平成23年度第2回試験(第37回試験)で合格された方の合格体験記
平成23年度第2回試験(第37回試験)では、当塾から12名様の合格者が生まれました。 ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。 <藤田塾内訳 (5ヶ月間)>■T.K.さん(44歳・技術系公務員) |
■T.Nさん(男性・24歳・大学生・大阪府) |
■H.Sさん(男性・48歳・内科医師・香川県) |
■H.Mさん(男性・55歳・会社員・大阪府) |
■H.Kさん(男性・36歳・会社員・神奈川県) |
■A.Mさん(女性・島根県) |
■Hさん(20代・会社員) |
■K.Aさん(女性・24歳・会社員) |
(44歳・技術系公務員・第37回気象予報士試験合格)
【受験日誌】
学科一般知識 学科専門知識 実技
①H18第2回 ×(10) ×(9) -(24,21)
②H19第1回 ×(6) ○(11) -(33,31)
③H19第2回 ×(8) 免除 -(43,28)
④H20第1回 ×(9) 免除 -(37,60)
⑤H20第2回 ×(9) ○(12) -(53,50)
⑥H21第1回 ×(10) 免除 -(50,59)
⑦H21第2回 ×(10) 免除 -(72,74)★知識1問足りず
⑧H22第1回 ○(13) ×(9) -(68,52)合格基準66点
⑨H22第2回 免除 ×(10) -(73,57)★専門1問足りず
合格基準62点
⑩H23第1回 免除 ○(13) ×(66,69)合格基準61点
(厳しく採点された模様で不合格)
⑪H23第2回 ○(13) 免除 合格(73~72,70~59)
合格基準66点
( )は自己採点(学科)及び添削依頼(実技)結果
●勉強時間
参考になりませんが、大凡の時間をはじいてみました。
朝5時30分~30分程度(365日)と通勤時間(30分程度)及び土日に1.5時間程度:
1時間×5.5年×365日+52週×5.5年×2日(土日)×1.5時間=2007+858=約2865時間
●勉強への主な金銭的投資
受験代 11回 125,400円
気象予報士講座(北九州) 30,000円
通信講座(学科)(実技) 120,000円
1日の学科集中講座 10,000円
藤田塾 特別講座大気の力学 6,000円
特別講座大気の熱力学 6,000円
実技講座 70,000円
気象専門知識講座 84,000円
H23第1回実技詳細解説DVD 6,000円
佐賀大気象予報士講座(学科、実技) 8,000円
タイロス
『気象予報士試験 解答例と解説09』 12,600円
参考書 約50,000円
計 528,600円以上
【勉強方法】
(学科知識)
藤田先生がよく言われる「過去問で問題を理解する。答を覚えるのではない。」という観点で行ってきました。
一般知識は間違った問題を自分で書き写してポケットに入るノートにまとめ通勤時間等に見ていました。
特に法規の問題は問題集の穴埋め問題を数十回行うことでほぼ4問取れるようになりました。
一般知識はタイロスで模試を出来る限り、1日1回は行う様に努力し概ね毎回13問以上となるくらいまで反復学習しました。
(学科専門)
専門知識もタイロスで模試を出来る限り、1日1回は行う様に努力しました。
専門は新しい問題を解く方がよいと思います。(年々気象予測技術の進歩により問題の内容が変わっていくため)
(実技)
過去問中心にとにかく問題を解いて覚えました。
今振り返ると「題意と制約条件(作図の範囲、実線・前線記号等)の読み取り」「穴埋め問題でのケアレスミスを無くす。
今回も1問落としましたが、文章が繋がるように記入する」という基本事項での間違いを少なくする事だと思います。
過去の問題をタイロスとH18年以降の気象業務支援センターの正答と解説をコピーし通算5回以上、H10~H17の問題は3回以上行ったと思います。
解らない所は1週間に1度程度まとめて藤田先生に質問しました。
特に、藤田先生から作図についてデジカメで作図方法をご教授頂いた時には感心しました。
また、帰りの通勤電車は席が空いていますので勉強には好都合でした。
●受験動機
小学校の頃から何で雪が降るのか冬に北風が吹き気温が下がるのか等、天気に興味がありました。
職務上、防災業務が重要で如何に精度よく雨量から河川水位を予測し洪水に備え迅速に対応することが仕事であり、気象予測の重要性を感じることがありました。
また、気象台の方と仕事や勉強会をする機会も多く技術的なに議論をするにも気象予報の知識が必要と思い気象予報士の勉強を始めました。
●これまでの道のり
最初、勉強し始めたきっかけは上記の事もありましたが、
確か福岡県の中間市役所の1階ロビーに置いてあった北九州の気象予報士講座のチラシだったと思います。
早速講座への申し込みを行い、北九州で隔週日曜日に開催され勉強しました。
最初の実技の模試はH10-1-1の台風の問題だったと思いますが、20点位だったと思います。
その後、福岡を中心に開催されている有料の実技添削講座を受けました。
今から思うと、一般知識、特に大気の力学、熱力学、状態曲線をキッチリ理解し(答を覚えるのではない)
自分のものにしていないままの受講でしたので合格まで時間がかかったと思います。
そこで、試験の速報解答を出されている藤田塾のHPを見て、一般知識を何とか打開するのには大気の力学と熱力学の克服しかないと思い藤田塾の特別講座(DVD)を受講しました。
その結果、鬼門であった一般知識に8回目にして合格できました。
続けて、藤田塾の実技講座(DVD)で勉強を重ねていきました。
これまで、藤田塾の大気の力学・熱力学、専門知識(DVD)を受講し実技と専門知識でメールの質問を50回以上延べ300問以上の質問応答をしてその都度、丁寧な解説を頂きました。
この藤田塾のとことん解らない所を質問できる(受講後のフォローアップがある)所が他の有料通信教育と違う点だと考えます。
この他、元気象庁の方が講師をされた佐賀大学の公開講座気象予報士講座(学科、実技)の受講等もやれることは全て行ってきました。
DVDによる通信教育のメリットとして通常の通信教育に比べ何回でも解らない所を見直すことが出来る上、理解できるまで質問が出来る点(一般の通信教育は添削1回、質問回数は数回のみ)です。
また、藤田塾のテキストは誤字が殆ど無い所に丹念な資料の作り込みが感じられます。
内容が良くても誤字があると何となく信頼性に欠けると思うのは私だけではないと思います。
加えて、配付資料の間違いや専門知識の改正事項等を速やかに情報提供頂いた所が良かったと思います。
実技に関しては第36回(H23年第1回)では仮採点でも70点以上あり合格していると思いきや不合格でした。
このときのショックは大きかったです。
その後、解答例と自分の解答を一つ一つ丁寧に確認していくと問題の主旨に対して厳密には正しく解答していない、その問題の解答が間違っていることにより後の問いに対して的確に答えていない(前問の答えをベースに解答するため)ことが解りました。
このため、第37回では1問1問を丁寧に解いていくことに心懸けました。また、試験時間の最後の1分まで見直して、間違いを2問程度見つけて4~5点の上積みが出来たことが今回の合格に繋がったと思います。
最後の最後まで必死で諦めないことに尽きると思います。
●勉強モチベーション維持
・他にも職務上必要とする資格の勉強を交互にしていたことが気分転換になりました。
・全く参考にはなりませんが、基本的な所(性格上?)、しつこい(執念?)所だと思います。
・基本的に平日は朝しか勉強はしませんでした。
この朝勉はもう10年以上のキャリアになります。今では、小学生の息子と朝勉しています。
・勉強ばかりでなく月数回ジムでランニングマシンの有酸素運動やスイミングで気分転換しています。
最新の脳科学では運動と記憶力等の脳の働きは関連していることが解っています。
【取得後の抱負】
仕事(水位・雨量予則技術精度向上)を含め、人の役に立つ(防災等)事と気象関係の知人を増やすことが出来ればと思います。
(男性・24歳・大学生・大阪府・第37回気象予報士試験合格)
私は先生と出会ってから合格させて頂くまでの話を幾つかに分けて話したいと思います。
先生との出会い
先生との出会いは2回目(第36回)の試験前にHPのサイトを見て、先生の若く情熱ありそうな印象を受けた所からです。
私は学生で、塾はお金がかかるし当初は独学で勉強しようと決めていたので現段階で入る気は全くありませんでした。
しかし、大学の実習が忙しく中々勉強が進まずに迎えた8月(第36回)に実技試験について、まだ入塾していないのにも関わらず図々しく直接メールでどうして勉強すべきかの質問した所、先生は懇切丁寧にご返信して下さり、授業料の安さも加わり、さらに1月(第37回)に落ちたら学科の免除が切れ、次回には病院のマッチングや国試勉強も始まり、今回がラストチャンスと思っていたので「落ちたらここに入塾しよう」と試験前から決めていました。
その後、案の上落ちた私はすぐに先生に連絡を入れて実技の第5講から受講致しました。
実際の勉強
先生の授業は皆に分かるように、丁寧でわかりやすく敢えてしている印象を受けました。
そして授業後やメールに質問を受け付けて下さり、僕もとにかく先生に質問しました。
その中には何度も同じだったり、授業で説明された内容もありました。
そして、実習以外に色んな事を要領悪く抱え込んでしまっていたので、自分自身試験に不安を抱いているなどといった内容もあります。
しかし、先生は他の塾生の方々の質問も大量にあるにも関わらず、一つ一つ、本当に誠意を持ってご指導して頂きました。
具体的には、授業前の予習と持っている過去問題集を組み合わせて、とにかく問題を解いては先生にwordで質問、添削を依頼(図は写真をPCに取り入れて)、返却されたものを復習しながら、パソコンにまとめていく作業を繰り返しました。
作図などの質問についても作図を含めてお応えして下さり、大変わかりやすかったです。
通塾
せっかく塾に行くのだから、通学の方が人のつながりもできて良いのではと思って通塾にしました。
実際、色んな立場の方々がいらっしゃり、またどの方も非常に優しい方々で、勉強の話や、家族の話、趣味の登山の話など楽しかったです。
一番感動したのは、いつも「頑張っているね」と声かけてくれたり、授業中、疲れて寝ていた所起こして頂いたり・・まだ出会って間もないけど、その優しさにとても元気をもらえました。
通塾のメリットは人の出会いの幅を広げ、一人で勉強する辛さを和らげ、先生と直接お話しや質問をし、モチベーションの維持できる事かなと思います。
また、先生にとっても通塾の方が塾生の顔やその方の雰囲気を知れて、質問に対するお答えもよりしやすいのではないかと思います。
飲み会
藤田塾では情報交換会という合格した人を交えた飲み会が定期的にあります。
これも塾生やOB、OGの方々と仲良くなれるチャンス。
実際、OBの方の「勉強会」やった方が良いというアドバイスをもらってから授業後の勉強会も始めました。
また、OBの方の「先生のプリントを復習し、過去問を解き、先生に質問しまくる。余計なことはやらない。」
というお言葉を自分自身信じてやり抜きました。
このように長々と偉そうに書きましたが、私は藤田先生や塾生のおかげ、そして支えてくれた周りの人々のおかげで合格できたと思っています。
本当にありがとうございました!!
(男性・48歳・内科医師・香川県・第37回気象予報士試験合格)
【はじめに】
テレビの天気予報の解説で,「台風から暖かい湿った空気が梅雨前線に流れ込んで,前線の活動が活発化して…」とか,「上空に強い寒気が大陸から南下して,大気の状態が不安定になり…」とか聞いてその時だけふむふむと何かわかったつもりでいましたが,実は雲のでき方も知らないし,寒冷前線が何なのかも知らない,気象に関してほぼ素人同然の私でした.
ただ,日本というのは春夏秋冬で気候の変動が大きく,小さな国なのに地域によって天候の差が大きいことに少しだけ興味と浪漫を持っていました.
こんな私ですが,次にお話するようなふとした事から天気・気象の勉強を始め,7ヶ月後の初回の気象予報士試験で合格することができました.
楽しく勉強できたから,初めのモチベーションが継続できたのだと思います.
【勉強を始めたきっかけ】
2011年6月に本屋で,『ニュートン別冊:みるみる理解できる天気と気象』がたまたま目に入り,面白そうなので購入しました.
その内容は,風,雲,雨,雪などの気象現象がどのように生じるのか,日本付近の天気のしくみ,天気予報についてなどの基本的な事をきれいな図や絵でわかりやすく説明してくれていました.
この本を読んで,気象現象というのはきまぐれではなく理論によって説明しうること,天気予報は各格子点の情報から方程式で未来の大気の状態を計算していることを初めて知りました.
気象というのは身近な現象であり,もっと色々なことを勉強してみようかなという好奇心が勉強を始めるきっかけになった訳です.
【予報士をめざすことに】
6月半ばに気象庁のホームページを閲覧することから始めました.
「気象等の知識」にはかなりの項目がありますが,全部に目を通してある程度の気象知識を身に付けて,「防災気象情報」のページからは気象庁がどのような情報を発信しているかを知ることができました.
10日間位で気象庁のホームページを隅から隅まで読破し,自分なりにノートにまとめてゆきました.
気象予報士という資格があることはもちろん以前から知っていましたが,これが非常に難関であり合格率が4~5%であることをこの頃初めて知りました.
その高い壁を越えてみたいというチャレンジ心が芽生え,気象予報士の資格を取得できれば何か役立つかもしれないし,皆に自慢もできるかなという気持ちもあり,6月下旬から本格的に勉強を始めることになりました.
【私の勉強法 ~初期~】
まずは,やはりきちんとした気象学の書物を読むのがいいかなと思いました.
『一般気象学』が予報士試験のバイブル的存在であると言われているようですが,本屋で立ち読みする限りこれは初心者には無理だなと思いました.
『最新 気象学の基本がよーくわかる本 (秀和システム)』を買い,この本は学科試験の一般知識の範囲になりますが,熱力学,大気力学,放射などの素人にはとっつきにくい分野をわかりやすく解説してくれており,とても良かったです.
もう一冊,『最新 天気図の読み方がよーくわかる本 (秀和システム)』も同時に購入し,こちらは主に学科試験の専門知識の範囲になります.
約3週間かけて読み通し,これらも自分なりに噛み砕いてノートにまとめました.
気象庁ホームページとこの2冊分のまとめでノート100ページ位になり,これは予報士勉強の私の原点となりました.
そして,試験問題も少しはできるようになったかなと思い,学科試験の過去問題をぱらぱらめくってみましたが,所詮1ヶ月間の勉強ではとても手に負えません.
でも,一般知識の分野は,『最新 気象学の基本がよーくわかる本』で基本は概ねカバーできており(気象法規は除く),後は問題演習の積み重ねで大丈夫だと感じました.
しかし,専門知識の分野の方は,『最新 天気図の読み方がよーくわかる本』だけでは全然知識不足なことがわかり,独学では限界があるとわかった訳です.
【藤田塾を選んだ理由】
四国在住のため通学講座は不可能であり,通信講座をインターネットで探しました.
藤田塾と,ほか大手2社が見つかり,どこにしようかと迷いましたが,藤田塾に決めた一つの理由はホームページから誠実さが伝わってきたこと,もう一つはDVD受講ということで直接の講義を聴けることに魅力を感じたのです.
それと,“合格お祝い金制度”に惹かれた所もあります.
結局,7月中旬から『学科試験対策講座(専門知識コース) 通信型・お急ぎプラン』を,引き続き9月下旬から『実技試験対策講座 通信型』を受講しました.
【私の勉強法 ~中盤~】
①学科試験対策
お急ぎプラン(1回に講義2コマ分が郵送される)を選択したため,週4時間のDVD受講が必要となります.
これを貯めてしまっては後の負担が大きくなるため,金曜日に送られてきたDVDを土日に必ず視聴する習慣としました.
毎週新たな未知の知識を吸収できることは楽しく,また講義プリントを何回も復習することで確実にレベルアップしていることを実感できました.
専門知識コースの受講と同じく7月半ばから過去問題集にも取り組みました.
使用したのは,『資格試験らくらく合格塾 気象予報士学科試験 徹底攻略問題集 (ナツメ社)』と
『気象予報士過去問徹底攻略 (新星出版社)』です.前者は約200問,後者には約240問が収載されています.
7~9月の夏場で2冊を2回ずつ繰り返し,中級レベルには達したような気持ちでした.
9月下旬からは,『気象予報士試験 模範解答と解説 (東京堂出版)』の最近14回分(平成16~22年度)の学科試験を制限時間内でやって,間違った箇所は十分に理解するようにしていきました.
②実技試験対策
学科試験対策と平行して,『気象予報士試験 速習テキスト 実技編 (オーム社)』を8月半ばから読み始めました.
専門知識分野をきっちり習得しておれば,実技試験のための暗記項目は割と少なく,実技対策としては天気図や色々な資料を短時間で要領よく読み取る力が大事だと思いました.
そのために,気象庁のホームページから高層天気図,850hPa相当温位予想図,気象衛星画像,気象情報などを度々見て慣れるように心がけました.
また,NHKラジオ第2放送の気象通報を録音して地上天気図を何回か書きましたが,これも少しは役に立ったと思います.
9月半ばから藤田塾の実技試験対策講座も始まり,10月からは実技試験の過去問題演習を始めました.
じっくり資料を見てゆっくり考えれば,6割位はできそうでしたが,何と言っても制限時間との戦いでした.
でもこれは演習を繰り返して慣れるしか仕方ありません.
藤田塾でも再三言われていた,問題文を早とちりせずに一語一句を読み取ること,問題と解答のキャッチボールができているか,出題者の意図をいかに汲み取るか,妙な問題は必ず次の問題に関連していることなどに留意して勉強を進めました.
【私の勉強法 ~追い込み~】
特に学科試験範囲は暗記する内容が多く,やはりきちんと理解して確実に記憶することが合格への一歩だと思います.
そのため11月には試験範囲をすべて網羅した暗記事項を小さなメモ帳に箇条書きに書き写して,いつもメモ帳を携帯するようにしました.
そして,昼食時,お城の周りの散歩時,テレビを観ながら,メモ帳相手にぶつぶつと暗記を確実にしてゆきました.
実技試験に関しては,よく出題される問題パターンがあります.
例えば,「フェーン現象について」,「降雪と湿度の関係について」,「風向・風速が同じなのに,2地点で卓越波高が異なる理由」などを何十字以内で説明せよとの問題は,答えに入るキーワードはわかっても文章にしなければなりません.
やはりその場で文章を組み立てるには時間が数分かかってしまうし,こんな問題は配点も高いため確実にものにしたいです.
そのためには,このような問題に対する答えを文章ごと丸暗記してしまうことが有用だと思います.
過去問題演習は結局,『資格試験らくらく合格塾 気象予報士学科試験 徹底攻略問題集』と『気象予報士過去問徹底攻略』は4回通り,『気象予報士試験 模範解答と解説』の最近14回分は学科・実技とも3回通り演習できました.
そのおかげで学科試験に関しては,まず失敗しないだろうと自信を持つことができました.
ただ,近年の実技試験は問題数や図の数が多く,時間不足が一番の心配でした.
2012年1月の試験に向けて,2011年6月末からは平日は3~4時間,休日は用事がなければ7~8時間の猛勉強をしました.
でも,勉強することは全然苦痛ではなく,気象という分野をどんどんわかることが面白く,実技の問題演習も楽しく,さらに気象予報士試験の合格というゴールがあるからこそ,勉強を楽しく続けることができました.
【試験本番】
試験前日に香川から大阪に高速バスで向かい,バスの車中では最後の確認をしましたが,夕方に大阪に着いてからはもう一切勉強はしませんでした.京橋駅の近くで串かつを食べてビールを飲んで,早く寝ました.
大阪試験会場は大阪府大東市の大阪産業大学.全く土地勘のない所であるため,ホテルを早目に出て試験開始1時間前には会場に到着.心地よい緊張感に包まれて,いきものがかりの曲を聴きながら,さあ頑張ろうと試験開始を待ちました.
もっと焦りがでるかと思いましたが,1時間目の学科試験(一般)の前半が調子よく解けたことで緊張もほぐれて,学科・実技試験ともに実力を100%以上発揮できたような感じで試験が終了しました.
これで不合格であっても十分満足だという充実感もありました.
学科一般は15問中14問正解,学科専門は13問正解で,クリア.
実技試験は自己採点ではどうしても甘くなるので,某塾に採点依頼した所,200点中139~144点と何とも微妙な所でした.
結局,今回の実技試験の合格ラインは66%であり,念願の合格を勝ち取ることができました.
【最後に】
皆さん,天気や気象は勉強すれば面白いですよ.気象予報士にチャレンジしてみませんか.
(男性・55歳・会社員・大阪府・第37回気象予報士試験合格)
●自己紹介
仕事も、出身学校も、気象とは全く無関係ですが、自然風景・山岳・空・雲をぼんやり眺めてるのが好きで、2010年の春頃に、それまで集中して取り組んでいた趣味も一段落したので、新しい事に挑戦しようと思いつき第34回試験を受験しましたが、趣味のレベルで受験するようなものでないと判明しました。
2回目の受験で、運よく学科一般を合格し、それから本格的な勉強を始めました。
元々、典型的な理科系の思考で、地理が得意ですので、それらの関連では有利だったと思います。
学科試験に関しては、ただ単に参考書を読み、問題演習するだけの勉強でしたので、紹介させて頂く体験記は実技試験に対する勉強の内容となります。
●合格までの道のり
①2010年8月(第34回):一般× 専門× 実技―
最初は、2,3冊程度の参考書で軽く勉強した程度で受験しましたが、簡単には合格できないことを自覚しました。
自己採点するようなレベルでもなく、どうしょうかなぁと悩みつつ、あまり勉強せず、再度受験申し込みしました。
②2011年1月(第35回):一般○ 専門× 実技―
運良く、一般を最低合格点10点で合格しました。これを契機に、4月頃から、本格的に勉強を始めました。
③2011年8月(第36回):一般免除 専門○ 実技×
専門を11点で、かろうじて合格。やはり、実質的に一からの勉強でしたので、実技の勉強は不十分だったと思います。
合否発表の後、実技試験の勉強方法を悩んだ結果
★2011年10月 藤田塾入塾、「実技試験対策講座(通信)」受講をすることにしました。
④2012年1月(第36回):一般免除 専門免除 実技○
●藤田塾を選んだ理由
送付して頂いたサンプルDVDを聴講して、非常に解りやすい講義内容で、勉強の方法の講義についても、非常に納得できる内容でした。
また、演習の添削を納得できるまで、何度でもして頂けるとのことでしたので、お世話になることにしました。
●勉強時間(本格的に勉強を始めた2011年4月頃から)
平日は平均すると自宅1時間~1.5時間、通勤40分程度
休日は2時間程度(受験直前を除いて、休日だからといって一日中勉強することは私にはできませんでした)
勉強方法で述べますように、藤田塾を受講するようになった時期からは、時間があれば、どこででもipod touchで勉強していました。
●勉強方法
藤田塾を始める前までは、普通に参考書を読み、問題集を解くだけでしたが、藤田塾を始めてからは、藤田塾の講義と、過去問演習による勉強を行いました。
以下は、実技の勉強方法について、記述しています。
少し多忙な普通の会社員としては、勉強時間を捻出するのが課題でしたが講義のDVDに関しては、動画変換及び音声変換(music化)してipod touchに入れ、藤田塾オリジナルプリントと、気象予報試験において記憶必要な事項を自分でまとめたものを、パソコンでpdf化してipod touchに入れました。
このようにして、通勤時間、趣味のドライブ中でも、外出のちょっとした空き時間に見たり、聞いたりすることができるようにしました。
講義の動画に関しては、1.6倍速に変換しました。(いろいろ試しましたが、この速度が私には最適でした)
補足:ipod touchはiphoneの通話機能・音声認識機能がないものと考えて頂ければよいです。DVDの動画変換(mpeg4化)はPowerDirevorという市販ソフト(フリーソフトでもできると思います)、動画からの音声抽出(mpeg4→mpeg3)はフリーソフト。パソコンでのpdf化は、Webページ、テキスト、画像等を、MicrosoftWord2010で読み込み、別名保存のpdf保存機能を使いました。
過去問については
第18~21回(2年分)を2回、第22~36回(7年半分)を3回演習しました。
第21回以前を2回にしたのは、時間的都合もありますが、この年度頃と現在では気象用語が変わっていたり、
問題の傾向が現在とは多少異なっているため、重要でないと思ったからです。
自分の学習メモによると、1回目は10/22~12/21の60日間で、2回目は12/22~1/14の20日間で、3回目は1/15~1/26の12日間で演習しました。
自宅で行う過去問演習については、なるべく本試験の環境に近くなるように考えました。
解答用紙をpdf化し、演習する度に印刷し、本試験と同じような用紙に解答を記入できるようにしました。
演習時の問題文章への書き込みは「色が消えるペン」を3色、使用し、本試験と同じように書き込み、演習後消してました。
私が使った「色が消えるペン」は熱で消えるので、簡単に消せることができます。(普通は擦って消すペンですが)本試験でも、同じペンを使用しました。(消す必要はありませんが)
(問題集からのpdf化は、自宅スキャナーでは時間がかかるので、セブンイレブンの複合コピー機を使いました)
過去問演習時の藤田先生への添削依頼はメール本文で行いました。
・自分の回答だけでなく、自分の回答の分析内容を記述し、その分析内容について、指摘頂けるように心がけました。
・参考書の解説、解答例に対する疑問を質問し、教えて頂くことは、独学では、得られない知識であると思いました。
・自分では、気づいていない表現の不味さ(良いと思い込んでいる)を指摘して頂きました。
・この添削の中で、問題出題者の意図を読むことの難しさと重要さを知りました。
・1回目の演習の60日間で40回ぐらい、メールしたように思います。
添削依頼は1回目だけで、2回目以降は、ほとんど自己分析で演習しました。
3回目は、試験時間どおりの時間で、演習を行うようにしました。
おおよそ、75分の試験問題が、50~60分ぐらいで、解答できるようになりました。
3回目になると、問題そのものを記憶している処が多いですが、記述の練習、ケアレスミスをなくす練習には役立ったと思います。
また、さすがに3回目ぐらいになると、回答例とは同じではなく、自分が考える最適な解答記述ができる様になり、かなり自信を深めました。
また、3回目では、記述式の字数で悩むことは、ほとんどなくなりました。
●学習教材・書籍
すべて、藤田塾を始める前に購入したものです。
・百万人の天気教室(成山堂書店)・・・基本の勉強
・よくわかる気象学 予報技術編(ナツメ社)・・・基本の勉強
・気象予報士過去問徹底攻略(新星出版社)・・・学科の問題演習
・気象予報士かんたん合格テキスト学科専門知識編・・・学科専門の問題演習
・天気図の読み方がよ~くわかる本(秀和システムシステム)・・・実技に出てくる天気図に慣れるため
・気象衛星画像の見方と使い方(Ohmsha)・・・衛星画像に慣れるため
・天気予報のつくりかた(東京堂出版)・・・実技試験対策
・気象予報士試験速習テキスト(Ohmsha)・・・藤田塾で使用する書籍ですが、その前から使ってました
・気象予報士試験 模範解答と解説 第18~36回(東京堂出版):19冊
その他に、パソコンでWeb上の以下のホームページを日常的に見ていました。
・気象庁のホームページ・・・気象予報と、気象知識・気象用語に関して。
・HBCの専門天気図・・・気象庁発表の実況天気図、予報天気図、その他予報図等
●第37回試験を受験して
実技1において初見の問題であった「雪水比」が解らず、深く考え過ぎ、間違った上に、時間を使いすぎ、全体の見直し時間がなく、ケアレスミスを残したままとなりました。
実技2は15分ぐらいの余裕時間があり、それなりの出来だったのですが、正直、合格は難しいと感じました。
実試験が終わった翌週より、第38回試験へ向けて学科の勉強を始めていたのですが、幸運にも合格していました。
結果的には、ケアレスミスした部分と明確に間違った部分を除いた記述式の解答が、それなりの得点を得られたのではないかと思います。
●あとがき
昨年、学科一般の合格通知から、本格的な勉強を始めて約10ヶ月、運よく合格しましたが、今回、不合格だと学科からの勉強となるため、挫折する可能性があったのではと思います。
学科はいずれも、合格点ギリギリでしたから、幸運が続いたように思います。
勉強方法・進め方は、それぞれ個人の資質・生活・勉強時間に、合ったやり方で、考えていくべきものと思いますが、私の場合は、藤田先生の考え方が私には合っていたと思います。
勉強を進めていく中で、最も重点をおいていた出題者の意図を読む力は、藤田先生の考えの焼き写しでなく、自分なりの考えを持てるようになったのが大きかったのではないかと思います。
(男性・36歳・会社員・神奈川県・第37回気象予報士試験合格)
【始めに】
「今回(第37回試験)で絶対に終わらせる!」との強い決意で望んだ本試験でしたが、 実技1の出来が非常に悪く、合格は正直厳しいと思ってました。
そして合格発表日、HPで確認する前に藤田塾長より「合格おめでとうございます!」のメールを頂いた時は、嬉しさのあまり感極まって涙があふれてきました。
最初に勉強を始めたのが平成10年8月、途中諦めて約10年ほど勉強を中断していた私が、また頑張ってみようという気持ちになれたのが、この藤田塾のHPの合格体験記のコーナーでした。
【受験動機】
私は気象とは全く縁の無い仕事をしておりますが、今から約14年前、趣味(マリンスポーツ)を通して気象に興味を持ち始めました。
それまでは天気図など見る機会が無かったのですが、翌日、週末の海のコンディションがどうなるのかを予想するために、NHKの気象情報等を日々ビデオに録画しては見るという毎日を送ってました。
そして、あるきっかけで「気象予報士」という資格がある事を知り、この資格が取れれば、自分自身でも予報が行えるようになるかも、という安易な発想が勉強を始めるきっかけとなりました。
【合格までの道のり】
・平成10年8月 独学で学び始める
・平成11年1月 (第11回) 一般× 専門×
・平成11年4月 某社通信講座(総合講座)受講開始
・平成11年8月 (第12回) 一般× 専門○
・平成12年1月 (第13回) 一般○ 専門免除 実技×
・平成12年8月 (第14回) 一般免除 専門免除 実技×
・平成13年1月 (第15回) 一般免除 専門×
不合格を繰り返すうちにモチベーションが下がり、趣味に没頭していた事もあって、この頃から勉強を中断してしまう。
・平成22年11月頃 たまたま藤田塾HPの合格体験記を閲覧する機会があり、
合格された方々の苦労された体験談を読みながら刺激を受け、再チャレンジしよう!という思いが芽生える。
・平成23年1月 約10年ぶりに勉強再開
・平成23年8月 (第36回) 一般○ 専門○ 実技×
・平成23年9月 藤田塾 実技試験対策講座(通信型)受講開始
・平成24年1月 (第37回) 一般免除 専門免除 実技○
最初に勉強を始めてから合格まで足掛け13年かかりました。
【使用した主な参考書・テキスト】
・新天気予報の手引き
・百万人のお天気教室
・某社通信講座(総合講座)テキスト 5~6冊
・真壁京子の気象予報士試験数式攻略合格ノート
・気象予報士試験 徹底攻略テキスト(ナツメ社)
・気象予報士 学科試験徹底攻略問題集(ナツメ社)
・気象予報士試験 大気の力学・熱力学徹底攻略(ナツメ社)
・気象予報士 完全合格教本(新星出版社)
・よくわかる気象学 予報技術編(ナツメ社)
・気象予報士 実技試験徹底攻略問題集(ナツメ社)
・気象予報士試験 速習テキスト実技編(オーム社)
・気象予報士試験 精選問題集H23年度版
・CD-ROM 気象予報士試験 解答例と解説’10(タイロス)
・実技過去問 (平成16年度第一回~平成23年度第一回)
・藤田塾のプリント教材
【勉強時間】
・平成10年8月~平成13年1月 平日30分~1時間/日程度、 土日2~3時間/日
・平成23年1月~平成24年1月 平日30分~2時間/日、 土日6~10時間/日
単純計算ですが、延べ1,600時間以上は受験勉強に費やした事になります。
因みに私は睡眠を十分に取らないと頭が回らないので、睡眠時間を削る事は一切しませんでした。
【勉強時間をどうやって捻出したか?】
(平成23年1月以降)
平日は、仕事が定時で終わった時は2時間程度、帰宅時間が遅い日も寝る前に30分程度は参考書、ノートを眺めるようにしていました。
休日は、極力用事を作らないようにし、最低でも6時間以上、集中力が持続する時は10時間近く机に向かいました。
私の場合、趣味を断つ事で休日も十分な勉強時間を確保する事が出来ました。
それは自分にとってはつらい事でしたが、10年前の失敗を繰り返さないためのやむを得ない決断でした。
ただ逆に「1日でも早く元の生活に戻りたい!」と必死になれた事で、高いモチベーションを維持する事が出来たと思います。
【勉強方法と振り返り】
・第11回~第15回試験まで
かなり昔の話であまり参考になりませんが、最初は「新天気予報の手引き」、「百万人のお天気教室」等を読む程度の勉強しかしてませんでした。
第11回試験までに過去問2年分を学科のみ2~3回解いて、実技は全く勉強せずに受験しました。 結果学科2科目とも不合格。
これではまずい、と某社通信講座(総合講座)を受講開始。
しかし、送られてきたテキストの膨大な量と、内容の難しさに逆にやる気が下がったように記憶してます。
それでも一生懸命受講しないと勿体無いと思い、何とか受験勉強を継続していくも、中々勉強が軌道に乗らずに、学科試験の合格、不合格を繰り返していました。
その後、次第に勉強時間が減っていき、第15回試験で不合格となった時点で、他にもやりたい事があったため、受験勉強継続を断念しました。
今思うと、自分のレベルに合ってない参考書、テキストを無理に読み進めようとした事が、かえって勉強の妨げになっていたように思います。
・第36回試験まで
受験勉強を中断して10年ほど経ち、もう気象予報士の資格取得を諦めていたある日、たまたま藤田塾のHPを見付けました。
そして合格された方々の合格体験記を読んでいるうちに、またチャレンジしてみようかな?という気持ちが芽生え始めました。
年が明けて2011年1月、2回目の受験勉強生活を開始しました。
今回は、前回の失敗を踏まえて、まず基礎からしっかり固める事から始めました。
まずナツメ社の「気象予報士試験 徹底攻略テキスト」、「気象予報士 学科試験徹底攻略問題集」を用いて、各章ごとにテキストを読んだら問題を解いて、もう一度確認のためにテキストを読み、次の章に進んでいくという勉強法で進めました。
一通り一般、専門の全ての章を終えた後に、もう一度問題集を一から全て解きなおしました。
ただ、専門知識に関しては、一昔前の参考書で情報が古いため、最新の情報を得るために気象庁のHPをチェックするようにしました。
次に「気象予報士 完全合格教本」(新星出版社)という本を購入し、学科知識の総仕上げのために2度繰り返して読みました。
この時点で4月半ば、季節は春を迎えてました。 今後は8月の試験まで徹底的に学科の過去問題に取り組む事に決めました。
オークションでタイロス社のCD-ROMと、平成22年度第1回、第2回試験の問題集を購入し、平成6年度~平成22年度までの学科試験問題を全て解きました。
そして間違えた問題にはチェックを入れ、一通り解き終わった後にもう一度取り組み、理解出来るようになるまで何回も繰り返しました。
過去問を3周した時点で6月後半、本試験まであと2ヶ月という所で更に欲が出てきて、「実技も今からだったら、間に合うかも」と考え、「気象予報士 実技試験徹底攻略問題集」(ナツメ社)と「気象予報士 速習テキスト実技編」(オーム社)を購入し、8月初旬まで参考書を読みながら過去問にも時間の許す限り取り組みました。
実技は解答を丸暗記するという勉強法でした。
お盆休みから本試験前までは学科の復習に切り替え、平成6年度~平成22年度の過去問を丁寧にもう1周して、本試験に臨みました。
学科は十分な手応えがありましたが、実技はやはり何を答えて良いか分からない問題が殆どで、不合格を確信しました。
・第37回試験まで
それなりに実技も勉強したのに本試験で全く歯が立たなかった事で、正直独学での実技突破は難しいと感じ、
すがるような思いで藤田塾(通信型)へ入塾しました。
藤田塾を選んだ理由として、
①講義(サンプルDVD)が非常に分かりやすかった。
②DVDでの講義なので、何回でも視聴出来る。
③理解出来るまで質問が何回も出来る。
④毎試験とも10名以上の合格者を輩出している。
⑤合格お祝い金制度があり、受講料金も比較的安価である、 などでした。
そして最初の講義を受けた時、自分の実技試験の勉強法が間違っていた事に漸く気付かされました。
私の勉強法はとにかく模範解答を丸暗記し、「こう問われたら、このように答える」のようなパターンを頭に詰め込むような物でした。
しかし実技試験の記述問題は、①まず問題の題意をつかみ、②出題者が求めている適切な解答要素を導き出し、③適切な日本語で答案用紙に落とし込む、という過程がとても重要だと教えて頂いたのです。
私はこれらのプロセスをマスターするために、過去問30題を全て藤田塾長に答案添削して頂きました。
そして添削指導を受けているうちに、自然と記述問題、作図問題にも対応出来るようになっていきました。
添削内容、講義内容に不明な点があれば、即メールで質問しました。
藤田塾長からの返信も3日程度ととても早く、疑問をすぐに解決しながら勉強を続けられた事が非常に大きかったと思います。
このようにして勉強が軌道に乗り、藤田塾の講義と並行しながら過去問演習30題を12月までに3周し、試験直前までにじっくり時間をかけてもう1周しました。
そして本試験当日、合格しなければ、というプレッシャーから実技1開始直後は極度の緊張感から指の震えが止まらず、字が上手く書けないほどでした。
更に「雪水比」という初めて聞く言葉にも動揺し、記述問題も埋められない問題が2題ほどあり、散々な出来でした。
その後の実技2は、終了15分前には解き終わり、2回ほど見直しも出来てそれなりの手ごたえがありましたが、実技1の出来が悪かった事で、今回の合格は正直厳しいなと思ってました。
そこに合格発表日、藤田塾長からの「合格おめでとうございます!」のメールが。
資格取得を一度諦めていただけに、本当に嬉しかったです。
【最後に】
この1年間、受験勉強に協力してくれた家族には、感謝の気持ちでいっぱいです。
私が気象予報士試験に合格して感じた事は、「何事も諦めずに継続すれば必ず成就する!」という事です。
1年前に勉強を再開しなければ、勿論今回の合格は無かったわけです。
このページを閲覧している皆さんは、今現在受験勉強されているか、これから始めようと思っている方々とお察しします。
私のように一度諦めた人間でも、気象予報士試験に対する強い想いが少しでもあれば、必ず合格出来るのです!
そして藤田塾ではそんな受講生の強い想いに対し、個別に熱心に応えて下さいます。
皆さんもそんな藤田塾の講義を入塾して体験されてみては如何でしょうか?
本気で合格を目指している方、効率良く勉強して短期合格を目指す方には絶対にお勧めです!
(女性・島根県・第37回気象予報士試験合格)
《初めに》 (お忙しい方は、最後の《受験で心がけること》のみお読みください。)
ホームページで自分の番号を見つけた時は、嬉しいと言うよりも正直ホッとして、気象予報士の申請書が送られてきて、じわじわと合格した実感がわきました。
初めて気象予報士の試験を受けたのがいつで、何回受けたのか正直覚えていませんが、年数・受験回数共に二桁を超えているのは確かです。(途中中断してた時期があるので、年数×2にはならないのです。)
《再スタートした頃》
最初に取り組んだ頃の、専門試験は一般試験とダブるところも多く、マークの問題はいずれも素直に読み取ればできるものでした。
しかし、技術が進歩し専門試験の内容はどんどん変化していき、古いテキストや過去問だけをやっていては合格はできなくなっていました。
ただ、平成20年第1回からリスタートした時の私は、マークはそう難しくないという思いこみが強く、試験前2ヶ月ぐらいから本腰を挙げ、過去問と昔のテキストを見ながら勉強をしたため、専門試験に合格することができませんでした。
ここで、気象の進化を知り、新しい教材を手に入れる必要を感じましたが、藤田塾に入ったのは専門が合格してからです。
2回目の試験を受ける前から気にはなっていたけれど、お金のこともありとりあえず実技の講座だけ申し込もうと思ったからです。
《藤田塾に入って、前回まで》
平成21年第1回試験からは、DVDを利用しながら勉強をしました。
今まで分かっていたと思っていたことを、理解していなかったことがよく分かりました。
最初は標準のスピードで聞いていましたが、次第に1.5倍速で聞くなどして、何度か聞きました。
それでも、実際の試験ではどう答えていいか分からず、時間だけが過ぎ、あせってしまいました。
今考えると、問に対する答えを正確にイメージできなかったことが原因だと思います。
次の回の一般再試験では1点足りずに合格できず、それなりにできた実技を採点してもらえませんでした。
そのため22年第一回は全ての試験を受けることになりました。
ここで、改めて藤田塾の一般・専門の講義を申し込んで、基本から勉強し直すことにしました。
これは、結果的に良かったと思います。
テキストは丁寧でわかりやすく知っていると思っていた一般・専門知識の知識を定着できたと思います。
しかし、この回の試験では、電車を乗り間違え遅れて到着し、焦りまくりました。
最初の一般は合格しましたが、専門は失敗し、ここでも実技の採点はなし。
以前は実技が難しいと思っていたけれど、次第にマークの試験問題を正しく読むことの難しさを痛感しました。
その次の回も実技は理解できたけれど、また専門で1点差に泣き合格はないな、と思っていた発表の日に、東日本大震災がありました。
正直、試験のケアレスミスで実技すら採点してもらえないことが続くと、いやになりましましたが、もっともっと大変な状況にいる人が頑張っているんだからと、受験を続けることにしました。
ただ、23年は転勤があり、引っ越しをし、職場の業務内容もかなり変わって以前のように時間が取れなくなりました。
それでも、休日や休暇の日は多い時で12時間は勉強しました。
ただ、やる気スイッチが入るのがいつも遅くて、6月頃から受験モードに入りました。
私の場合はいつも直前追い込みはできるのですが、一歩手前で届かない。
そして、直前のハードさから反動がきて結果が出てからもしばらく放置してしまうの繰り返しでした。
第36回はそれでも、専門に合格し実技の採点をしてもらうことができ改めて、自分の実技の点数が不足していることが認識できました。
《第37回に向けての勉強》
10月の結果を知ってからも、いつも通り勉強をしませんでした。
というか、今まで以上に忙しくなってきて、勉強時間の確保ができませんでした。
ただ、前回も前年度と同じようには時間は取れませんでしたが、それでも実技は確実に以前より理解できているという実感はあったので、過去の貯金を活用しながら最大限の勉強をしようと思いました。
時間がなければ、一般のみの勉強で次回実技オンリーで勝負するパターンも想定しながら。
本格的に始めたのは12月末から、今回は実質1ヶ月の受験勉強でした。
そのため、今回はとても藤田塾のDVDを見直す時間はありません。
まず一般は講義のプリントで事柄を確認し、過去問(タイロスのCDと東京堂)を解き、間違ったところをプリントでまた見直す。というやり方をしました。
実技は過去問を解き、問題と答えを共に手帳に記し、休憩時間でも目に触れるようにして確認をしました。
今回は実技は通しで1回しか解けませんでしたが、似たような問題が何度も出ているもの・イメージが難しいものを中心に設問ごとの復習は何度か行いました。
当日の試験、実技の開始前問題を裏返しにしている時に、12月31日の天気図という文字が見えました。
もしかして、と思いましたが予想通り、22年12月31日~23年1月にかけて山陰の大雪の天気図がそこにはありました。
この大雪はピンポイントの積雪で鳥取の米子~島根県松江あたりまではすごい雪になりましたが、それより山間部の地域にとっては普通の雪でしかない状態でした。
また、今年の正月の世界気象カレンダーもこの雪のことを採りあげていて、雪に含まれていた水の量が異常に多いというデーターも載っていました。
結構山陰のデーターは試験で使われることが多いのですが、まさにリアルタイムで体験した気象現象で、自分のための問題だと思いました。
雪・水比についての計算問題などあわてましたが、出題意図が分かったので計算の一部はパスして結論だけ書きました。
また、気団変質の答えは問題を飛ばした後、これぐらいしか考えられないなーと書いたものですが、正解に近い答えを出すことができました。
実技2の方は、1より余裕があり、一般が合格すれば試験には受かるだろうという確信がありましたし、これで合格できなければもう自分は合格にたどり着けないとも感じました。
また、こんな自分のための問題が出たのだから、何としても今回合格したいという気持ちも強かったです。
私の合格は、運にも助けられましたがこれも受験し続けたからです。
これを読んでいる皆さんも、そんな運に助けられるかも知れません。
《受験で心がけること》
・少しの時間でも大切にすること
何度もトライして合格に届かない人は、あと一歩かも知れません。
基礎がきちんと積み 重ねられていれば、短時間でも集中できれ合格は見えてきます。時間の有効利用が明暗を分けます。
・アンテナを張っておくこと
実技は近年のデーターを利用しての問題作成がなされます。ニュースになった気象災害等を調べておくと、御利益があるかも。
気象庁のホームページや気象庁ガイドブック、気象業務はいまなどを見て、最新の情報を集めておくとよいと思います。
特に気象庁ガイドブックはコンパクトでお勧めです。
・問題文を正しく読むこと
一般・専門は読み返す時間は必ずあるはずです。
あやふやな問題に時間をかけるより、確実に合格点を取るために、自分が正しいと思ったものの見直しをすべきです。
私はこれで何回も失敗しました。試験では通常とは違い、思いこみや勘違いをしがちです。
・実技の問題はざっと最後まで設問を見ること
実技は最初から順番にやるのが鉄則と思っている人もいると思いますが、時にラストにほとんど前の問題の知識がなくても解ける問題が出ることがあります。それも、かなり基本的な問題が。
前半うんうん唸ってたどり着いた問題を見て、えーここ先にやれば良かったと思っても後の祭りです。
ぱらっとでもいいので最初見ておけば、切り替えができます。
《終わりに》
私の場合は、この資格と仕事を結びつけるつもりもなく、合格して、基本的なことで変わったことはありません。
だから合格に時間がかかったとも言えますが、試験勉強が続けられたのも事実です。
試験に落ち続けても、資格もだけど、知識をしっかり身につけたいという気持ちがあったから続いたのだと思います。
この試験を受験される方の目的はいろいろだと思いますが、是非気象の知識を広げていってください。
私も自分の知識の研鑽と、身近な人に気象に関心を持ってもらえるような広報活動を、少しでもやっていきたいと思っています。
(20代・会社員・第37回気象予報士試験合格)
私が気象予報士を目指してから合格まで、約2年6カ月、5回の試験を受験しました。
難関と言われている気象予報士試験の合格までの体験記を綴ります。
皆さんご存知の通り、気象予報士試験は難関です。さらに特長として学科試験に合格すると2回分免除される制度があります。
そこで私は直ぐに藤田真司の気象予報士塾の学科に申し込み、まずは学科試験のみ受験しました。合格までの過程は、
1回目一般不合格、専門合格。
2回目一般不合格、専門免除。
3回目からは実技にも挑戦し、一般合格、専門免除、実技不合格。
4回目一般免除、専門合格、実技不合格。
5回目一般免除、専門免除、実技合格。という流れです。
やはり学科試験2つが免除になっていると合格率が高いらしく、私が今回受験した会場では受験者50人あまりに対し合格者が10人以上と合格率20%以上となっています。
試験全体ではどうか分かりませんが、やはり基礎の学科をしっかりやっておくことと、実技に集中する環境を作ることが重要のようです。
1回で合格を狙わず、複数回受験するつもりで勉強することをお勧めします。
私も初めは2回目までに学科2つを合格して3回目実技を合格するつもりでしたが、少し延びてしまいました。
私の勉強方法は、とにかく机に向かうことです。
眠いときも集中出来ないときも、その日設定した目標時間を達成するためとにかく机に座りました。
なんとなく時間が過ぎるときもありましたが、机に座らないと勉強が始まらないと考えるからです。
もう一つは、その日何時間勉強したかメモすることです。
最近ではスマホでアプリにもなっていますが、勉強終わりに満足感に浸れ、
サボると後々残ることになるので、少しでも勉強しようという気になりました。
アプリではグラフになったり積算を自動計算してくれて便利でした。
この気象予報士という資格はとにかく時間とお金がかかる資格だと実感しました。
私は宅建の資格を取得しているのですが、その4倍くらいの勉強時間とお金を必要としました。
もし持っている方がいましたら参考までに。
最後に私が毎日心にしていた名言で、私の体験記を終わります。
「今を戦えない者に、次とか来年とか言う資格はない。ロベルト・バッジオ」
(女性・24歳・会社員・第37回気象予報士試験合格)
●どうして資格を取ろうと思ったか。
私が気象予報士の資格を取りたいと思ったのは、大学2年生の春休みにオーストラリアでホームステイをしたことがきっかけでした。
旅行以外で海外に行くことも、南半球に行くことも初めての経験だったのですが、日本ではコートを着ていても寒い季節なのに、オーストラリアは自然がとても豊かで、真夏の太陽がジリジリと照りつけていて、「今まで当たり前だと思っていた天気がこんなにも国によって違うんだ。
天気って面白いな!詳しく知りたいな!」と思い、気象の勉強をスタートさせました。
●合格までの道のり
一般 | 専門 | 実技 | |
第30回 | × | × | × |
第31回 | ○ | × | × |
第32回 | 免除 | × | × |
第33回 | 免除 | ○ | × |
第34回 | ○ | 免除 | × |
第35回 | 免除 | 免除 | × |
第36回 | 免除 | ○ | × |
第37回 | ○ | 免除 | ○ |
第30~第33回 : 2008年春から勉強を始め、1年間講座にも通っていたのですが、大学の勉強との両立ができず、全くついていけないまま終わってしまいました。
この頃は、勉強を1日1時間するかしないかといった日々でした。
その後、独学で勉強を続け、なんとか学科は合格できたのですが、実技試験はほとんど白紙で出す状態だったので、独学で突破するのは難しいと思い、講座を受けようと決めました。
そんな時に見つけたのが『藤田真司の気象予報士塾』で、2010年の春から通信型の実技試験対策講座を受講しました。
第34、第35回 : 社会人1年目でしたが、私の場合は試験勉強をするのに恵まれている職場で、残業はあまり多くありませんでした。
そのため、学生の時よりも自由に使える時間が増え、毎日机には向かうのですが、テキストを開いてすぐに、気付けば寝ていることがほとんどでした。
大変失礼な話になってしまうのですが、藤田先生の通信講座もなかなか進められず、4月から受け始めた講座を約1年かけて終了し、過去問題も2011年に入ってようやく解き始めました。
もちろん、試験の出来は散々なものでした。
そんな日々が1年間続き、「このままじゃ合格できるはずがない。
本当に気象予報士になりたいのなら、今の私ではダメだ!」と思いました。
第36、第37回 : とにかく必死に勉強しました。
第36回の試験突破に向けて藤田先生のDVDを見直し、過去問題を7年分繰り返し解きました。
ですが、結果は不合格。今までにないくらい努力をしたので本当に落ち込んでしまい、合格なんて無理なんじゃないかと何度も思いました。
ですが、途中で投げ出したら後悔することは分かっていましたし、そして何より、気象予報士になりたいという気持ちを消すことが出来ませんでした。
その悔しさをバネに臨んだ第37回試験。
この時は、学科の復習と過去問題9年分の演習をしっかりと理解できるまで何度も繰り返しました。
試験当日は「絶対に合格したい」という気持ちから、実技試験が始まった時にシャーペンを持つ手が震えていました。
実技1の記述問題が思うように解けず、どうにか知識を絞り出して解答用紙に書き込んだので、今回も無理だろうと諦めていましたが、3月9日のお昼休みに母から合格の知らせを受けました。
その時の喜びと驚きは、今までに経験したことがないものでした。
●どうやって勉強時間を作り出したか
勉強を始めてからの3年間は、その当時の私にとっては本当に忙しく、
大学の勉強や就職活動、仕事を理由に「勉強する時間が作れない」と言っていましたが、今ふり返ってみると、それは考えが甘いだけだったと思います。
第36、37回試験の勉強をしていた時は、まず無駄な時間を省きました。
テレビは一切見ず、どうしても見たい番組だけ録画をして見ていました。
(録画だとCMを早送りできますし、1.3倍などで見ることもできるからです)
その他にも通勤電車、お風呂の中でも勉強し、試験前はお風呂上りに化粧水をつける時もテキストを見ていました。
また、家の机に向かうとすぐに眠くなってしまうのが分かっていたので、仕事帰りに近くのカフェで閉店時間まで勉強し、休日は朝から夕方まで図書館で勉強していました。
どうしても寝てしまう日もありましたが、平日は3時間、休日は8時間程度は勉強しました。
試験前は夏や年末年始の行事が色々ある時期なので、誘惑に負けそうになりましたが、そんな時は、試験に合格できた時の自分を想像して、必死に耐えていました。
●最も効果的だった勉強法
藤田先生が「過去問題が最良の問題集」とおっしゃるように、私も過去問題を解くことが1番早く合格に近づける方法だと思います。
最初は、問題を見ても何を問われているのか全く分からない状態でしたが、問題文をきちんと読み、何度も繰り返し解きました。
解くたびに分からない所が出てきましたが、その部分を忘れないようにメモし、後で藤田先生にメールで質問をしました。
試験直前には、「この問題を他の人にちゃんと説明できるか」を意識して解くようにしていました。
●最後に
通信制の講座を探していた時に、藤田先生の気象予報士塾に決めた理由は、ホームページを見て「きっと熱心な方なんだろうな」と思ったからでした。
実際に受講をしてみると、想像通りの方で「こんな質問をしても大丈夫かな?」と恥ずかしくなるほど初歩的な質問にも、丁寧に分かりやすく回答してくださいました。
藤田先生には、何とお礼を申し上げれば良いのか分かりません。
おそらく、「自分には無理なのではないか?」という不安を抱えている方がいると思います。
私は8回も試験を受験しました。その間、辛いことも沢山ありましたが、諦めずに勉強を続けて本当に良かったです。
なので、絶対に途中で諦めないで下さい!
日々の努力と、藤田先生のサポートがあれば必ず結果はついてきます。
藤田先生、本当にありがとうございました。