する事に集中した事が良かったのではないかと今となっては思います。
面倒だと思う所を堪えて、分からない問題があれば必ず教材の該当する単元まで戻り分かるまで何度も先生の講義を再生し、それでも分からなければ質問するというサイクルを繰り返しました。

・過去問演習は本当に重要だと思います。
(学科対策)年度毎ではなく単元毎に過去問演習を行いました。単元毎にテキストと過去問を行ったり来たりしました。
(実技対策)年度毎に3周ほど演習しました。
本当に膨大な時間が掛かりましたが、これが本当に重要だと思います。
過去問を何度も解く事で、本当に類似の出題が多いことを実感しました。3周目位になると、暗記しそうになる問題もありましたが、問題を丸暗記するのではなく、解法を暗記する事を重要視しました。

・私はiPadを使って勉強していました。分からない箇所をすぐに検索機能を使って調べることができ、紙のテキストから調べる時間を省けました。


【挫折しそうになった時】
・私は文系で、大学受験の時もいち早く数学や物理を避けたので、物理の知識がほぼ皆無で一般の勉強に本当に苦労しました。勉強を始めてから1年半くらいは一般の勉強で苦しみました。2度の受験で学科の合格点に辿り着くことが出来ず、藤田塾に入塾しました。今振り返ると、これが転機だったと思います。先生の講義を丁寧に受けると、本当に点と点が線で繋がる様な感覚がありました。そこが何でそうなるのか知りたかった!という箇所が幾つもありました。この感覚が嬉しくて、諦めかけていた所でしたが勉強を続けようと思う事ができました。

・試験前以外は、旅行したりライブに行ったり友達とお茶したり、息抜きは確りしてストレスを溜めすぎないようにしました。

・藤田先生が開催されている懇親会に参加し、私と同じように文系出身の方が多くいらっしゃり、物理で苦労された方も多くいらっしゃることを知ることが出来たのも大きかったです。


【藤田塾の活用方法】
・とにかく質問に対する先生の返信が速いです。本当に驚きました。そのため質問したい時に躊躇なくメールする事ができました。初歩的な質問にも毎回迅速に丁寧に対応して下さり、本当に感謝しております。

・テキストに必要な情報が全て詰まっていると感じました。そのため講義を視聴する際はメモなどはあまり取らず、講義自体に集中できました。

・録画してある映像を視聴する形なので、何度も分からない箇所を繰り返し再生できることが大きな利点だと感じました。本当に分かるまで何度も再生しました。

・実技の答案添削に関して、
一度自分で全て解く→自分で添削→合ってるか分からない問題に色を付けておく→解説講義を受講→受講しながら色を付けた所の添削→それでも不安であれば先生に添削をお願いする
という流れで先生に添削をお願いしていました。
先に自分で不明点や不安な点を明確にしておくことで、返ってきた添削を復習する効率が上がったと思います。記述に苦手意識があったので、解答例と違う表現を使っていて、適切な表現であるか不安な場合も添削をお願いしていました。
指摘された答案の改善点を修正する事だけに注力し、答案の点数化は一度もしませんでした。


【最後に】
諦めかけた時もありましたが、藤田先生の塾に入塾を決めた事が転機となり、先生のおっしゃる勉強方法を信じて勉強し続けた結果合格する事が出来ました。この文章がこれから勉強される方の参考に少しでもなれば幸いです。藤田先生、本当にありがとうございました。




Dさん(男性・30代・会社員(技術職))の合格体験記


1.合格までの道のり
不合格を多く繰り返して、14回目の受験で合格できました。
「専門」で不合格になることがほとんどで、実技が採点されたのは4回目での合格です。
藤田塾の入会は5回目の受験からで、実技のみを受講しました。


2.勉強方法
勉強時間は、試験の45日前くらいから平日1時間、週末(土日)の6時間くらいです。

〇一般
過去問15年分と一般気象学を熟読しました。
一般は、上記の勉強方法で落ちることはほとんどありませんでした。

〇専門
過去問15年分と気象庁のHPです。
専門は大変苦労しました。過去問以外から出題されることが多く、それらは知らないと解けないので勉強方法で迷子になっていました。
気象庁HPで公開されている数値予報解説資料まで目を通すことにより、合格することができました。

〇実技
過去問10年分×8回くらい解きました。
間違えたところは問題を切り貼りして、資料にまとめました。
それだけ解くと答えを覚えてしまうほどですが、藤田先生への質問・解説を通じて理解が深まり、回答速度も上がりました。
第60回試験での受験では実技1で試験10分前で、実技2は3分前で全問入力出来ました。


3.終わりに
藤田塾の素晴らしいところは、合格するまでフォローしていただける点です。
藤田先生には多くの時間を頂いてしまって恐縮ですが、何度も受験してしまった私にとっては、ずっと質問できる環境はとてもありがたかったです。
藤田先生には、いつも丁寧な回答をくださり大変感謝しています。

気象予報士試験は運も多くあると思います。ちょっとしたミスが合否に関わります。
諦めずに受験し続ければ報われる日が来ますので、どうか粘り強く受けてください。
藤田先生、合格するまでサポート頂き誠にありがとうございました!




Nさん(男性・40代・公務員・長野県)の合格体験記


◆勉強方法について
市販本を購入して受験していましたが、結果は散々でした。藤田先生がおっしゃるよう本質を理解せずに過去問題を解く勉強法で失敗していました。この過去問題を解くということを先行した勉強は他の資格は合格できるのものの、気象学を学んだことがない私にとって気象予報士試験では対応できませんでした。藤田塾に入塾してからは理解できることが多くなり、学科試験で合格できるようになりました。
実技試験はなかなか合格できず苦しみました。実技試験は、藤田先生がおっしゃるよう他の受験生の一歩前に出ることが重要だと考え、本質的な理解、ミスの最小化を徹底しました。
(合格した今も前線解析には自信がないのが心配です)
藤田先生がおっしゃっていた、「短期合格する人の傾向」と「短期合格できない人の傾向」の分類において、私は、まさに短期合格できない人の傾向に当てはまっていることを、59回受験後にやっと気が付きました。気が付いた後は、「短期合格できない人の傾向」から遠ざかるよう、特に、解答を覚えてわかったつもりになっているのか、本当に理解してわかっているのかを意識して勉強方法を改善したのが結果につながったのかなと思います。

◆受験歴
書くのも恥ずかしいくらい不合格が続きました。
第52回以前も独学で受験をしていたが、結果は散々。
------------------------
(独学での限界を感じ、藤田塾に入塾)
第52回(令和元年);一般免除、専門✕、 実技ー
第53回(令和元年);一般◯、 専門◯、 実技✕
第54回(令和2年);一般免除、専門免除、実技✕
第55回(令和2年);一般免除、専門免除、実技✕
第56回(令和3年);一般◯、 専門◯、 実技✕
第57回(令和3年);一般免除、専門免除、実技✕
第58回(令和4年);一般免除、専門免除、実技✕
第59回(令和4年);一般◯、 専門◯、 実技✕
第60回(令和5年);一般免除、専門免除、実技◯

◆合格後の所感
合格できたといううれしい思いの一方で、時間がかかってしまったな、と思いました。妻には時間がかかって申し訳ないという言葉を最初にかけました。
私は、諸先輩方の合格体験記を見ながら、私も合格という形で受験勉強を終え、合格体験記を書きたいと考えていました。
合格お祝い金を獲得されて短期合格されている諸先輩方を横目に私では無理なのかなと思う辛い日々もありましたが、あきらめずに継続した結果、合格することができました。
合格体験記を書いて藤田塾を卒業できることは、達成感があります。




Lさん(男性・30代・地方公務員・兵庫県)の合格体験記


【どんな人か】
年齢     :30代
文理     :理系
勤務形態   :平日 勤務、土日祝 休日
受験のきっかけ:学生の頃に日中のテレビで面白い気象コーナーを見て、気象に興味を持ち、受験を決意する。
※防災関係の仕事をしているわけではありません。


【受験歴】
(学生時代)
平成25年 ~ 平成28年 数回受験 (一般知識のみ1回合格)

(社会人時代)
平成29年  (受験を断念) 一度諦める。

令和2年 夏 (コロナ禍)を機に もう一度 気象予報士を目指し始める。

令和3年 冬(第55回試験)  一般知識 〇  専門知識 × 実技 -
令和3年 夏(第56回試験)  一般知識 免除 専門知識 〇 実技 ×

-- 第56回試験終了後 藤田塾 実技講座 受講開始 --

令和4年 冬(第57回試験)  一般知識 免除 専門知識 免除 実技 ×
                ※挫折を味わう

令和4年 夏(第58回試験)  コロナのため、受験を辞退

令和5年 冬(第59回試験)  一般知識 〇  専門知識 免除 実技 ×

令和5年 夏(第60回試験)  一般知識 免除 専門知識 〇  実技 〇


【1日の勉強量】(社会人時代)
(勉強時間)(平日)0~3時間   (休日)0~5時間

※学生時代は定期的に勉強せず。


【勉強時間の捻出法】
(1日のスケジュール) (平日:3時間) 

6時30分頃 起床

7時頃 自宅を出発

7時30分頃 ~ 8時頃 通勤電車で勉強 (勉強のため普通電車で通勤)

8時30頃出社

12時30分 ~ 13時00分  昼休みに勉強

17時30分退社

18時頃 ~ 19時頃 通勤電車で勉強(勉強のため普通電車で通勤)

19時30分頃帰宅

21時頃 ~ 22時頃 自宅で勉強 

23時頃 就寝

※繁忙期等はこれより勉強に使用できる時間は少なかったです。
※休日は自宅で勉強をしていました。全く勉強しない日もありました。


【各勉強時間の学習内容】
・昼休み(一問一答アプリ 天気記号クイズアプリ 動画視聴(藤田塾、youtube))
    (気象庁HP)    

・通勤電車(書籍で勉強、過去問演習(バインダー使用)、動画視聴(藤田塾))

・自宅での勉強(書籍で勉強、過去問演習、藤田先生からの質問解答確認)


【主な勉強法】

<一般知識>

(主に使用した書籍、資料等)
・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 一般知識編
・イラスト図解 よくわかる気象学 一般知識編 第2版
・一般気象学
・他のスクールの模擬試験(2回分くらい)
・一問一答アプリ
・過去問題(10年分ほど)

(勉強方法)
 テキストを読む
   ↓
 過去問演習
   ↓
 間違った問題や正答でも不明点があれば、テキストを読み返し、その内容を問題用紙に書き込む。
   ↓
 通勤時等に演習した過去問を見直す。
(不明点があればテキストを読み返す。)
   ↓
 直前期に他のスクールの模擬試験で演習する。
   ↓
 試験本番
 
 
<専門知識>

(主に使用した書籍、資料等)
・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 専門知識編
・イラスト図解 よくわかる気象学 専門知識編
・気象観測の手引き(気象庁HPよりダウンロード)
・気象庁ホームページ (知識・解説)(各種データ・資料)
↑多言語対応 読み上げブラウザ Vowc (アンドロイドアプリ)を使用。
・他のスクールの模擬試験(2回分くらい)
・一問一答アプリ
・過去問題(10年分ほど)

(勉強方法)
 テキストを読む、気象庁のHPを読む(聞く)
   ↓
 過去問演習
   ↓
 間違った問題や正答でも不明点があれば、調べて、その内容を問題用紙に書き込む。
   ↓
 通勤時等に演習した過去問を見直す。
(不明点があればテキスト等を読み返す。)
   ↓
 直前期に他のスクールの模擬試験で演習する。
   ↓
 試験本番

※専門知識試験は市販の書籍を学習していても、初見の問題を見ることが多く、すごく苦手でした。気象庁HPをよくみることはすごく重要だと痛感し、偶然発見した「多言語対応 読み上げブラウザ Vowc」のアプリで気象庁HPを読み上げてもらいながら、学習することで、克服できたと思います。すごくおすすめです。


<実技試験>

(主に使用した書籍、資料等)
・藤田先生の実技講座テキスト
(・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 実技編)
・天気記号クイズアプリ(アンドロイドアプリ)
・過去問題(7~8年分)

(勉強方法)
 藤田先生のテキストの準備編の講座を視聴する。
   ↓
 問題編では、過去問を解き、藤田先生の講義を受講する。
   ↓
 講義の内容をテキスト及び問題用紙に書き込む。
 受講後の不明点は藤田先生に個別質問し、記述問題は添削依頼を行う。
   ↓
 藤田先生からの返答後、もう一度、解いた過去問を見直す。
   ↓
 通勤時等に演習した過去問を見直す。
(不明点があればテキスト等を読み返す。)
   ↓
 試験本番

※第59回終了後~第60回試験までは勉強時間も取りにくかったため、過去問を解くことはほとんどせず、問題と模範解答、資料を照らし合わせて、独特な言い回しや、模範解答の根拠となる着目点及び構成を意識しながら、模範解答の内容を確認する作業を行いました。結果的に、学習の効率化、解答方法の分析につながり、功を奏したと思っています。

※実技試験については藤田先生の動画講座が大変良かったです。隙間時間に苦手な内容について動画を見ていました。


【挫折しそうになったときに立ち直ることができた方法】(※57回試験後等)
・受験をしようと思った(気象予報士になりたいと思った)きっかけを思い出す。
・自分が好きな応援ソングを聞く。
・実際に、自分の好きな気象現象を体感しにいく。(観察しに行く。)
(私は雪が好きで、雪を見るために豪雪地帯に行っていました。)
・数日、試験勉強から離れる。


【藤田塾の活用法】
・私は実技講座のみ受講させていただきました。
 藤田先生の講義動画は全て内容の濃いものばかりで、ネット環境があればどこでも受講できることから、じっくり自宅で勉強するときや、空いた隙間時間にも受講していました。
また、添削サービスがあるので、自分で過去問題を解いた後に、記述問題を中心に添削依頼、質問を行い、解答をいただいておりました。夜の自宅で勉強時間に送信し、翌日の夜にいただいた回答を確認するということが多かったです。藤田先生からの的確なコメントや迅速な対応がすごく助かりました。
ありがとうございました。先生は何人いるんだ?という感じです。


【最後に】
今回の試験は、試験前に十分時間が取れなかったこともあり、試験当日はとりあえず楽しんで受験をしようという気持ちで挑みました。過去に数回受験した試験ではすごく緊張感をもって試験に挑んでいましたが、逆に冷静になれてよかったのかもしれません。実技2おいて、時間制限上、台風との距離及び台風の速度を求める問を捨て、比較的優しい問4に進むという判断ができたのも冷静に受験出来ていたことが大きかったと思います。

また、私自身、気象予報士試験に長年向き合ってきて、途中で合格を諦めかけたこともありましたが、気象予報士になりたいという気持ちは捨てきれず、コロナ禍という社会情勢の後押しもあり、再挑戦できました。
 社会人は勉強に費やせる時間が少ないと思いますが、藤田先生にサポートしていただきながら、少しずつ効率良く、積み重ねられたことが、今回の合格に結び付いたのかなと思います。

藤田先生、本当にありがとうございました!




Wさん(男性・50代・地方公務員・千葉県)の合格体験記


*はじめに
 私は高校時代、ラジオの気象情報をもとに天気図を書くという気象愛好会という会に友人と入っていました。その影響からお天気に興味があり、またなぜか私が行くところ雨が降る、いわゆる雨男という特性を活かし(笑)、なぜ雨が降るのか知りたいなと思ったのが気象予報士の資格取得のきっかけです。


*過去の受験歴
       一般 専門 実技
 H21 32回  ○ ○ ×
 H21 33回  免 免 ×
 H22 34回  免 免 ×
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
 R1 53回  × ○ ×
 R2 54回  × 免 ×
 R2 55回  × 免 ×
 R3 56回  ○ × ×
 R3 57回  免 × ×
 R4 58回  免 × ×
 R4 59回  ○ ○ ×
 R5 60回  免 免 ○
 私は一度勉強を諦め、9年間のブランクがあります。最初に学科が合格した後、実技試験の壁がなかなか破れず、免除の恩恵がなくなったところで断念しました。
 しかし、仕事をこのまま続けるにしても今後に活かせる資格であると思い、一度は諦めた気象予報士試験の再受験を決意しました。
 その後は学科試験の合格時期がずれて2度リセットになりましたが、59回試験でようやく同時に合格し、このチャンスを逃すことなく資格を取得したいと思い、藤田先生の実技試験対策講座を受講させていただき、なんとか60回試験で実技試験の壁を乗り越えることができました。


*勉強方法について
 学科試験は一般、専門ともに参考書片手に自力でのぞみました。いま思えば先生の学科試験対策講座を受講していればこれほどの時間をかけずに済んだのかもとも思いますが、長い時間をかけて同じことを勉強したぶん、基礎的な知識だけは身に付いていたのかもしれないと思っています。
 はじめの頃と比べて制度も変更になったりするので、気象庁のホームページをみて最新の情報を常に見ておきました。
 計算問題はほんとうに苦手でしたので、知識や法律の問題は落とさないようにと思ってました。
 実技試験は先生のおっしゃる通り、過去問が一番の参考書だと思います。過去問をひと通り解いて、テキストを見ながら解答を確認、自己採点し、その後先生の講義で納得する、という方法でした。2回3回と繰り返したのですがちょうどいい具合に最初の頃のことは忘れてますので、いい復習になりました。何度も間違える問いには時間をかけ、わかってるものはもう時間をかけないようにしてメリハリをつけた学習を心がけました。
 メール等で先生に質問できるのはとても心強く、実際に質問したのは一度だけでしたが、疑問点をすぐ解決することができました。


*最も自分に効果のあった勉強方法と勉強時間など
 学科については仕事のあと、毎日少なくとも1時間は学習することを決めてコツコツとのぞみ、参考書を数回読み返し、インターネットも活用しました。
 学科が合格した後の実技試験については、土日にそれぞれ1問、週末で2問の過去問を徹底して勉強し、平日は朝夕にその2問について先生の講義をスマートフォンで見ながら通勤していました。倍速にもできるので時間を有効に使えました。


*煮詰まった時には
 勉強しているとどうしても理解しきれていないことが出てきて煮詰まることがあります。そういう時は勉強する場所を図書館にしたり、通勤帰りにコーヒーを飲みながら学習したり、少し環境を変えて気分転換していました。


*実際の試験で注意すべきこと、私の失敗と工夫
 みなさんにお伝えするのも恥ずかしいのですが、失敗とそこから得られた解答方法の工夫や考え方を最後にお話しします。
 実際の試験会場では思いもしない失敗をしてしまうことがあります。私も合格したから良かったのですが、最後の試験では解答欄を間違えて記入していました。解答文字数を表す太線がやけに手前にあるなぁと思ったら、2枚目の一番下の欄に書くべきところを3枚目の一番上の解答欄に書いていました。慌てましたがなんとか書き換えて先に進みました。特に解答用紙のページの変わり目には注意が必要だと思いました。
 私は実技試験ではどうしても時間が足りないまま終了、提出を迎えてしまうことが続きました。その原因を考えると作図と計算問題に時間をかけすぎて最後バタバタで終わってしまい、すべてが曖昧な解答になっているのではないかと気がつきました。確かに完答できることが一番ですが、まずは苦手な項目は後回しにするという選択肢もありかなと思います。模範解答にあるように、配点もだいたいわかり、あれだけ計算しても数点だったんだということで、割と配点の高い記述問題に重点を置いて頭を切り替えました。作図も完璧さを求めず、とにかく落ち着いて最後まで取り組めるように心がけました。結果、それでも後回しにしたいくつかの計算問題は時間内に解けないままでしたが、合格できました。合格のためには70%で良いのだから全てできなくてもいい、と自分に言い聞かせたことで少し余裕が生まれた気がします。


*藤田先生の気象予報士塾について
過去問の大切さを教えていただいたのが一番大きかったです。講座を受講するまで、私は過去問は過去問でもう終わった問題だからと念入りにやってなかったので、まさに目から鱗でした。捨て問題のことも含めて先生は楽しく教えてくださいました。受講していなければ、きっと今も合格できてなかったと思います。
 ありがとうございました。


*おわりに
 これから受験される方々にとって余計な話だったかもしれませんが、地道に続けるとなんとかたどり着けるものだなと今回痛感しました。困難な時は焦らず、落ち着いてゆっくり進めば、終わりよければすべてよし、になると思います。
 みなさまの参考になりましたら、幸いです。




Fさん(男性・31歳・マスコミ系の契約社員・東京都)の合格体験記


【はじめに】
これは大学3年生くらいから気象予報士試験の勉強を始めたにも関わらず、明確な目標を持たずダラダラ続けてしまい、合格に至るまで15~20回くらい受験してようやく合格した、だらしない男の合格体験記です。


【受験歴について】
大学3年くらいから勉強を始めたものの、志は低く且つ1度受験を離れた期間があるため、それを除けば約9年続けていたと思います。ちなみに約9年のうち、本気で合格したいという気持ちに切り替わったのは約2年前くらいなので、実際ちゃんと勉強したのはその約2年(4回分くらい)です。第55回よりも前の合否は一般・専門ともに1回どこかで受かったくらい(後に免除期間が失効)で、他は不合格でした。いつの回に受かったかはもう覚えていないので、第55回目以降の状況を載せます。

第55回 一般:×   専門:×    実技:未採点
第56回 一般:〇   専門:〇    実技:×
第57回 一般:免除  専門:免除   実技:×
第58回 一般:免除  専門:免除   実技:×
第59回 一般:×   専門:〇    実技:未採点
第60回 一般:〇   専門:免除   実技:〇


【藤田塾にお世話になるまで】
第56回の試験で初めて学科2科目に合格し、実技試験の採点対象者の1人となりました。しかし、実技試験のみの受験で2度しくじり、第58回で振り出しに戻りました。さらに第59回の試験で一般知識が不合格だったことから、第60回の試験に向けて一般知識のみ藤田塾にお世話になりました。
ここに至るまで様々な講座を受けてきたので、すべての科目において、ある程度の経験値はありました。ただ本番で結果を出せないだけでした。専門・実技コースは受講していないので、この2科目については使用した教材や勉強法等の紹介のみとなります。ご了承ください。


【講座数・使用した教材・ウェブサイト等】
藤田塾に辿り着くまで、いくつもの講座を受講し、いくつもの市販のテキストを使用しました。多くの方はどこかの講座で入手した教材・市販のテキストを用いて、完璧に覚えるまでそれを使い続けると思います。私はできるだけ情報を得て不安な気持ちを抑えたかったため、合格に至るまで多くの講座・講師に出会いました。費用も時間もかかるので、絶対にオススメしません。

★気象予報士講座
※講座名について、藤田塾以外は名前を伏せて、何ヵ所受講したのかだけ記載します。講座数は通学・通信講座・オンライン講座全てをまとめています。
(一般知識)
・藤田真司の気象予報士塾
他4ヵ所

(専門知識)
・某講座5ヵ所

(実技試験)
・某講座8ヵ所

★参考書
・一般気象学
・気象予報士試験精選問題集
・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト <一般・専門>
・ユーキャン1問1答
・気象予報士教科書 気象予報士 完全攻略ガイド 第2版
・この一冊で決める!!気象予報士過去問徹底攻略
・解いてスッキリ!気象予報士学科試験合格問題集
・気象予報士試験演習テキスト 実技編

★ウェブサイト
・気象庁(知識・解説など)
・めざてんサイト
・晴ノート
・気象予報士の実技試験に役立つ情報
・e - Gov法令検索(気象業務法)

※上記の内容に加えて、藤田塾とは別のスクールで直前対策講座・模擬試験の購入なども行いました。


【藤田塾の良さ】
専門と実技コースは受講していませんが、それらの科目を含めてテキストに修正・改訂箇所があった場合は早急にメールで連絡が来ました。迅速な対応をされていたところが、この講座において信頼できるポイントの1つだと思います。市販のテキストも基礎知識を得るために必要な教材の1つになりますが、そう何度も更新はされません。試験では常に最新の情報を基に出題されると考えると、もっと早くこの講座に出会えていれば良かったと今は思います。


【学習方法】
受験歴でも触れたとおり、約9年続けていたものの、本気で合格したいという気持ちになって勉強したのは約2年前から(4回分くらい)なので、近年の学習状況だけ記載します。

★学科:既に他のスクールの教材や市販のテキストを基に過去問に着手していたので、合格までに何度も解き直し、何度も間違える問題のみ抽出してノートに書いていました。第57回試験を迎える時には実技試験(過去問や様々な講座の模擬試験)もある程度解いていたので、第58回試験で振り出しに戻っても、専門知識は次の試験で取り戻すことができました。問題は一般知識の方でした。過去問・模擬試験を何度も解き直して本番に臨んでも、過去に見覚えのないような少々捻くれた問題(単なる勉強不足です)が出題され、どうしてもそれに対応できず、合格まで1~2点と届かない状況が続いてしまいます。合格の決め手となったのは藤田塾のテキストと一般気象学だと思っています。
藤田塾のテキストはpdfデータもいただけたので、持ち運ぶ資料にするために全ページを縮小印刷(2枚を1枚:A4サイズ)しました。そして単元ごとに分けて、日によって学習する項目を変えていました。藤田塾に出会うまで別の講座をいくつか受けましたが、そちらはある用語について、図を見ながらテキストに書いてある内容をそのまま解説としている印象を受けました。書いてある通りに覚えれば良いということになりますが、解説を聞いたところで理解できない内容も多々あり、覚えるのに余計に時間をかけていた気がします。藤田塾の場合は内容が頭の中でイメージできるように何かに例えて表現したり、図表に細かい情報を加えたりなど、初学者にも理解できるような工夫がされているように感じました。また各項目について、いつの試験に出題されたかの情報も載せているので、すぐに過去問とテキストを照らし合わせながら学ぶことができたので、かなりの時間短縮になったと思います。
一般気象学について、初めのうちは市販のテキストと同様に内容がすぐ理解できないことが多く、約2年前までは目を通す程度で覚える気が起きませんでした。後にこの本が良いと思えるようになったのは、過去問を解いているとき、この本に載っている図がほぼそのまま試験に利用されているものがあったからです。そのため、まずは本に載っている図の特徴を知ることから始めました。そのうえで、文章の内容を何度も読み直して少しずつ理解していき、本番を迎えるまで再び過去問や別の講座の模擬試験を繰り返し解いていました。本番の試験ではやはり相当なプレッシャーがありましたが、過去に出題されたような問題もありました。それが分かってからは少し気持ちが落ち着き、やり遂げることができました。

★実技:別の講座の実技コースや模擬試験で対策していたつもりでしたが、元々頭が悪いので自分にとって効率の良い勉強法が分かっておらず、当初はそれらの教材と共にただ過去問を解いて採点して模範解答を見てという感じでした。案の定、知識として定着できておらず低迷期が続きました。後に実技で結果が出せないのは単なる知識不足と文章の作り方に問題があるからだと思いました。そこで過去問を解き続けるのは一旦止め、気象庁のホームページから穴埋め・論述の問題で問われそうな内容(台風の強さ・大きさの基準など)を全て印刷し、本番の試験で時間をかけず解けるように暗記を繰り返していました。またこれも別の講座の話ですが、過去問の模範解答(第31回~第59回)から論述問題の解答のみを抽出した資料をいただいたので、外出の際には必ず持ち運び、空いた時間を利用して主語となるもの(例:地上低気圧は)、状態(例:発達しながら、)、結果(例:○〇まで進んだ)といった感じで無理やり当てはめ、文章の構成を考えていました。これをすることで「何について聞いているのか、どんな気象要素を用いるのか、他に条件はあるか」が少しずつ分かるようになり、初めて触れる問題についても、合計点はともかく75分以内で解けるようになりました。本番の1か月くらい前からは総まとめとして、擾乱の移動計算や前線解析などにも触れ、最終的に第60回の試験では2題とも約10分前には解き終わって十分に見直しすることができました。


【やって良かったこと】
最近の出題傾向に合わせるため、よく過去5年分の問題を繰り返し解いて対策している方が多いと思います。しかし、頭の悪い私にとっては過去5年分だけでは不安でした。何度もやっていると問題を見なくても答えられるようになってしまい、十分な対策ができなくなってしまうと思ったからです。なので、どんなに古い問題でも試験として成立していれば何でもいい。知識が身についているかを試すために別の講座の模擬試験を含め、とにかく多くの問題を解いていました。古い問題でも擾乱の構造を問うものや移動計算、前線解析など、今も昔も解き方自体は変わらない問題も多くあると思っています。力試しだと思ってそのような問題に触れてみるのも良いかと思います。


【モチベーションの維持について】
自分よりも苦労している人がいると思うこと、気象予報士試験とは別の勉強をすることでモチベーションを維持していました。
まず1つ目は大学受験用の予備校のホームページより、難関大学に合格した学生達の合格体験記を見て気合を入れるというやり方です。私達は学科試験(一般・専門)と実技試験(2題)で最大4科目分を受験することになりますが、それらは全て「気象」という1つの分野に過ぎません。それに比べ、学生たちはいくつもの科目に手を付けなければいけないわけです。彼らの方がよっぽど苦労している、そう思ったら頑張らないわけにはいかないと思い、自分が試験に合格するまでは行き詰った時によく見ていました。
2つ目は気象予報士試験の勉強をマストに別の資格の勉強を同時に行う、もしくは別の勉強にシフトするというやり方です。これは30歳を迎える前にやり始めたことですが、ずっと同じことをしているので、必ず飽きる時が来ていました。そこで別の勉強をすることで、本命の試験合格に向けて勉強しなくて良いのかと自分で自分を不安な気持ちにさせて、再びデスクに向かって勉強する意識を意図的に作っていました。ちなみにそのやり方で、2022年に国内旅行業務取扱管理者の資格を取得しました。2つ目はあまり参考にはならないと思いますが、あえて気象予報士試験の勉強から少し離れて他のことをするのも良いかもしれません。


【合格と分かった時】
第60回の試験は一般知識と実技試験でしたが、正直なところ一般知識で落ちたと思っていました。それでも受かりたいという気持ちは今まで以上に強かったので、発表当日はあまりのプレッシャーに吐き気がして見ることができませんでした。翌朝インターネットで確認し「合格」と分かったにも関わらず、ハガキをめくる時は光にかざして確信してから開きました。
今までの努力が報われた気がして、さすがに涙が出ました。合格に至るまで、あまりに費用や時間をかけすぎたからこそ、その喜びは大きかったです。就職もろくにできず派遣や契約社員を続けていたので、ずっと心配していたであろう家族も喜んでくれました。また長年にわたり合格をサポートしていただいた先生方にも、やっとお礼の挨拶をすることができました。


【今後の試験で合格される方々へ】
合格までの壁が厚く、悩んでいる人は多いと思います。冒頭でも申し上げた通り、私は非常にだらしない人なので、合格するまで15~20回くらいは受けています。しかも、そのうち手応えがあったのは最近の約2年(4回分くらい)です。文章だけなので証明はできませんが、こんなダメな人でも続けていれば、絶対に努力が報われる日が来ます。でも皆さんは私なんかよりもずっと努力家だと思うので、決して私のように長引かせることはせず、合格を勝ち取ってください。
最後になりますが、今後の試験で合格される皆さんに問います。
「どうして合格したいのですか?合格したら何をしたいですか?」
本気で合格したいという気持ちがあるのなら、何でもいいので目標を持つことが大事だと思います。長年の苦労がやっと報われたと分かった時、私は部屋の中で我を忘れるほど発狂していました。それくらい合格した時の爽快感は凄まじいものです。
頑張ってください。




Rさん(女性・50代・NPO勤務・東京都)の合格体験記


1 はじめに
教育支援関連NPO勤務。子供の頃から空や宇宙のことが好きで、中高時代はNewtonをよく読んでいましたが、理系知識無し。中3生の母。一昨年アラフィフで勉強を開始。気象予報士受験生は年齢層が幅広いのも魅力の一つで、どんな層でもやりたい時が適齢期だと信じます。頑張る方の勇気に少しでもなれたらと記録しました。
実技はいつも時間内に解けないのが悩み。第60回試験は実技1・2どちらも時間切れで空白を作ってしまいましたが、それでも何とか合格ができました。同じように悩んでいる方もどうか諦めず進んでほしいです。


2 受験歴
第56回 一般:10× 専門:?×(一般のみ勉強)
第57回 一般:11〇  専門:10×
第58回 一般:免  専門:13〇  実技:×
――藤田塾で実技の受講開始――
第59回 一般:免  専門:免  実技:×
第60回 一般:15〇  専門:免  実技:〇


3 勉強量
平日:通勤電車1~1.5時間、家10分~4時間
休日:1~8時間


4 勉強時間の捻出法
 通勤中の勉強時間はとても貴重でした。それまで電車内でスマホを見るか寝ていた時間を最大限、勉強時間にあてました。
家では思うように時間がとれず、勉強時間はまちまちでした。数時間確保したいときは、家族が寝静まった夜中に勉強することが多かったです。しばらく早朝時間勉強も試みたものの、全く頭が回らず。朝より夜に頭が冴えるタイプと自覚し、早朝は諦めました。また学科免除の有無に関わらずSNSの一問一答は毎日やると決め、家で何もできない日があっても落ち込まないようにして、できる日にとにかくコツコツ進めました。試験前には有給休暇を何日かとって一人になれる時間を少しでも確保しました。


5 勉強法
【学科】
一般知識と専門知識は独学でした。一般知識は、「よくわかる気象学」と「一般気象学」、専門知識は「らくらく突破」と気象庁ホームページを見て、A5ノートにポイントをまとめ、合計8冊くらいの量になりました。「よくわかる気象学」は勉強を始めて最初に手に取った本で、文系の私にはとてもわかりやすかったです。「一般気象学」は物理や微積の概念が乏しい自分には難し過ぎましたが、惹きこまれる部分も多く、微積の超初心者向けの本なども読んで理解に努めました。
第60回で一般知識が復活した際には、ひたすら過去問学習に絞りました。電車内でも座れるときは学科の過去問を解いていました。過去問25回分を解き直し、間違えた問題と正解でも迷った問題を全て抽出して、解答解説を加えた自分専用の過去問集を作り、PCとスマホ共有のDropboxに入れて活用しました。問別にソートしたバージョンも弱点を知るのに役立ちました。次回の免除切れに向け、専門知識も同様の過去問集を作成しながら勉強中でした。
学科を勉強し直してみると、実技の勉強が進んだことで一般知識や専門知識の理解も以前より深まっていることを自覚できました。また学科の知識が実技試験で役立った点も多く、学科と実技が助け合うのはこういうことか、と感じました。

【実技】
やり方は十人十色と思いますが、やるべきことは、藤田先生のおっしゃる「過去問7~8年分の徹底理解」に尽きると思います。
私は約8年分の過去問を5~8周解きました。繰り返す周数は理解度によって変え、理解度の低いものを優先して多く取り組みました。過去問は時間無制限で解き、以下のように進めました。

1.過去問を解いて〇付け
2.藤田先生の講義を見る
3.ノートにポイントをまとめる
4.解き直し
5.正答か誤答かあいまいなものなどを藤田先生に質問
6.藤田先生の回答を熟読しノートに追記、必要あれば再度質問

自分の中で不明な部分を一つ一つ消し終わってから、次の過去問に進みました。ポイントまとめノートは持ち歩きやすいA5サイズにし、見開き2ページで1実技分をまとめました。紙のノートは勉強した感から自分のモチベを上げられたのと、試験当日も直前まで出しておけて、緊張を和らげるのに役立ちました。一方、作成自体が手間で、追記などもしづらいため、スマホのメモやアプリで作ったらより気軽で便利だったかなと思います。
藤田先生の講義がいつでもどこでも見られて便利なので、センターの過去問もDropboxに入れて、気になったらすぐ見るようにしました。
私は問題を解くのに時間がかかり、1つの実技を解くのに初回は2~3時間かかりました。藤田先生の「理解力が増すと時間は自然と短くなる」の言葉通り、初見の問題も徐々にスピードアップしていきましたが、それでも100分くらいかかりました。過去問2、3周目でも75分内には収まらず、4周目でやっと75分以内に。これでは緊張に満ちた本番で太刀打ちできない!とその後の過去問は60分以内で解くことを目標にして、判断力と理解度を上げることに努めましたが、なかなか目標までは縮まりませんでした。記述の文章が一発で決まらないことが多く、消しては書き直すことで時間を消費していたので、できるだけ消しゴムを使わないことを意識して解くようにしました。
また、第60回の勉強では、過去問4周終えていたので、なるべく短期予報解説資料を読むようにしました。すると自動的に天気図、高層天気図、衛星画像にも目を通したくなるので、実技の資料に慣れるのには良かったと思います。


6 挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
第59回試験は貴重な学科免除回で、藤田先生に質問しまくって最善を尽くしましたが、合格には手が届かず悔しい思いをしました。第60回も試験後不合格と思い、とことん落ち込みました。それでも「気象予報士試験は、諦めずに続ける人が合格できる」のだと信じて、合格するまで何年かかっても続けようと思って切り替えました。そんなとき、自分が独学ではなく、藤田先生に質問できる環境にいることは非常に心強かったですし、いろいろな方の合格体験記も読んで、藤田塾で学ぶ仲間がいることを思って力をもらいました。
また、私は世の中に発信する勇気がなく情報閲覧利用に留まっていますが、X(twitter)で勉強仲間を得ている方々をとても良いなぁと思っていました。気象予報士を目指す人は増えているものの、他の資格に比べるとまだまだ総数が少ないので、同じ興味を持つ方々どうしが繋がってお互い勇気を与えあい、高めあえるのは本当に素晴らしいなと。その点、自分がそこに踏み出せなかったことにはちょっと後悔しています。気象について自分はまだまだ何もわかっておらず、これから周りの方々に聞きたいこともたくさんあるので、次は一歩踏み出してみようかなと思います。


7 藤田真司の気象予報士塾の活用法
藤田塾を知らなければ、例えば実技の模範解答を見ただけでは、なぜ自分が間違えたのか、どこが違うのかがわからず、ただ悩んで時間が過ぎていったと思います。また、実際には正答範囲内だったとしても、それがわからなければ無理に模範解答に合わせて覚えようとしてしまいます。藤田塾は、そういう無駄な時間をなくしてくれる塾だと思います。
藤田先生の講義動画やテキストは大変わかりやすくスッと頭に入ってくるため、受講すればたいていの問題に対する疑問は解決してしまうと思います。先生が見える講義形式の動画なので、口調や動作で藤田先生が伝えたいポイントや、どこに重きを置いているかなどの熱量がダイレクトに伝わってくるのも良いところです。私はオプション購入できる実技解説教材は全て購入しました。
動画を見ても自分の解答で良いのか不安なときなどは、藤田先生にメールで質問すると、どこが良くてどこを直すべきか、明確な回答がもらえます。私は合計60回ほど質問メールを送らせていただきました。そのたびに回答の迅速さに感嘆し、「適切な答案であると判断します」の言葉を見るたび、大いに励まされました。また私は緯度経度や移動距離計算が苦手で、何度やり直しても模範解答とずれる時などは、途方に暮れる前に質問リストに加えるようにました。藤田先生から「正答の範囲内であろうと判断します。」の回答をいただくと、「やった!」と心の中で小躍りしたくなる思いでした。また、もっと慣習的な表現を教えてもらえたり、自分では気づかなかった誤解を生みやすい文章表現を指摘してもらえたり、全てが有益で非常に有難かったです。どんどん質問したおかげで、藤田先生の回答データが自分の参考書のようになって、その後の勉強にも役立ちました。第59回受験の際にほぼ質問しつくしたため、第60回の際はほとんど質問することがなくなりましたが、講義動画と頂いた回答内容をなんども見返して勉強を進めました。
動画だけでなく音声データがあることも通勤時間にはとても助かりました。地下鉄では音声のほうが安定していたためです。電車内では視聴済み講義の音声をくりかえし聞きました。音声だけでも充分ですが、スマホでテキストを見ながら聞くと更に理解度が増しました。過去問を解ききった後も、特に実技【準備編】の講義は何度も聞きました。理解しているつもりの部分であっても、繰り返し聞くと、その間に自分が得た新たな視点の気づきも加わり、学習効果も上がったように思います。
藤田先生の講義動画自体が常に進化を遂げている所もさすがだと思います。一度だけ動画解説の一部抜けに気づいて連絡したことがありましたが、その修正や対応も鬼のように速かったです。今回の受講画面リニューアルでは、細かな使い勝手が更に良くなっていて、藤田先生ご自身が、受講生のために常に努力を惜しまず取り組まれていることを感じます。


8 最後に
まさか自分が合格体験記を書けるときが来るとは、未だに信じられない思いです。藤田塾なしではとても合格には辿りつけなかったので、感謝しかありません。藤田先生の誠実さや配慮は質問メール等のやりとりでも感じられ、圧倒的な信頼感を持って勉強を進めることができました。
また、藤田塾生の方々とは、お会いしたことが無くても勝手に同志のような気分で、共に頑張れている気がして心強かったです。
気象についての知識はまだまだ不足しかないので、これまでに得たことを活かして、やり方を模索しながら勉強を続けていこうと思います。
本当にありがとうございました。




Jさん(男性・60歳・医療機器メーカー勤務(気象予報士とは全く関係なし))の合格体験記


<受験動機>
幼少の頃見たクストーの海洋紀行番組や、しんかい探査船を描いた本を読んで海をめぐる大循環に漠然とした畏敬の念を抱いていました。
そんなとき、NHKの朝ドラの影響で、気象という枠組みと気象予報士という資格に興味を持ち、資格取得を思い立ちました。

<受験過程>
費用を抑えるため、中古の参考書(一般気象学とらくらく突破シリーズ)を買って独学で進めました。
平均して週2日程度、3-4時間程度で1年学習した後の58回試験で1発合格を目指しましたが、考えが甘かったです。学科一般が受かっただけでした。
続く59回試験も、実技はおろか、学科専門を落としてしまい、やる気をなくしてしまいました。

ただ、一般の免除期間もなくなる焦りもあって、GW明けくらいに再度挑戦を決心すると同時に、独学を諦め、藤田塾に申し込みました。
2回落としながら、ケアレスミスだったこともあり専門の学習には時間をかけず、実技に集中することにしました。

専門については、実技の勉強に飽きたら、過去の試験にあたるくらいでしたが、Excel上に記録したことで、結局間違えは繰り返すことがわかり、苦手な分野を見える化することができました。

肝心の実技についても、仕事を終えてからだと、つい晩酌してしまうこともあり、勉強時間は少し増えたとはいえ、週3日 x 4時間程度で、過去問を1問/日ペースでした。
講義に挙げられた問題の他は、2019年以降の過去問しかあたりませんでしたが、先生の「過去問をやりちらかす必要はない」という言葉で焦らずにすみました(言葉に甘えたという方が正確かもしれません)。
その間20回くらい、メールで添削をお願いしましたが、数多くの受講生を相手にされていらっしゃるにもかかわらず、いつも素早いご返事をいただき、本当に驚きました。
記述答案は、自己採点が難しく、これでいいのか悪いのかといったことを考えるのに時間がかかってしまったり、模範解答に近づけるのに疲れてしまったりといったことがありました。
そんな中、藤田先生から「適切な答案と判断されます」とコメントいただけると、これでいいんだと素直に次の課題に取り組むことができ、無駄な肩の力を抜くことができました。
独学をやめて、添削指導に価値を感じて藤田塾の受講を決めた自分の判断は間違ってなかったと改めて感じた次第です。
添削のご指導の中では、慣習的な表現かどうか、必須の回答要素は何かといったコメントもいただき、試験作文技法を意識するようになれたかと思っています。

以上のような経緯ですので、決して十分な時間をかけて勉強しきった状況ではなかったのですが、試験にはあまり緊張せずに臨むことができました。先生のご指導で、ポイントを外してさえいなければ、それほど”正しい答え"なるものに拘らなくてもいいという気持ちになれたからかもしれません。

一方で、大丈夫だろうとたかをくくっていた専門、今回も芳しくなく自己採点で10点でした。幸い、ボーダーラインが下げられたので、ぎりきり通ったに過ぎません。
実技も2問目は時間内に最後までいかなかったので、私の試験勉強スタイルは、これから合格を目指す方々に対していい見本ではないと思います。
しかしながら、逆にこの程度でも受かるときは受かる、自分を追い込まなかったことがいい結果に結びついた事例として知っていただけましたら幸いです。

藤田先生、ご指導誠にありがとうございました。




Cさん(男性・24歳・フリーター・東京都)の合格体験記


<気象予報士を取ろうと思ったきっかけ>
気象キャスターになりたいと思い、気象予報士の勉強を始めました。今年の三月までは特に勉強はしていませんでしたが、雲の様子などを見ることが好きだったので、それもきっかけの一つかなと思います。


<受験歴・勉強歴>
2023年3月末 勉強開始
2023年4月  入塾
第60回試験 一般〇 専門〇 実技〇


<学習時間>
アルバイトに週3回ほど行っていました。
バイトのある日 4~5時間
休みの日    10時間
通算で800-900時間ほどだと思います。
文系だったため、前提知識はほぼゼロでした。


<学習方法>
・一般 専門
使用教材→藤田先生のテキスト、精選問題集、大気の熱力学・力学徹底攻略、一般気象学
一般・専門共に藤田先生のテキストを何十週も読みこみました。過去問などを実際に解いてみると、テキストを読んでいたときには覚えていたつもりのことが解けないことがよくあります。試験直前まで何度も読み返すことで知識を定着させることが何よりの勉強法です。過去問も同じように何十週もして解説を読み込みました。過去問は59~35回と、それより後ろの問題は精選問題集でカバーしました。古い問題集は更新がされていないので注意が必要です。2問ほど出る計算問題は少し古いですが、大気の熱力学・力学徹底攻略でカバーできます。問題数も多いので、演習の数を踏みたい方にお勧めです。一般気象学は、7月ごろから使用しました。恐らくいきなりでは理解できなかったと思われます。この本から出題されることもしばしばあり、藤田先生のテキストを仕上げた後でおすすめです。また、試験では参考書に書かれていないことも出ます。気象庁補ホームページの知識・解説を読み込むと良いでしょう。ここまでやれば、初見の過去問でも11点以上は間違いないと思います。

・実技
使用教材→藤田先生のテキスト、過去問
R4年から平成24年まで解きました。過去問を解いて、解説を読むor藤田先生の動画を見る、ということを繰り返し行いました。私は一般や専門だけとなってしまいましたが、実技の添削は積極的に行ってもらうと良いと思います。大体翌日くらいまでには返却していただけます。実技はバイトの日は一日一問ほど、休みの日は2~3問解きました。藤田先生もおっしゃっていますがまずは30問ほど完璧に仕上げること、その後は新しい過去問に取り組んでより多くの過去問を仕上げられると良いでしょう。


<試験後の過ごし方>
試験後は不安で勉強に身が入らないことも多いと思います、しかし、発表までの40日間を全く勉強しないのはもったいないです。まとまった休みを取った後は、再び勉強を再開すると良いのではと考えます。私も実技の過去問をひたすら解いて過ごしました。また、添削は大事ですが、実技の採点はしない方が良いのではないかと思います。私はそのせいで40日間不安でした。


<塾の感想>
藤田先生の塾は最高です。丁寧にかつ迅速に質問にお答えくださり、実技の添削をしてくださったおかげで合格を勝ち取ることができました。最短で合格したいという方、非常におすすめです。藤田先生の塾に入塾してしっかりと勉強すれば必ず結果が付いてきます。迷っている方、塾を探している方、非常におすすめです。


<塾の良い点>
何といっても無制限の添削サービスが良い点です。実技試験を解いていると、これは正解なのだろうか?と思うことは多々ありました。そうした際、藤田先生に、「正答の範囲内です」と言っていただいたときは自信にもつながりました。また、映像授業のため、自分が見たい、わからない所だけをピックアップして視聴できるところもよい点であると考えます。




I.Hさん(男性・26歳・会社員・三重県)の合格体験記


(1)私が気象に興味を持ったきっかけ
10代の頃、とあるTVを視聴している際、冬季のベーリング海の様子が映し出されており、そこでは発達した低気圧の影響による暴風・高波により天候が荒れていました。
また、南半球では、(南緯40度⇒吠える40度)・(南緯50度⇒狂う50度)・(南緯60度⇒絶叫する60度)
と、南下していくにつれ、天候の荒れが酷くなる暴風圏なるものが存在することも知り、世界にはこのような荒れ狂う天候となる場所があるのか、と興味を持ったとともに、両半球で共通していることは、主に中緯度帯(特に海域)で低気圧により天候が荒れることが多く、10代ながら不思議に思いました。
気象について興味を持ち始めた頃もこの時期からでした。


(2)使用教材
【独学の頃】
①らくらく突破かんたん合格テキストシリーズ(一般・専門・実技)
これから勉強を始める方にお勧めです。

②一般気象学
主に学科(一般)合格用に用いました。微積分・微分方程式等、難解な数式は試験に出ませんので読み飛ばしても構いませんが、以外に一般気象学のある掲載図と似たような図が試験問題に取り上げられていることもありました。

③気象予報士 模範解答と解説
過去問演習に用いていました。

【藤田真司の気象予報士塾に入塾後】
講義動画・テキスト・各講座を受講すると購入可能なオプション教材(講義範囲外の過去問題の解説)

【その他】
他社様の模擬試験(3社程)


(3)気象予報士試験に挑戦しようと決意したきっかけ
気象に関して強い興味を持っていたものの、なかなか気象予報士試験に挑戦しようとは思えませんでした。試験の合格率が5%とかなり難易度が高く、当時の私には不可能と決めつけていました。
そのような中、大学4年の7月頃に就職活動が無事終了し、卒業に必要な単位も取得できており、残すは卒業研究をこなすだけとなりました(応用化学科出身の理系でしたが、大学院にはいかず、学部卒で就職することにしました)。
社会人になるまでの最後の時間的余裕が生まれたこと・2017年7月に起きた「九州北部豪雨」を通して、自然災害にも目を向けるようになり、平行して、不可能と決めつけていた気象予報士試験に挑戦すべく、2018年の7月頃から勉強を開始しました。
ただ、当時はまだ学生で費用の捻出の余裕もなく、過去問を5年分しかせず、演習不足ということもあり、初回の第51回の試験は学科(一般・専門)すべて不合格でした。


(4)独学期間~藤田真司の気象予報士塾への入塾まで
社会人となり、ある程度費用の捻出の余裕は出てきたものの、今度は時間の捻出が難しくなりました。平日は仕事が忙しく、毎日残業が2時間~2時間半あり、午前6時45分には自宅を出て、帰宅は午後21時頃といった生活で、とても勉強できる体力が無かったことから、休日を中心に、ほぼ1日中学習に費やしました。
1回目の不合格から、52回の試験では、まず学科合格を目標に、計10年分を過去問で学習しました。また、「一般気象学」を何回も読み込み、専門知識に至っては、気象庁のHPも随時確認することを徹底しました。その結果、学科試験のみ合格でき、残りは実技のみとなりました。
しかし、実技がまったく受からず、54回の試験で不合格となり、再度学科からとなりました。
そして、55回試験で学科(一般・専門)を再合格したところで、実技講座を受講することにしました。その中で、特に他社にはない「添削・質問無制限(講座の範囲内で)」、更には、「講義の内容がわかりやすい」と、どの合格体験記にも共通して掲載されていること、「HPの内容・文面」からも先生の熱意が伝わり、「藤田真司の気象予報士塾」に入塾することにしました。


(5)学科(一般・専門)・実技の勉強法
【学科の勉強法】
過去問10年分を2~3周ほど繰り返し解きました。正解以外の選択肢の文章も、何故間違っているのか、正解を得られた箇所も、自分の考えた思考のプロセスが合っているかの検討も一つ一つ地道に行っていきました。
専門知識は、年々気象予測の進歩によりアップデートが必要な箇所があり、前年度の過去問は正解だが、最近の問題は不正解となることがあり、過去問だけでなく気象庁のHP「知識・解説」欄も常にチェックするよう心がけました。

【実技の勉強法】
藤田塾に入塾する前は、主に東京堂出版から出ている過去問(7~8年分)の問題を解いて解説を読んでいましたが、独学ということもあり、自己流で理解したつもりになっていたと思います。記述や作図の問題も、この程度なら正解だろう、という誤った判断で勉強を進めていたと思います。
入塾後は、再度過去問を解いた後に講義を聞き、1題から深く吸収するようにしました。藤田先生の講義は本当にわかりやすく非常に丁寧な解説が為されており、充分に理解を深めることができ、勉強が更に楽しくなりました。同時に、今までは独学で過去問演習をしてきましたが、全体の2割~3割程度しか正しく理解していなかったと気付かされました。
講義中にはない他の過去問解説は、「実技試験対策講座」を受講すると購入できるオプション教材も利用し、7~8年分の過去問を、完全に理解する(口頭で説明できるくらい)ことに全力を尽くしました。
答案添削もお願いし、記述の表現方法(両方の対比・時間的変化・~の特徴・位置関係・高度場・渦度場・温度場・相当温位の分布・温度移流等)に問題がないかどうかチェックして頂き、数々のご指摘を頂きました。記述は、どうしても解答例と違う箇所が出てくるのですが、たとえば、「高相当温位域の北縁」と「等相当温位線集中帯の南縁」は同表現で、「正答の範囲内と判断します」等の添削箇所は、自分の記述内容に自信を持つことができました。
そして、何より答案添削の返信がとても速く、30分以内でかえって来たときは本当に驚いたと同時に、すぐに見直しができたことも良かったです。朝早い時間帯(午前6時台)に答案添削をお願いしたこともありましたが、すぐ返信が来て驚きました。
また、GWやお盆休み期間・年末年始休暇期間の際にも答案添削依頼を出しましたが、添削質問が集中する時期でお忙しい中にもかかわらず、返信がすぐ来ました。
他社様の講座は、答案添削回数の制限が設けられていることが多いですが、藤田塾では無制限で、私も24回分の答案添削をして頂きました。
また、(国際式天気記号・台風の強さと大きさの定義・海上警報・注意報・警報・・・等)覚えていれば確実に点が取れる部分はしっかりと自分の者にしました。


(6)受験歴(×は不合格・〇は合格を示します)
学科一般 学科専門 実技
第51回(2019年1月) × × ×
第52回(2019年8月) 〇 〇 ×
第53回(2020年1月) 免除 免除 ×
第54回(2020年8月) 免除 免除 ×
第55回(2021年1月) 〇 〇 ×
第56回(2021年8月) 免除 免除 ×
第57回(2022年1月) 免除 免除 ×
第58回(2022年8月) 〇 〇 ×
第59回(2023年1月) 免除 免除 ×
第60回(2023年8月) 免除 免除 〇
2018年7月から勉強を開始し、合格通知を頂くまで5年3カ月掛かりました。
10回目の受験で合格を果たし、1勝9敗で終了しました。
その間、仕事面やプライベート面の問題によるメンタル不全により、数カ月間程まったく勉強できなかったときが何回もありました。
藤田塾への入塾時期は、第55回試験終了後の2021年2月頃でした。
「実技試験対策講座」を受講し、実技試験対策を万全に実施したつもりでしたが、第57回試験では不合格でした。
学科の知識が曖昧な箇所があるのではないかと感じ、「学科試験対策講座(一般・専門)」も追加受講して再度勉強し直し、第58回試験で学科(一般・専門)の再合格を果たしました。
その後は再度、[実技試験の過去問(7~8年分)を解く⇒講義動画を確認する]サイクルで復習を進め、第60回の試験で見事合格できました。


(7)合格回(第60回)の試験前~試験当日の過ごし方
【試験前】
試験までに体調を整えるため、健康にはかなり注意しました。特に普段の食事で、ビタミンやミネラル・鉄分が不足気味でしたので、体調を崩さないよう、試験前1カ月間だけ、必要に応じてサプリメントを購入して体調を整えていました。サプリメント代の費用は掛かりましたが、体調を崩して試験で充分な力が発揮できなければ、それまで費やした時間が無駄になるため、惜しみなく投資しました。また、早めの就寝を心がけましたが、試験前日はなかなか熟睡モードに入りませんでした。それでも、とりあえずベッドで横になり、脳と身体を充分に休ませました。

【試験当日】
試験当日は一切参考書を開かず、試験会場に着いてからは、どのように試験問題を解き進めるかをイメージトレーニングし、後は、目を閉じ脳を休めました(実技2科目で頭をフルに回転させるため)。
また、合格した回は、試験直前にバナナのみ食べ、実技1と2の合間の休憩時間もバナナを食べました。
昼食時は何を食べても良いとは思いますが、意外に米・パン類(菓子パンや総菜パン等)はカロリーがあり(それ故に腹持ちは良い)、胃の消化に負担が掛かり、頭をフル回転させる必要がある場面においては、食べ物の消化にエネルギーが持ってかれては逆効果です。
その点、バナナは栄養価が高く、ブドウ糖が豊富に含まれている割に低カロリーのため、胃の負担が少なく、即効性があり、効率的に脳にエネルギーを行き渡らせることができます。また、バナナにはトリプトファンが多く含まれているため、緊張し過ぎて神経が高ぶっている状況を多少和らげてくれますのでお勧めです。
あと、栄養ドリンクを試験前に飲む方がいらっしゃいますが、大抵は糖分が大量に含まれており、血糖値の変動による脳の働きの鈍化の恐れがあり、あまりお勧めしません。
また、コーヒー・栄養ドリンクに含まれるカフェインは、集中力が高まる覚醒作用がありますが、同時に興奮作用もあります。緊張して神経が興奮している状況の中、更に興奮状態を高めようとするため、人によっては試験中の緊張が更に酷くなる恐れもあります。心配な方は、カフェイン摂取の必要性について考えてみても良いかもしれません。
私は過去に、気合いを入れるためにカフェインを摂取したら、やたらと試験中の緊張が酷くなったような感じがしました。
なお、合格した回は、カフェインを摂取しておりませんでした。
試験前の飲食をどうするかも合否を分けるかもしれませんので、今一度検討してみては如何でしょうか。


(7)当日の攻略法
【学科(一般・専門)】
一問あたり4分しか時間を掛けられないため、解けそうな問題から解き、余った時間で選択肢に悩む問題を解くスタイルで挑みました。

【実技(合格回)】
まず、実技未受験の方に申し伝えますと、実技試験開始直後は、冊子から天気図を切り取る音が会場中に響き渡ります。
そして、冊子から天気図を切り取るかどうかですが、合格した回の試験では、実技1・2とも、私は1枚も切り取りませんでした。このため、自分のやり易い方法で決めて頂いて問題ありません(今回、実技1・2ともに図13までありました)。
以前、会場の大半(というかほぼ全員?)の方が切り取っているため、自分も冊子から天気図を1枚1枚切り取って試験に挑んだことが1回だけありました。クリップは持ち込み可で、使わない資料はクリップで止めておくことができますが、切り離した天気図がうまく整理できず、結果として焦ってしまい、頭が真っ白になった失敗があります。
確かに、切り離した方が異なる予想時間帯での天気図を見比べやすく、いちいちページをめくって確認する必要がありません。しかも、場合によっては、低気圧の中心位置を転写する設問では、慣れている方は、トレーシングペーパーを使わずに、目視のみで判断できるかもしれません。一見メリットが多いですが、デメリットとしては私が失敗したように、問題を解くのに集中して、右上に頁数は記載されているものの、気づいたら天気図がどこの頁にあったかわからなくなってしまう可能性もあります(私の整理が下手なだけかもしれませんが・・・)。
当然、冊子から天気図を切り離す時間も掛かります。
このため、これに限ったことではないですが、一つの情報に捉われず、この場合、天気図を切り離す・切り離さない両方のメリット・デメリットを考えたうえで、ご自身がやり易い方法で、自信を持って選択して頂けたらと思います。
さて、問題の解き方ですが、大抵実技1・2とも大問が4題もしくは3題です。問1が実況資料・問2が予想資料・問3~問4が局地的な気象の問題(関東地方に焦点をあてた問題等)となっています。
問題の流れの性質上、最初から順番ずつ解いていくのが理想的です。
しかしながら、途中で最後の問題まで到達できるか怪しい場合、一旦手を止めて最後の方の問題を眺め、解けそうな問題があれば先に解いてしまうのも手です。
特に、実技2の最後の方の問題は割と単発的な問題で、注意報・警報名を答える問題や単純な穴埋め等、比較的素直な問題であることが多く、配点もそれなりに獲得できることが多いです(実技1は、回によってその傾向がみられないこともある)。
1点差で合否を分ける試験だからこそ、解けそうな問題から解いていくのも戦略のうちの一つです。
とにかく問題文が長文のため、解答に必要な指示(前線は枠の部分まで伸ばすかどうか・●●または●●・~に着目して・位置関係・時間的変化・特徴・~の値も示して・・・等)を見落とさないよう、注意する必要があります。
特に、前線解析に手間取ってしまった場合、解析した前線を用いてその後の問に答える問題は、近年見受けられないため、思い切って当てずっぽうで解答するか、もしくは最悪飛ばすのも手です。
また、使う道具ですが、合格した回の当日は、[黒鉛筆・消しゴム・定規(15cm)・時計・トレーシングペーパー]の5種のみ用い、念のためマーカーペンやクリップ・ルーペ・三角定規・コンパスは出していましたが、まったく使いませんでした。これも、皆が使っているから・受験上の注意事項に書いてあるから・・・ということではなく、ご自身が受験上便利になる道具だけを用いれば良いのであり、決してすべて使わなければ問題が解けないわけではありません。むしろ使用したがために逆に時間がかかってしまったようであれば、本末転倒です。

【試験終了から合格発表まで】
実技1はすべてを埋めることができ、5分前には終了でき、見直しの時間もとれました。しかし、実技2は、問2まで埋めた状態で最後の問題まで行けるか不安だったため、一旦手を止め、問3と問4の問題を見比べ、先に簡単そうな問4の穴埋め問題・大気現象名を答える問題から実施し、点数を稼ぎました。その後、時間が掛かりそうな問3を解いていましたが、案の定時間がなく、問3は計算問題を含む3箇所程空欄を残してしまいました。今までの試験の中で一番できた感触はありましたが、後日に解答を確認したところ、問題の読み間違いが発覚し、ある程度勉強されている方なら解けそうな問題を落としている箇所が見つかり、記述も満点が取れているかどうかはわからず、合格発表まで不安でした。
合格発表当日は、仕事から帰宅後、[合否通知在中]のはがきが送られてきておりました。
しかし、私は翌々日(2023年10月8日)まではがきをめくることも、パソコンで合格者受験番号を見ることもできませんでした。仮に100%合格・あるいは不合格とわかりきっている場合はすぐ確認できますが、今回はまったく予想がつかず、更には学科の免除期間が終了することもあり、なおさら怖かったです。
しかし、仮に不合格で学科からの再スタートでも、ゴールテープのすぐ前まで来ており、0からのスタートではないのだ、と心に何度も言い聞かせました。意を決して、はがきを開き「合格」の2文字を確認した瞬間、この上ない様々な感情が込み上げてきたと同時に、夢で終わらせずに合格という形で締めくくることができ、ホッとしました。

【最後に】
最近の実技試験は、冬試験の方が難易度的に高い感じがします。
ただ、難易度が高い場合、合格基準が70%から引き下げられることが多いです。ということは、案外、難しいと感じた問題は正答率が低かったりします。
では、どこが合否の分かれ目のポイントかといえば、まず、基本的な問1の穴埋め問題・その他基本的な穴埋め問題(予報用語・注意・警戒すべき事項等)は全体の20%程度ありますが、そこで1点も落とすことなく、確実に点数を取ることが重要になってきます。そして過去問題と似たような問題・複雑な思考過程を要する問題で80%のうち50%程取れば70%の得点を確保できます。
つまるところ、複雑な思考過程を要する問題を数問落としたところで問題ありません。
以前に、私は、難易度の高い問題が続けて出題された際、解けずに頭が真っ白になり、結局時間だけが過ぎ、最後の簡単そうな問題を急いで解いたものだから、それさえも落とし、結果として不合格になったことがあります。
それよりも、勉強していれば誰もが解けそうな問題・過去問と似たような部分の問題は絶対に落としてはなりません。
問題のストーリー的に、最初から順番に解くことが理想ですが、解けないような難しい問題に遭遇した場合、勇気を振り絞って先へ問題を飛ばすことの判断も、合否を分ける重要な要素であると確信しています。
30%分は落としても良いのです。
私は、10回目の試験で合格し、その間、学科免除期間切れを2回経験しました。その間、仕事面やプライベート面の問題によるメンタル不全により、数カ月間程まったく勉強できなかったときが何回もありました。それでも、諦めずに挑戦し続けることができたのは、気象が好きだったからに違いありません。やはり「好き」という原動力はとても大切で、それだけで勉強しようというエネルギーは湧いてくるものです。
実は、過去に(大学2年の頃)、就職活動のためだけの目的で英語を身に付けようとし、[TOIECテスト]にもチャレンジしましたがまったく結果がつかず、半年でやる気を無くして投げ出したことがあります(結局、英語関連以外の資格を取得し、無事就活を終えました・・・)。
にもかかわらず、気象予報士試験は、延べ10回も挑戦し続け、合格という形で終えることができました。
ただ、中には、気象予報士試験等の難関資格に合格して凄いと思われたい・単純に会社の命令で仕方なく受ける等、好きという感情が一切ないまま、合格を目指している方もいらっしゃるかもしれません。好きでなくとも、適切な勉強方法であれば、合格する確率はそれほど変わらないとは思います。
ただ、私は、おそらく気象が好きでなく、上記のような感じで勉強を続けていたら、1回目の学科全落ちの時点で投げ出していたかもしれません。持ちこたえたとしても、学科免除期間が過ぎた4回目もしくは7回目の不合格通知が来た段階で投げ出していたと思います。
私は、気象予報士試験挑戦時期が比較的遅く、大学生の初年度頃にチャレンジしていれば、早い段階で受かり、場合によっては新卒で気象会社へ就職できたかもしれません。今はどちらかというと、30代手前での転職ということもあり、未経験での転職が若干厳しくなってくる頃です。もし、気象が好きで気象予報士試験に挑戦したいけど難易度が高いから・・・という理由でためらっている方は、今すぐにでも挑戦することをお勧めします。
ただ、昨今の物価高その他諸々のご事情等により、講座費用の捻出に苦労している方もいらっしゃるかもしれません。だからこそ、気象予報士講座の選択で失敗して頂きたくないと思います。私は、今まで他社の講座の受講は申し込まず、3社ほど単発の模擬試験は申し込んで参加したことがあるのですが、参加後の解答解説の省略が多く、いわば「これくらいはわかるだろう」といった、講師の勝手な判断で解説を省略する問題が見受けられ、良く理解できなかった経験があります。その点、藤田先生の講義は本当にわかりやすく、丁寧な解説が為されており、充分に理解を深めることができました。本当に、一つ一つ手間暇掛けて動画を制作していると感じました。また、他社様の講座では、質問・答案添削の回数制限が見受けられますが、藤田先生は無制限であり、私は質問こそあまりしませんでしたが、答案添削は24回お願いしました。講座を迷っているのであれば、藤田塾を是非ともお勧めさせて頂きます。
もっと早くから「藤田真司の気象予報士塾」に入塾していれば良かったです。
近年の気象災害は激甚化しており、特に今年(2023年)の夏季は、国連事務総長が「地球沸騰化の時代が来た」と宣言する程、北半球で猛烈な熱波に見舞われたと同時に集中豪雨も発生しており、日本も影響を受けました。そのようななか、人々を気象災害から守りたいという気持ちはますます高まり、気象予報士試験合格という夢を叶えた次は、気象会社への転職への夢を、30歳を迎えるまでに叶えるべく、準備を進めようと思っております。
そして、一人でも多くの方が気象予報士となり、共に日本中(あるいは世界中)の人々を、気象予報を通して気象災害から守る使命を果たすことができればと思っております。
最後に、藤田先生には約2年半本当にお世話になりました。
ありがとうございました。




Bさん(男性・40代・保険会社勤務・関東)の合格体験記


〇受験歴
第58回 一般× 専門〇 実技×
第59回 一般〇 専門- 実技×
第60回 一般- 専門- 実技〇

〇勉強時間・方法
毎日夜に2時間(過去問を解くのに1時間、解説を聞くのに1時間)
これを3か月休まずに続けました。

〇きっかけ
初めて受験したあと、過去問を60分くらいで何年分か解けるようになれば合格するのではないかと思い、その方針に沿った最適な勉強方法を探す中で当講座を見つけました。
受講してよかったのは以下の点です。
・過去問を解説している
・いつでもどこでも視聴できる
・自分の解答を添削してもらえる
・分からないことは質問できる
何度も過去問を解いていると、自分の理解度によってひっかかる部分が変化してきます。それに対してほとんどは解説で、そうでなくても質問すれば解決するので助かりました。
最後のほうは、ときどき横道に逸れる解説に対して、早く次の問題に行かないかなと思いながら聴いていました。おそらくそれくらい聴いていたから合格したのだと思います。




はぐれものさん(男性・39歳・勤務医・東京都)の合格体験記


受験歴
第58回 一般:× 専門:〇 実技:受験せず
第59回 気づいた時には期限が過ぎていて受験できず
第60回 一般:〇 専門:免 実技:〇

動機
自分が気象予報士を目指したのは、自分の周りの自然現象をもっと理解できたらいいというだけです。勉強するからには何か目指すものがあって、その結果何か手に入れるものがあれば勉強しやすい。ということで気象予報士試験合格をめざしました。
やると決めたら間違った理解は合格を遠ざけるので、すぐに入塾を決めて一般から受講していきました。

勉強法
学生時代から変わらない王道のやり方です。
休みの日など、まとまった勉強時間を取れる時には問題演習。地道ですが解けなかった問題は授業に戻り、基本事項のどこが理解できていたら正解が出せたかを明らかにしました。複数回正解できずに理解できていない項目に関しては、授業を再度見て理解することに加えて個別に抜き出して1行程度でメモしておきました。
仕事の前後や、問題演習後に微妙に時間が残った時などの隙間時間はそのメモをもとに藤田先生の授業を独力で再現できるか、セルフ授業をしていました。言葉が詰まったらそこは理解の完全ではないところとしてやり直し。もう一度授業動画を見直した後にセルフ授業。この繰り返しでした。
勉強法は各々合ったやり方を継続すればよいと思いますが、この自分で授業をするというのは万人共通で最強の勉強法です。やったことない方は取り入れてみてはいかがでしょうか。

学科試験
学生時代は極度の理系だった自分は、一般知識では学生時代の知識が活かせたのでそこまで苦労少なく進みました。しかし上記のとおり初回の受験で不合格になりました。今振り返っても、気象予報士試験で落ちたのは一般だけ。結局一番苦労させられたのは学科一般だったかもしれません。原因は法律。2回目、第60回での受験の時は、法律を確実に満点取れるように固めて挑みました。
自分は勉強期間中、塾の教科書と気象業務支援センターHPの過去問のみで勉強を進めて参考書は買っていません。唯一、塾の教科書以外で参考にしたのが気象法規分野で、以下のnoteの記事です。
過去10回分40問!気象予報士試験「気象業務法・法規について」の過去問|hareno@気象予報士×ブロガー #note  https://note.com/hareno/n/ndc307cd39fb9 です。
300円の有料記事ですがこれのおかげで法規は満点でした。間違いなくリターンが大きかったです。
専門知識は自分も初学でしたので、新鮮な気持ちで基礎を固める学習ができたからかすんなり合格を取れました。短期間で詰め込んだため知識の定着はいまいちで、実技試験勉強中には一般専門知識のあやふやさが次々と発覚し都度復習するはめになりました。自分は実技試験の勉強を開始する前に専門だけは合格していたので専門は復習するのみになりましたが、並行して進める余裕がある方は、受けないにしてもまずさわりでも始めた方が理解が深まる人が一定数いると思います。

実技試験
実技試験の勉強法は、藤田先生の言われる通り、7-8年分の過去問の完全理解。自分はその方法を信じて過去問解くことをメインに据えて、逆にそれ以外はしないことに決めました。というかそれだけでかなりの時間がかかり、仕事の合間に勉強する自分にはそれ以外の勉強は無理でした。
何も書けずくじけるところからのスタート。まずは制限時間を無視して解きました。
模範解答丸写しからはじめ、徐々に自分の言葉で解答できるようになってくると、一般専門の知識が実技にどう活かされているのかが見えてくるようになりました。最初は1回のテストのやり直しに1週間以上かかっていたと思います。問題演習と復習は同日にやり切れるのが理想ですが、最初のころはどうやっても無理でした。
そして最後に制限時間の壁ですが、実技試験の時間はかなり短く、考察のための最低限の時間的余裕しかありません。すなわち知識を思い出すことに時間は使えません。これは「少しでも時間をかけないと引き出せないような知識は知識にあらず」という出題者側からのメッセージと解釈して、反射で答えられない知識問題は×、考察問題はさくっと考えてできないなら×として、定着していないものと判定しました。もちろん試験勉強では75分で切った後にゆっくりやり直します。
単純知識は最初に英単語のように詰め込みました。自分は暗記が苦手で後回しにしがちなのですが、頑張って最初に入れました。過去問演習のたびに思い出す負荷にさらされることが良いです。前述のとおりここはノータイムで答えられるのが当然にしました。覚えるまでではなく、染み込むまで。
読み取って書くだけの作業のみの問題は正確さ優先のスタンスを崩すことなく、焦らず少しずつスピードアップを意識しました。
考察問題は理解できてない箇所は上記のセルフ授業、理解したら問題と答えが瞬間的に理論付くまでインプットしました。
あとはそれを繰り返すこと7年分、1度解ききったところで試験3日前となってしまったので過去問は1回ずつしか解いていません。あとは解答用紙に書き込んだ理解を助けるためのメモ書きを7年分見直して試験日となりました。

塾活用法
授業動画は一巡。その後は問題演習から理解不足の箇所について、自分が同じ授業をできない部分に限って繰り返し見ました。
質問に関しては、時間をかけても自分の理解で模範解答を書けないとき、メールで質問させていただきました。毎回実技の過去問を解くたびに2~4問ほど添削や質問を依頼していました。自分なりの解答とその解答を書いた理由をセットで送り、どこを改善すれば正答を書けるかの部分を返信いただけるように工夫してメールを作成しました。

結果なんとか合格できました。藤田塾は質問が自由にできる環境なので、基本を確実に理解できるのに加え、また合格点を取るためにどう勉強をすすめるかが明確で、迷いなく勉強を進めることができました。
こちらを選んで正解でした。藤田先生ありがとうございました。




Yさん(女性・20代・SE・東京都)の合格体験記


実技講座を5ヶ月間受講しました。

①1週間での勉強量
概ね平日は1〜3時間、休日は7時間以上

②受験勉強の時間の捻出法
忙しさに波がある仕事なので、余裕がある時期にガッツリ勉強し、忙しい時期は就寝前の10分間だけでも勉強するようにしていました。
長期休暇中(夏休み等)は、ほぼ毎日 一日中、勉強していました。

③最も効果があった勉強法
・毎日勉強する
勉強の習慣化。勉強しない日が1,2日…と伸びていくほど、勉強を再開するとき腰が重くなるぞ、と自分に言い聞かせて頑張りました。
・過去問の徹底理解
問題を解く事よりも理解する事を意識しました。
独学の時の私は、"なんとなく理解"だったと思います。受講後は、なぜその解答になるのか?を、一から説明できるくらい、根本から理解するようにしました。

④挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
挫折しそうになったときも、試験対策のプロの先生が教えてくれた勉強法だから大丈夫!と、それを信じて突っ走ることができました。

⑤藤田真司の気象予報士塾の活用法
得意/不得意な問題の切り分けが効率良くできます。一人の勉強だと、自分の理解が正しいか悩む時間がかかりますし、悩んで出した結果に確信が持てないこともありました。そこを先生に相談できて良かったです。


最後になりましたが、藤田先生、ご指導いただきありがとうございました。
気象関係の仕事がしたいと思っているので、これからも学び続けます。




Aさん(男性・50代・地方公務員・九州)の合格体験記


【受験のきっかけ】
試験勉強を始めた当時、防災担当部局に所属し、気象情報に接する機会が多い中、気象予報士資格取得への興味がわきました。本格的に勉強したのは高校・大学受験以来です。


【受験歴】
一般 専門 実技
53回 × 未受験
54回 免除 × ×
55.56回 コロナ禍のため未受験
57回 免除 ×
藤田塾に入塾
58回 免除 ×
59回 免除 免除 ×
60回 免除


【1日の勉強量】
○平日 1~2時間 (できないときもあり)
○休日 土日のどちらかは4時間くらいは勉強していました。時間の取れるときは図書館を利用し、土日とも6時間ほど勉強するようにしていました。

【勉強時間の捻出法】
仕事をしながらのため、他の方と同様、時間を捻出するのに苦労しましたが、毎日少しでも継続できるようにしていました。
学科を合格し、実技試験の過去問を解きだしてからは勉強の時間帯を朝にシフトしました。夜は仕事の都合上、時間が取れない日もあるため、確実に時間の取れる早朝に実技1回分を解いて添削、わからない部分を藤田先生に添削依頼し、帰宅後、内容を理解するようにしていました。


【藤田塾入塾までの学習方法】
勉強を始めた当初は他の通信講座を受けていました。まずは学科合格を目指し、通信講座の教材、他の参考図書、めざてんなどの気象予報士受験サイトをもとに過去問を繰り返し学習しました。
学科合格にある程度目途がつくようになってから実技に取り組みました。学科同様、教材と気象予報士受験サイトなどを活用し過去問を繰り返し解き、57回試験で初めて実技の採点にこぎつけましたがあえなく撃沈。この時、このままの勉強方法では実技の合格は困難と考え、他の講座を探し藤田塾にたどり着きました。


【入塾後の実技試験】
○58回試験に向けて
テキストの準備編を読み込み、過去問を解いた後にテキストと動画にて復習しました。この時はとにかく問題をこなし慣れることで解答速度が上がり、解答枠を埋めることができるようになりました。
試験では解答枠をある程度埋めることができ、「もしかしたら合格もあるかもと」と思っていましたが、自己採点してみると全く点数が足りていませんでした。
○59回試験に向けて
58回の受験を終えたときには、過去問8年分を5回以上は学習し、ある程度できるつもりでいましたが「課題は何なのか?」をもう一度突き詰めると、藤田先生の言う「過去7~8 年分の問題を、完全に理解すること」に徹していなかったからだったと思います。過去問の回数をこなすことで、ある程度の解答はできるようにはなっていましたが、理解できていない部分はそのままになっているところが多々あったからです。
59回試験は学科が両方とも免除になることもあり、確実に理解するよう時間をかけて各問題に取り組みました。理解不足やわからないところは質問を行い、返信後さらに理解ができなければ再度質問を繰り返しました。また、各実技の設問ごとに解答の正誤の履歴を一覧表に記録していたので、いつも間違えている問題を完全に理解するように努めました。
受験後の手ごたえは、前回より確実に上がり合格発表の日が待ち遠しかったです。
しかし、結果は不合格、かなり落ち込みしばらくは何もする気が起きませんでした。
○60回試験に向けて
前回の試験結果を受けて、まだまだ合格に届かなかった部分があるのではと反省するとともに、合格圏にある程度到達できているという自信もついていました。前回の受験後同様、更なる理解を深めるためもう一度時間をかけて各問題の理解に取り組みました。各回の問題毎に自分が理解不足している点をWordにとりまとめ、試験直前はそれを繰り返し確認していました。過去問の採点では概ね80点以上は確実に取れようになっていました。


【60回試験を終えて】
今回晴れて合格の通知を頂きました。
実技の過去問を繰り返し学習し続けていて思うのは、最近は問題数が増えているのか解答時間に余裕がないように感じます。
このため時間内に解答を終えるためには、問題文を見たときにぱっとどのような解答をすればよいか頭に浮かんでこなければ難しいと思っています。記述問題であれば、さっと文章を組み立てあとは必要な解答要素は入っているか、反対に不必要なことを書いていないか等を検証する時間にあてていくような感じです。
今回の実技の受験では、これまでの成果が実ったのか問題文を読んだときにある程度解答要素が頭に浮かんできました。ああこの問題は確か過去問に似たようなものがあったな、このように考えればいいのだなと心に余裕があり、解答の検証に時間をかけることができました。それでも実技2では全部の問題を埋めることはできませんでしたが、これまでの勉強から自分がわからないものは他の人もわからないのだと思い不安はありませんでした。


【挫折しそうになった時の立ち直り方法】
 1回目の挫折は、藤田塾に入塾前の実技の試験に取り組んでいる頃でした。実技試験の理解が進まず、この先まだ長い期間勉強しなければならないと思うと気象予報士を受験したことを後悔していました。ほとんど点数が取れず、合格することができるのかと不安に思い、他の講座等のお世話になるべきとの判断で藤田塾に出会い、皆さんの合格体験記を読みまた勉強に向かう気力がわいてきました。
2回目は59回試験後不合格となった時です。59回試験を迎えるころは勉強を始めて4年近くが経ち、私は趣味もほどほどに勉強を続けていました。ストレスも極限に達していましたが「今度こそ合格」と試験の前1か月はかなり追い込んで勉強しました。自己採点では合格基準点より2~3点ほど多かったのですが、結果は不合格。1か月間は何もする気が起きませんでした。
もう辞めたいと思いつつも実技の勉強を始めたころはわからないことばかりで、本当に合格できるのかと思っていたことを考えると、藤田先生の指導でもう少しで合格できるところまで到達できていると考え、再度取り組み始めました。


【藤田塾を受講して】
今回合格できたのは、藤田塾に入塾し、先生の指導のとおり勉強を続けてきたことにつきます。
入塾していなければ、合格がいつになったことだろうか、いや合格できていなかったのではと思います。
入塾して私が良かったと思う点について以下に述べます。

○講座内容や過去問題に関する質問、実技試験の答案添削を何度でも受けられます。他の講座では期間が決まっていたり、質問回数が制限されていたりしますが藤田塾では制限がありません。私も自分が疑問に思うことは細かいところまで聞いていました。個人指導を受けているかのごとく丁寧な回答をしていただきました。

○テキスト(準備編)は実技の要点がまとめられています。閉塞前線(温暖型・寒冷型)、閉塞点の解析方法や渦度移流の考え方がわかりませんでしたが、テキストを見てすんなり理解することができました。

〇記述問題では、「問われているのは特徴と理由だけ」、「長文の解答では、複数の文に分けて解答してもよい」との指導や、添削の中で模範解答とは別の表現での解答例の提示など、模範解答だけに縛られず、一気に記述問題の解答の精度、速度が高まりました。(私にはこの恩恵が一番大きかったです)
 

【試験にあたって気にかけたこと、注意したこと】
〇問題文の読み取り(本当に大事)
実技の勉強に取りかかったころはこれができていませんでした。解答に時間がかかっていたため、読み飛ばしていました。問題文をきちんと読み、題意や指示を正確に把握することに注意し、「何を問われているのか」、「単位を付記」などのところに蛍光ペンでマークしていました。

〇記述問題の時制に注意
まだ起こっていない状況に対しては過去形の表現を用いていないか確認していました。

〇最終設問を先に解答する。
試験時間残り15分を切るころに、最終設問(問3や問4)に取りかかっていなければ、今の問題を飛ばして解答するようにしていました。最終設問は今までの問題の流れから切り離されていたり、穴埋めなど短時間で得点源となる問題が多かったからです。

〇自分に合った文具を使用
試験勉強を続ける中で試行錯誤し時間短縮を図れる自分に合ったものを使用していました。
・直定規は透明なもの不透明なもの2つを用意し、図の読み取りに応じて使い分けていました。
・ルーペ(老眼の私には必需品)は直径10cmくらいの大きなものを使用し、手元を動かさず一度に多く読み取れるようにしていました。
・蛍光ペンで問題文の題意や指示をマークし、カラーペンで等温線や等高度線等を色分けして読み取りやすいようにしていました。(机上にはシャープペンシル他6本置いていました)


【最後に】
受験を決意した時はすでに50代、気象予報士試験は範囲も広く難しいとは聞いていましたが、私は記憶力には自信があり何とかなるだろうと考えていました。しかしいざ勉強を始めてみると加齢による記憶力低下が著しく、知識の定着には何度も繰り返し学習し大変苦労しました。
また、私はものすごく緊張する方で試験本番に弱いタイプです。だからこそ試験にはある程度自信をもって望まないと本領が発揮できません。
それでも必ず緊張はしますし、冷や汗が出て頭が真っ白になることもあります。しかし、実力が身についていれば確実にわかる問題もあり、問題を解いていくうちに本領が発揮できるようになります。
藤田先生の言うように過去7~8 年分の試験問題をある程度完全にマスターするようにしたことで、59回試験では不合格ではありましたが自信もついていましたし、60回試験では合格につながりました。
この体験記を書いている今でも、私が今回の合格者206名の中にいるとは信じられませんが、藤田先生の指導のもとしっかり勉強を継続してきた成果だと思っています。
試験を受けるにあたって、個人の持っている知識や能力、捻出できる勉強時間や環境も大きく違い、合格までの道のりにも長短あるかと思います。
私のつたない体験記が今から勉強される方や勉強中の方の参考になれば幸いです。
藤田先生、本当にありがとうございました。




H.Tさん(男性・32歳・ナレーター・埼玉県)の合格体験記


●受験のきっかけ
子どものころから雲の動きや環境問題に興味があったこと。
ナレーターとしての自分の今後を考えた時に、何かしら特色がある方が良いと思ったこと。
逆に気象予報士としてナレーションの技術を活かせる場もあるのではと思ったこと。
そういった思いが段々と固まり、受験を決めました。


●受験歴
第55回 一般× 専門× 実技×
第56回 一般〇 専門× 実技×
第57回 一般× 専門× 実技×
第58回 一般〇 専門〇 実技×
第59回 一般・専門免除 実技×
藤田塾に入塾(実技のみ)
第60回 一般・専門免除 実技〇

第56回で一般のみ合格したのですが、学科は2科目とも合格でないと免除されないと勘違いしており、第58回まで全て受験していました。
実技は毎回、慣れるために受験していました。


●勉強の仕方
①目標設定
僕の場合は、自分を強く律して何かにトライするのが苦手で、特に個人成績の競争となると、そのことを意識するだけで気力が消耗していくので、目標をかなり緩く設定しました。
「試験は毎回全部受ける」これだけを決めて、まずは読書から、趣味と同じようにやったりやらなかったりでよいとしました。

そもそも高校では化学と生物を選択し、大学では哲学を専攻したので触れたこともない物理と気象学を生活に入れていかないと勉強らしい勉強を課しようもない状態でした。
結果的に気象学に触れることは趣味であり、試験を受けることでそのモチベーションが上がるような生活になっていきました。

②学科2科目合格まで
まずは以下のテキストを読んでいきました。
「イラスト図解 よくわかる気象学」
「一般気象学」
「レベル別に学べる物理学Ⅰ・Ⅱ」
「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 専門知識編」
「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト 実技編」

手はほとんど動かさず、移動時間や食後や寝る前に少しずつ読み、試験の1週間ほど前から「気象予報士試験 精選問題集」を解いて試験に臨むという、最初の1年ほどはそれを繰り返しました。
完全なる独学だったことで、空気や水蒸気の有り様や変化の仕方といったイメージを、本を読んでいるのに正しく理解できていないということが発生したため、理解が曖昧だったり、納得できていない部分にたくさん付箋を貼りました。
複数のテキストを読み比べながら解釈を修正し、少しずつ付箋をはがしていきました。
また、物理の記号の意味と読み方を定着させたり、三角関数を思い出したり、方程式や公式や定数を整理して、基礎を作る時間にもなったと思います。
(それらをやるなら、ノートに書いて見やすく整理したり、集中的に反復して覚えるといった手を動かすやり方が早かっただろうと強く思います。僕は本当に怠けて過ごしました。)

何度か試験を受けて、思いのほか自分の持っている教材では網羅できていない知識が問われることがあり、新しいテキストやネット上のサイトに手を伸ばし始めます。

「 イラスト図解 よくわかる気象学 専門知識編 」
「気象予報士かんたん合格 解いてわかる必須ポイント12」
「読んでスッキリ!気象予報士試験 合格テキスト」
晴ノート(はれのーと)
めざてん

上記のうち、特に「~必須ポイント12」、「読んでスッキリ!」は重宝しました。
ノートを作らずに読書ベースで勉強していた僕にとって、重要な知識を試験の問題形式で問うてくれることと、それがチャプター別にまとめられていることが大きな助けになりました。
各チャプターを読み進めながら自分をテストすることができて、これまで読んできたテキストのチャプターに戻って紐づく知識を参照することもやりやすいため、
知識が整理されて実用的なレベルになっていきました。
試験直前に、気象庁のHPにある数値予報の詳細や降水ナウキャストの詳細を見て、テキストの出版以降に更新されている内容が無いかを見ました。
ここまでで、ひとまず学科の2科目に合格することができました。

③実技合格まで
第55回から学科の手ごたえがどうであろうと全て受験してきました。
模試も受けていないため、初めての試験時は受験生が一斉に図を冊子からビリビリと切り離す音に飛び上がるほどびっくりしました。
毎回、終わると頭がジンジンと痛んで、空腹と興奮がごちゃ混ぜのカリカリの精神状態で家に帰っていました。
自信がないうちはあまりやる必要はないと思います。
第59回から本腰を入れて勉強しようと思い、

「イラスト図解 よくわかる気象学 実技編」

で勉強を進めました。収録されている過去問7冊分(7年分ではない)を3周した程度で、本番に臨んで玉砕しました。
この段階では、僕の持っていた力量は「問題に対して有効な答案の構文を用意する」というところだと思います。
構文が用意できていればそこに必要な中身はトラフの位置だったり、雲の種類と分布だったりと問題側が提供してくれるという理屈で、点を取れるのではないかと思っていたわけです。
この理屈自体は通った理屈だと思いますが、それとは別に僕には図を解釈する能力が欠けていたと思います。
時系列図やウィンドプロファイラの問題ではそうでもないですが、天気図や状態曲線の問題は複数の実況図や予想図から事例を解釈する必要があります。
その解釈は当たり前ですが毎回の試験ごとに新鮮に行うものです。過去問の周回が作業的になっていたなと今では反省するところですが、僕は試験の際に事例が過去問の中のどれかに当てはまるはずと、淡く期待している状態でした。
そのため、図の解釈が過去問のどれに当てはまるのかを気にしながら解き、何かの事例に当てはまるように解答を無理に寄せてしまったりしました。
仮に当てはまっていなかったとしてもそれが分かるのは試験の終盤なので、試験中に取り返すことはできず、無駄な懸念だったと言えます。
過去問を周回するということを字面だけ捉えると、半端な力量で勉強が止まってしまう落とし穴があったということです。

学科免除の期限となっていることもあり、第60回は絶対に合格すると心に決めて準備をしました。
これまでは独学へのこだわりがありましたが、それも捨てて誰かに教えてもらわなければと思い、藤田塾へ入塾しました。
お祝い金制度を含め受講料の安さが理由でしたが、動画視聴と配布テキスト、すさまじく速い質問対応という環境はモチベーションがしっかり高まった僕にとっては意識高く、かつマイペースに勉強できる最適な環境でした。
実技についての基本的な知識の講義と、過去問の解説による実践的な図の解釈と答案作成の配慮を教えて頂きました。
独学ではなかなか気づけない、問題文や模範解答の行間に意識が注がれていることが講義全体から感じられて、何気ない一言も聞き逃さないように巻き戻しながら、1.5~1.75倍速で講義を視聴しました。
特に問題文を正確に理解することと渦度移流の理解に重きを置かれている点は、強みになりうる点じゃないかと感じました。
問題文の理解は本当に大切です。第60回の試験中と自己採点の時にもヒシヒシと感じました。
過去問を周回する段階になり、答案の採点を自分でする際にも、問題文の含意と模範解答の含意をみっちりと吟味し、その上でどうしても理解できないものは質問させて頂きました。全部で3つの質問をしましたが、そのうち1つは僕の問題文の読み間違いでした。
ほかの質問にも共感を示しつつ、別の解釈を添えて答えてくださいました。

過去問は過去7年分を1周とそのうち1年分は2周しました。また、それより古いもの1年分を1周しました。
過去問は時間がなかったこともあり、何度も繰り返すより一度解いた問題から注意すべき解答要素や記述の文体を裏紙にまとめました。
過去7年分の試験問題から、僕が見落とすか記述を苦手とする解答要素(矢羽根や温度場の分布・特徴)であったり、知っておくと答案を作りやすい文体(~次第に接近してくる~)がそこにズンズンと蓄積されていきます。
その作業がまるで自分だけの宝物を見つけては箱に収めていくような感覚で満足度の高い作業でした。
ここで遂に、裏紙ですがノートを作るに至りました。絶対に最初から作っておくべきですね。
ちなみにですが、7年前より昔の試験をいくつかやってみましたが、あまりやらなくていいのかなと思いました。
問題文の傾向が結構違います。最近の問題は問題文にかなりの字数を費やしており、解答要素を絞って答案の正答範囲を狭めているように思います。そのほうが採点方針の揺れが少なくてよいのでしょうか。
その代わりに事例を予定調和的なものから外したり、着目する点に意外性を持たせたりして、難易度調整をしてるのかなと思います。
昔の問題は問題文が短く、解釈の自由度は高いですが予定調和的な答案が正答範囲から弾けず(誰でも正答を書けてしまう)、結局、採点時に正答範囲を絞らなくてはならなそうな問題がありました。受験する側は最近の傾向に合わせるべきだと思います。

また、個人的によかったと思う勉強法は天気図を見ることです。
第59回試験以降は毎日、地球気というサイトに掲載されている以下の天気図を見るようにしました。

SPSS 速報天気図
AUPQ78 アジア850hPa/700hPa解析図
ASAS アジア地上解析図
FSAS アジア地上24時間天気図
FXFE502 極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度12・24時間予想
FXFE5782 極東850hPa気温・風/700hPa上昇流・湿数/500hPa気温12・24時間予想
AXJP130・140 高層断面図
AUPQ35 アジア500hPa/300hPa解析図
FXJP854 日本850hPa相当温位・風12・24・36・48時間予想
+短期予報解説資料
+府県天気予報文
+気象庁の衛星画像(可視、赤外、水蒸気、トゥルーカラー、雲頂強調)

上記の9つの天気図は天気記号、トラフ、擾乱の移動、気圧配置、温度場の分布、等相当温位線の集中、強風軸など実技試験で頻出の解析要素を毎日見ることができます。
天気図に慣れるのはもちろん、何種類の天気図があるのかでその試験の前線解析の難易度が想定できるというような、俯瞰した思考で問題に取り組むこともできるようになります。
前線解析は関連する天気図が多いほど難易度が上がります。天気図が少なければ前線解析以外に難問が控えている可能性が高いかもしれません。

こういった勉強をして、試験には「正しい解釈を不備なく記述する」と「この回答ペースで間に合うか」という2つの意識を持って取り組みました。
結局、状態曲線で湿潤断熱線に従って上昇させればよいところを途中で近くの乾燥断熱線に乗り換えて上昇させていたり(ケアレスミス)、時間が足りず計算問題が数問、空欄になったりしました。
自己採点をした時にはかなりがっかりして悔しい気持ちになりました。
合格を頂けたことは大変嬉しいですが、一層、気象について学んでいきたいと思うところです。

※勉強時間について、生活が不規則だったため安定せず、正確に把握できていません。
藤田塾の動画を元に勉強し始めてから安定し始め、最終的に過去問を1日に1冊~2冊やり復習のノートを作っていたので3時間~6時間ほどでしょうか。
自分がすんなり理解できれば早く済みましたが、分からない場合はyoutubeにある解説動画やめざてん等の解説を探したりで時間がかかることもありました。

最後に藤田先生、合格まで支えて頂きありがとうございました。
これほどの長文を最後まで読んでくださった方にも御礼申し上げます。
がんばってください、応援しています。




Zさん(女性・20代・元食品メーカー営業)の合格体験記


◆受験歴
第58回 一般:× 専門:○ 実技:未受験
第59回 一般:× 専門:免除 実技:×
第60回 一般:○ 専門:免除 実技:○ →合格


◆勉強のきっかけ
新卒で就職した会社に勤めて3年目に、体調を崩したことがきっかけでした。休職をきっかけに、自分らしく自分のやりたいことを仕事にして生きていきたいという思いが強くなり、休職から約半年後退職を決意するとともに気象予報士になる夢に向かって勉強し始めました。


◆勉強量
毎日約8時間


◆勉強方法
〈一般・専門〉
① テキストについて
授業で先生のお話を聞きながらテキストに書かれていないプラスアルファで得た知識を付箋に書いて貼るなどして自分ならではのテキストを作っていました。またテキストは定期的に読み返し、どこに何が書いてあるか把握できるくらいにはしていました。
② 過去問について
ただ解くのではなく一つ一つの選択肢がなぜその答えになるのかまで文章で添えて解くようにし、反復した。また、計算問題が苦手であるため、他の問題よりも多く反復していました。

〈実技〉
慣れていない初めの頃は時間を気にせずゆっくり納得できるまで時間をかけて解き、先生の解説を聞きながら一問一問なぜその解答になるのか理解をするようにし、またそれでもわからない場合は先生に質問するようにしていました。約7年分の過去問を一周した後は、時間を意識しながら解くスタイルに変えていきました。また、自分なりにこだわったのは、①丸つけに時間をかけず、なぜその解答になるのかの内容理解に時間をかける、②過去に添削をしてもらった問題であろうと、少しでも自分で判断ができないと思った場合は先生に添削をお願いする、この2点です。①の理由は、部分点など公開されていないため丸つけに時間をかけるのは無駄だと考えたのと、他の過去問にも応用する力をつけたかったためで、②の理由は内容を理解する解き方にこだわっていたことにより、毎度自分の作る回答の書き方が違い、文章表現に問題がないか不安だったためです。


◆個人的に苦しんだこと
実技で苦しむ人が多い一方で、私は一般知識で苦労をしました。計算問題がそもそも苦手なのもあるのですが、一般知識を合格しなければ実技試験の採点をしてもらえないという緊張感と、2回目に受けた試験では1回目の時に1点足らず合格できなかったというトラウマに打ち勝つ精神力がなかったことが要因だったと思います。合格した3回目の試験もとにかく一般知識の試験時間の緊張感は半端なかったのですが、「ここまで勉強したのだからこれで合格できなかったらもう仕方がない」という開き直りの精神を持ち、直前までエネルギーをくれる音楽をイヤホンで聞きながら自分の精神力を保ちました。解答速報が出て丸つけをするときはやはり手が震えましたが、一般は合格できたと確信を持てたときは歓喜しました。


◆挫折しそうになったとき、立ち直ることができた方法
参考にならないと思いますが、家族と友人がくれた言葉に私は幾度となく助けられました。私の場合は仕事を辞めて後ろ盾がない状態で勉強していたので、不安になることが非常に多く、気持ちが負のスパイラルを起こすことも正直多かったです。ただ、「合格お祝い金を頂ける回数内での合格」という自分の目標に対する強い思いと、「合格しなくても死ぬわけじゃないし、これから先の人生長いしゆっくりやればいい」など周りの方にかけてもらった言葉を胸になんとか自分を奮い立たせて勉強でき、目標を達成することができました。


◆最後に
藤田先生にはこの1年半多くの質問と添削の依頼をさせて頂きましたが、いつも大変丁寧にそして迅速に対応してくださったこと、大変感謝しております。ありがとうございました!!おかげで自分の立てた目標以内に合格をすることができ、今は素直にとても嬉しいです。ただここで終わりではなく、気象予報士として仕事をし、世の中の生活の役に立つことが私の目標ですのでこれからも精進していきたいと思います。




きっちーさん(男性・20代・私立理系大学生・関東)の合格体験記


【受験歴】
第59回 一般:○  専門:○  実技:×
第60回 一般:免除 専門:免除 実技:○


【勉強歴】
●第59回試験(初受験)まで
気象予報士試験は一発完全合格がとても難しい試験であるため、
『初受験で学科合格、2回目の受験で完全合格』
を目標に、2022年8月頃から本格的に勉強を始めました。第59回試験は独学のみ(市販の参考書や問題集を使用)で本番を迎えました。
結果は学科一般・専門が合格でした。実技に関しては、採点されたうえでの不合格だったので第59回試験時点での力不足は明らかでした。

●藤田塾入塾
第59回試験までに多少は実技の勉強をしていたものの、独学では解き方のコツなどがあまりわかりませんでした。
そこで、なにか独学以外に講座を受けようと思い、出会ったのが藤田塾でした。 気象予報士試験の対策講座は藤田塾以外にも数多くありますが、YouTubeで公開されている藤田塾の動画を視聴した際に感じた藤田先生の熱心なお人柄と、過去の合格実績が、藤田塾を選んだ決め手でした。
入塾は2023年6月下旬頃で、第60回試験までの約2ヶ月間、実技試験対策講座を受講しました。
藤田先生のご説明はとても丁寧でわかりやすく、受講を通じて自分の実力が伸びていることを感じました。また、実技の過去問演習は、過去7年分を繰り返し解いて、解き方のわからない問題がないように対策していました。

●第60回試験
第60回試験は実技のみで午後からの受験だったので、たっぷり睡眠をとり試験に臨みました。実技1は出来が良く自己採点は80%前後でしたが、実技2は実技1に比べて細かいミスが多く自己採点は65%前後でした。自己採点の合計は70〜75%くらいで、実際の採点が自己採点より厳しい場合は不合格の可能性もあったので、合格発表まではとても不安でした。結果として完全合格を勝ち取ることができ、安心できました。


【勉強時間】
1日ごとの勉強時間にはバラツキがありましたが、総勉強時間は400〜500時間程度でした。
このように世間一般で必要といわれている勉強時間よりも少ない時間で合格できたのは、もちろん藤田塾のおかげもありますが、大学で航空部と呼ばれる主にグライダーを扱う部活動に入っており、試験勉強をする以前から普段気象に触れる機会があったためだと思っています。


【最後に】
藤田塾に対する不平不満は一つもなく、私が気象予報士試験に合格することができたのは藤田先生のおかげだと思っています。改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。




chaaaさん(男性・20代・大学生・東海地方)の合格体験記


▼受験歴と入塾の理由
     一般  専門  実技
第58回  〇   〇   -
第59回  免除  免除  ×
第60回  免除  免除  〇

初受験は学科2科目の合格を目標に、2022年3月から勉強しました。実技は独学では厳しいと判断し、プロに頼ることにしました。様々な講座がある中で、授業料が比較的手頃な上、質問無制限かつ合格お祝い金があること、なにより合格体験記を書かれた方々が自信を持ってオススメしていたことが理由で、藤田先生にお世話になることを決めました。この選択が大正解でした。藤田先生は過去問を熟知されており、過去問の分析や先輩受験生が躓いたところを反映する形でテキストが作成されているため、難解な内容が一切なく、要点が的確に押さえてあります。大変分かりやすく、取り組みやすいものでした。挫折しそうになった時に、「合格まで全力でサポートさせていただきます」と励ましていただいたことも心強かったです。


▼学科の勉強方法
学科はらくらく突破シリーズの参考書を使い、本質を理解することに努めました。情報が古いものもあるので、気象庁のHPと照らし合わせることや過去問を解いていく中で情報を修正していったかと思います。界隈の方々のツイートによって、誤って認識していることに気づかされたことも多々ありました。過去問は過去5年分(第48回~第57回)を解き、間違えた問題や自信をもって解答できなかった項目も同時に復習して、ルーズリーフに青ペンでまとめ、何度も見直せるようにしました。


▼実技の反省点とやってよかったこと
①添削依頼
第59回試験までにメールで添削依頼をしたことは5回程度でした。これが敗因の1つであったと思います。その反省から第60回試験に向けては、2か月間にわたってほぼ毎日答案添削をしていただきました。そのおかげで、自分では確実に気が付かなかった間違いや誤って認識していたことを正しい知識に変えることができました。添削を一度も受けずに合格される方もいらっしゃるようですが、私は添削を受けなければいけない受験生だったのだと合格してから思いました。藤田先生のご指導はとにかく丁寧かつ迅速です。疑ってしまい申し訳ないのですが、藤田先生は複数人いらっしゃるのではないかと思うほどです。それほど熱心に受験生に向き合ってくださります。内容を覚えているうちにご指導いただけるのは本当にありがたかったです。

②まとめノートを作る
抜けがちな要点と自分の弱点をまとめたノートを新しいテキストだと思って作るようにしました。第59回試験では、講座のテキストに頼ってそこにメモする形でしたが、より実力を高めるために自分の言葉で書いたまとめノートを作ることは、私の勉強法に合っていたと思います。

③試験前の10日間は復習に充てる
第59回試験では、試験の2日前まで過去問を解いていたことで、せっかくメモした要点や重要な現象の原理原則を整理できないまま試験を迎えることになってしまいました。勉強の仕方と計画が中途半端だったことを反省して、第60回試験前は余裕をもって10日前には必要な過去問を終え、復習の期間を設けました。準備編の講義動画とテキストを全て見直し、演習編はテキストと必要なところは講義動画を見ました。あとは、②のまとめノートを何週も見て、足りてないところを埋めていく作業をする時間に充てました。

④模試を受ける
第60回試験前の7月と8月に夢カフェさんの模試を受けました。第59回試験の時に緊張しすぎて、このような雰囲気を試験前に味わっておけばよかったと思ったからです。場の空気に慣れる練習にもなりますし、静かな空間で初見の問題を制限時間内に解く経験ができ、添削や解説も丁寧で、点数も出してくださるのでモチベーションが上がります。学科のみの合格を目指される方も実技の時間まで残って雰囲気を味わっておくと、次回以降にいきるかもしれません。

⑤勉強を義務化しない
「楽しむ‼集中できないときはやらない‼よく寝る‼」


▼意識して変えてみたこと
①過去問を解く時間帯
可能な日は本番を想定し、本試験と同じ時間帯(①13:10~14:25 ②14:55~16:10)に過去問を解くようにしました。同時刻に開始できない日も、長針が10分または55分の位置から解答し始めることを意識して、長針の位置とペース配分の感覚を体に覚えさせる練習をしました。

②トレーシングペーパーの使い方
半分に破り、地上用と高層用に分け、必要に応じて重ねる方法が自分の中では最善でした。ただ、トレーシングペーパーを使われない方もいるように、こうした道具の使い方や勉強法は自分に合ったものを見つけるのが一番だと思います。

③前泊と試験地の変更
今回初めて、試験のために前泊しました。当日、無事に辿り着けるのかといった不安なく、会場まで落ち着いた状態で入れたことは大きかったです。また、大阪の試験場所が不合格だった第59回試験と同じだったので、心機一転、東京に試験地を変えて受験しました。

④神頼み
最善を尽くした最後の最後は学問の神様へ神頼み。
当日信じるべきはこれまでの積み重ねと自分自身ですが、頼れるものには頼り、縋れるものには縋ろうと思い、3回目の受験で初めて行きました。おみくじの学問の欄には、「困難なるも達する」とありました。


▼本番当日
試験開始1時間30分前に会場に到着。到着後はまとめノートを見た後、好きな配信者のアーカイブを見たり、音楽を聴いたりして過ごしました。問題用紙が配られた時には、少し心拍数が上がりましたが、「楽しもう」「楽しもう」と言い聞かせて、何度も深呼吸しました。実技1は前半慎重になりすぎて見直しの時間が2.3分しか取れなかったものの、まずまずの手ごたえ。休憩時間は実技1のことは考えないようにしました。しかし、実技2の開始数分前に、ふと実技1の雪水比の問題が頭をよぎり「やばい、間違えたかも…」、そのことで頭が埋め尽くされ、心拍数と体温が一気に上がった感覚がありました。しんちゃんの『オラはにんきもの』の冒頭が脳内に流れてきたことを覚えています。それでも、心は冷静でいようと「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせました。体は熱い、頭は真っ白、心は冷静。これまでに味わったことない感覚で、なにがなんだか分かりませんでした。そんな自分が自分じゃないような時に、おみくじに書いてあったことを思い出しました。開始まで残り1分。『困難なるも達する』「!!、あ、神が言ってた困難ってこれか、意地悪だなぁ。でもそういうことか、そうだよね、達するよね、信じるからね。楽しも!楽しも!」と都合よく考え直して試験開始を迎えられました。比較的得意としていた台風の問題だったこともあり、思いのほか冷静で、1問未回答だったものの、切り替えて臨めたことでやりきったと思うことができました。よく言われることですが、休憩時間に実技1のことをあれこれ思うのはやめましょう。私の場合、自ら振り返ろうとしたわけではありませんが、本当にろくなことがありません。終わったことはとにかく全て記憶から消し去りましょう。ただ、もし試験中にパニックになったら気持ち以外どうすることもできないので、その状況さえも楽しんで、ぶっ飛んでみてください。


▼合格発表
合格が分かったときは、ペットたちと喜びを分かち合いました。その後、家族にも報告。家族には本当に迷惑をかけていたので、ようやく良い報告ができて安心しました。


▼さいごに
ここまで合格体験記をお読みくださりありがとうございます。藤田先生の講座は本当に自信をもっておすすめできます。受験生で講座選びに迷っておられる方は、ぜひ合格体験記をいくつか読んでいただきたいです。同じ境遇、似た経験をされた方が必ずいますし、試験勉強に関する悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。藤田先生は合格を目指す受講生のためには労力を惜しまれません。きっと親身になって皆さんの気持ちに答えてくださるはずです。

藤田先生には大変お世話になりました。先生のご指導なしに、今回の合格はありませんでした。本当にありがとうございました。藤田塾で勉強に励んでいらっしゃる方々がこれからも多数合格されることをお祈り申し上げます。




宙さん(男性・25歳・スポーツ関係・神奈川県)の合格体験記


【はじめに】
スポーツ関係の企業で働いております。高校は国際系、大学は私立大学の法学部政治学科で社会学を専攻していたので学生時代はずっと文系で過ごしていました。


【受験のきっかけ】
大学3年の冬に学生生活最後の一年をどのように過ごそうか考えているときに、今まで唯一勝手に毛嫌いしていた物理に関連する学問を学んでみようと思い、関連する学問として気象学に興味を持ったのがきっかけでした。せっかくならしっかりと勉強をして気象予報士の資格を在学中にとりたいと思い、大学4年から気象学の研究会に入るとともに試験勉強をスタートしました。


【受験歴】
第56回 一般 : × 専門 : × 
————藤田塾入塾(実技のみ)————
第57回 一般 : × 専門 : ○ 
第58回 一般 : × 専門 : 免除
第59回 一般 : × 専門 : 免除 
第60回 一般 : ○ 専門 : ○ 実技 : ○ 


【勉強量】
学生時代(約1年3ヶ月)
平日:1〜2時間
休日:3〜5時間
直前期:6〜10時間
バイトや授業がある日は1〜2時間程度でしたが、それ以外の日は比較的しっかりと学習時間を確保できていました。

社会人(約1年6ヶ月)
平日:30分〜1時間
休日:1〜3時間
社会人になってからは、平日にほとんど勉強出来ず隙間時間で学習を進めるのがやっとでした。特に繁忙期は全く出来ない日も多くありました。


【勉強時間の捻出法】
社会人になってからは特に勉強時間の確保が難しかったため、毎朝の通勤の20分で一問一答を進め、就寝前の20分で実技や学科試験の暗記項目をまとめたノートを見返してインプットするという最低限の勉強を行っていました。どんなに忙しくても就寝前の暗記項目学習だけは毎日欠かさずに続けていたので土台となる知識は確保できたと思っています。
また、直前期は、家に帰ってからは疲労でほとんど勉強ができなかったため、終業後に1〜2時間だけ勉強して帰宅するような生活を送っていました。

藤田真司の気象予報士塾の活用法
大学の研究会の同期で同じく気象予報士の勉強をしていた友人から藤田先生の塾を紹介されたのが入塾のきっかけでした。初めは授業とテキストを並行して進め、
問題を解く→受講する→解き直し→再受講
以上のサイクルで問題演習は進めておりました。何回も行っているうちに実技試験の過去問を自分で解いている際に藤田先生の声が脳内で再生されるような感覚になっていました。
一方で、私は入塾してから質問した回数わずか1回でした。質問対応は迅速かつ丁寧にしていただきましたが、私の学習スタイル的にあまり質問をするタイプではなかったので1回のみとなりました。もう少し積極的に質問などをした方が習熟度も早く上がったのではないかとも少し思います。


【学科:一般知識】
○使った教材等
イラスト図解 よくわかる気象学、一般気象学、気象予報士かんたん合格 解いてわかる必須ポイント12、気象予報士試験精選問題集、U-CANの気象予報士 これだけ! 一問一答&要点まとめ、e-GOV法令検索、めざてん、オンスク

気象予報士の受験勉強の中で最も苦戦したのが一般知識でした。気象予報士試験は計5回受験しましたが、合格するまでの4回は全て1点足らずで不合格になるという苦しい状況が続いていました。私は大学までずっと文系で化学の知識は少しありましたが、物理の知識は全くのゼロに近かったため、オンスクの動画でまずは全体像を捉えることに努めました。その上で「イラスト図解 よくわかる気象学」を何周も熟読し、一問一答で問題演習を進めるという流れで勉強していました。また、一般気象学は何回も読み込んで理解を深めていました。試験前は毎回必ず過去問は10回分を何周も回して計算問題も完全に理解しきるまでやっていました。しかしながら、毎回1点届かず不合格になり完全に手詰まりになっていました。そんな中、書店で参考書を探しているときに「気象予報士かんたん合格 解いてわかる必須ポイント12」という参考書と出会いました。今まで本番で間違えた問題の類題がいくつも取り上げられ、詳しく説明されていました。藁にもすがる思いで一般知識を攻略すべくこの一冊を完璧にしたことが最後の数点アップにつながったと思っています。また、法学部出身ということもあり法規問題には自信がありましたが、何回か本番でケアレスミスによる失点がありました。なので、最後の受験前はe-GOV法令検索で気象業務法などをピックアップし、条文を読んで頭に叩き込んでいました。結果、5回目の受験で一般知識を2問ミスで突破することができました。


【学科:専門試験】
○使った教材等
イラスト図解 よくわかる気象学専門知識、気象予報士かんたん合格 解いてわかる必須ポイント12、気象庁HP、気象予報士試験精選問題集、U-CANの気象予報士 これだけ! 一問一答&要点まとめ、めざてん

専門知識は一般知識と比べて暗記量に比例して点数が取れる科目なので個人的にも得意意識がありました。専門知識は「イラスト図解 よくわかる気象学 専門知識」を何周も読み込み、一問一答で問題演習をするという流れで勉強を進めていました。過去問に出てくる問題でも現在では情報が異なっていることも多いので気象庁のH Pを熟読される方も多くいらっしゃいますが、自分はそこまで余裕がなかったので基本的な知識を完璧にすることを心がけていました。1回目の試験こそ1点届きませんでしたが、2回目の試験では専門知識のみ合格したため、その後2回分の試験は科目免除されていました。しかしながら5回目の受験は専門知識が復活してしまいましたが、大きく勉強方法を変えることなく過去問10回分を2周し、できなかった問題を完璧にする方法で5回目の受験で専門知識も3問ミスで突破することができました。


【実技】
○使った教材等
藤田真司の気象予報士塾のテキスト、気象予報士かんたん合格テキスト 〈実技編〉 航空波浪気象情報(アプリ)、めざてん

実技試験は、1回目の受験時までは独学で突破しようと考えておりました。しかしながら、1回目の受験を終えた際にこのままでは突破するイメージが湧かず、友人の紹介で藤田先生の塾に入塾を決めました。塾のテキストと授業をベースに学習を進めていましたが、実技試験は暗記項目もあるので時間がない日は暗記項目だけまとめた自作のファイルを毎日確認するようにしていました。また、気象予報図に慣れるために航空波浪気象情報というアプリで毎日予報図を確認することとYahoo!天気のアプリで実際の天気予報を確認することを習慣づけていました。
実技試験は、藤田先生がおっしゃるように10年分(約30回分)の演習を積んだ頃から実技試験への理解度が一気に深まった気がしています。実技試験の解答が採点されたのは合格した5回目の受験が初めてでしたが、それまでも自信がある内容を解答することができていたと思います。自己採点をしていないので本番もどれだけできていたかは不明ですが、捨てる問題を作りながら、得点できる問題を確実に解いていくことを実践していました。圧倒的な実力がないからこそ戦略的に本番も問題を解くことができました。


【全体を通じた勉強方法】
気象予報士試験の勉強を進める中で特に効果を感じたのは暗記方法でした。私は大学受験時や塾講師時代に培った地歴公民科目の暗記方法や論述対策を応用していました。気象予報士試験では実技などで用語の理解と説明能力が一部必要になります。なので、過去問を解く中で出てきた単語の中で必要な用語(バルジや逆転層、テーパリングクラウドなど)を自作のノートにまとめ、自作の用語集を作って暗唱できるようにしていました。
また学科試験では、解けなかった問題の中で重要なポイントをルーズリーフにまとめ、リングフォルダーにファイリングしたものを毎日確認していました。実技試験でも同様に、解けなかった問題の中で重要なポイントをルーズリーフにまとめ、それらを温帯低気圧関連や台風関連など、トピックごとにまとめてファイリングし、毎日確認していました。それにより、実技試験で問われる事象ごとに自分が過去できなかったことや意識しなければならないことが頭の中に即座に浮かぶようになり、問題を解く精度が上がりました。


【最後に】
大学在学中に合格しようと思い一念発起して初めた受験勉強でしたが、在学中に合格することができませんでした。それでも気象予報士の試験勉強を進める中で気象学の面白さを感じるとともに、気象予報士試験に合格したい思いが強くなっていたので社会人になってもなんとか時間をやりくりしながら受験に臨んでいました。社会人2年目になり、さらに仕事の忙しさも増して勉強時間の確保が難しくなるとともに専門知識の免除期間も終わって再び全科目受験となりましたが、気象予報士試験に合格することを諦められずにいました。このままダラダラ続けていても良くないと思い、1年以内に絶対受かると決意し、5回目の受験は学科試験を確実に受かるべく総勉強時間の90%を学科試験の勉強に費やしていました(実技試験の過去問はその間2回くらいしか解いていません)。かなり限られた時間の中で常に工夫を凝らすとともに戦略的に試験本番も戦えたこと、そして藤田真司の気象予報士塾で培ってきた実技試験の対応力が、結果として全科目の合格につながったと思っています。
私は大学までずっと文系で物理にはかなりの苦手意識がありました。また、学生から社会人になり、環境が変わるとともに勉強時間の確保もできなくなりましたが、なんとか工夫をしながら気象予報士試験に合格することができました。同じような境遇の方がいらっしゃるかはわかりませんが、ぜひ気象予報士試験合格を目指している方はどのような状況でも諦めずにできることに取り組んで合格を勝ち取ってください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
藤田先生には大変お世話になり感謝しております。ありがとうございました。




好きな季節は秋です。さん(男性・20歳・理系大学生(学部3年)・本州地方)の合格体験記


第58回試験
一般→○ 専門→× 実技→×
(第58回試験終了後、独学の限界を感じ、藤田真司の気象予報士塾に入塾)

第59回試験
一般→免 専門→×(あと1問…) 実技→×

第60回試験
一般→免 専門→○ 実技→○


0. はじめに
私は理系大学生ですが、理系だから有利という事はないと思います。
文系の大学に通っている方も文系出身の方も合格する可能性は十分あると思います。
大事なのは、気象予報に関する「好奇心」と「論理的思考力」です。
私は数値解析やデータサイエンスを大学で学んでおり、気象予報に関係はありますが、大学で扱うほどの高度な専門知識は問われません。
「文系だから、、」という理由で諦めるのはもったいないと思います。天気が好きなら、気象予報に興味があるのなら、是非チャレンジしてみて下さい!


1. 1日、1週間で勉強量
大学での勉強やアルバイトの繁忙期などもあり、勉強量にはバラツキがありました。
時間が取れる時(主に土日)は6〜10時間ほど集中して行う時もありました。
時間が取れない時は電車の往復のみでした。
勉強時間にバラツキはあるものの、電車の往復時間(往復で1時間半程度)は毎日勉強に充てていました。


2. 受験勉強の時間の捻出法
自分が勉強に充てられる時間は、自分で作るしかないと思います。勉強時間を見つける、または作る事が大事だという事です。
私の場合は大学の課題や研究、さらにはアルバイト(週4〜7)により勉強に充てられる時間は多くはなかったと思いますが、アルバイト以外は自分で調整が可能でしたので、まとまった時間を作るように意識しました。


3. 効果があった勉強法
効果があった勉強法として以下3点が挙げられます。

① 電車時間を有効活用
電車の往復時間は概ね毎日、テキスト教材や単語帳を用いて知識のインプットとアウトプットをしていました。
単語帳を活用すると良いアウトプットになると思います。アウトプットは欠かせないのでぜひ使ってみてください!

② オンオフの切り替え
また、オンオフの切り替えをつける事が大事だと思います。
やる時は時間を決め、集中して行うと良いと思います。逆に休憩する時はしっかり休憩した方が良いです。
オンとオフの切り替えをしっかり行えば、効率の良い勉強ができると思います!

③ 丸つけ
これは一見、なんの効果もなさそうですが、これは、藤田先生のおっしゃる「完全に理解できた問題と理解できていない問題に分類すること」に対応します。
また、これは私が高校生時代の頃にある教員から教わったことですが、丸をつけることにより、脳に刺激がいくそうです。自分はこの問題をクリアしたと脳にきちんと教えてあげることで、自信を持てるようになるのです。自分はそう思っていなくても、脳は自分の認知していない場所で小さな刺激を受け取っているのだと思います。その小さな刺激の積み重ねが大事だと考えます。学習時にはメタ認知が大事になってくるということです。


4. 挫折しそうになったときに、立ち直ることができた方法
私はこの資格勉強期間に、一度挫折したことがあります。
私は合格するまでに3回受験をしました。
2回目の受験での専門知識は、藤田先生のおっしゃるように、過去問を「10年分」やり込みましたが結果として不合格となりました。自己採点時にはかなりショックを受けました。約半年頑張ってきたものが水の泡になったような感覚を覚えました。
この挫折に対し、立ち直る事ができた方法としては、以下2つが挙げられます。
① 原因を明確にし、対処法を考え、実行する
② お祝い金制度を意識する
自己採点後、落ち着いて原因を分析すると課題は明確でした。
間違っていた問題は、どれも過去問題に出題されていなかった問題だったのです。
つまり、専門知識試験を突破するためには過去問題に出題されていない内容・知識もおさえなければならないということです。これは当たり前のことのように思えますが、当時私は過去問10年分おさえれば受かる!という信念のもと進めており、過去問題で問われていなかった内容については後回しにしていました。
この失敗から、専門知識は抑えるべき知識が多く、過去問だけでは不十分だということを痛感しました。一方で、過去に未出題だった問題は全て藤田先生のテキスト教材に明記してあり、動画教材でも触れられていました。よって、膨大な知識量を問われる専門知識試験では、過去問題だけでなく、藤田先生の教材がかなり有効だと思います。
私は専門知識のテキスト教材にある内容のうち、[発展的内容]や[参考]以外の内容を完璧になるまで徹底した結果、3回目の受験では余裕を持って合格を掴み取ることができました。

また、合格お祝い金制度はかなり良い制度だと思います。これを目標に頑張ってみるのも良いと思います!実際私もこの制度がなかったらここまで頑張れなかったかもしれません。結果としてお祝い金をいただくことができ、時給生活の一学生にとっては、すごく嬉しかったです!


5. 藤田真司の気象予報士塾の活用法
私は専門知識試験と実技試験の講座を受講していました。どちらも講義動画は、合計3周はしています。また、専門知識試験用の動画は試験の1週間前から丁寧に見返すことをお勧めします。専門知識のテキスト教材は、前述した通り、かなり周回しました。
また、添削サービスもかなり利用させて頂きました。実技試験は問題を解き、動画やテキスト教材を活用し、答案を直した後に、全て添削をお願いしていました。(もちろん、模範解答と一字一句同じものはその場で丸をつけていました)


6. 最後に
私は藤田先生に大量の答案添削を夜分に送りつけてしまい、多大なるご迷惑をおかけしたと存じます。
そんな私にも、はや翌日の早朝には添削メールを返信してくださり、とても心強かったです。
直接お会いする機会は残念にも取れませんでしたが、メールや講義動画を通じて、藤田先生からのエールを感じ取ることができたので、ここまで走り続けることができました。

また、気圧や温度の移流について浅はかな理解だった私の質問に対して、藤田先生は丁寧にかつ適切に受け応えてくだりました。
(今思い出せば、あんな質問をしていた自分が恥ずかしく思います、、笑)

本当に、ありがとうございました。

最後になりますが、この場をお借りして、藤田先生に感謝の意を表します。

就職した後、金銭面的な余裕ができたら、懇親会に足を運び、藤田先生にお会いしたいと考えております。
こんなに長い体験記を、最後まで読んでくださった皆さんにも、今後、懇親会等でお会いできることを楽しみにしております。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

好きな季節は秋です。





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