平成23年度第1回試験(第36回試験)で合格された方の合格体験記
平成23年度第1回試験(第36回試験)では、当塾から10名様の合格者が生まれました。 ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。
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■S.Nさんの合格体験記 (女性・27歳・会社員・奈良県・第36回気象予報士試験合格) 試験当日は時間が足りず、問題を解き終えることができませんでした。 そのため、今回は絶対ムリだと思っていたら・・・なんと合格!本当に信じられませんでした。 1.はじめに もともと空が好きで、子どもの頃から雲や星を眺めていました。 しかし、興味があるという実感はなく、意識的に興味を持ち始めたのは大学に入ってからだと思います。 空や自然が好きだったので、そのような分野のある大学を選んだのですが、そこで気象学に出会いました。 そして、今までは漠然と「空が好き」というだけだったのが、「天気って面白いな、もっと詳しく知りたいな」と思うようになりました。 また、先輩が気象予報士の資格を持っておられたこともあり、私も気象予報士になりたいと思うようになりました。 2.合格までの道のり 初めて受験したのは大学4回生(H18)の夏でした。 けっこう簡単に考えていたのですが、その後は集中して勉強することができず、第33回試験までの3回は、学科一般を繰返してばかり。 第33回試験後、このままではいけないと思い、藤田塾の通信講座を始めました。 気合も入れなおして計画的に勉強に取り組みました。 * H18年8月(第26回):一般 ○ 専門 × 実技 - * H21年1月(第31回):一般 ○ 専門 × 実技 - * H22年1月(第33回):一般 ○ 専門 × 実技 - ☆ H22年2月 藤田真司の気象予報士塾 一般知識コース・専門知識コース(第10期お急ぎプラン)通信講座受講 * H22年8月(第34回):一般 ○ 専門 × 実技 - ☆ H22年9月 藤田真司の気象予報士塾 第12期「実技試験対策講座」受講 * H23年1月(第35回):一般 ○ 専門 ○ 実技 × * H23年8月(第36回):一般 免除 専門 免除 実技 ○ 3.主なテキスト・参考図書 <学科> * 一般気象学(東京大学出版会) * 資格試験らくらく合格塾 気象予報士試験 徹底攻略テキスト(ナツメ社) * 資格試験らくらく合格塾 気象予報士学科試験 徹底攻略問題集(ナツメ社) * 藤田塾の通信講座教材 <実技> * 藤田塾の通信講座教材 <過去問(平成16年~21年)> * 気象予報士試験 模範解答と解説(東京堂出版) * 気象予報士試験 問題と正解(財団法人 気象業務支援センター) (「気象業務支援センター」で揃えられない分を「東京堂出版」で揃えました。) 4.勉強時間 第33回試験までは、空いている時間(仕事から帰ってからや、休日など)に勉強し、試験が近づいてくると追い込まれるという感じでした。 藤田塾の受講を始めてからは、毎日計画的に時間を作り、勉強を進めるようにしました。 基本的には、平日は出勤前に1時間~1時間半、帰宅後に1時間~2時間。 休日は、予定がなければできる限り(丸一日空いている日は7~10時間を目標に)勉強時間にあてるようにしました。 しかし、残業や、休日は予定が入ったり、まったくできない日もけっこうありました。 また、長時間勉強するときは、休憩や気分転換を上手く取り入れて、勉強への集中力が続くように工夫しました。 睡眠時間は大切にして、少なくとも6時間は必ず寝るようにしていました。 5.勉強方法 勉強時間がなかなか取れなかったので、とにかく、今の自分にはどのような勉強が必要かを考え、基礎を中心に進めていきました。 藤田塾のプリントや参考書を持ち歩き、電車や空き時間に読んだり覚えたりしていました。 藤田塾の受講を始めてからの勉強の流れは、「DVD→復習」の繰り返しでした。 【第26回】 勉強を始めたのは、梅雨頃だったかと思います。 夏以降は卒業研究で忙しくなるので、それまでに一度受験しようと思い勉強を始めました。 授業で使っていた「一般気象学」を読み込み、参考書「気象予報士試験 徹底攻略テキスト」も覚えるくらい読み込み、そこに載っている問題を解きました。 問題集に取り組む時間がなく試験に臨むことになったのですが、試験では、悩みながらも、けっこう理解しながら問題をとくことができたと思います。 これは、一般気象学と参考書で基礎を固めていたことが大きかったです。 【第31回・第33回】 第26回の試験後は、就職などもあり、しばらく取り組むことができませんでした。 そろそろ再開しようと第31回試験の申し込みはしたものの、なかなか勉強できず、本格的に取り組めたのは12月になってからでした。 とにかく時間がなく、勉強方法は第26回試験と同じです。 仕事などの関係上、8月の受験は厳しいため、第32回試験は受けませんでした。 第33回試験も、結局、第31回試験と同じような状況になってしまいましたが、この時は、問題集「気象予報士学科試験 徹底攻略問題集」に取り組むことができました。 【第34回】 第33回試験後、このままではいけないと思い、藤田塾の受講を決めました。 学科一般は合格していましたが、ほぼ独学だったので、学科の一般と専門をお急ぎプランで受講(1週間に4授業)しました。 最初は、なんとかこなせるだろうと思っていたのですが、なかなかこなすことができず、最終的には、学科のDVDを全て終えてから専門のDVDに取り組むという形になってしまいました。 しかし、今まではぼんやりと理解していたことも、藤田先生の授業を受けることで、ちゃんとした理解にすることができました。 授業はとてもわかりやすく、また、参考書だけとは違い、図を使いながらの説明を聞くことができたり、授業を聞きながらプリントに書き込みをし、聞き逃したところは何度も繰り返して聞けることもとても良かったです。 しかし、過去問に取り組む時間がとても少なくなってしまい、学科専門はあと一歩のところで不合格でした。 【第35回】 学科専門を中心に勉強しました。もう一度DVDで授業を全て受け直し、その後、過去問に取り組みました。 時間がなく、過去問は3~4年分しかできなかったのですが、試験本番前の1週間で、「徹底攻略問題集」を単元別にもう一度解きなおし、専門の全単元を単元別に復習しました。 9月から実技講座の受講も始めたのですが、こちらは、とりあえずDVDで授業を受けるだけ。 問題を授業前に解いておくこともせず、いきなり解説を聞いていました。 しかしそれだけでも、試験当日は今までは本当にチンプンカンプンだった実技試験が、何を答えたらいいのかなど、かなり理解できました(合格にはほど遠いですが・・・)。 【第36回】 実技試験に専念しました。もう一度DVDで授業を全て受け直し、一から実技試験の勉強をやり直しました。 今回は、きっちりと問題を解いてから授業を受けるという流れで進めました。 前回の試験勉強の時に実技の授業は一通り受けているので、問題に対して答えるポイントはなんとなくわかるのですが、なかなか文章にすることができず、一回の問題を解くのにとても時間がかかりました。 そして、7月の中頃、やっと20講全ての授業を受け終えたのですが、まだ自分に定着していないような気がしたので、試験本番までの一ヶ月ちょっとで、もう一度20講全ての授業を受け直しました。 とにかく試験まで時間がなかったので、過去問は授業に出てくる分しかできませんでしたが、その分、出てきた問題は確実に自分のものにできるように取り組みました。 流れとしては、「問題を解く→解答を見て正しい答えを書く、解説を読む→DVDで授業を受ける(藤田先生の解説を聞く)」という感じです。 そうしているうちに、段々と文章も書けるようになってきて、問題を解くスピードもあがってきました。 私の場合、取り組んだ過去問数はとても少ないですが、取り組んだ全ての問題において、解いた後に藤田先生の解説を聞いてポイントをおさえることができ、そして、それを繰り返すことで、少ない過去問数でもなんとか合格できたのではないかと思います。 特に最初の方の授業では、とても詳しく丁寧に解説してくれているので、ここで実技試験解答のポイントを身につけることができたのではないかと思います。 6.さいごに・・・ 私が今回の第36回気象予報士試験に合格できたのは、藤田先生と周りの人のおかげだと思います。 藤田先生と出会えたことで、気象予報士試験に向けての気合を入れなおすことができ、藤田先生の授業を受けることで、合格できるまでの力をつけることができました。 そして、合格発表の日、藤田先生からの「合格おめでとうございます!」のお電話は本当に嬉しく、仕事から帰って合格通知を見たところだったのですが、自分が合格したということが信じられませんでした。 気象予報士試験後に開催される打ち上げ宴会では、同じように気象予報士を目指しておられる方や、すでに気象予報士試験に合格されている方、色々な分野で活躍されている方にお会いすることができ、とても良い刺激になりました。 また、友達や先輩がとても応援してくれて、勉強するのが辛くなったときなどは、その応援が支えになって頑張ることができました。 これからは、もっと勉強して実力をつけて、この資格を活かして自分の好きな分野で活動ができればと思っています。 気象予報士試験に合格する秘訣は、天気を楽しむ気持ちを忘れないことと、藤田先生との出会いだと思います。 あとは、「絶対に合格する!!」という意志があれば、必ず合格できると思います。 藤田先生をはじめ、支えてくれたみなさんに本当に感謝しています。ありがとうございました。 |