藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

学科試験の解答速報


藤田真司の気象予報士塾では、2019年1月27日実施の平成30年度第2回(通算第51回)気象予報士試験における、学科試験(一般・専門)の解答速報を発表しました。
なお、解答速報のご利用に関しては、次の点をご確認いただけますよう、お願いいたします。

・正確な解答例をできるだけ短時間で発表するよう努めましたが、あくまでも速報であることをご了承下さい。最終的な自己採点は、一般財団法人気象業務支援センター発表の解答例にて、ご確認をお願いいたします。
・恐れ入りますが、当塾の現・元受講生の皆様以外の方からの、解答速報の内容についてのお問い合わせには、一切応じられませんので、予めご了承のほど、お願いいたします。
・実技試験の解答速報については、当塾の受講生限定の発表となります。


■一般知識試験(1月28日17時30分発表・2月6日訂正)
速報
問11
問22
問31
問42
問54
問64
問72
問82
問92→5
問105
問113
問123
問131
問145
問154

問1:1
(a)正:熱帯地方の対流圏界面付近での気温は210Kを下回る低温です。
【参考】小倉義光『一般気象学 第2版補訂版』P,251「図9.1」
(b)正:対流圏界面付近を除けば、熱帯地方に暖かい空気があり、極地方に冷たい空気があるので、両地方の間に位置する中緯度地方においては、南北間の温度傾度が大きくなっています。
(c)誤:前述の南北間における温度傾度が、南北間の気圧傾度を作り出します。対流圏内においては、高度が増すほど気圧傾度が大きくなりますので、それに応じて西風の風速は高度とともに増加します。

問2:2
(a)正
(b)誤:「太陽放射量は長波放射量よりも小さい」が正しいです。
(c)正:北緯80°に比べると、赤道のほうが高温ですので、長波放射量も大きくなります。
(d)正
【参考】小倉義光『一般気象学 第2版補訂版』P,166「図7.1」

問3:1
(a)分子量が大きいほど気体の密度が大きいことは、直観的に明らかですが、数式を用いると次のように説明できます。
理想気体の状態方程式「pV=nRT」は、分子量M、質量をmとすると、
pV=(m/M)×RT
両辺をVで割ると、
p=(m/MV)×RT
密度ρとは単位体積Vあたりの質量m(=質量/体積)のことですから、ρ=m/Vと示せるのであり、
p=(ρ/M)×RT
両辺に「M/RT」を掛けて、左辺と右辺を入れ替えると、
ρ=pM×(1/RT)
で、Rは定数(気体定数)であることと、題意よりpとTも一定であることから、
ρ∝M(「∝」の記号は「ρはMに比例する」の意味)が導き出されます。
(b)エマグラム操作の学習を通じて、等飽和混合比線のおおよその値を掴んでいれば、「27」が正しいことは直観的に明らかです。
なお、30℃における飽和水蒸気圧が約42hPaであることを知っていれば、次のように数式を用いて解答を導くことも可能です。
混合比とは、湿潤空気における「水蒸気の質量/乾燥空気の質量」のことです。
(a)で述べたように、密度とは単位体積あたりの質量(質量/体積)のことですから、
混合比は「水蒸気の密度/乾燥空気の密度」とも表現できます。
水蒸気の密度を(ρ_v)、乾燥空気の密度を(ρ_d)とすれば、
r=ρ_v/ρ_d となります。
ここで、前述の(a)に出てきた「ρ=pM×(1/RT)」の式を活用します。
水蒸気と乾燥空気の平均分子量それぞれM_v、M_d、湿潤空気の圧力をp、水蒸気圧をeとすれば、
ρ_vとρ_dは、それぞれ次のように表現することができます。
ρ_v=e×M_v×(1/RT)
ρ_d=(p-e)×M_d×(1/RT)
よって、
r=(e×M_v)/{(p-e)×M_d}
=(18×42)/{29×(1000-42)}
=0.0272…〔g/g〕≒27〔g/kg〕

問4:2
問題文の内容を図で表現すると、次のようになります。

問5:4
(a)誤:およそ-40℃以下であれば、氷晶核の助けがなくても、水滴は凍結します。
【類題】平成24年度第1回試験・一般知識試験問4(d)
(b)誤:氷晶核の数は、凝結核の数よりも少ないです。
(c)正:氷に対する飽和水蒸気圧のほうが、水滴に対する飽和水蒸気圧よりも低いため、昇華凝結過程による成長のほうが速いです。
(d)正:氷粒子が雲粒を捕捉して成長する過程は「ライミング」と呼ばれます。

問6:4
収束とは「流れ込む空気>出て行く空気」の状態を指します。
ここでの空気の出入りは、「風速」と「領域を囲む辺の長さ」によって決まります。
辺の長さは100kmと200kmの2パターンですから、両者の比により、100kmを「1」、200kmを「2」とします。
そのうえで、A・B・C・Dにおける空気の出入りを求めていけば良いです。
A 東辺:1×3=3(出) 西辺:1×2=2(入) 南辺:2×2=4(出) 北辺:2×3=6(入) 入のほうが1多いので収束です。
B 東辺:1×3=3(入) 西辺:1×2=2(入) 南辺:2×2=4(出) 北辺:2×3=6(出) 出のほうが5多いので発散です。
C 東辺:1×3=3(入) 西辺:1×2=2(出) 南辺:2×2=4(入) 北辺:2×3=6(出) 出のほうが1多いので発散です。
D 東辺:1×3=3(出) 西辺:1×2=2(出) 南辺:2×2=4(入) 北辺:2×3=6(入) 入のほうが5多いので収束です。
AとDが収束であり、その大きさが最大であるのはDであると求められます。
なお、発散・収束を求める式「D=(Δu/Δx)+(Δv/Δy)」を用いて計算することも可能です。
この場合、西風・南風を正、東風・北風を負として代入します。
A:(3-2)/200+{-3-(-2)}/100=-1/200
B:(-3-2)/200+{3-(-2)}/100=5/200
C:{-3-(-2)}/200+(3-2)/100=1/200
D:{3-(-2)}/200+(-3-2)/100=-5/200
発散が正、収束が負として示されますので、値が最も小さいもの(=D)を選びます。

問7:2
(a)正:A点での矢印の向きから、反時計回りの流れ(北半球では低気圧性循環)があると読み取れますので、正渦度です。
(b)負:B点での矢印の向きから、北側が低圧域、南側が高圧域であることが分かります。B点の北側のほうが南側に比べて等圧線の間隔が狭いので、B点の北側では強い西風、南側では弱い西風です。こうした風速分布から時計回りの回転、つまり負渦度があると判断されます。
(c)正:端的に言えば(b)の逆です。C点での矢印の向きから、北側が低圧域、南側が高圧域であることが分かります。C点の北側のほうが南側に比べて等圧線の間隔が広いので、C点の北側では弱い西風、南側では強い西風です。こうした風速分布から反時計回りの回転、つまり正渦度があると判断されます。

問8:2
(a)正:問1(c)の内容と同じですね。
(b)誤:「数百km程度」は「数千km程度」が正しいです。
(c)正:「傾圧性が大きくなる」とは水平温度傾度が大きくなることを意味します。下図(左)でいえば、水平方向に接した暖気と寒気の温度差が拡大するということです。この状態から、暖気が上昇し、寒気が下降することにより、下図(右)のようになることで、位置エネルギーの一部が運動エネルギーに転換されます。このときに運動エネルギーに転換される位置エネルギーのことを「有効位置エネルギー」といいますが、この値は暖気と寒気の密度差に比例します。
【類題】平成26年度第1回一般問7(b) 当問で有効位置エネルギーの大きさを計算する問題が出され、暖気と寒気の密度差に比例することが導かれます。
暖気と寒気の密度差は、暖気と寒気の温度差によるのですから、傾圧性が大きくなると(=水平温度傾度が増すと)、有効位置エネルギーが増大することになります。

問9:2→5に訂正
(a)誤:個々の降水セルが長寿命なのではなく、降水セルの世代交代が起こるからこそ、長時間にわたる強い降水が生じます。
(b)→誤
速報内容に誤りがあり、大変失礼いたしました。下線部(a)で問われたような降水セル(積乱雲)の世代交代が起こるのは、下図のように風の鉛直シアーがあるときです。この図の場合、成熟期の積乱雲から発散した流れが、図の左から吹く暖湿な下層風と強い収束を起こすため、新たな積乱雲が発生しやすいことを意味します。
(c)誤:「風下側に新しい降水セル」は「風上側に新しい降水セル」が正しいです。
(d)誤:「垂直な走向」は「平行な走向」が正しいです。
【参考】瀬古弘「線状降水帯の形状と構造 -気流解析の勧め」(21ページ目)

問10:5
(a)誤:世界の年平均気温は100年あたり約0.73℃の割合で上昇しています。
【参考】気象庁ホームページ「世界の年平均気温」
(b)誤:1940年代や1960年代など、5年間の移動平均値が下降している時期があります。
【参考】気象庁ホームページ「日本の年平均気温」(図中の青の太線グラフ)
(c)誤:数か月以上にわたって成層圏に滞留することもあります。
【類題】平成15年度第2回試験一般問11
(d)誤:冬日は減少しています。
【参考】気象庁ホームページ「ヒートアイランド監視報告(平成22年)」(PDF形式)(P,3~4)

問11:3
(a)正
(b)正:北極上空が高気圧なので、時計回りの循環を考えると、東風になります。
(c)誤:プラネタリー波の伝播により、同心円状にはならないです。
【参考】小倉義光『一般気象学 第2版補訂版』P,259「図9.10(b)」
(d)誤:プラネタリー波は傾圧不安定波(=水平温度傾度の拡大によって生じる大気の波動)ではないです。
(e)正
【類題】平成30年度第1回一般問10(d)

問12:3
(a)正:災害対策基本法第2条第2号の内容です。
(b)正:災害対策基本法第11条第1項・第14条第1項・第16条第1項の内容です。
(c)誤:防災基本計画は中央防災会議が作成しますが(災害対策基本法第2条第8号)、防災業務計画は指定行政機関の長または指定公共機関が防災基本計画に基づき作成します。(災害対策基本法第2条第9号)地域防災計画は、都道府県防災会議や市町村防災会議などが作成します。(災害対策基本法第2条第10号)
(d)正:災害対策基本法第23条の2第1項の内容です。

問13:1
(a)正:気象業務法第17条第1項の内容です。
(b)正:気象業務法第20条の内容です。
(c)正:気象業務法第21条第1号の内容です。

問14:5
(a)誤:法令で定められていない内容です。
【類題】平成23年度第2回一般問13(b)・平成26年度第2回一般問13(a)
(b)誤:法令で定められていない内容です。
【類題】平成24年度第1回一般問13(b)・平成26年度第2回一般問13(d)・平成28年度第1回一般問13(a)
(c)誤:法令で定められていない内容です。

問15:4
(a)誤:「3年間」は「2年間」が正しいです。
【類題】平成28年度第1回一般問13(d)
(b)正:気象業務法第49条の内容です。
【類題】平成25年度第1回一般問14(b)
(c)誤:法令で定められていない内容です。


■専門知識試験(1月28日17時30分発表・2月6日訂正)
速報
問15
問22
問33
問44
問51
問63
問73→2
問85
問94
問103
問112
問121
問133
問144→2
問154→5

問1:5
(a)誤:通風筒そのものが、日射から温度計を守るためのものなので、日陰で無くても良いと判断されます。
(b)誤:気象庁『気象観測の手引き』(PDF形式)10ページ目に、「傾斜地や建物の屋上は観測場所としては,特殊な観測目的以外は,適当でない。」とあります。
(c)誤:気象庁『気象観測ガイドブック』(PDF形式)P,47④に、「測定面はコンクリートや鉄板などを敷かず自然な状態にします。」とあります。

問2:2
(a)正:レーダー観測ではレイリー散乱を利用しており、水滴が小さいほど、散乱される電波は極端に弱くなります。雨粒を観測することはできても、雲粒をレーダーで捉えることができないのは、このためです。
(b)正:Xバンドレーダーのほうが電波の減衰が大きいので、1台のレーダーによる観測可能範囲が狭いです。
(c)誤:水平スケールの関係から、竜巻を直接検出することはできないです。
【参考】気象庁ホームページ「気象ドップラーレーダーによる観測」
(d)正:二重偏波(MP)レーダーでは、下図(左)のように、水平面を進む波と鉛直面を進む波が同時に発射されます。落下中の降水粒子は完全な球形ではなく、空気抵抗によって饅頭のように上下に潰れた形となっています。大きな水滴であるほど、空気抵抗を強く受けるので、より横長の形になります。このため、垂直偏波に比べて、水平偏波のほうが、水滴の中を通過する距離が僅かに長くなるのです。電波が空気中を進む速さと、水中を進む速さを比べると、水中のほうが少しだけ遅くなります。 結果として、水平偏波のほうが鉛直偏波に比べて、エコーの到達時刻が僅かに遅れることになります。これを「偏波間位相差」といい、この時間差を利用することで、降水強度を推定します。具体的には、時間差が大きいほど、水滴が大きく、強い降水であることを意味します。

問3:3
(a)正
【参考】気象庁予報部『平成30年度数値予報研修テキスト』P,84(PDFファイルの1ページ目)
(b)誤:数値予報モデル(インナーモデル)を用いた繰り返し計算が必要なのは4次元変分法です。
【類題】平成25年度第1回専門問6
(c)誤:GPS可降水量も客観解析に用いられています。
【参考】国土交通省国土地理院「国土地理院電子基準点観測データ(GPSデータ)の活用による気象庁メソ数値予報の改善について」
気象庁予報部『平成30年度数値予報研修テキスト』P,88(PDFファイルの5ページ目「表3.4.1」)

問4:4
(a)誤:降雪の融解や降水の蒸発の効果も、数値予報モデルで計算されています。
(b)誤:メソモデルでは、積雲対流パラメタリゼーションが使用されています。
【参考】気象庁予報部『平成24年度数値予報研修テキスト』P,36(PDFファイルの14ページ目)
(c)正
(d)誤:昼と夜によって、境界層での鉛直輸送量は大きく異なると判断されます。

問5:1
(a)正:ガイダンスでは系統的誤差を軽減できます。
(b)正:ガイダンスでは系統的誤差を軽減できます。
(c)前線の動きに関する予測のずれを、ガイダンスで修正することは原理的に不可能です。
【類題】平成29年度第2回専門問7(c)
【参考】気象庁予報部『ガイダンスの解説』(数値予報課報告・別冊64号)P,4~6

問6:3
(a)誤:Aは積雪であると判断されます。
(b)誤:Bは海氷(流氷)であると判断されます。
(c)正
(d)誤:Dは下層の筋状雲であると判断されます。

問7:3→2に訂正
(a)正
【類題】平成28年度第1回専門問8(a)
(b)誤:「下層から中層まで」は「下層で」が正しいです。
【類題】平成28年度第1回専門問8(c)
(c)誤:「200hPa天気図上」は「100hPa天気図上」が正しいです。
【参考】気象庁ホームページ「気圧配置 気圧・高気圧・低気圧に関する用語」(「チベット高気圧」の項目)
チベット高気圧が特に明瞭に見られるのは100hPa天気図ですが、200hPa天気図でもチベット高気圧の存在を確認しました。(猛暑だった2018年夏の天気図にて)よって、問題文の内容は誤っているわけでないと判断するのが正しく、速報内容を訂正させていただきます。失礼いたしました。

問8:5
(a)正
(b)正
(c)正
(d)正
【参考】気象庁ホームページ「雷ナウキャストとは」

問9:4
地上天気図:南北に混み合った等圧線に着目します。
500hPa解析図:日本列島の東にトラフがあることに着目します。
可視画像:筋状雲が明瞭であることに着目します。
【類題】平成21年度第2回専門問9

問10:3
(a)正:
【参考】気象庁ホームページ「雷監視システム」
(b)誤:「関東地方の内陸部」は「東北から北陸地方にかけての日本海沿岸」が正しいです。
【参考】気象庁ホームページ「雷の観測と統計」
(c)誤:夏季の雷については問題文のとおりですが、冬季の雷はピークの時間帯がハッキリしないです。
【参考】気象庁ホームページ「雷検知数の季節的特徴」
(d)誤:「正負の電荷が中和する量(電気量)は少ない」は、「正負の電荷が中和する量(電気量)は多い」が正しいです。
【参考】高田吉治「技術連載その23 雷」風力エネルギー(一般社団法人日本風力エネルギー学会の学会誌)2010年34巻4号P,102-108(PDF形式)(3ページ目の「スーパーボルト」)

問11:2
(a)正
【類題】平成15年度第1回一般問8
(b)誤:「風速に比例する」は「風速の2乗に比例する」が正しいです。
【類題】平成26年度第2回実技問5(3)
(c)正
(d)正

問12:1
A:見逃し率の低さに着目し、X社を選びます。
B:スレットスコアの高さに着目し、X社を選びます。
C:ブライアスコアの低さに着目し、X社を選びます。
D:2乗平均平方根誤差が小さいことに着目し、Y社を選びます。なお、平均誤差だと、予報と実況における正負の誤差が相殺されるので、値が小さいからといって、必ずしも精度が良いとは限らないと判断されます。

問13:2
(a)正:【参考】気象庁「気象等の特別警報の指標」(PDF形式)(P,4)
(b)誤:「1格子」の部分が誤りです。
【参考】気象庁「気象等の特別警報の指標」(PDF形式)(P,3)
(c)誤:特別警報については、市町村単位で発表されます。
【参考】気象庁ホームページ「特別警報(気象)について」(下から2つ目のQ&A)

問14:4→2に訂正
(a)誤:内水氾濫ですので、大雨警報(浸水害)・大雨注意報の対象です。
【参考】気象庁ホームページ「浸水害」
当問の判断に誤りがあり、大変失礼いたしました。「内水氾濫に対する大雨警報(浸水害)・大雨注意報」という点だけに注目してしまい、問題文の「平坦地において、大河川の水位が高くなると」の記述を見落としていたのが、誤答の原因です。当然ながら、河川の水位が高くなれば、洪水の危険性が増すのであり、それに対して洪水警報・洪水注意報にて警戒・注意を呼びかけることは正しいです。よって、速報内容を訂正させていただきます。
(b)正
(c)誤:融雪による洪水に対しても、洪水注意報が発表されます。
【類題】平成26年度第1回専門問14(a)
【参考】気象庁ホームページ「特別警報、警報、注意報、気象情報」(洪水警報の項目)

問15:4→5に訂正
(a)誤:「大きい」は「同じ」が正しいです。
(b)誤:気温が平年差+0.2℃を上回る可能性は、沖縄・奄美で50%であると読み取れます。一方、西日本では「平年並」の範囲が「平年差:-0.1~+0.5℃」であるため、平年並にも「平年差+0.2℃を上回る部分」が含まれています。結果として、西日本で平年差+0.2℃を上回る確率は40%よりも大きく、80%(40%+40%)より小さいと判断されます。これは沖縄・奄美での確率50%より大きい可能性もあり、小さい可能性もあることを意味しています。よって、「西日本よりも大きい」と断定した問題文の内容は正しくないと判断されます。
(c)→誤
速報内容に誤りがあり、大変失礼いたしました。季節予報で用いる「平年並」とは、1981年~2010年の30年間における観測値のうち、11番目から20番目までの範囲を指しています。よって、極端な高温の年や極端な低温の年があるかどうかは、「平年並」の範囲を左右する要素にはならず、問題文の内容は誤りであると判断されます。
【参考】気象庁ホームページ「3つの階級について」


↑ PAGE TOP