藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

平成25年度第2回試験(第41回試験)で合格された方の合格体験記

平成25年度第2回試験(第41回試験)では、当塾から14名様の合格者が生まれました。 ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。

■H.I.さん(女性・60代・千葉県)
■A.T.さん(48歳・静岡県)
■Aさん
■Hさん(男性・39歳・大阪府)
■M.Yさん(43歳・会社員・埼玉県)
■Bさん
■K.Tさん(30代・北海道)
■H.Iさん(34歳・公務員・茨城県)
■Y.O.さん(男性・20代・学生・千葉県)
■Cさん(男性・51歳・公務員・大阪府)
■M.Aさん(女性・21歳・大学生)


■H.I.さんの合格体験記
(女性・60代・千葉県・第41回気象予報士試験合格)

1、はじめに
4回目の受験で何とか合格することができました。ただ、今回もスムーズとは言い難く次のような次第でした。
実技試験1の第4問を終えた時、まだ15分くらいあるかなと思っていると終了5分前の合図がありました。第5問は全く白紙です。これでは全部できていても80点×8割くらい=64点です。何とか5、6点はとらなくてはと頭をフル回転させ問題も読まず解答らしきものを記入しました。今から考えればこの数点の上乗せが合格ラインを越えたのだと思います。


2、受験結果
学科一般 学科専門 実技
第38回 ×
第39回 免除 ×
第40回 免除 免除 ×
第41回 免除


3、気象予報士をめざした経緯
私は、数年前まで会計事務所に勤務する税理士でした。定年もあいまいでそのまま勤務することもでき、また開業という道もありましたが、なぜか自分で定年は60歳、それ以上は勤めないと決めていました。
ただ、元気一杯なので次の目標をさがしました。そこでどうせこれから始めるなら全く異なる分野、特に苦手な分野がいいのではないかと。実際、高校の地学の授業は苦痛でした。もちろん物理も苦手です。20年間、空をじっくり見ることもなく、積乱雲などという雲もピンと来ず天気予報は降水確率をチェックするくらいという有様でした。実際ゼロからのスタート、いえ常識人からみればマイナスからのスタートでしょう。また、退路を断つため税理士登録を抹消して臨みました。これからの高齢化時代、おばあちゃんの天気予報などというのもそのうち需要があるかな…(これはありえません天気予報は○○て○○○な方が)
でも、気象予報士試験のシステム、不条理ですね。もちろん、税理士も国家資格なので大昔やはり受験はしましたし、難易度も高かったのでしょうが、1科目合格すればそれが消えることがない永久不滅ポイントを与えられます。もちろん足切もありません。同じく通信のみの勉強でしたが、精神的にはずっと楽でした。


4、藤田塾で学んだこと

 当初は一般的な大手の通信教育を受けました。気象のことを何も知らない者には入門としてそれなりによかったのですが、学科はともかく実技の面では?でした。
 第39回が終わりまだ結果が出る前ですが、不合格を確信し、新たに探し始め藤田塾にたどり着きました。
選択した第一の理由は、解答速報が早くて正確だったことです。即、視聴DVDを依頼しました。第二の理由はDVDの内容がよかったことは無論ですが対応が早かったのです。
せっかちな自分にぴったりでした。

 藤田先生の熱意ある講義の中で特に印象的なことは次の3点です。
① 問題は根拠か特徴しか訊かれていない。
② 本番で実力以上の力は出ない。
③ 問題を速く解く方法はない。力が付けば自然に速くなる。
(他、不具合な問題についてソフトだが核心を突いていて厳しい。)

 専業老主婦なので時間はたっぷりありそうですが、これがそうでもなく、家族の介護や冠婚葬祭、その他勤めていた時は免除されていた仕事が入ってきます。それでも、特に予定がない日は6時間くらい確保できました。平均すると3~4時間でしょうか。時間がないほど集中するのでかえって予定がある日の方がはかどったような気がします。

 藤田先生のご指導も踏まえて勉強中の信条は次の3点です。
① 理解力、記憶力が減退していると思えば2回3回繰り返しすればよい。
② ノートはとらない。その場で理解する。(当初、理解できないことを後で覚えようとメモしていましたが結局書いたことで安心し、あまり効果がなかった。) 
③ 本番で70点取るには普段は満点でなければだめ(これはなかなか困難でした。)


5、最後に 
 この試験のシステムが不条理だと書きましたが、よくよく考えてみると学科の知識を深めないと実技(技能ということになるのでしょうか)ができない。却って両方同時進行する方が合格は早い。だからこのシステムは落とすためではなく合格させるためにある、と思えるようになりました。
 ただ、試験に何度も落ちるというのはつらいものです。努力しても結果がついてこないので何度も挫折しそうになりました。自分には気象のセンスがないのでは。やはりこの分野は向いていないのではないかと。そういう時は最年長記録に挑戦するぞ!と開き直りました。
月並みですが、あきらめないこと、これに尽きると思います。そして本番では、最後の1秒まで1点を取りにいくことです。
                                         以上
 

 
■A.T.さんの合格体験記
(48歳・静岡県・第41回気象予報士試験合格)


 合格までの軌跡
 第39回試験で一発合格を目論んだ思い上がりは、完膚なきまでに砕かれ、気象予報士試験の厳しさを思い知りました。第40回試験では、一般知識と専門知識の試験合格に全力を注ぎ、なんとか合格できました。実技は最後まで書ききれず、出来も悪く、結果を待たずとも不合格だとわかりました。
 この時点(平成25年9月)で、実技に向けてもはや個人での勉強には限界を感じました。短期間で効率よく学習するためには、教育を受け、細部にわたって正しい知識を身につける必要があると強く思ったのです。複数の通信教育の中で自分がベストだと感じた藤田さんにお願いすることとしました。ポイントを押さえた解説はわかりやすく、質問もたくさんさせていただきました。その都度丁寧な説明があり、理解が深まりました。
テキスト ボックス:







終わり良ければ全て良しとしてはいけない
 今回の第41回試験で実技試験に合格し、藤田様からの祝福のメールをいただきました。合格と聞いてほっとするとともに、これで楽しく余裕を持って高層天気図を眺められると思いました。しかし、『終わり良ければ全て良し』としたくはありません。
 過去問を解いていく中で、2回目ともなると85点から90点を取れるようになりました。しかし、実際の試験では以下に述べる理由によって、試験後の自己採点(ある程度厳しく)では実技1で80点、実技2で60点でした。平均70点は合格圏内と思っても自分が気づいていないミスもあると思われ、発表までは不安でした。過去問のようにはいかないことは予想していましたが、この点数は予想の範囲を超えて低かったのです。以下、反省点を書かせていただきます。

勉強量の絶対的な不足
 年末から正月に追い込んだというものの、それまでは毎週実技試験2回分程度の過去問しかできませんでした。残業の連続で働きながら勉強を継続することは大変でしたが、もう少し勉強に時間を割くべきでした。目安として勧められていた過去8年分の実技問題を2度以上繰り返すことは達成できませんでした。通勤電車の往復1時間は、自分で整理したノートのポイントメモを記憶することに努めましたが完全ではなかったようです。
試験では、記憶があいまいな知識(時間帯を指す気象用語など)を思い出し確認するために時間を要し、そのためペース配分もうまくいかず、実技1、2とも終了1分前にようやく全問題を解答し終えました。

勘違い、思い込み、不注意によるミス(ケアレスミス)
 48歳となり大学受験の頃の集中力や試験の雰囲気への慣れを取り戻すことはできませんでした。思考力や集中力の持続性にも問題があり、実技2ともなると頭の鮮明さ、回転、注意力が明らかに低下し、複数個所でケアレスミスを犯しました。実技1の終了後の休憩ではトイレの待ち時間が長く、十分に気分をリフレッシュできませんでした。トイレへすぐに行き5分だけでも机に突っ伏して仮眠をとればよかったと思っています。

パターンにない問題に対する対応
 私の取り組んだ過去問題になかった問いとして、500 hPaの高度場の変化について述べよという漠然とした問題(私がそう感じただけかもしれない)が実技1、2ともに出題されました。どのように答えればよいのかわからず、解答を書くまで時間がかかりました。過去問を解くということは、様々な出題パターンに慣れ、答え方の選択肢を覚えるということだと思っていますが、このような新しいパターンの問いに対して手が止まりました。過去問をそれなりにやったため、わからない、答えられない問題などないと思い込んでいたことが(そんなはずはないのであるが)、時間配分を狂わせてしまったようです。

前回試験で正答率が低かった(であろう)問題に類似した問題の出題
 実は第40回実技試験を例外的に難しい問題と決めつけ、復習を怠っていました。それでも試験2日前に第40回実技試験に取り組み少し理解が深まりましたが、ポーラーローについて手持ちの参考書を読み返すなど知識を深めようとしませんでした。今回の試験でも、総観スケールの低気圧内にポーラーローと思われるものや小低気圧といった擾乱が存在する題材が出題されました。正答率の低かった問題に類似した問題が次回の試験で出題されることは時々ありましたので、注意して勉強しておくべきでした。

さらなる藤田塾の発展のために
 藤田様からいただいた原稿依頼に辛口コメントを歓迎すると書かれていましたので、あえて書きます。最近の実技試験の問題では、小規模の擾乱を問うなど数年前の過去問と比べ、問題が多様化、高度化していると感じているのは私だけでしょうか?実技対策講座においてもポーラーローなど小規模擾乱の解説を取り入れたり、最新の試験に対応した補足資料(高度場の解答例など)を準備していただき、DVDの発送が終了した後でもよいので受講生に配布していただくなど、講座内容のたゆみない改訂や補足をしていただければ、一層行き届いた通信講座になるのでないかと思います。

終わりに
 気象予報士の資格を取得できたことはもちろん嬉しいのですが、加えて気象に関していろいろな知識を身につけられたことは大きな収穫でした。様々な情報を解析しながら、気象の変化を予測する技術は、頭脳ゲームとしての楽しさがあるのはもちろん、悪天予想時に自分自身が適切な防災的行動を選択できる確率が高いという点で、自分の身を守る強力な術を身に付けたと実感します。さらなる研鑽を積んで気象のエキスパートを目指したいと思います。最後になりましたが、もう藤田さんに質問できなくなると思うと寂しい限りです。ありがとうございました。



■Aさんの合格体験記
(第41回気象予報士試験合格)

 1、はじめに
私が気象予報士の勉強を始めたきっかけはランニングをしていたときに何気ない青空に理由を求めた事から始まりました。

2、過去の受験結果はよく覚えていません。

3、藤田塾を選んだ理由、勉強法
遠方でしたので通学は難しく、通信型の講座を選びました。
藤田先生は関西弁で、私にとっては関西弁が新鮮で頭の中に言葉が残りやすく、とても解りやすい解説が魅力的で選びました。
勉強法は、メモ帳を常に持ち歩いていました。その中には単語と意味を書いていました。隙間時間によく開いていました。
時間が確保できた時は、参考書を複数、同時に読みました。また、空を見あげる事も大切だと思います。
車などの移動時間はDVDを聴いていました。

4、藤田塾について
解説が解りやすく丁寧で納得できます。
先生の人柄と共に先生の気象に対する想いが伝わってきます。

終わりに
気象予報士試験に受かった今、これからが本当の闘いだと思っています。
気象予報士という資格に自分の人間性が劣らない様、先生を目標に人間性を磨くとともに、知識の精度にも磨きをかけたいと思っています。
藤田塾いや、藤田先生ありがとうございました!
いつか会ってお話できたら嬉しいです。


■Hさんの合格体験記
(男性・39歳・大阪府・第41回気象予報士試験合格)


■はじめに
予報士を目指したきっかけは、テレビ局で、気象キャスターを務めていた方と直接、話をする機会があったことです。それまで、予報士試験は理系的な難しい試験というイメージしかなかったのですが、その方は文系で、数学的な知識はほとんどなかったとのこと。それでも一念発起し、2年で取得されたと聞き、自分も受けてみようと思いました。

■受験歴
34回  一般 不合格 専門 不合格
35回  一般 不合格 専門 不合格
36回  一般 合格 専門 合格 実技 不合格
37回  一般 免除 専門 免除 実技 不合格
38回  一般 免除 専門 免除 実技 不合格
39回  一般 不合格 専門 不合格
40回  一般 合格 専門 合格 実技 不合格
41回  一般 免除 専門 免除 実技 合格

■これまでの勉強法
学科試験一般、専門、そして実技のすべてで、藤田塾の講義を受けさせてもらいました。特に学科に関する講義は、もっと、もっと早く受けておけばと後悔しています。1番最初は、某大手の通信教育講座を受講したのですが、このテキストが非常に分かりづらく、かなり遠回りをしてしまいました。すべての勉強が新鮮なうちに、先生の授業とであえていたら、もっと早く合格できたと思います。
遠回りしたもう1つの要因は、過去問をあまりやらなかったことです。特に最初の1回目は、無謀にも、まったく過去問をやらずに、のぞみました。2回目も、数年分くらいしかやらずで、学科で不合格。3回目は、かなりさかのぼって、過去問をやったおかげで、学科には合格できました。やらなかった理由は、過去問をやる重要性がまったく理解できていなかったことと、過去問を買うお金を出し惜しみしてしまったからですが、振り返ればばかげた限りだと思います。藤田先生もメルマガなどで口酸っぱくおっしゃっておられますが、必ず、同じような問題が過去に出ていますので、ぜひ、精力的に向き合ってください。最終的に、ネットオークションなどで、平成7年度から、すべて過去問をそろえてやりました。

■勉強時間
最後の半年は学科が免除で、実技試験だけでした。量より質と考えて、実技は1題だけとか、多くて本試験と同じ2題。なので、時間は休みの日でも多くて2、3時間にしぼりました。結果的には、非常によかったと思います。僕の場合は、仕事が不規則な上、別の資格試験も同時並行で進めたので、時間配分は厳しかったです。最初の数年は、休みの日は8時間ぐらい勉強していました。問題の答えがだいたいイメージできるというぐらいまでは、ある程度集中して量の勉強が大切なのかなと思います。どこかの段階で、質に切り替えることが大事ではないでしょうか。

■実技試験のお勧め勉強方法
もっともてこずったのは、実技試験なので、実技試験について説明させていただきます。最も効果的だったのが、ノートへの整理でした。A3版の大きいノートを買い、間違えた問題は、参照すべき図表ごと、ノートにはりつけ、解説を書きこみました。たとえば、500hPaの渦度分布、850hPaでの温度移流、前線解析など、テーマごとに、同じページにどんどんまとめます。そうすると、別の問題で、ひっかかった際、自分は、同じような類題で、どう間違えたのか、が一目でわかります。こうすることで、問題を解くたびに、蓄積されていくというか、理解がかなり深まったように感じます。
欠かせないのが、藤田先生からの丁寧な返信でした。最初の某大手通信教育は、質問をしても、聞いたことに返してくれず、解答例をそのまま繰り返すだけというものでした。藤田先生は、こちらの質問の意図を汲み取り、丁寧に返信していただけるので、疑問点を解消することができました。ふと疑問に思ったことなど、頻繁に問い合わせをさせていただきましたが、ほんとにありがとうございます。

■実技の落とし穴
僕が、実技で散々てこずった要因は、変に理解しようとしすぎたためです。過去問は、そんなに難しい問題ばかりではありません。差がつくのは、一部の難しい問題だと考え、そこにこだわったのです。結局、意識が難しい問題ばかりにいっているので、簡単な問題で取りこぼしをしてしまう。合格できなかったのは、やはり、基礎的な問題の軽視だったと思います。基礎的な問題でも、題意をきちんと理解せず、解答していたのです。
きちんと勉強したら、だれでもわかる問題を、確実に根こそぎとる。過去問では100点を目指すよう、すべての問題を題意をきちんと把握し、どんな人が採点しようと、非の打ちどころのない解答を目指す。それが合格の最短ルートです。
藤田先生を信じて、つっぱしってください。最後になりましたが、藤田さんなしで、この合格はありませんでした。ありがとうございます。


■M.Yさんの合格体験記
(43歳・会社員・埼玉県・第41回気象予報士試験合格)


はじめに
私がこの試験に挑むきっかけは、転勤からでした。
以前より気象に関して興味を持ち、資格にチャレンジしようと考えた事は何度もあります。
ですが、具体的な実践方法が分からず、時間とともにチャレンジする気持ちがしぼんでいく繰り返しでした。
ある日、たまたまインターネットで見つけた藤田塾のホームページに釘付けになりました。

藤田塾入塾のきっかけ
私の仕事は営業です。
仕事柄、勉強に割ける時間も限られ、環境の変化も考えられるので、とにかく短期間で合格したい! それがテーマでした。
そこで気象予報士を学ぶ講座を探し、純粋に「試験を合格する事」に専念し目的としている藤田塾しか目に入らず、早速受講の手続を済ませました。
今思えば、藤田塾を見つけていなかったなら資格にチャレンジすらしていなかったかもしれません。

試験結果
一般 専門 実技
第37回 ×
第38回 免除 ×
第39回 免除 免除 ×
第40回 免除 ×
第41回 免除
とにかく短期間で完全合格したかったため、10月から勉強を始めて3ヶ月位で一般知識にチャレンジしました。試験の2ヶ月前位から"お早めコース"に切替え、試験日までに科目全てを受講することは出来ませんでしたが、何とか合格する事が出来ました。
その勢いで専門知識もお早めコースで受講し、春には専門知識に関しても自信が持てていました。
そして、実技もその勢いで夏に合格し、1年で完全合格するんだ! と鼻息が荒かったのですが、現実は全く違う結果となりました。
結果的に合格まで2年半かかりました。

勉強に取り組むテーマ
気象に関する知識が日常であること。
日々の生活や普段の仕事に関する知識は、常に繰り返し要求される事で当然の知識となっており「こりゃ職業病だな」と感じる事も少なくありません。そこを目指し、生活の優先順位の中で勉強の位置付けをほぼ最優先に考える事にしました。
学科試験の勉強中から、毎日、携帯のアプリで天気図や赤外画像を見ました。
見続ける事で、季節の定番の形、850hPaと500hPaの気温をなんとなく覚えていきました。
実際、天気図は毎日ほぼ変わらない見慣れた形をしていましたが、例えば爆弾低気圧などの異常時にはとんでもない数値や形状をしていました。
このような異常事態に備えて我々はどう対処していくのか?気象予報士の存在意義を強く感じる時でした。

勉強時間
平日は夜に30分~1時間。もちろん勉強できない日も数多くありました。
効果的だなと思ったのはお風呂に入った直後に勉強すると、うまく頭を切替える事が出来ました。
何度か早朝に起きて勉強してみましたが、あまりの眠さに挫折しました。
休日は平均5~6時間位で、試験1ヶ月前位から7~8時間程度頑張りました。
他の皆さんがおっしゃるように、勉強時間は長ければ良いというわけではないと思います。
どれだけ効率的に出来るかが永遠のテーマでした。
私は総勉強時間1500時間は超えていると思います。この結果は決して効率的に勉強が出来ているとは思えません。
また、最大の悩みは、営業としてどう仕事と勉強を両立させ立ち振る舞うか?という事でした。
勉強の優先順位を最優先に近い位置付けにしたのはいいのですが、仕事でその都度起こる予定外の事態に、仕事よりも勉強を優先させるかどうか悩みました。
正直、勉強を優先する選択肢を選んだ事もあります。ただ、各企業が"必要な人間"と"不必要な人間"をふるい分けしている中で、特に営業職は印象が大事ですから、一度の選択ミスによって評価が下がる恐れがあります。
うまく仕事と勉強を両立させ、合格に結びつけるには勉強を焦らず長い目で見る必要があると思います。

勉強法
通信型の受講であったため講義は自分の都合良いタイミングで繰り返し受ける事ができました。
受講スタイルは要点をノートに取る基本的なものでしたが、塾長の一語一句を聴き逃さずノートに移し最初の講義は何度も何度もDVDを巻き戻しして書き留めるようにしました。
資料は極力ipadにまとめるようにしました。
プリント教材は全てPDFファイルにし、また、気象庁のHPから日々の天気図や特異な現象の報告書もPDFファイルで取込ました。
また、速習テキスト実技編の付録、"実技に役立つ一口知識"は1ページずつカメラで撮って保存しました。
ipadは持ち運びも便利で、1つに集約することで気になった部分を調べる時間が短縮でき、なおかつ気象庁のHPの検索、アプリでの天気図の確認など非常に使えるツールでした。
学科の勉強のポイントは、とにかく問題数をこなす事だと思います。
もちろん基礎的な知識が確かなものであるという事が大前提です。
実技の勉強のポイントは問題文に即した回答をする事と、自分が書いた回答が問題文に即した回答になっているかを判断できるかどうかだと思います。
例えば、低気圧の移動速度の変化はよく問われる問題です。
求められる回答は、速まる、初期時刻との速度差、変化の要因、中心や降水域の通過時間など多様です。
塾長がよくおっしゃられる「出題者との対話」が成立しているのか客観的に見られる力を養えればおのずと完全合格は見えて来ると思います。

最も効果があった勉強
これはズバリ失敗する事。
失敗から得たものほど記憶に強烈にすりこまれ、特に実際の試験の失敗は忘れられない悔しい記憶となります。
私は試験でケアレスミスをして、試験合間の休憩時間に間違いに気付き自分に腹立たしく思った事は何度もあります。
その悔しい気持ちこそが自分を奮い立たせ、弱点を克服し次につながる原動力となるはずです。
逆に言えば、自分の弱点の対策をせずに目を背けているのであれば、いつまでも実力が上がらない状態が続き、合格しようという気持ちも長続きしないのではないでしょうか。

挫折しそうになった時
とにかく短期間で合格したかったため、学科試験はかなりの問題数をこなしてスムーズに合格出来ました。焦っていたので実技もとにかく問題数をこなす勉強法を行なっていましたが、この方法が合格への遠回りとなりました。そして、その方法が間違っているのに気付くまで時間を要しました。
何度も試験に落ちると、合格体験記の中に懇親会でお目にかかった方の喜びの声を見かけ、先を越された現実を直視する事となりました。
これは非常に良い刺激となりました。
また、去年の3月に取引先とのゴルフで椎間板ヘルニアがひどくなり、足と背中全体に激しい痛みがあり日常生活もままならない状態になりました。
痛みで1ヶ月以上机に向かう事すら出来ませんでしたが、動けない生活では勉強しか情熱を傾けられないので、自分にはこれしかないんだ!という気持ちで臨みました。

一番の失敗
私はほとんど塾長に質問しませんでした。
これが私の一番の失敗です。
試験対策本の解説を見て納得をして終わらせていたのです。
もったいない事をしたなと、受験勉強の終わりの方で感じていました。
藤田塾の本質というか、肝というものは、ただ答えを教えてくれるだけの講座ではないという事。独りで勉強するんじゃないんです。
塾長は塾生と二人三脚してくれるんです。お守りのようにずっと一緒にいてくれるんです。
塾長はよくモチベーションの話を引合に出されますが、「独りで勉強しているわけじゃない」ってどれほど素晴らしい事でしょうか。
つまり、この藤田塾の講座は質問して初めてその本質に触れ、合格への最短距離を通ることとなるでしょう。
今からリセットして再度試験勉強をやり直すならどうするかと聞かれたら、迷わず「藤田塾へ入塾し、塾長へ質問しまくる」と即答します。

最後に
合格まで2年半もかかってしまいましたが、合格という形で終えられ本当に良かったと思います。
気象予報士となり、中途半端な知識ではいられないと今まで以上に引き締まる気持ちでいっぱいです。
塾長ありがとうございました。


■Bさんの合格体験記
(第41回気象予報士試験合格)


私は7回目の受験で合格することができました。

1回目は全滅…。

2回目は一般知識に合格。

3回目は専門知識に合格。

4回目、実技のみとなりましたが、
合格には至りませんでした…。

5回目、以前合格した一般も落とし全滅し、
絶望しました。。

ほかにもいくつか通信講座を受講していて
少しずつ知識は深まっていましたが、
応用が苦手で新しい問題が出ると全く対応できませんでした。

文系で数学は大の苦手なので特に計算問題が分からず、
もう一般知識にも二度と受からないような気がして
藤田先生に受講の相談をいたしました。

先生のお話を直接伺って
もう一度トライしてみたいと思い、
サンプル教材を送っていただきました。

正直最初にプリントを見たときは難しく感じ、
もしかして試験のレベル以上の難しい内容なのでは…?と思ってしまいました。

ですが、先生の講義のDVDを観ると
難しそうに見える内容が分かりやすく頭に入ってきたのでびっくりしました!

それまで講座を受講しても期限が切れて
新問について質問できる人もいなくて困っていましたが、
藤田先生は合格するまで見てくださるというところも魅力的だと思い、
一般知識の講座の受講を決めました。

先生の講義は合格のために必要なことだけが凝縮されたような内容で、
今まで点だった知識が繋がって線になっていくような感じがしました。

分からない箇所が出てくるとメールで質問しましたが、
先生はどんな小さなことでも丁寧に教えてくださったので、
少しずつ解決していくことができました。

一度「大変恐れ入りますが、ご質問の意味がよく分からないので…」と
ご返信いただいた時は思わず笑ってしまいました(笑)

確かによく読んでみると私の質問は勉強不足で
意味不明だったのです。

にも関わらず、先生はその訳の分からない質問の周辺事項の知識を改めて説明してくださって、
温かいお人柄に感謝いたしました。

6回目、一般知識に合格。

今までで1番自信がありました。

専門は独学で勉強しましたが、
1点差で不合格となり悔しかったです。。

ただ一般と違って計算問題が少なく得意な方だったので、
もう一度落としたら受講しようと思い、
今度は実技の講座を受講いたしました。

私は赤ちゃんのお世話と仕事に追われ、
恥ずかしながら1分も勉強できなかった日もたくさんありました。。

問題を解けない日も勉強した内容を忘れないように
家事をしながら少しでも講義のDVDを見るように心がけました。

先生の講義を聴くと、また早く問題を解いてみたいという気持ちに自然となるので不思議です。

実技の過去問1回分を一度に最後まで解くこともなかなかできませんでしたが、
子供が寝ている間などに1問ずつ解く作業を積み重ねました。

過去問の添削も本当に嬉しかったです。

解答例と似ているので自分では合っていると思った問題も
記述の表現のおかしいところや
必須解答要素ではない部分などをご指摘いただき、
今まで気づかなかった自分の弱点を知ることができました。

私は作図も苦手で特に前線解析に苦労しました。

「温暖型閉塞前線」「寒冷型閉塞前線」の違いは
以前はよく分からず重要視もしていませんでしたが、
先生の講義でしっかりと理解することができ、
このことが前線解析にとても役立ちました。

7回目の受験。

専門は自信があり、実技も初めて全問解けました。

けれども、計算などのケアレスミスや作図の間違いに気づき落ち込んでいましたが、
先生は「3割を落としてもまず合格できます。」と温かいメッセージをくださいました。

合格発表までも心配で過去問の添削などをしていただいていたので、
合格証明書を見たときは、あれ?間違ってる?!と思ってしまったほどです(笑)

今はただ嬉しくて
何か仕事やボランティアに活かせればと新しい目標もできました。

合格お祝い金は応援してくれた家族へプレゼントしました。

お祝い金のいただける2回までに合格したい!と思いながらも、
一生受からないかも…とも何度も思ったので、本当に嬉しかったです。

数多くの講座を受講しましたが、
もっと早く藤田先生の講座に出会えれば良かったです。

仕事と子育ての両立で何より勉強時間の確保が難しく、
何回ももう勉強をやめようかと考えましたが、
子供のせいにしたくないという思いで
最後まで頑張ることができました。

これまでご指導いただき、本当にありがとうございました。


■K.Tさんの合格体験記
(30代・北海道・第41回気象予報士試験合格)


1. 受験結果
一般 専門 実技
第39回 × × ×
第40回 ×
第41回 免除 免除

2. 勉強方法
2-1学科試験(独学)
(39回試験まで)
学科試験は独学だったので、以下の参考書で基礎の勉強をしました。
  らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト学科一般知識編(技術評論社)
  一人で学べる気象予報士試験完全攻略テキスト(ナツメ社)←専門知識のみ使用
これらのテキストで一般知識、専門知識それぞれ1.5ヶ月ずつかけてノートにまとめながら理解できるまで何度も読みました。
その後、過去問を繰り返し解きました。

(39回試験から40回試験まで)
専門知識の基礎勉強が不足していることを実感したので、参考書を追加購入しました。
    らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト学科専門知識編(技術評論社)
さらに最新の情報を確認するために気象庁のホームページを参照しました。
参考書で勉強したことと気象庁のホームページで確認したことをノートにまとめました。
一般知識は法規の問題の満点を目指して過去問演習に取り組みました。

2-2実技試験(実技講座を受講)
(41回試験まで)
これまでほとんど実技の勉強はしていなかったので、ウルトラお急ぎプランで講座を受講し、受講後は過去問演習をしました。
過去8年分の問題を2回繰り返し、疑問点は先生にメールで質問し、すぐに解決するように心がけました。何度も間違える問題は、試験前にもう一度解きました。

3. 挫折しないための方法
1週間あたり12時間前後、勉強し続けましたが、勉強することが嫌になったら、図書館で一般向け(気象予報士受験対策向けではない)の気象学の本を借りて読みました。参考書より分かりやすい表現で書かれていて、図が多く使われているので、どんどん読みすすめられて、自分に実力がついていることを実感でき、自信につながりました。

4. 最後に
もっとも効果のある勉強方法は過去問演習だったと思います。速く解くのではなくてじっくり解きます。分からないことは必ずその時に解決するようにします。
過去問題の演習が進めば進むほど問題への疑問が湧いてきて、解けなくなることがありました。停滞期と呼ばれるものです。だれでも停滞期は経験すると思いますが、我慢して勉強を続けるとレベルアップを感じる時期が必ずくると思います。あきらめないことが合格につながると思います。




■H.Iさんの合格体験記
(34歳・公務員・茨城県・第41回気象予報士試験合格)


通算5回目の試験である第41回試験にてようやく完全合格しました(各試験の経過は以下の表の通り)。藤田先生にお世話になった経緯を含めて合格までを振り返りたいと思います。読んでくださった方にとって一つでも有益な情報になるものが含まれていれば幸いです。

一般試験 専門試験 実技試験
第37回 ×
第38回 × 免除
第39回 免除 ×
第40回 免除 ×
第41回 免除 免除

勉強時間の確保
 毎回、試験の2~3ヶ月前ぐらい前から勉強を開始しました。一年中勉強していたわけではありません。残業や夜のお付き合い等の影響があるので平日の夜は安定して勉強することはできませんでした。早く帰れた時は、家に帰ってしまうとテレビ等の誘惑に負けて勉強しないので、スターバックスや漫画喫茶等に行って1~2時間程度勉強しました。確実に確保するようにした平日の勉強時間はお昼休みの30分程度です。これでも毎日積み重なると結構な時間になると思います。その他、電車での移動時間でも勉強するようにしました。土日祝日は1日4~5時間程度勉強しました。1月の試験に向けては正月休みも勉強しました。

最も効果があった勉強法
 私は気象についてはほぼ素人だったので、基礎的なところがなにも分かっていませんでした。ですので、一般気象学(東京大学出版会)のような教科書を頭から読んでいっても実態を伴った理解に至らずチンプンカンプン。そこで、「問題集の問題を解く&解説を理解する&どこが分からないかを徹底的に考える」→「該当箇所を教科書で読んで理論を理解」というサイクルを何回も何回も繰り返しました。これにより、具体的な問題に触れることを通じて教科書の理論について実態を伴って理解することができると思います。この勉強スタイルは一般、専門、実技のどれでも共通して行いました。

一般・専門試験の勉強方法・使用した教材
 「最初に一般気象学(東京大学出版会)を読む → 問題集(気象予報士学科試験徹底攻略問題集(ナツメ社))を解く」というサイクルを繰り返しました。参考書としては「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(一般知識編と専門知識編)」の解説も利用しました。気象関連法規や災害対策基本法等については「合格の法則気象予報士試験(学科編)」を利用しました。「気象予報士学科試験徹底攻略問題集(ナツメ社)」で網羅的に一通り勉強はできるものの、やや問題が古いのと問題数としては若干不足するので残りは近年の過去問(東京堂出版)を10回分程度解いて試験に臨みました。一般、専門試験いずれもこの勉強法で合格しました。

実技試験の勉強(第39回、第40回試験)
 自身3回目の試験(第39回試験)ぐらいから徐々に実技試験の勉強も開始しました。最初はとりあえず過去問(東京堂出版)に取り付いてみましたが、過去問の解説が何を言っているのかさっぱり分からない状態でした。過去問にとりかかる前にワンステップ必要だと感じたため、「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(実技編)」で勉強しました。この問題集は東京堂出版の過去問解説と比較して実技試験の初心者向けの解説になっているため、入門編として重宝しました。とはいえ、全部の問題を解くのはかなり大変でした。この問題集をやりきったぐらいのタイミングで第39回試験を迎えましたが、まだまだ勉強不足のため当然ながら不合格でした。
 第40回試験に向けては、東京堂出版の過去問をたくさん解くと共に(20題程度)某会社の直前通学講座を受講しました。それなりに自信を持った状態で第40回試験を迎えましたが、第40回試験はとにかく難しかったです。特に実技1は時間内に全く解き終わりませんでした。

藤田塾との出会い(第41回試験に向けての勉強)
 第40回試験に落ちた後、どう勉強したら実技試験を合格できるかについて一生懸命考えました。そこで、結局気象予報士試験の実技試験は、出題テーマとしては温帯低気圧、台風、冬型、南岸低気圧等に限られており、それらのテーマについて事例、視点、切り口を変えて出題されているにすぎないという当たり前のことに気がつきました。これに対して合格点を取るためには、やみくもに新しい問題に手を出すというよりは過去問一つ一つを深く現象の基礎まで掘り下げて理解することが重要で、これを習慣づければ試験の時に新たな切り口・視点で出題された時の対応力が上がるはずだと感じました。それでも対応できない問題は恐らくほとんどの受験者が解けなくて、点数に差はつかないだろうと思いました。今までは問題数としてはそれなりにこなしていても、どこか過去問の回答を暗記しているフシがあり、現象の基本が分からなければ目を背けていたことに気づきました。これでは全く同じ問題に対して解答することができても、新しい切り口・視点の問題に対する対応としては不十分です。
 一つ一つの問題を現象の基礎まで深く理解することが重要だと分かったのですが、気象のプロでもない自分が問題集・参考書だけを頼りに深い理解に到達することには限界があると改めて認識しました。これは自分の理解できない点についてはプロの指導を仰ぐ必要がある。そこでネットで調べていたところ藤田塾に行き当たり、個別の質問に何回でも応じて頂けると書いてあったので通信講座の受講を決意しました。藤田先生のDVD講義を聞き、過去問で分からない問題については徹底的に先生に質問することにより、分からない点はことごとく片付いていき、自分が思ったとおりの勉強を進めることができました。その他の藤田塾のメリットとして挙げたい点は、過去出題されているにも関わらず問題集・参考書の解説が非常に曖昧な問題(典型的なのは前線解析におけるキンクの描き方、温暖型閉塞前線と寒冷型閉塞前線の見分け方)についてDVDの講義で丁寧に解説して頂けることです。過去問の徹底攻略をモットーとし、多くの受験生と接している藤田先生だからこそこのような講義が可能なのだと思います。また、前線解析は恐らく多くの受験生が苦労されるところだと思います(私も苦手です)。私の経験からすると前線解析の実力をつけるためにはやっぱり「前線解析する → 解答解説を読んで自分の描いた前線がどれぐらい妥当なのかを確認する → 再度前線解析する」という反復練習しかないと思います。しかし、自分が描いた前線がどれぐらい妥当なのか分からない・解説に納得がいかないといった場合があります。そんな時は描いた前線を藤田先生に見てもらう&追加で解説して頂くことで解決することができます。このプロセスに藤田先生は何度でも付き合ってくださるので、辛抱強く反復練習すれば必ず実力がつきます。このようなサービスは他社には存在しないと思います。

試験当日心がけたこと、結果(第41回試験)
 藤田先生が仰る通り過去30題分を2~3回解いた状態で、かつ過去問に対する疑問点はあらかた片付けた状態で第41回試験に望みました。このときに心がけたことが数点ありました。そのうちの2点を紹介します。
 いっぱい勉強したので、当然ながら「自分は無敵だ!解けない問題はない!」と考えたくなるところですが、当然ながらそんなことはありません。(あまりそういう人はいないのかもしれませんが)このような思いに取り付かれると、試験当日に実技試験で分からない問題が出てきても「絶対に解く!」という妙なプライドが邪魔をしてその問題をスキップすることができずに多くの時間を費やしてしまうことがあります。なので「ちょっと考えて分からなければ、スキップしなさい。」と自分に言い聞かせました。これは決して敵前逃亡ではなく、案外その先の問題の中にヒントがあるからです。今回の試験でも実技1、2共に途中で分からない問題が出てきたのですが、それをスキップして次の問題に取りかかることによって、分からなかった問題の題意が見えてきて解答することができました。
 もう一つ心がけたのは、「基本的な問題を絶対に落とさない」ということです。本当に難しい問題は多くの受験生が解くことはできないと思われます。その場合、合否の分かれ目は「基本的な問題をどれだけ確実に得点できたか。」だと思います。どうしても難しい記述問題や前線解析にエネルギー・時間を割きがちですが基本問題を確実に得点することの方が重要と心がけて試験に臨みました。

終わりに
 このような経緯をたどり、2014年3月7日に無事に実技試験合格に至りました。藤田先生は頑張る人をとことんサポートして下さる方で、どんな質問(時にはグチ)にも真摯に迅速にご対応頂いて本当に感謝しています。藤田先生のサポート無しでは自信を持って試験に臨むことができず、合格することはできなかったと思います。本当にありがとうございました。




■Y. O.さんの合格体験記
(男性・20代・学生・千葉県・第41回気象予報士試験合格)


1 はじめに
私は大学生で理系の学部に所属しています。理系だから気象予報士試験の合格に有利だったのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに計算問題や物理系の問題は好きでしたが、文章をつくったり暗記することは苦手で大分苦労しました。答案添削の際に先生には毎回のように文章を直していただきました。気象予報士試験の合格には文系の力と理系の力を合わせた総合的な力が必要だと言う事を改めて実感しました。

2 合格までの道のり
まず、本屋さんに行って気象予報士試験一般知識の参考書を購入しました。それと同じくらいの時期にこの塾ではない通信教育講座を始めました。今思うとテキストの量は少なく上級者向けの教材であると思います。今の知識があれば内容を理解できると思いますが、当時の私にはレベルが高すぎる教材でした。モチベーションは次第に下がり、いつの間にかテキストを開くことをやめ、部活動やバイト、大学の勉強に時間を取られていました。数ヶ月全く勉強をしない時期がありましたが、たまたまネットサーフィンしている時に、この藤田塾に出会いました。入塾する決め手は、皆さんが書いた「合格体験記」でした。全ての人が、この塾で良かった、先生なしでは合格できなかった、等の言葉を並べており、私もここで学べばもしかしてら合格できるかもしれないと思い入塾しました。授業のDVDと教材はとにかく分かりやすかったです。でも1番驚いたのは先生がメールで、どんな些細な質問に対しても全力で解答して下さることです。先生とは50通以上メールのやり取りを行いましたが、1通のメールに添削や質問をいくつも載せているので数え切れないほどの質問や添削を行っていただいたと思います。そのおかげで確実に力をつけることができました。

3 勉強方法
私は、合格のためには過去問をやりこむことだと思います。先生も仰られていましたが、過去7~8年分をやることをお勧めします。そして、できなかったところや、解答例と違うところをひたすら質問することが合格への近道だと思います。繰り返しになりますが、この塾は質問や添削のシステムが素晴らしいと思います。私はトータルで過去問7年分を5周しましたが、解答を終えるたびに添削のお願いをしてました。ちょっとやりすぎな気もしますが、私はこれくらいの量をやって自信を持って試験に臨むのがいいと思います。勉強時間に関してですが、私の場合その日によって勉強時間は違いますがトータルでは800時間くらいだと思います。

4 挫折しそうになったとき
この表はこれまでの試験結果です。
一般 専門 実技
第37回 ×
第38回 免除 ×
第39回 免除 ×
第40回 ×
第41回 免除 免除
(第38回試験と第39回試験の間に入塾)

今回5回目の挑戦で合格することができましたが、3回目の試験(第39回)で落ちた時はもう勉強を辞めようかと思ってました。実技試験はそこそこできたと思うのですが、専門試験が合格することができませんでした。正直これ以上できない、と言うくらい頑張って勉強してきたのでかなり落ち込みました。試験が終わった1月末から7月まで一切勉強をしませんでしたが、就職活動をしていく中でやっぱり気象予報士になりたいという想いが強くなってきました。もう一度頑張ってみようと思い8月1日から試験までの1ヶ月間、一般知識と専門知識だけを勉強しました。この1ヶ月はきつかったです。その結果どちらも13問正解することができました。実技に関しては半年以上問題に触れていなかったので合格点に届くことはできませんでしたが、次の試験で合格できる、と自分に言い聞かせていました。その後9月から1月まで継続して1日1-2時間勉強しました。勉強内容はほぼ過去問です。過去問演習と先生への質問と添削依頼で90%、残り10%は注意報や警報などの暗記でした。その結果合格することができました。

5 最後に
勉強期間としましては3年ほどかかってしまいましたが、もっと早くこの塾と先生に出会えていたら合格までに3年もかからなかったかもしれません。しかし、もし先生に出会っていなければまだ合格を勝ち取ることはできなかったです。先生、私を合格させてくれてありがとうございます。ぜひ今度、直接お礼を言わせて下さい。本当にありがとうございました。最後に稚拙な文章を読んでいただき感謝しております、皆様の参考に少しでもなれたら幸いです。



■Cさんの合格体験記
 (男性・51歳・公務員・大阪府・第41回気象予報士試験合格)


◆はじめに
3回目の受験でやっと気象予報士試験に合格できました。前回、第40回試験の結果発表の日、不合格となり藤田先生にお電話したのが昨日のことのように思い出されます。
私は小学校の夏休みの自由研究で台風の進路について調べるなど、小さい頃から「気象」に興味をもっていました。平成6年に気象予報士試験がスタートした時も受験を考えましたが、問題を見てこれは難しいと一度は断念しました。その後もずっと試験のことが気になっておりましたが、子どもが受験を迎え親が勉強する姿を見せるのもよいかと思い受験することにしました。

◆試験結果
学科一般 学科専門 実技
第39回 ×
第40回 免除 免除 ×
第41回 免除 免除
受験するにあたっては、まず一般と専門の学科試験2科目に合格し、1年間の免除期間中に実技試験に合格するという戦略をたて、結果的に成功しました。

◆第39回試験まで(H24.7~H25.1)
第39回試験に照準を合わせ、平成24年7月初旬から勉強を始めました。まずは、学科一般のバイブルともいわれる「一般気象学(東京大学出版社)」を2回通読しました。数式など難しい部分もありましたが、細部にこだわらず大まかに理解するようにし、重要だと思うところにアンダーラインを引きながら読みました。数式については「真壁京子の気象予報士試験数式攻略合格ノート(週刊住宅新聞社)」を併せて読み理解を深めました。「一般気象学」はやや難しいですが、地球規模でのダイナミックな気象現象の中で日本の気候の多様性があることが理解でき、まさに気象を学ぶ醍醐味が詰まっている本だと思います。
その後8月中旬から10月初旬まで「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一般・専門、技術評論社)」の2冊を順に読みました。さらに9月初旬から「ひとりで学べる気象予報士学科試験完全攻略問題集(ナツメ社)」を解き、試験本番まで3回繰り返しました。併せて過去問題を第28回(平成19年度第1回)から第38回(平成24年度第1回)まで購入し、先の問題集を解いた後同じ問題の解説を読んで学習するなど3回繰り返しました。勉強時間は平日:1~2時間/日、土日:4~5時間/日ぐらいだったと思います。
最初の1~2ケ月は内容もよくわからず辛かったですが、繰り返すうちに理解も進みペースを掴みました。ロケットに例えれば最初の「重力圏」を脱出するまでが大変ですが、脱出してしまえば、順調に勉強を続けられると思います。
その他、気象法規で必ず出題される気象業務法については、法の全文と施行令・施行規則の関連部分をインターネットからダウンロードし、法の全体像を理解するようにしました。また、専門知識では気象庁のホームページで、気象警報・注意報の流れや降水短時間予報・ナウキャストなど関連するページをコピーしてファイリングしました。最新の情報が載っているだけでなく、気象用語や過去の災害をもたらした事象なども載っており実技試験対策としても参考になりました。
 そして迎えた第39回試験、自己採点では一般知識が10点、専門知識が11点でした。一般知識が難しく、初めて見るような問題が3問ほどありましたが、そのほかは過去問と同じか応用問題といった内容でした。その中で法令問題を1問落としました。穴埋め問題で過去問と違う箇所が空白となっており、あいまいな覚え方ではだめだと痛感しました。午後からの実技試験も雰囲気に慣れておくために受験しました。

◆第40回試験まで(H25.2~H25.8)
 第39回試験の結果が出るまでは、なかなか勉強に集中できませんでしたが、実技試験用の参考書を購入したり、高層天気図に慣れるためHBC北海道放送局のサイトを閲覧するなどしていました。同サイトは天気図の読み方なども載っており参考になりました。
 学科一般の合格基準が下がったことで、何とか目標にしていた学科2科目に合格し、3月から本格的に実技試験の勉強を始めました。まず、実技試験の全体像を掴むために「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(技術評論社)」を勉強しました。この本は国際天気図記号や衛星画像の解析などの基礎知識に始まり、各種天気図の読み方、記述問題のテクニック、作図対策など実技試験対策の入り口としては良い本だと思います。さらに事例演習として事象別(温帯低気圧、台風など)の問題があり、この演習問題をじっくり解き理解するようにしました。学科試験は択一式のため、ほとんどが頭の中で考えるだけで回答できますが、実技試験は考えたことを文章にしなければならず、問題を解いてなんとなく答えがわかってもどう書けばよいのかわからず、最初は問題を解くのが苦痛でした。
 5月初旬から過去問に取り組みました。第28回試験から第39回試験まで過去6年間分26問題(第38回再試験を含む)を4回繰り返しました。上記参考書と同じく最初はどう書いてよいかわからず、1問解いて解説を読み終えるのに3時間くらいかかりました。6月中旬ぐらいまでになんとか上記の過去問を一通り終え、ある程度問題は理解できましたが、やはり指定された文字数で解答文を作成するのが難しく、対策として解いた問題の解答例をパソコンに打ち、それをジャンル別(ex温帯低気圧>発達過程>500hpの温度場から)にまとめ、読み返しました。解答文の暗記はダメだとよく言われますが、実技試験は時間制限があり決められた時間内に正答するためには、反射的に基本となる解答文を頭の中で作成し、それをベースに問題文に合うように答えをまとめることが必要だと思います。
迎えた第40回試験では、多くの方がおっしゃっているように実技1が難しかったです。難しいというよりもすんなり答えられないという印象でした。そのため、時間配分もうまくいかず、最後の問題は白紙で提出しました。手ごたえも無く難しい問題に当たって「ついていないな」と思いましたが、その中でも合格されている方ももちろんおり、その差は藤田先生がおっしゃるように、「難しい問題は皆が難しい。解答できる問題を確実に正答する。ケアレスミスをしない。」といった“小さな”所にあったのではないかと思います。また、問1のトラフと低気圧の関係を問う問題でも、「上空のトラフが低気圧の西側にある=低気圧は今後発達する」と短絡的に覚えていたため、出題者が誘導してくれている“浅いトラフ”を見つけられず、当然間違った回答をしてしまいました。ここでも藤田先生がおっしゃる「出題者と会話するように」素直に解けばよかったのです。

◆第41回試験まで(H25.10~H26.1)
 第40回試験が終わって結果発表までは、「たぶん駄目だろう」と思いつつも、「もしかして合格しているかも」との気持ちもあり、思い切って一切勉強せず中断していた山登りやロードバイクなど他の趣味に時間を使いました。
 迎えた10月の結果発表はやはり不合格、その日はたまたま東京に行っておりスマホで不合格を確認した後、せっかくなので気象庁に行き気象科学館やアメダスを見学しました。気象科学館ではNHKのニュースウォッチ9で気象情報を担当されている気象予報士の井田寛子さんをお見かけしました(ラッキー!)。
3回目の試験に向け独学での勉強に限界を感じ、不合格となったその日の昼に藤田先生にお電話し、実技試験対策講座(通学型)に申し込みました。通学型にしたのは直接授業を受けるスタイルの方が自分に合っていると感じたことと、週1回通学することにより勉強のリズムができると思ったからです。10月から藤田塾に通い始めたものの、なかなかモチベーションがあがらず、「また勉強しないといけないのか。季節もいいし、ほかに色々したいこともあるのに」とこの頃が精神的に一番しんどかったです。「自分は何のために受験するのか?就職のためでもない、時間を削られ家族サービスや他の趣味もできない、仕事から帰ってきて毎日1~2時間の勉強時間を確保することは案外きつい」などなど。しかし一方で「山登りでいえば8合目までは来ている、あと少し、頂上は見えている。自分は気象が好きで趣味として勉強している、その成果・証として合格したい。もうひと踏ん張りしよう」と気持ちを整理しました。
今回も過去問を解くことを中心に勉強しましたが、藤田塾での過去問演習がテーマ別で進行することから、過去問をテーマ別(低気圧の発達、台風、梅雨、その他)に分類し、まずは低気圧の発達だけを集中的に繰り返しました。第26回・第27回試験の過去問も購入し、第26回~第40回試験の計16回、32問を3回繰り返しました。
藤田塾では予習をして疑問点を藤田先生に質問することを基本にしました。最初は授業中に質問できないことに戸惑いましたが(DVDの収録があるため)、その分休憩時間や講義終了後に集中して質問することになったのですが、どんな質問でも藤田先生は落ち着いて丁寧に対応されました。
過去問演習では、予習していて支援センターの解答例が何かスッキリしないと感じていた箇所で、藤田先生は解答例に縛られずこちらの表現の方が適切であるとか、自らの解答例を示されるなど、一つ一つ疑問点がスッキリしていきました。自分で過去問を解く→講義を受ける→間違ったところや疑問点を質問する、というサイクルを基本に講義を受けました。藤田塾は何回質問してもいいのでどんどん先生に質問して疑問点をクリアにしていくことが合格の秘訣だと思います。
11月中旬ごろから勉強のペースも上がり集中して勉強できるようになりました。12月下旬ごろから暗記すべき事項(主な国際天気図記号・雲形記号・地名、雨量・風速の表現、よく出る数式、台風の強さなど)を整理して覚えました。第41回試験でも、台風の強さ・時刻・波浪の表現などが出題されましたが、基本的な用語・記号や地上観測値の見方などは完璧に覚えておくことが必要です。
受験の10日ほど前には、藤田塾でのアドバイスを踏まえ、試験当日の心得として試験に臨む注意点を整理しました、○問題文と喧嘩しない。素直にストーリーに乗る。出題者が何を書かせたいのか読み取る。○題意をつかむ「特徴」なのか「理由」なのか、「状態」なのか「変化」なのか。○現況(~している。~しているから。)なのか予想(~となる。~となる予想であるから。)なのか注意。○「着目」して、「参考にして」に注意。必須回答要素。○「数値、単位を付けて」、「整数」で「小数第1位」まで、「実線」で「前線記号」を付けてなど条件に注意。○ケアレスミスを無くす。単位・符号の記入漏れ、送り仮名の重複。○初見の問題、難易度の高い問題は皆が解けない。過去問の類似問題を確実に正答する。
試験当日は開始時間の2時間ぐらい前に教室に入り、イヤホンで音楽を聴きながら自作した解答文プリントを見直すなど極力回りを見ないで自分の世界に入り込むようにしました。回りを見てしまうと他の人が自分よりできそうだとか余計なことを考えてしまいます。試験は他の人と競争するのではなく、自分が今まで勉強してきたことをどれだけ発揮できるかを試されているのだと考えるようにしました。また時間配分ですが、最後の問題が独立している場合は先に解くことは有効だと思います。第40回試験実技1の問3(4)も丁寧に読めば問うていることは難しくないですが、時間が無い中で焦ってしまい解答できませんでした。第41回実技2問5も問題自体は波浪の基本的なことを問うていますが、全て30字以上の記述になっており時間が無いと焦ってしまうので、私は時間の途中で先に解きました。

◆最後に
気象予報士試験(特に実技試験)は、藤田塾を単に受講するだけで合格できるものではないと思います。ある程度まで自分自身で頑張ることが基本で、それを藤田塾は強力にバックアップしてくれます、合格までの“あと一押し”をしてくれます。
おかげさまで目標だった気象予報士試験に合格できました。これからは気象予報士としてさらに見識を深め、将来はボランティアとして子どもたちにお天気のことに興味を持ってもらう活動などができればと思っています。
次は“あなた”の番です。合格を勝ち取られることを心からお祈りしています。




■M.Aさんの合格体験記
(女性・21歳・大学生・第41回気象予報士試験合格)


この度、八回目の挑戦で気象予報士試験に合格する事が出来ました。四年間かかりました。今こうして合格体験記を書ける事を嬉しく思います。

第34回 一般× 専門×
第35回 一般× 専門○
第36回 一般○ 専門免除 実技×(気象予報士塾に申し込む)
第37回 一般免除 専門免除 実技×
第38回 一般免除 専門×
第39回 一般× 専門○
第40回 一般○ 専門免除 実技×
第41回 一般免除 専門免除 実技○

【学科試験】
独学でした。試験が終わるごとに一からやり直していました。まずは参考書をじっくり読んで、過去問を何回も解きました。過去問は東京堂出版の『模範解答と解説』と、単元ごとにまとめられた分厚い問題集を使いました。土日に『模範解答と解説』を数冊解いて、間違えた所を参考書で確認しました。平日は分厚い問題集で数をこなしました。
暗記部分は、絶対に完璧にしようと思っていました。私の暗記法は、書き出して何回も唱える事です。用語の意味が不安な物や、間違えた問題に出てくる文章をノートに書きだします。何回も見直して、文章ごと丸暗記しました。用語をとりあえず頭に入れて、参考書を読みつつ組み立てる、というイメージです。電車の待ち時間など、暇さえあればノートを見直して、ブツブツ呟いていました。試験前は、何回も見直した参考書とは別の参考書を使いました。同じ内容を違った表現方法で理解するためです。
これを試験の度に繰り返していたので、学科試験の過去問はかなり理解出来ていたと思います。途中、学科試験の勉強に飽きてきた事もありました。ですが実技試験の問題を解くと、学科試験の勉強不足を痛感しました。実技試験の勉強をするからこそ、学科試験の知識が定着する事もありました。合格する事が出来た実技試験では、地道に勉強してきた学科試験の勉強が役に立ったと思っています。

【実技試験】
実技試験も、最初は独学でした。ですが、試験で出来た!と思ったのに不合格だった時、誰かに添削してもらわないとダメだな、と思いました。そうして、気象予報士塾に申し込みました。申し込んだ時は、週一でDVDを見ていました。ですが大学で遊んでばかりいたため、不合格。その後DVDを通して見たのは、合格した第41回の試験三ヵ月前です。四年間の勉強期間で、実技試験の勉強を一番した三ヵ月でした。DVDには本で学んだ部分の解説もありましたが、講義を聴く一番の魅力は、理解不足に気付けることだと思います。少しでも「ん?」と思うところは、参考書で確認し、関連する問題を解きます。藤田先生には、過去問の添削指導もお願いしていました。その時の答案用紙と添削指導の紙を見直しつつ、過去問を繰り返しました。最後の三ヵ月は、特に最近の過去問に集中していました。
私が最終的に実技試験に合格出来たのは、学科試験の勉強をずっと続けていた事と、実技試験の過去問を何回も繰り返して、コツがつかめたからだと思います。私が実技試験で苦労した事は、文章を読んで察する事です。実技試験は国語の問題に近いと思います。気象予報士試験の勉強は、学科試験で知識をインプットし、実技試験で組み立てる、というイメージです。インプットにはかなり自信がありましたが、組み立てる事とそれを文章にする事に苦労しました。(ちなみに私は中学高校時代、国語の読解問題が大嫌いでした。)私は他の受験生に比べたら、要領の悪い勉強方法だったかもしれません。実技試験に関して、特別な勉強法もありませんでした。ですが、沢山こなす事は着実に力になると思います。私はこれで、実技試験を乗り切りました。

【試験を通して】
私は学生ですので、かなり時間に余裕があります。ですが余裕があるから、だらけて四年もかかった気がします。連休の時よりも、アルバイトがある日の朝二時間の方が集中できました。私の場合、沢山ある時間よりも、捻出した時間の方が合いました。一番勉強した時間は、早朝の二時間、通学の電車、休憩時間10分など、ちょっとした時間ばかりです。また、一日にどのくらい勉強する、という事は考えていませんでした。それよりも、「一週間で熱力学を完璧にする!」、「台風に関する実技を徹底する!」というように、小さな目標をいつも考えていました。
なかなか合格できず辛くなった時もありました。そんな時、一番励みになったのは友人の言葉でした。「頑張って!」ではなく、「そういえば、気象予報士ってどうなったの?」です。勉強をしている事を知っているのは数人でしたが、皆がなぜかしっかりと覚えていました。第41回の試験三ヵ月前は、就職活動でソワソワしている時期でした。この頃、6人から「まだ勉強しているの?就職はどうするの?」と言われました。これでエンジンがかかりました。友人の言葉がかなりグサッときていました。結果を出せない人、と思われている様ですごく悔しかったです。「これから三ヵ月、死ぬ気で勉強する、見返してやる!」と思いました。沢山勉強して、第41回の試験を終えた時は、今までの中で一番自信がありました。合格するわ…と何となく思いました。むしろこれで無理なら、もう私は気象予報士に一生なれないな、とも思いました。
インターネットで自分の受験番号を見た時は大騒ぎしました。見間違いじゃないかしら、と兄に確認してもらったくらいです。合格したからといって、変化は特にありません。自分の粘り強さと、負けん気の強さに気付きました。あとは、友人に合格通知を見せて驚かすくらいです。私はこれから、気象予報士の資格とどう生きていくか考えます。正直、他の受験生の方の参考になるかは分かりませんが、少しでもお役に立てられれば幸いです。



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