第46回試験で合格された方の合格体験記
平成28年度第1回試験(第46回試験)では、当塾から10名様の合格者が生まれました。
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。
■Aさん(39歳・会社員)
■Bさん(40歳・会社員)
■Y・Oさん(59歳・男性・無職・東京都)
■Cさん
■N.Tさん(39歳・男性・会社員・愛知県)
■Dさん(男性・40代・会社員・東京都)
Aさん(39歳・会社員)
1.はじめに
私自身は理系であり、数学や物理に対してあまり苦にはならなかったですが、気象学の勉強はしたことがなかった人間です。幸いにも第46回試験合格することができました。
気象予報士試験の勉強を通じて私なりに感じたことを体験記にまとめてみました。これから受験するみなさんの参考になればと思います。
2.受験経歴
一般 専門 実技 第44回 ×(8/15) ○(9/15) 受験せず 第45回 ○(13/15) 免除 × 藤田先生の実技対策講座 (お急ぎプラン)を受講 第46回 免除 免除 ○
<第44回試験(平成27年度第1回)>
試験勉強は平成27年の4月から行いました。はじめての受験だったため、まずは学科合格を目指して勉強しました。
勉強を始めた時は順調でしたが、そのうちに「学科ならばなんとかなるだろう」と勝手に思い込み、勉強のペースは徐々に失速していきました。いざ1か月前に過去問を解いた時に、ほとんど解けない状態にかなり焦りました。このままでは一般、専門ともに共倒れになると思い、本番2週間前から専門科目に的を絞って集中的に勉強しました。
専門試験の合格ラインが9問まで下がったため、なんとか合格できましたが、予想どおり一般試験は不合格でした。たとえ勉強が順調であっても試験が終わるまで継続することが重要だと思います。
<第45回試験(平成27年度第2回)>
第44回試験の反省から計画的に勉強することが重要だと考え、一般は計画的に勉強を進めました。実技試験の勉強は参考書をざっと目を通しただけで、特に勉強は行わず、まずは学科試験に合格することに集中しました。
計画的に勉強したこともあり、試験が終わった時点で一般は合格ラインに達していると感じることができました。しかし、実技はほとんど対策していないため、半分程度解いたところで時間切れとなり、次の試験で実技が合格するレベルに達することができるのか不安になったことを覚えています。
<藤田塾への入塾>
学科試験は独学でなんとかなりましたが、実技試験ではどこから手をつけてよいのかまったくわかりませんでした。このままでは学科の免除もいずれ消えてしまうと思い、実技対策は独学による勉強から通信講座に切り替えることにしました。
いろいろ探してみましたが、藤田塾に決めた理由は以下のとおりです。
●質問は量的、時間的に制限がないこと
●過去問に対して無料で添削していただけること
●自分のペースに合わせて郵送プランを選択できること
●合格お祝い金制度があること
平成28年の4月上旬に藤田塾の実技試験講座(お急ぎプラン)を申し込みました。
DVDによる講義を聴きましたが、藤田塾を選択して正解だと思いました。ただ過去問を解くだけではなく、間違いが多いところがどこなのかポイントがはっきりしていました。また、資料もコンパクトにまとめられており、様々な工夫がされていると感じられました。
質問は無料でしたが、一度もお願いすることはありませんでした。質問したい事項についてはすでにDVDの中で説明されていたからです。
<第46回試験(平成28年度第1回)>
この試験で実技試験を合格しないと専門の免除が消えてしまうことから、なんとか合格したいと思い試験に臨みました。
実技試験は毎回2問出題されます。1問目は簡単だったため、2問目は難しいのでは?と思っていたら、予想どおり自分には難しい問題でした。2問ともすべて解答しましたが、2問目の出来はあまり良くないと思います。試験中に「合格できないのでは?」と頭を過りましたが、「悔いは残したくない!」と思い、最後まで諦めずに問題に取り組みました。最後まで諦めずにやった結果が今の結果につながったと思います。
試験の一部には難しい問題が登場することがあります。6~7割正解すれば合格するので、基本的な問題について取りこぼしがないように日頃から簡単でも馬鹿にせず勉強することが重要です。
3.勉強方法
<学科一般>
「一般気象学(東京大学出版会)」を7,8回読みました。この本をすべてマスターすることは難しいですが、何度も読んでいるうちに徐々に理解することができ、気象学の奥深さを感じることができる1冊です。他には「ひとりで学べる気象予報士試験 完全攻略テキスト(ナツメ社)」をチェックとして読みました。この本で気象法規について勉強しました。
過去問は気象業務支援センターから発表されている3年分と「気象予報士応援団」のホームページからダウンロードし、20回分の過去問を勉強しました。
<学科専門>
専門試験の勉強は「ひとりで学べる気象予報士試験 完全攻略テキスト(ナツメ社)」と気象庁のホームページを参考にして勉強しました。過去問は学科一般と同様に「気象予報士応援団」のホームページからダウンロードして勉強しました。
専門は試験範囲が広いうえ、参考書1冊では足りない場合があります。気象庁のホームページを日頃から見る癖をつけておいた方がいいかと思います。
<実技>
藤田塾に入るまでは「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト<実技編>(技術評論社)」を読んでいました。
藤田塾に入ってからは藤田塾のDVD、テキストと過去問しか勉強していません。藤田塾では講義の前半で天気図の読み方等、学科のおさらいがあるため、実技試験の勉強を行っていない方でも対応できるかと思います。藤田塾では過去問演習は7,8年分行うことを推奨していますが、実際できたのは6年分を2周しかできませんでした。はじめのうちは半分程度しか解けないことが多く、苦しい日々が続きましたが、1周目の終わり頃には大分解くことができるようになりました。2周目は時間配分も考えながら問題を解くようにしました。
過去問演習を始めた頃が一番苦しい時期でしたが、定期的に送られてくるDVDで勉強のペースを維持することができました。「回数をこなすことよりも1回の過去問演習でどれだけわからないことをつぶすことができるか」という藤田先生のアドバイスはもっともだと思います。過去問演習を通じて、自分の洗い出した課題を解決していくこと以外に実力を高めていくことはできないと思います。
<その他>
平日は仕事があり、家に帰るのは夜11時くらいと遅く、帰ってからの勉強はできませんでした。そのため、平日は出勤前に2時間程度勉強し、週末は近くの大学の図書館で勉強していました。気象予報士試験の勉強期間は長いことから、自分にあった勉強時間や場所を見つけることが大切ですし、長続きする秘訣かと思います。
また、気象予報士試験の受験者は、気象関係と関係の無い受験者がほとんどかと思います。そのため、試験合格に対する外的圧力(周りからのプレッシャー)がほとんどないため、受験生自ら簡単にあきらめてしまう場合もあるかと思います。何事もあきらめずに初志貫徹することが大変重要です。
4.おわりに 合格発表の結果は気象業務支援センターのホームページで知りました。嬉しかったことよりもほっとした方が正直なところです。藤田塾に申し込みを行った時には実技試験の解き方すらよくわかっていなかった自分が半年後に合格することができたのも藤田先生のおかげです。ありがとうございました。
最後に、週末の試験勉強でほとんど家にいない私を応援してくれた妻に感謝したいと思います。
私自身は理系であり、数学や物理に対してあまり苦にはならなかったですが、気象学の勉強はしたことがなかった人間です。幸いにも第46回試験合格することができました。
気象予報士試験の勉強を通じて私なりに感じたことを体験記にまとめてみました。これから受験するみなさんの参考になればと思います。
2.受験経歴
一般 専門 実技 第44回 ×(8/15) ○(9/15) 受験せず 第45回 ○(13/15) 免除 × 藤田先生の実技対策講座 (お急ぎプラン)を受講 第46回 免除 免除 ○
<第44回試験(平成27年度第1回)>
試験勉強は平成27年の4月から行いました。はじめての受験だったため、まずは学科合格を目指して勉強しました。
勉強を始めた時は順調でしたが、そのうちに「学科ならばなんとかなるだろう」と勝手に思い込み、勉強のペースは徐々に失速していきました。いざ1か月前に過去問を解いた時に、ほとんど解けない状態にかなり焦りました。このままでは一般、専門ともに共倒れになると思い、本番2週間前から専門科目に的を絞って集中的に勉強しました。
専門試験の合格ラインが9問まで下がったため、なんとか合格できましたが、予想どおり一般試験は不合格でした。たとえ勉強が順調であっても試験が終わるまで継続することが重要だと思います。
<第45回試験(平成27年度第2回)>
第44回試験の反省から計画的に勉強することが重要だと考え、一般は計画的に勉強を進めました。実技試験の勉強は参考書をざっと目を通しただけで、特に勉強は行わず、まずは学科試験に合格することに集中しました。
計画的に勉強したこともあり、試験が終わった時点で一般は合格ラインに達していると感じることができました。しかし、実技はほとんど対策していないため、半分程度解いたところで時間切れとなり、次の試験で実技が合格するレベルに達することができるのか不安になったことを覚えています。
<藤田塾への入塾>
学科試験は独学でなんとかなりましたが、実技試験ではどこから手をつけてよいのかまったくわかりませんでした。このままでは学科の免除もいずれ消えてしまうと思い、実技対策は独学による勉強から通信講座に切り替えることにしました。
いろいろ探してみましたが、藤田塾に決めた理由は以下のとおりです。
●質問は量的、時間的に制限がないこと
●過去問に対して無料で添削していただけること
●自分のペースに合わせて郵送プランを選択できること
●合格お祝い金制度があること
平成28年の4月上旬に藤田塾の実技試験講座(お急ぎプラン)を申し込みました。
DVDによる講義を聴きましたが、藤田塾を選択して正解だと思いました。ただ過去問を解くだけではなく、間違いが多いところがどこなのかポイントがはっきりしていました。また、資料もコンパクトにまとめられており、様々な工夫がされていると感じられました。
質問は無料でしたが、一度もお願いすることはありませんでした。質問したい事項についてはすでにDVDの中で説明されていたからです。
<第46回試験(平成28年度第1回)>
この試験で実技試験を合格しないと専門の免除が消えてしまうことから、なんとか合格したいと思い試験に臨みました。
実技試験は毎回2問出題されます。1問目は簡単だったため、2問目は難しいのでは?と思っていたら、予想どおり自分には難しい問題でした。2問ともすべて解答しましたが、2問目の出来はあまり良くないと思います。試験中に「合格できないのでは?」と頭を過りましたが、「悔いは残したくない!」と思い、最後まで諦めずに問題に取り組みました。最後まで諦めずにやった結果が今の結果につながったと思います。
試験の一部には難しい問題が登場することがあります。6~7割正解すれば合格するので、基本的な問題について取りこぼしがないように日頃から簡単でも馬鹿にせず勉強することが重要です。
3.勉強方法
<学科一般>
「一般気象学(東京大学出版会)」を7,8回読みました。この本をすべてマスターすることは難しいですが、何度も読んでいるうちに徐々に理解することができ、気象学の奥深さを感じることができる1冊です。他には「ひとりで学べる気象予報士試験 完全攻略テキスト(ナツメ社)」をチェックとして読みました。この本で気象法規について勉強しました。
過去問は気象業務支援センターから発表されている3年分と「気象予報士応援団」のホームページからダウンロードし、20回分の過去問を勉強しました。
<学科専門>
専門試験の勉強は「ひとりで学べる気象予報士試験 完全攻略テキスト(ナツメ社)」と気象庁のホームページを参考にして勉強しました。過去問は学科一般と同様に「気象予報士応援団」のホームページからダウンロードして勉強しました。
専門は試験範囲が広いうえ、参考書1冊では足りない場合があります。気象庁のホームページを日頃から見る癖をつけておいた方がいいかと思います。
<実技>
藤田塾に入るまでは「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト<実技編>(技術評論社)」を読んでいました。
藤田塾に入ってからは藤田塾のDVD、テキストと過去問しか勉強していません。藤田塾では講義の前半で天気図の読み方等、学科のおさらいがあるため、実技試験の勉強を行っていない方でも対応できるかと思います。藤田塾では過去問演習は7,8年分行うことを推奨していますが、実際できたのは6年分を2周しかできませんでした。はじめのうちは半分程度しか解けないことが多く、苦しい日々が続きましたが、1周目の終わり頃には大分解くことができるようになりました。2周目は時間配分も考えながら問題を解くようにしました。
過去問演習を始めた頃が一番苦しい時期でしたが、定期的に送られてくるDVDで勉強のペースを維持することができました。「回数をこなすことよりも1回の過去問演習でどれだけわからないことをつぶすことができるか」という藤田先生のアドバイスはもっともだと思います。過去問演習を通じて、自分の洗い出した課題を解決していくこと以外に実力を高めていくことはできないと思います。
<その他>
平日は仕事があり、家に帰るのは夜11時くらいと遅く、帰ってからの勉強はできませんでした。そのため、平日は出勤前に2時間程度勉強し、週末は近くの大学の図書館で勉強していました。気象予報士試験の勉強期間は長いことから、自分にあった勉強時間や場所を見つけることが大切ですし、長続きする秘訣かと思います。
また、気象予報士試験の受験者は、気象関係と関係の無い受験者がほとんどかと思います。そのため、試験合格に対する外的圧力(周りからのプレッシャー)がほとんどないため、受験生自ら簡単にあきらめてしまう場合もあるかと思います。何事もあきらめずに初志貫徹することが大変重要です。
4.おわりに 合格発表の結果は気象業務支援センターのホームページで知りました。嬉しかったことよりもほっとした方が正直なところです。藤田塾に申し込みを行った時には実技試験の解き方すらよくわかっていなかった自分が半年後に合格することができたのも藤田先生のおかげです。ありがとうございました。
最後に、週末の試験勉強でほとんど家にいない私を応援してくれた妻に感謝したいと思います。
Bさん(40歳・会社員)
40歳を目の前に何か新しいことに挑戦しようと思い立ち,ふと選んだ(選んでしまった)この資格.日々勉強するたび,受験するたび,そびえ立つ壁の厚さ高さを実感して後悔する気持ちになり...家族からは夏休みなのにとか最後の受験にしてねとかプレッシャーを受けつつ...一方,なんだか気象って面白いぞ!という気持ちも芽生えてきて勉強を続けました.途中,ごく近所で豪雨により非常に大きな被害があり,復旧ボランティアに参加する中で,使命感のようなものも湧いてきて,ますます止められず.藤田先生の講義を受講するたび,一歩ずつ理解が深まることが実感できたことも合格への大きな後押しになりました.この資格を取ることにより,これから,どんな新しい世界が見れるのか楽しみです.藤田先生,誠にありがとうございました.
●受験結果概要
・第44回 一般○(11/15) 専門×(8/15) 実技採点なし→最初は一つでも合格すればラッキーという感じ.しかし欲張って実技も勉強してしまったので,一般と専門に集中すべきでした
・第45回 一般免除 専門×(9/15) 実技採点なし→ケアレスミス,曖昧な知識により専門は合格せず(解いた過去問の数も少なかった).実技はできたという思い込み.勉強方法が悪かったかもしれない
・第46回 一般免除 専門○(14/15) 実技○→藤田塾の実技講座を受けて初めての受験.実技2が難しく,ほとんど諦めて次回に向けて勉強を開始していたぐらいだったので,結果を知って本当にびっくり
●1週間の勉強時間はどの程度?・・・やる気がなくても,毎日ほんの少しだけでもやる
平日通勤の電車往復で1時間,会社昼休みに可能なら30分,帰宅前後合わせて1-2時間
土日は,それぞれ午前に1-2時間,夜に2時間程度
週に1,2日は時間が取れない日もありましたが,日々の専門天気図・解説資料・衛星画像などを読むことは欠かさずやりました(今やほとんど趣味のようになってます)
●時間はどう捻出した?・・・家族の理解が一番大事
通勤や昼休みのすきま時間を見つける
子供が小さいので彼らが寝るまでは家ではまずやれませんでした.そのためカフェや図書館で勉強しました.土日の時間を使うので,家族には不満もありました(その分埋め合わせしようとしてましたが...埋まってなかったような)
●最も効果があった勉強方法?・・・もちろん藤田先生の講義がキー
一般:『一般気象学』,『かんたん合格テキスト』を数回読み込む.ひたすら過去問を解いて(5年分),不明点をあぶり出し,曖昧な知識をノートに纏める
専門:『かんたん合格テキスト』を数回読み込む.メソ気象等各論の理解を深めるための関連図書を読む(『雷雨とメソ気象』『日本の天気』『アンサンブル予報』など).気象庁HPの解説等を読む.ひたすら過去問を解いて(10年分),不明点をあぶり出し,曖昧な知識をノートに纏める
実技:
藤田先生の講義:まずは自分で解く(時間も計測して制限時間内にどこまでやれるか把握),参考書の解説で理解できていないところを把握,講義で解決.そして,分からなかった要素について参考書や気象庁HPなど見つつ,ノートに纏める(要すれば,一般や専門知識までさかのぼる→それらの試験対策にもなる),要すれば藤田先生にメールで質問(自分は少なかったです)
藤田先生に解答の添削を受ける:自分はやらなかったですが,やればもっとよかったと思います
日々の専門天気図等気象情報の確認(日々の天気に敏感になる):実況5分,予想5分,メソ気象5分などと時間を決めて(だらだら見ない),天気図で今後注意すべきところを自分で予想.天気図の予報解説で自分の理解と比較.分からなかったところをノートに纏める→これは専門の勉強にもなります.寒冷前線前後の空気の違いを肌で感じる等,得た知識を実感とつなげることができました
実技は,出題者の意図がすぐ分からないものがいくつかありました.それらはあっさり飛ばして後の問いを解いているうちにピンときたりしました.とにかく,難問があっても,慌てず焦らず諦めずに最後まで冷静にやることが大事と思いました.また,実技1と2でどちらかが難しいパターンが多いと思うので,どちらかで挽回する気持ちでいると良いです
実技は出題者との対話,キャッチボールというのは本当にそう思いました.逆らわず,時に速球をいなしつつ,コツコツと返球していくイメージです
●挫折しそうになった時,どのように立ちなおった?
家族にぐちる,スポーツで一時すべて忘れる,藤田塾の合格体験記を読む(自分に合うやり方は取り込む),試験向けの図書ではない面白そうな気象の本を読む
一番大きかったのは,藤田先生の講義を受けるたびに,自分が一歩ずつ成長している実感を持てたこと,面白いなと感じられたことだと思います.
ゴールが遠いのか近いのかは誰も分からないですが,藤田塾はベストな道標と思っています
●受験結果概要
・第44回 一般○(11/15) 専門×(8/15) 実技採点なし→最初は一つでも合格すればラッキーという感じ.しかし欲張って実技も勉強してしまったので,一般と専門に集中すべきでした
・第45回 一般免除 専門×(9/15) 実技採点なし→ケアレスミス,曖昧な知識により専門は合格せず(解いた過去問の数も少なかった).実技はできたという思い込み.勉強方法が悪かったかもしれない
・第46回 一般免除 専門○(14/15) 実技○→藤田塾の実技講座を受けて初めての受験.実技2が難しく,ほとんど諦めて次回に向けて勉強を開始していたぐらいだったので,結果を知って本当にびっくり
●1週間の勉強時間はどの程度?・・・やる気がなくても,毎日ほんの少しだけでもやる
平日通勤の電車往復で1時間,会社昼休みに可能なら30分,帰宅前後合わせて1-2時間
土日は,それぞれ午前に1-2時間,夜に2時間程度
週に1,2日は時間が取れない日もありましたが,日々の専門天気図・解説資料・衛星画像などを読むことは欠かさずやりました(今やほとんど趣味のようになってます)
●時間はどう捻出した?・・・家族の理解が一番大事
通勤や昼休みのすきま時間を見つける
子供が小さいので彼らが寝るまでは家ではまずやれませんでした.そのためカフェや図書館で勉強しました.土日の時間を使うので,家族には不満もありました(その分埋め合わせしようとしてましたが...埋まってなかったような)
●最も効果があった勉強方法?・・・もちろん藤田先生の講義がキー
一般:『一般気象学』,『かんたん合格テキスト』を数回読み込む.ひたすら過去問を解いて(5年分),不明点をあぶり出し,曖昧な知識をノートに纏める
専門:『かんたん合格テキスト』を数回読み込む.メソ気象等各論の理解を深めるための関連図書を読む(『雷雨とメソ気象』『日本の天気』『アンサンブル予報』など).気象庁HPの解説等を読む.ひたすら過去問を解いて(10年分),不明点をあぶり出し,曖昧な知識をノートに纏める
実技:
藤田先生の講義:まずは自分で解く(時間も計測して制限時間内にどこまでやれるか把握),参考書の解説で理解できていないところを把握,講義で解決.そして,分からなかった要素について参考書や気象庁HPなど見つつ,ノートに纏める(要すれば,一般や専門知識までさかのぼる→それらの試験対策にもなる),要すれば藤田先生にメールで質問(自分は少なかったです)
藤田先生に解答の添削を受ける:自分はやらなかったですが,やればもっとよかったと思います
日々の専門天気図等気象情報の確認(日々の天気に敏感になる):実況5分,予想5分,メソ気象5分などと時間を決めて(だらだら見ない),天気図で今後注意すべきところを自分で予想.天気図の予報解説で自分の理解と比較.分からなかったところをノートに纏める→これは専門の勉強にもなります.寒冷前線前後の空気の違いを肌で感じる等,得た知識を実感とつなげることができました
実技は,出題者の意図がすぐ分からないものがいくつかありました.それらはあっさり飛ばして後の問いを解いているうちにピンときたりしました.とにかく,難問があっても,慌てず焦らず諦めずに最後まで冷静にやることが大事と思いました.また,実技1と2でどちらかが難しいパターンが多いと思うので,どちらかで挽回する気持ちでいると良いです
実技は出題者との対話,キャッチボールというのは本当にそう思いました.逆らわず,時に速球をいなしつつ,コツコツと返球していくイメージです
●挫折しそうになった時,どのように立ちなおった?
家族にぐちる,スポーツで一時すべて忘れる,藤田塾の合格体験記を読む(自分に合うやり方は取り込む),試験向けの図書ではない面白そうな気象の本を読む
一番大きかったのは,藤田先生の講義を受けるたびに,自分が一歩ずつ成長している実感を持てたこと,面白いなと感じられたことだと思います.
ゴールが遠いのか近いのかは誰も分からないですが,藤田塾はベストな道標と思っています
Y・Oさん(59歳・男性・無職・東京都)
1. はじめに
私は数年前に会社を退職しており、勉強時間はかなり自由になりましたので、勉強方法を中心に述べたいと思います。受験経歴は以下の通りです。
一般 専門 実技 第44回 ○(12/15) ○(11/15) × 第45回 免除 免除 × 実技対策講座 (ウルトラお急ぎプラン)を受講 第46回 免除 免除 ○
2. 気象予報士を志した理由
高校時代の地学で気象に関しての授業があり、夏休みの課題で気象通報による天気図の作成などを通じて、大変興味を持っていました。
その後、気象とは縁が無い方向に進みましたが、地球温暖化等のニュースを聞くに付け、気象のメカニズムについて、科学的に詳しく知りたいと思っておりました。
そこで、会社を退職し、時間が出来ましたので勉強を始めようとしたのがきっかけです。
さらに、勉強した知識を確実なものにする意味で、気象予報士受験を決めました。
3. 学科試験について(第44回受験)
気象予報士試験は、実技まで入れると範囲が広くかなり大変であると考え、まず学科試験に合格し、次の試験で実技突破を目指しました。従って、第44回は学科試験の勉強しか行いませんでした。学習期間は約6ヶ月間でした。
(1)使用したテキストなど
初めてでしたのでテキストも良くわからないため、Webで色々調べました。その結果「一般気象学」が良く使われていることを知り、購入し一度通読をしました。大変良い本であることは判りましたが、難しい数式も多いため、必要に応じて使用するにとどめ、専ら以下のテキストを使用しました。
・「一般知識:気象予報士かんたん合格テキスト 学科一般知識編 技術評論社」
・「専門知識:気象予報士かんたん合格テキスト 学科専門知識編 技術評論社」
・「気象予報士学科試験 完全攻略問題集 ナツメ社」
・過去問(気象予報士試験サイトよりダウンロード)
(2)勉強方法
読んだだけでは頭に入らないため、少し大変でしたがノートに内容をまとめながら読み進めました。そして、章ごとに問題集で問題を解き、必要に応じてテキストに戻ることやWebで調べることを繰り返しました。
一通り行ったら、過去問を解きました。気象法規については、一部必要に応じて抜粋でなく本文をダウンロードして読み込みました。
学科試験についてはとても興味深い内容で比較的楽しく学習できました。
4. 実技試験について
(1) 第45回試験について
第44回試験で学科試験は合格しましたので、実技試験に向けての勉強を始めました。
テキストは出版されている数が少ないですが、以下を使用しました。
・「気象予報士かんたん合格テキスト 実技編 技術評論社」
・過去問(気象予報士試験サイトよりダウンロード)
上記テキストで演習問題を含め一通り学習し、その後過去問を繰り返し解きました。過去問を解く際には、答えは解答例を見ておりましたので、今振り返ると当時は正しい理解が全くできていなかったと思います。
(2) 第46回試験対策で藤田塾を選んだ理由
第45回試験では、実技2はある程度できたと思いましたが、実技1はかなり焦ってしまい、時間ぎりぎりでした。結果として不合格でしたが、できたと考えていた実技2も、正しい理解が不十分で、失点が多かったのではないかと思います。
第45回試験の結果から、独学では無理があると考え、通信教育を色々と検討しました。その中で、藤田先生の講座紹介ビデオをWebで見て、非常に説得力があり、また先生の語り口が明瞭で自信に溢れているのが強く印象に残り、さらに合格者数も多いため、藤田塾に決定しました。
(3) 受講して良かった点
藤田塾の最も良い点は、最終的に一対一で指導していただける点だと思います。私はDVDによる講義視聴の後、過去問(講義で解説されたものも含め最終的に34問)を解き、添削指導をお願いしました。その際、質問事項も記述し、丁寧な指導をしていただきました。過去問の添削指導を一通りしていただき、次に自己添削で2周目、3周目を行い、疑問が生じた都度、ご指導をいただきました。この繰り返しにより、間違った理解が正され、合格に近づいたと思います。さらに、先生の添削や質問回答のスピードが速いことが大変良かったと思います。
気象予報士試験の実技試験は、多くの問題が応用問題であるため、過去問と同じものが出ることはほぼなく、このことが高得点を取ることを難しくしていると思います。そのため、過去問そのものを覚えるのでは無く、各問題の気象現象がどのような基礎的な現象によって発生しているかを的確に捉え、新しい問題に出会った時にその基礎的な現象が引き出せることが必要だと思います。この訓練に、藤田塾の添削指導は最適だと思います。
(4) 実際の勉強方法
DVD視聴の際は要点をまとめたノートを作りました。添削指導を受ける際は、Excelを使用しました。1行に1つの答えという形で、左側に自分の答えを書き、1回分を解き終えたら、それぞれの問に対応する解答例を右側に写し、自己添削をしました。その結果、明らかな間違いは再度解答を行いましたが、正誤が判定不可のものは先生に添削をお願いしました。さらに、各問について質問があれば、さらに右の欄に記入し、そのさらに右に先生に添削や質問回答をしていただく形にしました。一見面倒に見えますが、繰り返し行うことを考えると、便利だったと思います。
添削指導を受ける際に大切なのは、自分がどのような理由でその答えに至ったかを、多少字数制限より長くなっても記述することだと思います。このようにすることで、考え違いを先生から指摘されやすくなり、結果として応用力が向上すると考えます。
過去問演習の最後の1週は本番を想定し、問題、解答用紙とも印刷して行い、字数にも注意して行いました。
5.その他
(1) 合格率4%について
気象予報士試験の合格率は今回も4.1%と一見低いのですが、私は次の様に考えました。学科試験と実技試験は別の試験で、それぞれ合格率が20%であるということです。合格率が20%という試験は、他に色々あると思いますが、それ程難関ではないと思います。実際に私が受けた会場(成蹊大学:東京吉祥寺)では、私の近くの受験番号では、36人の受験者で9人が合格していました。(全員が学科試験免除者です。)部屋全体でも20%近かったと思います。このように考えると、4%はそれ程恐れることはないと思います。
(2) 過去問以外の勉強方法
基本的に過去問演習以外は行いませんでしたが、高層天気図に慣れる意味で、気象庁のWebからダウンロードし、印刷して等高度線や等風速線を色塗りしたりして、特徴を掴むようにしました。試験には直結しませんが、数値の読み取りなどに慣れることができたと思います。
(3) 本番での問題の解き方について
基本的には最初から順番に解き、解答用紙2ページを30分以内に終わる目標で行いました。過去問演習では良かったのですが、本番では上手くいきませんでした。特に第46回実技2では前半で時間を使い過ぎ、後半に来て時間が無くなりました。そこで、最後の穴埋め問題を先に解き、その後、前に戻るということをしました。第46回実技2の様に難易度が高い問題に際しては、残り時間が予定に反して少なくなったときには、解答の順番を変えて、解きやすいものから解き、1点でも多くもぎ取るといった方法も有効ではないかと思います。私はこの方法で滑り込んだような気がします。
また、第46回実技1では過去問演習で行っていない鉛直断面における等風速線を描かせる問題が出て、最初は焦りました。そこでDVDで先生が説明されていた、等値線作図の方法を思い出しました。すなわち、求められている等値線の前後の値を色分けすることです。非常に単純な作業ですが、これにより描くべき等風速線が見えてきました。試験中は時間が無く焦っていますが、判らなくなったら基本に戻るのも重要であると思います。(ちなみに色分けには、消せるラインマーカーがお薦めです。)
(4) 試験当日の細かなこと
夏期の試験ではクーラー対策が必要です。上に羽織れるものを1枚持参することをお勧めします。また、受験会場に依りますが、机が床と固定されていない会場では、机ががたつくことがありますので、隙間に挟むための新聞紙などを持参することをお勧めします。さらに、かなり体力(主に頭脳)を使いますので、始まる前や休憩時間に栄養ドリンクを飲んだりチョコレートを食べたりすることなども良いと思います。私の様に腰の悪い人はクッション持参も効果があります。
6. 今後の資格活用について
気象予報士試験に合格しただけでは知識、経験共に足りないと思いますので、気象予報士会などに加入して知識、経験の充実を図っていきたいと思います。さらに将来的には、近年、極端な気象現象が多くなっていますので、機会があれば気象災害を減らす活動などにも参加したいと考えております。
私は数年前に会社を退職しており、勉強時間はかなり自由になりましたので、勉強方法を中心に述べたいと思います。受験経歴は以下の通りです。
一般 専門 実技 第44回 ○(12/15) ○(11/15) × 第45回 免除 免除 × 実技対策講座 (ウルトラお急ぎプラン)を受講 第46回 免除 免除 ○
2. 気象予報士を志した理由
高校時代の地学で気象に関しての授業があり、夏休みの課題で気象通報による天気図の作成などを通じて、大変興味を持っていました。
その後、気象とは縁が無い方向に進みましたが、地球温暖化等のニュースを聞くに付け、気象のメカニズムについて、科学的に詳しく知りたいと思っておりました。
そこで、会社を退職し、時間が出来ましたので勉強を始めようとしたのがきっかけです。
さらに、勉強した知識を確実なものにする意味で、気象予報士受験を決めました。
3. 学科試験について(第44回受験)
気象予報士試験は、実技まで入れると範囲が広くかなり大変であると考え、まず学科試験に合格し、次の試験で実技突破を目指しました。従って、第44回は学科試験の勉強しか行いませんでした。学習期間は約6ヶ月間でした。
(1)使用したテキストなど
初めてでしたのでテキストも良くわからないため、Webで色々調べました。その結果「一般気象学」が良く使われていることを知り、購入し一度通読をしました。大変良い本であることは判りましたが、難しい数式も多いため、必要に応じて使用するにとどめ、専ら以下のテキストを使用しました。
・「一般知識:気象予報士かんたん合格テキスト 学科一般知識編 技術評論社」
・「専門知識:気象予報士かんたん合格テキスト 学科専門知識編 技術評論社」
・「気象予報士学科試験 完全攻略問題集 ナツメ社」
・過去問(気象予報士試験サイトよりダウンロード)
(2)勉強方法
読んだだけでは頭に入らないため、少し大変でしたがノートに内容をまとめながら読み進めました。そして、章ごとに問題集で問題を解き、必要に応じてテキストに戻ることやWebで調べることを繰り返しました。
一通り行ったら、過去問を解きました。気象法規については、一部必要に応じて抜粋でなく本文をダウンロードして読み込みました。
学科試験についてはとても興味深い内容で比較的楽しく学習できました。
4. 実技試験について
(1) 第45回試験について
第44回試験で学科試験は合格しましたので、実技試験に向けての勉強を始めました。
テキストは出版されている数が少ないですが、以下を使用しました。
・「気象予報士かんたん合格テキスト 実技編 技術評論社」
・過去問(気象予報士試験サイトよりダウンロード)
上記テキストで演習問題を含め一通り学習し、その後過去問を繰り返し解きました。過去問を解く際には、答えは解答例を見ておりましたので、今振り返ると当時は正しい理解が全くできていなかったと思います。
(2) 第46回試験対策で藤田塾を選んだ理由
第45回試験では、実技2はある程度できたと思いましたが、実技1はかなり焦ってしまい、時間ぎりぎりでした。結果として不合格でしたが、できたと考えていた実技2も、正しい理解が不十分で、失点が多かったのではないかと思います。
第45回試験の結果から、独学では無理があると考え、通信教育を色々と検討しました。その中で、藤田先生の講座紹介ビデオをWebで見て、非常に説得力があり、また先生の語り口が明瞭で自信に溢れているのが強く印象に残り、さらに合格者数も多いため、藤田塾に決定しました。
(3) 受講して良かった点
藤田塾の最も良い点は、最終的に一対一で指導していただける点だと思います。私はDVDによる講義視聴の後、過去問(講義で解説されたものも含め最終的に34問)を解き、添削指導をお願いしました。その際、質問事項も記述し、丁寧な指導をしていただきました。過去問の添削指導を一通りしていただき、次に自己添削で2周目、3周目を行い、疑問が生じた都度、ご指導をいただきました。この繰り返しにより、間違った理解が正され、合格に近づいたと思います。さらに、先生の添削や質問回答のスピードが速いことが大変良かったと思います。
気象予報士試験の実技試験は、多くの問題が応用問題であるため、過去問と同じものが出ることはほぼなく、このことが高得点を取ることを難しくしていると思います。そのため、過去問そのものを覚えるのでは無く、各問題の気象現象がどのような基礎的な現象によって発生しているかを的確に捉え、新しい問題に出会った時にその基礎的な現象が引き出せることが必要だと思います。この訓練に、藤田塾の添削指導は最適だと思います。
(4) 実際の勉強方法
DVD視聴の際は要点をまとめたノートを作りました。添削指導を受ける際は、Excelを使用しました。1行に1つの答えという形で、左側に自分の答えを書き、1回分を解き終えたら、それぞれの問に対応する解答例を右側に写し、自己添削をしました。その結果、明らかな間違いは再度解答を行いましたが、正誤が判定不可のものは先生に添削をお願いしました。さらに、各問について質問があれば、さらに右の欄に記入し、そのさらに右に先生に添削や質問回答をしていただく形にしました。一見面倒に見えますが、繰り返し行うことを考えると、便利だったと思います。
添削指導を受ける際に大切なのは、自分がどのような理由でその答えに至ったかを、多少字数制限より長くなっても記述することだと思います。このようにすることで、考え違いを先生から指摘されやすくなり、結果として応用力が向上すると考えます。
過去問演習の最後の1週は本番を想定し、問題、解答用紙とも印刷して行い、字数にも注意して行いました。
5.その他
(1) 合格率4%について
気象予報士試験の合格率は今回も4.1%と一見低いのですが、私は次の様に考えました。学科試験と実技試験は別の試験で、それぞれ合格率が20%であるということです。合格率が20%という試験は、他に色々あると思いますが、それ程難関ではないと思います。実際に私が受けた会場(成蹊大学:東京吉祥寺)では、私の近くの受験番号では、36人の受験者で9人が合格していました。(全員が学科試験免除者です。)部屋全体でも20%近かったと思います。このように考えると、4%はそれ程恐れることはないと思います。
(2) 過去問以外の勉強方法
基本的に過去問演習以外は行いませんでしたが、高層天気図に慣れる意味で、気象庁のWebからダウンロードし、印刷して等高度線や等風速線を色塗りしたりして、特徴を掴むようにしました。試験には直結しませんが、数値の読み取りなどに慣れることができたと思います。
(3) 本番での問題の解き方について
基本的には最初から順番に解き、解答用紙2ページを30分以内に終わる目標で行いました。過去問演習では良かったのですが、本番では上手くいきませんでした。特に第46回実技2では前半で時間を使い過ぎ、後半に来て時間が無くなりました。そこで、最後の穴埋め問題を先に解き、その後、前に戻るということをしました。第46回実技2の様に難易度が高い問題に際しては、残り時間が予定に反して少なくなったときには、解答の順番を変えて、解きやすいものから解き、1点でも多くもぎ取るといった方法も有効ではないかと思います。私はこの方法で滑り込んだような気がします。
また、第46回実技1では過去問演習で行っていない鉛直断面における等風速線を描かせる問題が出て、最初は焦りました。そこでDVDで先生が説明されていた、等値線作図の方法を思い出しました。すなわち、求められている等値線の前後の値を色分けすることです。非常に単純な作業ですが、これにより描くべき等風速線が見えてきました。試験中は時間が無く焦っていますが、判らなくなったら基本に戻るのも重要であると思います。(ちなみに色分けには、消せるラインマーカーがお薦めです。)
(4) 試験当日の細かなこと
夏期の試験ではクーラー対策が必要です。上に羽織れるものを1枚持参することをお勧めします。また、受験会場に依りますが、机が床と固定されていない会場では、机ががたつくことがありますので、隙間に挟むための新聞紙などを持参することをお勧めします。さらに、かなり体力(主に頭脳)を使いますので、始まる前や休憩時間に栄養ドリンクを飲んだりチョコレートを食べたりすることなども良いと思います。私の様に腰の悪い人はクッション持参も効果があります。
6. 今後の資格活用について
気象予報士試験に合格しただけでは知識、経験共に足りないと思いますので、気象予報士会などに加入して知識、経験の充実を図っていきたいと思います。さらに将来的には、近年、極端な気象現象が多くなっていますので、機会があれば気象災害を減らす活動などにも参加したいと考えております。
Cさん
1.合格までの振り返り
気象予報士試験を受験しようと考えたのは、今から6年程前になります。
お天気キャスターに憧れ、その可能性を少しでも高めようと、通学型の予備校にて勉強を開始しました。1年間の受講を終え、一般・専門試験にギリギリ合格し、残すところは実技試験のみというところまできたのですが、仕事やプライベート、その他様々な事情で一旦勉強を止めてしまいました。その後、様々なことがクリアになり、もう一度気象予報士を目指そうと勉強を再開しましたが、ブランクの影響が大きくなかなか思うように勉強が進まない時期がありました。そこで、知人からの評判が高かった藤田塾を受講してみることにしました。これまでの通学型の予備校と違い、藤田塾では疑問に思ったことを随時質問出来る環境が整っており、人よりも理解に時間がかかる自分としては理想の環境でございました。私は関東在住のため通信型講座(当時は藤田塾に通学型もありました)を受講したのですが、DVD講義の内容がとても充実しており、根底から理解することが出来ました。
以前の予備校では、どこかテクニック優先というようなところがあり、文系出身の私は「理解した気になっていた」だけということを、藤田塾のDVD講座を通じて思い知らされました。そこで、「テクニックではなく疑問を根底からクリアにしていく」ということを肝に銘じながら勉強を進め、分からない箇所については個別質問を徹底的に活用致しました。藤田先生には、非常にレベルの低い質問をさせて頂くことも多々あったのですが、その度丁寧にご回答頂き、理解を深めることが出来ました。
そのおかげで、時間はかかりましたが、ようやく第46回気象予報士試験にて合格を勝ち取ることが出来ました。藤田塾及び藤田先生と出会わなければ、この合格という目標達成には至らなかったと思います。
◆気象予報士試験受験履歴 一般 専門 実技 第35回(2011/1) × × × 第36回(2011/8) ○ × × 第37回(2012/1) 免除 ○ × 第38回(2012/8) 未受験 第39回(2013/1) 未受験 第40回(2013/8) 未受験 第41回(2014/1) × ○ × 第42回(2014/8) ○ 免除 × 第43回(2015/1) 免除 免除 × 第44回(2015/8) 免除 ○ × 第45回(2016/1) ○ 免除 × 第46回(2016/8) 免除 免除 ○ 2.勉強方法について
① 1日の勉強時間
(平日)出社前:30分程度
昼休み:30分程度
帰宅後:30分~3時間
(ノー残業デーや直帰出来る日等を有効活用しました)
(土日祝)30分~10時間
試験1ヶ月前は8~10時間する日もありましたが、その他の月は基本的に3~6時間程度です。予定がある日はあまり無理せず、予定がない日は徹底的にやることを心掛けました。
兎にも角にも勉強を習慣づけることが重要だと感じました。勉強をやり始めた頃は基本的に週末だけ勉強するという方針で進めておりましたが、土日に気分が乗らなかったり、予定が入っていたりすると、かなり勉強間隔が空いてしまい非常に効率が悪く、覚えたことが全て抜けてしまいました。そこで、1日30分でも良いからとにかく毎日勉強することを習慣付けるようにしました。最初は苦痛だったのですが、それでも毎日続け、歯を磨くように自然にできるようになると苦にならなくなります。何より、理解が進むと勉強が楽しいとまでは言えませんが、燃えてきて次の問題もやってみようという気になりました。
また、隙間時間(朝の出勤前や、昼休み等)をとにかく有効活用したことも良かったと思います。
②最も効果があった勉強法/藤田塾の活用方法
●DVD講座を、1.5~2倍速で視聴し、理解に乏しいところは通常再生で視聴しました。(無料動画再生プレーヤーをインターネットでダウンロードできます)
●個別質問を徹底的に活用させて頂きました。どんな些細なことでも藤田先生はご丁寧に解説して頂けます。もし質問をして何となくしか理解できなかった場合は、必ず追加で質問し、腑に落ちるまで徹底的に質問されることをお奨めします。(そうでないと費やした勉強時間が無駄になってしまいます!途中まで理解した人と全く理解していない人は同じです。受験勉強には、理解しているか、理解していないかの2択しかありません。)
③藤田塾の教材以外で利用した参考書
一般試験:
●一般気象学【第2版】 小倉義光著 東京大学出版会
●らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一般知識編)
専門試験:
●らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一専門知識編)
※気象庁のHPも活用しました。
実技試験:
基本的には藤田塾のDVD講座及びレジュメを利用しました。
あとは過去問を解きながら知らないところ、分からないところを理解していきました。
また、実技試験は時間との戦いになりますので、スピードがどうしても必要になります。
インプットした知識を、アウトプットまでにどれくらい時間短縮できるかが勝負になると思います。(藤田先生も仰る様に、最初から早く解くことは出来ません。)
3.挫折しそうになったときの対処法
周囲の応援してくれる人を頭に浮かべました。
私は合格までに長い時間を要しましたので、この試験合格を勝ち取るまでに様々なことを犠牲にしてきました。例えば1月と8月に試験があるため、夏休みや冬休みの予定は基本的に入れることが出来ず、友人・知人・家族・恋人等に多々迷惑を掛けてきました。これで諦めたらお世話になった方々に顔向けできないと自分を追い込み、モチベーションを高めました。また、合格率5%以下の超難関試験のため、これを乗り越えたら、人生の1つ上の次元に進めるはずと思いながら勉強に取り組みました。
4.おわりに
努力は必ず報われます。それがこの試験を通じて身をもって理解したことです。
今この瞬間にも受験勉強で苦しい状態にある方もいらっしゃるかと思いますが、どうか諦めず希望をもって試験勉強に立ち向かって下さい!!
気象予報士試験を受験しようと考えたのは、今から6年程前になります。
お天気キャスターに憧れ、その可能性を少しでも高めようと、通学型の予備校にて勉強を開始しました。1年間の受講を終え、一般・専門試験にギリギリ合格し、残すところは実技試験のみというところまできたのですが、仕事やプライベート、その他様々な事情で一旦勉強を止めてしまいました。その後、様々なことがクリアになり、もう一度気象予報士を目指そうと勉強を再開しましたが、ブランクの影響が大きくなかなか思うように勉強が進まない時期がありました。そこで、知人からの評判が高かった藤田塾を受講してみることにしました。これまでの通学型の予備校と違い、藤田塾では疑問に思ったことを随時質問出来る環境が整っており、人よりも理解に時間がかかる自分としては理想の環境でございました。私は関東在住のため通信型講座(当時は藤田塾に通学型もありました)を受講したのですが、DVD講義の内容がとても充実しており、根底から理解することが出来ました。
以前の予備校では、どこかテクニック優先というようなところがあり、文系出身の私は「理解した気になっていた」だけということを、藤田塾のDVD講座を通じて思い知らされました。そこで、「テクニックではなく疑問を根底からクリアにしていく」ということを肝に銘じながら勉強を進め、分からない箇所については個別質問を徹底的に活用致しました。藤田先生には、非常にレベルの低い質問をさせて頂くことも多々あったのですが、その度丁寧にご回答頂き、理解を深めることが出来ました。
そのおかげで、時間はかかりましたが、ようやく第46回気象予報士試験にて合格を勝ち取ることが出来ました。藤田塾及び藤田先生と出会わなければ、この合格という目標達成には至らなかったと思います。
◆気象予報士試験受験履歴 一般 専門 実技 第35回(2011/1) × × × 第36回(2011/8) ○ × × 第37回(2012/1) 免除 ○ × 第38回(2012/8) 未受験 第39回(2013/1) 未受験 第40回(2013/8) 未受験 第41回(2014/1) × ○ × 第42回(2014/8) ○ 免除 × 第43回(2015/1) 免除 免除 × 第44回(2015/8) 免除 ○ × 第45回(2016/1) ○ 免除 × 第46回(2016/8) 免除 免除 ○ 2.勉強方法について
① 1日の勉強時間
(平日)出社前:30分程度
昼休み:30分程度
帰宅後:30分~3時間
(ノー残業デーや直帰出来る日等を有効活用しました)
(土日祝)30分~10時間
試験1ヶ月前は8~10時間する日もありましたが、その他の月は基本的に3~6時間程度です。予定がある日はあまり無理せず、予定がない日は徹底的にやることを心掛けました。
兎にも角にも勉強を習慣づけることが重要だと感じました。勉強をやり始めた頃は基本的に週末だけ勉強するという方針で進めておりましたが、土日に気分が乗らなかったり、予定が入っていたりすると、かなり勉強間隔が空いてしまい非常に効率が悪く、覚えたことが全て抜けてしまいました。そこで、1日30分でも良いからとにかく毎日勉強することを習慣付けるようにしました。最初は苦痛だったのですが、それでも毎日続け、歯を磨くように自然にできるようになると苦にならなくなります。何より、理解が進むと勉強が楽しいとまでは言えませんが、燃えてきて次の問題もやってみようという気になりました。
また、隙間時間(朝の出勤前や、昼休み等)をとにかく有効活用したことも良かったと思います。
②最も効果があった勉強法/藤田塾の活用方法
●DVD講座を、1.5~2倍速で視聴し、理解に乏しいところは通常再生で視聴しました。(無料動画再生プレーヤーをインターネットでダウンロードできます)
●個別質問を徹底的に活用させて頂きました。どんな些細なことでも藤田先生はご丁寧に解説して頂けます。もし質問をして何となくしか理解できなかった場合は、必ず追加で質問し、腑に落ちるまで徹底的に質問されることをお奨めします。(そうでないと費やした勉強時間が無駄になってしまいます!途中まで理解した人と全く理解していない人は同じです。受験勉強には、理解しているか、理解していないかの2択しかありません。)
③藤田塾の教材以外で利用した参考書
一般試験:
●一般気象学【第2版】 小倉義光著 東京大学出版会
●らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一般知識編)
専門試験:
●らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(学科一専門知識編)
※気象庁のHPも活用しました。
実技試験:
基本的には藤田塾のDVD講座及びレジュメを利用しました。
あとは過去問を解きながら知らないところ、分からないところを理解していきました。
また、実技試験は時間との戦いになりますので、スピードがどうしても必要になります。
インプットした知識を、アウトプットまでにどれくらい時間短縮できるかが勝負になると思います。(藤田先生も仰る様に、最初から早く解くことは出来ません。)
3.挫折しそうになったときの対処法
周囲の応援してくれる人を頭に浮かべました。
私は合格までに長い時間を要しましたので、この試験合格を勝ち取るまでに様々なことを犠牲にしてきました。例えば1月と8月に試験があるため、夏休みや冬休みの予定は基本的に入れることが出来ず、友人・知人・家族・恋人等に多々迷惑を掛けてきました。これで諦めたらお世話になった方々に顔向けできないと自分を追い込み、モチベーションを高めました。また、合格率5%以下の超難関試験のため、これを乗り越えたら、人生の1つ上の次元に進めるはずと思いながら勉強に取り組みました。
4.おわりに
努力は必ず報われます。それがこの試験を通じて身をもって理解したことです。
今この瞬間にも受験勉強で苦しい状態にある方もいらっしゃるかと思いますが、どうか諦めず希望をもって試験勉強に立ち向かって下さい!!
N.Tさん(39歳・男性・会社員・愛知県)
1. はじめに
「気象予報士」については、航空に関わる私の仕事柄、長い間興味は持っていましたが、3年ほど前から、手に職をつけるつもりで本格的に勉強を始めました。途中、転職・引越し・結婚が重なり勉強時間を大幅に削減せざるを得ない時期を経ながら、5回目のチャレンジで幸運にも合格を勝ち取ることができました。振り返れば、藤田塾のご支援を頂いたことが合格への近道に繋がったと思います。
勉強の環境や手法は十人十色ではありますが、私の体験記が、受験生の方々の一助となればと思い、今回投稿させていただきました。
2. 受験経歴
試験(会場) 一般 専門 実技 第42回(東京) ○ ○ × 第43回(東京) 免除 免除 × 実技対策講座を受講 第44回(東京) 免除 免除 × 転職・引越し・結婚が重なる 第45回(大阪) × ○ - 第46回(東京) ○ 免除 ○
3. 体験記
以下、時系列で記載します。
●第42回試験:通信教育で学科対策講座を半年間受講し、学科2科目合格を狙い、初受験しました。狙い通り学科は合格しましたが、実技は問1の穴埋め以外ほとんど手が出ない状態でした。トレーシングペーパーを一生懸命使用しようとしてしまい、無駄な時間を過ごした記憶があります(以降の受験でトレーシングペーパーを使うことは一度もありませんでした)。
●第43回試験:上記通信教育の実技講座と、市販の実技対策本1冊に目を通したうえで、実技のみの試験に挑みました。できた気になって合格発表を待っていましたが、不合格。後日解答案を見直すと、全くの見当違いやケアレスミスだらけであることが分かりました。
●方針転換:上記の「独りよがり」な敗戦内容から、自分には「先生」が必要と判断しました。インターネットで色々調査する中、藤田塾HPのサンプル動画で、藤田先生の予報士試験受験に対する考え方に共感を覚え、入塾を決意しました。独りよがりな解答をする傾向にあると考え、基本的には自分の解答が適切かどうかを確認する目的で質問をさせてもらいました。結果として、誤解があったり、気象の世界で馴染まない言葉遣いをしていたりすることが分かりました。また、問題にはなっていなくても、苦手であった前線解析をしてみて添削を依頼したりもしました。毎回丁寧な回答を迅速に頂きました。この時期の藤田塾を通じた勉強で得たものが「核」となったと思います。
●第44回試験:藤田塾で頑張った気負いがありました。学科免除も最後でしたし、変な緊張感がありました。結果としてはまだまだ理解不足のところがあった上に、そのような精神状態であったからか、ミス(というか実力なのですが)を連発していました。受験日の就寝後、夢の中でもう一度問題を解いていましたが、大きなケアレスミスに気づいて「あ!間違えた!!」と叫んで飛び起きた記憶があります。。。
●環境の変化:44回試験の後、人生の転換点が来ました。転職で神奈川県から愛知県に移ることとなり、仕事の引継ぎや入社手続き、引越し準備等に追われました。さらには、幸運にも結婚することとなり、両親への挨拶、挙式の準備など、まさに盆と正月が一緒に来たような状態となり、気象の勉強に落ち着いて取り組むことはほとんどできませんでした。
●第45回試験:上記の状況の中、試験だけは受けようと名古屋から一番近い大阪で初めて受験しました。会場入り口で藤田先生の実物を初めて拝見しました(緊張と遠慮でお声がけはできませんでしたが)。先生の応援に勇気づけられたものの、明らかな勉強不足に加えて、初めての大阪会場と関西弁に囲まれる中、一般知識の問1から手が止まったことをよく覚えています。頭が全く回らない感じでした。何とか頭を動かして、実技もそれなりの手ごたえを感じながら試験を終えることはできましたが、正当数が一問足りずに一般知識を落としてしまい、不合格となりました。
●第46回試験:ここで幸運にも合格できたわけですが、ポイントは2点あったと思います。一つは試験環境です。少しでも万全の体制で受験するため、試験会場を敢えて大阪より遠い馴染のある東京に戻して受験しました。二つ目は、一般知識を前回落としていたことです。実技試験も実は一般知識(特に熱力学、気象現象など)をしっかり理解していることが鍵となると思うからです。試験当日も、一般知識で良いリズムを作ったあと、落ち着いて実技試験に立ち向かうことができました。
4. 勉強とモチベーション ●勉強の基本姿勢
受験生の皆さんは十人十色の個性と環境のもと勉強されていると思います。私は、早起きが大の苦手で、夜もすぐ眠くなるので、日中に如何に勉強時間を確保するかが課題でした。平日は通勤の移動時間(一日40分程度)中に気象の基本知識、藤田塾・過去問演習等から抽出した自分の苦手な内容、ミスしやすい点などを纏めた単語帳(全6巻)を「可能な限り少しでも毎日」見ていました。単語帳は、過去問等の抜粋をそのまま記載したものではなく、類似した問題等を総合するなどして、できるだけ一般論に醸成した内容にするよう心がけました。休日は、特に結婚後は妻との時間を優先したかったので時間の確保は難しかったです。一人になった合間をみつけて、短い時間でも喫茶店等で集中して勉強していました。時間を確保できた日は、2~4時間ほど、過去問研究を中心に、単語帳の更新・追加作業をしていました。いずれにしても、積み重ねた知識・技術・感性をなくさないために、できるだけ間を空けずに「気象」に触れていることが大事だと考えます。
●モチベーションをどう維持するか
受験後、数週間はモチベーションが上がらず、何もしませんでした。落ち着いたら、しばらくは試験とは無関係の気象の本や雑誌に目を気楽に読むことで、次なる試験勉強への火を徐々に点火していきました。また、会社の上司や同僚に、自己啓発として気象予報士の勉強をしている旨を申告していましたので、しばしば周りの人に天気や大気現象の質問をされました。その対応をする中で、改めて気づき点が出てきたり、将来の予報士としての意識が高まったりしたこともモチベーションの維持・向上に繋がったと思います。
以 上
「気象予報士」については、航空に関わる私の仕事柄、長い間興味は持っていましたが、3年ほど前から、手に職をつけるつもりで本格的に勉強を始めました。途中、転職・引越し・結婚が重なり勉強時間を大幅に削減せざるを得ない時期を経ながら、5回目のチャレンジで幸運にも合格を勝ち取ることができました。振り返れば、藤田塾のご支援を頂いたことが合格への近道に繋がったと思います。
勉強の環境や手法は十人十色ではありますが、私の体験記が、受験生の方々の一助となればと思い、今回投稿させていただきました。
2. 受験経歴
試験(会場) 一般 専門 実技 第42回(東京) ○ ○ × 第43回(東京) 免除 免除 × 実技対策講座を受講 第44回(東京) 免除 免除 × 転職・引越し・結婚が重なる 第45回(大阪) × ○ - 第46回(東京) ○ 免除 ○
3. 体験記
以下、時系列で記載します。
●第42回試験:通信教育で学科対策講座を半年間受講し、学科2科目合格を狙い、初受験しました。狙い通り学科は合格しましたが、実技は問1の穴埋め以外ほとんど手が出ない状態でした。トレーシングペーパーを一生懸命使用しようとしてしまい、無駄な時間を過ごした記憶があります(以降の受験でトレーシングペーパーを使うことは一度もありませんでした)。
●第43回試験:上記通信教育の実技講座と、市販の実技対策本1冊に目を通したうえで、実技のみの試験に挑みました。できた気になって合格発表を待っていましたが、不合格。後日解答案を見直すと、全くの見当違いやケアレスミスだらけであることが分かりました。
●方針転換:上記の「独りよがり」な敗戦内容から、自分には「先生」が必要と判断しました。インターネットで色々調査する中、藤田塾HPのサンプル動画で、藤田先生の予報士試験受験に対する考え方に共感を覚え、入塾を決意しました。独りよがりな解答をする傾向にあると考え、基本的には自分の解答が適切かどうかを確認する目的で質問をさせてもらいました。結果として、誤解があったり、気象の世界で馴染まない言葉遣いをしていたりすることが分かりました。また、問題にはなっていなくても、苦手であった前線解析をしてみて添削を依頼したりもしました。毎回丁寧な回答を迅速に頂きました。この時期の藤田塾を通じた勉強で得たものが「核」となったと思います。
●第44回試験:藤田塾で頑張った気負いがありました。学科免除も最後でしたし、変な緊張感がありました。結果としてはまだまだ理解不足のところがあった上に、そのような精神状態であったからか、ミス(というか実力なのですが)を連発していました。受験日の就寝後、夢の中でもう一度問題を解いていましたが、大きなケアレスミスに気づいて「あ!間違えた!!」と叫んで飛び起きた記憶があります。。。
●環境の変化:44回試験の後、人生の転換点が来ました。転職で神奈川県から愛知県に移ることとなり、仕事の引継ぎや入社手続き、引越し準備等に追われました。さらには、幸運にも結婚することとなり、両親への挨拶、挙式の準備など、まさに盆と正月が一緒に来たような状態となり、気象の勉強に落ち着いて取り組むことはほとんどできませんでした。
●第45回試験:上記の状況の中、試験だけは受けようと名古屋から一番近い大阪で初めて受験しました。会場入り口で藤田先生の実物を初めて拝見しました(緊張と遠慮でお声がけはできませんでしたが)。先生の応援に勇気づけられたものの、明らかな勉強不足に加えて、初めての大阪会場と関西弁に囲まれる中、一般知識の問1から手が止まったことをよく覚えています。頭が全く回らない感じでした。何とか頭を動かして、実技もそれなりの手ごたえを感じながら試験を終えることはできましたが、正当数が一問足りずに一般知識を落としてしまい、不合格となりました。
●第46回試験:ここで幸運にも合格できたわけですが、ポイントは2点あったと思います。一つは試験環境です。少しでも万全の体制で受験するため、試験会場を敢えて大阪より遠い馴染のある東京に戻して受験しました。二つ目は、一般知識を前回落としていたことです。実技試験も実は一般知識(特に熱力学、気象現象など)をしっかり理解していることが鍵となると思うからです。試験当日も、一般知識で良いリズムを作ったあと、落ち着いて実技試験に立ち向かうことができました。
4. 勉強とモチベーション ●勉強の基本姿勢
受験生の皆さんは十人十色の個性と環境のもと勉強されていると思います。私は、早起きが大の苦手で、夜もすぐ眠くなるので、日中に如何に勉強時間を確保するかが課題でした。平日は通勤の移動時間(一日40分程度)中に気象の基本知識、藤田塾・過去問演習等から抽出した自分の苦手な内容、ミスしやすい点などを纏めた単語帳(全6巻)を「可能な限り少しでも毎日」見ていました。単語帳は、過去問等の抜粋をそのまま記載したものではなく、類似した問題等を総合するなどして、できるだけ一般論に醸成した内容にするよう心がけました。休日は、特に結婚後は妻との時間を優先したかったので時間の確保は難しかったです。一人になった合間をみつけて、短い時間でも喫茶店等で集中して勉強していました。時間を確保できた日は、2~4時間ほど、過去問研究を中心に、単語帳の更新・追加作業をしていました。いずれにしても、積み重ねた知識・技術・感性をなくさないために、できるだけ間を空けずに「気象」に触れていることが大事だと考えます。
●モチベーションをどう維持するか
受験後、数週間はモチベーションが上がらず、何もしませんでした。落ち着いたら、しばらくは試験とは無関係の気象の本や雑誌に目を気楽に読むことで、次なる試験勉強への火を徐々に点火していきました。また、会社の上司や同僚に、自己啓発として気象予報士の勉強をしている旨を申告していましたので、しばしば周りの人に天気や大気現象の質問をされました。その対応をする中で、改めて気づき点が出てきたり、将来の予報士としての意識が高まったりしたこともモチベーションの維持・向上に繋がったと思います。
以 上
Dさん(男性・40代・会社員・東京都)
1. はじめに
天気には昔から興味があり、気象予報士には漠然とした憧れはありましたが、なかなか受験する一歩が踏み出せませんでした。そんな気持ちで月日だけが過ぎた30代最後の年、40歳になる前に気象予報士を取ろうと一念発起し、平成27年6月に独学で勉強を始めました。
2. 第44回試験
まずは学科合格に的を絞り、市販の参考書と問題集をひたすら繰り返しました。分からないところは気象庁のホームページから大半の事は調べることができました。8月の試験では一般と専門は合格ラインギリギリの点数で合格しましたが、当然、実技試験は不合格でした。その時受けた実技の第一印象は、決して難問では無いけど自分には時間が足りない(時間さえあれば自分でも解けるだろう)という、今から思えば甘い考えでした。
3. 第45回試験
市販の実技対策問題集とインターネットの試験関連の個人サイトを参考に、10月から勉強を再スタートし、早く解くことを意識して勉強を続けました。1月の試験では時間内に解答欄を埋め、試験直後は、やり切ったぞ!という感覚に満足していましたが、自己添削してみると、問題文をしっかり読まなかったためのケアレスミスや、問題の流れを無視した見当違いの記述があったりと、合格ラインには程遠い現実にショックを受けました。
4. 藤田先生の気象予報士塾との出会い
もともと独学で2回受験してダメなら、3回目はどこかの通信講座を受けようと考えていました。第44回試験の大阪会場で何気なく気象予報士塾の案内を受け取り、翌日には解答速報を拝見しました。たとえ間違いがあったとしても、速報としての意義を優先し、どこよりも早く解答を掲載する姿勢に藤田先生の誠実さを感じました。その後、第45回の試験会場でも案内を配布しているところを見かけ、こちらから駆け寄り、『今回の試験でダメだったら、通信講座に申し込みます』と言ったのは私です(先生は覚えていないかもしれませんが・・・)。
5. 受験勉強
4月に転勤のため東京に引っ越すことが決まっていたため、3月頃から忙しく、勉強のスタートが遅れてしまいましたが、4月上旬には実技試験対策講座のお急ぎプランを申し込みました。自分の立てた計画では、4~6月はDVD講座に沿った勉強、7月は過去問7年分を解き、8月は過去問の出来なかった問を繰り返し解こうと考えていました。毎週2講座分届くDVDは4日間かけて視聴。初めはそれほどきついペースではありませんでしたが、7月に入り過去問を解き始めると、試験日が迫ってくる焦りと、過去問演習の出来の悪さに落ち込み、精神的にはキツイ時期でした。毎日の勉強時間帯はバラバラで、深夜だったり、早朝だったり、就業時間後に会社に居残りしたりして平日は3時間、休日は6時間ほど机に向かいましたが、本当に集中して勉強できたのは全体の半分くらいの時間だったように思います。集中の度合いは個人差があると思いますので、勉強時間の多寡を他人と比較するよりも、その内容が重要だと思っています。
私は第45回試験の失敗から、早く解答しようという時間を意識した勉強はしませんでした。この点は藤田先生も講座の中で述べられていますが、手と頭を早く動かしても短縮できるものは定番の穴埋め問題や、作図だけです。文章記述問題は急いで解答を導き出そうとするとかえって題意を見失いやすく、的外れな解答になってしまうので、過去問演習ではじっくりと問題文や天気図をにらみ、題意に沿った考え方を身に着けることに重点を置きました。実際のところ、考え方の癖を修正することはなかなか難しく。一度間違えた問題は、二度目も同じように間違え、三度目でようやく正解に近い解答になる程度でした。その間、藤田先生には12回ほど質問を出しました。毎回分かりやすい説明に助けられ、模範解答と違う解答であっても、「これも正答と認められるでしょう」というコメントに少しずつ自信を付けることができました。
6. 合格
第46回試験は、過去問よりも少しヒネリが加わった問題が多く、決して満足いく出来ではありませんでした。合否はまったく予想がつきませんでしたが、藤田先生の講座や質疑応答を通して、不合格だったとしても、今までの勉強を続ければ、合格ラインは手の届くところにあると思えるようになっていました。
発表の日、気象予報士を目指してから一年以上経過し、当初の目標から遅れ40歳になっていましたが、合格を勝ち取ることができました。
7. おわりに
勉強がきつい時期、子供には夏休みなのに何処にも連れて行ってあげられず、また家のなかでも勉強中は静かにしようとしてくれた家族に感謝します。また、藤田先生の迅速かつ丁寧な回答は、参考書やネットで調べてもわからない知識の溝を確実に埋めてくれました。
今、念願の気象予報士となって、普段の生活には何も変化はありませんが、子供の前で父親が必死に勉強し、目標を達成したという点において、何か意義あるものを感じてくれていれば嬉しいと思います。
天気には昔から興味があり、気象予報士には漠然とした憧れはありましたが、なかなか受験する一歩が踏み出せませんでした。そんな気持ちで月日だけが過ぎた30代最後の年、40歳になる前に気象予報士を取ろうと一念発起し、平成27年6月に独学で勉強を始めました。
2. 第44回試験
まずは学科合格に的を絞り、市販の参考書と問題集をひたすら繰り返しました。分からないところは気象庁のホームページから大半の事は調べることができました。8月の試験では一般と専門は合格ラインギリギリの点数で合格しましたが、当然、実技試験は不合格でした。その時受けた実技の第一印象は、決して難問では無いけど自分には時間が足りない(時間さえあれば自分でも解けるだろう)という、今から思えば甘い考えでした。
3. 第45回試験
市販の実技対策問題集とインターネットの試験関連の個人サイトを参考に、10月から勉強を再スタートし、早く解くことを意識して勉強を続けました。1月の試験では時間内に解答欄を埋め、試験直後は、やり切ったぞ!という感覚に満足していましたが、自己添削してみると、問題文をしっかり読まなかったためのケアレスミスや、問題の流れを無視した見当違いの記述があったりと、合格ラインには程遠い現実にショックを受けました。
4. 藤田先生の気象予報士塾との出会い
もともと独学で2回受験してダメなら、3回目はどこかの通信講座を受けようと考えていました。第44回試験の大阪会場で何気なく気象予報士塾の案内を受け取り、翌日には解答速報を拝見しました。たとえ間違いがあったとしても、速報としての意義を優先し、どこよりも早く解答を掲載する姿勢に藤田先生の誠実さを感じました。その後、第45回の試験会場でも案内を配布しているところを見かけ、こちらから駆け寄り、『今回の試験でダメだったら、通信講座に申し込みます』と言ったのは私です(先生は覚えていないかもしれませんが・・・)。
5. 受験勉強
4月に転勤のため東京に引っ越すことが決まっていたため、3月頃から忙しく、勉強のスタートが遅れてしまいましたが、4月上旬には実技試験対策講座のお急ぎプランを申し込みました。自分の立てた計画では、4~6月はDVD講座に沿った勉強、7月は過去問7年分を解き、8月は過去問の出来なかった問を繰り返し解こうと考えていました。毎週2講座分届くDVDは4日間かけて視聴。初めはそれほどきついペースではありませんでしたが、7月に入り過去問を解き始めると、試験日が迫ってくる焦りと、過去問演習の出来の悪さに落ち込み、精神的にはキツイ時期でした。毎日の勉強時間帯はバラバラで、深夜だったり、早朝だったり、就業時間後に会社に居残りしたりして平日は3時間、休日は6時間ほど机に向かいましたが、本当に集中して勉強できたのは全体の半分くらいの時間だったように思います。集中の度合いは個人差があると思いますので、勉強時間の多寡を他人と比較するよりも、その内容が重要だと思っています。
私は第45回試験の失敗から、早く解答しようという時間を意識した勉強はしませんでした。この点は藤田先生も講座の中で述べられていますが、手と頭を早く動かしても短縮できるものは定番の穴埋め問題や、作図だけです。文章記述問題は急いで解答を導き出そうとするとかえって題意を見失いやすく、的外れな解答になってしまうので、過去問演習ではじっくりと問題文や天気図をにらみ、題意に沿った考え方を身に着けることに重点を置きました。実際のところ、考え方の癖を修正することはなかなか難しく。一度間違えた問題は、二度目も同じように間違え、三度目でようやく正解に近い解答になる程度でした。その間、藤田先生には12回ほど質問を出しました。毎回分かりやすい説明に助けられ、模範解答と違う解答であっても、「これも正答と認められるでしょう」というコメントに少しずつ自信を付けることができました。
6. 合格
第46回試験は、過去問よりも少しヒネリが加わった問題が多く、決して満足いく出来ではありませんでした。合否はまったく予想がつきませんでしたが、藤田先生の講座や質疑応答を通して、不合格だったとしても、今までの勉強を続ければ、合格ラインは手の届くところにあると思えるようになっていました。
発表の日、気象予報士を目指してから一年以上経過し、当初の目標から遅れ40歳になっていましたが、合格を勝ち取ることができました。
7. おわりに
勉強がきつい時期、子供には夏休みなのに何処にも連れて行ってあげられず、また家のなかでも勉強中は静かにしようとしてくれた家族に感謝します。また、藤田先生の迅速かつ丁寧な回答は、参考書やネットで調べてもわからない知識の溝を確実に埋めてくれました。
今、念願の気象予報士となって、普段の生活には何も変化はありませんが、子供の前で父親が必死に勉強し、目標を達成したという点において、何か意義あるものを感じてくれていれば嬉しいと思います。