藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

第58回試験で合格された方の合格体験記


令和4年度第1回試験(第58回試験)では、当塾から53名様の合格者が生まれました。これは2005年(平成17年)に開塾して以来、過去最高の実績です。
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原則として原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。

■友竹昇さん(男性・50歳・漁師・静岡県)
■みゆみゆさん(女性・20歳・国立大学3年・東京都)
■Jさん(男性・50代・会社員)
■T.Iさん(51歳・航空会社勤務(パイロット))
■Iさん(男性・45歳・製薬業の研究職・滋賀県)
■Tさん(24歳・大学院生・大阪府)
■Cさん(男性・40代・建設コンサルタント勤務・東京都)
■Mさん(男性・45歳・不動産営業・新潟県)
■Uさん(女性・66歳・無職(元県立高校教諭)・秋田県)
■Fさん(男性・23歳・私立大学大学院修士課程(人間工学専攻)・埼玉県)
■Oさん(30代・西日本)
■Mさん(男性・61歳・IT系企業勤務(シニア再雇用)・千葉県)
■Pさん(女性・30代後半・地方放送局勤務)
■Qさん(女性・55歳・兵庫県)
■ハニワさん(20代後半・関西・マスコミ関係)
■Eさん(20代・関東地方・航空会社勤務)
■積乱雲さん(男性・アラフォー世代・東京都・歯科医師)
■Bさん(男性・40歳・兵庫県・小学校教諭)
■Wさん(男性・30歳・愛知県・大学技術補佐員)
■Iさん(女性・32歳・東京都・テレビ局勤務)
■Sさん(男性・20代・千葉県・メーカー勤務(事務職))
■MOROZOさん(男性・30代・関西地方・会社員(営業職))
■Yさん(男性・60歳・愛知県・市役所の技術系職員)
■Kさん(女性・30歳・航空会社勤務)
■Nさん(男性・20歳・神奈川県・大学生(文系))
■パツさん(男性・50代・栃木県・コンビニ本社勤務)
■Vさん(女性・20代・文系学部4年)
■Hさん(男性・30代・静岡県・自動車メーカー勤務)
■Zさん(53歳・茨城県・会社員)
■Dさん(男性・41歳・北海道・地方公務員)
■K.Tさん(男性・30代・東京都・製薬業界勤務)
■むさん(女性・27歳・東海地方・高校非常勤講師(理科))
■にこさん(女性・25歳・神奈川県・サービス業)
■ナツさん(女性・21歳・宮城県・国立大学理学部 宇宙地球物理学科3年)
■asuさん(女性・30代・主婦)
■Uさん(女性・20代・アルバイト・東海地方)
■PQさん(女性・20代・放送局勤務・東北地方)
■Aさん(男性・20代・航空会社勤務・東京都)
■Lさん(男性・40代・メーカ営業勤務・東京都)
■Rさん(男性・30代・航空会社勤務・北海道)
■Gさん(男性・20歳・学生)
■柏山自夢さんと藤田真司の対談「ほぼゼロから始めて10か月で気象予報士試験に合格した理由」
■Nさん(女性・20代・テレビ局アルバイト)


友竹昇さん(男性・50歳・漁師・静岡県)の合格体験記


藤田様の講座には実技試験対策のみのコースで参加

学科試験については勉強時間は1日30分ほど
勉強期間は約6ヶ月

春の第57回試験で一般と専門の学科試験に合格

学科の一般については東京大学出版会 小倉義光著の「一般気象学」1冊のみ使用
他の「かんたん」を謳う書籍も買ってみたが、本筋の内容はほぼ「一般気象学」をなぞりながら必要な説明を大幅に省いているだけで、逆に理解が進まないことが多かったので使用するのをやめました
「一般気象学」をくまなく読み込むことをおすすめします

過去の問題を見るに、この書籍の中の演習問題がまるごとそのまま出題されているケースが多いですし、私が受験した第57回でもたしか1問くらいは「一般気象学」の書籍中から演習問題がまるごとそのまま出題されていたと記憶しています
法規に関してはとにかく過去問題をなんども繰り返しました


学科の専門に関しては「かんたん」系の書籍で学びました
とにかく丸暗記ですので手間がかかりました
2021年の夏に購入した書籍であっても現在の最新の状況が反映されていない部分があり、やっかいでした
たとえば気象衛星の解像度は気象衛星ひまわりが7号から8号に変わったときにほぼ2倍になっているはずですが、古い情報のままであったり、降水ナウキャストについても情報が古いままの記述が見受けられました
書籍でザッと大まかに覚えたあと、書籍の間違い探しをするつもりで気象庁のサイトなどで最新の情報を確認し、かんたん系書籍のページにどんどん書き込んでしまうという方法で勉強を進めました


第57回の実技は不合格
これも「かんたん」をうたう書籍で勉強していったつもりではあったのですが結果は惨敗

ネット上で見た過去の合格者様のアドバイスを鵜呑みにし「問題文の資料を最初に切り離す」とか強風軸解析などでは何色も色を分けてマーカーペンで書き込んで情報を整理し・・・など丁寧にやっていたら最後まで回答できずに時間切れになりました

この時点で市販の書籍による学習に限界を感じ、藤田様の気象予報士塾に参加させていただきました
藤田様の講座はテキスト資料の出来が大変良く本当に助かりました

57回で不合格通知を受け取ったあと4月から8月まで4ヶ月間、1日あたりの勉強時間は2時間ほど
過去問題をひとつ解くとどうしても1時間半くらいはかかってしまいます

まず藤田様の講座のテキストを通しで読む
1日1題を目安に過去問題を解く
終わったら藤田様の講座のテキストをもう一度最初から読む
1日1題を目安に、また同じ過去問題を片っ端から解く
というルーチンを繰り返しました

過去問題は直近の5年分と藤田様の講座で提供されている演習問題を使用しました

自宅で勉強する時はパソコンのモニターを2分割して片方に問題文、もう片方に資料を表示、印刷した解答用紙に実際に書き込んで演習を行いました
デスクトップPCのモニターとはまた別にノートパソコンで藤田様の講座の動画を別に流しながら演習を行うこともありました

作図系の問題の時はその都度資料を紙に印刷してコンパスや定規等を用いて解きました

すべての資料を印刷して演習しようとするとものすごい量になってしまうので印刷しなくても良い物は極力パソコンのモニター上で扱いました


第58回の実技試験では前回の時間切れの反省を生かし、試験開始と同時に表紙と問題文が書かれている2枚だけをホチキスのところからベリッと引き剥がして問題文だけ別のところに置いておき、他の資料は束のままページをめくって対応しました

問題文を切り取り線のところで丁寧に切り離すという行為だけでも軽く数分奪われてしまいます

低気圧の移動距離や方向を求める場合はトレーシングペーパーを使うよりもコンパスで経線緯線の交点からの距離を他の図にそのまま写し取って書き込んでしまう方が早く確実でした


また、1問1問を狭い視野で順番に解いていくのではなく、まずはじめに問題文全体をざっと見回して、その問題全体の中にあるストーリーを把握しておくことが重要であると感じました

たとえば58回実技では最初の図に「トラフA」と「トラフB」が描かれておりました
この時点で「ああ、これは低気圧にトラフAが追いついていって影響がなくなりそのあとトラフBに乗り換えるというパターンだな」とか全体のストーリーに見当がついてくれば、あとはそのストーリーに沿ってつじつまが合うように各問題を埋めていくだけ
全体の大きなストーリーが最初にちゃんと把握できていれば突拍子もない的外れな回答をしてしまう事を避けることができます

また、私が経験した57回と58回では過去問題に出題されたことがない図や資料が出てきました
過去問題に無いタイプの出題に関しては問題文の中にかなり丁寧に解き方が書かれていることが多いと感じました
問題文の説明に従ってちゃんとグラフを読み取れば事前の知識が無くても解答できるように問題が作られているようです
逆に過去問題にもよく出題されるようなテーマの方が説明が不親切で事前の知識や勉強が大切であると感じました


私個人の性分なのかもしれませんが
あまり完璧を求めすぎないというのが精神衛生上よろしいかと

合格基準が70%ということは30%までは間違えても大丈夫ということでして
学科試験の15問のマークシートであれば4問までは間違えても大丈夫、と気楽に構えるくらいがよろしいかと

実技試験では1問の間違いがそのあとの別の問題に影響することもありますのであまりテキトーでは困るかもしれませんが
それでも「3割は間違えても大丈夫」とある意味気楽に構えて試験に臨むのが肝要かと


以上、漁師の気象予報士試験体験記でございました




みゆみゆさん(女性・20歳・国立大学3年・東京都)の合格体験記


【受験のきっかけ】
大学に入ると同時に新型コロナウイルスが全国的に蔓延し、授業が全てオンラインとなりました。そのような中、外に出ることが減って自分の時間が増えたため、何か新しいことにチャレンジしようと思いました。そこで、現在、世界的に地球温暖化や異常気象問題が注目されていることに鑑みて、これからグローバルに活躍するには、気象の知識を得ることが必要不可欠になるだろうと感じました。そのため、門戸が開かれている気象予報士試験に自分の隙間時間を利用して挑戦することに決めました。

【受験歴・受講歴】
試験 学科一般 学科専門 実技試験
第56回 × ×
第57回 免除 × ×
第58回 免除
第56回試験後に藤田塾に入塾し、実技試験対策講座を受講しました。

【勉強方法】
一般と専門の対策で用いた参考書は、「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」です。この参考書は図解が多く文章も分かりやすいため、入門書にぴったりで買って損はないと思います。他には、AmazonのKindleを用いて、気象予報士試験向けではないけれど気象関係の本を興味の赴くままに読みました。おすすめは「気象と天気図がわかる本」です。基本的な気象知識や身近な現象が紹介されているだけでなく、実際の四季の天気図等に基づいて解説がなされているため、実技試験にも役立ちます。家にいながらタブレットを活用して様々な本に触れてみたり、日々の気象情報をこまめにチェックしたりすることは、気象知識の定着につながると考えています。そして、直前期はできるだけ多くの過去問を解き、確かな実力をつけられるように復習を徹底しました。
実技試験に関しては、ほとんど藤田塾のテキストと先生の講義のみで対策しました。先生の解説はとても熱心で分かりやすく、様々な生徒の疑問に応えるような形になっていました。動画では、1パターンの解答例を紹介して終わりではなく、何が必須解答要素なのか、その解答に至るプロセスなどを丁寧に説明してくださった点が非常に良かったと感じています。先生の解説なしでは絶対に今回の合格は得られませんでした。本当に感謝しています。

【挫折しそうになったときに、どうやって立ち直ることができたのか?】
 藤田塾に入塾後の第57回試験で専門にあと1点で落ち、実技が採点されなかったときは落ち込みました。しかし、「あと1回一般が免除されるのだから次で絶対受かるぞ」という強い気持ちを持つことで、立ち直ることができました。また、このまま継続して専門を勉強すれば次は絶対大丈夫だろうと自分に言い聞かせることで、過度に焦りやプレッシャーを感じることなく勉強に取り組むことができました。

【最後に】
 私の周りに気象予報士試験を受ける人、受けたことがある人はいないため、藤田先生の存在はとても心強かったです。私はたくさん質問をしたわけではありませんが、いつでもメールで質問できるという環境はありがたいものでしたし、質問したときには素早く返信してくださったため助かりました。そして、藤田塾は基本的に自分で動画を見て進めていくという形ですが、動画1つ1つの内容の濃さには毎回驚かせられました。過去問を解いていて疑問に思ったことは全てといっていいほど丁寧に解説がなされており、最近の傾向や一般・専門の勉強で得た知識をどう活かせるかといったプラスアルファの情報も常に組み込まれていました。大学生活の中で自分自身を誇れる資格を取ることができたのは、間違いなく藤田塾と出会ったからです。親切・丁寧・真摯に対応してくださった藤田先生、本当にありがとうございました。今後この資格を自分の糧として活用できるように、日々精進していきます。




Jさん(男性・50代・会社員)の合格体験記


「藤田塾を選んだ理由」
新型コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、時間の有効活用のために以前から興味のあった気象予報士の資格取得を思い立ち、書店で小倉義光先生の「一般気象学」を購入して読んでみたものの内容がさっぱり理解できず、もっと初歩的な事から学べる方法はないものかとネットで調べていた時に出会ったのが「藤田真司の気象予報士塾」でした。
サンプル動画やサンプルテキストが非常にわかりやすく思えたので、学科一般知識コースを申し込みました。

「学科・一般知識」
まずは1講座ごとにテキストをざっと読んだ後ネットで講座を視聴し、数回分の講座を視聴した後に関連部分の過去問に挑戦しました。
こうして一通り最後の講座まで辿り着いた後、よく理解できなかった単元や過去問の関連部分に戻って、テキストを読み直したり講座を視聴し直すことを繰り返しました。ある程度勉強が進む毎に関連する過去問に取り組むのが効果的だと思います。

「学科・専門知識」
一般知識の勉強に目途がついた時点で専門知識コースを申し込み、勉強方法としては一般知識と同様のやり方で進めました。
気象庁ホームページの知識・解説の項目を時々覗いてみるのも効果があると思います。

実技試験」
学科試験の勉強を開始してから4か月後に最初の試験(第54回)を迎え、この時は学科試験に専念することで学科2科目に合格することが出来ました。すぐに実技試験コースを申し込み、天気記号や天気図の見方などの初歩的な部分から勉強を開始しつつ、講座で取り上げられている過去問にも挑戦しましたが、最初は1回分の問題を解くのに2時間以上かかりました。

その後の経過
第55回実技、第56回実技、共に制限時間内に最後の問題まで辿り着けず不合格。
第57回学科2科目合格、実技不合格。
第58回実技合格。

実技試験対策としては過去24回分(約12年分)の問題を入手して何度も取り組み、藤田先生に答案添削も依頼しましたが、今となって思うのは藤田先生が言われるように過去7,8年分を確実に仕上げることが非常に重要だということです。
試験会場で初見の問題に取り組むと想像以上に時間がかかります。しかしながら過去7,8年分の問題をしっかりと自分の腑に落ちるところまで取り組むことで、出題者の意図や問題のストーリーを早めに嗅ぎ取る感覚を磨くことが大事だと思います。

複数回受験することで試験会場の雰囲気に慣れることも大切です。私は3回目の受験くらいまで、答案用紙に名前を書くときに緊張して手の震えが止まりませんでした。何度か受験されている方は、これまでの経験は決して無駄ではありませんので諦めないで下さい。




T.Iさん(51歳・航空会社勤務(パイロット))の合格体験記


航空会社に勤めており、航空機の運航には天気のチェックは欠かせないために、もともと天気に関してある程度の知識はありました。個人的にも気象に興味は持っていました。

4年ほど前独学で勉強をはじめ、そのうち受かるだろうと軽い気持ちで受験しましたが、1度目は全科目不合格。
2度目で一般合格はしたものの、専門、実技は不合格、これは腰を据えて勉強しなければと思い、藤田先生の実技講座を受けることにしました。その後の結果は以下の通りです。

3回目 一般免除 専門合格 実技不合格
4回目 一般免除 専門免除 実技不合格
5回目 一般合格 専門免除 実技不合格
6回目 一般免除 専門合格 実技不合格
7回目 一般免除 専門免除 実技合格

長い道のりで、途中であまり勉強していない期間もありましたが、なんとか最後までこれました。
私なりの実技対策を述べたいと思います。

実技は試験によって難易度、出題範囲、傾向などいろんにな点で違いがあるように思います。
その中で合格点を取るには、基礎的な問題(特に知識)、過去の頻出問題などでは取りこぼしゼロを目指す必要があります。100点満点のテストですが、絶対間違えてはいけない問題が3−4割ぐらいあるように思います。そこは100点で残りの6割の問題で6割程度を目指すという感じでしょうか。

藤田先生の授業は大変丁寧な解説で、聞いているだけでほぼ不明な点はありませんでした。その授業を活かすには自分でしっかり問題を解き、間違えたところはノート等に書き出して折に触れて復習し、次の問題に当たるということが大事かと思います。本番で初めてみる資料などに出くわすこともありますが、基本問題と過去問をとっておけばなんとかなる可能性は高いと思います。

試験本番は緊張しますし、ミスも出ます。私は50歳ぐらいから集中力が落ち始め、実技を2問解くのにしんどいなあと思うようになりました。不合格になった試験では手痛いミス(高気圧の移動に関する問題で、別の高気圧を見ていた)をしましたし、普段の勉強でも何度もミスをしました。ミスを防ぐ工夫も演習で培っていくべきものかと思います。
私は合格となった最後の試験で定規を忘れたことに試験会場で気づき、コンビニに買いに行きました。持ち物チェックは念入りに。

短いですが、私の合格体験記は以上です。
これからも藤田先生の気象予報士塾の繁栄と、塾生皆さんの健闘をお祈りします。




Iさん(男性・45歳・製薬業の研究職・滋賀県)の合格体験記


【気象予報士試験受験歴と藤田真司の気象予報士塾の入塾タイミング】
2020年11月:大手通信教育の講座で受験勉強開始
第56回試験 一般:合格、専門:合格、実技:不合格
第57回試験 コロナ感染予防のため未受験
2022年1月末:実技対策のために入塾
第58回試験 一般・専門:免除、実技:合格

【勉強時間の確保】
藤田塾に入塾した2022年2月以降は、毎週末に必ず実技過去問を解くために3−4時間以上を確保しました。平日は週末に解いた問題の復習や暗記すべき項目の暗記時間にあてました(1日あたり30分から1時間ですが、毎日取り組めたわけではなく2日に1回弱といったペースでした)。58回試験の直前2ヶ月は、本番は実技2問を解く必要があることを考慮して、土日祝日は1日2問以上の過去問を解くようにしました。

【どのような勉強をしたか】
藤田先生の指導方針の基本戦略である「過去7〜8年分の問題を、完全に理解する」を忠実にこなすことに尽きます。計29題の実技試験問題を繰り返し繰り返し演習しました。その際に、問題文と天気図・資料及び解答用紙は必ず新しく印刷したものを用いました。過去の書き込みがなく、まっさらな天気図や資料から試験官が求める情報を抽出できるようになることが大切だと考えたからです。都合、29題の過去問を各5〜6回ずつ解くことになりましたので、印刷コスト(紙代とインク代)が結構かかり、エコじゃないと思いながらも必要なことと思って続けました。トレーシングペーパーもこれまでの人生で買うことなんてなかったのですが、過去問演習のために100均で何回も買いました。

【過去問演習を通じて感じたこと】
もちろん、過去問の出題は、温帯低気圧・梅雨前線・台風などの典型的な天気図が多いのですが、「このパターンではこれが問われる」というようなパターン認識をするよりは、パターンによらず、しっかりと問題文を読み込んで素直に問われたことを解答していく技術を磨くことが重要であると感じるようになりました。自分の解答と気象業務支援センターの解答例を徹底的に比較することで、必須解答要素は何か、自分の表現では何が表現できていないのか研究しました。どうしても解釈できない時は藤田先生にメールで質問しました。いつも的確に質問に回答いただき、大変助かりました。問題文をしっかり読むことが本当に重要です。指示違反しないことは基本とし、解答要素も問題文に明示されていることが多いですので、問題文に使われている主語を転載して解答要素を埋めていけば、正答の範囲に入る確率は高くなると思います。さらに、術語(テクニカルターム)は正確に用いることも心掛けました。温度場を問われているのに温度移流場を答えたり、風速の状況を問われているのに風向を答えてしまうと、出題者とのキャッチボールは失敗してしまいます。なお、典型例のパターンは覚える必要がないと書きましたが、基本メカニズムはしっかりと理解する必要があると感じました。新たに低気圧が発生する諸条件や温帯低気圧が閉塞する時の特徴は、講義を通じて自分のモノにする必要があるかと思います。最後に75分という時間制限についてコメントします。藤田先生は早く解くことは目標ではないとおっしゃいますが、まさにその通りで、過去問演習が進むと自然と75分は掛からなくなりました。逆にいつまで経っても75分かかる問題は理解できていない箇所があるケースがほとんどです。最初のうちは時間を気にせず実技演習に取り組むことで問題ないと思います。

【58回試験の手応え】
過去7〜8年分の問題を繰り返し実習したものの、58回試験の受験後の自己採点は実技1・2ともに70点ギリギリでした。緊張があるからか、思いもよらないケアレスミスを犯していました。トラフが低気圧の西側にある典型例なのに「低気圧はトラフの西側にある」と真逆のことを書いてしまったり、問題文にわざわざ 「この問題の図の縮尺は他の天気図と違っているので注意」と書いてあるのに、まんまと縮尺を間違えて計算するなど、避けられたミスも多かったです。難易度が高い問題や初出の資料図は、みんなにとっても難しくて初出なので、得点できなくて当たり前ですが、ケアレスミスは極力避けたいところです。緊張があっても、時間が足りなくなりそうでも、とにかく落ち着いて問題文を読み込んで、問題で問われることに素直に答えていくことがやはり大切だと痛感しました。

【挫折しそうになったとき】
気象庁のHPから見ることができる高層天気図や短期予報解説資料を眺めることも気分転換になって良いかもしれません。今年も猛暑だったり豪雨があったり台風被害があったりしましたが、その時に気象庁資料を見て、今まさに起こっていることが分かると手応えを感じますし、分からないときはもっと勉強しなきゃとモチベーションに繋げることもできるかと思います。そもそも天気や空が好きで気象予報士を目指す方がほとんどでしょうから、煮詰まった時は基本に立ち返るのがいいように思います。




Tさん(24歳・大学院生・大阪府)の合格体験記


大阪府在住の24歳大学院生です。半年間、実技コースのみ受講していました。

私は大学院一年の時、天気や防災への興味と、国家資格への憧れから気象予報士を目指しました。市販の教材で学科は突破できましたが、学生の間に実技まで突破できなければ資格を諦めてしまうだろうと思い、藤田先生の実技コースを受講し始めました。私の半年間の勉強過程を以下に記載します。

最初の二ヶ月は実技の基礎をたたき込むつもりで、講義(演習ではない範囲)を数回ずつ繰り返して視聴していました。
次の二ヶ月では実際に問題演習を始め、藤田先生の解説講義を一周しました。この時点では実技の解き方がイマイチつかめず、心が折れそうになりますが、一周することでなんとなくパターンがあることに気づくと思います。
最後の二ヶ月はとにかく過去問を解きました。一日一題をノルマにして、模範解答の表現方法を読み込み、時間配分の仕方を覚え、過去十年分ほどの問題はやり込みました。

私が実技試験を乗り越えられたのは、藤田先生の授業、そしてサポート体制によって基礎が形成されたからです。講義の内容がわかりやすく、また映像授業なので倍速にしたり見直したりできます。質問もメールで送り概ね翌日には返ってきます。他の気象予報士講座と比べても、これらの点はかなり大きいと思います。

ただし、講義を受けるだけで合格は絶対になりません。最後の二ヶ月間の問題やり込みも大切です。実技では過去問と全く同じ問題は出ず、また時間もかなり厳しい試験なので、自分自身で手を動かさないと感覚がつかめません。講義で基礎をしっかり身につけた上で、より多くの問題に触れ、またそれらの模範解答を知るからこそ、合格に繋がるのだと思います。

結局のところ、自分で粘り強く勉強をする(何度も講義を視聴し、何年分も過去問を解く)ことができるかが鍵です。
ただ、その過程において、藤田真司の気象予報士塾は、大きく私を支えてくださりました。




Cさん(男性・40代・建設コンサルタント勤務・東京都)の合格体験記


○ 背景
大学院まで物理専攻で、学生時代から読み物として「一般気象学」を読み物として読んでいました。気象の講義は受けたことはありませんが、学科試験は「勉強すれば受かって当然」の経歴です。実際に勉強した感覚では学科試験は大学教養課程、実技試験は大学専門課程の試験相当の難易度だと思います。


○ 動機
気象予報士の資格は必要になったら取ろうと考えていましたが、仕事で気象データを扱うようになったので受験することにしました。実務的には気象データを扱うだけなら学科(一般・専門)合格レベルで十分だと思います。


○ 受験歴
第57回 一般 ◯ 専門 ○ 実技 実技1で退場
-----実技講座を受講開始-----
第58回 一般 免除 専門 免除 実技◯

私見ですが勉強開始から試験まで半年以上あるなら最初の受験で学科+実技の合格を、それ以下なら学科合格を目指して勉強するのが妥当だと思います。


○ 主な参考書・問題集
一般気象学 (東京大学出版会)
# 第1版、第2版、第2版補訂版の3種類持っています^^;
気象予報士かんたん合格テキスト <学科・一般知識>
気象予報士かんたん合格テキスト <学科専門知識>
気象予報士かんたん合格テキスト <実技編>
気象予報士試験精選問題集 (2021年度版)


○ 学科試験
平日仕事が終わってからと、週末にまとめて時間を取って勉強しました。勉強時間は1日平均1時間くらいだと思います。10月まで他の勉強をしていたので、2021年11月に勉強を開始しました。最初は「気象予報士簡単合格テキスト」中心で、教科書を読んで練習問題を解きました。問題はRemNote (https://www.remnote.com/)に打ち込んでカード形式で繰り返し解けるようにしました。「気象予報士簡単合格テキスト」の問題を一通り入力し終わって「気象予報士試験精選問題集」に移ったところ、問題のタイプがかなり違うので愕然とし、できるだけ新しい問題を解く必用があることに遅ればせながら気づきました。その頃は気象業務支援センターから過去問をダウンロードできることを知らなかったのですが、直近の問題の解説が不要なら「気象予報士試験精選問題集」を買う必要はないと思います。学科の問題はちょっと調べればどうしてその解答になるのか簡単にわかりますので。また、勉強していて暗記事項が多い法規関連の問題が一番やっかいだと感じました。

約3ヶ月勉強して第57回試験(2022年1月)を受験し、学科試験(一般・専門)に合格しました。実技の方も勉強は進めていたのですが、実際に実技1を受験して無理そうだったのでそこで退席しました。気象予報士講座の合格体験記としてはどうかとは思いますが、「一般気象学」を読んで大体理解できるレベルでしたら学科試験は独学で十分です。


○ 実技試験(スケジュール)
第57回試験の後は別の資格の受験などをしていたので、2022年3月に学科試験の合格通知を受け取るまでは気象予報士の勉強はお休みしていました。その間に実技試験は受験対策講座を受講しようと考えていました。実技試験特有のお作法は専門の講座で学んだ方が速いと判断したためです。通信教育講座をいくつか比較して何回でも質問・添削がOKという点に着目し、「藤田真司の気象予報士塾」を受講することにしました。勉強期間は第58回試験(2022年8月)までの約5ヶ月間で平日仕事が終わってからと週末にまとめて、一日平均にすると1時間半~2時間弱程度勉強しました。学科試験にも共通していえますが、テレワークで通勤時間が減って勉強時間を多く取れたのが助かりました。


○ 実技試験(道具立て)
あまりにも当たり前のことかもしれませんが、過去問の図面と解答用紙は毎回2枚ずつ片面印刷しました。プリンターは持っていなかったのでコンビニのコピー機を利用し、カラーページはカラーで印刷したのでコピー代だけでちょっとしたプリンターを買えるくらいの金額になりました。資源とお金は使いましたが、図面に気兼ねなく書き込むというのは重要だと思います(たまに問題文にも書き込みたくなることはありましたが、そこは自重しました)。まれに衛星画像がオリジナルと印刷で全く異なることがありましたのでおかしいと思ったらオリジナルに当たってチェックすることは重要です。

文房具ではルーペは当然用意しましたが、トレーシングペーパーも用意して普段から使い方になれるようにしました。節約して薄手(40g/㎡)のものを買ってしまったので、実技試験で比較的厚手のトレーシングペーパーが出てきて若干戸惑いました。完璧を期すならもう少し厚手のタイプにすると良いと思います。

また(製品名を出して申し訳ありませんが)フリクションは必須だと思います。図面にトラフ、前線などを何度も書いたり消したり、答え合わせのときに解答を見て修正したりすると学習効率が上がります。私は低気圧の中心などはボールペンタイプで、トラフや前線はサインペンタイプで書き込みましたが、サインペンタイプの方を多用しました。数えてみるとボールペンタイプが5色、サインペンタイプが6色(蛍光色含む)ありました。実技試験にも持ち込みましたが、周りを見た限りでは文具がかなり多い方だったと思います(試験官にも何も言われませんでした)。地味に効果的だったのは予想図に色分けして「+12h」などと書いておいたことで、試験時間内に図面を探して慌てることが減ったと思います。

他に実技試験には昔使っていたコンパスを持ち込みましたが、距離の測定に便利でした。


○ 実技試験 (勉強法)
勉強法は基本的に「藤田真司の気象予報士塾」で推奨されていたとおりです。まずは自力で問題を解き、答え合わせをしてから講座の動画を視聴して間違ったポイントを重点的に確認し、もう一度問題を解き直しました。解答時に正しい字を書いているか気になることがあるので全て解答用紙に手書きで解答を記入しました。たまに漢字での解答を要求される問題もあるので手書きに慣れておくのは重要だと思います。また講座を受講するのであれば「気象予報士かんたん合格テキスト <実技編>」は不要だと感じました。

「藤田真司の気象予報士塾」で提供されている13回分の試験で一通り学習した後は気象業務支援センターからダウンロードした5年分(「藤田真司の気象予報士塾」との重複を除いて20セット弱)の過去問を同じように初見で一回解いた後、解答を見て答え合わせをし、自分なりに間違った理由を考えてからもう一度解きました。「藤田真司の気象予報士塾」のオプションの講座は購入しませんでした。最初は毎回添削をお願いするつもりでしたが、講座の動画がある分についてはそれで十分だと思われたので質問も添削もお願いしませんでした。また講座収録以降の過去問についても何回か質問はさせていただきましたが結局添削はお願いしませんでした。

勉強のペースは試験までに講座分+令和3年度までの過去問で約30セットの問題を初見とやり直しで2回ずつ解くことを目標にしました。最初は一週間に1セットくらいのペースがやっとでしたので5ヶ月では時間が足りなく最後までたどり着けなさそうでした。しかし慣れてきて所要時間が減ったのと夏休みに時間を投入できたことで、試験まででちょうど準備した問題を2回ずつ解くことが出来ました。回数をこなすことが目的になるのはどうかと思いますが、過去7~8年分の過去問を2回程度解けば合格が現実的になり、3~4回解けばより合格の可能性が高まると感じました。

他に重要だと感じたのは(大抵は問1にある)穴埋め問題です。適当に解いているとすぐにケアレスミスが出るので、正確かつ素早く解けるようにするのが重要だと思います。具体的には暗記事項をしっかり覚えることです。


○ 実技試験 (本番)
第57回試験の時は学科の勉強の到達度が目標ギリギリだったので夜更かしして試験に臨みましたが、第58回試験では一応目標をこなしたのと、学科試験が免除で午後からの受験だったので余裕を持って試験に臨めました。実技1は好調で、試験時間が余って見直しをする余裕があったのでかなり合格に近づいたのではないかと思ってしまいました。

しかし実技2は皆さん御存知の通り「ブレットシュナイダーの風浪の関係式に基づく風浪推算の図」なるものが(たぶん)初めて登場して大いに戸惑いました。一度解いたつもりで先に進みましたが、誤解だったことに気づいて解き直しているうちに時間を消費し、最後の数問は空欄のままになってしまいました。こんなことなら変な余裕を持たずに最初から全速で解けば良かった、と思っても後の祭りです。


○ 合格発表
半分くらい合格を諦め、合格発表日もいつだったか忘れてしまったのですが、9月30日に在宅勤務をしていると「藤田真司の気象予報士塾」から「合格おめでとうございます!」のメールを頂き、本当にびっくりしました。調べてみるとネット上で合格者の受験番号も公開されていたので、それを見て確かに合格したんだと実感しました。


○ 「藤田真司の気象予報士塾」について
私の場合は質問も添削もあまりお願いしなかったのですが、講座の視聴だけでも十分受講する価値があったと思います。独学で過去問を解いていても合格できたとは思いますが、半年か1年は余分に時間がかかったと思います。短期間で合格する自信がある人は「合格お祝い金」制度で受講料が半額になるのでお得です。藤田真司先生、お世話になりました。




Mさん(男性・45歳・不動産営業・新潟県)の合格体験記


【はじめに】
私は不動産会社に勤めています。
土地、建物の売買並びに賃貸等に関する業務にかかわる中で、近年増加する気象災害について理解し防災意識を高め、お客様に敷衍したいという思いから気象予報士の資格取得を目指しました。
独学で勉強するか逡巡したものの、効率的に学習を進めできる限り短期間で合格したいと考え、藤田先生の気象予報士塾へ入塾しました。


【入塾から気象予報士合格まで】
2021年9月 藤田先生の気象予報士塾へ入塾、勉強開始
2022年1月 第57回 一般○ 専門○ 実技受験せず
2022年8月 第58回 一般免除 専門免除 実技○


【勉強時間と勉強時間の捻出について】
自分の飽きやすい性格を踏まえ、学科と実技をわけて2回の受験で合格しようと決意しました。
結果的にこの決意が自分を追い込むこととなり、合格へつながったのではないかと思います。
事前に調べたところ、過去の合格者は1,000〜1,500時間ほど勉強時間を確保しているようでした。
つまり、これだけの時間をかけてやるべきことを確実にやれば合格が可能であると見立てました。
1カ月あたり120時間程度の勉強時間を確保できるよう試験日から逆算してスケジュールを構築し、最終的に勉強時間は1,300時間(一般及び専門600時間、実技700時間)でした。
また、勉強時間の捻出にあたり、これまでの夜型から朝型へと生活リズムを見直し、21時に就寝して4時に起床するようにしました。
これにより平日の朝は2〜3時間、夜は1時間程度、休日は6〜10時間ほどの勉強時間を確保しました。
振り返ると、朝は夜よりも雑念が少なく、効率的な学習に奏功したと思います。
なお、全く勉強をしなかった日はほとんどありません。
空白期間ができると勉強のリズムが崩れてやる気が低下することと、せっかく覚えたことを忘れてしまうのではないかとの危惧があったからです。
勉強は大変でしたが、辛くはありませんでした。


【効果的な勉強法について】
気象の知識は皆無であったため、まずは先入観をもたず藤田先生の講義を傾聴しました。
講義を1周したものの最初に聴いた内容を失念していたので、一般、専門、実技のいずれも2周しました。
なお、時間短縮のために1.5倍速で再生しましたが、藤田先生の声は明瞭で聴きやすく、1.5倍速でも頭にはいってきました。
その後に、過去問に取り組みました。
過去問を完璧にするため、一般と専門は過去10年分を8周、実技は過去8年分を8周しました。
講義では理解しているつもりでも、過去問に取りかかった当初は点数が低く愕然としました。
個人的には、一般、専門、実技を問わず、過去問に取り組んだ最初の頃がもっとも労力を要しましたが、過去問を繰り返すうちに、理解の深まりとともに自然と点数も伸びてきました。
思い返すと、過去問の周回が最も効果的であったと思います。
なお、過去問を周回すると、意図せず解答を覚えてしまうことがあります。
これでは意味がないと思うかもしれません。
しかしこの場合は、脊髄反射的に解答するのではなく、なぜこの解答に至るのかという過程を頭の中で再度なぞることによって、知識の再確認と記憶の定着につながります。


【藤田先生の気象予報士塾の活用について】
私は、一般、専門、実技の各講座に加えて、実技の過去問解説講座も全て別途購入しました。
市販の実技過去問の解説も読みましたが、藤田先生の解説がどこよりも丁寧で最も理解しやすかったです。
この過去問解説が、合格への最後の一歩を後押ししてくれたと確信しています。
購入を躊躇している方には、十二分の価値があるとお薦めします。
また、動画と同一内容である音声の講義も活用しました。
移動中や入浴時、就寝の際にも音声講義をBGM代わりに聞いていました。
そして、なにより心強かったのは実技の添削サービスです。
自分の記述のどの部分がなぜ誤答であるかを、まるでマンツーマン指導のごとくスピーディに添削していただけます。
特にこの実技試験は、独特の表現や専門用語を駆使して短時間に正確な答案を作成しなければならないため、一人では間違いに気づけず、解答が遅々として進まないことがあります。
勉強時間は無限ではないので、添削サービスを利用することにより時間短縮と正しい理解に直結します。


【合格を目指して歩む方へ】
僭越ながら自分の経験と考えを記載します。

(1)苦手意識をもたない
誰しも、学科、実技を問わず苦手な分野はあろうかと思います。
このタイプの問題は苦手だなという気持ちを一旦脇において、虚心坦懐な思いで繰り返し取り組むと、次第に苦手意識がやわらぎます。

(2)過去問を完璧にすることにより模試は不要
他校の模試を受けるか考えましたが、私はその時間が惜しかったので過去問の学習に充てました。
過去問を完璧にすることが合格への近道であると思います。

(3)学習の心得
各講義の導入部に、藤田先生から受験生へ勉強を上手く進めるための心得があります。
この心得は非常に重要であると考えます。
学習を進める前や学習に行き詰まったときは、思考のブレを修正したりやる気を保つためにこの心得を何度も聴きました。

(4)ノートは作成しない
ノートを作成する時間が惜しかったので、テキストに書き込むことにしました。
合格に必要なことはテキストに網羅されています。
補助的な書き込みによりテキストとノートが一体となったので、学習の効率化に寄与しました。

(5)実技の解答時間は気にしない
解き始めた当初は、実技1題に4時間ほど要していました。
こんなありさまで合格できるのかと思いましたが、習熟度が高まるにつれて時間も短縮されるだろうと楽観視して時間はあまり気にしませんでした。
過去問を繰り返すうちに少しずつ理解が深まり、解答時間が短縮されると同時に点数も伸びてきました。


【結びに】
気象予報士試験合格という目的地までの道のりは遥か遠く、複数のルートがあり、幾多の障害が待ち構えています。
どのルートを選択し、どこへ寄り道するかは自由です。
このような中で、藤田先生の気象予報士塾は、合格へ直進する高速道路であると考えます。
藤田先生は勉強開始から合格までの最短ルートを示していらっしゃいます。
ただし、運転するのは自分です。
先入観を持たず講義を真摯に聴き、丁寧に過去問を繰り返することで合格へ着実に近づくことができます。
私が講義と添削サービスを通じて感じたのは、一人でも多くの受験生を合格させたいという藤田先生の揺るぎなく強い熱意です。
この熱意に、なんとしても気象予報士になりたいという受験生の情熱と努力が昇華して、合格の扉が開かれるのだと思います。




Uさん(女性・66歳・無職(元県立高校教諭)・秋田県)の合格体験記


1 受験のきっかけ
 60歳で定年退職した後、非常勤や学習塾のお手伝いをしたりしていましたが、このまま元○○だけの人生で終わりたくない、何か違う分野に挑戦してみたいと思って勉強を始めました。小4の頃まで高いところに行けば雲に乗れると信じていたのにそうではないと知ったときの衝撃、今でも刻一刻形を変えるさまざまな雲を見ているのが好き、ということも背景にはあるかもしれません。


2 受験歴
  第55回 一般× 専門× 実技-
  第56回 一般○ 専門○ 実技×
      この時点で藤田塾に入塾
  第57回 一般免除 専門免除 実技×
  第58回 一般免除 専門免除 実技○


3 藤田塾受講のきっかけ
 第56回までは学科に集中して勉強することにしていましたが、実技の過去問を見るとこれは絶対に独学では無理と判断し、インターネットで情報収集しました。
 通学のスクールや、オンラインでの受講は居住地と家庭の状況から不可能なので、動画で勉強できる、そして質問できること、さらにはサンプル動画を拝見して感じた藤田先生の人間性が決め手となり、受講を決断しました。


4 勉強方法
<学科試験>
市販の参考書、過去問を使い、めざてんサイトにはずいぶん助けられながら勉強しました。第55回で撃沈した反省点は次のとおりです。
学科試験はマーク式のため自己採点は簡単なので、すぐ今回は何点だったというのが印象に残ってしまいます。はじめの頃の3点とか4点しかいかなかったのがあと少しで合格点だという時期になると、特にその点数だけに眼が行ってしまいました。
本当はあやふやなのに、選んだ選択肢が正解だからといって本当に理解していることにはならないと気づき、56回に向けては、一つ一つの選択肢の内容が「なぜ誤りなのか」1問ごとでなく選択肢の一文ずつ確実にしていきました。
 
*やって良かったこと
手に入るすべての過去問の中から「法規」についての問題のみピックアップしたファイルを作り、繰り返し確認しました。
「計算問題」はテーマごとに類題を集め、あえて難しいものを自分用の教材として、これがエッセンスみたいなものを作りました。これにより、多少見かけを変えられても土台をしっかり固めることができました。

<実技試験>
一言で言えば、藤田先生のおっしゃる通りに素直に着実に勉強すれば合格すると思います。
 
*やって良かったこと(これは57回以降58回試験までにやったことです)
①答案を丸ごと写真に写し添付ファイルにして送って添削していただきました。
ただし、全部の添削ではなく、明らかな正解や単純な不正解のところは除きます。
その際に、併せて質問があるときは質問をしました。
57回に向けての時も一部は添削していただいたり、質問もしましたが、あとで考えると、ずいぶん幼稚な質問ばかりしていたなあと思います。質問というのは、こちらのレベルが知られてしまうこともあって恥ずかしい気持ちもありましたが、58回でだめだと免除が切れてしまうため、とことん活用させていただきました。
②慣れないうちは時間を意識しない
急いで解くのでなく、力がつけば速く解けるようになるという先生の言葉を信じて理解優先にしました。
③慣れてきたら
本番を意識した集中力(スピード)で解く+時間無制限の振り返り
答え合わせをするとき、○はつけませんでした。問題も資料の図もまるごとA4のノートにはり、問題の流れ、どのような問いに対してどんな解答なのか、考え方のポイントは何なのかを書き込んでいきました。ノートの無駄遣いのように思われるかもしれませんが私はこれをやった効果が感じられました。

1回分の過去問をとことん大切な「教材」として完璧に理解するように心がけました。もし70%が合格ラインだとして70%の理解に終わっていれば、本番で見たことのない問題も出るでしょうし、緊張で70%力が発揮できなかったら49%しかできないことになると考えたからです。

④点数をつけない
よくSNS上で過去問の何々が何点でした~と書いておられる方がいますが、58回に向けて一切点数をつけませんでした。そもそも配点がよくわからないというだけでなく、結局学科試験のときと同じことなのですが、点数をつけるとある程度できるようになったとき変に満足してしまい不正解の部分に対する意識が薄らぐと思ったからです。(意思の強い方にはあてはまらないかもしれませんが)
代わりに勉強の記録として漠然とした満足度イメージで赤、黄、青の色えんぴつで勉強の表に色塗りをしました。

⑤朝の30分
基本的には主婦でフルタイムで働いていた現役時代と比べるとずいぶん時間に余裕があるのは事実ですが、仕事の代わりに家と実家のダブル介護に時間をとられ案外自由になる時間はない生活です。集中できる貴重な時間として早朝30分を捻出したところ、たかが30分、されど30分で、とても貴重な時間になりました。

⑥文具の精選
57回のとき、試験会場の机の上においたペンなどの文具が多すぎて、手に取るときの一瞬の時間のロス+ころげ落ちないかというストレスがあったので使いやすいものを厳選し、かつ普段過去問を解くときも同じ場所にそれをおいて使うようにしました。

⑦その他
行けるときは2~3時間でも図書館の学習室を利用しました。家での勉強とは違って、靴をはいて、マスクをして、他人が近くにいるという本番に似た環境の練習という意味でも有効だったと思っています。


5 藤田塾の活用
先ほども書きましたが、答案丸ごと送ってその一部を添削していただきました。連日になることもあり、受講生全員が皆こうやってやったら絶対先生は倒れる、と思ったことも何度もあります。(先生 ごめんなさい)
添削・質問の効果を次のように感じています。
・自分だけで答え合わせするだけよりも依頼するためにはよく考える。特に質問の場合、自分の中でまとまっていないと聞けません。
・添削していただいた内容、質問への回答を読んで再び考え、時には再質問もする過程で理解が深まり定着する


6 最後に
もし「藤田真司の気象予報士塾」を選ばなかったら合格はあり得ませんでした。
本当に、本当にありがとうございました。




Fさん(男性・23歳・私立大学大学院修士課程(人間工学専攻)・埼玉県)の合格体験記


初めに
就活をするにあたって航空会社の「ディスパッチャー」という職業に憧れを抱きました。その職業に少しでも近づくことができるよう、気象予報士に挑戦しました。


受験歴
2021年 10月勉強開始
第57回 一般○ 専門○ 実技×
ーー藤田塾に入塾ーーー
第58回 一般免 専門免 実技○


受講のきっかけ
就職活動の前に気象予報士の資格を取得したいと考えており、そうすると実技合格は第58回で合格しないといけませんでした。また、大学院での研究活動も忙しく、家で手軽に受けることができる講座を受講したいと思い、この藤田気象予報士塾に辿り着きました。

① 1日でどれくらいの勉強をしたのか?
実技試験は4月ごろから勉強を始め、平日は平均2〜3時間を毎日勉強しました。休日は、用事がなければ、4〜5時間勉強しました。

② 受験勉強の時間をどうやって捻出したのか?
研究室での活動が忙しく、平日の日中は勉強できる時間はなかったので、早起きして朝3時間ほど毎日勉強していました。本来、夜も勉強するべきでしたが、体力切れで夜は勉強できませんでした。

③ 最も効果があった勉強法は何か?
過去問をひたすら解いていく方法が最も効果がありました。90分しっかり時間を測り、問題を解き、復習には理解や納得できるまで時間をかけました。

④ 藤田真司の気象予報士塾をどのように活用したのか?
実技試験の根本的な解き方や勉強法を間違っていたら、時間的な効率が悪いと思い、基礎的な部分を藤田先生の気象予報士塾を利用しました。
基礎的な部分が理解できたら、過去問を解くのに多く時間を割きました。


最後に
合格発表の前日はドキドキして全然眠ることができませんでしたが、H Pで番号を発見したときには飛び上がって喜びました。
夢に一歩近づくことができてとてもよかったです。
藤田先生の気象予報士塾を受講して本当によかったです。




Oさん(30代・西日本)の合格体験記


受講のきっかけ
学科は独学でしたが、実技は何をどうしていいのかわからず入塾しました。

1日の勉強時間と捻出方法
はじめは「仕事との両立が難しい」と言い訳をしてはサボっていました。
何度か不合格を体験し、自分には両立は向いていないと思い、自分を追い込むため期限を決めて退職を決めました。そこから有給も使用し、2ヶ月間集中的に勉強時間を作りました。
仕事と並行しているときは1日2時間程度(勉強しない日もあり)、集中的に時間をつくってからは、休みの日を中心に1日5〜6時間程度費やしました。

効果のあった勉強方法
学科は過去問を繰り返すことで出題のクセのようなものが見えてきました。正解したところも、人に聞かれたとしたら説明できるような気持ちで理解するよう心がけました。 実技も過去問を繰り返すことが一番でしたが、過去問を解けるようになるまでに基礎知識をしっかり身につけることが私には必要でした。初めての問題を見たとき、自分だけ知識が足りなくてわからないのか、みんな初めて見る問題なのか不安になることが多かったです。「ここまで勉強してわからないものは、おそらくみんなわからないだろう」と割り切れる余裕ができると思います。

挫折しそうになったとき
うまく気分転換の時間をつくっていました。少ない時間でも毎日継続することが大事、という方もおられますが、私の場合は全く勉強のことを考えない日をつくることでモチベーションを保っていたような気がします。

藤田真司の気象予報士塾の活用法
過去問を解くたびに、記述問題の言い回しが合っているのか質問させていただきました。
また、解答例だけでは理解できない問題の解き方を教えていただきました。
なお、試験直前は多くの受講生からの質問があるため、試験数日前に質問受付終了になることがあります。質問は試験の一週間前くらいまでにしておいて、直前は見直しの期間にするつもりで進めるといいかもしれません。




Mさん(男性・61歳・IT系企業勤務(シニア再雇用)・千葉県)の合格体験記


1. 受験に至る経緯
 子供のころから天文と気象と地理が大好きで、この要素がすべてある気象予報士の制度ができたときに、いつかは挑戦したい、とずっと考えていました。
しかし、まずは仕事上の資格(技術士)を優先し、48歳で取得した後、仕事の忙しさもあり、なかなか受験の挑戦に踏み切れないでいました。
そうこうするうちに、55歳の時に体調を崩して脳梗塞を発症し、手術とリハビリを経て日常生活と仕事に支障のない程度には回復しました。しかしながら軽い後遺症は残っており、定年も間近く仕事の負担が軽くなったのを機に、3年前にリハビリと趣味を兼ねての挑戦を始めました。

2. 受験歴
 第54回 一般×  専門〇  実技-
 第55回 一般〇  専門免除 実技×
 -実技対策として「藤田塾」に入塾-
 第56回 コロナ感染リスクを考慮し直前で受験を見送り(免除期間延長を申請)
 第57回 一般免除 専門免除 実技×
 第58回 一般〇  専門〇  実技〇

3. 勉強方法
 最初の1年は他の通信講座を受講し、54回と55回の試験を受験し、2科目免除を獲得しましたが、実技は全く歯が立たず、この延長線での勉強では合格はおぼつかないと感じ、いろいろ調べて自分に合っていると思われる「藤田塾」の受講を開始しました。
日常の勉強方法は以下のとおりです。
・朝一の1時間を使って、「一般」と「専門」の過去問をそれぞれ1回分解くことをなるべく毎日休まずに続けました。一般は第26回から第57回までのすべて、専門は第35回から第57回までのすべてについて繰り返しました。第58回試験前までの繰り返し回数は21回まで達しました。何度か繰り返すうちに、表面的にではなく「本当に理解できた」と実感することが何度かあり、学科の大切さを感じました。(専門については、古い問題を最新の情報で確認&更新することも忘れずに行いました。)
・実技対策は、「藤田塾」の教材をフル活用しました。事前に問題を解き、理解できない部分、あいまいな部分を洗い出し、講義とテキスト教材で一つ一つ解決していきました。最終的には本講座、オプション講座すべて受講し、過去問について穴の無いように心がけました。一通りの教材による勉強が完了してからは、過去問1回分をなるべく毎日夜に解くことを繰り返しました。またその際、間違えた部分、注意すべき点はノートにまとめ記録しました。第58回の試験前までに、第34回から第57回まで全ての過去問復習を3~5回繰り返しました。
・それでも第57回の実技が大幅の時間切れで不合格になり、学科は振り出しに戻ってしまいました。さてこれから実技をどう対策するか考えました。私の脳梗塞を起こした部分が「言語野」という領域で、その後遺症として文章が頭に入りにくいという症状があります。問題文を正確に理解するのにどうしても時間がかかってしまいますが、それはもうどうしようもないと諦めて、考える時間をできるだけ短縮するということに注力しました。具体的には、過去問第34回から第57回すべてについて、季節と気圧配置の型ごとに、あるいは衛星画像や状態曲線などのテーマごとに整理し、自分なりのQ&A集にまとめてみました。そうすると、問題における気象の物語がおのずと見えてきて、出題者の意図も汲み取ることができ、考え込むことが少なくなりました。この復習を第58回試験の直前まで繰り返しました。
また、暇さえあれば気象庁のホームページを開いて、天気図、衛星画像、気象の専門家向け資料集などで基礎知識の定着を心がけました。

4. 受験勉強以外でも「気象」に親しむ工夫
とかく受験というと悲壮感が漂ってしまいがちですが、できるだけ楽しんで進めるように、以下の工夫をしました。
・「藤田塾」に入塾するのとほぼ同時に市販のアナログの気圧計を購入しました。
それと気温と湿度を合わせて毎日朝晩の計測を日課としました。
今では1年半分のデータが溜まっていますが、推移グラフを描いてみると、季節の変動が明瞭に現れていて面白いです。
・約1年前に気象庁のホームページにも記載のある「気象友の会」に入会しました。
自分の誕生日の天気図と、「気象業務はいま2022」、「気象庁ガイドブック2022」といった小冊子がもらえますので専門知識の学習に役立ちました。
・4月に思いたって、時々テレビでも取り上げられることがある「気象神社」を参拝し「気象予報士合格守」なるものを頂いてきました。その後そのことはすっかり忘れていましたが結果的に合格できたのでご利益はあったのかもしれません(笑)

5. 試験本番で特に注意した点とその結果
 初見の問題への対応力に不安があったので、7月に「藤田塾」とは別の講座の公開模試を力試しとして受験しました。この点については「藤田塾」だけでは対応できず少し残念でした。
結果は学科、実技ともに合格レベルとの判定をもらいました。特に実技は時間切れで9割くらいしか解答できなかったにもかかわらずの結果でしたので、少し自信を持てました。第58回の試験本番については以下のとおりです。
 ・学科試験は順調に回答でき、終わった直後には絶対にクリアしているだろうと確信がもてました。なお、マークミスには細心の注意をはらい何度も確認しました。
 ・実技試験は時間切れになることは覚悟して、1問1問指示の見落としがないように注意深く進めることを心がけました。案の定、実技1と2ともに約9割がた解答したところで時間切れになってしまいました。試験を終えた直後の感覚としては、できた!という実感がまったくなく、まただめだったな、と心底思いました。
 ・試験後の自己採点は、学科一般15/15、学科専門13/15でほぼ完璧でした。
  実技は、実技1が70%、実技2が60%の平均65%でした。思ったよりもできていたことが意外でしたが、65%では落ちるだろうと思い、その翌日から次の試験に向けての勉強を再開しました。公開された合格基準が68%以上でしたので、自分が0点とカウントした問題も部分点をある程度もらえたものと思います。

6. 最後に
実は私は「藤田塾」において質問を一度もしていません。入塾当初は質問する気満々でしたが、いざ講座の学習を進めていくと、私の疑問点はほとんどが講座の内容に示されており、あえて質問をする必要がなかったということです。
今回合格で終えることができたので、受験勉強でのリハビリ効果は十分にあったと実感しています。今後は気象予報士として、今まで以上に「気象」を楽しみつつ能力向上に励みたいと思います。




Pさん(女性・30代後半・地方放送局勤務)の合格体験記


【はじめに】
 私は学科2科目の同時免除が残すところあと1回、次で合格できなければ免除切れで振り出しに戻る、というタイミングで実技講座の受講を始めました。しかし、力及ばずで不合格。57回試験が終わった直後から一般と専門の講座受講も始め、58回試験では3科目まとめて一発合格することができました。
免除切れで振り出しに戻り心が折れかけている方、なぜ合格できないのかと悩んでいる方、学科合格の経験があり今更学科の講座を受講すべきか迷っている方、少しでも参考になれば幸いです。


【受験結果など】
10年ほど前に1回記念受験(すべて×)
55回試験 一般◯ 専門◯ 実技×
56回試験 実技×(学科免除)
57回試験 実技×(学科免除)
58回試験 一般◯ 専門◯ 実技◯


【気象予報士を目指したきっかけなど】
地方の放送局で、入社以来、報道の仕事に携わってきました。気象予報士の資格はずっと取りたいという思いはあり、10年ほど前に一度、別の通信講座を受講したこともありましたが、とにかく仕事が忙しく、また同僚や友人と飲んだり遊びたい盛りだったこともあり、記念受験を1度しただけで終わっていました。しかし、
・気象災害が深刻化し、気象のことを理解したい欲が強まった
・コロナ禍のため趣味の集まりなどがなくなり、時間ができた
・年齢的に将来を見据え、自分ならではの強みを生かして専門性を高めたい
といった思いとタイミングが重なり、2020年の8月から本格的に勉強を始めました。


【55回試験まで】
 10年ほど前の通信講座がDVD受講で、そのDVDを残していたため、一旦、それを見直すことから始めました。当時は一般も満足に理解していなかったので、ほぼ1からやり直し状態。また10年も前の教材なので専門についてはいろいろと変わっており、サポート期間もとっくに終わり質問などはできなかったので、DVDを一通り見終わった後は市販の参考書と過去問で勉強を進めました。
 55回試験はとりあえず練習のつもりで申し込んだものの、試験が近づくと「頑張れば一般くらいは合格できるかも?」と欲が出て、最後の1か月程度に怒涛の過去問演習をして詰め込みました。一般は過去問10年分を3周、専門は過去問5年分を2周程度です。
結果、一般は、熱力学など苦手な分野の理解は低いままにも関わらず、出題内容と相性が良くカンもさえていて14点で合格。専門も、ボーダーが9点まで下がった回だったため、ギリギリ9点でラッキー合格。当時は「これで実技に集中できる!」と大喜びしましたが、あの頃の自分には「だから振り出しに戻ったんだよ」と言ってやりたい…


【56回試験まで】
 市販の参考書で学科が合格できてしまったので、そのまま実技も、1回はいわゆる独学で挑戦しようと、参考書で勉強を始めました。ただ、どうにもすんなり頭に入ってこない。相当苦労しました。
今振り返れば、これは専門の勉強が不十分だったからです。振り出しに戻って、専門の勉強に戻って初めて、「あ、私、専門の勉強で学ぶべきことを、実技の勉強やりながら理解しようとしていたんだな」と気付きました。度々、学科の参考書に戻るようには心がけたつもりですが、サラサラっと見返す程度で、腰を据えて専門や一般の熱力学をやり直すようなことはしなかったため、当時は理解するのに相当苦労しました。
なんでこんなにできるようにならないんだろう?と絶望的な気持ちで、56回試験を受け、当然のごとく、落ちました。試験直後に落ちたことは確信したので、すぐに実技講座を申し込みました。


【57回試験まで】
 藤田先生の講座は、試験会場の周辺で配られていたチラシで認識していました。合格お祝い金制度に惹かれたのもありますが、何よりの決め手は、「メールで無制限に質問できる」点です。すでに勉強しながら、模範解答と自分の答案との違いについて、許容範囲なのか、NGなのか、自分で判断できず苦しんでいたので、とにかく添削してもらえて、気になることは何でも質問できる環境を整えたいというのが一番でした。
 ただ、とにかく焦っていた私は、受講当初は、深く掘り下げて自分の中で消化することができていませんでした。やり方を変え、消化できるようになったのは、57回試験の1か月ほど前です(その勉強法は後述します)。年末年始の長期休暇で合宿のようにみっちり演習に取り組み、藤田先生に全ての答案を添削いただいたことで、飛躍的に成長できたと思っていたものの、残り3週間の段階で改めて最初のころに解いた過去問を解き直したら、全く理解できておらず…。同じところを同じように間違えていて、嫌な予感がしました。
 さらには、藤田先生への質問を通して、何度か、学科の知識不足を指摘いただきました。特に、質問に対する回答が「○○については学科の範囲のため省略しますが」のようなコメントで返ってきたときは焦りました。え!私はその先ではなく、前提となるその○○が分からないのですが!と青ざめました。
質問無制限とはいえ、あくまで回答いただけるのは受講している講座の内容についてで、この時点では私は実技のみです。前提となる学科の知識も最低限のことはご説明いただけますが、詳しい解説をとなると対象外のため、学科の基礎がぐらぐらだった私には致命的でした。他にも、学科の知識があれば簡単に得点できる小問も、完全に忘れ去っていた(そもそも頭に入っていなかった?)ために解けず、「あれ?」と不安になることもしばしば…
 そこから、学科の復習に時間を割いたり、自分が思う正しいやり方での消化をし直す時間はとても作れず、不安を抱えたまま57回試験を迎えました。


【57回試験について】
 ここで合格できなければ振り出しに戻るというプレッシャーの中、実技1が難しく、まともに解答できぬまま残り時間が少なくなり、得点稼ぎを期待した最後の大問に移ろうとページをめくると、全く対策していない新傾向の問題が出ました。頭が真っ白になり、手が震えて、何もできなくなってしまいました。
何度も、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という名言が頭の中でこだましましたが、冷静に考えることができず、最後の10分はただただ変な汗をかきながら、泣きそうになるのを必死でこらえるような状況…。今振り返っても、本当にあのときは、絶望しました。一体何度絶望すれば合格できるのかと、消えてしまいたいほどでした…。ただ、このときの失敗があったからこそ、58回試験では冷静でいられたとも思っています。


【振り出しに戻ったときの気持ちの立て直し方】
 57回試験では、SNSでつながった何人もの勉強仲間が合格していきました。自分だけ取り残されたような気持ちで、相当な時間とお金を費やしたのに、合格できなかった自分が情けなくて悲しくて恥ずかしくて、SNSをまともに見られなくなった時期もありました。
 でも、そんな苦しいときに支えになったのも、やはりSNSでつながった仲間でした。同じように学科免除切れで悔しい思いをした仲間とは、次こそ!と励まし合い、合格した仲間は全力で応援してくれました。相当な回数涙をのんでから57回で合格した先輩もいらっしゃって、体験談を聞かせてもらったりしているうちに、挑み続ければきっと合格できるという気持ちも芽生えていきました。
 そして何より、「免除は切れても、勉強してきた経験がゼロになるわけではない」と思えたことが大きかったと思います。時間とお金はかかってしまいますが、それまでの経験値まで振り出しに戻るわけではありません。それは、結果的に58回で合格できたことで証明できたと思っています。


【58回試験に向けての勉強法・学科について】
 前述の通り、学科の基礎が甘かったことが、その後の実技で苦労した要因であることは、このときにはさすがに気付いていたので、良い機会だ、一から出直そうと思い、とにかく学科を完璧にすることを優先しました。短期間で効率よく学習を進めるためには、学科についても無制限で質問できる環境を整えたいと思ったのに加え、実技講座を通して藤田先生のテキスト&動画解説の充実ぶりを実感していたので、一般・専門ともに講座の受講を決意しました。
 結果的には、ここで学科を徹底的にやったことが、実技の理解度を高めたと思います。「あとは実技だけ」になると、どうしても学科の復習に手を出す気にはなれませんので、ある意味、ボーダーギリギリでラッキー合格するくらいなら、1点不足でちゃんと不合格になって、実技と並行して学科を勉強する状態の方が相乗効果でぐっと理解が深まるとも思います。(勉強量的には相当しんどく、プレッシャーも相当なものにはなりますが…)
あと一歩届かなかった方は、逆に理解を深めるチャンスだ、くらいに考えて、しっかり向き合えると良い結果につながると思います。

 学科の過去問演習で効果的だったと思う勉強法は以下の手順です。

1. 1問だけ解く(決して1回15問をまとめて解かない)
2. 答え合わせ→講座テキストで検索&復習(疑問があれば藤田先生に質問)
3. 自分が理解しやすいように「問題用紙」にポイント等を書き込み、自分だけの「解説シート」を作る(すべての選択肢について、「誤」ならどこが間違いで何が正解か、「正」なら関連知識で押さえておくべきポイントや補足情報などを書き加える)
4. 間違えた問題や、記憶の定着に不安がある問題の「番号」を「忘却曲線を活用したスマホの暗記アプリ」に登録
5. 暗記アプリが提示するタイミングでその問題を解き直す
6. 3で作成した解説シートで答え合わせしつつ、書き込んだ周辺情報も再度読み込んでインプットし直す

 1は藤田先生がよくおっしゃっている、過去問で何点取れたかは重要ではない、という考えに基づいての方針です。1問1問を丁寧に、確実に。1問の復習に1時間以上かけることもありました。

 2については、藤田先生の講座はデジタル版のテキストがあり、キーワードや問題番号検索ができますので、ものすごく効率的に復習が進みました。テキストで確認してもよく分からない問題は、あまり悩み過ぎず、質問するようにしました。そういうときはたいてい、「そもそも間違えて覚えている」「問題の意味を勘違いしている」「丁寧な解説が必要な難問」のいずれかであり、考え続けても自力では解決できないため、回数を気にせず質問できる環境を整えたことは正解でした。
 難問、特に計算過程を含むものや、図解しないと理解しにくいような問題については、藤田先生はこれまでの積み重ねですでに分かりやすい解説資料を作成済みのため、早いときは質問メールを送ってわずか5分で、PDFにまとめられた解説資料が届いたこともありました。本当に、餅は餅屋、受験は受験屋、です。

 3の解説シートを作るにあたり、タブレットは非常に重宝しました。デジタルテキストなので、関係する図や表などはスクショして貼り付けることで見やすくまとめられました。

 4以降の「忘却曲線」はネットで検索すれば出てきますので、ご存知ない方は調べてみてください。私は、登録の翌日・3日後・1週間後・2週間後・1か月後の、計5回、自動で出題してくれるアプリを使いました。
 なお、学科は一度合格していますし、1年以上前に過去問は2~3回解いていますので、1回で何の疑問もなくスムーズに解けた問題はそれでおしまい。躓いたものだけ、アプリに登録して繰り返し解くようにしました。

大切にしたことは、日々の勉強では「アプリに登録して出題されたものを優先して消化するする」ことです。過去問◯周、という表現が使われるように、順番に解くと同じ問題を次に解くのがだいぶ経ってからになりますが、実際のところやってみて感じたのは、1回で覚えるものは覚える。覚えないものは翌日や数日後にはもう忘れている、ということです。解けない問題があるままに新規の演習に手を出しても、類題はやはり解けませんし、1年後に解けないようではまたいつか苦しみます。ですから、忘却曲線でしっかり記憶への定着を図ろうと、アプリの出題の消化を優先し、その問題を見れば、それに付随する関連知識もスラスラと出てくるくらいにやり込みました。
 これは私には効果が非常に大きく、苦手な熱力学も、計算問題も、エマグラムも、数値予報も、こうしてやり込んだことでかなり克服できたと思っています。


【58回試験に向けての勉強法・実技について】
 とにかく学科が固まってから実技に移ろうと考えていたため、57回試験後、4か月は過去門演習を再開しませんでした。6月に再開後も、量より質を重視せねばダメだと思い、勉強方法を見直しました。効果的だったと思うのは、以下の手順です。

1. 過去問を解く(実技はちゃんと1題通してストーリーを意識して解く)
2. 講座の動画&テキストで答え合わせと復習(点数化はしない。疑問があれば藤田先生に質問)
3. 学科の勉強と同様に、解説シートを作る(実技の場合は「解答用紙」に、問題文と模範解答、必要な図表やテキストの解説文をスクショ&縮小して貼り付けながら、自分の答案と模範解答の違いや解き方のポイントなどを書き込んでいく)
4. 解説シートを見ながら「論点まとめ」を作る(「温帯低気圧」「台風」などの現象ごとに、自分が見いだせなかった記述のポイントや、キーワード、問われやすい視点、現象の特徴などをまとめる)
5. 次に新規の問題を解くときは、一旦「論点まとめ」を読んで重要な箇所を意識してから挑む

 57回までの勉強では、最初のころ1と2で終わっていました。途中から3をすると理解が深まることに気付き実践していましたが、講座で扱っている過去問については十分にできていなかったので、解説動画の視聴も含めてやり直しました。

4・5の「論点まとめ」は58回に向けて新たに実践したことです。SNSでつながった合格者の先輩がブログで紹介していたのを参考にしました。まとめる際は、藤田先生が講義で強調されていることを整理するイメージで作っていました。先生の声のトーンや表情、身振り手振りからも、これ大切なんだな、といった温度感が伝わってくるので、やはり生身の人間に説明してもらうことは、私は効果が大きいと感じます。
演習する度に追記しつつ、完全に覚えて当たり前になった項目は消すなどして更新し続け、試験当日も、本番直前の復習で見直すのに使いました。

1題を丁寧に、時間をかけて確実に消化することに努めたため、数はこなせませんでした。結果的には5年分を1周できたかどうか程度です。それでも合格できたのは、57回までに一定の演習量(10年分を2~3周)をこなして感覚はつかめていたこと、学科の勉強で知識の底上げができたこと、そして論点まとめによる記憶の整理・定着が大きかったように思います。


【58回試験について】
 学科は大きなやらかしこそないものの、自信を持って答えられたかでいくと五分五分。実技1はかなりできたけれど、実技2は時間が足りず満足に解答できなかった、という感じでした。ただ、試験終了後には、やり切った、今の実力は出し切った、と思えて、試験後初めて、絶望しませんでした。
一番出来が悪かったと思う実技2でも、新傾向の問題に、今度はうろたえることなく、「お、また新しいの出してきたな」とニヤニヤする余裕までありました。最後の10分間、57回ではフリーズして何もできませんでしたが、58回では、ギリギリまで考えて、こういうこと書かせたいのかな?くらいの感覚ながら、最後までくらいついて解答用紙を埋めました。
 結果、一般は12点、専門は13点でクリア。実技ボーダー68%とのことで、感覚としてはそこまで完成度の高い答案を書けた気はしなかったのですが、合格できたということは、最後にくらいついて埋めた分でも加点してもらえたのだろうと思っています。最後まであきらめないこと、本当に、大切でした。そして、合格した今なら、失敗も挫折も、全部、糧になったのだ感じられます。


【勉強時間について】
 57回で振り出しに戻ってからは、基本的には、「出社前」と「寝る前」を勉強タイムにしていました。1日1~2時間程度を目安に、週10~15時間を目標としていました。勉強時間がすべてではないですが、勉強時間を記録し、それをSNSの勉強仲間と競っていたのも、ゲーム性があってモチベーションにつながりました。その記録だと、毎月60~80時間は勉強できていたので、しっかり目標は達成できていました。
やはり休日の方がまとまった時間がとりやすく、実技は演習にも復習にも時間がかかるので、「平日は学科、実技は休日」と割り切って進めていました。前述の通り、学科は15問まとめては解かないようにしていたので、5分でも10分でもできそうなら進めるようにしました。
 また、本当に忙しくて時間がとれない時期は、とにかく毎日のルーティンの中で講座の動画や音声講義を流すようにしました。特に、朝、お弁当を詰め、洗濯を干して、着替えてメイクをする時間は、決まった流れ作業のため、手は動かしますが耳や頭はあまり使う必要のない時間です。そうした時間をかき集めると、残業して帰って寝るだけのような日でも、30分くらいは勉強時間を生み出せました。100%集中して講義を聞くことはできないにしても、復習を兼ねて繰り返し聞く分には、記憶に定着する感じがしましたし、何より、机に向かえないことで「きょうも勉強できなかった」のような自己嫌悪に陥らずに済むのが、とてもよかったです。


【おわりに】
 お金をかければ合格できるとは限りません。でも、私は試験会場から遠く離れた地方に住んでいるため、受験するだけで1回5万円近くかかります。それを繰り返すことを考えたら、とにかく短期合格を目指して、整えられる環境には惜しまず投資しようと思えました。
 よく、お金をかけて合格できなかったら…と悩む方を見かけますが、そのためらいがあるうちは、焦らずじっくり考えればよいと思います。私は万単位の大きな買い物をするとき、必ず、普段の生活の中にそれがあったらどう使うか?を、生活しながら考えます。それでイメージがクリアになり、間違いなく活用するし、あった方が生活の質が上がると思えるものは買います。それで失敗したことはありません。勉強も同じでした。勉強を続ける中で、「こういうときに質問できたら…」「この講座を受ければこういう勉強の仕方ができる」など、自分の中で「受講した方が間違いなく勉強が効率的に進む」と思えたタイミングで受講しました。本当に、フル活用させていただきました。
 藤田先生もよくおっしゃっていますが、どの講座を受講したとしても、結局は自分がそれをどう活用してどう勉強するかで結果が変わると思います。私の体験記が何か少しでも、どなたかの参考になれば幸いです。

 とてもとても長い文章になってしまいました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。そして、藤田先生、本当に、本当に、ありがとうございました!!




Qさん(女性・55歳・兵庫県)の合格体験記


(1)受験のきっかけ
私は、コロナ禍で、30余年間勤め上げた業界での仕事を失うことになりました。
辛くて悲しくて失意の中、もしかしたら、残り半分の人生は、もっと違う世界があるから挑戦してみたら?ということかも知れないと思うようになりました。
普段から登山を趣味にしており、ホームにしている山の自然がこの15年くらいの間に、少しずつ変わってしまっていることも気象を勉強する強い動機となりました。


(2)受験歴
56回 一般◯ 専門× 実技×
57回 一般免除 専門◯ 実技×
58回 一般免除 専門免除 実技◯


(3)藤田塾受講のきっかけ
6回試験を受験した際、実技試験を受けて、「これは一筋縄ではいかないな」と実感し、打ちのめされました。
独学での限界を感じ、また、藤田先生の関西訛りに勝手に親しみを感じ、いつでも質問できること、時間に縛られずマイペースで学習できることが魅力でした。


(4)実技試験の勉強について
一般、専門は私は独学でしたが、実技試験は藤田先生がいつもおっしゃっているとおり
きちんとした一般・専門知識と、『現象の理解』が必須だと実感しています。

①勉強時間
1日6〜8時間。メリハリをつけるため週4〜5日コワーキングスペースに通いました。
(本当の理由はうちにいるネコに邪魔をされるからです。)

②勉強方法
私は過去問演習に集中しました。
皆さんと同じように、過去10年分を5〜6周くらいは演習しましたが、あかん、これでは一生受からへんと思い、勉強方法を変え、
問題を解く→答え合わせ→模範解答との違いをじっくり調べながら考え理解する
→更に回ごとに自分の参考書を手書きで作る これで自分の弱点は一目瞭然です。

『何が問われているのか?』『自分の解答と模範解答との違いは何か?』『何故このような解答になるのか』をかなりの時間をかけて学習しました。
私の右手には新しいペンだこができました。
試験会場には、自分で作った、自分だけの過去問参考書のみを持って行きました。

③藤田塾について
私は本編だけでなく、オプション教材もすべて購入させていただきました。
先生の解説はとてもわかりやすく、質問自由ですが、ほとんどは講座の中で理解できましたので、質問は少なかった方だと思います。
それでも質問をすると、『藤田先生ってほんまは3人くらいいはるんちゃうか?』と思ってしまうほどお返事が早く、本当に感謝しております。
つまずいたら講座を見直し、理解できるまで調べて考えるの繰り返しでした。
なんと、本当に問題を早く解けるようになっていました。

④その他実行したこと
天気図、気象衛星画像、あとは筆記試験の記述の言い回しに慣れるため、毎日、15時40分発表の『短期予報解説資料』を書き写し、高層天気図、数値予報天気図を解析する練習をしました。これは、トラフ解析、前線解析の訓練になりました。現象の理解のために、YouTubeも活用しました。


(5)1年半を振り返って
この試験は本当に厳しく難しかった、でも振り返れば、楽しかったなと思います。
やはり若い時のようにはいかず、『私ってこんなにアホやったっけ...』と落ち込んだり、58回試験の後はあまりの自分の不甲斐なさに、駅までの道を本当に泣きながら帰りました。
9月は免除がきれる一般知識の勉強と58回実技試験復習をしていたところでした。

わからない時、辛い時、質問できる先生がいらっしゃるというのは本当に心強いことです。
藤田先生を信じて学習すれば、きっと合格できます!
私は今後、気象に携わることに挑戦していきたいと思っています。
同じ年代の皆さま、若い時のようにはいかないですが、超文系の私でも藤田先生のおかげで合格できました。まだまだ人生これから!頑張っていきましょう!!

藤田先生、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【追記】今年5月、藤田先生が企画して下さった懇親会に参加させていただきました。
藤田先生は、講座で拝見しているよりも、はるかに、シュッとしておられ、誠実なお人柄が滲み出ているような方でした。




ハニワさん(20代後半・関西・マスコミ関係)の合格体験記


【受験歴】
2020年6月勉強開始
第55回 一般 9点(不合格)
第56回 一般 11点(合格)専門 9点(不合格)
---藤田塾入塾・実技のみ受講----------------------
第57回 専門 13点(合格)実技 不合格
第58回 実技 合格


【勉強方法】
(一般)
私はバリバリの文系で、特に計算問題には苦労しました。
最初は計算問題を捨てて勉強しようと考えていました。
しかし、落としてもいい問題が4問あるうちの、計算問題が2問近く出ることを考えると計算を完全に捨てることはリスキーだと考えました。
そのため、気体の状態方程式や、静力学平衡の式など大事だと思われる公式だけは覚える!と決めて覚えました。
実際の試験でも、覚えていた公式を使う問題が出ました。
さらに一般は選択肢があるので、計算はできませんでしたが、公式を当てはめると、選択肢から答えを選ぶことができました。
結果は11点だったので、あの時公式を覚えていて良かったと思いました。
覚える公式の数はそこまで多くないと思うので、覚えておくだけでもオススメします。

(実技)
実技のみ藤田塾を受講しました。
数だけを言うと、【過去問10年分を8周】しました。
毎回印刷をしていたので、最後は部屋が問題用紙で溢れていました。
文字を書きすぎて、利き腕が段々太くなっていきました。
印刷代や時間もかかりますが、実際の試験も紙で出るので、極力、紙を使って問題を解いた方がいいと私は思いました。
問題も4回目、5回目となると問題や答えも覚えるようになってきます。
解き終わった後は毎回藤田先生の解説動画を見ていたので、各講義の藤田先生のネクタイの色や、時計の色まで覚えてしまいました。
そのため、大事にしていたのは、解くことよりもそれ以上に時間をかけて復習することです。
毎回同じ問題を解いているはずですが、時間をかけて見直すと必ず新しい学び、気づきを得ることができました。
先生の動画も同じ動画を見ているはずですが、理解が深まった後に動画を見ると、この説明はこういう意味か!と理解を深めることができました。
また、過去10年分を解きましたが、少し時間に余裕があった時に、それ以前の問題も解いてみましたが、あまり意味がありませんでした。
理由は最近の問題よりも簡単で、最近の問題量よりも少ないと感じだからです。
また、57回の試験の時は、56回の試験問題をギリギリまで解かず直前に腕試しとして解きました。その結果、56回を自己採点した時に思ったより点数が悪く、かなりメンタルにきました。
そのため58回の時は早めに57回の試験を解きました。
藤田先生もおっしゃっていましたが、最新の問題の理解を深めるのが1番大事だと思います。
また、点数が悪くてもまだ日があれば気持ちを持ち直すことができます。
他社にはなりますが、時々模試なども受けて新しい問題にも触れていました。
これは私のやり方にはなるのですが、極力、携帯を触ったり、SNSを見たり、テレビを見たり、勉強に必要のない情報を頭に入れるのはやめていました。
そうするとなんだかするすると、勉強の内容が頭に入っていくような気がしました。
頭の中の記憶の容量は決まっているのかな、と思った瞬間でした。
57回の試験の時は、頭の中がいっぱいいっぱいで頭が重たく感じました。
しかし58回の時は、頭の中にしっかりと勉強した内容が綺麗に収納されているような、頭の軽さを感じました。


【最後に】
実技が合格できたのは確実に過去問への理解を深め続けたからだと思っています。
そしてその理解には藤田先生の動画はかかせませんでした。
動画を聞くだけでも時間はかかりますが、聞いただけで勉強した気にはならず、必ずその後に解説の動画を踏まえて自分でもう一度復習することを徹底していました。
また、57回の実技では自己採点はどちらも40点台でした。
その後勉強を続けていて感じたのは圧倒的な一般知識不足です。
実技の勉強をしつつ、温度風、渦度の基礎的な勉強をやり直しました。
これも58回で合格した理由の1つになっていると思います。
58回の試験は、比較的に基本的なことを聞かれている問題が多かったと思います。
初めてみたグラフもありましたが、読み取り自体は簡単で、丁寧に読み取れば解ける問題でした。
積み重ねた基本的な知識が、本番でも発揮できたのかなと思います。
勉強するまでは、私は気象の知識は一切持っていませんでした。
なので解答用紙でも難しいことは書いていません。
問題で聞かれたことを、素直に忠実に答えただけです。
問題が長い時は、何を答えればいいかしっかりマルをつけてそれに対してのみ答えるようにしていました。
そうすると、解答欄が大体うまりました。
あとは藤田先生の添削などで表現としてふさわしくないものを指摘して頂きました。
これは本当に重要だと思います。
藤田先生の塾の大きな魅力は添削だと思います。
藤田先生の塾に入塾しなければ、実技の合格はなかったと感じています。
一般や専門も申し込んでおけば良かったと後悔したくらいでした。
藤田先生、本当にありがとうございました。

最後に私が試験を受けるにあたって、こんな失敗をしてしまいました。というのを記載しておきます。


(失敗談)

①試験会場を間違える。
試験日の前日に試験会場の近くのホテルに泊まり、試験会場に下見に行きました。
ところが、同じ名前のビルが近くに2つあり試験会場ではない方のビルに下見に行っていました。
前日に試験会場に行ったという余裕があったため、時間ギリギリにホテルをチェックアウトしてしまい当日大焦りしました。

②試験前日に時計の電池がきれる
試験前日に時計の電池が切れました。
第58回の試験会場では時計がありませんでした。
実技は時間との戦いです。
予備の時計も含め必ず持っていくことをオススメします。

③試験会場の大学内で道に迷う
午前中から受験をしていた時は、最寄駅についた時から人が多く、人の流れに沿って歩けば会場についていたのですが、実技のみを受けた時は周りにあまり人がおらず、受験会場の大学の中で道に迷ってしまいました。
暑い日で、試験直前に体力が奪われてしまったので、もったいなかったと思いました。




Eさん(20代・関東地方・航空会社勤務)の合格体験記


①受験のきっかけ
推しのアイドルが気象予報士の資格を持っていたことと、航空会社に勤務しているので仕事で何か役に立つのではないかと思い勉強を始めました。


②受験歴
第55回 一般◯ 専門× 実技受験せず
第56回 コロナ禍を鑑みて受験見送り(特例措置で免除期間延長)
第57回 一般免除 専門◯ 実技受験せず
第58回 一般・専門免除 実技◯


③勉強期間
2020年の夏頃から勉強を開始。
最初は独学で勉強していたものの、何も頼らないで独学で頑張るのは向いていないと自覚し、藤田塾入塾
2020/10~ 一般受講開始
2020/11~ 専門受講開始
2021/05~ 実技受講開始


④勉強方法

★一般(第55回)
受講開始から1ヶ月程度で講座を見終えて、自分なりにまとめを作りつつ内容を頭に入れ、過去問をひたすら解きました。
第55回では専門実技は捨てるつもりでしたが、専門の講座も一通り目を通してみました。
ここから約一年は受験のモチベーションが保てず、実技の受講も開始はしたもののほぼサボり状態でした…

★専門(第57回)
2021/12くらいから本腰を入れ、講座を受講し直して専門の勉強をしました。
一般と同じく自分なりのまとめを作りつつ内容を頭に入れ、過去問をひたすら解きました。
実技の勉強をする気は起きず、専門に絞って受験しました。
またまたモチベーションが保てなくなりそうでしたが、今年の4月よりたまたま社内で気象に関係のある部署に異動が決まったことや、次回で免除期間も切れてしまうことを踏まえ今度こそ本気で資格取得に向け実技の勉強を開始しました。

★実技(第58回)
実技の講座自体は過去に見ていたので、6月くらいから過去問演習を開始しました。
古いもので平成23年の問題から解き始めました。
7月は毎日欠かさず1~3題解き(問題数は日による)、藤田先生に添削をお願いしていました。
時間をきっちり測ったことはなく、大体75分目安で解く、という大雑把な感じで解いていました。
(解き終わるまで答えは見ませんでした!)
8月に入ると過去問演習も2周目が終わりかけていました。
しかし、2周目やそれ以上解いている問題でも同じような間違えをすることがあり、このままではまずいと思ったので、これまで解いた回答と頂いた添削を全て見比べ、どのような間違え方をしているのか分析してwordにまとめていました。
その中でも、聞かれていることと答えている内容が違う/東西を間違える がダントツで多い間違えだったので、問題文に線を引くことと、トレーシングペーパーに東西南北を最初から書いておいて記述する際は本当にその方角があっているか見比べるようにしていました。


⑤受験当日
第55回に関しては専門は記念受験でしたし、各回狙いを定めて受験したのが功を奏したと感じています。
問題を解くことを楽しむ!というのを意識していました。
当日持っていってよかった便利グッズとしては、受験票を席に貼りつけるためのテープと、実技で問題がバラバラにならないように留めるクリップです。
余談ではありますが、神様はいると信じていますので、子供の頃からお世話になっている湯島天神の鉛筆と、気象神社のお守りと鉛筆を装備して試験に臨みました。
実技試験に関しては、(アドレナリンが出ていたのもあるかとは思いますが)本当に楽しみながら問題を解くことができました。
他の資格試験でも同様ではありますが、悩んだり考えるのに時間がかかりそうな問題は後回しにして先に確実にわかる問題を解くようにしました。
模範回答を見た際は自己採点はしていないのですが、見たことある数字や答えばかりありましたし、この感触で落ちていたら多分私は一生この試験に合格できないんじゃないか、という気持ちでした。
なので受かっていて良かったですしとても嬉しいです。


⑥藤田塾について
藤田先生がいなければ合格はなかったと断言できます。
教材のわかりやすさはもちろんのこと、毎日のように添削をお願いしてもすぐに返信を頂けたのは本当に助かりました!!ありがとうございました。
そしてたまに先生に弱音を吐いてしまったこともありました…励ましてくださってありがとうございます。


⑦最後に
こうして書いてみるとダラダラと2年ほどの勉強期間だったんだなと思います。
コロナ禍がなければ気象の勉強を始めることはなかったと思いますし、異動がなければ合格しようという強い思いで勉強することはなかったと思います。
いろんな偶然が重なって資格取得に漕ぎ着けたと思います。
”全力で楽しむ!”をモットーに、頑張ってよかったです。
藤田先生、本当にありがとうございました!!!!!




積乱雲さん(男性・アラフォー世代・東京都・歯科医師)の合格体験記


【はじめに】
小さい頃から、自然科学がとても好きで、気象や宇宙、海洋、地学に興味を持っていました。
20代の頃から、気象予報士の資格に興味があったのですが、勉強をはじめるきっかけをつかめずにいました。そしていよいよこの歳になって、「ここで挑戦しないと一生とらないだろうな」と思い立ち、勉強をスタートした次第です。私が勉強を始めたすぐ後に「おかえりモネ」も始まったので、正直流れがきている!と意味もなくテンションは高かったと思います。


【受験歴】
受験勉強期間:2021年2月~2022年8月
第56回 一般× 専門×
第57回 一般〇 専門〇
第58回 実技〇


【勉強の軌跡】
〖第56回試験までの軌跡〗
ちょうど二人目の子供が産まれる直前に勉強をはじめました。そのため、日中は仕事と育児に時間を割いたので21時~0時の夜遅く、3時間の時間帯に集中して勉強をしておりました。
私は最初から、「学科をクリアしてから実技に本腰をいれる」と決めていたので、まずは一般と専門の勉強から。使用した参考書は「一般気象学」、「らくらくシリーズ3冊」です。私は思う存分知識をつめこんでから過去問に挑戦するのが好きなので、最初はすべての本を2周するところからはじめました。その後過去問題10回分を1周こなした時点で時間切れになってしまい試験へ挑みました。正直、この時は勉強時間も不十分で、学科を通過すれば御の字くらいの軽い気持ちで、たいして緊張もせず受験していました。その結果、一般10点、専門10点とどちらも1点足りず、学科免除を逃してしまいました。
ここですこし話は逸れますが、「一般気象学」の価値についてコメントさせてください。

[一般気象学]
一般知識問題において、時々「一般気象学」を引用したのではないかと思われる図が使用されているように感じます。問題作成において、正直、一般気象学を片手に作成しているんじゃない?と感じるくらい、出題されている問題をかなり網羅していて、私にとってはとても有用で好きな教科書でした。とっつきにくさは折り紙付きなので、さきに「らくらく」など別の参考書で一般知識を軽く頭にいれてからのほうが読みやすいかと思います。人を選ぶ教科書ですが、どうにか読み解ければ、ほとんどの基礎が理屈も込みで学べると思います。
私はこの読み物のように書かれた文章が好きだったので4周くらい読みました。試験クリアに必須の参考書ではありませんが、有用なのは間違いありません。エルニーニョあたりのエピソードが好きです。

〖第57回試験までの軌跡〗
第56回はほぼ、試験の雰囲気を味わって終わりました。学科をどちらも1点足りずで落とした背景には、明らかな知識不足とケアレスミスがあり、単純に勉強に割く時間が足りていないと判断したため、同じ勉強を続けようと思い、参考書を1周読んで、過去問題を10回分解く、ということを繰り返していました。
専門知識としては数値予報関連やガイダンス関連が結構曲者かと思います。一度各種モデルやガイダンスなどの概要が書かれた気象庁発行のものを一読すると、内容は難しいのですが、わからないながらに少し理解が深まるかと思います。「非静力学モデルasuca」って名前、かっこいいですよね。数値予報解説資料集も一回読んでおくと数値予報の問題がでたときに、とまどいが少なくなるかと思います。
学科に関しては、ノートは不得手なので作成していません。不明点はそのまま本に書き込んでいました。過去問演習は、直近の10回分を2周したと思います。過去問演習でおおよそ合格点に達した所で過去問演習はやめ、テスト前の2週間は、参考書をもう一周読んでいました。
試験当日は、前回と違い恐ろしく緊張しました。マークシートに名前を書くとき手が震えていたのをいまでも覚えています。一般は特に計算が多く、時間がシビアでラスト1分まで問題を解いていました。その結果、一般12点、専門13点となり、どうにかこうにか目標である学科を両方合格することができました。

〖第58回試験までの軌跡〗
あとは実技だけ!というところまで来ました。ここで登山の好きな受験仲間から「藤田塾」の話をきき、最初は独学でいこうかなと考えていた時期もありましたが、1時間ほど悩んだのち、すぐに入塾を決めました。独学より合格を最優先にしたいと思ったからです。それからはオーソドックスに藤田先生の講義と問題演習、気象業務支援センターで配布されている過去問10回分を試験までに2周半ほどこなしていきました。解いていくうちに、問われた問題の種類ごとに、解答の形式にはある程度の定型文があることを理解したので、上手く文章を作成できなかった所、不正解だったところをノートに記載して、問題の「解答自体はイメージできているのに、文章がうまく作成できない状態、もしくは文章を考える時間的なロス」を無くしていく事に努めました。
ここで結構切実な悩みが発生します。実技の過去問を1題解き終わる前にすごく眠くなってしまうのです。「夜遅く」の時間帯は、やはり疲れがたまっているのか、コーヒーを飲んだりしてもなかなか眠気が取れません。大体大設問の問2から3あたりで寝落ちしてしまうことが多々ありました。正直、通しで毎日75分、時間をフルに使って問題を解くのは生活上難しいと判断し、時間をはかって問題を解いていき、眠すぎて無理そうなら翌日に回して再度再開する、といった解き方をしていました。そのため、まれにある、育児からも解放される休日は、もう慌ててコメダ珈琲に向かい、アイスコーヒーとともに最高にすがすがしい気分で過去問を解き、日中の明るい時間帯に問題を解けることの素晴らしさを噛みしめておりました。
実技は午後からですから、試験当日は現地に早めに到着し、初見のお店でおもむろにナポリタンを食べ、「立ち昇る湯気も層雲みたいなものだよね」と緊張をまぎらわすためのぽんこつなツイートをしつつ試験に臨みました。試験の手ごたえとしては、実技1はケアレスミスがいくつかすぐに判明しましたが、最後まで解答、実技2は最後の問4の後半5問くらいをほぼ空欄にしてしまったので悔しい気持ちでいっぱいでした。初見の問題、ブレットシュナイダーなるものに正面からぶつかり、みごとに時間を取られたのが原因です。ブレットシュナイダーは気合で解きました。結果的に合格していたのは幸いでした。解答全体の取りこぼしが少なかったのかなと思います。


【藤田塾について】
私がなにより参考になったのは、知識の補強と誤った表現方法の指導です。実際に過去問を解いていけば、独学でもある程度理解が深まると思うのですが、良くない表現の使い方や、現象についての解説、やはり一通り講義を視聴していくと、自分の知識にどれだけ抜けがあるか、どんな表現がこの解答には適切か、がとても分かりやすかったと思います。何度考えても結論が出ない疑問に関しては、数回質問をさせていただき、すぐに回答いただいたのも大変ありがたかったです。問題演習も、いろんなテーマを網羅するように組まれていて、一通りこなせばある程度、経験値がたまるようにできており面白いなと感じました。受講したことで間違いなく知識の幅が広がったので、実技で悩まれている方にはおすすめいたします。


【モチベーションの低下と試験勉強仲間】
今回の試験を通して、Twitterで試験勉強仲間ができた事は私にとって非常に価値のある事でした。長い受験勉強期間、どうしても疲労や、気分が落ち込むとき、勉強へのモチベーションが低下する時期がありました。その時、仲間が頑張っているのを見つけたり、誰かが投げた疑問に対して、皆で悩んだりして取り組んだ事で感じた連帯感が、著しい戦意の低下を防いでくれました。要するに寂しがりなのかもしれません。寂しがりやな方は今からでも是非Twitterで仲間になりましょう。


【最後に】
気象予報士試験を受けると決めた時から、合格するまでは自分の寿命が尽きるまで挑戦するつもりでした。あきらめるという選択肢は最初の時点で用意していませんでした。そのほうがかっこいいと思ったからです。これから合格を目指される皆様も是非、あきらめるという選択肢を空の彼方に投げ捨てて、かっこよく合格を目指してください。
最後に、ここまで私を支えてくれた家族・藤田先生・勉強仲間に、この場を借りて御礼申し上げます。




Bさん(男性・40歳・兵庫県・小学校教諭)の合格体験記


1. 1日90分~120分を学習に費やしました。
2. 朝4時に起きて、毎日取り組みました。
3. 過去問を繰り返し解くことです。
4. 合格するまで続けると決めていたので、挫折はしませんでした。塾の期限がなかったこともありがたかったです。

実技コースのみの受講でしたが、受講期間中に講座も無料で更新していただき、新しい過去問に取り組むこともできました。

私が合格までに費やした期間は5年間です。
小学校の教師をながら勉強時間を捻出するのに非常に苦戦しました。
理科の授業で雲の動きなどを指導するので、気象予報士の資格をとってさらにわかりやすい授業ができればと考えたのが受験のきっかけです。
最初の2年間はユーキャンの通信講座のテキストをパラパラ見る程度で、試験を受けても全くでした。あきらめかけていたのですが、たまたま4回目に受験した時に専門知識試験のみ通過したのでそこから本腰を入れ始めました。
5回目の試験で一般知識試験に合格し、6回目の試験でついに実技のみの状態となったのですが、実技試験の壁に阻まれました。
 このままではどうにもならないと考え、藤田先生の塾に申し込みました。これまで、テキストのみの情報での理解でしたので動画で学べたのは非常に大きかったです。しかしながら、勉強時間を確保することが非常に難しく、過去問に取り組むことに本当に苦戦しました。
 その後、7回、8回と実技の壁に阻まれ続け、ようやく9回目で試験に合格することができました。成功するまで続ければいつか成功すると伝えることができる貴重な経験となりました。
 藤田先生の講義も途中で無料で更新していただき、最後の過去問演習に生きることができました。今回、非常に時間はかかりましたが、自分で目標を立てて取り組んだ経験は何物にも代えることのできない貴重な経験となりました。
以上です。些末な文章ですが、お役に立てれば幸いです。
本当に、これまでご指導いただきありがとうございました。




Wさん(男性・30歳・愛知県・大学技術補佐員)の合格体験記


〇受験の経緯
理系として大学院を修了したものの文系就職し、気象とは全く関係のない営業マンとして働いていました。
働いているうちにまた元々の分野に携わりたいと感じるようになり、悩んでいたところ気象予報士を受験することを思いつきました。
幼少期から気象に興味があり、無意識ながら大学や大学院の専攻も気象や海象に関わる選択をしておりチャレンジするならこれだと決めました。
少々乱暴ではありますが仕事には見切りをつけ、試験勉強にすべての時間をあてることにしました。 (大学の仕事は最近始めました。)

〇勉強歴
2021年11月 退職前有休消化開始とともに勉強開始
2022年1月 第57回 一般〇 専門×
2022年4月 藤田真司の気象予報士塾 受講開始
2022年8月 第58回 一般免除 専門〇 実技〇

〇合格までの経緯(第57回試験まで)
2021年11月、それまで全く気象予報士試験の勉強をしたことがなかったため、教科書を一から順に読んで理解することにしました。
「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト」を一般知識編から始めました。
仕事を辞めてしまった私は経歴にブランクができてしまう意味でも、金銭的な余裕の意味でも早く合格し転職活動を始めなければならないという焦りがあり、急いで読み終わりたい気持ちが何度もわきましたが、ぐっとこらえて焦らず理解するまで何度も戻りながら精読しました。
単元ごとに例題があるためそれを解き、「精選問題集」で同じ単元の問題を演習する方法で理解を深めました。
専門知識についても同様の方法で進めました。
12月末までに一般、専門ともに「らくらく~」を読み終え、精選問題集を3周ほどしました。
1月からは実技の勉強を始め、「らくらく~」を精読し、やはり精選問題集をやりこみました。
1月半ばからの直前期は復習しながら学科実技ともに過去問を3年分程度解きました。
その他、「らくらく~」や「精選問題集」の他に理解が乏しいところは「一般気象学」や気象庁のウェブページの他インターネットで補いました。
この勉強で自己採点は一般は合格点11点に対し11点、専門は合格点11点に対し10点とギリギリもしくは一問足らずという結果になりました。
不合格にはなりましたが、自己認識ではこの期間の勉強でざっくりながら全体を固められたという感覚です。

〇合格までの経緯(第58回試験まで)
独学の勉強では理解が正しいか誤っているか、勉強にどんな抜け目があるのか不安であったことや次こそは合格したいという思いから講座を受けることにしました。
4月、いくつか他講座も検討しましたが厚い実績のある当塾に決めました。
第57回試験の後しばらくは転職の武器になるよう気象予報士とは別に語学を学びましたが、5~6月から少しずつ気象予報士試験の勉強に移行しました。
第57回試験までの教科書の精読は効果があったため、当塾の講義動画を受けながら並行して当塾のテキストも同様に抜け目がないよう精読することにしました。
理解や記憶の浅いところを中心に何度もテキストと動画に目を通しました。
そして藤田先生のおっしゃるよう過去問に繰り返し取り組みました。
先生ご指示の通り7, 8年分を完璧にする意気込みで勉強すると何か開花したように問題が解けるようになったという印象です。
過去問演習での疑問は都度メールで先生に質問しました。
質問の際は何がどう分からないのか自分の中で落とし込むことを意識してメールを作成しました。
結果、自己採点で専門14点、実技ははっきりしませんが合格点には余裕があるように思えました。
先生のテキストは内容が分かりやすく詳細で最新情報を網羅しており気象予報士試験に特化しているため効果てきめんでした。

〇生活
私の場合は家だと集中しにくいため図書館に通って勉強していました。
眠気があると勉強の効率が下がったり、やる気が低下したり、場合によっては寝てしまうため、睡眠は日々しっかりとることを意識しました。
食事もきちんと摂るようにしましたが体重が増えてしまいました。。。

〇さいごに
第57回は準備期間が短かったこともあり過去問演習が足りなかったことや勉強の範囲が狭く知識が足りていなかったことが敗因だと思います。
最初から間に合わないだろうとは思っていましたが、できることを最大限焦らずにやってから当日を迎えようと意識しました。そのせいか幸運にも一般は合格することができました。
第58回は先生の動画やテキスト、また過去問に対する質問のご回答で大きく理解が深まり第57回とはまったく違った状態で当日を迎えることができました。
藤田先生には手厚いご指導をいただきき深く感謝申し上げます。




Iさん(女性・32歳・東京都・テレビ局勤務)の合格体験記


【受験のきっかけ】
自他ともに認める雨女の私。入学式、卒業式、修学旅行、結婚式、思いあたる行事は全て雨でした。なぜこんなにも雨が降るのか?純粋に天気に興味を持ったきっかけでした。
また、報道機関に勤める者として、気象・災害についてのしっかりとした知識を身に着けたいと思ったことも動機のひとつです。

【受験歴・受講歴】
54回 一般:〇  専門:×  実技:-
55回 一般:免除 専門:×  実技:-
56回 一般:免除 専門:〇  実技:× 
57回 一般:〇  専門:免除 実技:×  
58回 一般:免除 専門:免除 実技:〇  

【勉強時間と捻出方法】
コロナ前の平日は週3~4日のペースで取引先との会食があり、まとまった時間はほとんどとれませんでした。受験期間全体を通して、平日は1日1時間勉強できれば御の字、週末は1日2時間ほどだったかと思います。

【一般知識の勉強法】
「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト 学科・一般知識編」を一通り読んだ後、「気象予報士試験精選問題集」と過去問を使って勉強しました。過去問は直近から40回くらいまで遡って繰り返し解きました。
計算問題がとにかく苦手でした。計算問題だけ抜粋して何度も解いたこともありましたが、最終的にどうしても苦手な問題は「4問間違えてもいいんだ」という気落ちで捨てていました。
法学部出身の私にとっては、法規の配点が必ず4点あることが救いでした。

【専門知識の勉強法】
基本的には一般知識と同じく「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト 学科・専門知識編」を一通り読んだ後、「気象予報士試験精選問題集」と過去問を使って勉強をしましたが、こちらはかなり苦戦しました。
ほぼ毎試験ごとに情報のアップデートがあり、過去問で正解だった選択肢が誤りになる、という事例が続出。結局過去問をあまり遡っても意味がないため、直近から50回までを繰り返し解きながら時間があれば気象庁のHPを見ていました。
まとめノートを作ることは普段しませんが、この科目に関してだけは、間違えた問題とそれに紐づく暗記事項をノートに書き留めていました。

【実技試験の勉強法】
実技のみ藤田先生にお世話になりました。入塾したのは54回試験を受けた直後の2020年9月だったと思います。
まずは先生の講義を順番に受講して基礎の理解に努めました。後半の過去問解説の回は自分で該当する過去問を解いてから受講するようにしました。
問題と解答用紙は本番と同じサイズで印刷して使っていました。
本番では75分×2科目を自分の手を使って書ききらないといけないため、できれば普段から同じ要領で解くのが望ましいと思います。
初めはまさにちんぷんかんぷんで、どの資料をどう見たら良いのかが全く分からず問1の穴埋め問題を解くのに30分くらいかかっていました。
55回・56回まではこの12題と直近の過去問を繰り返し解いて試験に臨みましたが撃沈。
「聞いてわかったつもりになっている」ことが原因だと自分なりに分析しました。
その後、追加で直近から50回までの解説講義も受講しました。
この時からは過去問を解いて解説を聞いた後、すぐにもう一度自分で同じ問題を解くようにしていました。解説を聞いた直後に解いても意味がないという意見もあるかもしれませんが、私はおすすめです!実際に手を動かすことで講義の内容が強く記憶に残りますし、何より講義を聞いたばかりですから格段に正答率がアップするので自信になります(笑)
まとまった勉強時間を捻出することは難しかったので、きょうは問1だけ、問2だけ、というふうに勉強していた時期もありました。合格した58回試験に向けては、50回~57回の16題を3周、苦手な回は4周しました。(受講後の復習はノーカウントです)
毎回必ず藤田先生の講義を聞いて、自分が間違えた箇所について「なぜ間違えたのか」「どうすれば正答にたどりつけたのか」という考え方のプロセスや着眼点を解答用紙の隅に殴り書きして頭に叩き込みました。
時間を測って解いたことはほとんどありませんでしたが、最後のほうには過去問は一題60分弱で8割~9割正答できるようになっていたと思います。

【挫折しそうになったとき】
「始めたら半分」。私の好きな言葉です。どんな物事も始めたら半分終わったようなもの、あと半分で合格だと自分に言い聞かせていました。
57回試験で見たこともない問題に全く太刀打ちできず、いくら過去問を解いても新しい問題は自分には解けないのではないかと心が折れましたが、運よく一般知識が10点で合格となり、初めての学科2科目免除となったことから最後にもう一度だけチャレンジしようと思いました。今回合格した58回試験も、実技2で初めて見る図が出ましたが、初めての問題ほど問題文がとても丁寧に書かれており、ヒントがたくさんちりばめられているのだなと実感しました。

受講の感想】
私は藤田先生に直接質問させていただく回数はかなり少なかったかと思います。
基本的には先生の解説を聞けば疑問がほとんど解消されたからです。
おもしろいことに、藤田先生の講義は何度聞いてもそのたびに新しい発見があり、「そうか!」と納得いくことが多かったです。最後の方には、「この後先生ちょっと面白いこと言うんだよな」と講義を覚えてしまうほどには聞きました。
正直、「過去問を繰り返しても本番では見たこともない問題が出るのに」と焦ったこともありました。それでも合格した今言えることは、「過去問を完璧に理解することで身についた知識を駆使すれば解ける問題しか出ない」ということです。過去問を完璧に身につける、という藤田先生のモットーに忠実に学んで本当によかったです。

【最後に】
仕事の関係もあり、また集中力が長く続くタイプでもなく、1日あたり確保できる勉強時間は他の受験者の方よりも少なかったと思います。実技も細切れで何日かかけて1題を解いてみたりと王道の勉強法ではなかったかもしれませんが、無事合格となりました。大切なことは自分にあった勉強法を早めに確立し、それを合格まで継続することです。
58回試験では実技1・2ともに全問埋めましたが、勘違いもあり芋づる式に実技1の大問をほぼ丸々落としたと思います。それでも気持ちを切り替えた実技2は自己採点で80点近かったので、こちらで救われたのかなと思っています。
合格発表の日、自分の番号を見つけたときには本当に嬉しかったです。諦めず努力を続けた自分を素直に褒めたいですし、藤田先生をはじめ、支えてくださった方々に心から感謝しています。そして最後まで読んでくださった受験生の皆様が合格を勝ち取られることを陰ながら応援しています!




Sさん(男性・20代・千葉県・メーカー勤務(事務職))の合格体験記


■講座受講内容および試験受験歴
・第57回試験 一般× 専門〇(実技は未勉強で受験すらせず)
→57回試験後、実技試験対策講座のみ受講開始
・第58回試験 一般〇 専門免除、実技〇(合格)

■勉強開始前の知識、および勉強時間
 高校では文系選択であり、物理や化学の知識は中学生レベルどころか、そのころの知識もほとんどありませんでした。昇華という言葉の意味をギリギリ覚えていたレベルです。
 57回試験で学科試験を受けるまでは、週末土日のみ、週合計で5時間程度の勉強を数か月したのみでした。そのため、専門試験(11点)がまぐれだったレベルで、一般知識のほうは半分も取れずぼろぼろ。
これでは到底合格できないと、本格的に勉強を開始しました。
 とは言っても仕事が忙しい時期には全く勉強できないこともあり、週15時間以上勉強できた時もあれば、全く勉強できなかった時もありました。ただし、58回試験直前の3か月間はとにかく「毎日勉強する習慣」をつけることを意識し、平日は2時間、土日計10時間ほどで、週合計20時間以上は勉強したと思います。

■受験勉強の時間をどうやって捻出したか
 フルタイムで仕事をしながら勉強するのは簡単なことではありませんでしたが、とにかく試験前3か月間は「どんなに忙しくても毎日少しでも勉強する習慣を継続する」ことを意識しました。
 1日でも途絶えると、どんどんサボってしまいそうな気がしたというのもありますし、だらだらと週末だけ勉強していると、どうしても定着が甘く身についていないことを実感していたので、とにかく毎日続けることを意識しました。「~~の隙間時間を活用!」などといった格好良い(?)時間の捻出方法ではなく、仕事の後にだらだらスマホを見ていた時間をひたすら勉強にあてました。

■どのように藤田先生の講座を活用したか
 実技試験については全くゼロからのスタートでしたので、まずは実技試験対策講座の動画講義をひたすら受講し、何度もテキストを読みなおしました。講座内の問題演習が理解できるようになったところで、本格的に過去問演習に入りましたが、やはり過去問をやりながら不明なところは何度も講座のテキストを見返し、書き込んだりしました。実技試験対策の書籍はいくつか販売されているものもありますが、やはり考え方や問題へのアプローチの仕方など、プロに説明してもらうのが確実に合格への近道だと思い受講しましたが、大正解だったかと思います。今思うと、はじめから学科試験の講座も受講しておけば良かったです。
 これは余談ですが、関西に住んでいたことがあり関西弁には耳なじみがあったので、講義がスッと耳に入ってきたのも私にとっては大変良かったです。

■最も効果があった勉強法と、必要な力
やはり過去問演習です。学科試験は10年分、実技試験は7年分に取り組みました。
実技7年分は1回目の演習が終わったのは試験3週間前で、そこから猛スピードで2回目に取り組みました。回答を丸暗記するだけでは意味はないと思いますが、やはり独特の言い回しなどはどうしてもありますので、そこの表現方法については頭に入れるようにしました。
大学入試の数学の小問での”誘導”のような感じで、問題作成者がどのようなことを書かせようとしているのか、ということが問題を読んで想像できるような時は、当然高得点がとれました。そのような感覚になれる場面がちらほら出てきたら、合格は近いのではないかと思っています。
中には「これは初見で回答できるようになる気がしない・・・」という問題もありますが、そういった問題ができなくても、その他ができれば合格点は越えられます。そういった難問をいかに本番で”捨てられるか”という判断力も、重要な力だと思います。

■最後に
 合格体験記というのはこちらの気象予報士塾以外も含めて、ネット上にはたくさんあり、すべてを鵜吞みにすることはできません。どのやり方を参考にしつつ、自分に合ったやり方を確立して勉強するか、そこが難しいところですが、良いとこ取りをしながら、試行錯誤しながらやるしかないと思っております。
 そんな中で個人的な1つの意見としてですが、こちらの講座は(市販テキストを読むだけですべて簡単に理解できるような人は不要ですが、そうでなければ)非常に役に立つ講座であろうと個人的に思います。

(参考:「藤田真司の気象予報士塾」の講座および過去問のほか、使用した教材)
・『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト<学科一般知識編>』(気象予報士試験受験支援会)
・『らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト<学科専門知識編>』(気象予報士試験受験支援会)
・『気象予報士試験精選問題集 2021年度版』(気象予報士試験研究会)




MOROZOさん(男性・30代・関西地方・会社員(営業職))の合格体験記


【勉強・受験歴】
2008年:独学で勉強開始
第31回(2009年1月):学科一般〇、学科専門〇、実技×
2009年:藤田塾入塾 (DVD講座 実技受講)
第32回(2009年8月):学科一般 免除、学科専門 免除、実技×
第33回(2010年1月):学科一般 免除、学科専門 免除、実技×
それ以後は、気象予報士試験は断念。

2022年2月末:気象予報士の勉強再開
2022年5月:藤田塾再入塾(WEB講座、直近過去問5回分受講)
第58回(2022年8月):学科一般〇、学科専門〇、実技〇


【勉強方法】
私の場合、学生時代に約1年半、社会人になってから約半年勉強しました。
社会人の立場で、勉強を再開すると決めたときは、学生時代と同じやり方では、短期間での合格は難しいと考え、勉強のやり方を見直しました。
①は完全合格できなかった1年半の勉強方法。②は半年の再勉強で合格できた時の違いを意識して体験談を書きました。藤田塾では、実技講座のみ受講しております。

①学生時代の勉強方法 
勉強期間:約1年半(2008年秋頃~2010年1月迄)
当時、勉強時間の管理をしていなかったので厳密には分かりませんが、約1年半で500時間近くは費やしたかと思います。

■改善した方が良かった点
・まとめノート(手書き形式)の作成
→手書きでルーズリーフに参考書のポイントをまとめておりました。しかし、これを作る事に時間をかけ過ぎてしまい、過去問演習が疎かになっていたように思います。まとめ方は、効率を考え、後述のWord形式へ変更する事にしました。

・想定問答集の作成
→回答の記述内容を丸暗記しているだけで応用が効かない状態になっておりました。勉強を再開して気付いたのですが、当時はパターン問題が多く、この方法でもある程度対応できたように思いますが、直近の7~8年の過去問を解くと、基本パターンでない問題も出題されるようになっている事に気づきました。

・過去問演習および質問不足
→藤田塾のオプションで一番良い点は、質問が無制限であることでした。しかもレスポンスが速い。当時の私の実技試験の過去問演習では、似たような回答が書けていれば、自分の判断で正答としておりました。気象予報士試験の記述では、慣習的な言い回しが必要で、それが正しいかどうか先生のフィルターを通してもらうと、意外と間違っていることに気づけます。

②再開してからの勉強方法
勉強期間:約半年(2022年2月末~8月20日)
合計:521時間(学科一般:133時間、学科専門:104時間、実技:284時間)
藤田塾では実技講座のみを最新バージョンで再受講し、時間短縮のため動画は1.5倍速で視聴しました。分からない部分が出てきたときは、止めて解説をじっくり読み、十分に理解してから進めるようにしました。
平日は、通勤時間で自作の単語カードやまとめ資料を見て復習。勤務終了後は、過去問演習1~2時間程度としました。
休日は、図書館や地域の自習室へ行き、6時間程度は過去問演習やまとめに充てました。

◎学科試験
・一般気象学
・らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト(一般、専門)
・精選問題集 2周
・過去問7~8年分 2周
・単語カードの作成
・まとめ資料(Word形式)の作成
→過去問を問1~問15に分け、分野毎にまとめ直し、出題されやすいポイントを追記していく形を取りました。

◎実技試験
・過去問7~8年分を2回または3回ずつ
 →最初は確実に時間が足りないですが、1回目は焦らずじっくり考えてから自分なりの回答まで出すようにしました。2回目以降は制限時間も意識して回答を進めましたが、3回目以降になってやっと時間内にできる感じでした。
・藤田先生への質問
→1回目の記述で、内容が少しでも怪しいと感じた所は全て質問しました。
・まとめ資料(Word形式)
→手書きですと、同じ分野で新たな内容が出てきたときに追記したり、順番を変えたりしにくいのですが、Word形式であれば、図表の貼り付けもしやすいですし、改変自由です。私の場合、知識編、資料・問題文のポイント編、擾乱(総観・メソ)のストーリー編などに分けてまとめました。Word形式であればスマホでも持ち運びしやすく、追記しては空き時間に見直し、知識を増やしていきました。


【挫折しそうになったとき】
・先人たちの合格体験記を読み、自分に合った勉強法、モチベーションの維持方法を取り入れる。
・図書館、公共の自習室の利用。(周りも勉強している環境に身を置く)
・適度な運動(朝の散歩、土日に1時間ほどのランニング)、サウナ


【藤田塾の活用方法】
・実技テキストの準備編に記載されている事(基本戦略)の実行
→ココに書いてあることが全てだと思いました。
・過去問の徹底した演習と藤田先生へ直接質問


【最後に】
長くなってしまいましたが、読んで頂きありがとうございます。
私の場合、学生時代に一度諦めておりましたが、過去の勉強方法を見直し、最短で合格する事ができました。これは、正しい努力の方法を藤田先生が講座を通じて、教えてくださったからです。それだけのノウハウが詰まった講座になっているのは間違いないです。

また今回は、勉強中も試験中も最後まで諦めないことが合格に繋がったと思います。実は、今回の第58回試験では、学科一般の最初の方で連続して自分の怪しい部分が出題され、焦ってしまい、かなり時間をロスしました。実技2では中盤まで時間をかけて丁寧にやり過ぎ、問4の最後まで十分に考える時間がありませんでした。今思えば、その時に諦めずに持ち直し、何とか分かる範囲で回答を入れたのが良かったかと思います。試験中に怪しい部分があっても引きずらない事が重要。学科であれば4問、実技であれば3割間違えても大丈夫という気持ちで諦めないのが良かったです。

藤田先生、初受講から10年以上経っての再受講でしたが、再びフォロー頂き本当に感謝しております。今年の5月に再受講を問い合わせた所、すぐにお返事を下さって、覚えていて頂いていた事は嬉しかったです。この場を借りてお礼を言わせてください。ありがとうございました。




Yさん(男性・60歳・愛知県・市役所の技術系職員)の合格体験記


発表当日、実技の合格ラインが68%と知り、半ば諦めていましたが、見事合格!
ビックリするのと同時に、我ながら3年半よく頑張ってきたなと思いました。

受験を考えたのは、60歳を迎えるにあたり(当時は50代半ば)このまま60歳の定年を迎え、その後は再雇用などで5年を過ごすのかなと考えたとき、地方公務員として水(河川や上下水道の業務)や防災に関係する仕事の経験が長かったので、気象のことを勉強し、自分の枠を広げたいと考え、一念発起しある通信教育に申し込みをしたのが始まりです。
その後、実技を勉強するには、当初の通信教育だけでは物足りなかったため、ネットで拝見した藤田塾に一昨年の夏に入り、指導をいただきながら本格的に勉強に励んできました。

最初は土曜日や日曜日の休みを中心に、図書館で1日勉強する日々が続き、2年目からはコロナ禍となり、たまたま娘が嫁いだため、子供部屋が空いたのでそこを自分の勉強部屋として頑張ってきました。

合格までの勉強時間としては1000時間と聞いていましたが、結果としては2000時間以上を費やしたと思います。3年半の内、後半の2年は勉強時間を棒グラフにして伸びていくことで自分のモチベーションとしており、平日は1時間程度、休日は5時間から8時間程度勉強し、月平均時間が70から80時間、最高115時間勉強したこともありました。

試験は6回申請しましたが、昨年と一昨年の夏の試験はコロナ感染拡大により大阪に向かうことができずに断念、結果4回受験しました。1回目はまぐれで学科の一般が合格ラインに達しましたが、2回目、3回目ともに学科の点数が1点足りずに合格ラインに達しせず、今回4回目の受験で学科及び実技も合格することができました。3回目の試験で学科が両方ともに不合格であった時が、一番ショックでしたが、それから何とか気持ちを持ち直し、過去問をひたすら解いたことが、今回に繋がったのかなと思います。

今まで、資格と言えば普通免許しか持っていない私が、3年半もよく勉強したな思います。コロナ禍と言え、休みはほとんど部屋に籠って勉強させてくれた妻や家族にも感謝で一杯です。
また、ここまで自分を駆り立てたチベーションとしては、今年度末に迎える定年退職までに合格し、全国で1万人余のしか持っていない資格を同僚や後輩たちに自慢することもその一つでした。(以前の合格体験記にもありましたが、“ドヤ顔”をしたいがために頑張ったこともひとつですね)

今後は、後輩が活動している水防災のNPOへの入会も誘われましたので、気象予報士として地域に貢献出来たらなと考えています。

最後になりますが、藤田真司様、今までご指導いただきありがとうございました。
また、第59回試験に向けて勉強している方、頑張ってください。合格することを祈念しています。




Kさん(女性・30歳・航空会社勤務)の合格体験記


1. 受験のきっかけ
航空会社で客室乗務員として勤務している際、飛行機の窓から見える景色が綺麗で、空模様が移り変わる理由を知りたいと思ったからです。
私は、数学(というより、もはや算数レベル)が大の苦手で、もちろん、物理・化学の素養もありませんでした。気象に関するすべての知識は、藤田先生に教えていただきました。


2. 受験歴
恥ずかしながら、最初の3回は勉強が間に合わず、ほぼ記念受験です。
2016年に藤田塾へ入塾
第?回  一般× 専門× 実技×(記念受験)
第?回  一般× 専門× 実技×(記念受験)
第?回  一般× 専門× 実技×(記念受験)
第55回 一般× 専門× 実技× (学科試験、どちらも1点足りず)
第56回 一般× 専門× 実技× (学科試験、どちらも1点足りず)
第57回 一般:〇 専門:〇 実技×(一般10点、専門12点)
第58回 一般:免除 専門:免除 実技〇


3. 「藤田真司の気象予報士塾」に入ったきっかけ
大学のサークルの先輩が気象キャスターとして働いていらっしゃり(藤田真司の気象予報士塾の卒業生)、こちらの気象予報士塾を教えてもらいました。
一般・専門・実技のすべての講座を受講しました。


4. 合格までの流れ
始めの3年間は、のんびりDVDを見ながら一般・専門の勉強を行いました。全く理系の知識(というより、センス)がなかったため、一般はかなり苦労しました。計算問題は全て藤田先生に質問したのではないか?と思っています。
2019年4月~2022年4月までは、シフト勤務ではなく日勤(9時~18時)をしていました。日勤を始めて1年後にコロナ禍となったため、週3日ほど休みになりました。そのため、休みの日は1日あたり6時間ほど勉強しました。(午前2時間、午後2時間、夜2時間)集中して過去問演習を行ったことで学科試験の力がついていることが実感できました。しかしながら、2回連続で1点足りず、学科試験の壁を超えることができませんでした。「やはり、理系の試験は私には向いていないんだ」と、かなり落ち込み、実技はもっと難しいと聞くし、私には合格なんて無理なんじゃないかと思いました。
けれど、「数学ができない」というコンプレックスを打ち消したい!と思い、諦めずに勉強を続けました。
勉強を続けた結果、第57回で一般はギリギリ、専門は12点で合格することができました。実技試験は勉強が間に合わず、ほとんど解けなかったです。
その後2022年5月に客室乗務員職に復帰しました。泊りが多い仕事なので、仕事の日はホテルで1題は解く!と決め、休日は6時間勉強しました。過去問演習に取り組み、第58回で合格することができました。


5. 勉強方法について
〈一般〉
計算問題にかなり苦労しました。藤田先生の解説を聞くと理解はできるのですが、初見の問題は全く歯が立たないものもありました。計算問題は、似たような問題・考え方をするものは取りこぼさない!全く新しい傾向は諦める!と考え、できないことにフォーカスするのではなく、「これならできる!」を積み重ねるようにしました。法規は4点満点を目指しました。(結局、1点落としましたが・・・。)

〈専門〉
重箱の隅をつつく問題が多いなぁ、と思いながら過去問演習をしていました。本番でも、勉強していなかった推計気象分布が出題され、過去問演習だけではなく気象庁HPや気象観測の手引きは夜寝る前にでも読み込み、多くの知識を得よう!という姿勢で勉強することが大切だと思いました。

〈実技〉
初めは1問解くのに3時間くらいかかっていたと思います。資料も多いし、どこに着目すれば良いのかわからないし・・・DVDを2周する頃になって初めて、「問題を読むのに精一杯」から「問題の流れ」が掴めてきた感じがしました。
そこからは、藤田先生もどこかでおっしゃっていたような気がするのですが、「実技の質問は2つのみです。」という観点を、いつも頭に思い浮かべながら過去問10年分の演習を行いました。1つ目は「どうなっているのか=状況の確認」2つ目は「なぜ、そうなるのか=原因を探す」です。記述では、どちらの項目を問われているのかを確認してから、回答を作成するようにしました。
また、「解答の塩梅」を身につけるのにも苦労しました。0.1°刻みで緯度・経度を求めさせる問題もあれば、「~場を答えよ」というように、大局的な見方をする問題もあり、気象学は繊細な部分もあれば、大まかにみる視点も大切なんだな、と思いました。
私は文系ということもあるのか、学科試験より実技試験のほうが楽しく勉強をすることができました。あとは、実技においては穴埋め問題は満点を取ることを目標にしました。


6. 「藤田真司の気象予報士塾」のメリット
気象学知識0の人でも、気象予報士の資格を取得できるような教材・環境があることです。知識0でも、理系科目が苦手でも、DVDとテキストで考え方を理解できるようになります。そして、質問無制限の制度のおかげで、トコトン・納得するまで質問を行うことができます。模範解答例以外の回答を「正答の範囲内です」とお墨付きを頂けることは、孤独な受験勉強の中での光というか、かなり自信がつきます!


7. 最後に
藤田先生に出会わなければ合格はできなかったです。私は懇親会で1度お会いしましたが、DVD通り、気さくで優しい先生でした。やっと先生に合格の報告ができて嬉しいです。
私が受験生活で大切にしていたことは、「①嫌いなことほど向き合う」「②これならできる!」を積み重ねることで自信がつく」「③自信は成功する第一の秘訣である」です。
試験当日は緊張しましたし、見慣れない問題も出てきました。(他の受験生も気になりました笑)そのような時は、まず深呼吸!そして自分を信じることです!
長文となりましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。
藤田先生、本当にありがとうございました!!!




Nさん(男性・20歳・神奈川県・大学生(文系))の合格体験記


[受験歴・受講歴]
第56回 一般:× 専門:× 実技:採点なし
(56回試験終了の数日後、藤田塾受講開始(実技のみ))
第57回 一般:〇 専門:〇 実技:×
第58回 一般:免除 専門:免除 実技:〇

[はじめに]
小さいころから気象に興味があり、コロナによる自粛や大学生であることで自由な時間を多く確保できるようになったため気象予報士の資格を取得しようとしました。

[勉強場所や勉強時間]
はじめにでも申した通り、時間が多く確保できたため自宅での学習をメインとしてやっておりました。また、通学などの隙間時間を利用して暗記系の復習を行っておりました。アプリで勉強時間を記録できるものを活用してカウントをし、勉強のモチベーションの一つとしてやっていました。勉強時間としては一日で10時間ほどの勉強をした日もありますし、3か月ほどほとんど勉強していなかった時もあり、ばらつきがありました。総勉強時間としては800~900時間だと思います。

[学科の勉強方法] 
学科は藤田塾では受講せず、他の資格支援を行っている気象予報士の通信講座を受講しておりました。勉強の流れとしては、初めにわからないことやキーワードとなる単語やその説明文にアンダーラインを引いておりました。テキストを3周ほど読み、通信教材で配布された問題集を解き、郵送で解答用紙を送り、採点を行ってもらいました。その後テキストを何周も読み(5~6周)、内容が定着してきたと感じたので、過去問を解くようにしていきました。過去問ではテキストには載ってない知識が多く、なかなか点数を取ることができませんでしたが、わからない知識が出てきた場合にはテキストにその内容を書き込み、知識量を増やしていきました。また、テキストに載っている内容にもかかわらず、正答することができなかった問題については、テキスト内の文章に間違えた問題に対応する箇所にレ点を付け、今後同じような内容が出題されたときにもう一度間違えないよう意識して勉強できるように工夫しました。知識の漏れが少なくなるようテキストをさらに読み返し、結果的には20~30周ほどしたと思います。過去問については、過去問演習が非常に有効な手立てだと藤田塾に入塾するまで知らなかったので過去4年分ほどしかやっていません。

[個人的な学科の戦略]
学科を合格するには知識力であると個人的には感じていましたので、とにかく過去問などでわからない知識があればテキストやルーズリーフに書き込んでおりました。また、一般では物理や数学の数式を使った問題が出題されますが、自分自身は文系であり、数式を使った問題というのは正直、ほとんどわかりませんでした。そこで考えたのは、数式の使う問題は捨て問と考えて進めていきました(あまりおすすめはしません笑)。その代わり法律系などの知識問題では絶対に落とさないと覚悟して取り組みました。

[実技の勉強方法]
実技は藤田先生のテキストと動画の視聴(3~4周)をし、知識が定着したころに過去問に取り組みました。過去問は先生のおっしゃる通り7~8年分の過去問を解き、なぜそのような答えになるのか説明できるよう理解を深めていきました。また、わからないことや自分の作成した記述の文章をメールを通じて質問を行い、理解不足や課題の洗い出しをしておりました。藤田先生は回答を暗記することはお勧めしないとおっしゃっておりますが、過去問を何度も解いていくうちに同じような使いまわしをする表現が多くみられるように実感し、今後も同じような言い回しができそうなものについては暗記をしておりました。最終的には7~8年分の過去問を4周し、完璧に理解できるようにしていきました。

{さいごに}
気象予報士試験を合格するためには膨大さ勉強時間が必要と思いますが、精神面やメンタルも重要だと感じます。実技の過去問を初めて解いたときに「こんな問題、解ける人がいるのか」という絶望感を抱いたことは今でも忘れません。勉強をしている中で多くの苦難や壁にあたり、不安を抱くことが多いと思います。本当にこのまま勉強を続けていても合格することができるのかと思いながら勉強したことは非常につらいものでした。しかし、今まで積み上げたものをムダにしたくない、報われるようにしたいと思い諦めずにやり遂げました。困難や苦難を何度も乗り越えた先には必ず得られるものがあります。実際の試験では手が震えたりするような緊張はせず、いい緊張感をもってやることができました。この試験会場で一番勉強したのは自分だと思えるようになり、また、「今日はどんな問題がでてくるだろう」と楽しみにしながら試験に挑むことができました。大変だと感じることは多々ありますが、気象予報士試験合格の目標に向かって最後まで諦めずに頑張ってください。




パツさん(男性・50代・栃木県・コンビニ本社勤務)の合格体験記


◆はじめに
私が気象予報士試験に合格するまでに、その受験回数は実に13回を要しました。
合格がわかった瞬間は、思わず「やった!ついにやった!」と叫んでいました。とても嬉しかったです。
しかし、資格取得にチャレンジすることを思い立ってから合格まで、あまりにも長く、10年以上経過しています。
私ほど長くはないにしても、何度も不合格を味わい苦しい思いをされている受験生の方もいらっしゃると思います。そのような方々の参考になることがあればと思い、また適切なご指導をくださった藤田塾長への感謝の想いも込めて、私の体験記を書かせていただきます。

◆気象予報士試験受験のきっかけ
私は、コンビニ業界に身を置いており、複数の店舗を担当してその販売や品揃えをアドバイスするといった仕事を長くやっていました(現在は別の部署ですが)。
その活動の中で、気象と販売の関係に興味が湧くようになりました。
例えば、「秋冬のおでんや夏場の冷やし麺の販売と気温の関係は密接だが、もっと効率良く対応する方法はないか。」「ホット飲料は、いつ売場拡大/縮小すれば最適なのか。」などです。
業務で失敗や成功を繰り返すなかで、「気象予報士の資格を取得でき気象に詳しくなれば、もっと的確なアドバイスができるのではないか・説得力も増すのではないか」と考えるようになり、気象予報士試験にチャレンジすることを決意しました。2009年頃のことです。

◆独学時代と挫折、藤田塾との出会い
独学で勉強を始めて、2010年から3回続けて受験しましたが、結果はあえなく不合格、まぐれでの専門の合格のみでした。
その後、仕事が忙しくなったことや、「やはり文系の自分にはムリかな」などという考えを自分の中で言い訳にして勉強も受験もやめてしまっていた期間が6年間ほどありました。
ただ、気象と販売の関係に対しての興味は衰えず、そういった関連の書籍を購入して読むといったことはしていました。
2017年頃に、あることがきっかけで、自身のこれまでやってきたことを振り返るようになり、「中途半端な状態は良くない。初志貫徹したい。」と思い、再度のチャレンジを決意しました。この時に一度受験しましたが、想いだけで勉強が伴っていなかったので、当然ながら不合格でした。
2018年に別の部署に異動になり、それまでよりは勉強時間が取れるようになりました。ここから合格まで、9回連続で受験したことになります。
しかし、当初の試験結果は学科が時々受かる程度で、新しい参考書を求めて買い続けるが結果は伴わないという悪循環に陥っていました。
それでも、第53回試験で初めて実技試験が採点対象となりましたが、試験後に気象業務支援センターの解答例を見て「全くダメだ。」と思いました。
結果は不合格。特に実技の勉強はプロに指導を受けようと考えるようになりました。「意味のない独学へのこだわりは捨てよう。参考書を購入するお金を講座受講にかけよう。」と、発想を変えたのです。
迷わず、藤田塾を選びました。理由は、それまでに見ていた藤田塾の解答速報で藤田塾長が非常にスピーディー且つ丁寧な解説をされていたからです。これ以上のレベルの解答速報を私は知りません。また、稀に誤答された際に、すぐに訂正・お詫びをされており、誠実な方なのだろうなと非常に好感を持っていたからです。充実したサポート体制にも魅力を感じました。
2020年4月に、藤田塾の門を叩きました。

◆藤田塾入塾後から第57回試験まで
結果として全コース(当時はDVD受講があったので、そちらを選択しました)でお世話になりました。藤田塾長のお話はとてもわかりやすく、理解が進みました。オリジナルの図版や文章も秀逸ですが、特に藤田塾長の「言い換えますと、○○ということです。」や「○○という風にイメージしてください。」といった表現が非常に助けになりました。また、藤田塾長がボディアクションも交えてお話されていることもあり、記憶に残りやすい講義になっていると感じました。正確な知識を丁寧に伝えてくださり、独学時代に分かったつもりでいた知識を修正することができました(対流不安定、温度移流、渦度移流、温度風、高波と高潮等々・・・)。
実技の添削は、講義になかった最近の問題について10題ほどお願いしました。毎回、非常に早く(殆ど当日中でした)返信をいただけ、大変助かりました。藤田塾長のアドバイスや解説は、メールや資料をプリントアウトして保管しました。
しかし、学科は合格できるようになっても、実技がなかなか合格できませんでした。実技で連続して跳ね返され、私にとってまさに「実技の壁」でした。いま思い返すと、この頃が一番きつかったと思います。「このまま一生合格できないのでは。」などと考えたこともありましたが、「ここでまた諦めたくない。お世話になっている藤田塾長にも良い報告がしたい。」との想いでした。
こういった時に、藤田塾の先輩合格者の方々や書籍の体験記を読むことで励まされていました。また、勉強習慣を途切れさせないように、毎回の試験後も受験勉強を休むことはせず試験の翌日か翌々日には再開していました。
第57回試験で、初めて実技のみの受験となったのですが、その対策期間中に改めて実技の取り組み方を再考しました。過去問演習は、約30題を3~5周繰り返していましたが、なかなか力が付かない。何故なのか?と。
私が自己分析したのは、藤田塾長のお話にあるように、「完全に理解する」ことと、それを知識や技能として身に付けることが不十分であった、ということでした。ふと気づいたのは、「演習の後に自身の改善点を纏めた≪間違った箇所やたまたま合っていた箇所及び藤田塾長の添削コメント≫の資料とテキスト教材を別々に保管していたため、それらを体系的に習得するうえで非効率になっているのでは?」ということでした。ここからやり方を変え、両者を一つにして管理するようにしました。非常にアナログですが、テキスト教材の該当箇所に自身で纏めた資料や藤田塾長の添削コメントのプリントを挟み込む形です。結果、テキスト教材が倍くらいの厚さになってしまいましたが・・・。アナログ人間の私にとっては、これがやりやすい方法でした。これにより、「テキスト教材を読む→過去に誤答した問題が出てくる→解く→解決しているか確認できる」の流れが出来ました。
しかし、これらの準備をして臨んだ第57回試験でしたが、またも実技の壁に阻まれ、学科一般も復活してしまいました。
改善した勉強法で改めて習得するには時間が不足していたためだと分析しました。

◆合格した第58回試験
一般と実技の受験でしたが、一般でも上記の方法を取り、基礎知識の理解と過去問演習の効率が上がったという実感がありました。入塾前は苦手意識のあった大気の熱力学や大気の力学などは、「積極的に解きたい」と思うようになっていました。また、それにより実技に必要な基礎知識を再確認できたこととなり、良かったと思います。
また、試験の3ヶ月前くらいから、実技の過去問演習はそれまで1題ずつやっていたものを2題続けて(間に本番と同様に30分休憩)行うようにしました。これは、以前の受験時に実技2の中盤くらいから「疲れ」を感じることがあったからです。「本番で疲れずに力を発揮するためには、2題続けて解くことを当たり前にしなければ。」と考えました。結果、これが良かったのだと思います。本番でも疲れを感じることなく、最後の瞬間まで集中できました。また、これまでの過去問演習で様々な図表を読み解いていたため、初見の「ブレッドシュナイダーの波浪の関係式に基づく風浪推算の図」も慌てることなく対処できました。もちろん、終了後はどっと疲れましたが。ただ、自身の持てる力を十分に発揮できたという、ある種の爽快感がありました。これは初めての感覚でした。
自己採点で、一般は13問正解、実技は67~68%程度といったところでした。本当にギリギリ滑り込みの合格だったのでは、と思っています。

◆勉強時間と質
私の場合、勉強時間は仕事とのバランスで時期により異なりますが、最近は平日朝に一般知識講義視聴と気象庁の短期予報解説資料読み込み(天気図や気象衛星画像を見ながら)で1時間程度、休日は短期予報解説資料のほか、1日は一般知識過去問演習及びテキスト教材確認(4~5時間程度)、もう1日は実技過去問演習2題(4~5時間程度)を繰り返していました。平日は隙間時間も活用し、休日は家でじっくりと取り組みました。藤田塾長のおっしゃる通り、体がつらくなるので睡眠時間は削りませんでした。
以前はもっと長時間勉強していた時期も長かったのですが、自分に必要なやり方で質を上げることができれば結果に繋がると実感しました。

◆最後に
藤田塾長のご指導なしに、今回の合格は考えられません。本当にありがとうございました。
今後は、気象について更に勉強を続け、資格を業務に活かして行きたいと思っています。

私の体験記に、受験生の方々にとって少しでも参考になる点がありましたら嬉しく思います。
諦めずに、自分にとって最適な受験勉強が完成すれば合格できると思います。
12回も不合格を味わった私でも、合格できたのですから。




Vさん(女性・20代・文系学部4年)の合格体験記


動機
学生ということもあり、コロナの流行とともにかなりの時間が生まれました。この時間を無駄にしないよう、何か1つ資格をとりたいと思いました。
気象予報士は認知度も高く、難易度の高い試験でやりがいもあります。少し参考書を読んだときに、これなら楽しく勉強できそうだと思い、資格取得を決意しました。


受験歴
54回→一般×専門×
55回→一般×専門×
独学では無理と判断、藤田先生の一般と専門の授業を受け始める
56回→一般○専門○
藤田先生の実技の授業を受け始める
57回→一般免除 専門免除 実技×
58回→一般免除 専門免除 実技○、合格


藤田先生の講座を受講しようと思った理由
54回、55回と一般と専門で不合格、私の学力では独学では全く歯が立たないことに気づきました。そんなとき、55回の試験会場で藤田先生のチラシをもらったことを思い出し、藤田先生の講座を検討し始めました。
他の講座も検討しましたが、質問したいときにすぐ質問でき、すぐ回答が返ってくるところが何よりも魅力でした。また、藤田先生の授業がどこでもいつでも受けられるところも魅力でした。


最も効果があった勉強法
一般、専門
一般、専門は膨大な知識を理解、そして記憶しなければなりません。そのため、毎日インプットとアウトプットをすることが必要だと考えました。そこで毎日復習するために一番効果的だったのが、忘却曲線にそって登録した問題を通知してくれる携帯のアプリです。自分で毎日復習したい問題や図を登録し、毎時間通知で強制的に登録したものを目に入れることにしました。毎時間携帯をじっくり見ることができるわけではないため、ほぼ目に入れる程度で終わってしまう形でしたが、適度にインプットとアウトプットを行え、記憶にも定着しました。アプリに頼ることもおすすめです。

実技
57回の実技不合格と58回の実技合格前の勉強を比較して述べさせていただきます。
57回に関しては、大学のテストと被り時間がなかったこともあり、過去問を解く→丸つけをするという機会的な作業になり、自分のわからないところがそのままになってしまっていました。過去問は7.8年を一周したはずですが、全く身のためになっていなかったと思います。
58回では、少し時間に余裕があったこともあり、過去問を解く→自分のわからないところがわかる→ノートにわかるようになったところをまとめるという良いルーティンを確立させることができました。
わからないところはまとめノートに「□質問する」と書き、チェックボックスにチェックしていく形で藤田先生に漏れなく質問し、返信をノートに書き写しました。
この、わかるようになったところをノートにまとめる作業がかなり良かったです。もちろん藤田先生の講義自体では先生のおっしゃるようにノートを作る必要はありません。しかし、実技試験の過去問演習まとめノートはあって良かったと思っています。
また、実技試験は独特の表現があると思います。私は直前まで表現方法まで勉強が追いつかず、理解で精一杯でした。しかし試験直前になって、表現もかなり大事なことに気づきました。そのため過去問を一通り7.8年分解いた後に、全ての過去問の解答をPDFで落とし、どのような表現になっているかだけを研究する時間を作りました。直前にやったことが逆に効果的だったのか、本番では言いたいことをきちんと過去問の表現方法にそって書くことができました。
また、私は過去問でケアレスミスが目立っていました。そのため、本番では紙をちぎった後、問題を一通り読み、見落とすと間違えかねない条件には赤鉛筆で丸で囲む作業をしました。たとえば「符号をつけて」「10の倍数で」などです。これは合格体験記から学んだ内容だったと記憶しています。本番はこの効果もあり、一個も見落とした条件はなかったように思います。


藤田先生の活用方法
藤田先生の講座の魅力は何よりもいつでも質問できる環境、わかりやすい講義です。学科で2回連続不合格だったとき、私は理解できない内容を理解することにかなりの時間を食われていました。しかし、藤田先生の講座を受講し始めてからは、質問とわかりやすい講義のおかげで理解できないことを理解できるようになるまでの時間が圧倒的に縮められます。この点で勉強がとても効率的になりました。
実技試験では、藤田先生に自分が書いた記述を添削していただくことはしませんでしたが、わからないことはメールで質問させていただきました。自分の理解を深めること、理解に自信を持つことには必要不可欠だったと考えています。

最後になりますが、藤田先生がいらっしゃらなければ確実に私の合格はなかったです。本当に本当にありがとうございました。




Hさん(男性・30代・静岡県・自動車メーカー勤務)の合格体験記


【受験のきっかけ】
 以前、理化学系メーカーで営業の仕事をしていたころ、大学の先生方にお世話になっていました。先生方の専門的なスキルを通して社会に貢献していく姿を見ていくにつれ、自分も専門的な知識・技術を身に着けて社会に貢献したいと思い、気象予報士を目指しました。


【受験歴】
第52回 一般〇  専門×  実技-
第53回 一般免除 専門〇  実技×
第54回 一般免除 専門免除 実技×
第55回 一般〇  専門免除 実技×
~藤田塾に入塾~
第56回 一般免除 専門〇  実技×
第57回 一般免除 専門免除 実技×
第58回 一般〇  専門免除 実技〇


【勉強時間】
 勉強時間は本当にまちまちでした。全く勉強しない日もあれば、10時間ほど勉強する日もありました。試験一か月前に関して言えば、平均して平日は2~3時間、休日は8時間ほどしていたと思います。


【勉強方法】
① 一般
1.イラスト図解 よくわかる気象学
2. らくらく突破シリーズ
3. 新 百万人の天気教室
4. 一般気象学
5.過去問 10年分
 上記のテキスト・過去問を使っていました。メインで使っていたのは、よくわかる気象学、らくらく突破シリーズです。百万人の天気教室と一般気象学は辞書的な感じで詳しく知りたいときに関連ページを読むようにしていました。学習方法としては、らくらく突破シリーズをある程度理解した段階で過去問に入り、間違えた問題を復習していたので、特段特別な方法はしていないと思います。人によってはノートにまとめる方も多いと思いますが、私は一切まとめたりしていませんでした。

② 専門
1. イラスト図解 よくわかる気象学
2. らくらく突破シリーズ
3. 気象庁ホームページ
4. 過去問
 上記のテキスト・過去問を利用していました。学習方法に関しては一般と同じです。ただし、専門に関しては年々技術が進むにつれて情報が更新されていくので、気象庁のホームページを空いた時間に読んで最新情報をキャッチするようにしていました。らくらく突破シリーズに関しては古い情報も多々見られるので、使用する際には注意が必要だと思います。

③ 実技
1. 藤田塾
2. 他講座の教材
3. 過去問
 実技に関しては個人的にかなり苦労し、紆余曲折してしまったかなと思います。合格した今となっては、藤田塾と過去問7~8年分を完璧にするところをゴールに勉強するのが一番の近道だったと思います。


【藤田塾に関して】
 実技講座しか受講していませんでしたが、講義の質、質問へのレスポンスの速さなどトータルで考えると非常に良かったと思います。特に、質問回数に制限がないのが非常にありがたかったです。何度も質問メールを送りましたが、それら全てに丁寧にお答えいただきありがとうございました。
 また、お世話になった手前申し上げにくいのですが、個人的には作図問題特化型の講座があればうれしかったです。


【辛かった時】
 何度も不合格通知をもらうと少し精神的にまいってしまう場面が何度かありました。そんな時は、藤田塾やインターネット上にある合格体験記、エピソードを読んでいました。結局のところ気象予報士試験は、一発で合格する人もいれば10回以上受けて合格する人もいます。中には何らかの理由で受験をやめてしまう人もいると思います。そう考えてみると、「ほんと人によりけりだなぁ」と思えて、自分のペースでちまちまやっていけばいいかと思って勉強に戻っていました。


【最後に】
 7回目の受験でようやく合格できました。これまでの人生いろんなことを中途半端に投げ出していたので、気象予報士試験合格のおかげで少しは真人間に近づけたのではないかと思います。
 これから受験される方も、可能な限りあきらめずに頑張っていただければ幸いです。多くの方が仕事や家庭のことなどで忙しく大変だと思いますが…
 藤田先生も最後の最後まで熱心にご指導下さりありがとうございました。藤田先生のご指導なくしての合格は不可能だったと思います。




Zさん(53歳・茨城県・会社員)の合格体験記


 第58回試験にて合格いたしました。藤田先生のご指導に、改めて感謝申し上げます。
 自分が最初に受験したのは2014年1月の第41回試験です。この時はそれなりに時間をかけて準備したものの不合格で、以来断続的にトライしていましたが学科の1つさえ通過することはありませんでした。2回目以降は「運よく学科に合格したらそれから真面目に勉強すればいい」というような心構えで、さしたる勉強もせずに臨んでおりましたので、この結果は当然と言えば当然です。

◆本格的な勉強開始から合格まで
 2020年春、世の中がコロナ禍に入って在宅勤務が多くなり、やや時間に余裕ができたのを機に腰を据えて勉強を開始しました。ようやく自分に合った参考書にめぐり合ったのも追い風になり、8月の54回試験で初めて学科試験に合格。自己採点結果を確認し『藤田真司の気象予報士塾』の門を叩いて実技試験対策講座を申し込みました。
 以降の結果は下記の通りです。
 第54回 一般〇(11点)専門〇(12点) 実技受験せず
 第55回 学科免除 実技×
 第56回 学科免除 実技×
 第57回 一般〇(13点)専門〇(14点) 実技×
 第58回 学科免除 実技〇
 学科試験を同時にパスできたのは幸いでしたが、免除期間も同時に終了します。56回試験のあと、本塾の学科試験対策講座を申し込み、通常とは逆の順番で受講する形になりました。
 実技試験の手ごたえとしては、初めての挑戦となった55回はお話にならないほどダメ、56回は前回よりはできたものの「まだちょっと足りなかったな」という印象。学科と同時に受験した57回は「何となくできた」気がしましたが不合格。そして合格した58回は「こことあそこができなかった」と自分でもハッキリ分かりました。
 「何となくできなかった」→「何となくできた」→「明確にできなかった」と来て、ここで合格となったわけです。ひょっとしてさらに勉強を続ければ「明確にできた」というフェーズに入ったのかもしれません。
 これは準備期間中の感触ともリンクしていて、56回試験に向けて勉強していたときは、どうも「伸び悩んでいる」という自覚があったのに対し、合格した58回試験では、本番2カ月ぐらい前にようやく「手応え」らしきものを感じ取っていました。問題の流れを自然と掴めるようになり、問題に適したアプロ―チの仕方を頭の中の引き出しから取り出せるようになり、トラフや前線が天気図の中に何となく見えるようになる、といった意味での「手応え」です。
 このように、自分は短期合格できたわけでもありませんし、あまり他の方の参考になるような話もないのが正直なところですが、二点だけ、ここに記しておきたいと思います。

◆「五十の手習い」を実践
 一点目は、年齢のことです。自分が本格的に勉強を開始した2020年、自分は51歳になっていました。ちょうど、急激に記憶力の劣化を感じ始めていた時期です。もともと記憶には自信があったぶん、これは大きな焦りを生みました。実技に2回落ち、学科の再受験が決まったときも不安しかありませんでした。しかし本塾の学科試験対策講座を通じ、より理解を深めることで2回目の学科通過時はどちらも得点を上積みできました。
 頭から丸暗記する、というような「力業」の記憶はやや怪しくなっても、その裏にある背景や道理を理解することで記憶する戦い方はできる、ということなのでしょう。野球のベテラン投手が、ストレートの球威が落ちてきても、配給やコントロールで三振を奪えるのと同じです。
 年齢による影響は人によって違いますし、人生のもっと先輩の方々も合格しておられますが、多くの同年代の方が「より早く受験しておけばよかった」と後悔されているかもしれません。しかし、20代、30代は仕事が忙しく資格試験のための時間が取りにくいのもまた多くの人に当てはまる事実です。後悔しても時間は戻りませんし、自分は途中から「記憶力低下への対策も含めて試される試験だ」ぐらいに開き直りました。もっとも「記憶力を維持する」とうたわれるサプリやドリンクを飲んでみたり(効果のほどは分かりません)、『おかえりモネ』を観て縄跳びを飛んでみたり、と悪あがきはしましたが。
 また、加齢によるハンデは記憶力だけではありません。視力もそうです。自分は40代後半から、これも急速に手元の書類が読みにくくなってきました。54回は学科試験だけでしたので、試験中メガネをはずし、顔を机に近づけて回答していましたが、実技試験となると75分×2の長丁場です。ずっとその姿勢をとっていると腰に来ます。そこで55回試験には遠近両用メガネを作って臨みました。ただ自分の場合これが合わなかったようで、結局試験中はメガネを外すことになってしまったため、56回試験前には老舗のメガネ店で時間をかけて調節し、近くを見る専用のメガネ(言わば高級な老眼鏡)をあつらえました。これがなかなかに快適で、よほど細かい図表以外はメガネをかけたまま回答できたため、肉体への負荷が減りました。

◆オンラインコンテンツとしての完成度
 もう一点は、これから『藤田真司の気象予報士塾』に参加するかどうか検討している方にお伝えしたいことです。それは本塾の講義動画が、オンラインコンテンツとして極めて優れている、という点です。
 なぜ本塾を選ぶのか、と言われれば、合格者実績などの客観的データに加え、「先生の解説が分かりやすい」「指導が丁寧である」という点を挙げる人が多いと思います。それは言うまでもなくその通りなのですが、加えて、この動画教材が「オンライン受講に特化して作成されている」という所を特筆すべきと考えています。
 実際に受講するまで、講義の動画はスクーリングの模様を撮影したようなものかな、と想像していました。しかし、受講された方はご存じのように、本塾の動画教材はオンラインでの受講を前提に作成されています。
 コロナ禍で一気に普及したオンライン会議に参加したことのある人はよくわかると思いますが、目の前にいる人に話す時と、オンラインでつながっている人に話すときでは、声の大きさやスピード、表情、間の取り方などが自然に異なってきます。それを無視すると、結果的に相手に「伝わらない」という結果を生みます。
 藤田先生はオンラインの向こう側にいる受講生を意識して、そこに「伝わる」ように話しておられ、話の内容がすっと入ってきます。試しに、会社のオンライン会議で少し藤田先生の話すスピードや間の取り方をまねてプレゼンしてみたところ、いつもよりちょっとウケました。
 そして動画の画面構成も、テキストの該当箇所を大きく表示させることで、手元のテキストにいちいち目を落とさなくても、画面に視点を集中させた状態で受講できるようになっています。これは自分にとって理想的な受講スタイルを可能にしてくれました。動画をリビングの大画面テレビに映し、ややリラックスした姿勢で視聴する、というものです。あまり集中力が続かない自分も、ある程度長い時間、集中力を持続させることができました。
 本格的な勉強を開始して2年半、長いといえば長い勉強期間を乗り切ることができたのも、本塾の講義動画がストレスなく視聴できるように設計されていたことが大きいと考えています。

◆これからの勉強に向けて
 気象予報士試験のための勉強は終了しましたが、この資格を活用して実際に行動するための勉強はこれからです。今回の、大学受験以来30年以上ぶりとなる「受験勉強」を通じ、1つのジャンルについて基礎理論から応用までを学ぶことの意義にも触れることができました。
 気象に関する知識はもちろん、「学び方」と「学ぶ大切さ」、そしてちょっとだけ「オンラインでの話し方」まで教えられた楽しい2年半でした。ありがとうございました。




Dさん(男性・41歳・北海道・地方公務員)の合格体験記


1 気象予報士を目指したきっかけ
  私は現在、北海道で公務員として働いており、担当業務の中には「災害対策」という任務があります。
  様々な気象用語や災害に触れるのですが、言葉の本当の意味やメカニズムについて、わかっているようでわかっていないことに気付き、本格的に気象を学習しようと思ったことがきっかけでした。
  学習するなら、具体的な目標を定めやすい気象予報士の資格を取得しようと思ったのです。


2 受験歴
  平成31年4月末から学習を始めました。
   第52回 一般知識:合格 専門知識:合格   実技:不合格
   第53回 未受験
   第54回 一般知識:免除 専門知識:免除   実技:不合格
   第55回 一般知識:合格 専門知識:不合格
    ~藤田真司の気象予報士塾へ入塾(実技コースのみ)~
   第56回 一般知識:免除 専門知識:合格   実技:不合格
   第57回 一般知識:免除 専門知識:免除   実技:不合格
   第58回 一般知識:合格 専門知識:免除   実技:合格   


3 学習方法
 (1) 一般知識、専門知識
   学科試験については、ナツメ社さんのテキストを使い、何度も繰り返し問題を解いて解説を熟読するとともに、試験前は過去問題をじっくりと納得のいくまで解きました。
   専門知識については、気象庁のホームページを読んだりしました。
   
 (2) 実技
   第55回終了後の令和3年4月に「実技コース」に入塾しました。理由としては、学科試験はそれまでに合格したことがあったからです。
   藤田先生の実技コースでは、各論解説から過去問題解説まで、終始「目から鱗」状態でした。
   自分としては、この実技試験だけは、参考書や過去問題だけでは合格できなかったと思います。
   天気は様々な要素が絡み合って動き、変化するものですので、この「動き」を動画を通して本当によく理解できたと思います。
   また、先生がよく仰る、「出題者、問題と対話」して流れをつかんでいく能力が身についたと思います。
   学習を進めていくと、先生の関西弁が自然に聞こえてくるまでになりました。試験本番中もです。(笑)
   学習方法は、過去問題を解いて解説を聞く。解答の意味や流れが分からなかったら質問して納得するまで取り組む。これだけです。
   近道はありませんでした。こつこつ諦めずにやるのみです。
   過去問題については、先生のコースに含まれるものと、ネットで公開されているものを合計6周程度したと思います。
   こなすべき回数は人それぞれだと思いますが、自分のものになる時が必ず来ると思います。


4 最後に
  今後も公務員として、人命に深くかかわる災害対策に、気象予報士試験を通じて得た知識を生かしていこうと思います。
  また、私の受験経歴を見てわかるように、何度もチャレンジしています。
  今諦めかけている方がいましたら、どうか諦めずに続けてください。必ず合格します。




K.Tさん(男性・30代・東京都・製薬業界勤務)の合格体験記


●受験・学習歴
2020年秋に学習開始
第55回 一般× 専門× 実技–
第56回 一般○ 専門× 実技–
第57回 一般免 専門○ 実技×
――――――――――――――――――――藤田塾入塾(実技試験対策講座受講)
第58回 一般免 専門免 実技○

●気象予報士試験合格まで
第55回受験後に他社の塾の講座を申し込み、第56回で一般、第57回で専門合格。
第57回の合格発表後すぐに藤田塾に入塾し、第58回で完全合格。

●1日で(1週間で)どれくらいの勉強をしたのか?
仕事と並行して勉強していたため、第56回では一般、第57回では専門、第58回で実技と、最低でも1回で1科目ずつ合格していくことを目標にして勉強していました。
勉強時間は「Studyplus」というアプリで記録していました。
具体的な勉強時間は以下のとおりです。
・一般:平日1〜2時間、土日4〜5時間
・専門:平日1〜2時間、土日4〜5時間
・実技:平日1〜2時間、土日6〜7時間(直前1ヶ月は土日9〜10時間)

●受験勉強の時間をどうやって捻出したのか?
平日は残業があり、仕事後の勉強時間の確保が難しかったため、通勤の時間を利用しました。通勤中はずっと実技試験対策講座の音声講義を1.25倍速〜1.5倍速で聴いていました。音声だけなら満員電車でも聴くことが出来ますし、かなり重宝していました。この耳学の時間があったからこそ合格することが出来たと思っています。

●最も効果があった勉強法は何か?
「過去問を完全理解する」、これに尽きると思います。過去問を解いて採点して、そこからの解説の確認に多くの時間を投じました。勉強時間が限られているため、ひたすら何周も過去問を解くより、1回でどこまで理解を深めることができるかを重視していました。
私は直近10年間の過去問を1.5周取り組んで本番に臨みました。実際のところは、2周目を完遂して完全理解した上で臨みたかったのですが、58回試験前に仕事が忙しくなり、間に合いませんでした。この件については反省しており、直近10年間ではなく、より直近の7〜8年分の過去問に絞って取り組めば良かったと思っています。

●挫折しそうになったときに、どうやって立ち直ることができたのか?
「●1日で(1週間で)どれくらいの勉強をしたのか?」に記載しましたが、第56回で一般、第57回で専門に合格し、最低限の計画通りには進めることが出来ていたため、途中までは苦しいと感じることは少なかったです。しかし、第58回の実技試験の3ヶ月前から仕事が忙しくなり、残業時間が増えてしまいました。帰宅してそのまま寝るか勉強するか迷った時は、気象予報士になった自分の姿を思い浮かべて、気持ちを奮い立たせて勉強していました。また、第57回までに合格された方の合格体験記を読んでモチベーションを維持していました。

●藤田真司の気象予報士塾をどのように活用したのか?
まず、準備編の講義を聴いて内容の理解に努め、試験直前までは通勤中の耳学をとおして何度も準備編の復習をしていました。また、過去問の添削依頼や質問をフル活用していました。過去のメールを遡ってみたところ、2022年3月の実技講座受講開始以降、8月までに80通以上も藤田先生に連絡していました(藤田先生、毎回丁寧に添削いただき本当にありがとうございます)。
4月〜6月頃は添削依頼を送ったその日に、また試験が近くなっても翌日か翌々日に添削の返信をいただいていました。自分の質問時の記憶が鮮明なうちに添削いただけたことで、スムーズに過去問の内容を理解することが出来ました。

●最後に
藤田塾に入塾した時期が筆記合格後でしたが、筆記の免除期間内に合格することが出来たのは間違いなく藤田先生のおかげです。試験前に仕事が繁忙期になり、他の受験生よりも勉強時間が少ないことを不安に感じていました。しかし、藤田先生の「過去7〜8年分の問題を、完全に理解すること」の言葉を信じ、直前期の勉強を過去問の理解とテキストの見直しに振り切ったことで成果につながりました。
今後はキャリアチェンジして気象の業界で活躍できるよう、より一層頑張っていきたいと思います。
最後に「藤田真司の気象予報士塾」の更なる発展と、この体験記をお読みいただいた受験生の方々の合格を祈念しております。藤田先生、本当にありがとうございました。




むさん(女性・27歳・東海地方・高校非常勤講師(理科))の合格体験記


【はじめに】
先日予報士試験に無事合格できたものの、正直合格してしまったという表現が正しいのでは?という状況なので、皆さんが書かれている合格体験記(すばらしく役に立つような情報がたくさん)のようではないかと思いますが、もし以下のような状況に該当する方がいらっしゃるのであれば少し役に立てるかもしれません。
① 理系で地球科学や気象学の勉強に興味があり、予報士試験の受験を考えている方
② 学科はわりとすんなり突破できたものの、実技試験に苦戦している方
※ 私は実技講座を半年間受講させてもらいました。
※ 藤田先生の添削指導を受けていないため(受けたかったけど自分の性格のせいで受けずじまいに。詳細は後述。)添削指導についての情報はここにはありません。


【自己紹介と志望動機】
大学では理学部の地学系専攻で、学部生と修士課程では地球化学的なアプローチから気候変動に関する研究を行っていました。大学で学んだことに関連することを資格という形で残したいという気持ちと、気象や環境に関する業界への転職を考えており、その業界で活かせる資格を取得したいという気持ちで気象予報士試験の受験を決めました。


【勉強・受験歴】
〇 時系列的なまとめ
 2021年4月 一般と専門の勉強開始(一般書を使用)
 2021年8月 第56回試験 一般〇 専門〇 実技:未受験
 2021年9月 実技の勉強開始(一般書を使用)
 2022年1月 第57回試験  学科免除   実技×
 2022年3月 藤田塾の実技講座の受験を開始
 2022年8月 第58回試験  学科免除   実技〇

〇 上記の期間中の勉強スケジュール(あくまでもちゃんと勉強した日の平均データ)
2021年度 月:0時間 火:4時間 水:5時間 木:0時間 金:6時間 
       土:8時間 日:6時間
2022年度 月:0時間 火:8時間 水:5時間 木:2時間 金:3時間
       土:10時間 日:8時間
曜日ごとに勤務時間が異なるため勉強時間に大きな差があります。平日で5時間以上しているときは、勤務前にだいたい2時間程度勉強していました。
土日は休みですが、だいたい日曜日に気持ちがあんまりのらないことが多く、土曜日ほど勉強時間は長くありません。
毎日コツコツとルーティーンをこなすということが苦手なので、比較的メリハリがある(無理な日は潔く勉強しない)スケジュールをこなしていました。

〇以下各試験での状況詳細
第56回の学科試験
 ・使用教材:「一般気象学」「らくらく突破 気象予報士 学科一般知識 編」「らくらく突破 気象予報士学科専門知識 編」
・勉強状況:2021年の4月から6月の中旬までの約2ヵ月半をかけて一般の勉強,6月下旬から7月下旬まで約1か月をかけて専門の勉強に取り組みました。(7月の下旬に気象予報士講座クリアの直前対策模試を受験)
基本的に一般・専門ともにらくらく突破の単元ごとに自分で勉強用のノートに要点をまとめました。法規に関しては暗記用シートを別で作成し、繰り返し勉強しました。
大学では気象・気候に関する授業を受講していたこともあり、一般および専門の勉強は興味がある内容ばかりで楽しみながら、勉強を進めることができました。ただし、暗記が苦手であり、法規だけは苦戦したので、作った暗記用シート(条文を書き写し、重要語句を赤シートで隠せるようにしたもの)で繰り返し、条文全体を声に出して読みながら、赤シートで隠した重要語句を書く、ということをしました。
結果的に(自己採点では)一般12/15,専門15/15で合格でした。大学時代理系学部で地学を専攻しているのであれば、学科試験は半年ほど本腰を入れて勉強をしていけば結果が出てくるのでは、と個人的に感じました。
第57回の実技試験
・使用教材:「らくらく突破 気象予報士 実技編」
・過去問題:第56回~第49回の過去8回分を2周
実技の基本知識の内容も学科と同じように、自分でノートにまとめながら勉強を進めました。基本の知識をおさえるのに2021年の9月下旬から11月下旬まで、約2ヵ月程度を要しました。
この後、12月から演習に入り過去問を解き始めますが、ここで初めて大きな壁
① 基本の内容はこれまでで理解できているはずなのに問題が解けない
 具体的な症状
・テキストや自分でまとめたノートに書いてある内容はわかるけれど、それをどのように問題演習で活用するのかがわからない
・記述問題に何を書いていいのかさっぱりわからない
② まったく時間が足りない
 具体的な症状
 ・緯度差から距離差に直すなど単純な計算問題:5分程度かかる
・層厚を求める、様々な指数を求めるなどの計算問題:15分程度かかる
 →つまりは解ける計算問題はあるものの、めちゃくちゃに時間を要する
に、ぶち当たりました。8回分を2回ずつ取り組んだものの、状況を打開できないまま試験を迎え絶望感とともに第57回試験を受験しました。案の定500hPaのトラフを見失う等トラブルしか起きず時間が全然足りなかったので不合格でした。
このまま自分だけで勉強を進めていても、あと半年後に合格することは難しいと感じ、実技講座を受講することを決めました。
第58回の実技試験
・使用教材:「実技講座テキスト」
・過去問題:第57回~第42回までの過去16回分(8年分)を1周+3周
 2022年の3月中旬に実技講座を受講し始め、6月中旬まで3ヵ月と時間をかけて20講分の内容を受講しました(次項の【講座の活用について】で詳細を記述)。20講分を終えたころには実技の問題を30%程度確実に解けるようになっていました。
6月下旬から8月中旬にかけて16回分の過去問を3周しました。2周目を終えたころにようやくどれだけ出来が悪くても50%が解けるという感じ、3周目でようやく16回分で65%以上解けるという感じでした。正直今回の試験も出題によっては、合格は厳しいのでは、という感覚での受験でした。自己採点(厳しめ)も、実技1:65%程度,実技2:60%程度だったので不合格を覚悟、なんなら合格の可能性は奇跡が起きたらくらいかなという感じでした。(あとから振り返って、合格できたのはおそらく、とるべきところを落とさなかったということではないのかと思っています。)


【講座の活用について】
〇 第1講~7講:実技の知識解説編
① 動画を1.5倍速で視聴
(一度実技の基礎知識の内容は自身で学んでいたため)
② テキスト(紙媒体)にひたすら藤田先生の解説の重要事項にマーカーペン&メモをとる
③ 数日後に2倍速で視聴
(聞き逃したことや1回目で見た内容で理解できていない部分がないかを確認する)
④ もし理解しきれていない部分があれば、学科のテキストや自分のまとめノートを使って基本的な内容をもう一度勉強しなし
⑤ 1講座ごとに内容をノートまとめ
という流れで知識編の講座を使っていました。7講座分の受講を終えた後、これまで学んできたことの内容をきちんとカテゴライズして頭の引き出しにしまうことができた、という感じでした。

〇第8講~20講:過去問解説編
① 該当する過去問を演習
 1問ずつ時間をはかって解答欄の横に書いておく。75分が経過したところでどこまで到達したかもメモする。
② 解答を見ながら丸付け
記述問題に関してはあっていようとまちがっていようと必ず一度正答を解答用紙に書き写し、解答必須要素(この単語は絶対に必要とか、この内容に触れていなければならないとか)を自分自身で見つける。
③ 演習の採点
厳しめに採点(記述は②の解答必須要素が1つでも抜けて入ればその問題は0点としていた)をして、とりあえず実技1回ずつの点数をつける。
④ テキスト&自分の演習に使った問題用紙と解答用紙を見比べながら1.5倍速で講義を視聴
⑤ 演習ノートの作成
過去問の問題文をノートに書き写し、問題文の中にあるポイントをまとめる&正答および必須解答要素および講座での解説の内容を過去問の図をノートに貼って書き込んでまとめる。
という流れで過去問解説編の講座を利用していました。時間はかかってしまいますが、7講目までのところでこの講座の内容はすべて役に立つ!という強い気持ちになっていたので、8講目以降はいかにテキストと講義の内容をあますことなく自分にインプットするために丁寧に勉強をしました。ここまでの作業を終えてようやく実技の問題と対等に戦えるようになってきたなという印象でした。
 全20講座を終えて、32回分の過去問演習に入りますが、講座で取り組んでいない新しい過去問については、最初の1周目は過去問解説編の④以外の①~⑤の手順で勉強をし、過去32回分の過去問演習ノートを完成させました。ここまでの勉強がかなり長く時間がかかりましたが、ここまでやっておいたことで2周目、3周目とスムーズに演習を進めることができたように思います。
 本当はこの2周目・3周目で自分の解答を添削してもらおう!と思っていたのですが、ビビりな性格さらには面倒くさがりな性格が発揮されてしまい、こんな答案の状態で添削を受けてしまっていいのか?添削依頼のメールの文章をどんな風に作成したらいいのか?等々もんもんとしてしまい、だったら自分でとことん丁寧に自分の答案を分析するしかない!と開き直った次第でした。

 改めて、
実技講座を受講したことで、
・実技で取り上げられる現象ごとに自分の学んだことを引き出せる(活用できる)ように知識を整理しておくこと(ただしワンパターン化しすぎない、毎回現象ごとにどの頭の中の引き出しをあけるのかは吟味する)
・問題文を丁寧に読み、必要な情報を絶対に落とさないこと、そして出題者の意図を読み取ること
・記述問題は自分の解答を丁寧に分析して何が足りなかったのかor余分だったのかを必ず明確にすること
を学ぶことができたと思います。


【感想とまとめ】
 予報士試験の実技においてはやはり戦う相手は試験問題だったので、出題者がここできいていることは何なのか、この問題で与えられている情報を使ってどのようなことが判断できるのか、をしっかりと見極めて勉強していくことが大切なんだなぁという当たり前なことを1年と半年かけてようやく理解しました。この藤田先生の実技講座を受けさせてもらい、それに気が付くことができたおかげで合格という結果につながったと思っています。
改めてお世話になりました。大変感謝しています。
 また私の合格体験記をもしここまで目を通してくださった方がいらっしゃれば、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。少しでも役に立つ情報が書けていれば幸いです。今後の試験で合格されることを願っています。




にこさん(女性・25歳・神奈川県・サービス業)の合格体験記


【はじめに】
気象予報士試験の勉強を始めたきっかけは本屋さんでもらった某通信教育の広告です。
高校では理系(物理選択)で大学に進学したものの、家庭の事情により短期間でやむなく中退。
社会人として働きながら理系の知識を生かした何かをしたいと考えていたときの出会いでした。

大学受験は一般入試で臨みましたが、今考えると恐ろしい程に勉強していませんでした。
つまり本気で何かを勉強するのは初めてで、「勉強法」から探ることになりました。


【合格までの道のり】
初受験までに約半年間勉強していて、全部で6回受験しているため、勉強を始めてから合格までに3年半かかりました。
受験した回 一般 専門 実技
第53回 ×(6点) ×(8点) ×
第54回 ×(10点) ×(10点) ×
第55回 ×(8点) ○(9点) ×
第56回 ○(14点) 免除 ×
第57回 免除 免除 ×
第58回 免除 ○(14点)
・受験1回目:通信教育のテキストで学科から実技まで一通り勉強し、過去問は一般・専門それぞれ5年分だけ解いた状態で受験。惨敗。

・受験2回目:通信教育のテキストだけでは足りないと感じて市販の問題集を2冊購入し、学科2科目に集中して受験。それぞれ1点足りず不合格。

・受験3回目:あまり勉強方法を変えることなく、相変わらず学科2科目に集中して受験。
専門だけ珍しくボーダーが9点まで下がり、たまたま突破。

・受験4回目:某オンライン講座の実技強化コースで天気図の知識を蓄える。
試験1ヶ月前に実技を捨てて一般だけを狙う覚悟を決め、14点で突破。

・受験5回目:SNSの影響を受け、10月に藤田塾に入塾。(実技コースのみ)
過去問は時間内に解ききれず理解がやっとな状態で、1月に入ってから擾乱の移動距離の求め方を知る始末。不合格。

・受験6回目:ようやく実技の「記述」にフォーカスを当てて勉強し始め、改めて藤田先生の講義を基礎から集中して受講。過去問もやり込む。
1ヶ月前から徐々に専門も交えて勉強し、専門・実技ともに合格。


【やってよかった勉強法・習慣】
① 学科は満点を取る勢いでやる
私の場合「この試験で満点を取る必要はない」という言葉に甘えていて圧倒的に勉強量が足りていませんでした。この言葉は本番での緊張ほぐし用です。
  
② 実技の記述問題対策は言語学習
天気図の読み方や擾乱の知識があっても記述で落とされることが不安でした。
外国語を翻訳するときに文法を意識するのと同じように、問われたことに対して一つ一つ丁寧に解答するように心がけて学習したのは良かったと思います。

③ 実技は学科の知識あってこそ
これは実技合格までに学科を満点近くまで持って行けた経験から言えますが、実技試験は幅広い範囲から出題されるため、知識があるに越したことはないからです。
「試験勉強」に慣れていて合格までの筋道をすぐに立てられる人でもない限り、理解するまでとことん追求した方が案外早く前に進める気がします。

④ やっぱり実技は過去問を解きまくること
試験の約1ヶ月前にコロナに感染し、運よく(?)長い夏休みが生まれました。
ここでひたすら実技の過去問と向き合い、まずは問題の流れを掴めるようになり、次に記述のコツを掴めるようになって、ようやく時間内に解けるようになりました。
最初の頃は全然解けなくて泣いたこともありましたが(笑)、やればやるほどできるようになっていきました。

⑤ 必ず毎日向き合う
第57回~第58回試験の間は引っ越したり仕事が増えたりで忙しかったのですが、「やらない日を作らない」ということだけを守り、5分だけでも暗記だけでもやりました。

⑥ まとまった時間がないなら…
引っ越してから落ち着くまでは机に向かってゆっくり勉強できなかったので、家事をやりながら藤田先生の音声講義をずっと聴いていました。
仕事で休みがない日が続いた時には通勤電車で立ちながらでも過去問を解き、眠くて集中できない時は実技の暗記事項をひたすらノートに羅列しました。


【さいごに】
藤田先生には特に実技の記述の添削で大変お世話になりました。
講義が分かりやすいのはもちろんですが、メールでのやりとりだけで実技試験に対する不安を根こそぎ解消してくださったことには本当に感謝しています。

私の合格体験として言えることは、学科で知識を蓄え、実技は藤田先生の仰る通り過去問を腹の底から理解するまでやることに尽きます。

長くまとまりのない文章になってしまいましたが、私の合格体験記は以上です。
これから受験される方、勉強中の方々の合格を心から応援しています。為せば成る!




ナツさん(女性・21歳・宮城県・国立大学理学部 宇宙地球物理学科3年)の合格体験記


【受験歴】
学科・一般 学科・専門 実技
第56回(2021年8月) × ×
第57回(2022年1月) 免除 ×
第58回(2022年8月) 免除 免除
※この表は大学生になってからの結果であり、中学生のときに(2015年から2017年にかけて)4回受験しています。

【受験のきっかけ】
中学生のとき、空を見ることが好きだった私に、母が気象予報士試験の受験を勧めてくれました。しかし当時は、気象を理解するのに不可欠な数式や物理法則の意味が分からず、高校生になってからは学校生活が一層忙しくなったため、本格的なやる気が出ないまま、気象予報士の勉強からは離れてしまいました。
数年が経った大学2年生(2021年)の6月、私は、目の前の人を助けられないという辛い経験をしました。しばらくはショックで立ち直れなかったのですが、その頃ちょうど気象予報士をテーマにした朝ドラが放送されていたこともあり、「医者にはなれなくても、気象予報士なら、災害を未然に防いで命を救えるかもしれない」と考えるようになりました。そして、明確な目標が出来たことを機に、その年の8月(56回)試験に向けて本格的に勉強を再開しました。

【使用した教材・本など】
△饒村曜『ここが出る!! 気象予報士完全合格教本 [改訂3版]』, 新星出版社, 2014
△岩槻秀明『図解入門 最新 天気図の読み方がよ~くわかる本 [第2版]』, 秀和システム, 2014
○気象予報士試験対策研究会『’15-‘16年版 ひとりで学べる 気象予報士試験完全攻略テキスト』ナツメ社, 2015
◎気象予報士試験研究会『気象予報士試験 精選問題集2021』, 成山堂書店, 2020
◎小倉義光『一般気象学 第2版補訂版』, 東京大学出版, 2016
◎藤田真司の気象予報士塾『学科試験対策講座(専門知識コース)』
◎藤田真司の気象予報士塾『実技試験対策講座』
(◎:メインで使用, ○:サブで使用, △:中学生のとき主に使用)

【中学生時代の勉強について】
テキストに書いてある単語には分からないものも多かったため、気象庁ホームページの用語集などで意味を調べ、ノートにまとめていました。ただ、数学や物理が苦手だったため、一般知識では大気の熱力学・力学分野が、専門知識では数値計算の分野にはあまり触れていませんでした。その代わり、学科よりも好きだった実技対策をする中で、色鉛筆やトレーシングペーパーの使い方に慣れていったため、大学生になって勉強を再開させる際の基礎の基礎が作られていたように思います。

【学科一般の勉強方法・スケジュール】(独学)
 大学で物理を学んでいることもあったので、気象予報士試験に向けた対策をするよりも前に、4ヶ月ほどかけて『一般気象学』の途中式を丁寧に追う練習をしていました。この時期は、基本的に週2時間の空きコマを利用して、少しずつノートを作成していきました。特に、前から苦手意識を持っていた大気の熱力学に関しては、式に出てくる変数を変化させることで、結果(温位、相当温位、飽和混合比など)がどのように変化するかを1つずつ確認していきました。また、大気の力学に関しては、図を沢山描くことでイメージを掴みやすくしていました。このように、テキストに書かれている公式や関係性をただ覚えるのではなく、自分の手で基本原理から導出することによって、その意味を理解出来るようになっていきました。
 気象予報士受験の決意をしてからの2ヶ月は、『’15-‘16年版 ひとりで学べる 気象予報士試験完全攻略テキスト』を読み直し、『一般気象学』で学んだ内容と予報士試験で重要なポイントを摺り合せていきました。そして、試験前2週間で『気象予報士精選問題集2021』の一般知識編を2周し、自分の中で間違いやすいポイントをノートに整理しました。特に、気象業務法については最新の情報が必要なので、問題集のみで対応しました。
 
【学科専門の勉強方法・スケジュール】(56回試験後より、藤田先生の講座を取り始める)
 56回試験では、主に学科一般の合格を確実にすることを目標にしていました。そのため、それまでの学科専門の勉強は、『気象予報士精選問題集2021』で専門知識編を2周し、間違えた部分のまとめをする程度に留まっていました。その一方で、大学の数理統計学の授業で身の周りの確率・統計に関する自由レポートが課されたときには、数値予報や予想精度の評価といったテーマを選び、苦手分野に向き合うきっかけを作りました。
 56回試験の2週間後、夏休みの途中に藤田先生の講座を受講し始めてからは、まず9月中に専門の動画を見終えました。基本的に、夏休みの間は他の予定も少なかったので、大学の図書館を利用して1日5時間程度集中して取り組めました。藤田先生のテキストは、説明が丁寧なのでそれだけでも見やすいですが、動画の補足事項を書き込んだり、強調されていた部分に線を引いたりすることで、より使いやすいものになっていきました。過去問に取り組み始めたのは、12月に入ってからです。公式HPに載っている過去問には解説が無いため、テキストを調べて周辺知識をつけ、問題に慣れるようにしました。受験直前は比較的時間に余裕があり、毎日専門と実技の過去問を1セットずつ以上解いていきました。

【実技の勉強方法・スケジュール】
 まず、9月終わりから10月いっぱいにかけて、実技試験対策講座の基本編の動画を見終えました。ここでは、学科一般・専門で学んだ事項が天気図上でイメージ出来るように、細かい解説も書き加えたうえで、自分で図を描いて理解を深めました。その後、1月から実践編にある過去問を解き始め、57回試験までに一通りの問題に触れました。この際、75分で解き切れなかったところに印を付け、その後は時間がかかっても解答を埋めるようにしていました。藤田先生の解説を聞くときは、個別の問題と一般的な考え方が結びつくよう、適宜基本編に戻って内容を確認するようにしていました。特に、最も苦手意識のあるエマグラムの問題については、出題される度に必ず復習しました。
 57回試験の後の春休みからは、HPに載っている過去問に取り組み始めました。ただ、4月半ばから8月初旬にかけては大学が忙しく、週に1問取り組むという目標をあまり達成できなかったので、お盆以降の夏休みに毎日8時間以上集中して追い込むことになってしまいました。過去問の解き方は実践編と同じですが、解説が無い分、まずは公式解答の書き方や作図を見て、実技編のテキストで不明点を確認し、それでも分からないところを藤田先生に質問していました。疑問点を調べるのにも時間が必要なため、1回の解き直しには2時間近くかかっていました。また、私は人に伝わりやすい文章を素早く書くことが苦手で、過去問を解き始めた頃はなかなか質問することが出来なかったのですが、藤田先生は質問意図をしっかりと汲み取ってすぐに返事をして下さったため、最終的には、解いた過去問に関して全ての不明点を洗うことが出来ました。

【終わりに】
 中学生の頃は、私が気象予報士になることを想像出来なかったので、合格が決まって本当に嬉しいです!夢を実現出来たのは、自主的に勉強したいと思える強い理由があったことと、藤田先生の講座で効率良く学習を進められたことにあると思います。一年間、マイペースな私を見守って下さり、ありがとうございました!




asuさん(女性・30代・主婦)の合格体験記


【受験歴】
 第54回 一般◯   専門×  実技×
 第55回 一般免除  専門×   実技×
 第56回 コロナ禍のため受験見送り(出産)
     ~藤田塾(実技)へ入塾~
 第57回 一般免除  専門×   実技×
 第58回 一般◯   専門◯   実技◯


【受験のきっかけ】
学生の頃から気象キャスターに憧れはあったものの、気象予報士という難関試験に自分では合格できないだろうと思い、社会人になってからは考えることもなくなっていました。
受験を決心したのは、家族の専門資格受験があり、私も一緒に勉強して試験にチャレンジしてみようと思ったからです。


【使った教材等】
まず、勉強を始めるにあたって、質問(1日3回まで)と課題の添削をしてもらえる某通信講座を受講しました。
■一般
 ・某通信教材
 ・解説付き過去問集と過去問
 ・一般参考書1冊
■専門
 ・某通信教材
 ・解説付き過去問集と過去問
 ・専門参考書1冊
■実技
 ・某通信教材
 ・解説付き過去問集と過去問
 ・実技参考書1冊
 ・藤田塾


【勉強時間】
勉強開始から合格までの期間は2年10か月ほどで、その間に出産で3か月ほど全く勉強をしていない期間がありました。
2回目の55回までは自由な時間がたくさんあったので毎日4~6時間、57回からは育児の合間に毎日1~3時間勉強していました。
58回試験のあった8月は最後の追い込みで、1日6時間以上勉強する日を3日ほど作りました。


【勉強方法】
■一般
通信講座の教材と過去問5年分を4周ほどして、初回の受験で合格することができました。
免除切れになってからは、確実に合格するために参考書を1冊買い足し、自作の問題をノートにまとめました。
過去問を今度は7年分を3周し、11~15点取れるようになりました。
計算問題は大の苦手で諦めていましたが、SNSで知り合った受験仲間が、計算克服会を何度も開いてくれ、参考書の解説を読んでもさっぱりだった問題が簡単に感じたこともありました。
58回試験ではその成果を発揮することができました!

■専門
とにかく暗記が多いです。
気象庁HPを隅々まで閲覧し、過去問や参考書と合わせて作ったオリジナルの問題は400問を超え、そのノートを持ち歩いて隙間時間に暗記しました。
しかし、57回では完全に覚え切れず、試験後にノートを見返してあれもこれもしっかり調べて書いていたのに…!と悔しさでいっぱいでした。
改訂事項が多いので58回に向けてノートを修正し、今度は試験前日までに全て暗記しました。

■実技
初受験の時から取り組んでいましたが、本格的に過去問演習をするようになったのは55回からです。
初めは穴埋め問題くらいしか解けませんでしたが、繰り返し解くうちに60点は取れるようになりました。
ここから点数がなかなか伸びません。
基本的なことは某通信教材と市販の参考書で学習しましたが、合格点を取るにはもう一段階深い知識が必要だと感じていました。このままの学習を続けていても合格することはできないと思い、57回の前に評判もよく受講料も良心的な藤田塾へ入塾しました。
1日1題過去問を解き、添削してもらい復習することを繰り返していくうちに、全く何を書けばいいか分からないという問題は無くなりました。
それから私は問題を読むのも解答を書くのも思考もゆっくりなため、スピードを上げる練習をしました。
自己採点ですが、本試験では恐らく58回で初めて合格点に達することができました。
過去問は7年分を4周以上したと思います。
実技のまとめノートは作っていません。


【55回~57回試験】
初受験はつわりで体調が悪く、試験前からげっそりしていましたが、いざ試験が始まると集中しているからか体調不良はどこかへ消え、実技も時間いっぱい最後まで解けました。
学科はなんと一般が合格で、専門はあと1点で不合格。
しっかり勉強すれば次で受かる気がしました!盛大な勘違いです。

2回目は妊娠後期で、長時間同じ体制で座り続けたせいで、実技の途中で何度も退席を考えるほどお腹が痛くなり、脂汗をかきながらなんとか最後まで解きました。
結果は専門が2点も足りず不合格。
前回よりも点数が下がり、この5か月勉強した時間はなんだったんだ…と絶望し、しばらくは大好きな空を見るのも怖くなり、下を向いて歩いていました。
「前よりも実技が出来るようになってすごいよ!」など励ましの言葉をかけられましたが、何を言われても「結果が全て」と返し、この日から口癖のように言っていました(自分のこととなると過程や経験も大切なんて思えませんでした。笑)

3回目のコンディションは少しの睡眠不足を除いてこれまでで1番良く、実技の過去問も3周以上し、専門も自分で調べたことをノートにたくさん書いて準備していました。
結果は専門1点足らずの不合格…。
反省点は、専門知識を調べるだけ調べて、暗記が完璧ではなかったことです。
実技も手応えはなかったですが、基準が低めだったのでもしかしたら…という思いはありました。受験回数を重ねるごとに理解は深まっていますが「結果が全て」なのでまたしても絶望しました…。


【58回試験まで】
一般の免除がなくなって全科目受験になりました。3科目全てを試験日までに納得いくまで学習する時間はありません。
専門は、前回試験までにかなり勉強していたのと、調べ上げたまとめノートがあるので、少しの修正をしてたまに見返す程度で、あとは試験1か月前からの短期記憶で勝負することにしました。実技は、忘れていないか確認のために過去問を月に1回解き、2か月前からは時間のとれる時に解いて、7年分を1周しました。
一般は初受験以来しばらく勉強していなかったので、参考書を一から読み直し、暗記事項はオリジナルの問題集を作り、ほとんどの勉強時間を費やしました。

過去3回1度も実技の採点をしてもらえていないので、とにかく学科を合格することを考えました。


【58回試験】
4回目の受験、コンディションは最高!
これまで同様、試験前日に会場近くのホテルへ入り、自作の学科問題集を完璧に覚えました。
実技は軽く記号の確認だけしました。
朝も試験開始まで暗記の確認に時間を使いたかったので、ほぼノーメイクで会場へ向かいました。
今回学科がダメだったらもう諦めようと思っていたので、これまで何年も頑張ってきた全ての結果が今日で決まってしまうんだと考えると、とてつもない緊張感が襲ってきました。
お昼の食事も全然喉を通らず、チャーシュー丼を半分しか食べられませんでした。
午前の休憩は専門の暗記の確認をしていましたが、実技は試験中に集中力が切れないように休憩時間は何も見ず、廊下を歩いたりして過ごしました。

試験を終えて、これまでとは違う手応えを感じていました!
学科は、過去に出題された問題がそのままの図で、数値だけ変えて出題されていたのが何問かあったので、過去問演習の大切さを大いに感じました。
専門は試験が終わった時に「満点取れたかもしれない!」と思うほど自信がありました。
結果は14点でしたが、大満足の出来でした。
実技は、やはり時間が足りなくて空欄をいくつか作ってしまいましたが、合格することができました。
焦って全ての解答欄を埋めるより、自信を持って書けるところを、しっかり考えて解答し、先生も動画内でおっしゃっていますが「私はちゃんと理解しています!」とアピールした方が点数に繋がるのではないかなと思いました。
公式解答で自己採点をすると、学科は2科目ともクリアを確信し、ついに私の実技の解答用紙が採点者の瞳に映る時が来たのだなと感動しました。
実技は部分点があればギリギリ合格かなというところでした。


【藤田塾のいいところ】
まず、質問や添削のメールを送ると早い時は数分で返信が来ます。夜中に送って翌早朝に返信が来ていた時は驚きました。
また、過去問演習をしていて悩むことは「解答例と書き方が違うけど大丈夫だろうか?」ということだと思いますが、正答の範囲内であるかどうかを判断してくださいます。自分では完璧に書けたと思っても間違いであったり、反対に、これは誤答だなと思っても正答の範囲内であることがありました。
違った意味で受け取られる可能性があるのでと、読点(、)を打つタイミングまでご指導いただき、本当に細かく見てくださっていました。
参考書は解説が簡潔に書かれているものが多く、十分に理解できないことがよくありました。藤田先生の動画は、難しいところは時間を長くとって、分かりやすく解説されているのもありがたかったです。


【最後に】
私は大学受験も未経験で、これまでの人生でこんなに長期間、本気で勉強したことはありませんでした。
それだけに合格した時は涙が出るほど嬉しかったですし、達成感でとても晴れやかな気持ちでいっぱいになりました。
3回試験に落ちましたが、合格した今思うことは3回失敗したのではなく、約2年半勉強して、4回目でやっと受かるほどの勉強時間が必要だったのだということです。

これから受験する方に伝えたいことは「努力すれば必ず合格できる」ということです。
その代わり、私は人より2倍、3倍努力しないといけないと分かっていたので、勉強を始めてから合格するまで、ゆっくりテレビを観ることも、趣味に没頭することもやめて、自分の自由に使える時間の97%を勉強にあてました。
そして、夜中に離乳食を作りながら動画を観たり、ほんの3分でも時間があればノートを見ていました。
実は、前述した計算克服会にも初めは付いていけないほど計算が苦手でした。
そこまでの基礎作りと、会でよく分からないけど急いでメモしたものを見て、復習に付き合ってくれた家族にも感謝しています。
残りの3%は最低限の身だしなみを整えることと、SNSで受験仲間と交流することに使いました。受験生同士で学習時間を競い合ったり、学科の疑問点を解決し合ったり、息抜きに雑談したり、、毎日勉強するのが楽しくて、こんなに頑張れたのは仲間がいたからです。
藤田塾生もたくさんいるので、また親睦会で会えるのが楽しみです。

藤田先生に出会えたことで合格することができました。
ついに結果を出し、積み重ねた経験も失敗も全部、私の宝物になりました。
先生、本当に、本当にありがとうございました。




Uさん(女性・20代・アルバイト・東海地方)の合格体験記


【気象予報士試験の受験歴】
55回 一般〇  専門×  実技×
(2021年5月に実技試験対策講座を申し込む)
56回 一般免除 専門×  実技×
57回 一般免除 専門〇  実技×
58回 一般〇  専門免除 実技〇

【合格するまでの勉強時間】
私は気象予報士試験に少しでも早く合格するために、正社員で働いていた会社を辞めて、夫の扶養内でパートをしながら勉強しました。パートは週に3~4日しながら、それ以外の日にまとめて勉強することが多かったです。パートがない日の勉強時間は一日6~9時間、パートがある日は1~3時間程度だったと思います。

【一般科目の勉強法】
一般科目は、「イラスト図解 よくわかる気象学」→「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト」→「一般気象学」の順に読み、その後は過去問を解きながら、その都度参考書で復習しました。
文系なので数式を使う計算問題には苦手意識があったため、過去問の計算問題は5~10往復はしました。問題の傾向を分析していくと、数式を用いて解く問題は似通っているものが多いことに気づき、全く太刀打ち出来ないわけではないなと思うようになりました。このタイプの問題ならこの数式を使うというように、自分の中で問題の問われ方を整理しました。58回試験でも、過去問で何往復もした数式の問題に似ている問題が出たため、自信を持って答えることが出来ました。

【専門科目の勉強法】
専門科目は、「イラスト図解 よくわかる気象学」→「らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト」→「気象庁のHPの知識・解説のページ」の順に読み、過去問を解きながらその都度復習しました。
私は56回試験で専門科目をクリアするのを目標としていましたが、不合格となってしまいました。一般科目以上に勉強してきたのに合格出来ず、どのように勉強すれば良いかいろいろと模索していました。57回でようやく専門科目を合格した時に、結局は気象庁のHPの知識・解説を徹底的に覚えることが大切だと感じました。気象庁のHPに書かれている言葉がそのまま問題に引用されていたりもしたので、とにかく気象庁のHPの隅から隅まで徹底的にチェックしました。

【実技科目の勉強法】
実技科目は、「藤田先生の実技試験対策講座の準備編と演習編を視聴」→過去問を解く→「気象予報士試験 模範解答と解説で答え合わせ」→「理解できない部分や記述の自信がない部分を藤田先生に添削していただく」という方法で勉強していました。
実技試験対策講座の準備編のテキストや動画は、どの参考書よりも分かりやすく、前線やトラフ解析、温度移流の説明など細かい部分まで触れてくださっているので、受験生が最初に躓きがちな部分はすべて網羅されているように感じました。過去問演習をする度に何度も見返して復習していました。
多くの受講生が言うように、藤田先生の添削の回答は本当に速いです!
解いた過去問の記憶が鮮明なうちに添削の回答をくださるので、疑問点をすぐに解決出来ました。作図や記述も細かい部分まで丁寧に添削してくださり、試験本番も迷いなく自信を持って解答出来ました。実技科目に苦手意識を持たずに挑めたのは、藤田先生の実技対策講座のおかげです。

【最後に】
必死に勉強を続ける中で不合格が続くと、もう自分は合格出来ないのかもと漠然とした不安に襲われることが何度もありました。でもそういう状況だったからこそ、気付けたこともたくさんあります。そばで見守ってくれる夫や、受験前になると合格しますようにと何度も神社にお参りに行ってくれる両親、応援してくれる友達や職場の人たちの存在の大きさを改めて実感しました。
そして何よりも藤田先生には約1年半、本当に支えられました。
毎回、試験が近づくと不安でいっぱいになり、試験が終わると落ちたかもしれないと不安でいっぱいになっていました。そんな中で、“もし不合格でも合格するまで藤田先生がサポートしてくださる”という安心感は本当に心強かったです。藤田先生がいてくださったから、不合格でも前を向くことが出来ました。心から感謝しています。




PQさん(女性・20代・放送局勤務・東北地方)の合格体験記


   一般  専門  実技
第54回 ○  ×  採点なし(初受験)
第55回  免除  ×  採点なし
第56回  免除  ×  採点なし
ーーーーー藤田先生に学び始めるーーーーー
第57回 一般○  専門○  実技×
第58回 一般免除 専門免除 実技○ 

まずはじめに、この結果をみていただければお分かりかと思いますが、もともと理系だったため、一般知識はわりとすんなり合格できましたが、専門知識にはかなり苦労しました。落ちたときは自己採点で9点や10点でしたが、なかなかそのあと1点の壁が越えられませんでした。
3回目の受験までは、独学でしたが、もう自力でこれ以上得点を伸ばすことは難しいと思い、まずは藤田先生の専門知識を受講し始めました。
また、試験の性質上、学科がどちらか落ちてしまうと実技が採点されないので、57回試験では確実に学科2科目を制覇したいと思い、苦手意識があったのは専門のみでしたが、専門を一通り終えるタイミングで一般知識も受講しました。
そうすると、一度受かった一般知識も、知らないことや理解しきれていないことが多々あることに気がつきました。これはとても大きな収穫でした。
気象予報士として働くことを考えると、長い目で見ても基礎の習得は大切です。
そもそも、実技には高頻度で一般知識の内容からも出題されますので、侮れません。
第57回試験で学科2科目合格→第58回で実技合格という一番受験生で多いパターンを目指しました。
今振り返っても、57回が実は一番つらかったです。一般・専門はどちらも確実にとりたい、そして実技もあわよくば受かりたい。科目数が多くて、つらかったです。


2 受験勉強の時間をどうやって捻出したのか?
出社までの1~2時間、仕事をしながらだからいつも思い通りにならないのは当たり前と考えて、起きれなかった時は5分でも3分でもいいから1問でもやる、そういう気持ちでいました。
あとは、晴れている日は朝の出社時にゆったり歩きながら暗記ものをしていました。(危ないのでオススメはしません)
夜は、残業の日もあり、全くできない日もありました。
出来ない日があるとストレスになるので、基本のリズムは朝に設定、朝できればオッケー!夜もできたら二重丸!そんな風に考えていました。


3 最も効果があった勉強法は何か?
藤田先生のテキストと過去問解説をじっくり吟味することです。
解く作業も慣れが必要なので侮れませんが、自分の頭で理解して腑に落ちて、アウトプット=正答の範囲内の解答が高精度で書けるようになるまで辛抱が必要です。
自分も含め、合格者が合格体験記を書いているときは、喜びの絶頂の時で、自分のつらかった日々を少し忘れつつあり、努力を過小評価しているところが少なからずあると思います。
今回、わたしはこれ以上できないくらい効果的な時間の使い方をし、かつ勉強量を確保した自信がありました。
自分にとって、これ以上できないくらいのいい状態に仕上げて試験に臨んでください。
個々の能力には差があるので、自分が試験下手なタイプなら本番に強くなる練習が必要ですし、簡単な穴埋めでミスが多いならミスを減らす努力はもちろん、ミスをしても受かるように記述を鍛えなくてはなりません。


4 挫折しそうになったときに、どうやって立ち直ることができたのか?
欲しくて仕方ない資格だったので、そもそも諦めるつもりはなく、受かるまで続けると決めていました。
半年に1回の試験があるとはいえ、長期戦なので、時々今の自分のやり方が合っているのか不安になることがあります。
そういう時は、テキスト冒頭にある「学習方法」の動画を見返したり、音声できいていました。学習方法が誤っていないか?我流になっていないか?折に触れて点検することをお勧めします。
あとは、人間なのでいつもハイパフォーマンス状態は保てません。異常に眠い日もあれば、落ち込む日もあれば、イライラする日も、外で遊びたい日もあります。
根詰めて10時間以上勉強した日も、3日も続けばつかれてきます。
そんなときは、2000円握りしめて、大好きなカルビを食べて、コンビニでハーゲンダッツも買って、自分にご褒美をあげながら頑張りました。
わたしにとっては、ご褒美の焼き肉もとても大きなエネルギーになりました!


5 藤田真司の気象予報士塾をどのように活用したのか?
3度目の試験を終え、学科の免除切れに非常に落ち込んだタイミングで入塾したので、実は学科・実技の基礎は一通り独学を終えていました。
ただ、自分のやり方に不安があり、何か勉強法の指針が欲しいと思い入塾したので、入塾したら藤田先生のおっしゃる通りやると最初から決めていました。
先生のおっしゃるとおり「やっている」と思っていても、「やり切れている」人は少ないと思います。
一般と専門に関しては、あまり深入りしずぎず、テキストの内容と解説を理解することに徹するのがいいと思います。
実技に関しては、テキストを完璧に覚えるのも、やみくもに添削制度を利用しまくるのも違うと思っています。過去問の解説動画を腹落ちするまで観て、本質を押さえて、それでもわからないところをその都度質問して解決する。このプロセスを踏む以外の合格方法は私にも分かりません。
思考プロセスに不安があるところは、全て質問しました。
導き出した結果=自分の答案が合っていても、考え方のプロセスが違えば、次類似の問題が出たときは得点できません。
答えの正誤だけでなく、思考プロセスに齟齬がないかきちんと確認するために、質問システムを利用していました。
質問のメールを打つ過程で、文章を組み立てながら自分の勘違いに気づき解決してしまうこともありました。
藤田先生は、ベテランなので受かる人がどのくらいの出来なのかは恐らく把握していらっしゃいますが、生徒を評価したり叱責したりすることはありません。
淡々と丁寧に質問や添削に対応してくださいます。
講師にダメ出しされた方が頑張れる人は別ですが、わたしは温かく見守って信じて応援して伴走してくれる藤田先生の存在に大変救われました。
こんなのもできないのかといわれ落ち込む暇があるのなら、どっしり構えて「知らなかった!」「勉強になった」と淡々と前進した方が良いです。

私は単純暗記より、理解して頭に入れるほうが得意だったので、暗記というよりは「ポイントを押さえて腑に落ちる」を繰り返す中で脳に焼き付く、そんな感覚でした。試験直前は、すでに疑問がない状態でした。
登山中、登り続けて疲れたときは時々来た道を振り返ることが大切です。きつかったけどもうここまで来たんだなと少し自分のことを認められますし、きれいな景色が広がっていることもあります。勉強中も同じで、少し前に解いた自分の答案をみて、どれくらい成長したかを振り返る時間を持つことも良いことだと思います。
長くなりましたが、これから入塾を考えている方にとって少しでも参考になると嬉しいです。




Aさん(男性・20代・航空会社勤務・東京都)の合格体験記


●受験のきっかけ
大学入学以前から航空会社で働きたいと考えており、その際に何を学ぶのが一番良いかを考えて、航空機の運航と密接に関わっている気象学を学ぶことができる学部学科に進学をしました。大学院卒業後は目標であった航空会社に入社できたものの、コロナ禍ということもあり自分の希望部署にはなかなか行くことができませんでした。そこで、これまでの勉強を目に見える形で資格として持つことのできる気象予報士を取得しようと考え始めたのが、受験のきっかけです。

●受験履歴
第55回試験  一般 × 専門○ 
第56回試験  一般○ 専門 - 
―-藤田先生の予報士塾受講開始―-
第57回試験  一般 -  専門 - 実技× 
第58回試験  一般 -  専門○ 実技○

●受験勉強の方法
こちらの塾を受講する前の試験2回は、市販で売られている教科書でそれぞれの科目を勉強しておりました。一般と専門に関しては、大学時代の勉強内容と被ることが多いことと知識勉強の側面が大きかったので市販の教科書でもなんとかなると感じました。ただ実技試験に関しては記述試験があることから独学では限界があると感じ、しっかりとした授業と解説を隙間時間で聞くことができる通信講座を受講しようと思いました。
基本的には休日のまとまった時間がある時に実技試験対策講座を1~2回ずつくらいの、無理のない長続きする自分のペースで進めていました。
また机に向かうまとまった時間が取れない時や、通勤中などには一般や専門試験用の教材を使って基礎の勉強も平行して行っていました。

●最も効果があった勉強法は何か?
実技試験の勉強をしつつも、隙間時間を使って一般と専門試験の勉強をしていたことです。
先生も講座内でおっしゃっていたように、一般試験と専門試験の知識は実技試験の内容とつながっているます。そのため平行して勉強していたことと、実技試験の勉強中でもわからない内容や疑問が出た時には一般や専門試験の参考書に戻って復習したことが、どちらの試験勉強にも有効的だったと思います。
本当は実技試験の添削を積極的に活用するのがベストだったとは思います。しかし私自身が面倒くさがってしまい添削を使うことはありませんでしたが、ほとんどの疑問が授業とテキストの中で解決できました。

●最後に
正直合格まではもっと長い年月がかかると思っており第58回試験では事前に受験番号を塾まで伝えておらず、合格通知が届いて慌てて合格お祝い金の申し込みもさせていただきました。(迅速に対応していただきありがとうございました)
塾を受講したのは短い間でしたが、藤田先生の丁寧な授業と過去問から徹底的に研究された教材のおかげで合格することができました。
本当にありがとうございました。




Lさん(男性・40代・メーカ営業勤務・東京都)の合格体験記


1.受験歴
 57回 一般〇 専門〇 実技×
 58回 一般・専門免除 実技○
 

2.勉強法
 <一般・専門>
  「よくわかる気象学」と「気象予報士かんたん合格テキスト」を使いましたが、特にかんたん合格テキストは情報が古い箇所が多く、テキスト頼みに不安があったので、通信講座(この時はまだ藤田塾に入っていない)を受講し、なるべく新しい情報に触れるようにしました。
  テキストを一通り読んだ後は、過去問を何度も解き、理解できていないところを重点的に復習したり、ノートにポイントをまとめたりして、理解を深めて試験に臨み、無事に合格することができました。

 <実技>
  学科と同じく「気象予報士かんたん合格テキスト」を使いましたが、57回試験の1か月前に学科の勉強と問題演習が終わり、そこから実技の勉強をスタートしたこともあり、テキスト演習1回+過去問2~3年分くらいしか消化できず、試験でも歯が立ちませんでした。
  実技の学習を始めてみて、求められる回答を理解することが実技試験を突破するのに最も重要であると感じ、これを独学でやるのは難しいと感じたことから、57回試験後に藤田塾に入塾しました。

  講義を通して、実技試験のポイントや回答に至るプロセスを理解できましたし、何よりも講義を通じて出題の意図を理解できるようになったことが大きかったように思います。

  また、実技講座を一通り終えたところで、教材アップデートのお知らせをいただき、追加で解説付きの過去問演習ができたのはラッキーでした。
  取り組んだ過去問の大半に講義とテキストがあり、そちらでほとんど理解できたこともあって、質問メールも2回程度しか送りませんでした。


3.勉強時間
  58回受験に向けて、平日にあまり時間が取れないこと、同時並行で他の資格試験にも取り組んでいたこともあり、気象予報士試験の勉強は休日を中心にやっていましたが、平日も毎日1時間程度は実技に関する情報に触れるように努め、勘が鈍らないように気を付けていました。
  このような勉強生活を進めるうえで、コロナ禍で飲み会がなくなったのが大きなプラスになりました。


4.最後に
  特に実技試験は、最終的な答えよりも途中の思考過程をきちんと理解することが大切ですが、少なくとも私は独学でマスターするのは難しいと感じており、藤田塾を受講してよかったと思います。

  勉強方法は人それぞれ、どれもが正解であり間違いであるかもしれませんが、私の経験がどなたかの合格の助けになれば幸いです。

  藤田先生、大変お世話になりありがとうございました。




     

Rさん(男性・30代・航空会社勤務・北海道)の合格体験記


*なぜ気象予報士の資格を取ろうと思ったか?*
コロナの影響により、時間が確保できるようになりました。また航空会社に勤務しており自分の仕事内容とも関わりがあり、加えて空を見ることが好きだったことや、場所や季節、時間によって毎回違う顔をみせる天気そのものに興味があったので気象予報士の資格を取ろうと思いました。
普段の生活で災害につながるその注意喚起や、航空機の運航にも大きく影響を与えるため安全面の確保や地上支援がより正確かつ迅速に行えるようにと思っていたことも主な理由です。


*受験歴*
第54回 一般× 専門○ 実技-
第55回 一般× 専門 免除 実技-
第56回 一般○ 専門 免除 実技×
第57回 一般 免除 専門○ 実技×
=入塾=
第58回 一般 免除 専門 免除 実技○


*①1日でどのくらいの勉強をしたか?*
試験期間までを大きく3つのフェーズに分けていました。
1. 【試験2ヶ月前まで】
2. 【試験2ヶ月前から1ヶ月前まで】
3. 【試験1ヶ月前から試験前】

これまで受けてきた実技試験では、『問題を解く』ということに集中していましたが、藤田さんに教えていただいたことを機に、『問題を作成した方と対話する』ということを大切に勉強、解答するよう特に意識していました。

1.【試験2ヶ月前まで】
これまでも実技試験の対策はしていたので、この期間の目的はクセの洗い出し、問題とコミュニケーションのとれていないものの分析でした。
出社日と公休日では多少異なる勉強をしていました。

《出社日》
勉強時間は通勤電車の往復での1時間と帰宅後2時間ほど。
電車の時間はMUSTで行い、自宅での学習は帰宅時間によりできる日とできない日があったため週に最低3日はやるようにしていました。
電車の中では、前日の勉強内容やこれまでわからなかったところの確認の時間として記憶の定着に使っていました。

帰宅後の勉強では実技演習もしくは藤田真司の気象予報士塾のテキストあるいは解説動画を繰り返し見ていました。

基本的な流れとしては、演習(自宅)→確認(電車)→再確認(自宅)。
分からないことや、発見したことをデータ保存していつでも携帯で確認できるように保存・蓄積していました。

一方で、0時をこえてしまう勉強法だけは絶対に避けており、確保できる時間によっては、これまでの復習などに変更して、睡眠時間の確保と朝の時間を確保することを大切にしていました。

《公休日》
息抜きと勉強のメリハリを大切にしました。
具体的には、
①がっつり勉強時間を確保する休日
②息抜きをする休日
に分けて、勉強だけにならないようにしていました。勉強だけになるとどこかのポイントで燃料切れになり、維持することがかえって難しくなると思っていたためです。

②については、遊びに行く際の移動は公共交通機関を使い、その移動時間は記憶の定着に使っていました。遠出のときは2時間ほど確保できるので、息抜きの中の限られた時間という意識と、かえって閉鎖された環境であり、個人的には短時間集中で取り組めていたと思います。

また試験2ヶ月前までのこの期間に特に藤田さんへの添削をお願いしていました。添削いただいた内容は全て記録し、似たようなミスごとに分けて自分のミスの傾向を把握するようにしていました。同じ題材を2回見ていただいたものもあります。その中で同じミスをしているものも複数あります。藤田さんにはお手を煩わせてしまいましたが、それこそが自分のクセと考えて、意図的に言葉をもらって記憶に残したものもあります。
実技の記述に関しては、基本的には会話であると認識して、
また、答案にこのように書いたらどういう汲み取られ方をするのか、コミュニケーションを探るような形で添削いただいたものも多々あります。
もちろん実際の試験で、採点者からの反応が必ず一致するとは分かりませんが、少なくとも気象の専門家の方が見て、添削いただいた内容(返答)のように感じるということは、会話をする上で(解答をする上で)とても参考になりました。

2.【試験2ヶ月前から1ヶ月前まで】
この期間の目的はわからないものを集中的にやり、何が分かっていないのか洗い出すことでした。時間で決めるのではなく、納得できたタイミングで終了としていたので短時間集中といった感じでした。

分からなかった問題を中心に、その問題に特化して、演習を行いました。
全て解くよりも時間が短く済むので、確認の時間をさらに入念にとり、しっかりとロジックを踏んでできているか確認することを目的に丁寧に確認することを意識しました。

もちろん考える過程で必然的に前問の内容が必要なときもたくさんあるので、75分の問題を30分ほどに濃縮して演習したといったイメージです。

この間から添削いただく回数は徐々に減り、数回問題を解いた上で、改めて疑問に思うことなどを中心に確認させていただきました。

【試験1ヶ月前から試験前】
この期間の目的はこれまでの分からなかったことを完璧にすることでした。

目的の通り、さらに分からなかったことを絞り込み、『分からない』をひとつずつ完全に潰していきました。
一方で、全体を通した演習も必要だと考え、週に一回は、通しで演習を行いました。
また初見の問題にも触れることは必要だと思っていたので、取っておいた過去問に取り組むことで、実際のアウトプットのレベルを測っていました。

これまでの期間の勉強よりもひとつひとつにかかる時間が短くなっていましたので、同時に気象庁のHPで専門知識の確認や一般知識の確認を行いました。

これを含めて過去7年分の問題は平均3往復ほど行いました。


*②受験勉強の時間をどうやって捻出したか?*
1日ずつの計画ではなく1週間単位で最低ラインを決めて勉強するようにして、勉強時間が確保できていないと思うきっかけを作ることは避けていました。意識として勉強できていないと思い込み、ネガティブの連鎖になることを避けたかったからです。そういった意味では気持ちの面で勉強時間を確保していたと思います。
また前述の通り移動時に記憶を定着させるものとゆっくりと演習に使う時間に分けたことで、有効活用できたと思っています。


*③最も効果があった勉強法は何か?*
藤田真司の気象予報士塾の活用です。
まず何も見ず演習→テキストによる文字での理解→分からないもの、確認事項の抽出→授業の受講→添削、質問→必要に応じて授業の再確認、添削の確認、類題との確認を行なっていました。『?』と少しでも思うようなことがあれば、自分の考えたロジックとともに藤田さんへ質問させていただきました。


*④挫折しそうになったとき、どうやって立ち直ることができたか?*
第56回試験を受験した際、当時手応えがありました。その反面不合格で学科の免除期間が過ぎ、そのあまりにも悔しい記憶が刻まれ、挫折というより起爆剤的なものにもなっていたような気がします。悔しい気持ちは都合のいいように時間とともに消えていってしまうので、その記憶を忘れないような仕掛けを作ることは気象予報士試験の取り組みに限らず行なっており、気象予報士試験についても不定期にモチベーション維持につなげていました。


*⑤藤田真司の気象予報士塾をどのように活用したか?*
気象予報士試験を受けるにあたってメインの勉強方法として活用させていただきました。


*⑥試験を受けて*
試験当日までは過去問のわからないところを何度も確認しているため、手元にあるのは既に解いた問題のみでした。初見の問題にどのくらい取り組めるのか過去問の再演習ではなかなか分からなくなっている状態になっていたので、とにかく新しい問題がおもしろくてたまらなかったです。これまでの不合格だった試験では、受かりたいという気持ちが意図せずプレッシャーをかけていたような気がしており、試験時の焦りなどを誘発していました。一方、第58回試験ではとにかく新しい問題を解きたいという待ち遠しさと解いている際の楽しさが勝っていました。結果的にこれまで藤田さんに教えていただいたことと、それを全吸収していく勉強法が合格という目的だけでなく、自信と初見の問題への楽しみを与えてくれていたと思います。


*⑦最も苦労したこと*
理解することや勉強時間の確保もそうなのですが、最も苦労したことは、当日の試験という特殊な環境下で自分の状態をコントロールすることでした。

どんなに理解していても、結果的にパフォーマンスできなければ意味がありません。そのパフォーマンスを妨げる要因は緊張、プレッシャー、周りの状況などいろいろとあると思います。
これまで経験したことと想定される状況に対するコントロール方法を探りながら勉強していました。
例えば、
・試験音が気になる→演習時に試験音をYoutubeより流す。音量もあらゆるケースを想定して調整していました。
・集中力がきれる→好きなラジオを流してました。試験会場外の雑音などを想定(道端の会話や車、電車の音など)また、しゃべる環境の中で演習をしたりしました。
・格好→当日のコンディションとできるだけ同じにするため、勉強スタイル=当日の試験のスタイルにできるよう調整しました。
・受験票→邪魔だなと感じていたので、演習時からハガキをはじにおいてました。
・試験会場へは徒歩での移動が欠かさなかったので、歩いたあと数10分おいて勉強するというスタイルでリズムを作っていました。
ON.OFFの切り替えになるのかはわかりませんが、自分の中で切り替えができると思っていました。
・勉強中、首・肩が疲れていたので、首・肩の柔軟をやってからすることが多く、これは試験当日も同じように会場外にでて行いました。
・勉強の間には、息抜きをしていました。例えば動画を見たり、ラジオや音楽を聞いたりといったものです。
こちらも試験当日は同じようなリズムを大切にしていたので、休憩時間は音楽を聴き、とにかくいつも通りの状態を維持することを大切にしていました。
・試験で見直しをすることは不可能だろうと思っていたので、見直しをするということは想定から外していました。裏を返せば、見直しをしなくても正当の範囲に収めることができるように模索しながら勉強をしました。それが前述の問題作成者との会話を意識というところとも一致します。
・あとこれは嫌だったのですが、家での勉強の際にもマスクしながら勉強をしていました。
・75分水を飲まない。なども試験当日の状況と一致させるために行なっていました。

また、いろいろと重ねる中で、自然とスタイルが確立されていき、実際の解き方にも変化がでました。例えば色鉛筆を使わなくなりました。これまで何色か用意して、分けて使用していましたが、試験問題を特にあたっては、一色のみに落ち着きました。
長々となりましたが、とにかく本番環境と同じになるようにしていました。その結果、最終的には試験当日と同じ緊張感での演習に時間をかけることができ、アウトプットしていく上では効果があったと思います。


*⑧さいごに*
ここまで長文に目を通していただきありがとうございます。
貴重な勉強時間を捻出する中、お時間いただいており、少しでも有益な情報があれば嬉しく思います。

最後に生意気なことを書きますが、絶対に受かると思っていました。
それは、
・藤田さんの講義を100%理解することに徹したこと。そして理解したこと。
・過去問7年分については説明できないものはなくしたこと。そのためにどんな些細な疑問も潰したこと。
・受かるまでやめる気はなかったこと。
・忙しいを理由に不合格となることは許さないと自分に言い聞かせながら取り組んだこと。

どれかひとつでも欠けていたら合格がもう少し先になっていたと思っています。
継続することが難しいことだと自分自身も感じていましたが、どうか諦めずに続けてみてください。それが合格につながる唯一の方法だと思っています。その挑戦を応援させていただけますと幸いです。
そして自分自身もようやくスタートにたったと感じていますので、これからも一歩一歩進んでいきます。

藤田さん本当にありがとうございました。
そして藤田真司の気象予報士塾に入ってからの勉強はとても楽しむことができました!




Gさん(男性・20歳・学生)の合格体験記


1.受験歴
第57回 一般○ 専門○ 実技×
藤田塾入塾
第58回 一般免除 専門免除 実技○


2.勉強時間
2021年3月に勉強を開始し、1度目の受験で学科試験を合格することを目標にしました。

2021年3月〜2022年1月 学科のみ
平均勉強時間
平日 1時間 休日 2時間
あまり勉強時間がとれないこともありました。日によってばらつきが大きく、多い時は平日5時間、休日10時間勉強しました。

2021年2月〜8月 実技
平均勉強時間
平日 2時間 休日 6時間
第58回で必ず合格したいと考えていたため、早起きして朝に勉強することを習慣化し勉強時間を多く確保しました。


3.勉強方法
特に効果があった勉強方法2つと、実技対策について紹介します。

・丁寧な復習
予報士の問題は似たような問題の出題がとても多いので、単純ですが丁寧な復習が効果抜群でした。他人に解説できるレベルまで復習することを心がけました。

・なんとなく正解した問題を見逃さない
学科はマークシート方式であるため、直感で正解することが多々あります。たまたま正解したものは不正解と同じものとして考え、丁寧に復習することが重要です。実技でも自己採点の際に、きちんと理解した上で正解したかどうか気をつけて確かめるといいと思います。

・実技対策
実技は問題をたくさん解くことには拘らず復習にとても力を入れました。実技1回の試験時間は1時間15分ですが、解き終わった後の復習には4〜6時間ほど使い、分らないところを徹底的に無くすようにしました。この結果、同じ過去問を2回目に解くと70点前後,7月以降は90点前後取れるようになり、似たような問題が出題された場合はほとんど間違えないようになりました。最終的には過去問7年分を2周ほどしかできませんでしたが、力は十分についたと思います。


4.藤田塾の活用
過去問の解答例を見るだけでは、自分の答案のどの部分が誤っているのかがわからなかったので、藤田先生に何度も答案添削をお願いしました。藤田先生の返答は迅速で、簡潔でありながらも非常に的確であるため、わからないところがすぐに解決しました。記述問題を中心に合計100問程度の答案を添削していただき、非常に力がつきました。


5.受験して感じたこと
実技の試験時間は1時間15分ですが、試験直前期には1時間10分以内に解けるようにしておくことをおすすめします。私は普段から1時間15分ぴったりに解くことを意識していたため、第58回の実技2では時間が足りなくなりそうになり焦りました。結果的には間に合いましたが、焦りながら問題を解くと思わぬミスをする可能性が高まるので、試験時間より少し早く解けると良いと思います。




Nさん(女性・20代・テレビ局アルバイト)の合格体験記


1. 受験のきっかけ
自分の力不足とコロナ禍で就職活動に悔いが残り、 気象予報士の資格を取得し、資格を活かした職業に就こうと思ったから。 2021年3月頃から本格的に勉強を始めました。


2. 受験歴
第55回
一般 :× 専門:− 実技:−
第56回
一般:○ 専門:× 実技:×
第57回
一般:免除 専門:○ 実技:×
第58回
一般:免除 専門:免除 実技:○


3. 参考書
・新百万人の天気教室
・らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト専門知識編
・気象予報士試験精選問題集 2020 年度版
・気象庁ガイドブック2021


4. 勉強時間
55回までは学生だったこともあり、あまりまとまった勉強時間は取れませんでした。
大学を卒業した2021年3月頃 (55回試験後から、アルバイトをしながら1日6時間ほど、何もない日はそれ以上勉強していました。やる気が出なく全く手を付けなかった日も友人と遊んで息抜きした日もあります。
57回の試験後は、アルバイトがほぼフルタイムだったので平日は出勤前1時間、退勤後2、3時間 、休みの日は6時間から8時間くらい図書館やカフェにいました。


5. 勉強方法
【一般】
調べると「一般気象学」を理解すると合格出来るとありましたが、私には難しく何度読んでも理解出来ませんでした、、、人からの説明を受けた方が理解しやすいと思い、他社のオンライン授業を受けることにしました。単元ごとに授業を受け、習ったことを細かいところまでもう一度確認しながらノートにまとめました。(最終的に自分専用の参考書が出来ていました)一通りまとめた後、過去問を解き始めましたが、初めは半分くらいの点数しか取れませんでした。しかし、何度も解くと、覚えるべきところや誤にするためにどこを変更するのかが分かってきます。
計算問題は、比較的簡単な問題は解き、分からないものは深く考えませんでした。

【専門】
専門も授業後ノートにまとめ、問題を解きながら新しい知識を得た際はノートに書き足していました。授業を受けても不足している知識は参考書や気象庁のホームページで補いました。具体的な数値、○時間、◯分、◯kmまで覚え、電車の中で思い返したり、そこで出てこなかったものはすぐ見直していました。専門は過去問を何周もするとほぼ同じ内容の問題が何回も出ていることに気づきました。そこを重点的に覚えました。

【実技】
藤田先生の講座は、実技から受けました。問題の解き方の授業を受け、問題演習の授業は一度問題を解き、理解を深めるために見ていました。実技講座にない回の問題で調べても分からないものはオプション講座を申し込みました。講座を受けるまでは、7~8年分の過去問を解いて見直すことだけを繰り返し、3周しても理解出来ていなかったと思います。見直しだけでは意味がないことに気づき、それからは1日に試験1回分を解き、人に説明出来るくらい理解するまで演習の授業を見たり、参考書を確認したりしました。それでも分からないところは先生に質問しました。
また、テンプレートそのままを覚えることはお勧めしませんが、決まり事や言い回しを覚えるために実技のQ&Aを作っていました。
初めは大問ごとに時間を決めメモして解いていましたが、全ての大問が中途半端に終わっていました。藤田先生から問題に慣れると、自然に間に合うようになるというお話を聞きそれからは軽く目安を決めるだけにしました。藤田先生の話の通り、自然に間に合うようになります。慣れた過去問に関しては1時間くらいで解けるようになっていました。


6. 本番の手応え本番の手応え
一般と専門が合格した際は、自信のない問題が2、3問あるくらいであとは確実な答えを出せたので11点分取れている手応えはありました。
実技は56・57回の際は時間が足りませんでしたが、58回は5分前に解き終わり少し見直しが出来ました。時間に余裕はありましたが、手応えはなく自信はありませんでした。合格発表があるまで受かっているかは五分五分くらいの気持ちでした。「合格おめでとうございます」という藤田先生のメールが来た時、初めは疑ってしまい、ホームページで確認しました。嬉さと安堵から涙が出ました。


7. 最後に
私は不器用な方で、まずは勉強の要領を掴むところから始まりました。初めは広く浅く参考書をひたすら読み、授業を受け、問題を何回も解き傾向を見ました。
問題に慣れると覚えるべきところが分かります。細かい質問にも丁寧に答えて答えて下さった藤田先生のおかげもあり、覚えるところは根本から自分が説明出来るまで深く理解するようにしました。
私は文系で物理も数学も高校以来何もしていません。1からのスタートで初めは果てしない挑戦だと思っていましたが、焦らず徐々に理解し、1つずつクリアすれば合格が見えてきました。コツコツ続けることが本当に大切です。この合格体験記が少しでも力になれば嬉しいです。




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