藤田真司の気象予報士塾は、気象予報士試験合格をトコトン応援する通信型の塾(予備校)です。

平成22年度第1回試験(第34回試験)で合格された方の合格体験記

平成22年度第1回試験(第34回試験)では、当塾から15名様の合格者が生まれました。
ご厚意でお寄せ下さった合格体験記を掲載します。受験生の皆様にとって非常に役立つ言葉が綴られています。誤字・脱字の修正を除き、原文の内容をそのまま掲載しています。当塾を受講される・されないに関わらず、時間をかけてじっくりとお読みになることをお勧めします。
なお、合格体験記に登場する肩書き・ご年齢などは、全てご執筆当時のものです。ご了承下さい。
■H.Kさん(男性・47歳・高校教諭(数学))
■M.Oさん(男性・42歳・車載電子機器メーカー勤務)
■K.Mさん(男性・25歳・会社員)
■H.Hさん(男性・45歳・公務員(技術職))
■Aさん(男性・20代)
■M.Oさん(男性・52歳・公務員)
■鈴木洋さん
■Oさん(男性・60代・停年退職後パート従業員)
■J.Mさん(27歳)
■C.Mさん(女性・34歳・事務職)
■N.Hさん(OL)



■H.Kさんの合格体験記
(男性・47歳・高校教諭(数学)・第34回気象予報士試験合格)


4回目の挑戦でした。実技試験の出来は今ひとつで今回もだめだろうと思っていました。
次回の試験に向けて今後どのように勉強していったらよいのか・・・と考えを巡らしていました。
恐る恐る合否結果のはがきを開けて見てみると、そこには、「第34回気象予報士試験合格」の文字がありました。
およそ2年間の勉強が実を結んだ瞬間でした。


①きっかけ
体育祭や球技大会などの学校行事で、怪しい雲が広がり今にも雨が降り出しそうなとき、小雨程度なのでこのまま予定どおり行事を行うか、あるいは大雨になるので明日に延期した方がよいか判断に迷うときがあります。
もう少し詳しく天気を知って判断できないものかと思い、気象予報士に挑戦してみようと思いました。


②合格までの道のり
平成21年1月(第31回試験) 学科(一般)○、学科(専門)○、実技×
平成21年8月(第32回試験) 学科(一般)免除、学科(専門)免除、実技×
平成22年1月(第33回試験) 学科(一般)免除、学科(専門)免除、実技×
平成22年8月(第34回試験) 学科(一般)○、学科(専門)○、実技○


③勉強時間
平日は夜1時間から2時間(毎日)、休日は4時間程度勉強しました。


④なぜ「藤田塾」を選んだのか。
1回目の挑戦(第31回試験)で、学科試験(一般、専門)は自学で何とか合格できましたが、実技試験は何を答えてよいのかさっぱりわからず、また時間も足りず、試験終了直後に「不合格」を確信しました。
実技試験については、自学での合格は難しいと思い、何かよい本か通信教育はないものかと探しました。
そんなとき、ふと試験日の朝に試験会場でもらった「藤田塾」チラシに目がいきました。
インタ-ネットで詳しく調べてみると、通信教育としては、値段は手頃であり、毎週DVDが届き、次の試験に向けて着実に学習していけるところに魅力を感じました。(私は実技対策講座通信型受講生でした。)
また、過去の合格体験記も読ませていただいて、わかりやすく、ていねいな授業がおこなわれていることを知るとともに、メ-ルで質問が気軽にできることにも魅力を感じ、これだと思い「藤田塾」を選びました。


⑤(私が)効果があったと思う参考書・問題集
学科試験対策
1.「気象予報士試験 徹底攻略テキスト」ナツメ社
2.「気象予報士学科試験 徹底攻略問題集」ナツメ社
3.「ドンドン解ける 気象予報士合格テキスト」成美堂出版

実技試験対策
4.「気象予報士実技試験 徹底攻略問題集」ナツメ社
5.「気象予報士試験 速習テキスト 実技編」オ-ム社

学科・実技試験対策
6.「気象予報士試験 解答例と解説」タイロス
7.「気象予報士試験 精選問題集」成山堂書店 (最新の年度版でよいと思います)


⑥私の勉強法・・・学科編
学科については、自学で合格しました。テキストを読む→「覚えるべき事柄や公式のまとめ」を作る→問題集やタイロスを解く。
この作業を1回目の挑戦のときにやって合格しましたので、今回の4回目の挑戦では、再び過去問を解いてみて、あいまいな知識や間違えた問題の解説を独自にまとめ、これを繰り返し見て覚えなおしました。


⑦私の勉強法・・・実技編
みなさんもそうでしょうが、穴埋め問題はまずできると思います。問題となるのは、作図と字数制限の記述問題です。
とりわけ私は、字数制限の記述問題に苦労しました。

【平成21年1月(第31回試験)】
学科試験(一般・専門)に合格するものの、実技試験はさっぱりできず、「藤田塾」への入塾を決意しました。

【平成21年8月(第32回試験)】
毎週毎週届く「藤田塾」のDVDをしっかりと学習しました。テキストの「気象予報士実技試験 徹底攻略問題集」(ナツメ社)は、受講する前にすでに購入して学習していましたが、自学では十分活用できていなかったと思います。
DVD学習の際、藤田先生の解説をお聞きして、パソコンの画面に向かって、「なるほどそういうことか」と何度うなったことでしょう。
わかりやすく、しかもなぜその答が導かれるのかについての的確な解説はすばらしいです。
しかし、私の実技試験の結果は不合格でした。もちろん過去問も10年分を3回やりました。
原因は、試験独特の雰囲気にのみこまれ、さっぱり答えが思い浮かばない問題に戸惑い、焦って時間が足らなくなって頭の中が真っ白になってしまったということでした。

【平成22年1月(第33回試験)】
とにかく過去問を何度も納得のいくまで解くことを心がけました。
「藤田塾」のDVDも再度全編(20回)を視聴し、さらに第31回の実技試験の解説DVDも購入して学習しました。
前回は解答時間ぎりぎりまで考えても答えの浮かばない問題があったので、今回は問題文を読んで、さっと答えが浮かぶように、時間も計って過去問を繰り返し解きました。
寒冷渦の問題もそろそろ出題されるだろうとの予想も当たり、2題とも60分ほどで解答でき、結構自信がありました。
平均3回の受験で合格する人が多いとも聞いていましたので、今度はいけただろうと思いました。
しかし、結果は不合格でした。さすがにショックでした。

【平成22年8月(第34回試験)】
「藤田塾」のお世話になりながら、過去2回の実技試験不合格。
もう一度冷静に敗因を分析してみて、わかったことは「わかったつもり」だったということでした。
そこでやったことは、①問題文が何を問い(意図)、②答えがどのように述べられ(正解)、③どうしてそのような解答になるのか(解説)の3つの「つながり」に徹底的にこだわりました。
再び過去問5年分を、今度は一語一句にこだわるぐらいに分析するように解き、苦手な記述問題については、「意図→正解→解説」のつながりのまとめを各問題ごとに作りました。
(このまとめを作るのにタイロスは大いに役立ちました。)これを試験の始まる直前まで繰り返し読んでいました。


⑧「藤田塾」の講座はすばらしい。
・授業の解説がわかりやすく、的確で明快である。(テキスト本の解説を読んだだけではわからない部分の解説が大変役立った。)
・独自のプリントもわかりやすく、問題の急所が押さえられている。
・メ-ルで質問が何回でもできる。
・メ-ルでの質問の回答が速く、図なども添えてあり、丁寧でわかりやすい回答がいただける。
・通信型のみであるが、DVDを繰り返し視聴できる。
・値段が比較的安い。


⑨最後に
難関の気象予報士試験に合格でき、夢のようです。藤田先生のおかげです。
通信型受講生でしたので、直接先生にお会いしたことはありませんが、メ-ルでのやりとりやその回答からも、先生の受講生に対する献身的で、誠実・真摯なお人柄を十分感じ取ることができました。
本当にありがとうございました。
最後に、受講生の皆さんのご健闘と「藤田塾」のますますの発展をお祈り申し上げます。




■M.Oさんの合格体験記
(男性・42歳・車載電子機器メーカー勤務・第34回気象予報士試験合格)


受験勉強を開始してから約3年、合格まで6回と少し長く掛ってしまいましたが、苦しかった分、充実感を感じられた3年間でした。
支援センターHPでの合格発表では、受験番号を何度も何度も確かめて学生時代以来のなんとも言えない緊張感・トキメキ感が甦りました。
確信した瞬間、小さくガッツポーズ。
この体験を下記のとおりまとめてみました。ご参考になれば幸いです。


1.受験動機
子供の頃からの夢を叶えたい。実は小学生の時からNHKラジオを聞いて天気図を書くお天気少年でした。
受験に失敗して気象関係の仕事は諦め、電気工学の道を選択し現在に至っていますが、もやもやとした気持ちが胸の奥底にありました。
人生も半ばを過ぎたことをきっかけに、最後は気象に関わって生きたいと強く考えるようになり、知識向上の意味も含めて気象予報士の資格取得を思い立ちました。
電気(でんき)から天気(てんき)へ自分の気持ちも含め濁点を取りたい。これが動機です。


2.合格までの道のり
  一般 専門 実技
①平成20年1月(第29回) × 採点無
②平成20年8月(第30回) 免除  ×
③平成21年1月(第31回) 免除 免除  ×
④平成21年8月(第32回) 免除 × 採点無
⑤平成22年1月(第33回)  ×
⑥平成22年8月(第34回) 免除 免除  ○ = 合格

平成20年8月の2回目のチャレンジで実技の壁の高さを痛感し、独学での受験を断念。藤田塾の門を叩きました。
藤田塾を選択させて頂いたのは受講料が安いこと以外に、私の場合、岐阜県という田舎の環境にあり、通学型は諦めて通信型を探していましたが、通学型の要素もあるまさに私にとって一石二鳥のDVDというユニークな方式に惹かれたことが大きいです。

独学で臨んだ2回の試験で学科はなんとかなるが実技は無理と実感しました。
とにかく解答時間がなく、問題や図面に遊ばれて答案用紙が半分空白での終了が続いた。全く歯が立たない。
ところが、藤田塾の通信型を受講した直後の自身3回目(第31回)のチャレンジでは、不合格になったものの実技1,2共に最後まで解け、やっと土俵に上がって勝負が出来る手応えを感じました。

しかし、行けると思った4回目のチャレンジで専門を落とし足をすくわれてしまいました。
次回5回目は学科から全て受け直しと思うと、さすがにモチベーションは下がりましたが上記1項の信念で勉強を再開しました。

まだ学科が落ちるということは、学科に対する深い知識が付いていないと反省し、期間中病気を患ったこともあり、とにかく学科のみに集中(実技は手を付けず)しました。
ただ不思議なことに実技の勉強をしている感じさえしました。
また、何度かこの学科知識があればあの時の実技問題も解けたのではと感じることもありました。
藤田先生のおっしゃる学科の理解が不十分な人は実技には合格出来ないとの意味が、この時やっとわかりました。

5回目の試験では学科は両方合格出来ました。
さすがに実技は無理でしたが、確実に出題者とのキャッチボールが出来ている感覚になれました。

今回合格出来た6回目のチャレンジへの勉強では、実技に集中出来たこともあり、平成15年度から21年度までの過去問をじっくり2回転しました。
また、実技の全問題を全て繋がった一つの気象現象としてストーリー立てて考える意識を強く持つことにしました。
このことで出題者の意図がより明確にわかるようになりました。
今回の第34回も出題者の意図が良くわかり、キャッチボールが上手く出来ている感覚は過去にない程でした。
1,2回目の実技の感覚を思うと信じられないくらいです。到底独学ではここまでこれなかったと思います。藤田先生様々です。


3.勉強量
仕事の関係で週末に集中して行っていました。
今回の6回目のチャレンジでは土曜に午後3時間、日曜に午前3時間、午後3時間の計9時間程度とし、一週間で過去問演習と答え合せ及び関連知識勉強も含め、じっくり3回できる時間設定としました。
28回(7年分)×2セットの56回を約4ヶ月で終え、8月の夏季休暇は擾乱ごとの代表問題をピックアップし、実技75分を意識したスピードアップの訓練に充てました。
なお、計6回の勉強時間は概算で総計700時間程度だと思います。


4.勉強時間の捻出法
上記3項のようにあまり無理のない計画にすることだと思います。
土曜日は午前から勉強を始めたいところですが、
一週間の疲れを取るため、敢えて午前中は少し遅い起床とし、昼から集中して行うようにしました。
なお、私の場合は妻と小学生の子供が二人おりますので、
家族との時間も短めですが買い物や食事、近くのプールへ行くなど積極的に取るようにし相互理解を深めることで、
逆に勉強時間を有効活用する意識を高めるようにしました。
また、電車での通勤時間往復約1時間を、一般気象学や合格の法則など参考書からの知識吸収に充てました。


5.効果的な勉強法
①とにかく過去問を解き、知識の深度を深め、引き出しを増やすこと。

②出題者とキャッチボールが出来ることを意識すること。
上記1項でも記載しましたが、マクロ視点かミクロ視点かの違いはあるにせよ、実技の全問題は全て一つの気象現象として繋がっていることを意識し、例えば問1の穴埋めにしても、全体文章が問2以降を暗示している意識を持つと見える世界が違って来ます。
また低気圧が日本海を通過すると、日本列島のどこで地形性降水が起きて、どこでフェーンになって、どこで降水が弱まるのか
自分が出題者だったら、きっとこういう問題を作るだろうなどと想像して問題を解いて行くと、私の場合は出題者とのキャッチボールが出来るようになりました。

③藤田先生に質問メールを送りまくる。私の場合は計42回送信しました。
1回につき平均5問はまとめて送信しているので、計200質問は軽く超えていると思います。
時には部分点も厳しいと思われますとの辛口な返信もありましたがそれが励みになりましたし、納得出来るまで何度聞いても素早く、わかりやすい返信を頂けます。
私にとっては、一人よがりの解答を修正頂けたり、支援センターなどの解答例とのギャップを埋める唯一の手段であり、藤田先生には本当に感謝しております。

④活用した参考書・問題集
 <参考書>
  ・一般気象学 東京大学出版会
  ・合格の法則 気象予報士試験(実技編) オーム社

 <学科>
  ・気象予報士 完全合格教本 新星出版
  ・気象予報士学科試験 徹底攻略問題集 ナツメ社
  ・気象予報士 かんたん合格テキスト(学科一般知識編) 技術評論社
  ・気象予報士 かんたん合格テキスト(学科専門知識編) 技術評論社

  <実技>
  ・気象予報士実技試験 徹底攻略問題集 ナツメ社
  ・気象予報士試験 精選問題集(平成20年度版) 成山堂書店
  ・気象予報士試験問題と正解
    平成15年度第1回試験~平成21年度第2回試験(全14冊) (財)気象業務支援センター


6.モチベーション維持方法
子供の頃からの夢を叶えたい。これが基軸にありますが、
一生懸命、質問メールでの回答内容をもって励まして下さる藤田先生の気持ちに答えたいという思いや
下記7項でも記載していますが、懇親会での他塾生の方や合格者の方との会話から頂いた勇気です。
また、家族の理解と励ましも大きかったです。


7.藤田塾の活用法
①やはり通信型の私はDVDの活用です。もう一度やり直したい問題に対し、直ぐ個人レッスンの場に変えることが出来る。
気持ちが折れそうな時に喝を入れて頂いたり、初心に立ち返らせて頂くことにも活用していました。
これは通信型の特権ですね。

②上記5項③でも記載しましたが、質問対して真摯に対応頂けるので特に活用させて頂きました。
他の同業者では質問数に限りがあるところが殆どで、後は知りませんが感じられますが、藤田塾ではたとえ、受講期間中に合格出来なくても、やる気を失わない人に対しては、合格出来るまで質問に対応頂けるところが素晴らしい。

③受験後に毎回行われる塾生や旧塾生の方との懇親会への参加。
ここでの情報交換は、通信型の私にとっては唯一藤田先生以外で同じ目標を持つ仲間と繋がる機会なので、勇気を頂くことも含め参加していました。


8.受験会場での行動
岐阜県在住の私は東京か大阪へ受験しに行く必要があり、受験会場の土地勘がないため下調べは重要でした。
大抵泊まりで行き、前日単にルートを調べるだけでなく、会場の机の位置や広さを目で見る、入れる場合は教室に入って座って見たりもし、図書館が利用出来る場合はその場所で勉強したりもしました。
そうすることで、その場所の雰囲気や空気も一緒に肌で感じることを意識しました。これで随分気持ちが落ち着きます。


9.当日の推奨事項など
①個人差があるのでなんとも言えませんが、私の場合、実技の図などの資料は最初、周囲の方の真似をして破っていましたが懇親会で、ある合格者の方から破らない方がやりやすいとお聞きし試してみました。
すると皆が破っている間に問1を始められるし、確かに資料も散らからない。
また受験勉強でも問題集は合本のため、そのまま見ており普段通り出来る感じでしっくり来ました。
それ以来破らず実施しています。試す価値はあると思います。

②藤田先生の言いつけを守り、当日はあまり食べないことを意識しました。
また会場近くやそのルートにあるコンビニはおにぎりなど売り切れてしまっているので、予め買っておかれることをお勧めします。


10.おわりに
藤田先生と出会わなければ、上述のとおり私の気象予報士試験合格はあり得なかったと言っても過言ではございません。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今がんばっておられる塾生の皆様、毎年10名前後の合格者をコンスタントに輩出されている藤田塾の実績が物語っています。
藤田先生を信じ、ご自身を信じ諦めずに努力すれば、きっと夢は叶います。





■K.Mさんの合格体験記
(男性・25歳・会社員・神奈川県・第34回気象予報士試験合格)


HPで受験番号を見つけたときは、今まで生きてきた中で一番嬉しい、本当に最高な瞬間でした。
勉強を始めてから合格までの2年間について以下に書き記します。

【勉強を始めたきっかけ】
自分の人生について真面目に考えることもなく大学を卒業、就職をしました。
これまで真面目に考えてこなかった付けが回ってきたのか、仕事がまったく上手くいかず、思い悩む日々が続きました。
そんな中、先輩の一言をきっかけに「自分が本当にやりたいことは何だろう?」、「自分の夢って何だろう?」と真剣に考えました。
ある日曜の夜、次の日から仕事で着るシャツにアイロンをかけているとき、たまたまテレビで放送していた天気予報を見た瞬間、「これだ!!」と思いました。それから私の挑戦が始まりました。


【藤田塾の受講を決めた理由】
平成21年8月(第32回試験)で学科の合格を目指し、独学で毎日勉強しておりました。
これだけ勉強すれば受かるだろうと高を括っていました。しかし結果は共に不合格・・・かなり落ち込みました。
毎日勉強していても、このような結果では、1人で勉強をしていては絶対に合格できないと感じました。
試験の解答速報を見ながらそんなことを考えていると、「よく見るとこのHPって気象予報士試験向けの学習塾のHPだな」と気づき、HPを詳しく見る中で「この先生にお世話になればきっと合格できる!」と予感し、受講を決断しました。


【合格までの道のり】
平成21年1月(第31回試験) 学科(一般)×、学科(専門)×、実技×
平成21年8月(第32回試験) 学科(一般)×、学科(専門)×、実技×
平成22年1月(第33回試験) 学科(一般)○、学科(専門)○、実技×
平成22年8月(第34回試験) 学科(一般)免、学科(専門)免、実技○

最初の受験は、勉強を始めて3ヶ月ほどで、受かったらラッキーくらいの気持ちで受験しましたが、見事に不合格。
2回目の受験は真剣に勉強したにも関わらず不合格。
3回目の受験は学科に的を絞り無事合格。4回目の受験で完全合格といった流れです。


【勉強時間】
平日:仕事が終わってから少なくとも1時間、多いときで2~3時間くらい
休日:6時間くらい
暗記物は電車などの移動時間を利用しました。


【勉強法】
基本的には、「DVD教材を観る」、「過去問を解く」の2点に絞られます。
特に学科のDVD教材は、1人で勉強をしているときには理解できなかったり、丸暗記をしてしまっていた項目について、あっさりと解決することができ、「もっと早く受けていればよかった!!」と何度も思いました。

DVD教材はパソコンで毎日視聴しておりました。過去問を解いて初めてDVD教材を見るときは真剣に視聴しました。
2回目以降は、ただ流しておくと言ったほうが良いかもしれませんが、会社に行く準備をしながらだったり、ご飯を食べながらだったり、とにかく何回も観ました。
それが知識の定着につながったと確信しております。
※PowerDVDというソフトを使用すると、2倍速で再生できるのでおススメです。

[学科]
藤田先生のテキストには、単元ごとに関連のある問題番号が掲載されており、過去問を解くときに大変助かりました。
使用した教材はタイロスのCD-ROM「気象予報士試験 解答例と解説」です。
本ソフトは、「お気に入り機能」に似た「チェック機能」が付いており、解けなかった問題をチェック機能に登録し、後日解き直すようにしておりました。

[実技]
平成15年度から最新の試験を重点的に行いました。
それぞれ好みはあると思いますが、私は作図の問題は取り合えず後回しにして、文章問題の解き方になれることを心がけて勉強しました。
何度も解く事で「こんなことを解答させたいのかな?」ということが次第に見えてきました。

試験の2ヶ月くらい前から作図を何度も繰り返す練習を行いました。
例えば、今週は「前線解析をやるぞ!」と決めて練習をするようにしました。
そうすることで、「こっちの問題はこの点に注目しているな」とか、「この問題はあの問題と似たような解析をしているぞ」ということが見えてきました。
また、藤田先生のオリジナル前線解析テキストはとても参考になりました。
練習では実際に試験でも用意されているトレーシングペーパーを使用しておりました。
その練習によってトレーシングペーパーの使い方に慣れることができたと思います。


【おわりに】
第32回試験後、あのまま独学で勉強をしていたら、今回の合格は不可能であったと言える自信があります。
今回私が合格できたのは藤田先生の熱意溢れるご指導があったからこそであり、言葉では言い表せない位、大変感謝しております。
藤田先生から頂いた「合格おめでとうございます!!」という一言は本当に嬉しかったです。
この合格の先にあるこれからの人生が本当に楽しみで仕方ありません。

藤田先生のご指導と、「絶対に合格するんだ!!」という強い気持ちがあれば合格はグッと近づいてきます。
絶対にあきらめず合格を勝ち取ってください。




■H.Hさんの合格体験記
(男性・45歳・公務員(技術職)・第34回気象予報士試験合格)


●受験の動機
私は昔から、気象や天文が大好きで、子供の頃は新聞の天気図を集めたり、ラジオの気象通報で天気図を作成したりしていました。
また、職場では防災業務に携わる機会が多く、自然な形で気象情報に関わってきました。
これまで仕事では、経験的に気象情報を処理してきたのですが、もともと好きな分野であり、きちんとした知識で理解し、自信を持って取り組みたいという思いから受験を決意しました。


●藤田塾を選んだ理由
まず最初は、これまでの知識もあるし独学で何とかなるだろうと勉強を始めましたが、しばらくして、独学では誤った解釈をする恐れがあり、合格まで相当時間がかかると実感し、受験講座を受けることにしました。
インターネットでいろいろと検索した結果、小規模で個別に詳しい指導が受けられると思い、藤田塾のDVDによる通信講座を選びました。


●合格までの道のり
平成20年 8月:受験勉強開始
平成20年10月:藤田塾(一般知識コース通信型を受講開始)
平成20年 1月:第31回試験 勉強中のため受験パス
平成20年 4月:藤田塾(専門知識コース通信型を受講開始)
平成21年 8月:第32回試験 一般○ 専門× 実技-
平成21年 9月:藤田塾(実技試験コース通信型を受講開始)
平成22年 1月:第33回試験 一般免 専門○ 実技×
平成22年 8月:第34回試験 一般免 専門免 実技○


●勉強方法
勉強時間は、平日1~2時間程度、休日(土・日)4~5時間程度で、仕事が忙しくまとまった時間がとれないときも、10分や20分程度時間を作り、毎日継続して勉強することを心がけました。

まずDVD受講し、それを次の教材が来るまで復習し、分からないところがあれば藤田先生に質問あるいは別の参考書で補完しました。
学科一般・専門、実技ともに、約半年間の受講が終了し基礎ができた時点で、次の半年間かけて過去問題を集中的に解きました。
過去問題ついては、学科・実技ともに過去10年間の問題を4回程度行いました。

過去問題はタイロスのCDーROMを活用し、学科は1回分の試験のA5版小冊子(前半に問題を後半に回答を印刷)を作成し、どこでも持ち歩き、テレビを視聴しながらでも問題を解いていきました。
実技は、本番を想定して、正式な解答用紙をコピーして使用し、できるだけ早く解くことで直感力を養う訓練をしました。
また、試験場の机の上が狭く回答を書くのに苦労した経験から、机の上の配置(問題用紙、資料、解答用紙、筆記用具等)を本番と同様にするよう心がけました。
実際、上記の工夫はとても有効で、第34回試験ではいつもの勉強と変わらない雰囲気で試験にのぞむことができました。
(それでも時間が足りず少々あせりました。)


●試験について
試験を受けてみての感想は、学科はきちんと時間をかけて勉強すれば問題ないと思います。
実技はある程度知識があれば回答の方向性は見えますので、問題の本質をきちんと理解し、いかに出題者の意図に沿った回答ができるかがポイントですので、過去問題を繰り返し解いて問題に慣れる必要があります。
私は、第34回試験の実技では、穴埋め問題のケアレスミスが多く、また、作図問題も1題丸ごと間違えましたが、記述問題でうまく点数を拾えたおかげでギリギリ合格したのではないかと思っています。


●最後に
私は、藤田塾の方針通り、受講終了後から次の半年間を復習期間とし、3回目の試験で合格することができました。
基礎からでも、2年計画で無理なくいけると思います。

受験を決意して約2年。ここまでやってこれたのは藤田塾のおかげだと言っても過言ではありません。
藤田先生の熱意がDVDから伝わってきて、勉強に励むことがでました。
毎週届けられる教材により、怠けそうになる心にむち打ち勉強を続けたことがとても懐かしいです。
定期的に自動的に教材が届くというのは、私のような人間には、モチベーションを維持する上で非常に有効でした。

合格お祝い金として、これまでの受講料の半額が送られてきたときは、合格とあわせて二重の喜びでした。
藤田先生ありがとうございます。




■Aさんの合格体験記
(男性・20代・第34回気象予報士試験合格)

気象予報士試験を受けるにあたって、できる限りお金はかけたくなかったので、最初は独学での受験を試みました。
私が最初に勉強を始めた時点で、次の試験までの期間は3ヶ月。
最初の1ヶ月は、ひたすら『一般気象学』を読みまくりました。最終的には、この3ヶ月間で最低でも10回は読んだと思います。
同時に、『重点マスター 気象予報士試験』にも手をつけました。
実際の試験と比べるとレベルは少し低かったですが、今から思えば、私はこの問題集で基礎をマスターしたと思います。
一通り基礎をマスターしたところで、2ヶ月目は専門知識の習得に取りかかりました。
最初は定番である『天気予報の技術』を読みましたが、私にはこの本は全くあいませんでした。
読んでも内容が全然頭に入ってこなかったです。
したがって、『天気予報の技術』には1回読んだだけで見切りをつけ、専門知識は過去問から身につけることにしました。
私が目にした中で比較的解説のしっかりしていた『気象予報士学科試験徹底攻略問題集』を購入し、一般知識も含めてひたすら過去問を解きまくりました。
最低でも3回、解けなかった問題に関しては完全に理解できるまで何回も繰り返し演習しました。
3ヶ月目、試験の月には『精選問題集』を購入し、『気象予報士学科試験徹底攻略問題集』とあわせて、ひたすら問題演習をしました。
このころには、少し余裕もできてきたので、実技の過去問にも手をつけ始めました。
問題演習を行うにあたっては、ただ答えを覚えるだけではなく、なぜその答えになるのかを自分で誰かに説明できるレベルにまで達することが大切だと思います。
そして迎えた試験、結果は学科(一般、専門)のみ合格でした。

1回目の試験が終わってから発表までの2ヶ月間、そして発表後の1ヶ月、私は全く勉強しませんでした。
3ヶ月間集中して勉強した反動でしょうか?全く勉強する気になれませんでした。
でも、次第に「このままでは次の試験で合格できない。そろそろ勉強しないと。」と思い始めようやく試験勉強を再開したのですが、それでもなかなか以前のように集中できませんでした。そんな時に出会ったのが「藤田真司の気象予報士塾」です。
入塾の動機は「お金をかければ嫌でも勉強する気になるのでは?」というとても単純なものでした。
中でも他の予備校や通信教育より受講料が安かったので「藤田真司の気象予報士塾」を選びました。
こんな不純な動機ではありましたが、今では入塾して良かったと思っています。
私は、藤田先生にはひたすら実技の添削をしてもらいました。
一人で勉強していた私は、実技試験はどうしても解答を覚えるだけの勉強になりがちでしたが、そんな時に、この部分は的外れとか、この部分は絶対に必要といった的確なアドバイスをいただいたことで、だんだん求められている解答がわかるようになってきました。
後は、ひたすら問題演習の日々です。1日1問を目標に、解いては添削を依頼しました。
なぜそのような答えになるかわからない時にはわかるまで質問しました。
途中で息切れしないように、疲れた時には勉強のことを忘れてゆっくりする日も作りました。
最終的には過去8年の問題を3回程度繰り返したと思います。
3回程度演習すると、問題は違っても聞かれていることはだいたい同じようなパターンであることに気がつきました。
2回目の試験当日、正直受かるといった自信は全然ありませんでしたが、無事に気象予報士試験に合格することができました。

もしかしたら、独学でも合格できたかもしれません。
でも、藤田先生にお世話になったお陰で、独学では得ることのできなかったたくさんの知識を得ることができました。
私自身、これから気象予報士を名乗る上で、「藤田真司の気象予報士塾」に入塾して本当に良かったと思います。




■M.Oさんの合格体験記
(男性・52歳・公務員・第34回気象予報士試験合格)


はじめに
試験終了後は後味の悪い脱力感のみでした。取れたと思った問題をミスしていたり、作図を誤ったりでネガティブな要素ばかりが目につき模範解答さえ見ていませんでした。
今回意外な合格で少々戸惑ったのは事実ですが正直ほっと致しました。


1 きっかけ 
学生時代は理系ではありましたが、気象分野はほとんど学習のチャンスはなくこれまで来てしまいました。
しかし最近その必要性を感じ「大学の聴講がわりに」と言う気持ちでこの勉強をはじめました。
ということで資格を取るという気持ちは皆無でしたが、勉強を進めていくうちに興味深さが増し現在に至りました。


2 合格まで        【33回学科○実技×、34回実技○】
上記のような理由によりネットで「気象予報士」を入力するとヒット多数、このうち近場の講習を選び即受講手続きを済ませたのが昨年の夏でした(残念ながら藤田塾ではありませんでしたが)。
気象の基本から学んでいくうちに、途中からはこの勉強が面白くてしかたなくなりました。
結局「取れるチャンスが有るのだからモノにしよう」という強い意識にかわり、2010年1月の学科試験で両方とも突破できました。
その後3月から藤田先生のお世話になり、おかげさまで8月の実技をクリアすることができました。本当にありがとうございました。


3 勉強時間        【時間確保が課題】
とれる勉強時間数は少ないので通勤時間など隙間の時間の活用を心がけました。
片道15分程度の通勤電車でしたが、週に2回程度帰りのカフェで1時間程度まとめて行ないました。
実技に入ってからも同じようなペースでしたが試験前2ヶ月ほど前から週3-4回程度のカフェ通いで、土曜日か日曜日のどちらかはネットカフェで3時間パックを利用し、落ち着いて過去問に取り組みました。


4 勉強法          【通勤時間、カフェ、iの活用】 
通勤電車では問題集や速習テキストを分野別に分解しコンパクトにして、いつでも使える状態で解くようにしました。
計算の必要がある部分は小さいメモ用紙を活用し仕事帰りのカフェで。
また実技の知識編では藤田先生のDVDの音声をipodに入れ移動中は繰り返し聴きました。
途中で疑問点ができるとiphoneのメモまたはiphone無料アプリのevernoteに記録しておき、その場でiphoneでネット検索したり速習テキストですぐに解消を心がけました。
ipodを通しての藤田先生の講義は映像なしでも非常に分かりやすく、話の内容は資料なしでも手に取るようにわかるもので、毎日藤田先生にお会いしているようでした。
実技過去問を解く際にはまとまった時間が必要ですが、集中力の限界はやはり75分~90分程度。
ということで、必ず時間を測って解くことに決めていました。
じっくり時間をかけてということが出来ればいいのでしょうが、私の場合は前述の時間が限界でした。
解答をした後はどこを間違ったかをiphoneに記録し、「○月○日本日のまちがい」などと題名をつけてデータベースにしておき、次回の過去問解答の際に役立てました。結局本番前にもこの間違い集のチェックをすることを心がけました。
このような資格試験はわずか1問が合否の分かれ目なので、藤田先生の言われたとおり「みんなが出来る問題を落とさないこと」を肝に命じ、実技の穴埋め問題を繰り返し最低限の暗記を行いました。

余談ですが、試験2週間前から1週間前のお盆休みに旅行を入れてしまいピンチでしたが、本の荷物を減らすために旅先にipadに速習テキスト、授業プリント類をすべてPDFファイルにして持って行き、先生の講義を聞きながら参照することでなんとかストレスなく乗り切ることができました。
ipadには気象関係以外の文書や雑誌、本などもPDFにして入れており普段でも活用できるので手放せません。
Appleの宣伝をするわけではありませんがipod,iphone,ipadは時間のない人間にとってはありがたい機器といえます。


5 本番で苦戦した原因        【勉強時間不足がすべて】
取り組んだ過去問は時間の都合で平成18年~21年までの4年分でした。
5年分3回は繰り返す必要があると聞きましたが4年分2回が精一杯でした。
5×2×3=30回と4×2×2=16回では練習量が約半分でした。これでは苦戦しても仕方ありません。

本番試験に行く電車の中で「冬型」の問題が目にとまり、一通り読み復習したつもりでした。
問題を見た瞬間「いただき」と思いましたが、浅い知識ではしっかりと解答する事ができませんでした。基本知識の欠如です。

前線解析も予想通りでしたが、これも練習不足としか言いようがありませんでした。作図問題が予想より多く苦戦いたしました。
必ず前線解析や作図問題は事前の練習が絶対必要なことも痛感しました。


6 私の場合のモチベーション維持は  【本能】
私の場合は気象の資格がなくても今の仕事は続けていけます。
この資格を取ることは突き詰めてみれば本能的な「ええかっこしたい」でした。
合格して息子や同僚に「さすが」、「オヤジやるやん」と言われたい!
これが不合格になろうものなら「また今度あるやん」などと慰められることでおっさんのプライドに傷がつきます。
取りあえずはオヤジの権威とプライドの維持できてホッと安心しました。


7 使用参考図書等(授業テキスト以外)
学科編 気象予報士試験 大気の熱力学・力学        ナツメ社
    気象予報士試験かんたん合格テキスト(一般・専門) 技術評論社
実技編 気象予報士試験 解答例と解説(CD-ROM)     タイロス
NHK  高校講座地学 (毎週録画しています)


8 最後に               【講義がすべて】
藤田先生の講義は本当に役に立ちました。私にとってはこれからも使える内容が満載です。
また全ては基本がしっかり出来ていないと話にならないということも痛感いたしました。
これから受験される方も先生の講義や資料、メルマガ(かなり参考になりました)をしっかり活用されて勉強をすすめていっていただければと思います。
藤田塾の今後のますますのご発展、受験生の皆様の今後のご健闘をお祈りいたします。





■鈴木洋さんの合格体験記
(第34回気象予報士試験合格)


私の合格への道のりは、6年ほどかかっており、普通の合格者に比べ、長いものだと思います。
具体的には次の3つのステップに分けられると思います。
1.「一般気象学」の勉強
2.講座の受講
3.自分なりに纏め上げる。


1.「一般気象学」の勉強
私は2004年ごろから、気象学の勉強を少しずつ始めました。
最初の頃は、理系出身だったこともあり、もともと持っていた、「一般気象学」という大学でも使われている教科書を読み始め、ノートに纏め始めました。
しかし、時間の捻出や、さっと読んだだけでは中々頭に入らず、結局数十頁でそのまま1年間経過しました。
これではいけないと思い、2005年の5月から、会社の出勤を早め、「一般気象学」の内容を丁寧に、またノートのみで内容を読み返しても意味が分かるようにもう一度1からまとめようと決心しました。
具体的には、始業時間前に2頁もしくは最低1頁分の内容をまとめるというものでした。
時間にして4,50分というところでしょうか。
この「一般気象学」297頁あります。私が考えたのは、1日1頁としても会社の勤務日数から考えると1年強、1日2頁だとその半分で纏め上がるではないですか!!という気楽に考えたものでした。
やはり、最初に1年で失敗したこともあったので、のんびり進めようという気持ちにしたのだと思います。
あせらず自分のペースでというところです。さらに、通勤時間が片道1時間半から2時間ありましたので、出勤時はその日の該当頁を読みだけの予習、帰宅時はその日の頁の復習を進めました。
さらに、分からないところは、ノートに分かるようにし、とりあえず理解できるところまでという形を進めました。
ある程度進んだところで、試しに気象予報士試験を受けてみましたが、やはり駄目で、結果は惨敗で、1つも合格しませんでした。
でも、とりあえずはこの教科書を終わらせようと決心し、最後まで進めました。


2.講座の受講
「一般気象学」をまとめあげたといっても、分からないところは残したままで、試験に対する取り組み方もまったくの素人です。
ですので、何か講座を受けてそのあたりのコツを学びたく、ある1つの講座を受講しました。
これは、試験が学科試験と実技試験に分かれているのに対応して、講座もコースが学科コースと実技コースに分かれていました。
いざ受講してみると、これが面白いことに学科コースは、独学で進めてきた「一般気象学」の内容と、自分の理解が正しければすごくうれしく飲み込みが早かったです。
異なっていれば、その場でノートを修正し、分からないままの項目は質問をしました。
その結果、学科に対する知識は飛躍的に伸びたと思います。
実技コースは、受講により、初めて試験に対する取り組みを学んだこともあり、1度の受講では試験に合格できませんでした。
結局改めて、同じコースを再受講しました。
2度受講によって、結果としては学科が受かったり落ちたりというところまで進みましたが、実技に至っては結局1度も採点には結びつかなかったのです。
ここで、一度自己分析した結果、学科は結果が出ているが、実技は確かに勉強を進めてきたが、今まで講師や先生方からの教壇からの内容を受ける受け身の姿勢がほとんどで、
自分の回答を添削してもらったことがなかったと思いました。
これでは結局学科が受かっても、実技が受かるか分からないという不安から、今度は通信講座を受けました。
これも、学科と実技両方で、計2回分。
自分で書いた答案に真っ赤な添削が戻ってくると、やはり、纏め方が悪かったのだ、通信型講座は講師や先生方の顔が見えないが、これはかなりいい、受講してよかったと思いました。
この段階で、勉強開始から約3年たっていたと思います。
最初は受からないことに正直あせりましたが、あせることはないと思い、最後は受かるまで受けるという思いになっていました。


3.自分なりに纏め上げる。
後は、学科は単語帳にまとめ、学科+実技は過去問をひたすら解きました。
これも、通勤の往復時間を利用し、飽きるくらい読みました。
挫折しそうなときは、2週間ぐらいわざと勉強をしなかったりしました。
そうすると、予報士の方がテレビとかに出てくると、そのうち自分も闘志が湧いてきて、又、予習復習に励むようになれるからです。
これが、約2年です。その結果、学科は両方合格したのに、実技は採点の結果、不合格。
この結果に、やはり、実技に対する取り組み方を変えなければと思いました。
このとき、知り合いから聞いていたのが、藤田さんの気象予報士塾でした。
こちらの塾では、過去問を丁寧に解説してくれるとのことでしたので、自分の回答と何か違うのか、改めて確認しようと思いました。
申込を決意したときは既に半分ほど講座が進んでおり、既に通学は定員がいっぱいでした。
半ば残念ながらも、通信講座が開いていたので、そちらを受講しました。
授業風景をDVDで見ることは、最初はほんとに学習できるだろうか?大丈夫だろうか?と心配でしたが、そんな心配は不要でした。
藤田さんが述べたことをノートに写す際は、何度でも聞きなおしできるし、途中で眠たくなれば止められるし、好きな時間に勉強できるという利点を最大限利用しました。
すでに、この試験に多大な投資をしていたので、途中でやめてしまうことはなく、週末はみっちり勉強しました。
おそらく、この最後の勉強が、私の気象予報士としての知識を纏め上げてくれたと思います。

振り返ってみると、私の取り組み方は、のんびりあせらず、分からないところをどのようにつぶすかじっくり進めたといえます。
合格を目指している皆様、どうかあきらめずに、楽しんで勉強してください。





■Oさんの合格体験記
(男性・60代・停年退職後パート従業員・第34回気象予報士試験合格)

合格を知ったのは藤田先生からのメールでした。
正直なところ、この時はまだ何かの間違いだろうと思っていました。
すぐに郵便受けのところに行って中をのぞいて見ると色々なものに混ざって合否通知書が入っていました。
しかし、やはり何かの間違いだったんだと思いました。というのは、合格通知は大きい封筒で来ると思っていました。
合格体験談にそのようなことが書いてあったような気がします。
従って、又、落ちたかと思いながら通知書を開けると、今までは「残念ながら不合格です」と書かれてあるところが、「合格したことを証明する」と書いてあるので合格したことを理解しました。嬉しかったです。
今回の試験も今までと同じように取りこぼしと失敗が多く到底受かるとは思っていませんでした。
それどころか過去問の練習と免除期限の切れる学科専門の勉強を始めていました。
第25回試験から、途中いろいろな事情で受けられないこともありましたが、通算7回目、実技試験6回目でやっと合格しました。
学科は受かるのですが、実技試験は失敗の連続でした。
実技試験に関しては過去問を繰り返し練習しました。当然天気図の見方など基礎の学習もしました。
しかし不合格が続きました。そしてたどり着いたのが「藤田塾」です。
塾では過去問を解いて答え合わせをするだけでは駄目で問題と解答を分析することが大切であることを教わりました。
これで考え方が変わり、ひたすら過去問を繰り返し解き、答え合わせをするやり方を変え、1問ずつじっくり分析し、問題の意図している内容、
そしてその問題に対する解答が何故この答えなのかをじっくり考えるようにしました。
そうしますと、この問題の要求していることで、何故この答えになるのだろうと疑問が生じ、混乱することも沢山ありました。
今まで何の疑問も生じないでサラッと答えられたことが、答えられないこともありました。
記憶に頼り問題をよく読まずに解答していたのだと思います。

そして、この勉強法に基づいて約半年間勉強したことで合格することができました。
自信のない合格でしたが、このように積み上げた力が最終的に得点upにつながったのではないかと思います。
このような勉強法を指導して頂いた藤田先生には感謝しております。本当にありがとうございました。
これから更に勉強を深め気象予報ができるように頑張っていきたいと思います。




 ■J.Mさんの合格体験記
(27歳・第34回気象予報士試験合格)


【勉強期間、時間】
勉強期間・・4年。
受験回数・・7回。
勉強時間・・平日は1日平均2時間、休日は4~5時間ほど。

人前で話をすることが好きだった私は「気象キャスターになりたい!」と思い、2006年4月、気象予報士の試験を受けることを決意した。
藤田真司先生の気象予報士塾(以下、「藤田塾」と記します)に入る2006年10月までは自分で買った本を読んで勉強してみる。
しかし、ほとんど理解できなかった。
焦らず、藤田塾で着実に「合格」を目指そうと決めた。


【合格までの道のりに「3つの山」】

《1》基礎知識の塗りなおし

学科試験になかなか合格できなかった。
学生時代、私は理科が好きだったワケでもなく、国語が得意だったワケでもない。
だから、理系でもない、文系でもない私にとって、まず、細かい字で、かつ分厚い本を読むこと、
『気圧とは?』など、基礎知識の理解をすることにものすごく時間がかかった。
もちろん、藤田塾では、気象の「き」の字から教えてもらえた。

2007年8月に初めての予報士試験を受ける。
2009年1月、4回目の試験でも学科試験を受けている。
過去問は全部、相当な数を解いている。
勉強時間も積んできている。

一般は合格しても、専門知識がダメ、専門が合格するころには一般の免除が切れる。
1点足りず・・という実技の採点をしてもらえない状態が続いて悔しい思いを沢山した。

それは、結果的に実力不足だった。
常に学科の勉強をしていることが2年ほどあり、「こんなんで本当に合格できるのか?」と思った時だった。

ここからが本当の勉強だった。
最初の最初、「気圧とは?」からもう一度、勉強しなおした。
「一般気象学」をイメージしながら、スラスラ読めるようになるまで何回も読み返した。

分っていないところだけ小さなノートに書き出して、毎日口に出して読んでいた。
振り返ると、学科の基礎知識の勉強に一番時間をかけた。


《2》実技試験の書き方、考え方
書き方や考え方を、一言で言うことは出来ないが、
それぞれの現象の理解と、その現象で注意すべき防災事項を把握すること。

実技試験の独特な文章の書き方は、実際に何度も解いて慣れるしかなかった。
問題に刃向かわず、学科知識を理解してきたんだ!と、自信もって書くことが大切だった。
学科知識をイメージして、立体的理解していることが、実技試験で理解に役立った。


《3》試験会場での発揮
緊張のあまり寝れないことも。
しかし、前日は勉強より、リラックスしたり寝たり、体調を整えることが肝心。
当日、開場であわてないように、持って行く資料は最小限。頭の中は満タンで。

試験が始まって、今回の現象は何か、サラッと図を見て、どんなことに注意しないといけないか頭で考えてから解く。
実技の図に時間、問題に沿って要素の線を引いていく。
問題は順番に、読み飛ばすことはNG。問題文にマーカーを引いて正確に解いていった。

ここに書くのは簡単だが、これをするのが大変だった。

今、振り返ると、この3つの山をじっくりと登ってきたのかなと思う。


【勉強時間の捻出方法】
『やるときやる』方式。

《机で》
平日の夜は・・20時(19時)~22時と、時間を決めて2時間~3時間。
土日は・・午前中9~11時。午後は13時~15時、16時~19時など、集中力がもつ程度にしていた。

《電車で》
これはかなり重要な時間。
ボーっとしているともったいない時間。
携帯は触らず、ほとんどの時間は本を開けて読んでいた。
実技の解説文をよんだり、暗記モノを書いたメモを繰り返しめくったり。


【最も効果があった勉強法】
・箇条書きのミニノート

(学科)
・藤田塾のレジュメと授業のノート
・「一般気象学」
・過去問
・藤田塾でつかった参考書
・気象庁のHP

(実技)
・藤田塾のレジュメ
・「合格の法則」実技編
・過去問
・気象庁のHP

少ない量の本で良い。
持っている教科書、参考書をすべて読み返す→箇条書きに纏める。
手のひらサイズで収まるノートに1行ずつ書く。

各単元ごとに(一般…地球について~気象法規まで、専門…地上気象観測~、実技・・各現象ごと)
気が遠くなる勉強方法だが、これを1からすることが一番の近道だったように思う。

何年か試験を受けていると、試験の傾向が分る。
新しい情報などは、気象庁のホームページに記載されている。
今後出題されそうな現象や、新しい情報など、気象用語が『気象等の知識』のページにたくさん記載されている。

ミニノートをずっと持ち歩き、何度も読む。
試験の数日前に、頭に入っていない箇所をA4の紙2枚位にまとめて、試験会場にはそれだけ持って行く。


【挫折しそうになったとき】
6回も不合格通知をもらうと、「なぜ気象予報士の資格が必要なのか」、辞めて、趣味で気象を楽しむ方がいいんじゃないか、と考えたこともあった。
勉強していて、途中からは「キャスターになりたい」より、「お天気のことを一生考えていたい」と思うように。

そして、自ら1歩を踏み出したからには、やり切らないとダメだと思った。
ここで諦めたら、次、何しても同じように諦めてしまうのではないかと思った。
この資格は、いつでも誰でも受けることが出来る。
理系でも文系でもどっちでもない私でも受ける(合格する)チャンスがあるんだと思っていた。
この勉強を通して考えると、理系の人にも文系の人にも得手・不得手がある平等な試験だと思った。


【藤田塾の活用】
勉強方法の相談ができた。
最初、通学メインだった。その後、通信に切り替えたり、休んでいる期間もあったり、 都合に合わせられるところが良かった。
ココはもう一度授業で聞きたい!と思ったところは、ピンポイントで再受講することが出来た。
分らないところは、すぐにメールで対応していたけた。かなり親切に教えてもらえた。

私がハチャメチャな質問しても、一つずつ解決してくれた結果、理解できるようにまで導いてくださった。
先生のレジュメは、過去問+周辺知識をほぼ網羅していて最高の参考書だった。


【気象キャスター・天気をお仕事にされたい方へ】
私は今、気象会社で天気の解説者としてお仕事をさせていただいてます。
気象予報士試験に合格する少し前からさせていただいてます。
まだまだ分らないことだらけですが、毎日、天気図に触れて、実際の空を見て、一喜一憂しています。
その間に、ラジオで天気を解説し、お伝えする仕事もしています。
お天気の解説者として、または予測する人間として、日々の天気や空の色、肌で感じる空気を感じる感覚を大切にしています。
中学生の頃、ノートの端に「夏の空は高いな。」と書いたことを思い出します。
そんなことも、実際に勉強してみると理由が分ったり、間違えて思い込んでいたりすることに気づきます。

予報士試験を受けようとされている方々は、気象に興味があってお勉強されていると思います。
予報士試験の結果だけを求めず、勉強(理解)していってほしいなと思います。
肌で感じたこと、天気と気温、風でも何でもいいと思います。
きょうの天気で感じたこと、興味ある花や景色、歳時記などとともに楽しみながら勉強していただきたいです。
天気の勉強は、ゆっくり、マイペースでいいと思います。





 ■C.Mさんの合格体験記
(女性・34歳・事務職・第34回気象予報士試験合格)


【はじめに】
ちょうど5年前の8月から勉強を始めて、今回10回目の挑戦でようやく合格しました。
模範解答を見て「今回も危ない」と思っていただけに、合格がわかった時は本当に嬉しかったです。
この合格体験記では勉強を始めてからの5年間について、どんな風に勉強してきたかを中心に記していきたいと思います。


【勉強を始めたきっかけ】
2005年の春頃、何か資格を取って転職できたらなぁと思い、ある専門学校でパンフレットを物色していたところ、気象予報士の講座が目にとまりました。
天気予報(のコーナー)が好きで以前から興味があったので話を聞き、理科系が苦手な人でも合格できるカリキュラムだということだったので、頑張って勉強してみようと思ったのがきっかけです。


【合格までの道のり】
第25回試験から第34回試験まで計10回受験しました。合否は以下のとおりです。

  一般 専門 実技
A H17年第2回 第25回 × × ×
H18年第1回 第26回 × ×
H18年第2回 第27回 ×
H19年第1回 第28回 ×
H19年第2回 第29回 × ×
H20年第1回 第30回 ×
B H20年第2回 第31回 ×
H21年第1回 第32回 ×
H21年第2回 第33回 ×
C H22年第1回 第34回
※表は、A→某専門学校に在籍 B→独学 C→藤田塾  となっています。

最終合格するまでに様々な勉強方法を試しました。順を追ってあげてみます。

<A-①>
2005年8月から約10ヶ月間、一般知識、専門知識、実技試験の講座を受講。
第25回試験の時は一般知識までしか終了しておらず、お試しで受験。
 ・週1回約3時間の講義とその復習
 ・仕事帰りに1~2時間喫茶店で問題を解く、または教科書を通読
 ・学科試験対策として過去問徹底攻略という本を購入して問題を解く
 ・解説や専門学校のプリントを抜粋して文庫サイズのノートに書き写す
  疑問が浮かんだらなるべくその場で確認して知識を定着。
この頃は仕事、気象の勉強に加えて趣味で吹奏楽をやっていたのでその練習にも行き、3足のわらじ状態。


<A-②>
この頃体調を崩したため趣味活動は休止。専門学校で実技試験の直前対策講座を受講。
第30回試験の時には全科目受験しなければならなくなり、学科試験についても直前対策講座を受講し基礎をおさらい。
 ・よく使う気象用語等について、辞書のようにあいうえお順に並べた用語集を作成
 ・実技試験は講座のオリジナル問題を解く
 ・実技試験の過去問に本格的に取り組む(第30回試験受験時)

★過去問の取り組み方(実技)その1
 ・東京堂出版の「模範解答と解説」(第25回~29回)をコピーして解答
 ・解答は添削してもらう
 ・点数が悪かった問題はもう一度解く(添削なし)
 ・時間を計って解いていたが、時間内に解けず点数も良くなかった。


<B>
 あとは実技の過去問をひたすら解くしかないと思い、独学で取り組む。
★過去問の取り組み方(実技)その2
 ・土曜日の午前中に実技1、午後から実技2を時間を計って解く
 ・夜に1の解答・解説を、日曜日の午前中に2の解答・解説を読み、分からないところを復習
 ・第23回~第31回の問題を計2回ずつくらい解く
 ・気象庁のHPにある「気象用語」を写し、ノートを作成
 
…第32回試験に落ちた時点で学科免除の有効期限が切れたため、勉強を続けるかどうかとても迷いました。
知人に相談した時に藤田先生の塾を教えていただき、もう一度チャレンジしてみようと決心。
ただ、この時には第33回試験に向けた実技対策講座が開講済みであり、
また、一度に完全合格は難しいと思いましたのでとりあえず独学での学科試験合格を目指しました。

★過去問の取り組み方(学科)
 ・東京堂出版の過去問を解き、間違えた問題の解説をノートに丸写し
 ・他の参考書を参照し、ポイントを書き足す
 ・苦手問題をまとめたノートを一般知識用、専門知識用の2冊作成
 ・間違えた問題を繰り返し解く


<C>
 3月、第33回試験の結果を確認し、藤田塾に入塾。
 ・週末に疲れを残さないよう平日は勉強しない
 ・開講から約2週間は日曜日の講座を受講後、その日のうちに復習
 ・わからない所は教科書等を見て確認。それでもわからなければ先生に質問(メールや授業後)

★過去問の取り組み方(実技)その3
 ・3月終わりからは講座の進み具合をみて、次回講義で取り上げられる予定の過去問を解く
 ・合間に講義で取り上げられない回を、過去問集(東京堂出版)をコピーして実際の試験同様図に書き込みをしながら解く
 ・一題ずつ、じっくりと時間をかけて考えながら解く
 ・その解答に至った過程をよく考え、解説とを照らしあわせて考え方や理解の仕方に間違いがないかを確かめる
 ・先生への添削依頼用にエクセルファイルを作成して、メールを送信。
 ・エクセルには①自分の解答②質問事項 を記載
 ・②では、文章での解答は正答の範囲内かどうか判断が難しいため、「どのように考えてこのような解答になったのか」を書き、
  「考え方自体が間違っていないか」を質問
 ・作図問題はデジカメで撮影したものを添付、解答例との相違点を中心に質問
 ・精選問題集プラス第20回~第33回までの計29題解く
 ・質問数の多寡は問題によってばらつきはあるが、ほぼ全ての問題について添削を依頼
  一通り解き終わったのが7月の終わり。残り少ない日数で何を優先して過去問演習すべきかを相談。
  理想はできるだけたくさんの回数をこなすことだが、比較的最近の問題で、質を優先するようにとのアドバイス。
 ・添削済みエクセルファイルを見直し、苦手な問題を16題ピックアップし解答
 ・理解できていないと思った問題9題については更にもう一回ずつ解答
 ・試験1週間前は休暇を取り、毎日図書館で10時~18時頃まで2題ずつ問題を解く
  時間を計って75分で解く練習をしてみるが、私の場合効果なし。
  時間がない、と思うと過去に解いたときの解答文そのものを思い出そうとしてしまい、返って間違いが多くなった。
  ちなみに、今回の試験ではこれまでの試験と違ってそれぞれ5分弱ではあったが見直す時間ができたので、
  時間内で解く練習に重点をおく必要はないと感じた。


<試験当日>
今回の試験では、緊張のあまり前日は眠りが浅く昼食ものどを通らないほどだったが、満腹になるとよくないそうなので丁度よかった。
また、経験上、試験直前に教科書や問題集を開いてもあまり頭に入ってこないのは分かっていたので、笑えるエッセイを持って行き昼休みに読んでいた。そのおかげかリラックスして試験に臨めた。
試験はこれまでで一番手応えはあったが、後日模範解答を見た後「もしかしたらまたダメかもしれない」と思いつつ10月8日の発表を待った。
 

【実技試験に合格するには】
学科試験は5択ですのである程度時間をかけて勉強すれば点数がとれるようになります。
しかし、実技試験はその時の思いつきやひらめきなど、断片的な知識だけでは太刀打ちできない試験で、私はそれに気づくのが遅かったため合格するまで長い時間がかかりました。
実際、不合格だった試験では試験問題のテーマを掴み損ねたために時間がかかって見直しができず、後で全体を通してみると解答内容が矛盾していることも多々ありました。
実技試験は過去問を沢山、かつ丁寧に、一問一問確実に理解しながら解いていくことが合格のカギです。
私は理解があやふやなところは必ず教科書などを読み返し、それでもスッキリしなければ先生に質問をしました。
また、自分がわからないところを確実に伝えられる文章を書こうと色んな参考書や問題集などを参照しながら添削依頼のファイルを作成していましたが、この作業だけでもずいぶん理解が進みました。
勉強期間が長いわりに初歩的なことがわかっていなかったりすると質問しにくいものですが、先生からは全ての質問に対して丁寧な回答をいただきました。この環境があったからこそ合格できたと思っています。


【おすすめ書籍】
専門学校や塾で購入した教科書や問題集以外で役に立ったものをご紹介します。
 ・真壁京子の気象予報士試験数式攻略ノート
  (数式の意味についてイラスト入りで細かく解説してあり、文系で数式嫌いという方にオススメです)
 ・百万人の天気教室
  (一般の読者向けに書かれたものですが、一般知識試験対策にも○)
 ・ニュートン2009年7月号 
  (ニュートン力学をわかりやすく解説した号で、物理学の基本的な公式の理解に役立ちました)
 ・よくわかる気象・天気図の読み方・楽しみ方
  (カラーの写真や図が沢山載っていて、教科書の内容をイメージするのに役立ちました)


【さいごに】
合格するまでの期間は人それぞれで、私のように何度も不合格になると「向いてないし諦めよう」と考えがちですが、気象の勉強が楽しいと思っている方なら必ず合格できます。決して諦めずに頑張ってください。





 ■N.Hさんの合格体験記
(OL・第34回気象予報士試験合格)


1、一日(一週間)でどれくらいの勉強をしたのか?
平日は一日30分~約2時間、休日は7時間程度です。一週間に3~4日は勉強しました。全く勉強しなかった月もあります。
ある業者の通信講座で一年勉強してから藤田塾に入り、半年で学科試験二科目に合格し、その次回の試験で実技試験に合格しました。


2、勉強の時間をどうやって捻出したのか?
会社帰りに喫茶店に立ち寄り、二時間ほど勉強してから帰宅していました。休日には図書館の自習室を利用していました。
当時は平日の会社の仕事と副業の司会、ナレーションの仕事、トレーニングや原稿の作成など、たくさんのことを並行していたので、なかなか時間がとれませんでした。
自宅に帰るとつい怠け心が出て手がつかなかったので、30分でも時間があると喫茶店に寄りました。
少しの時間でも毎日積み重ねると、結果的には大きな時間になると思います。
会社出勤時はいつも問題集と参考書で鞄が重く、今ではいい思い出です。


3、最も効果があった勉強法は何か?
三つあります。
一つ目は、考えても納得がいかない問題は、納得がいくまで藤田先生に質問することです。決して放置しない。
後から思うと基本中の基本である恥ずかしい内容でも、藤田先生に聞いていた気がします。
(先生はかなり大変ですが・・・申し訳ございません)
二つ目は、「過去問題を7~8年分を最低3回解く」要領です。
自分の得点がかなり低かった問題については、理解をした後次の日~三日以内にまた解く。
そして一週間後にも同じ問題を解くと、そう簡単に理解を忘れないと思います。
よく、7年分をひと通り一度ずつ勉強してから二度目を回る勉強方法をしている方がいましたが、私の場合だとすぐに内容を忘れ、最初からまた理解しなければいけないという効率の悪さと時間のロスが出てしまいました。
最後に三つ目は、解答に対して納得がいくまで、授業で頂くプリントと「速習テキスト」をその都度読み、確認することです。
苦手だったエマグラムについては数えきれないくらい読みました。
私にとっては授業のプリントが一番わかりやすく理解できました。
また、私は学科試験において計算問題がかなり苦手だったのですが、特別講義「大気の力学」「大気の熱力学」で克服しました。このDVDは繰り返し何度も見ました。


4、挫折しそうになった時に、どうやって立ち直ることができたのか?
もし途中で挫折してしまうと、今まで勉強した内容と時間、授業料までもが無駄になると思ったので諦めたくなかったです。
家族には「アンタはアホだし、早く諦めたら?」と何度も言われましたが(笑)、それで本当に落ちたら格好悪いし、言われる悔しさで諦める訳にもいかなかったので・・・試験に挑戦することを公言するのはいいかもしれません。
自分を追い込んで勉強させる起爆剤になりました。


5、藤田真司の気象予報士塾をどのように活用したのか?
藤田塾に出会っていなければ、合格は絶対になかったと思います。
私はある通信講座から勉強を初めましたが、テキストを全てこなして試験に臨んでも、合格点までほど遠かったです。
他講座を経験したからこそ、藤田塾での勉強が合格への最短距離だと自信を持って言えます。
そして何より、藤田先生の誠実なお人柄と熱意に、いつも安心してついていけました。


6、最後に。
色んなアドバイスがありますが、自分に合った勉強方法を早く見つけて進めるのが1番だと思います。
よく合格者からのアドバイスでノートにまとめるとありますが、私はおおざっぱな性格のせいでそのような丁寧なことができませんでした。
ノートにまとめる時間があればその分次の問題を解きたいと思うからです。
三回間違えた問題については付箋や印をつけておいて、試験前一週間に全て見直しました。
「気象」を「予報」する「士」なので、実技問題を解く時は、実際に自分が民間の人々に気象を解説・予報をする仮定でイメージしながら、問題を解き進めると楽しかったです。
想像上で自分自身が気象庁となって予測する、という設定もいいかもしれません。
時間がなかった私が合格できたので、皆さまも決して諦めず、頑張ってほしいと思います!!!
ありがとうございました。

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