学科試験の解答速報
藤田真司の気象予報士塾では、2026年1月25日に実施された令和7年度第2回(通算第65回)気象予報士試験における学科試験(一般・専門)の解答速報を制作しました。なお、解答速報のご利用に関しては、次の点をご確認いただけますよう、お願いいたします。
・限られた時間内でできるだけ丁寧に制作しましたが、あくまでも速報である旨をご理解・ご了承願います。最終的な自己採点は、一般財団法人気象業務支援センター様が発表される正式な解答例にてご確認をお願いいたします。
・大変恐れ入りますが、当塾の受講生以外の方からの、解答速報の内容についてのお問い合わせには一切応じられませんので、予めご了承のほど、お願いいたします。
・実技試験の解答速報については、当塾の受講生限定の発表となります。
■一般知識試験(2026年1月26日17時発表→2月4日一部訂正)
| 速報 | |
|---|---|
| 問1 | 3 |
| 問2 | 3 |
| 問3 | 4 |
| 問4 | 4 |
| 問5 | 2 |
| 問6 | 1 |
| 問7 | 5 |
| 問8 | 5→4 |
| 問9 | 4 |
| 問10 | 2 |
| 問11 | 2 |
| 問12 | 3 |
| 問13 | 1 |
| 問14 | 5 |
| 問15 | 5 |
■問1:3
(a)正
【類題】平成30年度第1回試験・一般問1(b)
(b)誤:成層圏のオゾンの空間分布やその季節変化は、太陽放射の強さの緯度分布やその季節変化だけでなく、大気の大規模な流れによるオゾンの輸送の効果も考える必要があります。
【類題】平成23年度第2回試験・一般問1(b)
(c)誤:冬季に高緯度に向かってオゾンが輸送され続けるため、北半球での高緯度でのオゾン全量は春に極大となります。
【類題】平成29年度第2回試験・一般問10(a)
■問2:3
Δpの値を求めるために、問題文に与えられている静力学平衡の式を使いたいところですが、問題文ではρ(空気密度)の値が明らかではありません。 ただ、気層における平均気圧pと平均気温Tの値は明らかですので、気体の状態方程式を用いてρの値を求めます。
気体の状態方程式「p=ρRT」に、「p=50000Pa」「T=250K」を代入すると、
50000=ρ×287×250
ρ≒0.7
静力学平衡の式「Δp=-gρΔz」に代入すると、
Δp=-10×0.7×100=-700Pa=-7.0hPa
絶対値で解答するよう、指示がありますので、「7.0hPa」となります。
■問3:4
仮温度:×:空気塊の冷却に伴い、仮温度も低下します。
露点温度:○:気圧が一定のまま冷却される場合、露点温度は保存されます。
相当温位:×:相当温位が保存されるのは断熱変化のときだけです。
■問4:4
(a)誤:水溶性エーロゾルはが純粋の水滴に溶け込むと、飽和水蒸気圧が低下します。
【類題】令和元年度第2回試験・一般問6(a)
(b)正:凝結過程(拡散過程)だけでは水滴の成長は遅く、雨粒レベルの大きさまで成長するためには併合過程が重要です。
【類題】令和元年度第2回試験・一般問6(c)
(c)誤:併合成長では一般に水滴は大きくなるほど成長は加速し、単位時間あたりの半径の増加量は大きくなります。
【類題】平成28年度第1回試験・一般問4(d)
■問5:2
(a)0.3~0.8μm:積雲が白く見えるのも、空が青く見えるのも、可視光線によるものです。
ほかの選択肢は赤外線や電波であり、人の目には見えません。
(b)1~10μm:ミー散乱は電磁波の波長と粒子の大きさが同程度のときに起こる散乱です。
可視光線が雲粒に当たって生じる散乱はミー散乱であり、散乱の強度は波長にあまりよらないので、さまざまな可視光線が散乱され、結果として人間の目には積雲が白く見えます。
(c)3~10cm:気象庁のレーダーで使用されている電波の波長は5.7cmです。
■問6:1
(a)時計回り
北半球における慣性振動の力の釣り合いは下図のとおりです。

(b)2π/f
問題文で与えられた式「fV=Vの2乗/r」から、「V=fr」が導出されます。
円周は2πrで示され、これを速度で割ると周期(1周するのに必要な時間)が得られますが、
「V=fr」から、Vではなくfrで割りますと、2πr÷fr=2π/f となります。
(c)短く
緯度が高いほどf(コリオリパラーメータ)は大きいので、先ほどの式「2π/f」で考えますと、周期は短くなります。
【類題】平成24年度第2回試験・一般問6 平成15年度第2回試験・一般問8
■問7:5
低気圧に伴う傾度風は、同じ気圧傾度の地衡風よりも常に弱いです。
半径が小さくなるほど(=中心に近い場所であるほど)、遠心力が大きくなるため、風速は弱くなります。
この2つを考えますと、風速は総じてVg(地衡風の風速)より小さく、グラフ線はA(低気圧の中心)に向かって小さくなる曲線を描くことになります。
【類題】平成26年度第2回試験・一般問7(c) 平成23年度第2回試験・一般問9
■問8:5→4
・上層の気圧の谷は、地上低気圧の西側に位置しています。
・上昇流域は、地上低気圧の中心付近から東側に広がっています。
・地上低気圧や上層の気圧の谷の東側に高温域があり、西側に低温域があります。
解答速報では「5」としておりましたが、正式な解答例では「4」が正答だと発表されましたので、訂正いたします。
「5」の場合、高温域の軸や低温域の軸が高度とともに西に傾き過ぎていて、上空の気圧の谷と暖気が近接し、上空の気圧の尾根が寒気と近接しています。
これは、500hPa面などの高層天気図でよく見られる事例、具体的には気圧の谷が寒気を伴っていることや、気圧の尾根が暖気を伴っていることと整合しないです。
一方、「4」については、この点との整合性が良く、こちらの図のほうが適切であると判断されます。
解答速報の内容に誤りがあり、大変失礼いたしました。(太字は2月4日に加筆した部分です。)
■問9:4
(a)誤:熱帯域での対流圏上部で気温が極小となるのは、上昇流に伴う断熱膨張によるものです。
(b)誤:南半球の高度40~50kmでの気温の極大は、オゾンによる紫外線の吸収によるものです。
(c)正:南半球の夏(1月)の高度90km付近での気温の極小は、上昇流に伴う断熱膨張によるものです。
【類題】平成28年度第2回試験・一般問1(d)
■問10:2
(a)正:海上で高圧、陸上で低圧であるからこそ、気圧傾度が生じて海から陸に向かって風が吹きます。
【類題】平成14年度第2回試験・一般問11(d)
(b)正:海風が海岸線から100km程度の内陸まで達することはあり得ます。
【類題】平成21年度第1回試験・一般問10(c)
(c)誤:上空に存在する反流のほうが層が厚いです。
【類題】平成25年度第2回試験・専門問11(a) 平成21年度第1回試験・一般問10(b)
■問11:2
(a)正
(b)正:人為的に排出された二酸化炭素の約半分が大気に残留し、残りは海洋や植物によって吸収されています。
【類題】平成22年度第2回試験・一般問10(b)
(c)誤:北半球中緯度における大気中の二酸化炭素濃度は、植物が活発に光合成を行う季節と関連しています。
具体的には、夏が終わった後である9月頃に極小となり、春を迎える時期である3月頃に極大となります。
【類題】平成28年度第2回試験・一般問11(c)
■問12:3
(a)正:気象業務法施行規則第12条の2第1号の内容です。
【類題】令和5年度第1回試験・一般問13(b) 令和元年度第2回試験・一般問12(a) 平成28年度第1回試験・一般問12(a)
(b)誤:現象の予想を行った気象予報士の氏名は必要ですが、登録番号は記録事項に含まれないです。
気象業務法施行規則第12条の2第2号の内容です。
【類題】令和5年度第1回試験・一般問13(b) 令和元年度第2回試験・一般問12(b) 平成30年度第2回試験・一般問15(a)
(c)誤:法令で定められていない内容です。
(d)正:気象業務法施行規則第12条の2第3号の内容です。
【類題】令和元年度第2回試験・一般問12(c) 平成28年度第1回試験・一般問12(b) 平成25年度第1回試験・一般問12(b)
■問13:1
(a)正:気象予報士試験の合格から気象予報士登録までの期間に制約は設けられていません。
【類題】令和7年度第1回試験・一般問13(b) 令和元年度第1回試験・一般問12(b) 平成30年度第2回試験・一般問14(a)
(b)正:気象業務法第24条の24の内容です。
【類題】平成28年度第1回試験・一般問13(c) 平成26年度第2回試験・一般問13(c) 平成24年度第1回試験・一般問13(a)
(c)誤:法令で定められていない内容です。
【類題】令和6年度第2回試験・一般問13(a) 令和元年度第1回試験・一般問13(b) 平成30年度第2回試験・一般問14(b)
(d)誤:気象予報士登録が抹消されるのは、気象業務法の規定により罰金以上の刑を受けたときです。
【類題】令和2年度第2回試験・一般問13(d)
■問14:5
(a)誤:気象観測の目的が、その成果を発表することや、その成果を災害の防止に利用するためではないので、届出は不要です。
気象業務法第6条第2項の内容です。
(b)誤:研究のために行う気象観測については、届出は不要です。
気象業務法第6条第1項の内容です。
【類題】平成30年度第1回試験・一般問14(a)
(c)正:観測データを公表する目的で観測施設を設置した場合は届け出が必要です。
気象業務法第6条第2項の内容です。
【類題】平成28年度第2回試験・一般問14(b) 平成23年度第2回試験・一般問14(b)
■問15:5
(a)海上保安官
(b)地域防災計画
(c)気象庁
災害対策基本法第54条の内容です。
■専門知識試験(2026年1月26日17時発表)
| 速報 | |
|---|---|
| 問1 | 3 |
| 問2 | 4 |
| 問3 | 2 |
| 問4 | 1 |
| 問5 | 1 |
| 問6 | 2 |
| 問7 | 3 |
| 問8 | 5 |
| 問9 | 5 |
| 問10 | 2 |
| 問11 | 2 |
| 問12 | 5 |
| 問13 | 4 |
| 問14 | 4 |
| 問15 | 4 |
■問1:3
(a)正:『気象観測ガイドブック』P,47の③④に問題文と同じ内容の記載があります。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kansoku_guide/guidebook.pdf
【類題】平成30年度第2回試験・専門問1(c)
(b)誤:前掲書P,26に「屋上に設置する場合は風の乱れが小さい建物の中心付近に設置します。」とあります。
(c)誤:温度計や湿度計を直射日光などから守るため、通風筒の中に温度計や湿度計を収納していますが、通風筒自体を日陰に設置するという決まりは無いです。
■問2:4
(a)誤:温暖前線の通過後は暖域に入るため、上空には前線面は存在しないです。 このため、「南よりの風の層が時間経過と共に厚くなる」といったことも見られないです。
【類題】令和4年度第2回試験・専門問3(b)
(b)正:激しい降雨時は降水粒子による散乱が強くなり、それより上空の観測データが得られない(観測高度が低下する)ことがあります。
【類題】令和2年度第2回試験・専門問2(b)
(c)正:レーダー観測での波長は5.7cmで、ウィンドプロファイラ観測での波長は22cmです。
■問3:2
(a)正:融解層付近で雪片が溶け始めると、雪片の半径はほぼそのままで、表面だけが液体で覆われます。粒径が大きく、表面が液体となっているので、電波の反射が強くなり、このようにして観測されたエコー強度の強い部分のことを「ブライトバンド」と言います。
(b)正:液体(雨滴)は、固体(雪片)よりも電波の反射が強いです。
【類題】令和5年度第1回試験・専門問2(a)(b)
(c)誤:2500mよりも明らかに低いと読み取れます。
(d)正:ブライトバンドの半径が小さくなることは、観測される融解層の高度が低下していることを示し、それは標高の低い場所で雪に変わる可能性を高めます。
■問4:1
(a)正:第一推定値との差が大きすぎる観測データは客観解析に用いられません。
【類題】令和6年度第2回試験・専門問5(b) 平成29年度第1回試験・専門問5(b)
(b)正:解析予報サイクルにより、観測が少ない海上などの領域でも、解析精度の向上が期待できます。
【類題】令和6年度第1回試験・専門問4(a)
(c)正:客観解析において、アンサンブル予報から見積もられる予報誤差を組み込んだ方法を「ハイブリッドデータ同化」と言います。
【類題】令和4年度第2回試験・専門問5(b)
(d)正:メソ解析では、全球解析と異なるデータも使われています。
■問5:1
(a)正:数値予報モデルに組み込まれた地形は、実際の地形と同じでは無いので、これに起因する予測誤差が生じます。
(b)正:格子点の集合体で表現できない小さなスケールの現象が格子点に与える影響を見積もることを、パラメタリゼーションと言います。 この見積もりは決して完全なものでは無いので、予報誤差が生じる一因となります。
(c)正:全球モデルとメソモデルは水平解像度が異なります。(全球モデル:13km メソモデル:5km)
また、積雲対流の取り扱いも異なっています。(全球モデル:Arakawa-Schubert スキーム メソモデル:Kain-Fritschスキーム)
これらの違いは、予測される降水表現の違いを生じさせる原因になっています。
■問6:2
(a)正:天気予報ガイダンスは数値予報の系統的誤差の補正や、数値予報モデルが直接に予測しない要素(天気や視程など)の予測を行います。
【類題】令和元年度第2回試験・専門問5(a)
(b)誤:ガイダンスで系統誤差を軽減することは可能ですが、ランダム誤差を軽減することは困難です。
【類題】令和元年度第1回試験・専門問6(a) 平成27年度第1回試験・専門問6(a)
(c)正:海陸の区別の不一致に起因する格子点での誤差については、ガイダンスで低減できます。
【類題】令和2年度第2回試験・専門問7(b) 平成30年度第2回試験・専門問5(a) 平成27年度第2回試験・専門問6(b)
(d)正:カルマンフィルタに基づくガイダンスは逐次学習で予測式の係数を更新することができるので、数値予報モデルの変更に対しても柔軟に対応できます。
■問7:3
(a)正
【類題】平成26年度第1回試験・専門問9(c)
(b)正:竜巻発生確度ナウキャストの発表には、数値予報の結果を用いて作成された指数(突風関連指数)も利用されています。
(c)誤:竜巻発生確度ナウキャストにおいて20分後の予測までに発生確度2が現れる地域に、竜巻注意情報が発表されます。
(d)誤:発生確度1と2の違いは、竜巻などの激しい突風が起こる可能性の程度の違いを示したものであり、時間的な切迫度を示したものではありません。
【類題】平成26年度第1回試験・専門問9(b)
■問8:5
(a)正:トラフ前方は正渦度移流域であり上昇流域に対応するので、雲が発生しやすいです。
一方、トラフ後方は負渦度移流域であり下降流域に対応するので、晴天域になりやすいです。
衛星画像での特徴はこうした内容と一致しています。
(b)正:図中の×印は「フック(変曲点)」に相当するので、地上低気圧の中心位置に概ね対応すると判断されます。
(c)正:赤外で灰色、可視で白灰色という輝度は、中・下層雲の特徴と一致しています。
(d)正:雲域の北側に存在する低気圧に伴う流れや、東側に位置するであろう太平洋高気圧に伴う循環を考えますと、雲が「北上する」という問題文の表現には妥当性があります。
また、断片的な雲の集まりだと見えることから、対流雲であると判断されることも問題文の内容と合っています。
■問9:5
(a)は低気圧や寒冷前線の後面にあたり、北寄りの風が想定されるため、下層で北寄りの風となっているウと整合します。
(b)は9時現在の低気圧の中心位置とほぼ一致しており、このタイミングで下層での風向が急変しているアと整合しています。
イとエのウィンドプロファイラ資料における風向分布は似ていますが、9時の水蒸気画像で暗域がかかり始める(d)において、観測可能高度が低くなると考えますと、イに対応すると考えられます。
残ったエが(c)であると判断されます。
■問10:2
(a)正:高度が増すほど気温が低いと、これに伴って飽和水蒸気圧が低くなります。このため、鉛直方向に混合比が一様である場合、高度が増すほどに相対湿度は高くなります。
【類題】令和5年度第1回試験・一般問10(c) 令和2年度第2回試験・一般問9(b)
(b)誤:対流雲が大規模に発生する前の状態は条件付不安定であり、降水の開始後に中立(湿潤中立)に変化します。
【類題】平成29年度第1回試験・専門問9(a)
(c)正:寒冷前線の前方に乾燥した空気が流入すると、上空ほど相当温位が低くなることで対流不安定になることがあります。 この対流不安定な気層が持ち上げられると、不安定が顕在化します。
■問11:2
(a)正:赤道に近いところで台風がほとんど発生しないのは、渦の生成に必要なコリオリ力が弱いからです。
【類題】平成28年度第1回試験・専門問10(a)
(b)誤:発達した台風の中心付近は対流圏の下層から上層に至るまで周囲より気温が高いです。
【類題】平成28年度第1回試験・一般問9(b)
(c)正:問題文の条件の場合、台風の再接近後に強い西寄りの風が吹き、吹き寄せ効果が強まります。
【類題】平成29年度第2回試験・専門問11(b)
■問12:5
(a)誤:予報値が実況と比べて大きく外れた回数が多くても、正の誤差と負の誤差が打ち消された結果として、平均誤差(ME)が0に近い値になることもあります。
(b)誤:下記の計算のとおり、B地点での平均誤差(ME)に正の偏りは無いです。
A地点での平均誤差(ME):(2×5)+(1×6)+(-1×3)+(-2×4)=5 5÷30≒0.17
B地点での平均誤差(ME):(2×3)+(1×9)+(-1×7)+(-2×4)=0
(c)誤:下記の計算のとおり、B地点での二乗平均平方根誤差(RMSE)のほうが僅かに小さいです。
A地点での二乗平均平方根誤差(RMSE):(4×5)+(1×6)+(1×3)+(4×4)=45
45÷30=1.5 √1.5
B地点での二乗平均平方根誤差(RMSE):(4×3)+(1×9)+(1×7)+(4×4)=44
44÷30≒1.47 √1.47
■問13:4
(a)誤:流域雨量指数では、氾濫した場合の氾濫水の移動は考慮されていないです。
【参照】気象庁予報部『平成28年度予報技術研修テキスト』2017年 P,39
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/yohkens/22/chapter2.pdf
(b)正
【参照】気象庁ホームページ「流域雨量指数>流域雨量指数とは」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/ryuikishisu.html
(c)誤:流域雨量指数は支川のバックウォーター現象を表現できません。
【参考】気象庁大気海洋部 気象リスク対策課『大雨・洪水警報に用いる「指数・危険度分布」の精度検証』 2024年 P,6
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/expert/pdf/r5_text/r5_shisu-kikendo.pdf
■問14:4
(a)誤:2日先から7日先の最高気温の予報誤差(RMSE)は、夏のほうが大きい傾向があります。
【出典】気象庁ホームページ「天気予報の精度の例年値とその特徴」
https://www.data.jma.go.jp/yoho/kensho/expln_reinen.html#expln_tmax
(b)誤:3日先から7日先の降水の有無の適中率は、1月の北陸地方で78%、6月の九州南部で67%であり、1月の北陸地方のほうが高い傾向にあります。
【出典】気象庁ホームページ「降水の有無の適中率の例年値」
https://www.data.jma.go.jp/yoho/kensho/reinen.html
(c)正:アンサンブル予報のばらつきが、6日先よりも7日先のほうが小さくなることもあり、その場合は7日先の信頼度のほうが6日先の信頼度より高くなることもあります。
【類題】平成27年度第2回試験・専門問11(c)
■問15:4
・図Aは、全国的に気温が高く、日本海側地方での日照時間が長かったことから、「冬型の気圧配置が例年より持続しなかった年」だと判断されます。 シベリア高気圧・アリューシャン低気圧ともに普段より弱いと判断され、シベリア高気圧がある場所で負偏差、アリューシャン低気圧がある場所で正偏差になっている図ウを選択します。
・図Bは、全国的に気温が低く、日本海側地方での日照時間が短かったことから、「冬型の気圧配置が例年より強かった年」だと判断されます。 シベリア高気圧・アリューシャン低気圧ともに普段より強いと判断され、シベリア高気圧がある場所で正偏差、アリューシャン低気圧がある場所で負偏差になっている図アを選択します。
・図Cは、北海道で顕著な高温であることから、「北海道付近は低気圧の影響を受け暖かい空気が流れ込みやすかった年」だと判断されます。北海道付近で負偏差になっている図イを選択します。